2023年10月12日
黒部ダム工事の道を歩く 下ノ廊下(日電歩道)
10月06日(金)~10月08日(日)
黒部ダムを造る調査のため作られた道、それが日電歩道・別名「下ノ廊下」と呼ばれる道です。黒部川の崖を削って、かろうじて人が通れる道を作ったのですが、積雪期・残雪期は通ることが出来ず、9月下旬から11月上旬の間の状況が良いわずかな期間だけ整備され通行できるようになります。今年は猛暑のお陰で開通が早く、今ならいけるぞっていうことで、慌てて山友ふじぶんさんに連絡、二人で下ノ廊下を歩いてきました。
歩道といっても山のグレーティング「E」ランクという最高難度の道、はたしてどうなったでしょうか。
10月06日(金)
いつものように、21時にふじぶんさんにわが家にお迎えに来ていただいて出発。草加ICから外環・関越・上信越道経由で麻績ICで降り、午前1時に扇沢駅の県営無料駐車場に到着しました。
一杯飲んだらおやすみなさい。
10月06日(金)
朝は5時に目覚ましで起床。朝にはもう駐車場は満車になっていました。危なかった。

今回のザックは初おろしのトレイルバム ステディです。ウルトラライト系のザックはモンベルのバーサライト40を使っていたんですが、何しろ素材が薄くて脆い。1回山行するたびにどこか切れていて修理だらけになっちゃって限界だったんですよ。このザックはウルトラライトですが丈夫らしいんですよね。期待しましょう。

トレイルバムってあまり聞かないメーカーですが、こだわりのガレージブランドのようです。先日の南岳のテン場で会ったお兄さんのオススメで買っちゃいました。岩壁にこすってもキズにもならず、背負い心地も良くて気に入りました。


クリック
さあ、行きましょう。徒歩5分ほどで扇沢の駅に。ここからバスに乗って黒部ダムまで行きます。
後ろに見える立山は雪で白くなっていますね。

扇沢駅には、窓口でチケットを購入する人たちの行列ができていました。

ボクはWEBきっぷを事前に購入しておいたので、並ぶこともなくスマホをかざすだけであっさり発券できました。行かれる方はWEBきっぷの事前購入をお勧めします。

30分ほど並びましたが、無事6時30分発の朝一の臨時便に乗車できました。

乗車時間は15分ほどで黒部ダムに到着。下ノ廊下方面に行く人は進行方向に向かって歩くように案内されます。
観光客や多くの登山者とは別な方に歩いていくと、こんな出口がありました。本来は業務用?とても駅の出口には見えませんね。

駅を出たらダムの下部まで急な坂を下ります。
今回はピストンなので帰りはこの急坂を登って戻らなくちゃいけないんですよね。今から先が思いやられます。

ダムの下部まで下りたら黒部川を渡ります。水量がすごいので落ちないかドキドキでした。

上流には巨大な黒部ダムが見えましたよ。この時期観光放水を行っているんですよね。本日も多めに放出されています(笑)

さあ、いよいよ下ノ廊下がスタートです。道は黒部川沿いの深い渓谷の崖を削って付けられています。

登山者は1列になって細い道を歩きます。基本、追い越しができるような道ではないので前に遅い人がいると集団で歩くことになります。これがけっこうストレス。

川の上流から下流に向かって歩くので、下り基調のはずなんですが、高巻きの連続なのでアップダウンの繰り返し。下っているという実感はほとんどありません。そして地味に疲れる。

絶景の中を歩きます。それにしても深い渓谷ですね。

だんだん川からの距離が離れていきます。この高さ、落ちたら命はないですね。まさに「黒部に怪我なし」です

いよいよ核心部の始まりましたよ。岩盤をくり貫いた歩道が始まりました。核心部って一部だと思っていたんですが、実はほぼ全部が核心部。こんなのが何時間も続くのでした。

危険な場所には壁に番線が張ってあるので、とにかく離さないように握りしめて進みます。

どこまでも続く歩道。終わりが見えません。

足場が悪いところもあるので慎重に。番線をつかむ手も緊張します。何しろ躓いて転んでも終わりですからね。

ここに橋を架けた人、どんな姿勢で公示したんだろう?
何しろ、感謝しかないですね。

とにかく壁や頭上にザックを引っかけないように歩きます。バランス崩したら命とりですからね。

道が崩落している場所がありました。高巻くために梯子を登るようです。

登ったらまた下りなくちゃいけません。高度感があるので緊張します。

一番緊張するのは前方から人が来た時。一方通行ではないので反対からくる人もいるんですよ。

すれ違いがギリギリの場所だと、お互いが体を寄せるようにして番線をつかみながらのすれ違いです。ヤバイ場所では前から人が来ませんようにと祈るばかりです。そしてそんなときに限って来るんですよね。

前方に大きな沢が現れました。

ここは別山沢という沢のようです。沢登りの人達はここを登るようです。すげーなぁ

こういう下ノ廊下を歩いいたブログなんかを見ると、やばいところだけ写真に撮ってあとはたいしたことないんじゃないかと思うでしょうが、大間違いです。本当に延々とこんなのが続くんです。むしろ、本当にヤバイ場所ではカメラを出す余裕なんてないので、本当にヤバイ写真は無いんです。

これは振り返ってみたところ。とにかくこれが何時間も続くんです。

番線は手放せません。

最初のうちは大勢の集団でしたが、いつの間にか人はまばらになりました。

いったい、こんなところにどうやって道を作ったんでしょうか?

ところどころで渡渉ポイントがあります。こういう場所は歩道にも水が降ってきてシャワーを浴びることになるんですが、駆け抜けるわけにもいかないので結構濡れちゃいます。折りたたみ傘を持ってくればよかったな。

下ノ廊下は細い道が続くので、休憩できる場所がほとんど無いんですよ。ごくたまに広くなった場所があるのでそこで休憩します。休憩ポイントは1回逃すと1時間くらい平気で歩き続けることになるので、出発から4時間で初めての休憩となりました。あ~疲れた。

これが十字峡と呼ばれる場所です。川が十字にがクロスしているんですね。

十字峡には吊り橋が架かっていました。吊り橋ってけっこう揺れるんですよね。なんか平衡感覚がおかしくなります。

十字峡を過ぎても延々と岩壁が続きます。こういった木の橋は信用するしかないですね。石橋を叩いて渡る性格の人には向きません(笑)

もう5時間も経ちました。延々とこんなところを歩いています。最初はスゲーとか言って喜んでいたんですがさすがに飽きましたね。早く終わらないかな。

人工の建造物が見えました!すこし景色が変わってホッとします。確か発電所があるんですよね。

発電所向かって激下りが始まりました。

下り終わると大きなつり橋です。本日、初めて川の対岸に渡ります。

対岸には発電所があってしばらく車道歩きになりした。道が太い、落っこちる心配がないって幸せですね。

車道を進むと、仙人谷ダムが見えました。ダムの水は不思議なブルーです。

どうやらダムの上を対岸に渡るようです。

ダムの上はこんな感じ。普通に歩けます。

ダムの上から下流側を覗きます。ダム直下は枯れていましたが左から水が流れ落ちていました。

どうやらこの建物の中を進むようです。

建物の中は硫黄の匂いがして暖房でも入っているような温かさです。後で知ったんですが、高熱隧道の舞台はここだったんですね。トンネルの掘削工事中熱湯が噴き出して難工事だったとか。今でも地熱で温かいようです。

建物の中をひたすら進みます。

トロッコの線路がありました。欅平からここまで業務用のトロッコが走っているんですよね。近く観光用にも解放されるとかいう噂も。

ダムを過ぎるともう一度登山道に。急登を登り返し少し歩いたら今度は激下りが待っていました。

激下りの先には・・・ ついに本日の宿泊地阿蘇原温泉が見えました。長かったなぁ

3連休でテン場の激混みを心配したけど、朝一便に乗れたのでまだまだ余裕がありました。ちゃっちゃとテントを設営。テン場代は1200円、入浴料が800円でした。まあ、最近にしては良心的な価格ですかね。

水場で担いできたチューハイを冷やします。

チューハイを冷やしている間にお風呂に入りましょう。お風呂は1時間おきに男女で分かれています。ちょうど14時から15時が男性の時間でした。20時以降は混浴になるんだとか。

テン場から5分くらい下った場所に露天風呂がありました。脱衣所も何もないワイルドなお風呂です。泉質とかは分かりませんが温度は丁度良い感じ。疲れた体にしみわたるな。気持ちいい~

温まってテントに戻ったらさっそく乾杯!うめ~

夕食は最近のお気に入り、日清の袋麺焼きそばをいただきますよ。

玉子とソーセージを入れてちょっと豪華版です。

宴会中も続々と登山者が到着して、テン場はほぼいっぱいになりました。早めに良い場所が確保できて良かったな。

途中パラパラっと雨が降ってきたので外での宴会は中断。お互いのテント内で会話しながら一杯やりました。

テント内はキャリーザサンの優しい光に癒されます。

山のランタンはこれ一択だと思います。軽くて薄くて荷物にならない。ソーラー充電で適当な明るさなので一晩中灯けていられます。


クリック
朝も早かったので、夜は早めにおやすみなさい

10月08日(日)
朝は3時30分に起床。遅くなると帰りの電気バスが混むらしいので、早めに出発します。
本日はうどんの朝食にしました

茹でたうどんに粉末うどんスープ、生卵を入れて鰹節をふりかけ、釜玉うどんにしていただきます。

帰りはピストンなので前日と同じ道を戻ります。十字峡のつり橋を渡り・・・

今度は右手で番線をつかみながら・・・

相変わらずヤバイ場所を通って・・・ ハラハラドキドキはもうお腹いっぱいなので勘弁してほしいんですけどね。

こういうのって慣れないなぁ 慣れる方が怖いけど。

しかし、本当に誰がどうやってこの橋掛けたんだろう?

番線はこんな感じで張ってあります。まさに命綱。

躓かないように、ザックをぶつけないように常に気を張っていないといけません。

下を流れる川は時々激しい流れになります。このあたりが白竜峡というあたりでしょうか。ゴーゴーとすごい音を立てていますね。とてダウンリバーできるかわじゃありません。

行と帰りでは景色の見え方が違うので意外と新鮮でした。

数少ない休憩できるポイントでランチタイム。帰りはきっちり休憩を取りながら戻りました。

別山沢はロープを使って降ります。

草木が多くなり川が近くなれば終わりも近いですね。もうヤバイ場所は無いでしょう。どうやら生きて還ることができました。

最後はまた黒部川を渡り・・・

急登を登れば駅ですが・・・まさかこれが駅と思わず通り過ぎちゃいました。GPSを見ながらウロウロしてもしやと思って戻ってやっと分かりました。そういえばこんな出口から出たんだっけ。

無事、14時のバスに乗って扇沢まで帰ってきました。

ということで、今回の下ノ廊下終了です。
有名な場所だけに一回行ってみたかったんですよね。まあ、一回行ったのでもうでいいや。
今回のログです。
黒部ダムを造る調査のため作られた道、それが日電歩道・別名「下ノ廊下」と呼ばれる道です。黒部川の崖を削って、かろうじて人が通れる道を作ったのですが、積雪期・残雪期は通ることが出来ず、9月下旬から11月上旬の間の状況が良いわずかな期間だけ整備され通行できるようになります。今年は猛暑のお陰で開通が早く、今ならいけるぞっていうことで、慌てて山友ふじぶんさんに連絡、二人で下ノ廊下を歩いてきました。
歩道といっても山のグレーティング「E」ランクという最高難度の道、はたしてどうなったでしょうか。
10月06日(金)
いつものように、21時にふじぶんさんにわが家にお迎えに来ていただいて出発。草加ICから外環・関越・上信越道経由で麻績ICで降り、午前1時に扇沢駅の県営無料駐車場に到着しました。
一杯飲んだらおやすみなさい。
10月06日(金)
朝は5時に目覚ましで起床。朝にはもう駐車場は満車になっていました。危なかった。
今回のザックは初おろしのトレイルバム ステディです。ウルトラライト系のザックはモンベルのバーサライト40を使っていたんですが、何しろ素材が薄くて脆い。1回山行するたびにどこか切れていて修理だらけになっちゃって限界だったんですよ。このザックはウルトラライトですが丈夫らしいんですよね。期待しましょう。
トレイルバムってあまり聞かないメーカーですが、こだわりのガレージブランドのようです。先日の南岳のテン場で会ったお兄さんのオススメで買っちゃいました。岩壁にこすってもキズにもならず、背負い心地も良くて気に入りました。
クリック
さあ、行きましょう。徒歩5分ほどで扇沢の駅に。ここからバスに乗って黒部ダムまで行きます。
後ろに見える立山は雪で白くなっていますね。
扇沢駅には、窓口でチケットを購入する人たちの行列ができていました。
ボクはWEBきっぷを事前に購入しておいたので、並ぶこともなくスマホをかざすだけであっさり発券できました。行かれる方はWEBきっぷの事前購入をお勧めします。
30分ほど並びましたが、無事6時30分発の朝一の臨時便に乗車できました。
乗車時間は15分ほどで黒部ダムに到着。下ノ廊下方面に行く人は進行方向に向かって歩くように案内されます。
観光客や多くの登山者とは別な方に歩いていくと、こんな出口がありました。本来は業務用?とても駅の出口には見えませんね。
駅を出たらダムの下部まで急な坂を下ります。
今回はピストンなので帰りはこの急坂を登って戻らなくちゃいけないんですよね。今から先が思いやられます。
ダムの下部まで下りたら黒部川を渡ります。水量がすごいので落ちないかドキドキでした。
上流には巨大な黒部ダムが見えましたよ。この時期観光放水を行っているんですよね。本日も多めに放出されています(笑)
さあ、いよいよ下ノ廊下がスタートです。道は黒部川沿いの深い渓谷の崖を削って付けられています。
登山者は1列になって細い道を歩きます。基本、追い越しができるような道ではないので前に遅い人がいると集団で歩くことになります。これがけっこうストレス。
川の上流から下流に向かって歩くので、下り基調のはずなんですが、高巻きの連続なのでアップダウンの繰り返し。下っているという実感はほとんどありません。そして地味に疲れる。
絶景の中を歩きます。それにしても深い渓谷ですね。
だんだん川からの距離が離れていきます。この高さ、落ちたら命はないですね。まさに「黒部に怪我なし」です
いよいよ核心部の始まりましたよ。岩盤をくり貫いた歩道が始まりました。核心部って一部だと思っていたんですが、実はほぼ全部が核心部。こんなのが何時間も続くのでした。
危険な場所には壁に番線が張ってあるので、とにかく離さないように握りしめて進みます。
どこまでも続く歩道。終わりが見えません。
足場が悪いところもあるので慎重に。番線をつかむ手も緊張します。何しろ躓いて転んでも終わりですからね。
ここに橋を架けた人、どんな姿勢で公示したんだろう?
何しろ、感謝しかないですね。
とにかく壁や頭上にザックを引っかけないように歩きます。バランス崩したら命とりですからね。
道が崩落している場所がありました。高巻くために梯子を登るようです。
登ったらまた下りなくちゃいけません。高度感があるので緊張します。
一番緊張するのは前方から人が来た時。一方通行ではないので反対からくる人もいるんですよ。
すれ違いがギリギリの場所だと、お互いが体を寄せるようにして番線をつかみながらのすれ違いです。ヤバイ場所では前から人が来ませんようにと祈るばかりです。そしてそんなときに限って来るんですよね。
前方に大きな沢が現れました。
ここは別山沢という沢のようです。沢登りの人達はここを登るようです。すげーなぁ
こういう下ノ廊下を歩いいたブログなんかを見ると、やばいところだけ写真に撮ってあとはたいしたことないんじゃないかと思うでしょうが、大間違いです。本当に延々とこんなのが続くんです。むしろ、本当にヤバイ場所ではカメラを出す余裕なんてないので、本当にヤバイ写真は無いんです。
これは振り返ってみたところ。とにかくこれが何時間も続くんです。
番線は手放せません。
最初のうちは大勢の集団でしたが、いつの間にか人はまばらになりました。
いったい、こんなところにどうやって道を作ったんでしょうか?
ところどころで渡渉ポイントがあります。こういう場所は歩道にも水が降ってきてシャワーを浴びることになるんですが、駆け抜けるわけにもいかないので結構濡れちゃいます。折りたたみ傘を持ってくればよかったな。
下ノ廊下は細い道が続くので、休憩できる場所がほとんど無いんですよ。ごくたまに広くなった場所があるのでそこで休憩します。休憩ポイントは1回逃すと1時間くらい平気で歩き続けることになるので、出発から4時間で初めての休憩となりました。あ~疲れた。
これが十字峡と呼ばれる場所です。川が十字にがクロスしているんですね。
十字峡には吊り橋が架かっていました。吊り橋ってけっこう揺れるんですよね。なんか平衡感覚がおかしくなります。
十字峡を過ぎても延々と岩壁が続きます。こういった木の橋は信用するしかないですね。石橋を叩いて渡る性格の人には向きません(笑)
もう5時間も経ちました。延々とこんなところを歩いています。最初はスゲーとか言って喜んでいたんですがさすがに飽きましたね。早く終わらないかな。
人工の建造物が見えました!すこし景色が変わってホッとします。確か発電所があるんですよね。
発電所向かって激下りが始まりました。
下り終わると大きなつり橋です。本日、初めて川の対岸に渡ります。
対岸には発電所があってしばらく車道歩きになりした。道が太い、落っこちる心配がないって幸せですね。
車道を進むと、仙人谷ダムが見えました。ダムの水は不思議なブルーです。
どうやらダムの上を対岸に渡るようです。
ダムの上はこんな感じ。普通に歩けます。
ダムの上から下流側を覗きます。ダム直下は枯れていましたが左から水が流れ落ちていました。
どうやらこの建物の中を進むようです。
建物の中は硫黄の匂いがして暖房でも入っているような温かさです。後で知ったんですが、高熱隧道の舞台はここだったんですね。トンネルの掘削工事中熱湯が噴き出して難工事だったとか。今でも地熱で温かいようです。
建物の中をひたすら進みます。
トロッコの線路がありました。欅平からここまで業務用のトロッコが走っているんですよね。近く観光用にも解放されるとかいう噂も。
ダムを過ぎるともう一度登山道に。急登を登り返し少し歩いたら今度は激下りが待っていました。
激下りの先には・・・ ついに本日の宿泊地阿蘇原温泉が見えました。長かったなぁ
3連休でテン場の激混みを心配したけど、朝一便に乗れたのでまだまだ余裕がありました。ちゃっちゃとテントを設営。テン場代は1200円、入浴料が800円でした。まあ、最近にしては良心的な価格ですかね。
水場で担いできたチューハイを冷やします。
チューハイを冷やしている間にお風呂に入りましょう。お風呂は1時間おきに男女で分かれています。ちょうど14時から15時が男性の時間でした。20時以降は混浴になるんだとか。
テン場から5分くらい下った場所に露天風呂がありました。脱衣所も何もないワイルドなお風呂です。泉質とかは分かりませんが温度は丁度良い感じ。疲れた体にしみわたるな。気持ちいい~
温まってテントに戻ったらさっそく乾杯!うめ~
夕食は最近のお気に入り、日清の袋麺焼きそばをいただきますよ。
玉子とソーセージを入れてちょっと豪華版です。
宴会中も続々と登山者が到着して、テン場はほぼいっぱいになりました。早めに良い場所が確保できて良かったな。
途中パラパラっと雨が降ってきたので外での宴会は中断。お互いのテント内で会話しながら一杯やりました。
テント内はキャリーザサンの優しい光に癒されます。
山のランタンはこれ一択だと思います。軽くて薄くて荷物にならない。ソーラー充電で適当な明るさなので一晩中灯けていられます。
クリック
朝も早かったので、夜は早めにおやすみなさい
10月08日(日)
朝は3時30分に起床。遅くなると帰りの電気バスが混むらしいので、早めに出発します。
本日はうどんの朝食にしました
茹でたうどんに粉末うどんスープ、生卵を入れて鰹節をふりかけ、釜玉うどんにしていただきます。
帰りはピストンなので前日と同じ道を戻ります。十字峡のつり橋を渡り・・・
今度は右手で番線をつかみながら・・・
相変わらずヤバイ場所を通って・・・ ハラハラドキドキはもうお腹いっぱいなので勘弁してほしいんですけどね。
こういうのって慣れないなぁ 慣れる方が怖いけど。
しかし、本当に誰がどうやってこの橋掛けたんだろう?
番線はこんな感じで張ってあります。まさに命綱。
躓かないように、ザックをぶつけないように常に気を張っていないといけません。
下を流れる川は時々激しい流れになります。このあたりが白竜峡というあたりでしょうか。ゴーゴーとすごい音を立てていますね。とてダウンリバーできるかわじゃありません。
行と帰りでは景色の見え方が違うので意外と新鮮でした。
数少ない休憩できるポイントでランチタイム。帰りはきっちり休憩を取りながら戻りました。
別山沢はロープを使って降ります。
草木が多くなり川が近くなれば終わりも近いですね。もうヤバイ場所は無いでしょう。どうやら生きて還ることができました。
最後はまた黒部川を渡り・・・
急登を登れば駅ですが・・・まさかこれが駅と思わず通り過ぎちゃいました。GPSを見ながらウロウロしてもしやと思って戻ってやっと分かりました。そういえばこんな出口から出たんだっけ。
無事、14時のバスに乗って扇沢まで帰ってきました。
ということで、今回の下ノ廊下終了です。
有名な場所だけに一回行ってみたかったんですよね。まあ、一回行ったのでもうでいいや。
今回のログです。
Posted by そーしん at 05:51│Comments(4)
│下ノ廊下
この記事へのコメント
うわー、お疲れ様です。
この緊張感が何時間もとは、相当過酷ですね。
これは、前日とかに雨が降っていたら、
滑ってしまいそうで歩きたくないですね。
もう少し高度の低いところに道を作ればと思っちゃいますが、
低いと川の水量で道が埋もれる可能性があるからなんですかねぇ。
この緊張感が何時間もとは、相当過酷ですね。
これは、前日とかに雨が降っていたら、
滑ってしまいそうで歩きたくないですね。
もう少し高度の低いところに道を作ればと思っちゃいますが、
低いと川の水量で道が埋もれる可能性があるからなんですかねぇ。
Posted by なまずの里
at 2023年10月12日 11:16

なまずの里さん
景色は絶景なんですけどね。
1.2時間で十分でしたね。
行き7時間、帰り8時間は長かった・・・
なんであんあ高いところに道を作ったんですかね。
時々川の近くまで下りるんですよ。
適当に掘っていたら段々上がって行っちゃった、
なんてことはないと思いますけどね(笑)
景色は絶景なんですけどね。
1.2時間で十分でしたね。
行き7時間、帰り8時間は長かった・・・
なんであんあ高いところに道を作ったんですかね。
時々川の近くまで下りるんですよ。
適当に掘っていたら段々上がって行っちゃった、
なんてことはないと思いますけどね(笑)
Posted by そーしん
at 2023年10月13日 06:57

そーしんさん
この写真だけでも足がすくむ恐ろしい山行ですね。高所恐怖症気味の私にはとてもじゃないが行けませぬ。
しかしこういったルートが期間限定で整備されて公開されるというのは、日本もなかなかやるなと思って
しまいます。どうも日本はやたらと制限制限と縛っていくような印象があるので。
ところで、Steady、いかがでしたか? Trail Bumはハイカーズデポさんと親和性の高い
メーカーさんで、最小モデルのBig Turtleは私が温泉によったり大荷物を自宅宅配にした時の
行動バッグで使っています。
妙に背負いやすいので、40LクラスのSteadyにも興味があります。
この写真だけでも足がすくむ恐ろしい山行ですね。高所恐怖症気味の私にはとてもじゃないが行けませぬ。
しかしこういったルートが期間限定で整備されて公開されるというのは、日本もなかなかやるなと思って
しまいます。どうも日本はやたらと制限制限と縛っていくような印象があるので。
ところで、Steady、いかがでしたか? Trail Bumはハイカーズデポさんと親和性の高い
メーカーさんで、最小モデルのBig Turtleは私が温泉によったり大荷物を自宅宅配にした時の
行動バッグで使っています。
妙に背負いやすいので、40LクラスのSteadyにも興味があります。
Posted by REI at 2023年10月13日 19:17
REIさん
そうなんですよ。この歩道は関電が整備しているらしいんですが、相当なお金がかかっていると思いますよ。
電力会社とはいえ、民間企業がなぜそこまでするのか・・・ 不思議に思って調べてみたら、ダムを作るときの契約条項に入っていたみたいで・・・ 地元への配慮ってことのようです。
トレイルバムは気に入りましたよ。軽さもいいですが、背負い心地が最高です。ふにゃふにゃなサックなのにそれ感じさせませんね。雨蓋が無いのも気になりませんでした。春~秋のエースザックに決定です。
そうなんですよ。この歩道は関電が整備しているらしいんですが、相当なお金がかかっていると思いますよ。
電力会社とはいえ、民間企業がなぜそこまでするのか・・・ 不思議に思って調べてみたら、ダムを作るときの契約条項に入っていたみたいで・・・ 地元への配慮ってことのようです。
トレイルバムは気に入りましたよ。軽さもいいですが、背負い心地が最高です。ふにゃふにゃなサックなのにそれ感じさせませんね。雨蓋が無いのも気になりませんでした。春~秋のエースザックに決定です。
Posted by そーしん
at 2023年10月16日 17:46
