2022年01月04日
雪の日光白根山に登って河原でキャンプ
12月25日(土)~12月26日(日)
今年はコロナ禍で、幸か不幸か休みが取りやすいんですよね。そこで年末年始は10連休することにしちゃいました。
まず初日は雪の日光白根山へ行くことに。日光白根に行くときは、いつも五色沼避難小屋で泊まるんですが、今回は寒波の襲来で夜中から天気が崩れるという予報。そこで山中泊はあきらめていろは坂を下ったところの河原でキャンプをすることに。
結果予報は的中、でもいろは坂の下は雪がちらつく程度、おかげで2021年良いキャンプ納めができました。
12月25日(土)
今回はコースタイムが短めなので前泊ではなく朝5時30分に自宅を出発。
今年はこの週末までは金精峠が通行止めになっていないんですよね。ということで最短ルートの菅沼登山口を目指します。
オール下道で行きますよ。途中、男体山や女峰山が見えてきてテンションが上がります。

今晩は夜中からかなりの雪が降るという予報です。山中で泊まっている間にいろは坂が通行止めにでもなったら大変、ということでいろは坂の手前で今晩のキャンプ地を探します。良さそうな河原や林道を物色しながら走っていると、見つけましたよ。駐車場・トイレ付きの優良幕営地です。ここを今晩のキャンプ地としましょう。

無事幕営地を見つけて一安心していろは坂を登っていると、道路脇には雪が出始めました。やっぱりこの辺りを境に日本海側の気候になって雪が降りやすくなるんですよね。

戦場ヶ原からは男体山がキレイに見えました。車を降りて写真をパチリ。

金精トンネルを抜けると、突然そこは雪国でした。駐車場には厚く雪が積もっていてとても駐車できる状態じゃありません。がんばって雪かきをして駐車スペースを確保されている方もいましたが、聞いたら2人で30分かかったとのこと。一人じゃ1時間かかっちゃうよ。

ということで、失礼して路上駐車させていただきます。ほとんど走っている車もないので邪魔にはならないでしょう。

今回のザックはこんな感じ。日帰りなのでアイゼン・ピッケル・ワカンを入れても軽々です。

今回もスポルティバ・トランゴテックレザーGTXにモンベルのセミワンタッチ12本爪アイゼンを装着。
この靴と12本爪アイゼンの相性を気にされている方がいらっしゃるようなので、ここで改めてレビューを。トランゴテックレザーは従来のトランゴシリーズよりもさらに軽量化され、ソールも曲がりやすいので非常に歩きやすい登山靴です。最近では登山靴じゃなくてトレランシューズで登山する人が増えていますよね。昔みたいにソールに鉄板を入れなくても足に負担がかからないようねソールが開発されたことが大きいんでしょうね。そんな流れで歩きやすい登山靴が次々に発売されています。
トランゴテックレザーは一応踵にセミワンタッチアイゼン用のコバが付いているのでアイゼンを着けられるみたいだけど大丈夫?外れたりしない?という心配をされている方が多いみたいです。写真は装着して真横から撮った写真です。ソールがもともと歩きやすいように反っているのでフラットなアイゼンを着けたときに、つま先が数ミリアイゼンのソールから浮いています。ただし、セミワンタッチの場合、紐で締め付けるのでグラつくようなことはありません。前回の谷川岳と今回の日光白根山、岩場も含めてけっこうハードなところも歩きましたが、不安になるような場面はありませんでした。個人的には問題ないと思います。参考までに。

まずは樹林の中を歩きます。トレースバッチリで歩きやすいですね。

急登を登り切り、視界が開けたと思ったら弥陀ヶ池に到着しました。ここで初めて日光白根山の山頂がバーン!

完全に凍った弥陀ヶ池の脇を進みます。

急登が始まる前の分岐でひと休憩。パンで腹ごしらえします。

さあ、いよいよここからが核心部。ストックをしまい、ピッケルに持ち替えます。

トレースは少し薄くなったもののバッチリあります。ただ写真ではわかりずらいんですが風が強くなってきましたよ。

樹林帯を抜けると、思った通り立っているのがやっとという強風が吹いていました。冬山の洗礼ってやつですね。

バラクラバにゴーグルで完全武装。

雪の時期にこのルートを登るのは久しぶりですが、なかなかタフなルートですね。途中の鎖場、雪が中途半端でかなり苦戦しました。

急登を登りきると絶景が待っていましたよ!

風も幾分弱くなったようです。遠くの山まで見えますね。いや最高最高!

山頂まではもう少しだ。

さあ、最後の岩をよじ登ったら山頂に到着しました。

自撮りで記念撮影。

山頂標識には温度計が付いていましたが、マイナス9度を指していました。風がすごいので体感温度はもっと低い感じですが。

さあ、下山しましょう。本当なら五色沼の方に降りて周回したいところですが、今日はキャンプ地まで行かないといけないのでピストンで先を急ぎます。

相変わらず風は強いけど眺めはバッチリ。

弥陀ヶ池まで下りて核心部は終了。あとは樹林の中をのんびり下るだけです。

モフモフの樹林をのんびりと下ります。

駐車場近くまで下りてきました。ここはまっ平らですね。この辺でテン泊したいところですが、今晩の雪が怖いのでいろはやっぱり坂の下まで避難します。

車まで戻って来ました。ボクの後の人はみなさん路駐されたようで、ずいぶん増えてますね。

急いでいろは坂の下まで戻って、行きに見つけた幕営地にテントを設営。河原の芝サイト、渓谷沿いなので日当たりはイマイチですが贅沢は言えませんね。なかなか良い場所です。場所も便利だから、またやる機会があるかもな。

さっそく一杯やります。

夕食は最近のお気に入り、スキヤキです。もちろん生玉子でいただきます。

夜は街灯の明かりでランタンいらずの明るさ。

道路脇ではありますが、夜中にいろは坂を走る車があるはずもなく、静かな夜が更けてゆきました。
12月26日(日)
朝までぐっすり熟睡。
朝食は、昨夜の残りのスキヤキにうどんを投入。これもまたウマイ!

いろは坂の下でもうっすら雪が積もっていました。上は大変だったろうな。
さあ、今日もお泊りキャンプだからさっさと帰るとしましょう。

ということで帰りもオール下道で帰りました。
これにて10連休の1.2日目が終了しました・・・いや2日目はここからまた始まるんだった。
山納めもまだだし、年末年始10連休は忙しいぞ。
トランゴテックレザーGTXはワックス加工がオススメです。キズに強くなるし防水効果も上がります。
過去記事はコチラから
オススメのワックスはこれですね。
コロニル レザーワックス
今年はコロナ禍で、幸か不幸か休みが取りやすいんですよね。そこで年末年始は10連休することにしちゃいました。
まず初日は雪の日光白根山へ行くことに。日光白根に行くときは、いつも五色沼避難小屋で泊まるんですが、今回は寒波の襲来で夜中から天気が崩れるという予報。そこで山中泊はあきらめていろは坂を下ったところの河原でキャンプをすることに。
結果予報は的中、でもいろは坂の下は雪がちらつく程度、おかげで2021年良いキャンプ納めができました。
12月25日(土)
今回はコースタイムが短めなので前泊ではなく朝5時30分に自宅を出発。
今年はこの週末までは金精峠が通行止めになっていないんですよね。ということで最短ルートの菅沼登山口を目指します。
オール下道で行きますよ。途中、男体山や女峰山が見えてきてテンションが上がります。
今晩は夜中からかなりの雪が降るという予報です。山中で泊まっている間にいろは坂が通行止めにでもなったら大変、ということでいろは坂の手前で今晩のキャンプ地を探します。良さそうな河原や林道を物色しながら走っていると、見つけましたよ。駐車場・トイレ付きの優良幕営地です。ここを今晩のキャンプ地としましょう。
無事幕営地を見つけて一安心していろは坂を登っていると、道路脇には雪が出始めました。やっぱりこの辺りを境に日本海側の気候になって雪が降りやすくなるんですよね。
戦場ヶ原からは男体山がキレイに見えました。車を降りて写真をパチリ。
金精トンネルを抜けると、突然そこは雪国でした。駐車場には厚く雪が積もっていてとても駐車できる状態じゃありません。がんばって雪かきをして駐車スペースを確保されている方もいましたが、聞いたら2人で30分かかったとのこと。一人じゃ1時間かかっちゃうよ。
ということで、失礼して路上駐車させていただきます。ほとんど走っている車もないので邪魔にはならないでしょう。
今回のザックはこんな感じ。日帰りなのでアイゼン・ピッケル・ワカンを入れても軽々です。
今回もスポルティバ・トランゴテックレザーGTXにモンベルのセミワンタッチ12本爪アイゼンを装着。
この靴と12本爪アイゼンの相性を気にされている方がいらっしゃるようなので、ここで改めてレビューを。トランゴテックレザーは従来のトランゴシリーズよりもさらに軽量化され、ソールも曲がりやすいので非常に歩きやすい登山靴です。最近では登山靴じゃなくてトレランシューズで登山する人が増えていますよね。昔みたいにソールに鉄板を入れなくても足に負担がかからないようねソールが開発されたことが大きいんでしょうね。そんな流れで歩きやすい登山靴が次々に発売されています。
トランゴテックレザーは一応踵にセミワンタッチアイゼン用のコバが付いているのでアイゼンを着けられるみたいだけど大丈夫?外れたりしない?という心配をされている方が多いみたいです。写真は装着して真横から撮った写真です。ソールがもともと歩きやすいように反っているのでフラットなアイゼンを着けたときに、つま先が数ミリアイゼンのソールから浮いています。ただし、セミワンタッチの場合、紐で締め付けるのでグラつくようなことはありません。前回の谷川岳と今回の日光白根山、岩場も含めてけっこうハードなところも歩きましたが、不安になるような場面はありませんでした。個人的には問題ないと思います。参考までに。
まずは樹林の中を歩きます。トレースバッチリで歩きやすいですね。
急登を登り切り、視界が開けたと思ったら弥陀ヶ池に到着しました。ここで初めて日光白根山の山頂がバーン!
完全に凍った弥陀ヶ池の脇を進みます。
急登が始まる前の分岐でひと休憩。パンで腹ごしらえします。
さあ、いよいよここからが核心部。ストックをしまい、ピッケルに持ち替えます。
トレースは少し薄くなったもののバッチリあります。ただ写真ではわかりずらいんですが風が強くなってきましたよ。
樹林帯を抜けると、思った通り立っているのがやっとという強風が吹いていました。冬山の洗礼ってやつですね。
バラクラバにゴーグルで完全武装。
雪の時期にこのルートを登るのは久しぶりですが、なかなかタフなルートですね。途中の鎖場、雪が中途半端でかなり苦戦しました。
急登を登りきると絶景が待っていましたよ!
風も幾分弱くなったようです。遠くの山まで見えますね。いや最高最高!
山頂まではもう少しだ。
さあ、最後の岩をよじ登ったら山頂に到着しました。
自撮りで記念撮影。
山頂標識には温度計が付いていましたが、マイナス9度を指していました。風がすごいので体感温度はもっと低い感じですが。
さあ、下山しましょう。本当なら五色沼の方に降りて周回したいところですが、今日はキャンプ地まで行かないといけないのでピストンで先を急ぎます。
相変わらず風は強いけど眺めはバッチリ。
弥陀ヶ池まで下りて核心部は終了。あとは樹林の中をのんびり下るだけです。
モフモフの樹林をのんびりと下ります。
駐車場近くまで下りてきました。ここはまっ平らですね。この辺でテン泊したいところですが、今晩の雪が怖いのでいろはやっぱり坂の下まで避難します。
車まで戻って来ました。ボクの後の人はみなさん路駐されたようで、ずいぶん増えてますね。
急いでいろは坂の下まで戻って、行きに見つけた幕営地にテントを設営。河原の芝サイト、渓谷沿いなので日当たりはイマイチですが贅沢は言えませんね。なかなか良い場所です。場所も便利だから、またやる機会があるかもな。
さっそく一杯やります。
夕食は最近のお気に入り、スキヤキです。もちろん生玉子でいただきます。
夜は街灯の明かりでランタンいらずの明るさ。
道路脇ではありますが、夜中にいろは坂を走る車があるはずもなく、静かな夜が更けてゆきました。
12月26日(日)
朝までぐっすり熟睡。
朝食は、昨夜の残りのスキヤキにうどんを投入。これもまたウマイ!
いろは坂の下でもうっすら雪が積もっていました。上は大変だったろうな。
さあ、今日もお泊りキャンプだからさっさと帰るとしましょう。
ということで帰りもオール下道で帰りました。
これにて10連休の1.2日目が終了しました・・・いや2日目はここからまた始まるんだった。
山納めもまだだし、年末年始10連休は忙しいぞ。
トランゴテックレザーGTXはワックス加工がオススメです。キズに強くなるし防水効果も上がります。
過去記事はコチラから
オススメのワックスはこれですね。
コロニル レザーワックス
2021年02月24日
今年も雪の日光白根山 五色沼避難小屋泊
2月20日(土)~2月21日(日)
いや~ここのところ毎週末よく晴れますね。
天気が悪ければお出かけも控えるんですが、こう天気が良いとじっとしていられず、つい出撃しちゃうんですよね。
ということで今週もお山に行ってきましたよ。
昨年に続いての、日光白根山に登り山中の避難小屋に泊まるというヤツ。今週もドピーカンで楽しいお山でした。

2月20日(土)
朝5時過ぎに自宅を出発。高速代を節約してオール下道で奥日光へと向かいます。
途中、戦場ヶ原を走っているとちょうど男体山から太陽が顔を出しました。
あまりに美しかったので、路肩に車を止めて写真を撮っちゃいました。

8時過ぎ日光湯元の駐車場に到着。
いつもの休暇村前の駐車場に止めようとしたら、スキーシーズンは有料になるんですね。
ということで、数百メートル戻って無料駐車場に止めました。

今回は、ボクにしては珍しくウルトラライト系で行きますよ。水2.5Lを入れて13.5kgでした。
避難小屋泊でテントがないとはいえ、この前の武尊山より7kgは軽いでからすね。
がんばりました。

まずは日光湯元スキー場のゲレンデ脇を登ります。
まだ営業開始前なので誰もいませんね。普段あまり見かけない静かなスキー場です。

ゲレンデのトップまで登ったら、いよいよ登山道に入ります。
登山道には新しい踏み跡が。
本日、何名か先行している人がいるようです。
良かった~ どうやらラッセルはしなくで済みそうです。
うれしいような残念なような・・・やっぱりうれしい(笑)

ここでアイゼンを装着。ワカンも使わずに済みそうです。

樹林の中急登を登ります。この斜面はとにかくキツイんですよね。
振り返ると、秋に登った金精山でしょうか、なかなか秀麗な姿を見せています。

1時間30分ほどガッツリと登って外山鞍部に到着しました。
ここでとりあえずゴッツイ急登は終了です。

北向きの薄暗い斜面から、明るい尾根歩きになりました。
トレースはバッチリ。ありがたや、ありがたや。

広い気持ちの良い尾根歩き。
振り返ると日光男体山ですね。
良い登山日和です。

しばらく歩くと、ついに日光白根山が姿を現しました。
いつ見てもかっこいい!

奥(日光)白根山の前に前白根山があるんですよね。
まずは前白根の山頂に到着です。
三角点で記念撮影。
ちなみに後ろに伸びている稜線が白根隠山に向かう稜線です。
奥に見えているのが白根隠山。
今度はあっちにチャレンジしようかな。

日光白根山の手前には五色沼。この時期は真っ白ですね。
夏にはエメラルドブルーの沼が見られるんですが。
さあ、いったん前白根を下りましょう。

稜線にできたシュカブラ。
美しい自然の造形です。
風が強い場所にできるんですよね。
本日、天気は良いんですが時折突風が吹き抜けます。

白根隠山方面への稜線を右に折れ、避難小屋方面に下ります。
ここはかなりの積雪ですね。
トレースを使っても膝まで沈みます。
トップの方はずいぶん苦労したんじゃないでしょうか。

本日の宿泊場所、五色沼避難小屋が見えました。

正面に回り込むとこんな感じ。
やっぱり2階の窓から出入りする感じですね。

まだ時間も早いので、ザックを小屋にデポして山頂に向かうことにします。
その前につぶれたコッペパンで簡単にランチタイム。
ちなみにお味はシーチキンマヨ。

今回は小屋から直登するルートでトレースがありました。
最短距離で登ってますね。

振り返ると避難小屋。
冬季限定のルートです。

樹林帯を抜けると風が強い。
正面に見えているのは雪煙です。

真っすぐに直登するトレース。
本来のルートは左に大きく巻くんですが、雪崩の危険を避けるための直登のようです。

いよいよ急斜面になってきました。
先行者さんもピッケル刺しながら慎重に登っています。

こんな斜面を登るんだ・・・失敗したな。
今回、ウルトラライト装備のため、あえてピッケルを持ってこなかったんですよね。
いつものトラバースルートなら、なしでもどうにかなると思って。
とりあえず、スノーバスケットを外して雪に刺さる仕様にしてみます。

ストックのスノーバスケットなしは使えますね。
ピッケルほどの威力はないものの、深く刺せばかなり安心感があります。
登ってきた急登を振り返るとこんな感じ。
おー怖!滑落はヤバイレベルですね。

ついに急登が終わり平らな部分に出ました。
振り返ると日光男体山が美しい。

やっと山頂も見えましたよ。

山頂下の火口池も冬はただの平らです。

山頂手前の神社の奥には新潟の山々でしょうか。
真っ白な山が連なっています。

さ、あと一息。

はい、日光白根山の山頂に到着しました。
お天気は快晴!
先行者さんに写真を撮っていただきました。

山頂からはこの眺め。

ここのところ本当に良く晴れるな。

360度の景色を動画でご覧ください。
さあ、帰りましょうか。
直登ルートってこんな場所に出るんだ。覚えておこう。

下りは滑落しないように慎重に。
なにせストックですからね。

相変わらず時折立っているのもやっとという突風が吹き抜けます。
まあ、ずーっと吹いていなくて助かった。

無事、小屋まで戻ってきました。

小屋に泊まるのはボクを入れてソロの方3名のようです。
一人は地元の青年。もう一人はキャリア30年のお姉さま。
少しお話をお聞きしましたが、こんなところに泊まるだけあって、みなさん強者ぞろいです。
勉強になりました。

今回夕食は米を炊いてレトルトのカレーをいただきますよ。

カレーはウマイと評判の西友のマッサマンカレー。

写真に撮るとあんまりウマそうに見えませんが、なかなかいけましたよ。

いつものように芋焼酎のお湯割りを飲んだらいつの間にか寝ちゃっていました。
2月21日(日)
朝は6時に起床。
他のみなさんも割とゆっくりみたいです。
朝食はウルトラライトなのでまたまたつぶれたコッペパン。
味はピーナッツクリームなので前日とは違いますよ。でもやっぱり味気ないなぁ
コーヒーと一緒にいただきました。

結局スタートは3人一緒になりました。
前日のトレースはほぼ消えていたので、地元の青年にワカンでトップを行ってもらいます。
あざーっす!

振り返ると朝日に輝く白根山。
山頂付近に雪煙が上がっているところを見ると今日も風が強そうです。

さあ、稜線に出ました。
風が強そうだな。

遮るものが無いとやっぱり強風でした。
強者たちは動揺することなく進んでますが。

前白根が見えました。

前白根をガッツリと登り返します。

ここで、トップを交代。
キレイに前日のトレースは消えていますね。

部分的に膝から腿まで埋まります。

尾根上をまっすぐ歩くだけじゃなく、途中で左に折れるんですね。
ルーファイが必要なので、ここでこの山をよく知る青年にトップを交代。
男体山が美しい。

例によって薄暗い急坂を今度は下り・・・

スキー場のゲレンデを歩いて・・・

駐車場に戻って今回の登山終了です。

いや~今回も良い天気だった。
それにしても、いいかげん毎週遊び過ぎだな。
来週あたり、天気崩れてくれてないかなぁ
そういえば、その前に23日も休日だ。
どうしよう。
いや~ここのところ毎週末よく晴れますね。
天気が悪ければお出かけも控えるんですが、こう天気が良いとじっとしていられず、つい出撃しちゃうんですよね。
ということで今週もお山に行ってきましたよ。
昨年に続いての、日光白根山に登り山中の避難小屋に泊まるというヤツ。今週もドピーカンで楽しいお山でした。
2月20日(土)
朝5時過ぎに自宅を出発。高速代を節約してオール下道で奥日光へと向かいます。
途中、戦場ヶ原を走っているとちょうど男体山から太陽が顔を出しました。
あまりに美しかったので、路肩に車を止めて写真を撮っちゃいました。
8時過ぎ日光湯元の駐車場に到着。
いつもの休暇村前の駐車場に止めようとしたら、スキーシーズンは有料になるんですね。
ということで、数百メートル戻って無料駐車場に止めました。
今回は、ボクにしては珍しくウルトラライト系で行きますよ。水2.5Lを入れて13.5kgでした。
避難小屋泊でテントがないとはいえ、この前の武尊山より7kgは軽いでからすね。
がんばりました。
まずは日光湯元スキー場のゲレンデ脇を登ります。
まだ営業開始前なので誰もいませんね。普段あまり見かけない静かなスキー場です。
ゲレンデのトップまで登ったら、いよいよ登山道に入ります。
登山道には新しい踏み跡が。
本日、何名か先行している人がいるようです。
良かった~ どうやらラッセルはしなくで済みそうです。
うれしいような残念なような・・・やっぱりうれしい(笑)
ここでアイゼンを装着。ワカンも使わずに済みそうです。
樹林の中急登を登ります。この斜面はとにかくキツイんですよね。
振り返ると、秋に登った金精山でしょうか、なかなか秀麗な姿を見せています。
1時間30分ほどガッツリと登って外山鞍部に到着しました。
ここでとりあえずゴッツイ急登は終了です。
北向きの薄暗い斜面から、明るい尾根歩きになりました。
トレースはバッチリ。ありがたや、ありがたや。
広い気持ちの良い尾根歩き。
振り返ると日光男体山ですね。
良い登山日和です。
しばらく歩くと、ついに日光白根山が姿を現しました。
いつ見てもかっこいい!
奥(日光)白根山の前に前白根山があるんですよね。
まずは前白根の山頂に到着です。
三角点で記念撮影。
ちなみに後ろに伸びている稜線が白根隠山に向かう稜線です。
奥に見えているのが白根隠山。
今度はあっちにチャレンジしようかな。
日光白根山の手前には五色沼。この時期は真っ白ですね。
夏にはエメラルドブルーの沼が見られるんですが。
さあ、いったん前白根を下りましょう。
稜線にできたシュカブラ。
美しい自然の造形です。
風が強い場所にできるんですよね。
本日、天気は良いんですが時折突風が吹き抜けます。
白根隠山方面への稜線を右に折れ、避難小屋方面に下ります。
ここはかなりの積雪ですね。
トレースを使っても膝まで沈みます。
トップの方はずいぶん苦労したんじゃないでしょうか。
本日の宿泊場所、五色沼避難小屋が見えました。
正面に回り込むとこんな感じ。
やっぱり2階の窓から出入りする感じですね。
まだ時間も早いので、ザックを小屋にデポして山頂に向かうことにします。
その前につぶれたコッペパンで簡単にランチタイム。
ちなみにお味はシーチキンマヨ。
今回は小屋から直登するルートでトレースがありました。
最短距離で登ってますね。
振り返ると避難小屋。
冬季限定のルートです。
樹林帯を抜けると風が強い。
正面に見えているのは雪煙です。
真っすぐに直登するトレース。
本来のルートは左に大きく巻くんですが、雪崩の危険を避けるための直登のようです。
いよいよ急斜面になってきました。
先行者さんもピッケル刺しながら慎重に登っています。
こんな斜面を登るんだ・・・失敗したな。
今回、ウルトラライト装備のため、あえてピッケルを持ってこなかったんですよね。
いつものトラバースルートなら、なしでもどうにかなると思って。
とりあえず、スノーバスケットを外して雪に刺さる仕様にしてみます。
ストックのスノーバスケットなしは使えますね。
ピッケルほどの威力はないものの、深く刺せばかなり安心感があります。
登ってきた急登を振り返るとこんな感じ。
おー怖!滑落はヤバイレベルですね。
ついに急登が終わり平らな部分に出ました。
振り返ると日光男体山が美しい。
やっと山頂も見えましたよ。
山頂下の火口池も冬はただの平らです。
山頂手前の神社の奥には新潟の山々でしょうか。
真っ白な山が連なっています。
さ、あと一息。
はい、日光白根山の山頂に到着しました。
お天気は快晴!
先行者さんに写真を撮っていただきました。
山頂からはこの眺め。
ここのところ本当に良く晴れるな。
360度の景色を動画でご覧ください。
さあ、帰りましょうか。
直登ルートってこんな場所に出るんだ。覚えておこう。
下りは滑落しないように慎重に。
なにせストックですからね。
相変わらず時折立っているのもやっとという突風が吹き抜けます。
まあ、ずーっと吹いていなくて助かった。
無事、小屋まで戻ってきました。
小屋に泊まるのはボクを入れてソロの方3名のようです。
一人は地元の青年。もう一人はキャリア30年のお姉さま。
少しお話をお聞きしましたが、こんなところに泊まるだけあって、みなさん強者ぞろいです。
勉強になりました。
今回夕食は米を炊いてレトルトのカレーをいただきますよ。
カレーはウマイと評判の西友のマッサマンカレー。
写真に撮るとあんまりウマそうに見えませんが、なかなかいけましたよ。
いつものように芋焼酎のお湯割りを飲んだらいつの間にか寝ちゃっていました。
2月21日(日)
朝は6時に起床。
他のみなさんも割とゆっくりみたいです。
朝食はウルトラライトなのでまたまたつぶれたコッペパン。
味はピーナッツクリームなので前日とは違いますよ。でもやっぱり味気ないなぁ
コーヒーと一緒にいただきました。
結局スタートは3人一緒になりました。
前日のトレースはほぼ消えていたので、地元の青年にワカンでトップを行ってもらいます。
あざーっす!
振り返ると朝日に輝く白根山。
山頂付近に雪煙が上がっているところを見ると今日も風が強そうです。
さあ、稜線に出ました。
風が強そうだな。
遮るものが無いとやっぱり強風でした。
強者たちは動揺することなく進んでますが。
前白根が見えました。
前白根をガッツリと登り返します。
ここで、トップを交代。
キレイに前日のトレースは消えていますね。
部分的に膝から腿まで埋まります。
尾根上をまっすぐ歩くだけじゃなく、途中で左に折れるんですね。
ルーファイが必要なので、ここでこの山をよく知る青年にトップを交代。
男体山が美しい。
例によって薄暗い急坂を今度は下り・・・
スキー場のゲレンデを歩いて・・・
駐車場に戻って今回の登山終了です。
いや~今回も良い天気だった。
それにしても、いいかげん毎週遊び過ぎだな。
来週あたり、天気崩れてくれてないかなぁ
そういえば、その前に23日も休日だ。
どうしよう。
2020年10月01日
今年3回目の日光白根山 五色沼避難小屋泊
9月27日(日)~9月28日(月)
今週も、どこか山に登りたいな。
どこにしよう。
近場でお金をかけずに登れる眺めの良い山・・・
やっぱり日光か那須でしょうね。
那須はこの前行ったばかりだからということで、今年3回目になりますが日光白根山に登ってきました。
余裕で日帰りできる山なんですが、あえて山中の避難小屋に1泊。
のんびり2日間を楽しんできました。

9月27日(日)
日曜日はゆったりと7時30分に自宅を出発。
オール下道で金精トンネル入り口の駐車場には10時30分に到着しました。
駐車スペースはそれほど広くないので、満車を心配しましたがまだ余裕がありました。

準備をしたら、さあ行きましょう。
駐車場脇に登山道の入り口があるんですよね。
ここから登るのは2018年以来だから3年ぶり。

いきなりガツっと急登で始まります。
こんなにキツかったかな。
途中崩落があったみたいでルートが変わっていました。
ここも新たな崩落個所。
「一人ずつ覚悟して渡れ!」 承知しました。

上からの落石に気をつけながら、「覚悟」を決めて渡りました(笑)

ひたすらゴツい急登を登り続けて金精峠まで到着しました。
振り返ると日光男体山。
山頂は雲の中ですね。

峠からは巻き道、しばらくを歩くといきなりの急登が始まりました。
ここからが今回のルートの核心部、金精山への登りになります。
ハシゴ、ロープのオンパレード。
おまけに雨まで降ってきてヤバイヤバイ・・・
滑らないように慎重に。

気の抜けない登りが終わると、ようやく金精山の山頂に。
本当なら眺めの良い場所なんですが、あいにく景色は真っ白。
写真だけ撮って先を急ぎます。

国境平の分岐を右に曲がり、しばらく登ると五色山の山頂に出ました。
う~ん、ここも真っ白か。
本当なら日光白根山と五色沼が見える絶景スポットなんですけどね。

次は前白根山に向買います。
一旦下って登り返し。
前白根への稜線がうっすらと見えてきました。

五色山山頂から30分ほどで前白根山山頂に到着。
う~ん、ここも真っ白ですね。
本当ならここも日光白根山の絶景スポットなんですが。

前白根山を下っていると、五色沼が見えた!
上の方はガスっているけど、沼のあたりはクリアなんですね。

それではということで、予定を変更して五色沼まで降りてみます。
この辺りは紅葉も始まっていますね。
晴れたらもっとキレイに見えるんでしょうけど。

途中、この山域で唯一の水場がありましたよ。
水量はチョボチョボですね。
これをすくって飲むしかないのかな。
日光白根、水持参はマストですね。

五色沼まで降りてきました。
やっぱりここはガスってませんね。
今日初めてちゃんとした景色を見たぞ。
ここが本日のハイライト。
明日に期待しましょう。

沼からまた登り返して、本日の宿泊地五色沼避難小屋に到着です。
今回はちゃんと入り口から入れますね。

ちなみに前回3月に来たときはこんな感じでした。
雪の時期は窓からじゃないと入れないんですよね。
そのためにちゃんとハシゴが用意されています。

小屋で濡れたものを干して一息。
本日は修行になっちゃいましたね。

ようやく雨も止んだので、気を取り直して小屋の外でかんぱ~い!
ストロングチューハイをいただきます。

どこかで鹿がピーピー泣いていますね。
どこ?
よく見ると森の中にいましたよ。
向こうもこっちを見てた。

さあ、晩ご飯にしましょうか。
今日は米を炊きますよ。
サンマのかば焼き缶を重しにして温めます。

炊きあがったご飯に缶詰を混ぜ混ぜ。
あまり見栄えは良くありませんが、美味かった。

夜は横になってひとり焼酎をチビリチビリやり・・・ おやすみなさい。
9月28日(月)
朝は5時30分に起床。
あ~よく寝た。
モンベルのシュラフ#5じゃちょっと寒かったな。
これからは#1にしよう。
朝食は餡ドーナッツとコーヒーで簡単に。

準備をしたら、さあ行きますか。
周回予定なので、荷物を全部持って出発です。
今日は昨日とは打って変わって良い天気ですね。
こうでなくっちゃ!

しばらくは樹林の登り。
この森は、こんな天然色だったっけ。
冬は葉も落ちてダケカンバの白黒と雪の白だけのモノクロームの世界でしたからね。
印象が全く違います。

森林限界を越えると一気に景色が広がりましたよ。
遠くには中禅寺湖も見えます。

やっぱり青空は気持ちがいいな。
山頂への急登をトラバース。

おや! 虹だ。
すぐそばのガスに虹が架かっていました。
何もかも昨日とは大違いだ。

さあ、山頂が見えましたよ。
景色が期待できそうですね。

いつものように手前のお社で安全祈願。

最後にちょこっと下って登り返したら・・・

日光白根山、山頂に到着です。
数えたら5回目の山頂でした。

こちらは中禅寺湖方面、やっぱり絶景ですね~

こっちは新潟方面かな。
すきっと晴れて気持ちがいい。

逆光に映える雲の流れもダイナミックでかっこいいな。
今回はこの山で正解!
絶景を堪能しました。

山頂を後にすると、急にまたガスってきちゃった。
山の天気は変わりやすいですね。
良いタイミングで登れたな。
ガスの中をサクっと下って弥陀ヶ池まで降りてきました。
さあ、ここからは五色沼の上の稜線を周回しますよ。

五色山への稜線は緩やかなお散歩道。

振り返ると先ほどまで山頂にいた日光白根山。
また晴れてるね。

お散歩気分で歩いて五色山山頂に到着。
これこれ、この景色ですよ、見たかったのは。
昨日は真っ白でしたからね。
いや~良かった。

さあ、帰りましょうか。
ここからは昨日歩いた道を戻ります。
今日は湯ノ湖もくっきりと見えますね。

正面に見える山は金精峠から反対に登った山ですね。
なかなかかっこいい。
機会があればあっちも一度登ってみたいな。

国境平に分岐を左に曲がり、しばらく歩くと金精山が見えました。
こんな形の山だったんですね。
右側が切れ落ちていてなかなか険しい山です。

金精山山頂に到着しました。

今日は眺めもバッチリです。
無効に見えるのは、日光男体山に太郎山、大真名子、小真名子と女峰山。
ファミリー勢ぞろいですね。
そういえば太郎と大真名子、小真名子は登ってないんだよな。
近いうちにやろう。

金精山の下りはこのルート最大の難所です。
難所は下りの方が怖いですからね。
慎重に。

金精峠まで戻ってきました。
ここでカップラーのランチタイムにします。
カップラーといいつつ、うどんですが。
今回は、マルちゃんのあつあつ牛すきうどん をいただきます。
すき焼きの〆に入れるうどん、好きなんですよね。
あれを期待しちゃいますよ。
どれどれお味は・・・ う~ん、ちょっと粉末スープっぼい味に違和感が。
甘いスープに後入れの牛脂の香りがして悪くないんですけどね。
どうしてもスープに違和感が。
ということで星は・・・ ☆☆☆ 3つです。
アイデアは悪くないんですけどね。

金精峠から反対側に歩いて行く人、結構いるんですよね。
うどん食べている間にも2名ほど歩いて行きました。
根名草山って良い山なんでしょうね。

今日は男体山もくっきり。
天気が良いと印象が全然違います。

急な下りを慎重に下って駐車場に到着。
本日の登山終了です。

さあ帰りましょう。
と国道を走っていると戦場ヶ原の脇を通り・・・
時間も早いし天気も良いからちょっと歩いて行こうかな。

ということで、赤沼の駐車場に車を止めて戦場ヶ原をお散歩。
戦場ヶ原って車から見える草原を歩くのかと思ったら、メインはフラットな森歩きなんですね。
森の中は目に入ってくる景色がすべてが鮮やかな緑、圧倒的な光景です。
写真じゃ伝わらな~ けっこう感動ものなんですよ。

30分ほど歩いて小田代ヶ原に出ました。
ここも原っぱじゃないんだ。
湿原というイメージじゃありませんね。

この辺りはどこまでもフラット。
さっきまで山登りをしてきたので、本当にらくちん。
しかも道も岩ゴロゴロじゃなくて歩きやすいし。
気持ちの良いお散歩道です。

ところどころ木道もあって、1時間30分ほどのお散歩を楽しみました。

赤沼の駐車場に戻ってゴールです。
日光白根山のついでに、戦場ヶ原をおかわりしちゃいました(笑)

帰りもオール下道で自宅まで戻りました。
結局お財布を一度も開かなかったな。
毎週遊ぶんだから、締めるところは締めないとね。
それでも充実、充実の2日間でした。
さあ、来週はどこに行こうかな。
今回のログです。
今週も、どこか山に登りたいな。
どこにしよう。
近場でお金をかけずに登れる眺めの良い山・・・
やっぱり日光か那須でしょうね。
那須はこの前行ったばかりだからということで、今年3回目になりますが日光白根山に登ってきました。
余裕で日帰りできる山なんですが、あえて山中の避難小屋に1泊。
のんびり2日間を楽しんできました。
9月27日(日)
日曜日はゆったりと7時30分に自宅を出発。
オール下道で金精トンネル入り口の駐車場には10時30分に到着しました。
駐車スペースはそれほど広くないので、満車を心配しましたがまだ余裕がありました。
準備をしたら、さあ行きましょう。
駐車場脇に登山道の入り口があるんですよね。
ここから登るのは2018年以来だから3年ぶり。
いきなりガツっと急登で始まります。
こんなにキツかったかな。
途中崩落があったみたいでルートが変わっていました。
ここも新たな崩落個所。
「一人ずつ覚悟して渡れ!」 承知しました。
上からの落石に気をつけながら、「覚悟」を決めて渡りました(笑)
ひたすらゴツい急登を登り続けて金精峠まで到着しました。
振り返ると日光男体山。
山頂は雲の中ですね。
峠からは巻き道、しばらくを歩くといきなりの急登が始まりました。
ここからが今回のルートの核心部、金精山への登りになります。
ハシゴ、ロープのオンパレード。
おまけに雨まで降ってきてヤバイヤバイ・・・
滑らないように慎重に。
気の抜けない登りが終わると、ようやく金精山の山頂に。
本当なら眺めの良い場所なんですが、あいにく景色は真っ白。
写真だけ撮って先を急ぎます。
国境平の分岐を右に曲がり、しばらく登ると五色山の山頂に出ました。
う~ん、ここも真っ白か。
本当なら日光白根山と五色沼が見える絶景スポットなんですけどね。
次は前白根山に向買います。
一旦下って登り返し。
前白根への稜線がうっすらと見えてきました。
五色山山頂から30分ほどで前白根山山頂に到着。
う~ん、ここも真っ白ですね。
本当ならここも日光白根山の絶景スポットなんですが。
前白根山を下っていると、五色沼が見えた!
上の方はガスっているけど、沼のあたりはクリアなんですね。
それではということで、予定を変更して五色沼まで降りてみます。
この辺りは紅葉も始まっていますね。
晴れたらもっとキレイに見えるんでしょうけど。
途中、この山域で唯一の水場がありましたよ。
水量はチョボチョボですね。
これをすくって飲むしかないのかな。
日光白根、水持参はマストですね。
五色沼まで降りてきました。
やっぱりここはガスってませんね。
今日初めてちゃんとした景色を見たぞ。
ここが本日のハイライト。
明日に期待しましょう。
沼からまた登り返して、本日の宿泊地五色沼避難小屋に到着です。
今回はちゃんと入り口から入れますね。
ちなみに前回3月に来たときはこんな感じでした。
雪の時期は窓からじゃないと入れないんですよね。
そのためにちゃんとハシゴが用意されています。
小屋で濡れたものを干して一息。
本日は修行になっちゃいましたね。
ようやく雨も止んだので、気を取り直して小屋の外でかんぱ~い!
ストロングチューハイをいただきます。
どこかで鹿がピーピー泣いていますね。
どこ?
よく見ると森の中にいましたよ。
向こうもこっちを見てた。
さあ、晩ご飯にしましょうか。
今日は米を炊きますよ。
サンマのかば焼き缶を重しにして温めます。
炊きあがったご飯に缶詰を混ぜ混ぜ。
あまり見栄えは良くありませんが、美味かった。
夜は横になってひとり焼酎をチビリチビリやり・・・ おやすみなさい。
9月28日(月)
朝は5時30分に起床。
あ~よく寝た。
モンベルのシュラフ#5じゃちょっと寒かったな。
これからは#1にしよう。
朝食は餡ドーナッツとコーヒーで簡単に。
準備をしたら、さあ行きますか。
周回予定なので、荷物を全部持って出発です。
今日は昨日とは打って変わって良い天気ですね。
こうでなくっちゃ!
しばらくは樹林の登り。
この森は、こんな天然色だったっけ。
冬は葉も落ちてダケカンバの白黒と雪の白だけのモノクロームの世界でしたからね。
印象が全く違います。
森林限界を越えると一気に景色が広がりましたよ。
遠くには中禅寺湖も見えます。
やっぱり青空は気持ちがいいな。
山頂への急登をトラバース。
おや! 虹だ。
すぐそばのガスに虹が架かっていました。
何もかも昨日とは大違いだ。
さあ、山頂が見えましたよ。
景色が期待できそうですね。
いつものように手前のお社で安全祈願。
最後にちょこっと下って登り返したら・・・
日光白根山、山頂に到着です。
数えたら5回目の山頂でした。
こちらは中禅寺湖方面、やっぱり絶景ですね~
こっちは新潟方面かな。
すきっと晴れて気持ちがいい。
逆光に映える雲の流れもダイナミックでかっこいいな。
今回はこの山で正解!
絶景を堪能しました。
山頂を後にすると、急にまたガスってきちゃった。
山の天気は変わりやすいですね。
良いタイミングで登れたな。
ガスの中をサクっと下って弥陀ヶ池まで降りてきました。
さあ、ここからは五色沼の上の稜線を周回しますよ。
五色山への稜線は緩やかなお散歩道。
振り返ると先ほどまで山頂にいた日光白根山。
また晴れてるね。
お散歩気分で歩いて五色山山頂に到着。
これこれ、この景色ですよ、見たかったのは。
昨日は真っ白でしたからね。
いや~良かった。
さあ、帰りましょうか。
ここからは昨日歩いた道を戻ります。
今日は湯ノ湖もくっきりと見えますね。
正面に見える山は金精峠から反対に登った山ですね。
なかなかかっこいい。
機会があればあっちも一度登ってみたいな。
国境平に分岐を左に曲がり、しばらく歩くと金精山が見えました。
こんな形の山だったんですね。
右側が切れ落ちていてなかなか険しい山です。
金精山山頂に到着しました。
今日は眺めもバッチリです。
無効に見えるのは、日光男体山に太郎山、大真名子、小真名子と女峰山。
ファミリー勢ぞろいですね。
そういえば太郎と大真名子、小真名子は登ってないんだよな。
近いうちにやろう。
金精山の下りはこのルート最大の難所です。
難所は下りの方が怖いですからね。
慎重に。
金精峠まで戻ってきました。
ここでカップラーのランチタイムにします。
カップラーといいつつ、うどんですが。
今回は、マルちゃんのあつあつ牛すきうどん をいただきます。
すき焼きの〆に入れるうどん、好きなんですよね。
あれを期待しちゃいますよ。
どれどれお味は・・・ う~ん、ちょっと粉末スープっぼい味に違和感が。
甘いスープに後入れの牛脂の香りがして悪くないんですけどね。
どうしてもスープに違和感が。
ということで星は・・・ ☆☆☆ 3つです。
アイデアは悪くないんですけどね。
金精峠から反対側に歩いて行く人、結構いるんですよね。
うどん食べている間にも2名ほど歩いて行きました。
根名草山って良い山なんでしょうね。
今日は男体山もくっきり。
天気が良いと印象が全然違います。
急な下りを慎重に下って駐車場に到着。
本日の登山終了です。
さあ帰りましょう。
と国道を走っていると戦場ヶ原の脇を通り・・・
時間も早いし天気も良いからちょっと歩いて行こうかな。
ということで、赤沼の駐車場に車を止めて戦場ヶ原をお散歩。
戦場ヶ原って車から見える草原を歩くのかと思ったら、メインはフラットな森歩きなんですね。
森の中は目に入ってくる景色がすべてが鮮やかな緑、圧倒的な光景です。
写真じゃ伝わらな~ けっこう感動ものなんですよ。
30分ほど歩いて小田代ヶ原に出ました。
ここも原っぱじゃないんだ。
湿原というイメージじゃありませんね。
この辺りはどこまでもフラット。
さっきまで山登りをしてきたので、本当にらくちん。
しかも道も岩ゴロゴロじゃなくて歩きやすいし。
気持ちの良いお散歩道です。
ところどころ木道もあって、1時間30分ほどのお散歩を楽しみました。
赤沼の駐車場に戻ってゴールです。
日光白根山のついでに、戦場ヶ原をおかわりしちゃいました(笑)
帰りもオール下道で自宅まで戻りました。
結局お財布を一度も開かなかったな。
毎週遊ぶんだから、締めるところは締めないとね。
それでも充実、充実の2日間でした。
さあ、来週はどこに行こうかな。
今回のログです。
2020年03月31日
踏み抜き&ラッセル地獄の日光白根山 五色沼避難小屋泊
3月28日(土)~3月29日(日)
日帰りできる山を、敢えて小屋泊してのんびり雪山を楽しもうという計画で、日光白根山に行ってきました。
今回もご一緒したのは、異能☆さん&あーちゃんのコンビ。
先日の武尊山テン泊みたいに、スキー場のロープウェイを使って楽々登山・・・ のはずだったんですけどね。
結果はなぜかいつもの通りのハードな山行に。
ドMなお山でしたが、その分満足感たっぷりのお山でした。

3月28日(土)
いつものように東武動物公園駅で待ち合わせ。
7時に出発して10時に丸沼高原スキー場に到着しました。
リフト乗り場の前の駐車場は1日1000円ですが、徒歩5分の第3駐車場なら無料、ということでボクらは当然無料の第3駐車場に停めました。
ここまで道路にまったく雪はありませんでしたが、明日は雪予報なので、今回はあーちゃんにジムニーを出してもらいました。

受付で登山届を出し、往復のロープウェイ代3000円をお支払い。
明日リフト券を返却した時に1000円バックしてもらう仕組みだそうです。
準備をしたら、スノボの若者たちに交じってロープウェイ待ちの行列に並びます。
いつもんながら、大きな荷物を背負ったおっさんは違和感たっぷりです。

ロープウェイからは、先日3人でテン泊した武尊山が見えました。

ロープウェイであっという間に標高2000mまで高度を稼ぎましたよ。
さすがに上は雪がたっぷりですね。
アイゼンを着けたら、鳥居をくぐって登山のスタートです。

スタートしてすぐ、二荒山神社のお社が。
中禅寺湖畔の二荒山神社と同じ神様を祀っているんだそうです。
小さな鳥居だなと思ったら雪で埋まっているんですね。
あーちゃんがやっとくぐれる高さでした。

登山道は、基本的に谷沿いのなだらか斜面を登っていきます。
3月とあって、雪も柔らかくなっており時々踏み抜きくので注意が必要です。
まあ、どんなに注意したって踏み抜くときは踏み抜くんですが。

踏み跡をたどって直登すると、白根山の直下に出ました。
本来なら山頂がバーンと見えるんでしょうけど、残念ながら山頂は雲の中。

夏道だったらジグザグ登るんでしょうが、雪の時期はどこも一緒で関係ありません。
直登します。

ガスってきましたね。
雲の中に突入したようです。

山頂が近付くと、雪が無く岩が露出し始めました。
普通は標高が上がるほど雪が深くなるものですが、活火山だけあってこの辺りは地熱が高いんでしょうかね。

毎度の二荒山神社のお社到着です。
山頂までは、ここからちょこっと降りて登り返すだけ。
どっちみち戻ってくるのでここでザックをデポして行きます。

はい、山頂の看板が見えましたよ。
ここに来るのは1月以来なので約2か月ぶり。

景色もありませんが一応記念撮影。

2か月前に来た時は、真っ白から見る間に雲が途切れて眺望が広がり、ブロッケン現象まで見れたんですけどね。
今回はそんな奇跡が起きることは無くやっぱり真っ白。

ちなみに2か月前はこんな景色が広がっていたんですよ。
写真の構図がほとんど一緒ってのがスゴイ。

さあ、それでは小屋に向かいましょうか。
本日避難小屋方面から登って来た人はいないようですね。
期待した踏み跡はありません。
まあ、前回も方向感覚だけで降りたので問題はありませんが。
ここまでは問題は無い・・・はずだったんですけどね。
歩き始めると、いきなりの踏み抜き地獄に。
積雪は1m以上あるんですが、気温が上がって雪が緩んでいるので人が歩くと地面が突然無くなってストンと落ちます。
3歩進んでは踏み抜き、5歩進んでは踏み抜き。
その度這い上がるのにもがくことになります。
酷いときは踏ん張った反対の足もストン。
こりゃたまらん。

う~ん、あーちゃん苦戦してるな。
踏み抜くとなかなか抜け出られないようです。
まあ、ボクらでも脱出にもがき苦しむから女性の脚力だとキツイんですよね。

まあ、とにかく下るしかありません。
その後も踏み抜き連発しながら根性で下り、どうにか樹林に入ってほっと一息。
樹林の中は踏み抜きも脛くらいです。

やっと、避難小屋が見えました。
助かった~

小屋に入ろうと思ったら、ありゃ、入口は雪でふさがっちゃっていますね。
窓から出入りするしかなさそうです。

窓、開くよね。
開かないと大変なことになっちゃいますからね。
恐る恐るスライドしてみると・・・ 開いた!
あー良かった。

小屋の内部はこんな感じ。
お世辞にもキレイとは言い難い小屋ですが、ボクにとっては屋根と壁があれば十分。
ちなみに、山友のふじぶんさんは、この小屋はムリって言ってました(笑)

小屋についてひと心地。
それじゃあさっそく乾杯しますか。
ちょうどその時雨が屋根をたたく音が。
セーフ。
もうちょっと遅かったら雨にやられるところだった。

前回は気が付かなかったんですが、ちょっとしたテーブルとイスが隅っこの方にありましたよ。
イスがソロテーブルにぴったりだったんで、使わせていただくことにしました。
ソロテーブル3つを土間に並べて、家族ゲーム状態で宴会です。

夕食はですが、ボクは最近のお気に入りスキヤキ。
山で食べるスキヤキはバカウマなんですよ。

あーちゃんはお肉を焼き焼き。
お山でお肉、旨いですもんね。

異能☆さんは今回、準備の時間が無くて米とサンマ缶。
ご飯を炊いて、サンマの缶詰をまぜまぜするんだそうです。
それも旨そうだな。

夜、外に出ると雨は雪に変わっていました。
雪はあんまり降ってほしくないけど、どんどん冷えて雪が締まってくれれば踏み抜かずに済むよな。
明日はグンと冷えることを祈りながら、20時前にはシュラフに潜り込んでおやすみなさい。
3月29日(日)
5時30分に目が覚めました。
息を吐いて気温を確かめます。
期待ほど白くない感じ・・・気温は0度くらいまでしか下がらなかったみたいですね。
不安が残ります。
まあ、心配していてもしょうがないので、昨夜のスキヤキの残りにウドンを投入して朝食に。

準備をしたら、覚悟を決めてさあ行きますか。
昨夜からの雪はまだ降り続いていますね。
だいたい30cmくらい積もったでしょうか。
樹林を抜けたら、いよいよ地雷原に突入です。

雪質は、昨日より少しマシになってますが、やっぱり踏み抜きますね。
新たに降った30cmの積雪プラス踏み抜きで膝までのラッセルをしながらの登りです。

とにかく登り返さなきゃ帰れませんからね。
スマホでルートファインディングしながら、ヒーヒー言いながらも一歩一歩登っていきます。
足の筋肉はとっくに悲鳴を上げていますが、気持ちだけで足を動かし続けます。

かなり登ってきましたよ。
コースタイムの倍以上時間がかかりましたが、GPSによればもうそろそろ夏道と合流するはず。
夏道と合流できればラッセルは終了するはずです。
目を凝らすと・・・ 見えた!
あの看板が夏道との合流点です。
もう少し!

看板までのトラバース。
ビクトリーロードです。
いやぁどうなることかと思ったけど、何とかやり遂げました。

ザックを下ろして大休憩。
いやぁ達成感ありますね。
これで少なくとも帰れないとかって事態は避けることができました。

ここからは、昨日は雪もなく夏道が見えていたんですけどね。
30cmの積雪で地面は真っ白。
ルートファインディングしながら火口までたどり着きました。
火口の池も真っ白ですね。

さあ、いよいよ下山の開始です。
昨日登った急登を今度は下ります。
意外と高度感あるな。

事故の大半は下りで起きると言いますからね。
慎重に下りましょう。

急登の下りが終われば斜面のトラバース。
時々踏み抜くのと、30cmのビミョーなラッセルが疲れ切った足に効きます。

乳酸が溜まった足を引きずりながら、どうにか七色平に到着。
スノーシューハイクーハイクのコースの看板がありました。
ここまで来ればロープウェイの乗り場まであと一息です。

二荒山神社の鳥居名も絵を通過し・・・
ついにゴールです。
疲れた~

ロープウェイで下山して、駐車場まで戻って来ました。
ジムニーちゃんの上にも雪がたっぷり(笑)

帰りは、あーちゃんおススメのナナイロ食堂で遅めのランチ。

鶏のトマトソース煮をいただきました。
お腹ペコペコだったので、300gのライスを頼んだらボリュームあり過ぎ。
お腹が苦しい(笑)

ということで、今週のお山は終了。
今回はユルユルのつもりが、いつも通りのハードなお山になっちゃいました。
その分、やたら充実した感じですが。
まあ、楽しかったから良しとしましょう。
今回のログです。
日帰りできる山を、敢えて小屋泊してのんびり雪山を楽しもうという計画で、日光白根山に行ってきました。
今回もご一緒したのは、異能☆さん&あーちゃんのコンビ。
先日の武尊山テン泊みたいに、スキー場のロープウェイを使って楽々登山・・・ のはずだったんですけどね。
結果はなぜかいつもの通りのハードな山行に。
ドMなお山でしたが、その分満足感たっぷりのお山でした。
3月28日(土)
いつものように東武動物公園駅で待ち合わせ。
7時に出発して10時に丸沼高原スキー場に到着しました。
リフト乗り場の前の駐車場は1日1000円ですが、徒歩5分の第3駐車場なら無料、ということでボクらは当然無料の第3駐車場に停めました。
ここまで道路にまったく雪はありませんでしたが、明日は雪予報なので、今回はあーちゃんにジムニーを出してもらいました。
受付で登山届を出し、往復のロープウェイ代3000円をお支払い。
明日リフト券を返却した時に1000円バックしてもらう仕組みだそうです。
準備をしたら、スノボの若者たちに交じってロープウェイ待ちの行列に並びます。
いつもんながら、大きな荷物を背負ったおっさんは違和感たっぷりです。
ロープウェイからは、先日3人でテン泊した武尊山が見えました。
ロープウェイであっという間に標高2000mまで高度を稼ぎましたよ。
さすがに上は雪がたっぷりですね。
アイゼンを着けたら、鳥居をくぐって登山のスタートです。

スタートしてすぐ、二荒山神社のお社が。
中禅寺湖畔の二荒山神社と同じ神様を祀っているんだそうです。
小さな鳥居だなと思ったら雪で埋まっているんですね。
あーちゃんがやっとくぐれる高さでした。
登山道は、基本的に谷沿いのなだらか斜面を登っていきます。
3月とあって、雪も柔らかくなっており時々踏み抜きくので注意が必要です。
まあ、どんなに注意したって踏み抜くときは踏み抜くんですが。
踏み跡をたどって直登すると、白根山の直下に出ました。
本来なら山頂がバーンと見えるんでしょうけど、残念ながら山頂は雲の中。
夏道だったらジグザグ登るんでしょうが、雪の時期はどこも一緒で関係ありません。
直登します。
ガスってきましたね。
雲の中に突入したようです。
山頂が近付くと、雪が無く岩が露出し始めました。
普通は標高が上がるほど雪が深くなるものですが、活火山だけあってこの辺りは地熱が高いんでしょうかね。
毎度の二荒山神社のお社到着です。
山頂までは、ここからちょこっと降りて登り返すだけ。
どっちみち戻ってくるのでここでザックをデポして行きます。
はい、山頂の看板が見えましたよ。
ここに来るのは1月以来なので約2か月ぶり。
景色もありませんが一応記念撮影。
2か月前に来た時は、真っ白から見る間に雲が途切れて眺望が広がり、ブロッケン現象まで見れたんですけどね。
今回はそんな奇跡が起きることは無くやっぱり真っ白。
ちなみに2か月前はこんな景色が広がっていたんですよ。
写真の構図がほとんど一緒ってのがスゴイ。
さあ、それでは小屋に向かいましょうか。
本日避難小屋方面から登って来た人はいないようですね。
期待した踏み跡はありません。
まあ、前回も方向感覚だけで降りたので問題はありませんが。
ここまでは問題は無い・・・はずだったんですけどね。
歩き始めると、いきなりの踏み抜き地獄に。
積雪は1m以上あるんですが、気温が上がって雪が緩んでいるので人が歩くと地面が突然無くなってストンと落ちます。
3歩進んでは踏み抜き、5歩進んでは踏み抜き。
その度這い上がるのにもがくことになります。
酷いときは踏ん張った反対の足もストン。
こりゃたまらん。
う~ん、あーちゃん苦戦してるな。
踏み抜くとなかなか抜け出られないようです。
まあ、ボクらでも脱出にもがき苦しむから女性の脚力だとキツイんですよね。
まあ、とにかく下るしかありません。
その後も踏み抜き連発しながら根性で下り、どうにか樹林に入ってほっと一息。
樹林の中は踏み抜きも脛くらいです。
やっと、避難小屋が見えました。
助かった~
小屋に入ろうと思ったら、ありゃ、入口は雪でふさがっちゃっていますね。
窓から出入りするしかなさそうです。
窓、開くよね。
開かないと大変なことになっちゃいますからね。
恐る恐るスライドしてみると・・・ 開いた!
あー良かった。
小屋の内部はこんな感じ。
お世辞にもキレイとは言い難い小屋ですが、ボクにとっては屋根と壁があれば十分。
ちなみに、山友のふじぶんさんは、この小屋はムリって言ってました(笑)
小屋についてひと心地。
それじゃあさっそく乾杯しますか。
ちょうどその時雨が屋根をたたく音が。
セーフ。
もうちょっと遅かったら雨にやられるところだった。
前回は気が付かなかったんですが、ちょっとしたテーブルとイスが隅っこの方にありましたよ。
イスがソロテーブルにぴったりだったんで、使わせていただくことにしました。
ソロテーブル3つを土間に並べて、家族ゲーム状態で宴会です。
夕食はですが、ボクは最近のお気に入りスキヤキ。
山で食べるスキヤキはバカウマなんですよ。
あーちゃんはお肉を焼き焼き。
お山でお肉、旨いですもんね。

異能☆さんは今回、準備の時間が無くて米とサンマ缶。
ご飯を炊いて、サンマの缶詰をまぜまぜするんだそうです。
それも旨そうだな。

夜、外に出ると雨は雪に変わっていました。
雪はあんまり降ってほしくないけど、どんどん冷えて雪が締まってくれれば踏み抜かずに済むよな。
明日はグンと冷えることを祈りながら、20時前にはシュラフに潜り込んでおやすみなさい。
3月29日(日)
5時30分に目が覚めました。
息を吐いて気温を確かめます。
期待ほど白くない感じ・・・気温は0度くらいまでしか下がらなかったみたいですね。
不安が残ります。
まあ、心配していてもしょうがないので、昨夜のスキヤキの残りにウドンを投入して朝食に。
準備をしたら、覚悟を決めてさあ行きますか。
昨夜からの雪はまだ降り続いていますね。
だいたい30cmくらい積もったでしょうか。
樹林を抜けたら、いよいよ地雷原に突入です。
雪質は、昨日より少しマシになってますが、やっぱり踏み抜きますね。
新たに降った30cmの積雪プラス踏み抜きで膝までのラッセルをしながらの登りです。
とにかく登り返さなきゃ帰れませんからね。
スマホでルートファインディングしながら、ヒーヒー言いながらも一歩一歩登っていきます。
足の筋肉はとっくに悲鳴を上げていますが、気持ちだけで足を動かし続けます。
かなり登ってきましたよ。
コースタイムの倍以上時間がかかりましたが、GPSによればもうそろそろ夏道と合流するはず。
夏道と合流できればラッセルは終了するはずです。
目を凝らすと・・・ 見えた!
あの看板が夏道との合流点です。
もう少し!
看板までのトラバース。
ビクトリーロードです。
いやぁどうなることかと思ったけど、何とかやり遂げました。
ザックを下ろして大休憩。
いやぁ達成感ありますね。
これで少なくとも帰れないとかって事態は避けることができました。

ここからは、昨日は雪もなく夏道が見えていたんですけどね。
30cmの積雪で地面は真っ白。
ルートファインディングしながら火口までたどり着きました。
火口の池も真っ白ですね。

さあ、いよいよ下山の開始です。
昨日登った急登を今度は下ります。
意外と高度感あるな。
事故の大半は下りで起きると言いますからね。
慎重に下りましょう。
急登の下りが終われば斜面のトラバース。
時々踏み抜くのと、30cmのビミョーなラッセルが疲れ切った足に効きます。

乳酸が溜まった足を引きずりながら、どうにか七色平に到着。
スノーシューハイクーハイクのコースの看板がありました。
ここまで来ればロープウェイの乗り場まであと一息です。
二荒山神社の鳥居名も絵を通過し・・・
ついにゴールです。
疲れた~
ロープウェイで下山して、駐車場まで戻って来ました。
ジムニーちゃんの上にも雪がたっぷり(笑)
帰りは、あーちゃんおススメのナナイロ食堂で遅めのランチ。
鶏のトマトソース煮をいただきました。
お腹ペコペコだったので、300gのライスを頼んだらボリュームあり過ぎ。
お腹が苦しい(笑)
ということで、今週のお山は終了。
今回はユルユルのつもりが、いつも通りのハードなお山になっちゃいました。
その分、やたら充実した感じですが。
まあ、楽しかったから良しとしましょう。
今回のログです。
2020年01月22日
日光東武フリーパスで日光白根山(五色沼避難小屋泊)
1月18日(土)~1月19日(日)
わが家の車、スタッドレス履いていないんですよね。
どこかに電車やバスで手軽に行ける雪山は無いかなぁ・・・
調べてみると、いい山がありましたよ!
日光白根山
わが家からなら東武線・東武バスで行けるんですよね。
しかも、まるごと日光東武フリーパス」というのを使うと往復4010円で行けるらしい。
ということで、週末は、東武電車とバスを乗り継いで、日光白根山に登ってきました。
泊りは避難小屋泊でもちろん無料。
とってもお得な山旅でした。
1月18日(土)
土曜日は曇り予報・・・ということでこの日の山頂アタックはあきらめ、途中の避難小屋までで終了なので、ちょっと遅めの電車でGO!
6時32分新越谷発の東武線に乗って、南栗橋で乗り換えて、東武日光駅には8時16分に到着。
途中、居眠りしてたのであっという間に日光に到着。

8時45分発のバスに乗り換えます。
この時期ですからね、てっきりガラガラかと思いきやバスは満席。
立ちの人までいました。
外人さんが多かったかな。
台湾の人とかは雪を見たことが無いのでわざわざ雪を見に来るんだとか。
確実に座るためには、すぐ近くなので始発のJR日光駅まで歩いたほうが良さそうです。

10時10分に終点の湯元温泉駐車場に到着。
待合室があったので、ゆっくりと座りながら準備ができました。
準備ができたら、さあ行きましょうか。
日光湯元スキー場から出発です。
当たり前といえば当たり前ですが、ボク以外に登山者はいない感じですね。

スキーヤーの邪魔にならないようにゲレンデの端っこを歩いて・・・ゲレンデ最上部の脇からいよいよ登山道に。
いや~なかなかゴッツイ急坂ですね。
しかも延々と続く・・・
踏み跡はあるので、歩きにくいわけじゃないですけど、これはキツイ。
1時間半たっぷりと登りました。

やっと稜線部に到着。
いや~疲れた。
今回のザック、軽く20kg越えですからね。
これは効いた。

本日最初の大休憩。
さあ、ランチにしましょう。
冬場はやっぱり袋麺がいいですね。アッチアッチで食べれますから。
お味は最近お気に入りの、ラ王柚子しお味。
あっさりだけど上品な香りがたまりません。

稜線に出ると少しはなだらかになるんですが、雪は相変わらず。

場所によっては、踏み跡をたどっていても踏み抜きます。

ちょっとしたピークを登りきると、突然視界が開け・・・
出た~!!
目指す日光白根山の勇姿です。
曇っていたので、真っ白けを心配していましたが、雄大な姿を見せてくれました。

いったん下って、登り返すと前白根山の山頂が。
ここからも白根山が良く見えます。

日光白根をバックに自撮りで記念撮影。

いったん下って稜線歩き。
ここで、本日初めて人とすれ違いました。
お二人の男性、山頂からの帰りとの事なので様子を聞くと、山頂は樹林帯を抜けるとラッセルになるとの事。
今日ラッセルしていただいたということは、明日は踏み跡残っていそうですね。
安心安心。
明日は踏み跡使わせてもらいますとお礼を言って別れました。

稜線の分岐を右に下ると見えてきましたよ。
五色沼避難小屋です。

本日は、こちらに泊まらせていただきます。
もちろん無料(笑)
雪が多くなると左側の窓から出入りするんですが、やっぱり今年は雪が少ないんですね。
普通に入り口から入れます。

小屋の隣にはテントが2張り。
大きめのエスパース?でしょうか。
共同装備っぽいので、どこかの大学の登山部でしょうかね。

恐る恐る小屋の中を覗くと・・・
良かった、誰もいません。
先週は10数人泊まって一杯だったみたいなんで、心配していたんですよね。
念のためテントも持ってきちゃいましたが、出番は無さそうです。
小屋はまあ、ボロッちいですが贅沢は言えませんね。
ちなみに、わが相棒のふじぶんさんは以前、中を見た瞬間「ここには絶対泊まれない」って言ってました。
キレイとか汚いに対する感性って人それぞれですね。

ボクは全然気にならないんで、マットとシュラフを広げたら早速一杯やります。

おっと、水場もありませんからね。
持ってきた
プラティパスの2.5Lじゃ心もとないので水を作っておきます。

今日も、USBランタンのGOAL ZERO を持ってきましたよ。
小さくて軽くて明るい!
最強のランタンです。
これ一つで小屋中明るい感じでした。

晩ご飯は、いつものキムチ鍋・・・じゃ飽きちゃったんで、今回はカレー鍋です。
前回の江戸川で初めてやったんですが、なかなかいけますね。
麺つゆで下味を付けてカレールーで仕上げるんですが、ルー2個だと多すぎだな。
今回も普通のカレー並みにドロドロになっちゃいました。
まあ、うまいからいいんだけど。

仕上げはうどんをぶち込んでカレーうどん。
これも鉄板で美味し。

さすがにスマホの電波は通じず、食べ終わったらすることもないのでチビチビを焼酎を飲みながらいつの間にか夢の中へ。
1月19日(日)
朝は5時30分に起床。
あ~よく寝た。
隣のテントの学生さん、若者だから夜中騒ぐのかと思ったらもの凄い静か。
かなり体育会系の登山部なのかな。
カレー鍋の残りにご飯と生玉子をぶち込んで雑炊の朝食。
雑炊というよりも、ほぼカレー。
まあカレーだから美味いんだけど、ちょっと飽きちゃったかな。
準備をしたら、さあ行きますか。
ヘッデンを点けて樹林を登ります。

樹林の中までは踏み跡もあったんですが・・・森林限界を超えたとたんに踏み跡なし。
昨日会った方々がつけてくれたはずなんですが・・・風で吹き飛ばされたんですね。
写真ではわからないんですが、かなり強い風が吹いています。
顔が冷たい。

太陽が昇ってきましたよ。
辺りが明るくなってきました。

う~ん、目印も何もないので、どっちに登っていいかわかりません。
単純に直登すればいいわけじゃないはずだし。
スマホで時々チェックしながら方向を間違えないように登ります。
ソロだと頼れるのは自分だけ。
道が分からないことが、地味に心を削ります。

男体山の脇に太陽が昇りました。
雲海が美しい。
けど、新雪ラッセル&踏み抜き脱出に苦戦して心はブルー。
敗退の2文字が心に浮かびます。
今戻れば30分後にはぬくぬくのシュラフの中なんだよな。

弱気の自分を振り切って進むと、ついに正規ルートの看板にたどり着きました。
これで一安心です。
一気に心も晴れました。
後は山頂まで勝手知ったる道。
心ウキウキお散歩気分。

あと少しで山頂。

はい、日光白根山山頂に到着です。
看板前で自撮りの記念撮影。

辺りはこの絶景。
朝日を浴びる山々は、朝一で登った人だけが見ることのできる景色です。
当然山頂はボクひとりの貸し切り。

いや~今までの疲れが一気に吹っ飛びました。

こちら方面に見えるのはまさか・・・

ブロッケン現象じゃないですか!
人選2度目のブロッケン。
まさか、こんな山頂でブロッケン現象を見れるとはすごい褒美です。
これだから山はやめられませんね。
さっきまで、引き返そうか迷っていたけど、引き返さなくて本当に良かった。

下りは不思議と風もおさまり、お気楽な天気に。
さっきまでのはいったい何だったんだろう。

トラバースし終わったところで、隣のテントの一団が登ってきました。
しめた!
これで踏み跡をたどれば避難小屋に帰り着けますね。
ラッキー!

この方たち、目印の竹の棒に赤リボンを刺しながら歩いているし。
この後についてったら楽だったのにな。

まあ、良い経験になりました。

小屋に戻ったら、シュラフやマットをたたみ撤収します。
今回のザックはこんな感じ。
結局、ピッケルとワカンは使いませんでした。

天気がいいと、樹林も輝きます。
帰りは来た道を戻るだけ気持ちの良いお散歩に。

男体山に中禅寺湖までくっきりと見えます。

振り返ると日光白根山。
さっきまであの山頂にいたんだよな。

前白根山に登り返すと、五色沼も見えました。
雪で覆われて、白一色ですが。

正面には女峰山や太郎山。
いつかあっちも登ろう。

途中から踏み跡を外れて、天狗平を通る夏道を歩いてみました。
こっちの道、歩かれていない理由が分かりました。
けっこう吹き溜まるんですね。
ラッセルで余計な体力を使うことに。
失敗失敗

帰りも例の延々と続く急坂を今度は下り・・・
疲れた。
スキー場まで降りたところでアイゼンを脱ぎます。
結局最初から最後まで12本爪だけで行ってきたことに。
まあ、樹林から上はワカンが正解だったかもしれません。

スキー場をトコトコと下り・・・

11時20分のバスで東武日光駅へ。

今回使ったのがこれ。
まるごと日光東武フリーパス。
最寄駅から4010円で湯元温泉のバス停まで往復できます。
なんと1940円もお得。

東武線、電車の本数が無いんですね。
1時間近く間があったので近所のスーパーリオンドールのイートインコーナーでランチタイム。
チューハイも逝っちゃいます。

帰りの電車でも一杯。
これも電車旅のいいところ。
良い山旅でした。

ということで、今回の電車で行く日光白根山終了。
充実の2日間でしたねぇ
またやろう。
今回のログです。
わが家の車、スタッドレス履いていないんですよね。
どこかに電車やバスで手軽に行ける雪山は無いかなぁ・・・
調べてみると、いい山がありましたよ!
日光白根山
わが家からなら東武線・東武バスで行けるんですよね。
しかも、まるごと日光東武フリーパス」というのを使うと往復4010円で行けるらしい。
ということで、週末は、東武電車とバスを乗り継いで、日光白根山に登ってきました。
泊りは避難小屋泊でもちろん無料。
とってもお得な山旅でした。
1月18日(土)
土曜日は曇り予報・・・ということでこの日の山頂アタックはあきらめ、途中の避難小屋までで終了なので、ちょっと遅めの電車でGO!
6時32分新越谷発の東武線に乗って、南栗橋で乗り換えて、東武日光駅には8時16分に到着。
途中、居眠りしてたのであっという間に日光に到着。
8時45分発のバスに乗り換えます。
この時期ですからね、てっきりガラガラかと思いきやバスは満席。
立ちの人までいました。
外人さんが多かったかな。
台湾の人とかは雪を見たことが無いのでわざわざ雪を見に来るんだとか。
確実に座るためには、すぐ近くなので始発のJR日光駅まで歩いたほうが良さそうです。
10時10分に終点の湯元温泉駐車場に到着。
待合室があったので、ゆっくりと座りながら準備ができました。
準備ができたら、さあ行きましょうか。
日光湯元スキー場から出発です。
当たり前といえば当たり前ですが、ボク以外に登山者はいない感じですね。
スキーヤーの邪魔にならないようにゲレンデの端っこを歩いて・・・ゲレンデ最上部の脇からいよいよ登山道に。
いや~なかなかゴッツイ急坂ですね。
しかも延々と続く・・・
踏み跡はあるので、歩きにくいわけじゃないですけど、これはキツイ。
1時間半たっぷりと登りました。
やっと稜線部に到着。
いや~疲れた。
今回のザック、軽く20kg越えですからね。
これは効いた。
本日最初の大休憩。
さあ、ランチにしましょう。
冬場はやっぱり袋麺がいいですね。アッチアッチで食べれますから。
お味は最近お気に入りの、ラ王柚子しお味。
あっさりだけど上品な香りがたまりません。
稜線に出ると少しはなだらかになるんですが、雪は相変わらず。
場所によっては、踏み跡をたどっていても踏み抜きます。
ちょっとしたピークを登りきると、突然視界が開け・・・
出た~!!
目指す日光白根山の勇姿です。
曇っていたので、真っ白けを心配していましたが、雄大な姿を見せてくれました。
いったん下って、登り返すと前白根山の山頂が。
ここからも白根山が良く見えます。
日光白根をバックに自撮りで記念撮影。
いったん下って稜線歩き。
ここで、本日初めて人とすれ違いました。
お二人の男性、山頂からの帰りとの事なので様子を聞くと、山頂は樹林帯を抜けるとラッセルになるとの事。
今日ラッセルしていただいたということは、明日は踏み跡残っていそうですね。
安心安心。
明日は踏み跡使わせてもらいますとお礼を言って別れました。
稜線の分岐を右に下ると見えてきましたよ。
五色沼避難小屋です。
本日は、こちらに泊まらせていただきます。
もちろん無料(笑)
雪が多くなると左側の窓から出入りするんですが、やっぱり今年は雪が少ないんですね。
普通に入り口から入れます。
小屋の隣にはテントが2張り。
大きめのエスパース?でしょうか。
共同装備っぽいので、どこかの大学の登山部でしょうかね。
恐る恐る小屋の中を覗くと・・・
良かった、誰もいません。
先週は10数人泊まって一杯だったみたいなんで、心配していたんですよね。
念のためテントも持ってきちゃいましたが、出番は無さそうです。
小屋はまあ、ボロッちいですが贅沢は言えませんね。
ちなみに、わが相棒のふじぶんさんは以前、中を見た瞬間「ここには絶対泊まれない」って言ってました。
キレイとか汚いに対する感性って人それぞれですね。
ボクは全然気にならないんで、マットとシュラフを広げたら早速一杯やります。
おっと、水場もありませんからね。
持ってきた
プラティパスの2.5Lじゃ心もとないので水を作っておきます。
今日も、USBランタンのGOAL ZERO を持ってきましたよ。
小さくて軽くて明るい!
最強のランタンです。
これ一つで小屋中明るい感じでした。
晩ご飯は、いつものキムチ鍋・・・じゃ飽きちゃったんで、今回はカレー鍋です。
前回の江戸川で初めてやったんですが、なかなかいけますね。
麺つゆで下味を付けてカレールーで仕上げるんですが、ルー2個だと多すぎだな。
今回も普通のカレー並みにドロドロになっちゃいました。
まあ、うまいからいいんだけど。
仕上げはうどんをぶち込んでカレーうどん。
これも鉄板で美味し。
さすがにスマホの電波は通じず、食べ終わったらすることもないのでチビチビを焼酎を飲みながらいつの間にか夢の中へ。
1月19日(日)
朝は5時30分に起床。
あ~よく寝た。
隣のテントの学生さん、若者だから夜中騒ぐのかと思ったらもの凄い静か。
かなり体育会系の登山部なのかな。
カレー鍋の残りにご飯と生玉子をぶち込んで雑炊の朝食。
雑炊というよりも、ほぼカレー。
まあカレーだから美味いんだけど、ちょっと飽きちゃったかな。
準備をしたら、さあ行きますか。
ヘッデンを点けて樹林を登ります。
樹林の中までは踏み跡もあったんですが・・・森林限界を超えたとたんに踏み跡なし。
昨日会った方々がつけてくれたはずなんですが・・・風で吹き飛ばされたんですね。
写真ではわからないんですが、かなり強い風が吹いています。
顔が冷たい。
太陽が昇ってきましたよ。
辺りが明るくなってきました。
う~ん、目印も何もないので、どっちに登っていいかわかりません。
単純に直登すればいいわけじゃないはずだし。
スマホで時々チェックしながら方向を間違えないように登ります。
ソロだと頼れるのは自分だけ。
道が分からないことが、地味に心を削ります。
男体山の脇に太陽が昇りました。
雲海が美しい。
けど、新雪ラッセル&踏み抜き脱出に苦戦して心はブルー。
敗退の2文字が心に浮かびます。
今戻れば30分後にはぬくぬくのシュラフの中なんだよな。
弱気の自分を振り切って進むと、ついに正規ルートの看板にたどり着きました。
これで一安心です。
一気に心も晴れました。
後は山頂まで勝手知ったる道。
心ウキウキお散歩気分。
あと少しで山頂。
はい、日光白根山山頂に到着です。
看板前で自撮りの記念撮影。
辺りはこの絶景。
朝日を浴びる山々は、朝一で登った人だけが見ることのできる景色です。
当然山頂はボクひとりの貸し切り。
いや~今までの疲れが一気に吹っ飛びました。
こちら方面に見えるのはまさか・・・
ブロッケン現象じゃないですか!
人選2度目のブロッケン。
まさか、こんな山頂でブロッケン現象を見れるとはすごい褒美です。
これだから山はやめられませんね。
さっきまで、引き返そうか迷っていたけど、引き返さなくて本当に良かった。
下りは不思議と風もおさまり、お気楽な天気に。
さっきまでのはいったい何だったんだろう。
トラバースし終わったところで、隣のテントの一団が登ってきました。
しめた!
これで踏み跡をたどれば避難小屋に帰り着けますね。
ラッキー!
この方たち、目印の竹の棒に赤リボンを刺しながら歩いているし。
この後についてったら楽だったのにな。
まあ、良い経験になりました。
小屋に戻ったら、シュラフやマットをたたみ撤収します。
今回のザックはこんな感じ。
結局、ピッケルとワカンは使いませんでした。
天気がいいと、樹林も輝きます。
帰りは来た道を戻るだけ気持ちの良いお散歩に。
男体山に中禅寺湖までくっきりと見えます。
振り返ると日光白根山。
さっきまであの山頂にいたんだよな。
前白根山に登り返すと、五色沼も見えました。
雪で覆われて、白一色ですが。
正面には女峰山や太郎山。
いつかあっちも登ろう。
途中から踏み跡を外れて、天狗平を通る夏道を歩いてみました。
こっちの道、歩かれていない理由が分かりました。
けっこう吹き溜まるんですね。
ラッセルで余計な体力を使うことに。
失敗失敗
帰りも例の延々と続く急坂を今度は下り・・・
疲れた。
スキー場まで降りたところでアイゼンを脱ぎます。
結局最初から最後まで12本爪だけで行ってきたことに。
まあ、樹林から上はワカンが正解だったかもしれません。
スキー場をトコトコと下り・・・
11時20分のバスで東武日光駅へ。
今回使ったのがこれ。
まるごと日光東武フリーパス。
最寄駅から4010円で湯元温泉のバス停まで往復できます。
なんと1940円もお得。
東武線、電車の本数が無いんですね。
1時間近く間があったので近所のスーパーリオンドールのイートインコーナーでランチタイム。
チューハイも逝っちゃいます。
帰りの電車でも一杯。
これも電車旅のいいところ。
良い山旅でした。
ということで、今回の電車で行く日光白根山終了。
充実の2日間でしたねぇ
またやろう。
今回のログです。