2018年12月20日
快晴の鳳凰三山 鳳凰小屋テント泊
12月14日(金)〜12月16日(日)
この週末は、某社のスキーツアーのバスに乗って白馬八方尾根スキー場に行き、
雪の北アルプス唐松岳をやる予定だったんですよね。
スキースノボやる学生に混じって、おっさん一人でバスの旅。
突飛だけど、我ながらいいアイデアのはずだった。
しかも、珍しく天気予報もバッチリだし、すっごい楽しみにしていたんですよね~
ところが2日前になって、雪不足のためツアー中止だって・・・ ガーン
まさかそんな理由で中止があるとは・・・ トホホ
もう頭の中はアルプスの雪景色が走馬灯のようにグルグルと。
いまさら中止と言われてもなぁ
アルプスモードまんまんで、どうしても雪のアルプス見に行きたいよ~
一人で車で行けて雪の絶景が見られるアルプスって・・・
そうだ!
鳳凰三山なら距離的にも手頃だし、絶景は補償付きだよな。
ということで、急きょソロで南アルプス・雪の鳳凰三山をやってきました。
お天気は・・・ もちろん快晴。
最高のコンディションでお山を楽しめました。

12月14日(金)
金曜日の夜、22時に自宅を出発。
一人ですからね、高速代を節約しなくちゃってことで圏央道の川島ICまで下道で走り、
圏央・中央道経由で行き韮崎ICで降り、1時に御座石鉱泉の市営駐車場に着きました。
ビールを飲んで、寝ようかと外に出ると満点の星空。
キレイだなぁと見上げていると、あれ? 流れ星だ!久しぶり。
珍しいな何て思いながらしばらく見上げていると、また流れ星。
あれ、まただ。
次々に流れ星が落ちるじゃありませんか!
これはどうやら、なんとか流星群というものなんですね。
偶然にもこんな日に満天の星空を見られるなんて、ラッキー!
後から調べたら、この日は「ふたご座流星群」のピークの日でした。
ついてるねぇ。

12月15日(土)
朝は当然氷点下。
車中泊ですが、寒いので頭までシュラフにもぐっていたら、明るくなったのに気が付かず
寝過ごしちゃった!
6時には登山開始するはずだったのに、目が覚めた時点ですでに6時30分。
やべっ!
大慌てで準備をするも、すっかり山の斜面は日が当っていました。
日の出は登山中に見るつもりだったんだけどな。
大慌てで準備して、どうにか7時10分に出発。

御座石鉱泉から歩くのはちょうど2年ぶり。
尾根歩きがメインのルートで、割と早い段階から八ヶ岳なんかが見えて気持ちの良いルート
なんですよね。

歩いていると、途中から植生ががらっと変わって緑の山に。
キレイだなぁ
ここまでは、葉が落ちた裸の広葉樹林で茶色と灰色の世界でしたからね。

気持ち良く歩いていると、至近距離で何か動く黒い物体が。
出た! 熊か!?
距離は10mほどしかありません。
じーっとこっちを見ていて目が合っちゃいました。
う~ん、熊にしてはちょっと足が長いような・・・ でも色は熊みたいに黒いよな。
よくわかりませんが、問題が起きる前にとっととその場を離れました。
あれはカモシカかだったのかなぁ その後しばらく悶々としながら歩くこととなりました。

それにしても今日は天気がいい!
時折遠くまで見渡せるスポットが現れて飽きません。

しばらく急登りが続いて、やっと平らな場所に出ました。
ここが燕頭山の山頂です。
ここでベンチに座って大休憩。

燕頭山から先は比較的緩やかな登りになりました。
奥に見えるのは夏に登った甲斐駒ヶ岳ですね。
やっぱりかっこいいな。

しばらく行くと、雪が出てきましたよ。
雪が全然なかったらどうしようかと思ったけど一安心。
思ったより雪の量も多いですね。
ヤマレコに出ていた先週登った方のレポだと、あんまり雪がなかったみたいでしたから、
今週になってけっこう降ったんですね。

滑り始めたので、チェーンアイゼンを装着。
前回の日光白根山でチェーンが外れた部分は修理して、100均で買ったリングを付けて、
紐で結んでより密着度を上げるようバージョンアップしました。
どうでしょうね。

しばらく歩くと、また雪を被った別の山が見えてきました。
あのちょこんとした出っ張りはもしかして・・・ オベリスクですね。
これから目指す、地蔵岳です。

開けた場所に出ると、今度は富士山。
本日は空気も乾燥していて、遠くの山までくっきりと見渡せる快晴です。

出発から4時間ほどで鳳凰小屋に到着しました。
当初の予定では、ここにテントを張ってからお昼のラーメンを食べてピークハントに出発・・・
のつもしでしたが、寝過ごして時間が無いのでパンを齧って大きなザックだけデポして
地蔵岳に向かいます。

急な坂を登ると、地蔵岳の象徴、オベリスクが見えました。
テンション上がりますね~

さあ、ここからが大変。
更なる急登が続きます。
今回、あんまり雪がなさそうだったんで、チェーンアイゼンしか持ってこなかったんですよね。
この状況だと、明らか12本爪の方が良かったな。
仕方がありません。チェーンアイゼンでずるずる滑りながら登ります。

振り返るとこれまた絶景。
もう笑いが止まりませんね。

はい、地蔵岳の山頂に到着です。

一応、自撮りで記念撮影。
山頂は完全貸切状態です。

さすがに稜線まで出ると風が冷たいですね。
バラクラバを装着。

お地蔵さんも雪を被っていました。

さあ、観音岳に向かいますか。
地蔵岳までは踏み跡がありましたが、積雪後観音岳方面に向かった人はいないようですね。
新雪に踏み出すと、膝まで雪に埋まります。
ラッセルとまではいきませんが地味に体力を奪われるな。

しかも、雪で登山道が埋まってしまっていて、ルートが分かりません。
夏道の記憶とGPSを頼りに道なき道を進みます。

どうにか無事、アカヌケ沢の頭に出ることができました。
ほっと一安心。
ここから見るオベリスクも絶景ですね。

そして、稜線の向こう側には、大好きな北岳がバーン!
間ノ岳に農鳥岳、白峰三山がきれいに見えています。

稜線は雪の量が減って少しは歩きやすくなりましたが、何しろルートがわからない。
動物が歩いた跡があるので、その跡をたどりながら進みます。
動物ってすごいですね。
踏み抜きも無く、かなりの確率で人間にも歩きやすい場所を選んでいます。

振り返ると、地蔵岳とアカヌケ沢の頭。
雪の中、なかなかの難ルートでした。

さあ、観音岳に登りますよ。
この登り返しもけっこうキツイんだよな。

稜線の向こうに今度は富士山。
本当に今日は天気がいいな。
どこまでも見渡せます。

はい、鳳凰三山最高峰観音岳に到着です。
一応、自撮りで記念撮影。

山頂からは絶景が。

さあ、この稜線上を歩いて薬師岳に向かいますよ。
前方に見える突起が薬師岳です。

観音薬師間は、割と道が素直で歩きやすい。
しかも、夜叉神方面から登ってきた人がいたらしく、踏み跡も多数あって安心です。
さあ、あとちょっとで薬師岳山頂。
奥には富士山も見えています。

はい、薬師岳山頂に到着です。
これで3度目の鳳凰三山制覇。
いやぁ 相変わらず登り応えのある山です。

ひと休憩したら、さあ戻りましょう。
今来た稜線を引き返します。

もう一息で、観音岳。
こうして見ると、ピラミダルでなかなかかっこいい山ですね。

八ヶ岳方面、更に雄大な景色になっていました。

ずーっと見えていた北岳さんとも、そろそろお別れです。
大好きな山「北岳」、今年はいよいよ積雪期にチャレンジする予定です。
夏のジャンダルム、冬の北岳をも目標にしていましたが、ついにチャレンジする時が来ました。
はたして、どうなりますやら。

いよいよ鳳凰小屋に向かって下りますよ。
やっぱり膝まである雪にやられます。

小屋が見えました。
どうにか明るいうちに戻ってこれて一安心。

さっさとテントを設営。
今回、雪が無い想定だったんで、雪用のペグを持ってこなかったんですよね。
普通のペグを刺してみたけどまったく役に立ちません。
まあ、風もたいしたこと無さそうなので、前室用と背面用はストックで代用。

さあさあ一杯やりますか。
今回は寒そうだったんでビールは持ってきませんでした。
最初からブランデーのお湯割り。
暖まる~

夕食は最近お気に入りの、混ぜるだけのパスタソース。
これ、安くて軽くてウマイ、三拍子揃ってます。
今回、お初のガーリックトマト味を持ってきました。

これ、いけますね。
ガーリックのパンチが効いています。
レトルトの中途半端なパスタソースよりウマイ。
これ、また買おう。

ご飯を食べたらもうすることもありません。
とにかく寒いんで、シュラフにもぐりこんでヌクヌクと。
試しにスマホをいじってみたら、LTEが繋がった。
DOCOMOやるじゃん。
ということで、インスタに写真アップしたりフェイスブックアップしたりして暇をつぶしていたら
いつの間にか夢の中に。
おやすみなさい
12月16日(日)
例によって、テントでは朝までぐっすり。
内部の結露の凍りっぷりからすると、マイナス10度までは下がらなかったみたいですね。
意を決して外に出て、水場に水汲みに行く途中、下界には光り輝く雲海が。
これもキレイですね。
今日も天気が良さそうです。

朝メシは、トップバリューのフリーズドライクッパ。
お湯を注ぐだけで簡単にクッパが出来ます。

味もなかなかいけますね。
これも定番に昇格です。
これだけじゃちょっと物足りないので、お餅を入れていただきました。
餅を入れてちょうどな感じでした。

のんびりと撤収したら、さあ帰りますか。
昨日の富士山絶景ポイントまで来ると、本日は更なる絶景が待っていました。
朝日の中、雲海に浮かぶ富士山です。
今回はどこまでもついてるな。

登りでも難儀した倒木です。
倒れてまだ数日といったところでしょうか。
登山道を完全に塞いじゃっていて、上を乗り越えるしかないんですが、登りではバランスを崩して
ザックの重さに降られて転倒しちゃったんですよね。危うく怪我をするところでした。
今回はより慎重に。

途中でテン場で知り合った男性と合流して、山の話をあれこれと。

ぎゃ!
また動物・・・ でも今度は完全にカモシカくんですね。
カモシカ君って、近付いてもまったく逃げないんですよ。
好奇心が旺盛なんでしょう。
あんまり人間にいじめられていないんだな。
いつまでも、じーっとこっちを見ていました。

山好き同士って、道具の話だとか、好きな山やこれから登りたい山などで話が尽きませんね。
思いがけない同行者のおかげで、つまらない下りがあっという間に感じられました。
もう御座石鉱泉まで降りてきましたよ。

駐車場で靴を脱いでいたら、おばさんに声を掛けられました。
御座石鉱泉の経営者さんのようです。
なんでも、鳳凰小屋は私の弟が経営しているので、テント場に泊まったのなら、テント場使用料
860円とトイレ使用料200円を支払ってくれとのこと。
冬期の営業していない小屋のテン場料ですか・・・ちょっとビックリ。
でもちゃんとお支払いしましたよ。
おばさんも、ちゃんと税金は納めてくださいね。
駐車場の片隅で、マルちゃん正麺を食べて今回の登山終了です。

天気も最高、風も無く本当に良い山行でした。
さあ、次はどの山に行こうかなぁ
この週末は、某社のスキーツアーのバスに乗って白馬八方尾根スキー場に行き、
雪の北アルプス唐松岳をやる予定だったんですよね。
スキースノボやる学生に混じって、おっさん一人でバスの旅。
突飛だけど、我ながらいいアイデアのはずだった。
しかも、珍しく天気予報もバッチリだし、すっごい楽しみにしていたんですよね~
ところが2日前になって、雪不足のためツアー中止だって・・・ ガーン
まさかそんな理由で中止があるとは・・・ トホホ
もう頭の中はアルプスの雪景色が走馬灯のようにグルグルと。
いまさら中止と言われてもなぁ
アルプスモードまんまんで、どうしても雪のアルプス見に行きたいよ~
一人で車で行けて雪の絶景が見られるアルプスって・・・
そうだ!
鳳凰三山なら距離的にも手頃だし、絶景は補償付きだよな。
ということで、急きょソロで南アルプス・雪の鳳凰三山をやってきました。
お天気は・・・ もちろん快晴。
最高のコンディションでお山を楽しめました。
12月14日(金)
金曜日の夜、22時に自宅を出発。
一人ですからね、高速代を節約しなくちゃってことで圏央道の川島ICまで下道で走り、
圏央・中央道経由で行き韮崎ICで降り、1時に御座石鉱泉の市営駐車場に着きました。
ビールを飲んで、寝ようかと外に出ると満点の星空。
キレイだなぁと見上げていると、あれ? 流れ星だ!久しぶり。
珍しいな何て思いながらしばらく見上げていると、また流れ星。
あれ、まただ。
次々に流れ星が落ちるじゃありませんか!
これはどうやら、なんとか流星群というものなんですね。
偶然にもこんな日に満天の星空を見られるなんて、ラッキー!
後から調べたら、この日は「ふたご座流星群」のピークの日でした。
ついてるねぇ。
12月15日(土)
朝は当然氷点下。
車中泊ですが、寒いので頭までシュラフにもぐっていたら、明るくなったのに気が付かず
寝過ごしちゃった!
6時には登山開始するはずだったのに、目が覚めた時点ですでに6時30分。
やべっ!
大慌てで準備をするも、すっかり山の斜面は日が当っていました。
日の出は登山中に見るつもりだったんだけどな。
大慌てで準備して、どうにか7時10分に出発。
御座石鉱泉から歩くのはちょうど2年ぶり。
尾根歩きがメインのルートで、割と早い段階から八ヶ岳なんかが見えて気持ちの良いルート
なんですよね。
歩いていると、途中から植生ががらっと変わって緑の山に。
キレイだなぁ
ここまでは、葉が落ちた裸の広葉樹林で茶色と灰色の世界でしたからね。
気持ち良く歩いていると、至近距離で何か動く黒い物体が。
出た! 熊か!?
距離は10mほどしかありません。
じーっとこっちを見ていて目が合っちゃいました。
う~ん、熊にしてはちょっと足が長いような・・・ でも色は熊みたいに黒いよな。
よくわかりませんが、問題が起きる前にとっととその場を離れました。
あれはカモシカかだったのかなぁ その後しばらく悶々としながら歩くこととなりました。
それにしても今日は天気がいい!
時折遠くまで見渡せるスポットが現れて飽きません。
しばらく急登りが続いて、やっと平らな場所に出ました。
ここが燕頭山の山頂です。
ここでベンチに座って大休憩。
燕頭山から先は比較的緩やかな登りになりました。
奥に見えるのは夏に登った甲斐駒ヶ岳ですね。
やっぱりかっこいいな。
しばらく行くと、雪が出てきましたよ。
雪が全然なかったらどうしようかと思ったけど一安心。
思ったより雪の量も多いですね。
ヤマレコに出ていた先週登った方のレポだと、あんまり雪がなかったみたいでしたから、
今週になってけっこう降ったんですね。
滑り始めたので、チェーンアイゼンを装着。
前回の日光白根山でチェーンが外れた部分は修理して、100均で買ったリングを付けて、
紐で結んでより密着度を上げるようバージョンアップしました。
どうでしょうね。
しばらく歩くと、また雪を被った別の山が見えてきました。
あのちょこんとした出っ張りはもしかして・・・ オベリスクですね。
これから目指す、地蔵岳です。
開けた場所に出ると、今度は富士山。
本日は空気も乾燥していて、遠くの山までくっきりと見渡せる快晴です。
出発から4時間ほどで鳳凰小屋に到着しました。
当初の予定では、ここにテントを張ってからお昼のラーメンを食べてピークハントに出発・・・
のつもしでしたが、寝過ごして時間が無いのでパンを齧って大きなザックだけデポして
地蔵岳に向かいます。
急な坂を登ると、地蔵岳の象徴、オベリスクが見えました。
テンション上がりますね~
さあ、ここからが大変。
更なる急登が続きます。
今回、あんまり雪がなさそうだったんで、チェーンアイゼンしか持ってこなかったんですよね。
この状況だと、明らか12本爪の方が良かったな。
仕方がありません。チェーンアイゼンでずるずる滑りながら登ります。
振り返るとこれまた絶景。
もう笑いが止まりませんね。
はい、地蔵岳の山頂に到着です。
一応、自撮りで記念撮影。
山頂は完全貸切状態です。
さすがに稜線まで出ると風が冷たいですね。
バラクラバを装着。
お地蔵さんも雪を被っていました。
さあ、観音岳に向かいますか。
地蔵岳までは踏み跡がありましたが、積雪後観音岳方面に向かった人はいないようですね。
新雪に踏み出すと、膝まで雪に埋まります。
ラッセルとまではいきませんが地味に体力を奪われるな。
しかも、雪で登山道が埋まってしまっていて、ルートが分かりません。
夏道の記憶とGPSを頼りに道なき道を進みます。
どうにか無事、アカヌケ沢の頭に出ることができました。
ほっと一安心。
ここから見るオベリスクも絶景ですね。
そして、稜線の向こう側には、大好きな北岳がバーン!
間ノ岳に農鳥岳、白峰三山がきれいに見えています。
稜線は雪の量が減って少しは歩きやすくなりましたが、何しろルートがわからない。
動物が歩いた跡があるので、その跡をたどりながら進みます。
動物ってすごいですね。
踏み抜きも無く、かなりの確率で人間にも歩きやすい場所を選んでいます。
振り返ると、地蔵岳とアカヌケ沢の頭。
雪の中、なかなかの難ルートでした。
さあ、観音岳に登りますよ。
この登り返しもけっこうキツイんだよな。
稜線の向こうに今度は富士山。
本当に今日は天気がいいな。
どこまでも見渡せます。
はい、鳳凰三山最高峰観音岳に到着です。
一応、自撮りで記念撮影。
山頂からは絶景が。
さあ、この稜線上を歩いて薬師岳に向かいますよ。
前方に見える突起が薬師岳です。
観音薬師間は、割と道が素直で歩きやすい。
しかも、夜叉神方面から登ってきた人がいたらしく、踏み跡も多数あって安心です。
さあ、あとちょっとで薬師岳山頂。
奥には富士山も見えています。
はい、薬師岳山頂に到着です。
これで3度目の鳳凰三山制覇。
いやぁ 相変わらず登り応えのある山です。
ひと休憩したら、さあ戻りましょう。
今来た稜線を引き返します。
もう一息で、観音岳。
こうして見ると、ピラミダルでなかなかかっこいい山ですね。
八ヶ岳方面、更に雄大な景色になっていました。
ずーっと見えていた北岳さんとも、そろそろお別れです。
大好きな山「北岳」、今年はいよいよ積雪期にチャレンジする予定です。
夏のジャンダルム、冬の北岳をも目標にしていましたが、ついにチャレンジする時が来ました。
はたして、どうなりますやら。
いよいよ鳳凰小屋に向かって下りますよ。
やっぱり膝まである雪にやられます。
小屋が見えました。
どうにか明るいうちに戻ってこれて一安心。
さっさとテントを設営。
今回、雪が無い想定だったんで、雪用のペグを持ってこなかったんですよね。
普通のペグを刺してみたけどまったく役に立ちません。
まあ、風もたいしたこと無さそうなので、前室用と背面用はストックで代用。
さあさあ一杯やりますか。
今回は寒そうだったんでビールは持ってきませんでした。
最初からブランデーのお湯割り。
暖まる~
夕食は最近お気に入りの、混ぜるだけのパスタソース。
これ、安くて軽くてウマイ、三拍子揃ってます。
今回、お初のガーリックトマト味を持ってきました。
これ、いけますね。
ガーリックのパンチが効いています。
レトルトの中途半端なパスタソースよりウマイ。
これ、また買おう。
ご飯を食べたらもうすることもありません。
とにかく寒いんで、シュラフにもぐりこんでヌクヌクと。
試しにスマホをいじってみたら、LTEが繋がった。
DOCOMOやるじゃん。
ということで、インスタに写真アップしたりフェイスブックアップしたりして暇をつぶしていたら
いつの間にか夢の中に。
おやすみなさい
12月16日(日)
例によって、テントでは朝までぐっすり。
内部の結露の凍りっぷりからすると、マイナス10度までは下がらなかったみたいですね。
意を決して外に出て、水場に水汲みに行く途中、下界には光り輝く雲海が。
これもキレイですね。
今日も天気が良さそうです。
朝メシは、トップバリューのフリーズドライクッパ。
お湯を注ぐだけで簡単にクッパが出来ます。
味もなかなかいけますね。
これも定番に昇格です。
これだけじゃちょっと物足りないので、お餅を入れていただきました。
餅を入れてちょうどな感じでした。
のんびりと撤収したら、さあ帰りますか。
昨日の富士山絶景ポイントまで来ると、本日は更なる絶景が待っていました。
朝日の中、雲海に浮かぶ富士山です。
今回はどこまでもついてるな。
登りでも難儀した倒木です。
倒れてまだ数日といったところでしょうか。
登山道を完全に塞いじゃっていて、上を乗り越えるしかないんですが、登りではバランスを崩して
ザックの重さに降られて転倒しちゃったんですよね。危うく怪我をするところでした。
今回はより慎重に。
途中でテン場で知り合った男性と合流して、山の話をあれこれと。
ぎゃ!
また動物・・・ でも今度は完全にカモシカくんですね。
カモシカ君って、近付いてもまったく逃げないんですよ。
好奇心が旺盛なんでしょう。
あんまり人間にいじめられていないんだな。
いつまでも、じーっとこっちを見ていました。
山好き同士って、道具の話だとか、好きな山やこれから登りたい山などで話が尽きませんね。
思いがけない同行者のおかげで、つまらない下りがあっという間に感じられました。
もう御座石鉱泉まで降りてきましたよ。
駐車場で靴を脱いでいたら、おばさんに声を掛けられました。
御座石鉱泉の経営者さんのようです。
なんでも、鳳凰小屋は私の弟が経営しているので、テント場に泊まったのなら、テント場使用料
860円とトイレ使用料200円を支払ってくれとのこと。
冬期の営業していない小屋のテン場料ですか・・・ちょっとビックリ。
でもちゃんとお支払いしましたよ。
おばさんも、ちゃんと税金は納めてくださいね。
駐車場の片隅で、マルちゃん正麺を食べて今回の登山終了です。
天気も最高、風も無く本当に良い山行でした。
さあ、次はどの山に行こうかなぁ
2017年01月05日
雪の鳳凰三山 鳳凰小屋テント泊
12月29日(木)〜12月31日(土)
2016年のお山は両神山でラスト・・・のはずでしたが、お山友達の ふじぶんさん、急きょ年末も
お休み取れることになったとの事。
それじゃ、お山にいきますか!ということになりました。
ところでどこに?
どうやら ふじぶんさん、鳳凰三山に行きたいようです。
鳳凰三山といえば、夏にボクとkanahanaさんと一緒に行く予定が、ふじぶんさんだけ直前に
行けなくなっちゃったんですよね。
ボクは夏に登ったばっかりですが、あの時は山頂から景色が全然見られなかったので、リベンジ
もいいかな、ということで雪の鳳凰三山に決定です。
雪の南アルプス初挑戦・・・はたしてどうなりましたやら。
※景色がまっやく見られなかったkanohanaさんとの登山レポはコチラ
12月29日(木)
ボクはこの日が仕事納めだったので、18時ダッシュで早めに帰宅。
ふじぶんさんに21時にお迎えに来ていただき、中央高速を韮崎IC経由で、24時頃登山口のある
御座石鉱泉下の無料駐車場に到着しました。
この時期、しかもマイナールートの御座石に、はたして人がいるの?と心配しましたが、さすがは
年末年始、10台ほどの車が止まっていました。
どうやら先行者がいてくれそうなので、道迷いは避けられそうで一安心。
ちょこっとビールを飲んだ後、シュラフにもぐりこんで、おやすみなさ~い
12月30日(金)
5時50分にスマホのアラームで目が覚めました。
そういえば、今日は平日だった。
目覚ましの設定を変えるの忘れていましたが、まあちょうど良い時間ですね。
もぞもぞと起きだして、朝食食べたり身繕いしたりしているうちに、朝日が昇ってきました。
6時50分、準備完了。
ああ、行きますか!

今回の装備はこんな感じ。
55+10Lのザックがパンパンです。
御座石からの登りは情報が少なくて、雪の状況がわからなかったのでワカンも持ったし、先日の
両神山でパンクしたマットの代わりに、サーマレストのリッジレストにしましたからね。
まあパンクの心配は無いので安心といえば安心ですが、外付けになるのは、けっこう邪魔です。
おかげで、20kgオーバー。

御座石鉱泉で登山届けを記入。
ついでに雪の状況をお聞きしましたが、今年は例年の半分ほどしかないとのこと。
ラッセルも必要なさそうで、一安心しました。
鉱泉の裏から山道に入ります。

登り始めてすぐ、稜線に太陽が顔を出しました。

すると、登山道が黄金色に輝き・・・
キレイですね~
赤く染まるモルゲンロートも美しいんですが、すばらしい朝日でした。

御座石ルート、眺望のないつまらないルートという意見をよく耳にしますが、そんなことも無いですね。
登山道からは、八ヶ岳がくっきりと見えました。

今回、山座同定アプリのピークファインダーというのをダウンロードしてみました。
山座同定アプリは無料のものもあるんですが、どれもイマイチらしくピークファインダーというのが
優れものなんだとか。
どれどれ。
立ち上げてから山に向けると、あら不思議!
目の前の山の形に合わせてピークの名前が表示されます(※写真には写っていませんね)。
こりゃ楽しいです。
実は上の八ヶ岳も、この方角から見ると手前の山しかはっきり見えなくて、八ヶ岳かな?
とう感じだったので、ピークファインダーで確認した次第です。
このアプリ、使えます。

少しすると、登山道に雪が付き始めました。
それにしても、急登が続きますな。

ところどころで視界が開けて、気持ちいい~山歩きです。

そして眺めもいい~

登りはじめから約3時間、やっと手前の小ピーク燕頭山の山頂に到着です。
ここまで急登の連続でかなりへばりました。
ベンチがあったので、ザックを降ろして休憩します。

ここら辺から、雪に氷が混じり始めたのでアイゼン装着。
今回は新しく買った12本爪じゃなく、使い慣れたオクトスの10本爪にしました。

燕頭山山頂からは割りとゆるやかな勾配に。
ほっと一息です。
正面に見えるのは甲斐駒の勇姿ですね。
さすが南アルプスの貴公子と呼ばれるだけあります。
甲斐駒もガスで真っ白だったからな。
いつかはリベンジだな。

この辺りから風が強くなり、寒さが一段と厳しくなります。
冬用のグローブと毛糸の帽子で装備を強化。
一度脱いだメリノウールのセーターをもう一度着込みます。
水筒の水も飲みにくくなってきましたよ。
おかしいな?
と思ってよく見ると、水が凍ってシャーベット状になっていました(汗)

前方に雪山が見えました。
あの特徴的な山頂はもしかして・・・オベリスク?
ということは今回目指す地蔵岳じゃないでしょうか。
テンションあがりますね~

途中、ふじぶんさんの足がつるというアクシデントもあり、出発から6時間弱かかってようやく
鳳凰小屋に到着。
小屋でテント場代1000円を支払います。
確かテン泊代、もうちょっと安かったような・・・値上げしたのかな?

テント設営スペースを踏み固め・・・
まあ、ボクの場合けっこう適当です。
このあたり、ふじぶんさんは丁寧にやっていましたが。

設営完了!
この日は、われわれのほかに4張りほどの方が張っていました。

さあ、遅くなっちゃいましたがメシメシ。
今日のカップラーは、世界のカップヌードル総選挙第1位!
香港代表の、香辣海鮮味です。
かなり辛い味でしたが、おかげで体が暖まりました。

時間があれば、今日中に3山縦走もと思っていましたが、時間が遅くなったので本日は
地蔵岳のみやって戻ってくることにしました。
荷物が軽くなったとはいえ、地蔵への道かなりの急登。
きついな~
雪もこの辺りはかなり積もっていました。

山頂直前の最後の急登。
ここがキツイ!
雪のやわらかいところは、滑って前に進みません。

一歩進んでは半歩戻る感じです。

振り返ると富士山の絶景が。
この景色に力をもらいます。

さあ、あと一息です。

気がつくと、オベリスクの中段まで登っちゃっていました。
雪があると直登出来ちゃうので、オベリスクに登っているとは気が付きませんでした。
まあ、おかげでこの絶景。

オベリスク前で記念撮影。
それにしても最高の天気ですね。

お地蔵さんも雪に埋まっていました。
寒そう

通り過ぎちゃいましたが、下まで戻って一応山頂の看板で記念撮影(笑)
それにしても山頂の看板、年でこんな下にあるんだろう?

地蔵岳の山頂を堪能した後は、同じ道を小屋まで戻ってきました。
小屋裏のワイルドな水場で水筒に水の補給。

小屋前の温度計を見ると、マイナス9度でした。
この時間にマイナス9度ってことは、夜はマイナス14.5度でしょうかね。
そりゃ寒そうだ。
気を付けないと・・・

テント場はけっこう風が吹いていたので、とても寒くて外では飲めそうもありません。
ということでボクのテントを ふじぶんさんのテントの入り口に向けて張りなおして、お互いテントの
中で風を避けながら、かんぱ~い。

ビーフジャーキーで一杯やった後は、もつ鍋です。
やっぱ暖まるな〜

ふじぶんさんから見るとこんな感じ。
とにかく寒いので、体はテントの中。
この気温だと、焼酎のお湯割用に沸かしたお湯もすぐに冷めちゃいます。

酔っ払ったところでシュラフにもぐりこんだらあっという間に夢の中。

夜中に何度か目を覚ましましたが、頭までシュラフを被りなおしてどうにか寝ることが出来ました。
R値2.8ということで若干スペック不足のリッジレストでしたが、どうにか眠れました。
そう考えると、コスパの高いマットですね。
12月31日(土)
朝はやっぱり5時50分にお目覚め。
それにしても寒い。
そして、あたりは風の音がスゴイ!
林間でこの風じゃ、稜線に出たらどうなっちゃうの?
ちょっと心が折れそうになります。
真っ暗な中、昨夜の残りの鍋にじゃぶじゃぶ餅を入れて朝食。

やっと太陽が昇ってきました。
すこしテンション回復。

日がすっかり昇った6時50分、気を取り直してさあ行きますか。
本日はこちらの分岐を左に行き、鳳凰三山最高峰の観音岳と薬師岳をピストンする予定です。
風はどんなでしょうね。

登り始めてすぐ、山の稜線に朝日が当たって赤く染まりました。
きれいですね。

それにしてもこのルート、雪は深いしかなりの急登。
そういえばこのルート、破線ルートだったな。
人も少なく、ちょっとした難ルートです。

テントの中に入れておいた水筒の水はすっかり氷に。
どうにか溶かそうと体に密着させたけど、なかなか溶けませんね。
厳冬期は、サーモス持って来なきゃダメか。

歩き始めて1時間ほどで、稜線まで登ってきました。

すると目の前に・・・出たー!
北岳の勇姿!!
これが見たかったんですよね。
夏はガスで真っ白になって見えなかった、南アルプスの山々が一望できます。
やったー!

そして目指すは観音岳。
ここからが、またきつい急登です。

息を切らして反対側の稜線に登った瞬間、絶句・・・
何これ!
突然、富士山が現れました。
しかも雲ひとつかからない完璧な姿で。
いや~感動です。

右に北岳・左に富士山、絶景を見ながらの稜線歩き。
さあ、あと一息で観音岳山頂です。

山頂に到着♪
ちょいと自撮り。

さあ、お次は薬師岳です。
こちらは比較的アップダウンがありません。
稜線上は強風で吹き飛ばされて、雪があまりついてませんでした。

強風の中、観音岳から40分ほどで薬師岳山頂到着です。
これで、2度目の鳳凰三山制覇となりました。

さあ、戻りますか。
帰りも白峰三山や南アルプスの山々や富士山を見ながらの絶景散歩。
たまりませんねぇ

絶景はいいんですが、稜線上はさえぎるものが何も無いので、風が吹きさらし。
バラクラバは必須です。
こうしてみると、かなり怪しい人ですよね。

小屋への分岐まで戻ってきました。
これで北岳も見納めですね。
目に焼き付けます。

甲府盆地方面を見下ろしながら来た道を戻ります。

テント場まで戻ってきました。
いや~達成感のある山でしたね。
満足満足。
今回は本当に天気に恵まれたなぁ
もしかして、誰かがいなかったせいかな(笑)
それでは撤収しましょうか。

のんびりと撤収して、12時に下山開始。
帰りも富士山の絶景を楽しんだり・・・

甲斐駒さんも見納め。

巨木の森を歩き・・・

出発から3時間半、下りはやっぱりきついな~
ちょうどへばった頃に御座石鉱泉に戻ってきました。

テントを担いで雪の南アルプス、冬季の最終目標だったはずなのに、早くもやっちゃったな。
そうすると次の目標は北・・・かな。
今回のログです。
2016年のお山は両神山でラスト・・・のはずでしたが、お山友達の ふじぶんさん、急きょ年末も
お休み取れることになったとの事。
それじゃ、お山にいきますか!ということになりました。
ところでどこに?
どうやら ふじぶんさん、鳳凰三山に行きたいようです。
鳳凰三山といえば、夏にボクとkanahanaさんと一緒に行く予定が、ふじぶんさんだけ直前に
行けなくなっちゃったんですよね。
ボクは夏に登ったばっかりですが、あの時は山頂から景色が全然見られなかったので、リベンジ
もいいかな、ということで雪の鳳凰三山に決定です。
雪の南アルプス初挑戦・・・はたしてどうなりましたやら。
※景色がまっやく見られなかったkanohanaさんとの登山レポはコチラ
12月29日(木)
ボクはこの日が仕事納めだったので、18時ダッシュで早めに帰宅。
ふじぶんさんに21時にお迎えに来ていただき、中央高速を韮崎IC経由で、24時頃登山口のある
御座石鉱泉下の無料駐車場に到着しました。
この時期、しかもマイナールートの御座石に、はたして人がいるの?と心配しましたが、さすがは
年末年始、10台ほどの車が止まっていました。
どうやら先行者がいてくれそうなので、道迷いは避けられそうで一安心。
ちょこっとビールを飲んだ後、シュラフにもぐりこんで、おやすみなさ~い

12月30日(金)
5時50分にスマホのアラームで目が覚めました。
そういえば、今日は平日だった。
目覚ましの設定を変えるの忘れていましたが、まあちょうど良い時間ですね。
もぞもぞと起きだして、朝食食べたり身繕いしたりしているうちに、朝日が昇ってきました。
6時50分、準備完了。
ああ、行きますか!
今回の装備はこんな感じ。
55+10Lのザックがパンパンです。
御座石からの登りは情報が少なくて、雪の状況がわからなかったのでワカンも持ったし、先日の
両神山でパンクしたマットの代わりに、サーマレストのリッジレストにしましたからね。
まあパンクの心配は無いので安心といえば安心ですが、外付けになるのは、けっこう邪魔です。
おかげで、20kgオーバー。
御座石鉱泉で登山届けを記入。
ついでに雪の状況をお聞きしましたが、今年は例年の半分ほどしかないとのこと。
ラッセルも必要なさそうで、一安心しました。
鉱泉の裏から山道に入ります。
登り始めてすぐ、稜線に太陽が顔を出しました。
すると、登山道が黄金色に輝き・・・
キレイですね~
赤く染まるモルゲンロートも美しいんですが、すばらしい朝日でした。
御座石ルート、眺望のないつまらないルートという意見をよく耳にしますが、そんなことも無いですね。
登山道からは、八ヶ岳がくっきりと見えました。
今回、山座同定アプリのピークファインダーというのをダウンロードしてみました。
山座同定アプリは無料のものもあるんですが、どれもイマイチらしくピークファインダーというのが
優れものなんだとか。
どれどれ。
立ち上げてから山に向けると、あら不思議!
目の前の山の形に合わせてピークの名前が表示されます(※写真には写っていませんね)。
こりゃ楽しいです。
実は上の八ヶ岳も、この方角から見ると手前の山しかはっきり見えなくて、八ヶ岳かな?
とう感じだったので、ピークファインダーで確認した次第です。
このアプリ、使えます。
少しすると、登山道に雪が付き始めました。
それにしても、急登が続きますな。
ところどころで視界が開けて、気持ちいい~山歩きです。
そして眺めもいい~
登りはじめから約3時間、やっと手前の小ピーク燕頭山の山頂に到着です。
ここまで急登の連続でかなりへばりました。
ベンチがあったので、ザックを降ろして休憩します。
ここら辺から、雪に氷が混じり始めたのでアイゼン装着。
今回は新しく買った12本爪じゃなく、使い慣れたオクトスの10本爪にしました。
燕頭山山頂からは割りとゆるやかな勾配に。
ほっと一息です。
正面に見えるのは甲斐駒の勇姿ですね。
さすが南アルプスの貴公子と呼ばれるだけあります。
甲斐駒もガスで真っ白だったからな。
いつかはリベンジだな。
この辺りから風が強くなり、寒さが一段と厳しくなります。
冬用のグローブと毛糸の帽子で装備を強化。
一度脱いだメリノウールのセーターをもう一度着込みます。
水筒の水も飲みにくくなってきましたよ。
おかしいな?
と思ってよく見ると、水が凍ってシャーベット状になっていました(汗)
前方に雪山が見えました。
あの特徴的な山頂はもしかして・・・オベリスク?
ということは今回目指す地蔵岳じゃないでしょうか。
テンションあがりますね~
途中、ふじぶんさんの足がつるというアクシデントもあり、出発から6時間弱かかってようやく
鳳凰小屋に到着。
小屋でテント場代1000円を支払います。
確かテン泊代、もうちょっと安かったような・・・値上げしたのかな?
テント設営スペースを踏み固め・・・
まあ、ボクの場合けっこう適当です。
このあたり、ふじぶんさんは丁寧にやっていましたが。
設営完了!
この日は、われわれのほかに4張りほどの方が張っていました。
さあ、遅くなっちゃいましたがメシメシ。
今日のカップラーは、世界のカップヌードル総選挙第1位!
香港代表の、香辣海鮮味です。
かなり辛い味でしたが、おかげで体が暖まりました。
時間があれば、今日中に3山縦走もと思っていましたが、時間が遅くなったので本日は
地蔵岳のみやって戻ってくることにしました。
荷物が軽くなったとはいえ、地蔵への道かなりの急登。
きついな~
雪もこの辺りはかなり積もっていました。
山頂直前の最後の急登。
ここがキツイ!
雪のやわらかいところは、滑って前に進みません。
一歩進んでは半歩戻る感じです。
振り返ると富士山の絶景が。
この景色に力をもらいます。
さあ、あと一息です。
気がつくと、オベリスクの中段まで登っちゃっていました。
雪があると直登出来ちゃうので、オベリスクに登っているとは気が付きませんでした。
まあ、おかげでこの絶景。
オベリスク前で記念撮影。
それにしても最高の天気ですね。
お地蔵さんも雪に埋まっていました。
寒そう

通り過ぎちゃいましたが、下まで戻って一応山頂の看板で記念撮影(笑)
それにしても山頂の看板、年でこんな下にあるんだろう?
地蔵岳の山頂を堪能した後は、同じ道を小屋まで戻ってきました。
小屋裏のワイルドな水場で水筒に水の補給。
小屋前の温度計を見ると、マイナス9度でした。
この時間にマイナス9度ってことは、夜はマイナス14.5度でしょうかね。
そりゃ寒そうだ。
気を付けないと・・・
テント場はけっこう風が吹いていたので、とても寒くて外では飲めそうもありません。
ということでボクのテントを ふじぶんさんのテントの入り口に向けて張りなおして、お互いテントの
中で風を避けながら、かんぱ~い。
ビーフジャーキーで一杯やった後は、もつ鍋です。
やっぱ暖まるな〜
ふじぶんさんから見るとこんな感じ。
とにかく寒いので、体はテントの中。
この気温だと、焼酎のお湯割用に沸かしたお湯もすぐに冷めちゃいます。
酔っ払ったところでシュラフにもぐりこんだらあっという間に夢の中。
夜中に何度か目を覚ましましたが、頭までシュラフを被りなおしてどうにか寝ることが出来ました。
R値2.8ということで若干スペック不足のリッジレストでしたが、どうにか眠れました。
そう考えると、コスパの高いマットですね。
12月31日(土)
朝はやっぱり5時50分にお目覚め。
それにしても寒い。
そして、あたりは風の音がスゴイ!
林間でこの風じゃ、稜線に出たらどうなっちゃうの?
ちょっと心が折れそうになります。
真っ暗な中、昨夜の残りの鍋にじゃぶじゃぶ餅を入れて朝食。
やっと太陽が昇ってきました。
すこしテンション回復。
日がすっかり昇った6時50分、気を取り直してさあ行きますか。
本日はこちらの分岐を左に行き、鳳凰三山最高峰の観音岳と薬師岳をピストンする予定です。
風はどんなでしょうね。
登り始めてすぐ、山の稜線に朝日が当たって赤く染まりました。
きれいですね。
それにしてもこのルート、雪は深いしかなりの急登。
そういえばこのルート、破線ルートだったな。
人も少なく、ちょっとした難ルートです。
テントの中に入れておいた水筒の水はすっかり氷に。
どうにか溶かそうと体に密着させたけど、なかなか溶けませんね。
厳冬期は、サーモス持って来なきゃダメか。
歩き始めて1時間ほどで、稜線まで登ってきました。
すると目の前に・・・出たー!
北岳の勇姿!!
これが見たかったんですよね。
夏はガスで真っ白になって見えなかった、南アルプスの山々が一望できます。
やったー!
そして目指すは観音岳。
ここからが、またきつい急登です。
息を切らして反対側の稜線に登った瞬間、絶句・・・
何これ!
突然、富士山が現れました。
しかも雲ひとつかからない完璧な姿で。
いや~感動です。
右に北岳・左に富士山、絶景を見ながらの稜線歩き。
さあ、あと一息で観音岳山頂です。
山頂に到着♪
ちょいと自撮り。
さあ、お次は薬師岳です。
こちらは比較的アップダウンがありません。
稜線上は強風で吹き飛ばされて、雪があまりついてませんでした。
強風の中、観音岳から40分ほどで薬師岳山頂到着です。
これで、2度目の鳳凰三山制覇となりました。
さあ、戻りますか。
帰りも白峰三山や南アルプスの山々や富士山を見ながらの絶景散歩。
たまりませんねぇ
絶景はいいんですが、稜線上はさえぎるものが何も無いので、風が吹きさらし。
バラクラバは必須です。
こうしてみると、かなり怪しい人ですよね。
小屋への分岐まで戻ってきました。
これで北岳も見納めですね。
目に焼き付けます。
甲府盆地方面を見下ろしながら来た道を戻ります。
テント場まで戻ってきました。
いや~達成感のある山でしたね。
満足満足。
今回は本当に天気に恵まれたなぁ
もしかして、誰かがいなかったせいかな(笑)
それでは撤収しましょうか。
のんびりと撤収して、12時に下山開始。
帰りも富士山の絶景を楽しんだり・・・
甲斐駒さんも見納め。
巨木の森を歩き・・・
出発から3時間半、下りはやっぱりきついな~
ちょうどへばった頃に御座石鉱泉に戻ってきました。
テントを担いで雪の南アルプス、冬季の最終目標だったはずなのに、早くもやっちゃったな。
そうすると次の目標は北・・・かな。
今回のログです。
2016年08月09日
きつかった〜 鳳凰三山縦走 南小室小屋テント泊
8月5日(金)~8月7日(日)
週末は、南アルプス鳳凰山にテン泊で行ってきました。
帰りの中央高速の渋滞を避けるために、初日に三山縦走をピストンでやっちゃうハードなプラン。
ボクにはちょっとハードすぎたかな(汗)
久しぶりにヘロヘロでした

(地蔵岳山頂にそびえ立つオベリスク)
8月5日(金)
今回もご一緒するはずだった ふじぶんさん。
都合で直前に不参加に。
ということで、kanohanaさんと二人で行ってきま~す。
22時30分、kanohanaさんのご自宅にお迎えに。
kanohanaさん家って、初めて行ったけど本当にウチから近いな。
いつものように、首都高・中央道を走って甲府昭和ICで降り、1時30分夜叉神峠に到着。
普通南アルプスに行く場合、マイカーは芦安の駐車場に止めてバスで広河原まで行くんですが、
夜叉神峠までならマイカーで入れるんですよね。
さあ、一杯やって寝ますか。

朝4時30分起床。
寝たのが2時過ぎなので、ほとんど寝てない感じですが・・・
まあ、5時には出発しないと本日の行程消化し切れませんからね。
とってもハードな1日の始まりです。

さあ、行きますか。
道路脇の登山道入り口から登り始めます。
ボクの今回の装備は、水2Lを含めて17kg。
まあ、こんなもんでしょう。

登り始めてすぐに日の出タイム。
今日も暑くなりそうだな。
気温の低いうちに高度を上げなくっちゃ。

気持ちの良い樹林帯を登ります。
この登山道、広くてよく整備されて歩きやすいですね。

歩き始めから1時間ほどで、夜叉神峠小屋に到着。

小屋の前からは白峰三山の絶景が。
右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。
北岳・間ノ岳といえば、ボクがお山デビューした思い出の山なんですよね。
今度は白峰三山縦走っていうのもやってみたいな。

夜叉神「峠」というだけあって、ピークを過ぎると一旦下るんですね。
せっかく登ってきたのに、なんかもったいないような(笑)

ふたたび杖立峠まで登り返して、出発から3時間30分で火事場跡に到着。
なんでも山火事のあった跡だとか。
今はほとんど火事の面影もありませんが、視界が開けてビューポイントになっています。
またまた白峰三山の雄姿が。
ボクら二人だといい天気だよね。
もしかして、ふじぶんさん雨男?なんて、来れなかった人をネタに楽しい登山が続きます。
この時はまだ、一日中晴天が続くものと思っていました。

ところどころ足場の悪いところや息の上がるような急登も。

歩き始めから約5時間で、南御室小屋に到着です。
久しぶりにテントを担いで長いこと歩いたんで疲れました。

早速小屋で受付をしてもらい、テント設営。
こちらの小屋、忙しい時は12時まで受付を断られる時もあるとか。
実際われわれの前に来た方は、断られたとおっしゃっていましたからね。
運?タイミング?が良かったみたいです。
テン場はがらがらだったので、日陰の一等地に設営できました。

お腹がすいたので、いつものようにカップラーメンの昼食。
今回はトムヤムクンヌードル。
暑い時は、独特の辛さと酸っぱさが食欲をそそります。

コチラの山小屋、水場は無料開放です。
南アルプス天然水が飲み放題!
冷えたビールは別料金ですが(笑)

テン場でがっつりと1時間ばかり休憩した後、登山再開。
何しろ、これから鳳凰三山を縦走して、この場所まで戻って来なくちゃいけませんからね。
コースタイム通りだと、18時くらいの帰着になっちゃうので先を急ぎます。
小屋から先は、さすがに道幅も狭くなり、若干の悪路に。
まあ、普通の登山道になったといえばそれまでですが。

樹林帯を抜けると突然大きな岩ゴロゴロ地帯に。
ここからは景色が楽しめるぞ!

と思ったら急にガスってきちゃった。
たぶん、正面に見えるのが、薬師岳。
もうちょっとなんだから、どうにか晴れててくれよ。

小屋から10分ほどで鳳凰三山のひとつめ、薬師岳山頂に到着です。
だだっ広い山頂に標識がポツンとあったので、とりあえず記念撮影。
残念ながら、北岳のある方向は真っ白に。
かろうじて、甲府市街方面に青空が見えています。

先を急ぎましょう。
前方に見えているのが、たぶん鳳凰三山最高峰の観音岳。
見る間にガスがかかってきます。

左手に南アルプスの山々、右手に遠く甲府の市街を望む絶景の稜線歩き・・・
のはずが、かろうじて稜線は見えるものの、さっきまで見えていた観音岳も雲の中に入っちゃいました。

なんとか、観音岳山頂に到着。
すっかりガスの中に入っちゃって眺望ゼロ。
ショック
ここで、kanohanaさんとは一旦お別れ。
実はkanohanaさん、以前に地蔵岳には登ったことがあるので、今回は薬師・観音岳に登れば
目的達成なのだとか。
これからテン場に帰って昼寝だそうです。
チクショー、うらやますぃぜ!

ボクはこれから、この稜線を下って雲の中にあるアカヌケ沢の頭に登ってから地蔵岳・・・
そこから同じ道を通って、またここに戻って来るんだよな・・・先が長いなぁ

とりあえず、白砂の鞍部まで急な下りを降りてきました。
前はガスガスでどうなっているかよくわかりませんが、ここから登り返すみたいです。

しばらく登ったところで・・・
アカヌケ沢の頭ってもしかしてアレ?
まだまだ遠いぢゃん・・・しかもまだまだがっつりと登らなきゃいかんし(汗)

スピードアップも祟って、ヘロヘロになりながらもどうにかアカヌケ沢の頭に到着。
一応記念撮影。
たぶん、もう一息で地蔵岳のはず。

アカヌケ沢の頭から急な坂を下ると・・・出たー、オベリスク!
やっと地蔵岳山頂に到着しました。
ガスガスでしたがオベリスク、どうにかシルエットは見えました。

オベリスクの下にはお地蔵さん。
独特の風景ですね。

その場にいた方にオベリスクをバックに写真を撮ってもらいました。

時間があればオベリスクに登ってみたいな、なんて思っていたんですが、時間も体力も無い・・・
下まで行って見上げるだけで終了です。

一時ガスが晴れて甲府の街が見えました。

さあさあ、急いで帰らねば。
明るいうちにテン場まで戻らなきゃなりません。
アカヌケ沢の頭までひいひい言いながら登り返し、さらに観音岳まで戻ってきました。
山頂もこの時間、人っ子ひとりいませんでした。

さらにダッシュして地蔵岳から休憩なしで薬師岳まで戻ってきました。
振り返ると、急速にガスが晴れつつあります。
やっぱり気温が下がってきたからかな。
観音岳の山頂もガスがとれたみたいで、山頂がはっきり見えました。

うっすらと北岳の山頂も姿を現しました。
もう少し見ていれば、ガスも晴れそうなんだけどな。
そうも言ってられないので、とっとと先を急ぎます。

どんどん晴れていきます。
振り返ると薬師岳もはっきりと。
なんで今頃・・・ くやしー!

ここで、ナント!デジカメのデータ容量がMAXに。
SDカードを入れ忘れていて内臓メモリーで撮っていたんですが・・・
ここからはスマホの画像なので縦横比が若干変わります。
16時35分、へろへろになりながら、どうにか南御室小屋のテン場まで戻ってきました。
それでもコースタイムより2時間くらい縮められたんじゃないでしょうか。

お昼寝していたkanohanaさんをたたき起こし、さっそく小屋でビールを買って乾杯です。

うめー!
死ぬ!

小屋ではビールのほかにバッジもゲットしましたよ。
思いで深いバッジです。

ビールの後はビーフジャーキーをつまみに、スキットルに入れて持ってきたブランデー。
ブランデーって良く考えると常温・ストレートでうまいから実はお山向きの飲み物だよな。

最近定番の早茹でペンネに明太子ソースを和えるだけの簡単パスタ。
これうまい!

仕上げはサトウのご飯にいなばのタイカレー。
見た目はナニですが、味は鉄板のうまさでした。

前日2時間ちょっとしか寝てない上に、12時間近い行動で意識も飛び気味。
18時30分、テントにもぐりこんだら夢も見ずに逝っちゃいました。
8月7日(日)
たっぷり寝て朝5時です。
朝日が昇ってきましたね。

朝食はお初のパターンで、スキムミルクにコーンフレーク。
これけっこういけます。
軽いしうまいし、これも定番に加えよう。

青空が見えていますね。
これからちょこっと薬師岳でも・・・ とわずかに心が動きましたが、体中に昨日のダメージが(汗)
太ももから全身筋肉痛です。

撤収してとっとと帰りましょう。

火事場跡からは今日も北岳がくっきり。
いつかまた登りに行きたいな。

杖立峠から見上げた空。
さすが南アルプス、吹きぬける風はさわやかです。

気持ちの良い樹林帯歩き。
でも足はガクガク。
昨日のダメージ残ってます(汗)

あっ!駐車場が見えてきた。

ばんざーい!
駐車場に到着です。

いやー久しぶりにヘロヘロになるまでよく遊びました。
それにしても、まだまだ鍛え方が足りないなぁ
来月はがんばるぞ!
今回のログです。
アカヌケ沢の頭からテン場までログが取れていないで直線になっちゃってます。
週末は、南アルプス鳳凰山にテン泊で行ってきました。
帰りの中央高速の渋滞を避けるために、初日に三山縦走をピストンでやっちゃうハードなプラン。
ボクにはちょっとハードすぎたかな(汗)
久しぶりにヘロヘロでした

(地蔵岳山頂にそびえ立つオベリスク)
8月5日(金)
今回もご一緒するはずだった ふじぶんさん。
都合で直前に不参加に。
ということで、kanohanaさんと二人で行ってきま~す。
22時30分、kanohanaさんのご自宅にお迎えに。
kanohanaさん家って、初めて行ったけど本当にウチから近いな。
いつものように、首都高・中央道を走って甲府昭和ICで降り、1時30分夜叉神峠に到着。
普通南アルプスに行く場合、マイカーは芦安の駐車場に止めてバスで広河原まで行くんですが、
夜叉神峠までならマイカーで入れるんですよね。
さあ、一杯やって寝ますか。
朝4時30分起床。
寝たのが2時過ぎなので、ほとんど寝てない感じですが・・・
まあ、5時には出発しないと本日の行程消化し切れませんからね。
とってもハードな1日の始まりです。
さあ、行きますか。
道路脇の登山道入り口から登り始めます。
ボクの今回の装備は、水2Lを含めて17kg。
まあ、こんなもんでしょう。
登り始めてすぐに日の出タイム。
今日も暑くなりそうだな。
気温の低いうちに高度を上げなくっちゃ。
気持ちの良い樹林帯を登ります。
この登山道、広くてよく整備されて歩きやすいですね。
歩き始めから1時間ほどで、夜叉神峠小屋に到着。
小屋の前からは白峰三山の絶景が。
右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。
北岳・間ノ岳といえば、ボクがお山デビューした思い出の山なんですよね。
今度は白峰三山縦走っていうのもやってみたいな。
夜叉神「峠」というだけあって、ピークを過ぎると一旦下るんですね。
せっかく登ってきたのに、なんかもったいないような(笑)
ふたたび杖立峠まで登り返して、出発から3時間30分で火事場跡に到着。
なんでも山火事のあった跡だとか。
今はほとんど火事の面影もありませんが、視界が開けてビューポイントになっています。
またまた白峰三山の雄姿が。
ボクら二人だといい天気だよね。
もしかして、ふじぶんさん雨男?なんて、来れなかった人をネタに楽しい登山が続きます。
この時はまだ、一日中晴天が続くものと思っていました。
ところどころ足場の悪いところや息の上がるような急登も。
歩き始めから約5時間で、南御室小屋に到着です。
久しぶりにテントを担いで長いこと歩いたんで疲れました。
早速小屋で受付をしてもらい、テント設営。
こちらの小屋、忙しい時は12時まで受付を断られる時もあるとか。
実際われわれの前に来た方は、断られたとおっしゃっていましたからね。
運?タイミング?が良かったみたいです。
テン場はがらがらだったので、日陰の一等地に設営できました。
お腹がすいたので、いつものようにカップラーメンの昼食。
今回はトムヤムクンヌードル。
暑い時は、独特の辛さと酸っぱさが食欲をそそります。
コチラの山小屋、水場は無料開放です。
南アルプス天然水が飲み放題!
冷えたビールは別料金ですが(笑)
テン場でがっつりと1時間ばかり休憩した後、登山再開。
何しろ、これから鳳凰三山を縦走して、この場所まで戻って来なくちゃいけませんからね。
コースタイム通りだと、18時くらいの帰着になっちゃうので先を急ぎます。
小屋から先は、さすがに道幅も狭くなり、若干の悪路に。
まあ、普通の登山道になったといえばそれまでですが。
樹林帯を抜けると突然大きな岩ゴロゴロ地帯に。
ここからは景色が楽しめるぞ!
と思ったら急にガスってきちゃった。
たぶん、正面に見えるのが、薬師岳。
もうちょっとなんだから、どうにか晴れててくれよ。
小屋から10分ほどで鳳凰三山のひとつめ、薬師岳山頂に到着です。
だだっ広い山頂に標識がポツンとあったので、とりあえず記念撮影。
残念ながら、北岳のある方向は真っ白に。
かろうじて、甲府市街方面に青空が見えています。
先を急ぎましょう。
前方に見えているのが、たぶん鳳凰三山最高峰の観音岳。
見る間にガスがかかってきます。
左手に南アルプスの山々、右手に遠く甲府の市街を望む絶景の稜線歩き・・・
のはずが、かろうじて稜線は見えるものの、さっきまで見えていた観音岳も雲の中に入っちゃいました。
なんとか、観音岳山頂に到着。
すっかりガスの中に入っちゃって眺望ゼロ。
ショック

ここで、kanohanaさんとは一旦お別れ。
実はkanohanaさん、以前に地蔵岳には登ったことがあるので、今回は薬師・観音岳に登れば
目的達成なのだとか。
これからテン場に帰って昼寝だそうです。
チクショー、うらやますぃぜ!
ボクはこれから、この稜線を下って雲の中にあるアカヌケ沢の頭に登ってから地蔵岳・・・
そこから同じ道を通って、またここに戻って来るんだよな・・・先が長いなぁ
とりあえず、白砂の鞍部まで急な下りを降りてきました。
前はガスガスでどうなっているかよくわかりませんが、ここから登り返すみたいです。
しばらく登ったところで・・・
アカヌケ沢の頭ってもしかしてアレ?
まだまだ遠いぢゃん・・・しかもまだまだがっつりと登らなきゃいかんし(汗)
スピードアップも祟って、ヘロヘロになりながらもどうにかアカヌケ沢の頭に到着。
一応記念撮影。
たぶん、もう一息で地蔵岳のはず。
アカヌケ沢の頭から急な坂を下ると・・・出たー、オベリスク!
やっと地蔵岳山頂に到着しました。
ガスガスでしたがオベリスク、どうにかシルエットは見えました。
オベリスクの下にはお地蔵さん。
独特の風景ですね。
その場にいた方にオベリスクをバックに写真を撮ってもらいました。
時間があればオベリスクに登ってみたいな、なんて思っていたんですが、時間も体力も無い・・・
下まで行って見上げるだけで終了です。
一時ガスが晴れて甲府の街が見えました。
さあさあ、急いで帰らねば。
明るいうちにテン場まで戻らなきゃなりません。
アカヌケ沢の頭までひいひい言いながら登り返し、さらに観音岳まで戻ってきました。
山頂もこの時間、人っ子ひとりいませんでした。
さらにダッシュして地蔵岳から休憩なしで薬師岳まで戻ってきました。
振り返ると、急速にガスが晴れつつあります。
やっぱり気温が下がってきたからかな。
観音岳の山頂もガスがとれたみたいで、山頂がはっきり見えました。
うっすらと北岳の山頂も姿を現しました。
もう少し見ていれば、ガスも晴れそうなんだけどな。
そうも言ってられないので、とっとと先を急ぎます。
どんどん晴れていきます。
振り返ると薬師岳もはっきりと。
なんで今頃・・・ くやしー!
ここで、ナント!デジカメのデータ容量がMAXに。
SDカードを入れ忘れていて内臓メモリーで撮っていたんですが・・・
ここからはスマホの画像なので縦横比が若干変わります。
16時35分、へろへろになりながら、どうにか南御室小屋のテン場まで戻ってきました。
それでもコースタイムより2時間くらい縮められたんじゃないでしょうか。

お昼寝していたkanohanaさんを

うめー!
死ぬ!

小屋ではビールのほかにバッジもゲットしましたよ。
思いで深いバッジです。

ビールの後はビーフジャーキーをつまみに、スキットルに入れて持ってきたブランデー。
ブランデーって良く考えると常温・ストレートでうまいから実はお山向きの飲み物だよな。

最近定番の早茹でペンネに明太子ソースを和えるだけの簡単パスタ。
これうまい!

仕上げはサトウのご飯にいなばのタイカレー。
見た目はナニですが、味は鉄板のうまさでした。

前日2時間ちょっとしか寝てない上に、12時間近い行動で意識も飛び気味。
18時30分、テントにもぐりこんだら夢も見ずに逝っちゃいました。
8月7日(日)
たっぷり寝て朝5時です。
朝日が昇ってきましたね。

朝食はお初のパターンで、スキムミルクにコーンフレーク。
これけっこういけます。
軽いしうまいし、これも定番に加えよう。

青空が見えていますね。
これからちょこっと薬師岳でも・・・ とわずかに心が動きましたが、体中に昨日のダメージが(汗)
太ももから全身筋肉痛です。

撤収してとっとと帰りましょう。

火事場跡からは今日も北岳がくっきり。
いつかまた登りに行きたいな。

杖立峠から見上げた空。
さすが南アルプス、吹きぬける風はさわやかです。

気持ちの良い樹林帯歩き。
でも足はガクガク。
昨日のダメージ残ってます(汗)

あっ!駐車場が見えてきた。

ばんざーい!
駐車場に到着です。

いやー久しぶりにヘロヘロになるまでよく遊びました。
それにしても、まだまだ鍛え方が足りないなぁ
来月はがんばるぞ!
今回のログです。
アカヌケ沢の頭からテン場までログが取れていないで直線になっちゃってます。