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2015年02月08日

雲竜渓谷 絶景! 氷の回廊 

いつか行ってみたいと思っていた雪の雲竜渓谷。

とうとうアイゼンも買っちゃったし、行ってみるか!

ということで、いつもお山に連れて行ってもらっているT田くんと、先日武甲山で

ご一緒させていただいた、ふじぶんさんを誘って、念願の雲竜渓谷に行ってきました。

絶景!絶景!また絶景!!!

雪山・・・はまりそうです(笑)










2月7日(土)

朝5時45分、国分寺から電車に乗ってきたT田くんを南越谷駅でピックアップ。

ふじぶんさんの車に同乗させてもらって、一路日光を目指します。

東北道を宇都宮ICで降りて、日光宇都宮有料に入ると日光の山々が見えてきます。

気分が盛り上がりますね。

正面に見えるのは女峰山でしょうか。




出発から約2時間。

日光ICで降りて東照宮の脇を行くと、車道脇の広くなっているところに駐車している車が??

林道の終点はまだまだ先のはずですが・・・

駐車している人に

「この先行けないんですか?」

「うーん、先の方で戻ってくる車とかあって渋滞しているみたいですね」

なるほど・・・

天気の良い週末だからかなり混んでいるんでしょうか。

事前情報では駐車スペースも10台くらいしかないという話だったしな。

ということでずいぶん手前ですが、こちらから歩くことにします。





今回はミレーの30Lザックに、もしものためのヘルメット、帰りに使えるかもということで、

ヒップそりを持って行きます。





林道を歩き始めること、30分。

あれ?

ここにもあそこにも車止められるところあるじゃん!

オレたちなんでこんなところひたすら歩いてるの?

ていうかこの距離、帰りも歩かなきゃいけないんだぜ!

車とってくる?

でもきっともうすぐ終点だろ。

ホントか?

なんて会話をしています。

その間にも次々とわれわれを追い越していく車が・・・

しかも、戻ってくる車はなし。

オレ達、何でこんなところ歩いてるんだろう?

そんな考えが、みんなの頭をよぎります。





車を取りに戻るかしばらく迷った末、もうすぐ終点だろうということで先に進むことにしました。

ちょっと歩いたところにも、けっこう本格的な駐車スペースが。

ここも楽々車を止められましたガーン

でも終点はまだまだ先のようです。

もう引き返せないよなぁ トホホ





景色もなくつまらない舗装道路を歩き続けることさらに30分、歩き始めから1時間で

やっとスタート地点に到着しました汗

スタート地点付近にもけっこう車を止められる場所がありました(汗)





まあ気を取り直して歩き始めます。

スタート地点からも、ひたすらこんな雪道。

まあ3人でバカ話をしながら歩けるので、それはそれで楽しかったですが。





カーブミラーがあったので、おやぢ3人の3ショット。






スタート地点から1時間、歩き始めから2時間で稲荷川展望台に到着しました。




ここからはダム越しに正面に女峰山、右手に赤薙山が見えます。

設置してある望遠鏡はナント無料!

ダムの上を歩いている人が見えました。

なんでも渓流沿いを雲竜渓谷まで歩く、上級者向けのルートがあるんだそうです。




ここからも、まだまだこんな車道歩きが続きます。

天気も良くて風もなので歩いていると暑いほどです。





展望台から30分くらいで洞門岩という場所に到着。

ここから林道を離れて、岩ゴロゴロの渓流沿いの道を行きます。





この先、どうやらこの川を渡る渡渉が続くようです。





ザックを降ろしてアイゼンを着けました。






こんな感じの渡渉を繰り返します。

川の水は冷たいでしょうから、間違っても落っこちたくはないですね。

途中、川の中で転んで半身ずぶぬれになったおばさんを見かけました。

うわ!寒そう。

どこかのツアー参加者みたいだったけど、あのおばさん大丈夫だったかな?




おー! なんかすごいことになってきましたよ。

と最初に現れた氷柱に目を奪われて、ここで道を間違えることになります・・・






踏み跡をたどって川沿いの道を歩いていくと・・・





ビミョーな幅の流れが速い川の渡渉。





ダブルストックでどうにか渡りましたが・・・






その先は踏み跡もまばらな急登。

どう考えても正規ルートじゃないような・・・

はい!正解。

先は崖で行き止まりでした(笑)





Uターンです。






ふじぶんさん、こっちじゃないのなんて言ってますが、右から来た人に

「こっち行けるんですか?」

って聞いたらあと150mくらいとの事。

なんだ!そおんなに近いのか。

という事で、踏み跡があるのでまたまた川を渡って右ルートに行ってみます。





おー! いよいよ標柱が現れました。

これほどの流れが凍っちゃうなんて、どれだけ寒いんでしょ。




近くによって記念撮影。





この先もさらに、巨大つららの下がった崖が続きます。

当然この先に目的地である、雲竜瀑があると信じて歩いているんですが・・・





ごきげんでまたまた氷柱と記念撮影。

まだメインルートから外れたことには気がついていません。





確かに150mほど行けましたが、そこで氷の崖に行く手を阻まれます。

まさかあの崖登らないよね。

ということはさっきのおじさん、行けるかと聞かれたので、行けると答えただけという事?

このルートはどうやら氷柱を見るためのルートでメインの雲竜爆に行くルートではないようです。




少し戻ったところに坂道を登る正規ルートがありました。

坂を登るとすぐに広場が。

たくさんの人が休憩していました。

おにぎりを食べていたおばさんに先に見える滝が雲竜瀑ですか?

と聞くとそうですとの事。

あれ?なんかイメージより小さいな。

まあ写真より実物が貧相というのもよくある話だ。




急な階段を下りて、いよいよ雲竜渓谷の核心部に向かいます。




またまたまた川を渡ります。




現れたのは氷の壁。

友知らずの氷壁と呼ばれているようです。

いったい夏はどんな流れになっているんでしょう?




下から見上げるとこんな感じ。

写真じゃ伝わりにくいんですが、大迫力です。





ちょっと行って振り返るとこんな感じ。

本当に信じられない光景です。




あれ?先がまだまだあるぞ??

さっきのおばさんの話もあてにならないなぁ

さらに先に進むと、こんなつららが見えてきます。

これだけでもかなりな大きさですが、その先には・・・





こんな巨大なつらら?がビックリ

ここは本来、もっと氷柱がたくさんあって、氷の神殿と呼ばれているようですが、

気温のせいか、真ん中辺は崩れ落ちていました。





下から見上げると落っこちてきそうでかなり怖い。

実際に落っこちてきた氷の塊が、そこここに散らばっていました。





滝の裏側に入ることができます。

正面に見えるのが目的地の雲竜瀑ですね。





ここでも記念撮影。

アイスブルーってこんな色のことなんでしょうね。





3人そろって写真を撮ってもらいました。





さてさてそれでは、目的地の雲竜瀑に向かいますか。

正面に見えていますが、下から見てもかなりの規模だということがわかります。





こっからはかなりの急登。

しかもかなり細い道なのですれ違いが大変です。





急登で一気に高度を上げるので、あっという間に先ほどいた場所が小さくなっちゃいました。




さらに進むと・・・ 出たー!

雲竜瀑!

巨大な氷瀑です。






ちょっとありえないスケールです。

これが見たかったんですよね。





横ではダブルアックスでのアイスクライミングをやっていました。




う~ん、満足満足ニコニコ

それでは降りるとしましょう。

慎重に下ります。




先ほどの広場まで戻ってランチタイムです。

寒い時はやっぱりカップラーメン。




うまいね~





夏山だとその辺の石に腰かけてお昼を食べるんですが、冬山だとどこも雪だらけなんですよね。

前回の武甲山での教訓を活かして、家にあった銀マットを30×40cmに切って二つ折りに。

雪の上に座っても寒くない、ポータブル座布団の完成です。

これかなり使えます。





食事が終わったら、帰りは林道で帰ることにしました。





お山の景色キレイですね。





ちょうどいい感じの坂なので、ヒップそりで滑ってみました。

おー!気持ちいいぞ!

でもカーブを曲がり切れずクラッシュ!





T田くんとふじぶんさんも挑戦。

スーパーマリオカート状態を期待しましたが、スピードが上がらず。

もしかしてオレってヒップそりの才能あるのかな(笑)





でもヒップそりってけっこう疲れるんだよな。

しかもカーブでクラッシュしたりしておしりが濡れちゃった。

まあお遊びですからね。

そんなこんなで、洞門岩まで戻ってきました。

ここでみなさん、アイゼンを外していたのでわれわれも。





後は行きと同じ雪道をひたすら戻りました。

15時にスタート地点到着。

本当ならここが終点ですが、われわれの車ははるか下・・・




みんなでぶつくさ文句を言いながらもバカ話で笑って車に到着。

最後の下り、長かったな~



8時に出発して15時40分着だから、7時間40分か。

よく歩いたなぁ

でも天気も良かったし、最高に楽しい雪山歩きでした。

いや~雪山楽しいね。

ということで次は雪山テン泊?
  
タグ :栃木


Posted by そーしん at 18:26Comments(15)▲栃木県雲竜渓谷