2024年03月08日
鬼ラッセルの谷川岳と快晴の俎嵓 肩の小屋泊
3月01日(金)~3月03日(日)
谷川岳に登るたびに、尾根向こうに見えるかっこいい山が気になっていたんですよね。調べてみると「俎嵓」というらしい。
ただ、検索しても登るためのルートが出てこないので、てっきり行けないのかと思っていたんですが、異能☆さんから「行ってみませんか?」のお誘いが。
どうやら行ってる人がいるらしい。ヘンタイさんがヤマレコに記録をアップしているというじゃないですか。それではということで、憧れの爼嵓にトライしてきました。
3月01日(金)
仕事から帰って21時にわが家を出発。21時45分に異能☆さんをピックアップして、一路国道17号を北上。
途中の道の駅「まえばし赤城」で前泊車中泊することにしました。割りと最近できたんですね。道の駅なのにセブンイレブンもあってとっても便利でした。
3月02日(土)
うっすらと夜が明けるころ道の駅を出発。下道で谷川岳を目指します。
道の駅から1時間30分ほどで谷川岳ベースプラザに到着。今年からベースプラザの駐車料金、無料になったんですね。星野さんありがとう。有料なら手前の公園脇に停めて歩くつもりでしたが、ラッキーでした。
今回のザックはこんな感じです。ピッケル、ワカン、アイゼンは必要なのでどうしても重くなっちゃうんですが、その他をギリギリ軽量化して重さは18kgです。
本当はロープウェイを使わず西黒尾根から登るつもりでしたが、雪がけっこう降っているのでロープウェイを使って天神尾根から登ることにしちゃいました。ちょっと楽しすぎかな、とこの時は思っていたんですが・・・
ロープウェイは強風のため徐行運転。いつもの倍くらい時間がかかりました。
駅を出たとたん、雪と強風にビックリ。どこかで風の避けられる所でアイゼンを着けようと歩き始めたんですが、ズブズボ雪に埋まるじゃないですか!こりゃいかん、ということで駅まで戻って装備を検討、ワカンで行くことにしました。
さあ、スタートです。うっすらとあるトレースをたどって歩き出すと、前方から戻ってくる人が。聞くと、ノートレースでひどいラッセルなので、本日はあきらめて帰るとのこと。
えっ まずいなぁ ということはわれわれがトップということじゃないですか。しかも後ろから歩いてくる人も見えないし。
ここからがラッセル地獄の始まりでした。雪は降ったばかりの新雪でやわらかくワカンもほとんど役に立たないんですよね。しかもどこも真っ白で道がわからないからルートファインディングしなくちゃいけないし。GPSであたりをつけて急斜面を登ると新雪で全く進めない状況に。急斜面でもがいても全く進まず、這うようにして尾根上までたどり着きました。
尾根上に出てからは豪雪斜面のトラバースに。二人でトップを交代しながら進みます。とにかくトップは疲れるんですよ。一歩踏み出すたびにスクワットでもやっている感じと言ったらいいでしょうか。
ついに、どう見ても先に進めない場所に出ちゃいました。どうやらルートを外れたようです。もう一度もがきながら尾根上まで出てみます。どうやら尾根上が正解だったようです。
出発から3時間、いつもならあっという間に着く熊穴沢の避難小屋にヒーヒーいいながらたどり着きました。
とりあえずランチにしましょう。ランチを食べながら本日の行程を再検討。本来の予定だと西黒尾根を登ってオジカ沢の頭でテント泊を張る予定でしたが、とてもとてもオジカ沢の頭まで行けそうにありません。ここで終了してテントを張るか、肩の小屋まで頑張るかの2択ですね。ここでテントを張ったら敗退決定です。
う~ん、敗退だけは避けたいですね。頑張って進みましょう。 すると、後ろから若者ソロ2名が追いつきました。しめた!ラッセル交代できる。
小屋からは4人で先頭を交代しながらラッセルです。1/2 が 1/4 になりましたよ。2番目以降は楽だなぁ
4人ラッセルでしばらくご機嫌だったんですが、日帰りの若者二人は日帰りなのでで帰りのロープウェイのタイムリミットがあるんですよね。残念ながら「天狗の踊り場」で帰ることになりました。
ありがとね。一緒にラッセルするとなんとなくチームになるんですよね。名残惜しいですが同志とお別れです。
またまた二人だけのラッセルになっちゃいました。おまけにホワイトアウトで方向もわからず、とにかくGPSで確認しながら進みます。しかも上部に行くに従い風が強くなってきましたよ・・・しまいには暴風レベルです。
暴風&ホワイトアウト、しかも体力ヘロヘロの中、やった!ついに肩の小屋が見えましたよ。
逃げ込むように小屋へ。頼む!ドアよ開いてくれ!祈るような気持ちでドアを引くと・・・
やったー!開いた。
一歩小屋に入ると外の世界が嘘のように中は静寂そのもの。助かった・・・というのが正直な感想でした。
これからテントを張るなんて考えられませんね。肩の小屋避難小屋に泊まることにしました。そうと決まったら早速かんぱいです。いやぁ本当に疲れたな。
できるだけザックを軽くするために、水も最低限しか持ってこなかったので飲みながらいつもの水作り。
チューハイのあとは焼酎をストレートでちびちびやりながら、つまみは最近のお気に入りアタリメを炙っていただきましたよ。
今までアタリメはそのまま食べていたんですが、やっぱり炙った方がうまいですよね。柔らかくなるし味も全然違います。ということでこんな網を買っちゃいました。この網けっこう便利です。ユニフレームの ミニロースター っていうんですよ。 クリックしてみて。
夕食は軽量化のために鍋ではなくチキンラーメンにしました。もちろん玉子INです。
お腹がいっぱいになったら横になり・・・いつの間にか夢の中へ
3月03日(日)
朝6時までぐっすりと夢の中。さあ朝食を食べましょうか。朝食も軽量化のため、カップラーメンの朝食にしてみましたよ。トップバリューのしょうゆヌードルです。トップバリューのカップラーは日清食品のOEMなんですよね。味はご存じ定番のあの味です。やっぱシンプルだけどうまいですよね。
大きな荷物は小屋に残して、夜明けとともにスタートです。
快晴ですが冷たい風が吹いていますね。まぁ昨日に比べればそよ風ですが。
小屋の正面にはこれから目指すオジカザワの頭から俎嵓までの稜線がバッチリ。最高ですね。
まずはオジカ沢の頭までの主脈ルートを行きます。雪どうでしょうね。昨日みたいなラッセルにならないといいけど。
いったん鞍部まで急登を下ります。雪面は冷え込みで表面が凍っているので沈み込まずに歩きやすい。こりゃ極楽だ。
オジカ沢の頭に向けての斜面はけっこうな急登。部分的には壁のようになっていてけっこうやっかいです。ピッケルを刺し込みながら一歩一歩確実に進みます。
途中鎖場もありましたよ。幸いにも鎖が出ていたので使わせていただきました。
スタートから1時間ちょっとでオジカ沢の頭に到着♪ 順調順調。昨日の苦労が嘘のようです。
さあ俎嵓を目指しますよ。
山頂直下には避難小屋があるんですよね。
ドアは凍り付いているかと思ったけどあっさりと開きました。中はこんな感じ。狭いなぁ ギリギリ二人ですね。あんまり泊まりたくないかな。
鞍部まで降りると、いよいよ俎嵓への登りです。ここからは一般登山道ではなくバリルートですからね。ちょっと頭のネジが緩んでいる人が行くルートです(笑)
もちろんトレースなんてありません。基本は尾根のすぐ下をトラバースしながら登ります。右側は切れ落ちているので、滑落したらアウトですからね。一歩一歩慎重に進みます。
さあ、開けましたよ。山頂へのビクトリーロード・・・だと思ったんですが、GPSで確認するともう少し先が本当の山頂でした。ガックシ
一度下ってもう一度登り返した場所が山頂でした。標識の上部がわずかに出ていたので掘り出してみます。
ちゃんと俎嵓って書いてありしたよ。ついに憧れの俎嵓に登頂できました。
山頂で記念撮影。後ろは崖なのでちょっと緊張します。
ミッションコンプリート。達成感あるなぁ いつまでも景色を見ていたいけど、戻りますか。
オジカ沢の避難小屋まで戻ってランチタイムにしました。
俎嵓を眺めながらのランチタイム。すげーな。あそこに登ってきたんだ。
さあ、小屋に戻りましょう。気が抜ける帰りがヤバイんですよね。鎖場も慎重に慎重に。
無事、肩の小屋まで戻って来れました。
小屋前の絶景をバックに記念撮影。
小屋で荷造りしたら、さあ帰りましょう。天気も良いのでロープウェイからの登山者がバンバン登ってきます。ボクらが作ったレースをたどってきたんですよね。なんだかちょっと誇らしい。誰彼構わず話しかけて自慢したい気分です。
往復のチケットを買ったので帰りもロープウェイ。今回は楽しちゃったな。
ということで、雪山バリエーションルート憧れの俎嵓が終了しました。本来は俎嵓がメインのはずでしたが、今回はラッセルがメインになっちゃった感じもありますね。でも、良い経験になりました。
これで4週連続の雪山が終了。やっと休めるな・・・といいつつ来週はコソ練&キャンプだ。ボクって本当に週末に家に居ることないよな(笑)
谷川岳に登るたびに、尾根向こうに見えるかっこいい山が気になっていたんですよね。調べてみると「俎嵓」というらしい。
ただ、検索しても登るためのルートが出てこないので、てっきり行けないのかと思っていたんですが、異能☆さんから「行ってみませんか?」のお誘いが。
どうやら行ってる人がいるらしい。ヘンタイさんがヤマレコに記録をアップしているというじゃないですか。それではということで、憧れの爼嵓にトライしてきました。
3月01日(金)
仕事から帰って21時にわが家を出発。21時45分に異能☆さんをピックアップして、一路国道17号を北上。
途中の道の駅「まえばし赤城」で前泊車中泊することにしました。割りと最近できたんですね。道の駅なのにセブンイレブンもあってとっても便利でした。
3月02日(土)
うっすらと夜が明けるころ道の駅を出発。下道で谷川岳を目指します。
道の駅から1時間30分ほどで谷川岳ベースプラザに到着。今年からベースプラザの駐車料金、無料になったんですね。星野さんありがとう。有料なら手前の公園脇に停めて歩くつもりでしたが、ラッキーでした。
今回のザックはこんな感じです。ピッケル、ワカン、アイゼンは必要なのでどうしても重くなっちゃうんですが、その他をギリギリ軽量化して重さは18kgです。
本当はロープウェイを使わず西黒尾根から登るつもりでしたが、雪がけっこう降っているのでロープウェイを使って天神尾根から登ることにしちゃいました。ちょっと楽しすぎかな、とこの時は思っていたんですが・・・
ロープウェイは強風のため徐行運転。いつもの倍くらい時間がかかりました。
駅を出たとたん、雪と強風にビックリ。どこかで風の避けられる所でアイゼンを着けようと歩き始めたんですが、ズブズボ雪に埋まるじゃないですか!こりゃいかん、ということで駅まで戻って装備を検討、ワカンで行くことにしました。
さあ、スタートです。うっすらとあるトレースをたどって歩き出すと、前方から戻ってくる人が。聞くと、ノートレースでひどいラッセルなので、本日はあきらめて帰るとのこと。
えっ まずいなぁ ということはわれわれがトップということじゃないですか。しかも後ろから歩いてくる人も見えないし。
ここからがラッセル地獄の始まりでした。雪は降ったばかりの新雪でやわらかくワカンもほとんど役に立たないんですよね。しかもどこも真っ白で道がわからないからルートファインディングしなくちゃいけないし。GPSであたりをつけて急斜面を登ると新雪で全く進めない状況に。急斜面でもがいても全く進まず、這うようにして尾根上までたどり着きました。
尾根上に出てからは豪雪斜面のトラバースに。二人でトップを交代しながら進みます。とにかくトップは疲れるんですよ。一歩踏み出すたびにスクワットでもやっている感じと言ったらいいでしょうか。
ついに、どう見ても先に進めない場所に出ちゃいました。どうやらルートを外れたようです。もう一度もがきながら尾根上まで出てみます。どうやら尾根上が正解だったようです。
出発から3時間、いつもならあっという間に着く熊穴沢の避難小屋にヒーヒーいいながらたどり着きました。
とりあえずランチにしましょう。ランチを食べながら本日の行程を再検討。本来の予定だと西黒尾根を登ってオジカ沢の頭でテント泊を張る予定でしたが、とてもとてもオジカ沢の頭まで行けそうにありません。ここで終了してテントを張るか、肩の小屋まで頑張るかの2択ですね。ここでテントを張ったら敗退決定です。
う~ん、敗退だけは避けたいですね。頑張って進みましょう。 すると、後ろから若者ソロ2名が追いつきました。しめた!ラッセル交代できる。
小屋からは4人で先頭を交代しながらラッセルです。1/2 が 1/4 になりましたよ。2番目以降は楽だなぁ
4人ラッセルでしばらくご機嫌だったんですが、日帰りの若者二人は日帰りなのでで帰りのロープウェイのタイムリミットがあるんですよね。残念ながら「天狗の踊り場」で帰ることになりました。
ありがとね。一緒にラッセルするとなんとなくチームになるんですよね。名残惜しいですが同志とお別れです。
またまた二人だけのラッセルになっちゃいました。おまけにホワイトアウトで方向もわからず、とにかくGPSで確認しながら進みます。しかも上部に行くに従い風が強くなってきましたよ・・・しまいには暴風レベルです。
暴風&ホワイトアウト、しかも体力ヘロヘロの中、やった!ついに肩の小屋が見えましたよ。
逃げ込むように小屋へ。頼む!ドアよ開いてくれ!祈るような気持ちでドアを引くと・・・
やったー!開いた。
一歩小屋に入ると外の世界が嘘のように中は静寂そのもの。助かった・・・というのが正直な感想でした。
これからテントを張るなんて考えられませんね。肩の小屋避難小屋に泊まることにしました。そうと決まったら早速かんぱいです。いやぁ本当に疲れたな。
できるだけザックを軽くするために、水も最低限しか持ってこなかったので飲みながらいつもの水作り。
チューハイのあとは焼酎をストレートでちびちびやりながら、つまみは最近のお気に入りアタリメを炙っていただきましたよ。
今までアタリメはそのまま食べていたんですが、やっぱり炙った方がうまいですよね。柔らかくなるし味も全然違います。ということでこんな網を買っちゃいました。この網けっこう便利です。ユニフレームの ミニロースター っていうんですよ。 クリックしてみて。
夕食は軽量化のために鍋ではなくチキンラーメンにしました。もちろん玉子INです。
お腹がいっぱいになったら横になり・・・いつの間にか夢の中へ
3月03日(日)
朝6時までぐっすりと夢の中。さあ朝食を食べましょうか。朝食も軽量化のため、カップラーメンの朝食にしてみましたよ。トップバリューのしょうゆヌードルです。トップバリューのカップラーは日清食品のOEMなんですよね。味はご存じ定番のあの味です。やっぱシンプルだけどうまいですよね。
大きな荷物は小屋に残して、夜明けとともにスタートです。
快晴ですが冷たい風が吹いていますね。まぁ昨日に比べればそよ風ですが。
小屋の正面にはこれから目指すオジカザワの頭から俎嵓までの稜線がバッチリ。最高ですね。
まずはオジカ沢の頭までの主脈ルートを行きます。雪どうでしょうね。昨日みたいなラッセルにならないといいけど。
いったん鞍部まで急登を下ります。雪面は冷え込みで表面が凍っているので沈み込まずに歩きやすい。こりゃ極楽だ。
オジカ沢の頭に向けての斜面はけっこうな急登。部分的には壁のようになっていてけっこうやっかいです。ピッケルを刺し込みながら一歩一歩確実に進みます。
途中鎖場もありましたよ。幸いにも鎖が出ていたので使わせていただきました。
スタートから1時間ちょっとでオジカ沢の頭に到着♪ 順調順調。昨日の苦労が嘘のようです。
さあ俎嵓を目指しますよ。
山頂直下には避難小屋があるんですよね。
ドアは凍り付いているかと思ったけどあっさりと開きました。中はこんな感じ。狭いなぁ ギリギリ二人ですね。あんまり泊まりたくないかな。
鞍部まで降りると、いよいよ俎嵓への登りです。ここからは一般登山道ではなくバリルートですからね。ちょっと頭のネジが緩んでいる人が行くルートです(笑)
もちろんトレースなんてありません。基本は尾根のすぐ下をトラバースしながら登ります。右側は切れ落ちているので、滑落したらアウトですからね。一歩一歩慎重に進みます。
さあ、開けましたよ。山頂へのビクトリーロード・・・だと思ったんですが、GPSで確認するともう少し先が本当の山頂でした。ガックシ
一度下ってもう一度登り返した場所が山頂でした。標識の上部がわずかに出ていたので掘り出してみます。
ちゃんと俎嵓って書いてありしたよ。ついに憧れの俎嵓に登頂できました。
山頂で記念撮影。後ろは崖なのでちょっと緊張します。
ミッションコンプリート。達成感あるなぁ いつまでも景色を見ていたいけど、戻りますか。
オジカ沢の避難小屋まで戻ってランチタイムにしました。
俎嵓を眺めながらのランチタイム。すげーな。あそこに登ってきたんだ。
さあ、小屋に戻りましょう。気が抜ける帰りがヤバイんですよね。鎖場も慎重に慎重に。
無事、肩の小屋まで戻って来れました。
小屋前の絶景をバックに記念撮影。
小屋で荷造りしたら、さあ帰りましょう。天気も良いのでロープウェイからの登山者がバンバン登ってきます。ボクらが作ったレースをたどってきたんですよね。なんだかちょっと誇らしい。誰彼構わず話しかけて自慢したい気分です。
往復のチケットを買ったので帰りもロープウェイ。今回は楽しちゃったな。
ということで、雪山バリエーションルート憧れの俎嵓が終了しました。本来は俎嵓がメインのはずでしたが、今回はラッセルがメインになっちゃった感じもありますね。でも、良い経験になりました。
これで4週連続の雪山が終了。やっと休めるな・・・といいつつ来週はコソ練&キャンプだ。ボクって本当に週末に家に居ることないよな(笑)
2023年12月13日
雪山の「いろは」、初めての雪山訓練(せっくん)
12月09日(土)
お山を始めて9年になるんですが、登山の「いろは」は元登山部のT田くんに教えてもらったんですよね。山道での足の運び方、休憩の取り方、行動食の摂り方などなど。最初にちゃんとしたこと教わって良かったなと今でも思ってます。ただ、雪山については誰にも教えてもらうことなく試行錯誤しながら自分のやり方でやってきちゃったんですよね。そんなボクですが、新しく参加した山岳会で「雪山のいろは」を教えてくれるというんで、「雪山訓練」略して「せっくん」に参加してきました。
朝4時40分にお迎えに来てもらい、8時過ぎに谷川岳ロープウェイの乗り場に到着しました。「団体装備」略して「だんそう」を分配したら早速ロープウェイに乗り込みます。このロープウェイは星野リゾートの運営に変わったんですよね。料金もお高くなっていました。
本日、快晴ですね。気温も高目みたいなので絶好の「せっくん」日和です。
ロープウェイを下りてすぐ右手の斜面で訓練をやることになりました。まずはアイゼンを着けずに「つぼ足」での歩行訓練。キックステップでの登り下りなどなど。まあ、このあたりは慣れたものですね。
お次はお楽しみ、滑落停止訓練です。斜面からわざと滑落してピッケルで止めるという訓練です。テレビなんかでは良く見るんですが実際にやるのは初めて。滑り始めると止めるのはなかなか難しいですね。いかに初動で止めるかが肝心です。何事も一回やってみることは大事ですね。良い経験になりました。
滑落停止訓練の後は、斜面を変えるため少し上に移動。
ここでランチタイムにします。ボクのランチはいつものごとくカップラーです。
食後はワカンを使った歩行訓練とアイゼンを履いての歩行訓練です。登り、下り、斜行、トラバース。
色んな歩き方が必要なんですが、実際の斜面で歩きやすいように、安全に歩こうと思うってやってきたので教わるのも今までやってきたことのおさらいみたいなもの。この辺りは自信になりました。
ここからは未知の世界です。ロープでお互いを確保する技術や支点を取って順番に確保しながら登る技術など。
異能☆さんに作ってもらったなんちゃってスノーバーがさっそく活躍しました。本物買うと1本5~8000円ですが、異能☆さんの自作なら2本で1000円でした。ボクの工作レベルじゃとてもこんなの作れないから助かっちゃったな。
本物はコレです。長さも50cm、たぶん機能は変わりませんよ。
クリック
二人一組で確保したり確保されたり・・・実際に使う場面があるかはわかりませんが、良い勉強になりました。
稜線に日が落ちるころ雪訓終了。オキの耳、トマの耳も一日中晴れていましたね。山頂は踏めなかったけど有意義な訓練でした。
さあ、いよいよ大好きな雪山シーズンの到来ですね。今年は新しいことにもチャレンジしたいな。
お山を始めて9年になるんですが、登山の「いろは」は元登山部のT田くんに教えてもらったんですよね。山道での足の運び方、休憩の取り方、行動食の摂り方などなど。最初にちゃんとしたこと教わって良かったなと今でも思ってます。ただ、雪山については誰にも教えてもらうことなく試行錯誤しながら自分のやり方でやってきちゃったんですよね。そんなボクですが、新しく参加した山岳会で「雪山のいろは」を教えてくれるというんで、「雪山訓練」略して「せっくん」に参加してきました。
朝4時40分にお迎えに来てもらい、8時過ぎに谷川岳ロープウェイの乗り場に到着しました。「団体装備」略して「だんそう」を分配したら早速ロープウェイに乗り込みます。このロープウェイは星野リゾートの運営に変わったんですよね。料金もお高くなっていました。
本日、快晴ですね。気温も高目みたいなので絶好の「せっくん」日和です。
ロープウェイを下りてすぐ右手の斜面で訓練をやることになりました。まずはアイゼンを着けずに「つぼ足」での歩行訓練。キックステップでの登り下りなどなど。まあ、このあたりは慣れたものですね。
お次はお楽しみ、滑落停止訓練です。斜面からわざと滑落してピッケルで止めるという訓練です。テレビなんかでは良く見るんですが実際にやるのは初めて。滑り始めると止めるのはなかなか難しいですね。いかに初動で止めるかが肝心です。何事も一回やってみることは大事ですね。良い経験になりました。
滑落停止訓練の後は、斜面を変えるため少し上に移動。
ここでランチタイムにします。ボクのランチはいつものごとくカップラーです。
食後はワカンを使った歩行訓練とアイゼンを履いての歩行訓練です。登り、下り、斜行、トラバース。
色んな歩き方が必要なんですが、実際の斜面で歩きやすいように、安全に歩こうと思うってやってきたので教わるのも今までやってきたことのおさらいみたいなもの。この辺りは自信になりました。
ここからは未知の世界です。ロープでお互いを確保する技術や支点を取って順番に確保しながら登る技術など。
異能☆さんに作ってもらったなんちゃってスノーバーがさっそく活躍しました。本物買うと1本5~8000円ですが、異能☆さんの自作なら2本で1000円でした。ボクの工作レベルじゃとてもこんなの作れないから助かっちゃったな。
本物はコレです。長さも50cm、たぶん機能は変わりませんよ。
クリック
二人一組で確保したり確保されたり・・・実際に使う場面があるかはわかりませんが、良い勉強になりました。
稜線に日が落ちるころ雪訓終了。オキの耳、トマの耳も一日中晴れていましたね。山頂は踏めなかったけど有意義な訓練でした。
さあ、いよいよ大好きな雪山シーズンの到来ですね。今年は新しいことにもチャレンジしたいな。
2023年11月10日
谷川岳馬蹄形縦走リベンジ 3日間でのんびりと
11月02日(木)~11月05日(日)
11月の3連休は久しぶりに谷川岳馬蹄形縦走をやることにしました。
5年前に山友ふじぶんさんとふたりで蹄形縦走にチャレンジしたときは、ガスガス&小雨で何も見えない修行だったんですよね。3年前にソロで2度目のチャレンジしたときは、晴れていたものの直前の降雪にやられ半周でリタイア。いつか2泊でのんびり馬蹄形をやりたいと思っていたんですよね。ちょうどこの連休は天気も良さそう、ということでのんびり2泊で馬蹄形をやってきました。今回はちゃんと景色も見えましたよ~ リベンジ成功です。
馬蹄形縦走ってこんな感じです。
5年前の雨男ふたりの谷川馬蹄形縦走はコチラ
11月02日(木)
自宅を21時に出発。2時間走ったところで道の駅おおたに到着。早めに寝たいので一杯飲んだらおやすみさない。
最近はこのパターンなんですよね。
ゴールゼロもどきのRIBUランタンは、いつも車のダッシュボードに常備しています。底に磁石が付いているので、上の写真のようにドアの枠にもくっつくので車中泊では特に重宝します。
クリック
11月03日(金)
3時30分に目覚ましなしで起床。年寄りは早起き得意ですからね。
道の駅から下道で2時間、白毛門の駐車場には5時40分に到着しました。
今回もザックはウルトラライトなトレイルバムのステディで行きます。網の部分は何でも突っ込めて便利なんですが、雑に突っ込んだから見てくれが悪いですね(汗)
ボクのステディは「スペクトラ」という丈夫な生地を使ったバージョンです。少しだけ重くなりますが、生地は本当に丈夫です。ガンガン岩場でこすってもキズにもなりません。
クリック
駐車場の脇から馬蹄形縦走のスタートです。この辺りは紅葉が丁度見頃でした。
いきなり急登です。この尾根は山頂までずーっとこんな急登が続くんですよね。
登っていると木々の間から谷川岳が見えました。本日快晴!眺めが期待できそうですよ。
右下には滝が見えました。たぶん以前沢登りした鼻毛滝かな?
なかなかハードな急登が続きます。
右手の稜線から太陽が顔を出しましたよ。
光が当たると紅葉が輝きます!
振り返ると下界の眺めも素晴らしい。やっぱり山はお天気ですね。
おっと、こんな鎖場が出てきました。久しぶりで忘れていましたが、なかなかごっつい鎖場ですね。。
一旦フラットになったと思ったら、ついに白毛門山頂が見えました。
またしばらく登ると、ついに森林限界を超えたようです。さあ、あと一登り。
出発から約3時間、白毛門山頂に到着しました♪
馬蹄形の反対側に谷川岳、一ノ倉岳の稜線が。ここは明後日歩く稜線です。待ってろよ~
では、先を急ぎましょう。白毛門からいったん下ったらお次は笠ヶ岳です。
途中で振り返ると歩いて来た縦走路。
一登りで笠ヶ岳山頂に到着しました。自撮りで記念撮影。
ここでひと休憩。メンチカツパンでエネルギー補給します。
いやぁ絶景ですね。絶景はパノラマで撮ってみました。左から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。この3座をつなぐのが明後日歩く稜線。そこからぐっと下って武能岳、七ツ小屋山からフラットになって右端位が明日歩く予定の稜線です。てことは、右端くらいまで今日歩かなきゃいけないんですよね。長いなぁ
さあ、お次は朝日岳に向かいますよ。ギザギザの左に見える穏やかなに見える山が朝日岳です。
手前の鞍部に笠ヶ岳避難小屋がありました。
中は・・・狭! とても泊まるところじゃありませんね。まさに緊急避難用です。
小屋から先は、いよいよ朝日岳登りが始まります。
急登を登り切ると、ここからはお楽しみの稜線歩きです。
長い長いお散歩道。歩いて来た稜線を振り返ります。
さあ、いよいよ朝日岳の山頂が見えました。一旦下ってから登り返します。
登り返すと、あと一息で山頂ですね。
朝日岳山頂に到着♪ 今日は本当にお天気最高、眺めも最高です。
やっぱり自撮りで記念撮影。
これが歩いて来た笠ヶ岳から朝日岳の稜線です。けっこう歩いて来たもんだ。
さあ、あとは下るだけ。ここまでは駐車場からピストンの登山者がちらほらいましたが、ここからは山中泊する強者どもの世界です。ぐっと人が少なくなりました。
宝川温泉との分岐です。この辺りも色んなルートがあるんですよね。そのうちこっちからも登ってみるかな。
右下に見えるのは池塘でしょうか。この辺りは平らなので、冬は良いテン場になりそうです。
ジャンクションピークに到着。ここから巻機山まで残雪期限定で歩けるんですよね。
これが巻機山までの稜線です。気持ちよさそうな稜線ですよね。夏は藪に覆われて歩けないんですが、残雪期は藪に積もった雪の上を歩くので行けるんです。厳冬期は逆に雪が深すぎて歩けないんですよね。
さあ、あとはこの尾根をぐんぐん下りますよ。
さあ、眼下に本日お泊りする白崩避難小屋が見えました。手前にある小さなのが避難小屋、奥に見えるのはJRの送電線監視所です。
いよいよ避難小屋に到着。
どうかな?恐る恐る中を覗くと・・・ 大学登山部の団体さんがすでに到着していました。う~ん
さすがに団体さんの中に一人ぼっちはいやですね。こんな時のためにテントを持ってきました。裏の神社の前にテントを張らせていただくことにします。テントはウルトラライトのビッグスカイ・ウィスプMV。
先着していた学生さんに水場の事を聞くと、JR送電線監視所のすぐ裏に水が出ているとのこと。水の事を一番心配していたんでが一安心です。
今回のルート上には、この時期営業している小屋は一つもないので、水場が枯れていたら水を手に入れる場所はないんですよ。水が手に入らなければ途中で下山するしかないですからね。
小屋裏の斜面に水はジャンジャン出ていました。小屋が水源から水を引いていて、使われなかった水がスルーして出ているみたいです。
さあさあお待ちかね。一杯やりましょう。重たいけどこれは外せませんね。
おつまみは今回初めて買ってみた「するめソーメン」です。いつもは「あたりめ」なんですが、硬くて顎が疲れるんですよね。こいつは食べやすくて気に入りました。リピートしよう。
避難小屋をあてにした登山客が次々に到着します。テントを持っていない人は学生に場所を空けてもらって無理やり小屋に泊まるようですが、テントを持ってきた人はボクのテントの回りで張っています。もう、まるでどこかのテン場のようですね(笑)
焼酎の水割りを飲みながらマッタリしていると、小屋の向こうに太陽が沈んでいきました。
さあさあ、夕食をいただきましょうか。夕食は最近のお気に入り、袋麺のヤキソバにソーセージ&玉子インでいただきます。飽きないの?って言われそうですが家では食べないので意外と久しぶりなんですよ。
暗くなったらテントに籠ります。電波も繋がらないのでスマホも見れず、いつの間にか夢の中へ。おやすみなさい。
11月04日(土)
本日は行程が短いので目覚ましを掛けずにゆっくりするつもりでしたが、自然と4時に目が覚めちゃいました。年寄りはいやですね。
しかたないので朝食を食べることに。朝食は簡単にシリアルにしましたよ。
寒い時期なので、スキムミルクを温めてホットシリアルにしてみます。
ホットシリアル初体験でしたが・・・シリアルがすぐにふにゃふにゃになってマズい!寒いからってホットはダメですね。しかたないのでとにかく食べるだけ食べましたが。
やっと太陽が昇ってきました。本日もお天気まずまずみたいですね。
本日の行程は茂倉岳の避難小屋までなので、標準コースタイムで5時間30分くらい。あんまり早く出発すると昼とかに小屋に着いちゃうのできるだけゆっくり出発します。小屋泊まりの人達もテン場の人たちもいなくなるまでゆっくりしていました。
といってもいつまでもぼーっとしていられませんね。特にすることもないので6時40分に出発です。
前日避難小屋が混んでいたので、JRの小屋の軒先で寝るって言ってた方がいたけど、どうやらここで寝たようですね。なるほど、確かにここならどうにか寝られそうですが・・・それにしても強者だなぁ こんなところで寝てたら下界だったら確実に職質受けますよね(笑)
歩いていると稜線から太陽が顔を出しました。
急登を登り終えると、本日もお楽しみの稜線歩きがスタートです。
振り返ると歩いて来た稜線。景色の良い尾根歩きです。
またまたパノラマで撮ってみました。左側が昨日歩いた白毛門から朝日岳までの稜線。真ん中が途切れて模擬側が谷川岳から茂倉岳までの稜線です。
本日これから歩く稜線がずーっと続いています。これこれ、これがやりたかったんですよ。
鞍部に蓬ヒュッテがありました。ここが以前、ふじぶんさんと泊まったテン場があるところです。
営業小屋ですが、今シーズンは営業終了したようです。以前は避難小屋として開放していましたが、今は解放していないようですね。厳重に入れないようになっていました。
ヒュッテの前の平坦なスペースが、以前はテン場だったんですが、なんだか水が溜まっていますね。調べたら今はテン場として使っていないようです。
小屋前でひと休憩したら、さあいよいよ武能岳の登りが始まりますよ。
振り返ると歩いて来た稜線が。
武能岳山頂に到着。さすが連休だけあって山頂は休憩する人で一杯。
ボクもここでランチタイムにします。
武能岳からは大きく下って茂倉岳に登り返します。
茂倉岳への急登が始まりました。
谷川って山深いんですよね。湯檜曽川がはるか遠くに見えます。
さあ、茂倉岳の山頂が見えましたよ。
あとちょっとで山頂です。
山頂に到着。ここまで来ると、反対側の谷川岳方面から来る登山客がいるので急に賑やかに。
一応、自撮りで記念撮影。
こちらが一ノ倉岳から谷川岳の稜線です。まだまだ早い時間なのでもっと先まで歩いちゃいたいところですが、この先に行っちゃうと泊まれる場所が無いんですよね。
ということで、本日お泊りの茂倉岳避難小屋まで下りてきました。まだ11時過ぎなんですよ。早すぎますよね。でも行くところもないし・・・まあ良しとしましょう。
小屋の中に入ると・・・中は相変わらずキレイですね。広くて快適な小屋です。こんな早い時間なので当然誰もいません。
まずは水を確保しましょう。2分ほどくだったところにある水場はチョロチョロでしたが、どうにか補給できました。
さあ、一杯やりましょう。ここまで担いで来たんですからね。うまい!
小屋で休憩する人が時々通るので、山談義なんかをして過ごしました。
しばらくすると寒くなってきたので、小屋に入って焼酎のお湯割りをいただくことにしました。テーブルまであって親切な小屋ですね。右奥に見えている建材の断熱材もたくさん用意されていて、この上にマットを敷けば断熱効果はバッチリです。
夕方になっても宿泊者は誰も来ません。まさか貸切?まあ、うれしくもあるんですが暇なので話し相手が欲しかったってのも本音です。
日が暮れても結局誰も現れませんでした。本日この小屋貸切決定です。
まあ、夕食でも食べましょうか。夕食はチキンラーメンに玉子インです。手抜きの極致ですが鉄板のウマさです。
お酒たっぷり持ってきて良かったな。一人だらだらと飲んで眠くなったらおやすみなさい。
11月05日(日)
なんだかんだいって朝までグッスリ眠っちゃいました。お湯割りでほとんど水を使っちゃったので、朝からヘッデン点けて水くみです。
朝食をいただきましょうか。朝食はやっぱりはシリアル。昨日は温めて失敗したのでそのままスキムミルクでいただきます。
やっぱり冷たくてもこっちの方が食べられますね。
3連休の最終日ということで、道路の渋滞が予測されるので早めにヘッデンを点けてスタート。下界に見えるのは関越道の明かりですね。
ほどなく茂倉岳山頂に到着。ちょっとガスってますね。
どうせ景色も無いので先を急ぎましょう。お次は一ノ倉岳です。
茂倉岳から20分ほどで一ノ倉岳山頂に到着。ここの山頂はどっちみち景色も何にもないんですよね。ちょっと先に避難小屋がありました。
中を覗いてみましょう。う~ん狭い、ここも非常時専用ですね。
一ノ倉岳からは先は一気に下ります。前に見えるのが谷川岳の稜線。切れ落ちたおどろおどろしい稜線です。
鞍部まで無事に下りてきましたよ。さあ、いよいよ谷川岳への登り返しです。
振り向くと一ノ倉岳の雄姿が。こっちから見るとけっこうかっこいい山なんですよね。
「ノゾキ」に到着。
下を覗いてみると・・・すごい高度感です。ここが一ノ倉沢ってヤツですかね。クライマーをこれを登るのか。最近クライミングデビューしちゃったからな。いつかやることになるかも。
ガッツリ登り返して、谷川岳双耳峰のひとつ、オキの耳に到着です。ガスって何も見えませんね。まぁここは何回も来てますからね。
双耳峰のもうひとつ、オキの耳もうっすらシルエット。
ちょこっと登り返したらトマの耳に到着。トマの耳もガスっているので写真だけ撮ってスルー。
肩の小屋まで下りてきました。この小屋ももう営業は終了しているんですよね。
以前は小屋締め後は避難小屋として開放していたんですが・・・今年は解放しないみたいですね。
下山は天神尾根にします。下りるに従ってガスが晴れてきました。山頂だけガスってるパターンですね。
最後は田尻尾根から下ります。
こんな感じで葉っぱで埋まった急坂を下るんですが、下がぬかるんでいるので滑る滑る。気を付けなきゃ。
谷川岳、やっぱり上の方だけがガスっていますね。他は晴れてるのに。
最後の最後に滑ってに尻餅着いちゃいました。へこんでいるときにタイムリーにこんな看板が。
滑って転んで尻が田んぼで作業したみたいに泥だらけになるから田尻尾根っていうんだそうです。それじゃあ仕方ありませんね。むしろ由緒正しい下り方だったかと(笑)
尾根を下り終わると最後は車道歩きになりました。麓は紅葉が見ごろです。
駐車所脇の滝の紅葉も見ごろでした。
お疲れ~ 馬蹄形ならぬ周回で、おととい出発した白毛門の駐車場に戻ってきました。
さあ、渋滞が始まる前に帰りましょう。帰りに永井食堂のもつ煮買ってこうかな。あれウマイんだよな。
驚いたことに、永井食堂のもつ煮ってアマゾンさんで買えるんですね。まあ、ちょっと送料が乗っかってるけど。
クリック
ということで、のんびり2泊の谷川岳馬蹄形縦走が終了しました。
5年前に真っ白で見えなかった景色もバッチリ見えたし、リベンジ完了ですね。
楽しい山行でした。
11月の3連休は久しぶりに谷川岳馬蹄形縦走をやることにしました。
5年前に山友ふじぶんさんとふたりで蹄形縦走にチャレンジしたときは、ガスガス&小雨で何も見えない修行だったんですよね。3年前にソロで2度目のチャレンジしたときは、晴れていたものの直前の降雪にやられ半周でリタイア。いつか2泊でのんびり馬蹄形をやりたいと思っていたんですよね。ちょうどこの連休は天気も良さそう、ということでのんびり2泊で馬蹄形をやってきました。今回はちゃんと景色も見えましたよ~ リベンジ成功です。
馬蹄形縦走ってこんな感じです。
5年前の雨男ふたりの谷川馬蹄形縦走はコチラ
11月02日(木)
自宅を21時に出発。2時間走ったところで道の駅おおたに到着。早めに寝たいので一杯飲んだらおやすみさない。
最近はこのパターンなんですよね。
ゴールゼロもどきのRIBUランタンは、いつも車のダッシュボードに常備しています。底に磁石が付いているので、上の写真のようにドアの枠にもくっつくので車中泊では特に重宝します。
クリック
11月03日(金)
3時30分に目覚ましなしで起床。年寄りは早起き得意ですからね。
道の駅から下道で2時間、白毛門の駐車場には5時40分に到着しました。
今回もザックはウルトラライトなトレイルバムのステディで行きます。網の部分は何でも突っ込めて便利なんですが、雑に突っ込んだから見てくれが悪いですね(汗)
ボクのステディは「スペクトラ」という丈夫な生地を使ったバージョンです。少しだけ重くなりますが、生地は本当に丈夫です。ガンガン岩場でこすってもキズにもなりません。
クリック
駐車場の脇から馬蹄形縦走のスタートです。この辺りは紅葉が丁度見頃でした。
いきなり急登です。この尾根は山頂までずーっとこんな急登が続くんですよね。
登っていると木々の間から谷川岳が見えました。本日快晴!眺めが期待できそうですよ。
右下には滝が見えました。たぶん以前沢登りした鼻毛滝かな?
なかなかハードな急登が続きます。
右手の稜線から太陽が顔を出しましたよ。
光が当たると紅葉が輝きます!
振り返ると下界の眺めも素晴らしい。やっぱり山はお天気ですね。
おっと、こんな鎖場が出てきました。久しぶりで忘れていましたが、なかなかごっつい鎖場ですね。。
一旦フラットになったと思ったら、ついに白毛門山頂が見えました。
またしばらく登ると、ついに森林限界を超えたようです。さあ、あと一登り。
出発から約3時間、白毛門山頂に到着しました♪
馬蹄形の反対側に谷川岳、一ノ倉岳の稜線が。ここは明後日歩く稜線です。待ってろよ~
では、先を急ぎましょう。白毛門からいったん下ったらお次は笠ヶ岳です。
途中で振り返ると歩いて来た縦走路。
一登りで笠ヶ岳山頂に到着しました。自撮りで記念撮影。
ここでひと休憩。メンチカツパンでエネルギー補給します。
いやぁ絶景ですね。絶景はパノラマで撮ってみました。左から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。この3座をつなぐのが明後日歩く稜線。そこからぐっと下って武能岳、七ツ小屋山からフラットになって右端位が明日歩く予定の稜線です。てことは、右端くらいまで今日歩かなきゃいけないんですよね。長いなぁ
さあ、お次は朝日岳に向かいますよ。ギザギザの左に見える穏やかなに見える山が朝日岳です。
手前の鞍部に笠ヶ岳避難小屋がありました。
中は・・・狭! とても泊まるところじゃありませんね。まさに緊急避難用です。
小屋から先は、いよいよ朝日岳登りが始まります。
急登を登り切ると、ここからはお楽しみの稜線歩きです。
長い長いお散歩道。歩いて来た稜線を振り返ります。
さあ、いよいよ朝日岳の山頂が見えました。一旦下ってから登り返します。
登り返すと、あと一息で山頂ですね。
朝日岳山頂に到着♪ 今日は本当にお天気最高、眺めも最高です。
やっぱり自撮りで記念撮影。
これが歩いて来た笠ヶ岳から朝日岳の稜線です。けっこう歩いて来たもんだ。
さあ、あとは下るだけ。ここまでは駐車場からピストンの登山者がちらほらいましたが、ここからは山中泊する強者どもの世界です。ぐっと人が少なくなりました。
宝川温泉との分岐です。この辺りも色んなルートがあるんですよね。そのうちこっちからも登ってみるかな。
右下に見えるのは池塘でしょうか。この辺りは平らなので、冬は良いテン場になりそうです。
ジャンクションピークに到着。ここから巻機山まで残雪期限定で歩けるんですよね。
これが巻機山までの稜線です。気持ちよさそうな稜線ですよね。夏は藪に覆われて歩けないんですが、残雪期は藪に積もった雪の上を歩くので行けるんです。厳冬期は逆に雪が深すぎて歩けないんですよね。
さあ、あとはこの尾根をぐんぐん下りますよ。
さあ、眼下に本日お泊りする白崩避難小屋が見えました。手前にある小さなのが避難小屋、奥に見えるのはJRの送電線監視所です。
いよいよ避難小屋に到着。
どうかな?恐る恐る中を覗くと・・・ 大学登山部の団体さんがすでに到着していました。う~ん
さすがに団体さんの中に一人ぼっちはいやですね。こんな時のためにテントを持ってきました。裏の神社の前にテントを張らせていただくことにします。テントはウルトラライトのビッグスカイ・ウィスプMV。
先着していた学生さんに水場の事を聞くと、JR送電線監視所のすぐ裏に水が出ているとのこと。水の事を一番心配していたんでが一安心です。
今回のルート上には、この時期営業している小屋は一つもないので、水場が枯れていたら水を手に入れる場所はないんですよ。水が手に入らなければ途中で下山するしかないですからね。
小屋裏の斜面に水はジャンジャン出ていました。小屋が水源から水を引いていて、使われなかった水がスルーして出ているみたいです。
さあさあお待ちかね。一杯やりましょう。重たいけどこれは外せませんね。
おつまみは今回初めて買ってみた「するめソーメン」です。いつもは「あたりめ」なんですが、硬くて顎が疲れるんですよね。こいつは食べやすくて気に入りました。リピートしよう。
避難小屋をあてにした登山客が次々に到着します。テントを持っていない人は学生に場所を空けてもらって無理やり小屋に泊まるようですが、テントを持ってきた人はボクのテントの回りで張っています。もう、まるでどこかのテン場のようですね(笑)
焼酎の水割りを飲みながらマッタリしていると、小屋の向こうに太陽が沈んでいきました。
さあさあ、夕食をいただきましょうか。夕食は最近のお気に入り、袋麺のヤキソバにソーセージ&玉子インでいただきます。飽きないの?って言われそうですが家では食べないので意外と久しぶりなんですよ。
暗くなったらテントに籠ります。電波も繋がらないのでスマホも見れず、いつの間にか夢の中へ。おやすみなさい。
11月04日(土)
本日は行程が短いので目覚ましを掛けずにゆっくりするつもりでしたが、自然と4時に目が覚めちゃいました。年寄りはいやですね。
しかたないので朝食を食べることに。朝食は簡単にシリアルにしましたよ。
寒い時期なので、スキムミルクを温めてホットシリアルにしてみます。
ホットシリアル初体験でしたが・・・シリアルがすぐにふにゃふにゃになってマズい!寒いからってホットはダメですね。しかたないのでとにかく食べるだけ食べましたが。
やっと太陽が昇ってきました。本日もお天気まずまずみたいですね。
本日の行程は茂倉岳の避難小屋までなので、標準コースタイムで5時間30分くらい。あんまり早く出発すると昼とかに小屋に着いちゃうのできるだけゆっくり出発します。小屋泊まりの人達もテン場の人たちもいなくなるまでゆっくりしていました。
といってもいつまでもぼーっとしていられませんね。特にすることもないので6時40分に出発です。
前日避難小屋が混んでいたので、JRの小屋の軒先で寝るって言ってた方がいたけど、どうやらここで寝たようですね。なるほど、確かにここならどうにか寝られそうですが・・・それにしても強者だなぁ こんなところで寝てたら下界だったら確実に職質受けますよね(笑)
歩いていると稜線から太陽が顔を出しました。
急登を登り終えると、本日もお楽しみの稜線歩きがスタートです。
振り返ると歩いて来た稜線。景色の良い尾根歩きです。
またまたパノラマで撮ってみました。左側が昨日歩いた白毛門から朝日岳までの稜線。真ん中が途切れて模擬側が谷川岳から茂倉岳までの稜線です。
本日これから歩く稜線がずーっと続いています。これこれ、これがやりたかったんですよ。
鞍部に蓬ヒュッテがありました。ここが以前、ふじぶんさんと泊まったテン場があるところです。
営業小屋ですが、今シーズンは営業終了したようです。以前は避難小屋として開放していましたが、今は解放していないようですね。厳重に入れないようになっていました。
ヒュッテの前の平坦なスペースが、以前はテン場だったんですが、なんだか水が溜まっていますね。調べたら今はテン場として使っていないようです。
小屋前でひと休憩したら、さあいよいよ武能岳の登りが始まりますよ。
振り返ると歩いて来た稜線が。
武能岳山頂に到着。さすが連休だけあって山頂は休憩する人で一杯。
ボクもここでランチタイムにします。
武能岳からは大きく下って茂倉岳に登り返します。
茂倉岳への急登が始まりました。
谷川って山深いんですよね。湯檜曽川がはるか遠くに見えます。
さあ、茂倉岳の山頂が見えましたよ。
あとちょっとで山頂です。
山頂に到着。ここまで来ると、反対側の谷川岳方面から来る登山客がいるので急に賑やかに。
一応、自撮りで記念撮影。
こちらが一ノ倉岳から谷川岳の稜線です。まだまだ早い時間なのでもっと先まで歩いちゃいたいところですが、この先に行っちゃうと泊まれる場所が無いんですよね。
ということで、本日お泊りの茂倉岳避難小屋まで下りてきました。まだ11時過ぎなんですよ。早すぎますよね。でも行くところもないし・・・まあ良しとしましょう。
小屋の中に入ると・・・中は相変わらずキレイですね。広くて快適な小屋です。こんな早い時間なので当然誰もいません。
まずは水を確保しましょう。2分ほどくだったところにある水場はチョロチョロでしたが、どうにか補給できました。
さあ、一杯やりましょう。ここまで担いで来たんですからね。うまい!
小屋で休憩する人が時々通るので、山談義なんかをして過ごしました。
しばらくすると寒くなってきたので、小屋に入って焼酎のお湯割りをいただくことにしました。テーブルまであって親切な小屋ですね。右奥に見えている建材の断熱材もたくさん用意されていて、この上にマットを敷けば断熱効果はバッチリです。
夕方になっても宿泊者は誰も来ません。まさか貸切?まあ、うれしくもあるんですが暇なので話し相手が欲しかったってのも本音です。
日が暮れても結局誰も現れませんでした。本日この小屋貸切決定です。
まあ、夕食でも食べましょうか。夕食はチキンラーメンに玉子インです。手抜きの極致ですが鉄板のウマさです。
お酒たっぷり持ってきて良かったな。一人だらだらと飲んで眠くなったらおやすみなさい。
11月05日(日)
なんだかんだいって朝までグッスリ眠っちゃいました。お湯割りでほとんど水を使っちゃったので、朝からヘッデン点けて水くみです。
朝食をいただきましょうか。朝食はやっぱりはシリアル。昨日は温めて失敗したのでそのままスキムミルクでいただきます。
やっぱり冷たくてもこっちの方が食べられますね。
3連休の最終日ということで、道路の渋滞が予測されるので早めにヘッデンを点けてスタート。下界に見えるのは関越道の明かりですね。
ほどなく茂倉岳山頂に到着。ちょっとガスってますね。
どうせ景色も無いので先を急ぎましょう。お次は一ノ倉岳です。
茂倉岳から20分ほどで一ノ倉岳山頂に到着。ここの山頂はどっちみち景色も何にもないんですよね。ちょっと先に避難小屋がありました。
中を覗いてみましょう。う~ん狭い、ここも非常時専用ですね。
一ノ倉岳からは先は一気に下ります。前に見えるのが谷川岳の稜線。切れ落ちたおどろおどろしい稜線です。
鞍部まで無事に下りてきましたよ。さあ、いよいよ谷川岳への登り返しです。
振り向くと一ノ倉岳の雄姿が。こっちから見るとけっこうかっこいい山なんですよね。
「ノゾキ」に到着。
下を覗いてみると・・・すごい高度感です。ここが一ノ倉沢ってヤツですかね。クライマーをこれを登るのか。最近クライミングデビューしちゃったからな。いつかやることになるかも。
ガッツリ登り返して、谷川岳双耳峰のひとつ、オキの耳に到着です。ガスって何も見えませんね。まぁここは何回も来てますからね。
双耳峰のもうひとつ、オキの耳もうっすらシルエット。
ちょこっと登り返したらトマの耳に到着。トマの耳もガスっているので写真だけ撮ってスルー。
肩の小屋まで下りてきました。この小屋ももう営業は終了しているんですよね。
以前は小屋締め後は避難小屋として開放していたんですが・・・今年は解放しないみたいですね。
下山は天神尾根にします。下りるに従ってガスが晴れてきました。山頂だけガスってるパターンですね。
最後は田尻尾根から下ります。
こんな感じで葉っぱで埋まった急坂を下るんですが、下がぬかるんでいるので滑る滑る。気を付けなきゃ。
谷川岳、やっぱり上の方だけがガスっていますね。他は晴れてるのに。
最後の最後に滑ってに尻餅着いちゃいました。へこんでいるときにタイムリーにこんな看板が。
滑って転んで尻が田んぼで作業したみたいに泥だらけになるから田尻尾根っていうんだそうです。それじゃあ仕方ありませんね。むしろ由緒正しい下り方だったかと(笑)
尾根を下り終わると最後は車道歩きになりました。麓は紅葉が見ごろです。
駐車所脇の滝の紅葉も見ごろでした。
お疲れ~ 馬蹄形ならぬ周回で、おととい出発した白毛門の駐車場に戻ってきました。
さあ、渋滞が始まる前に帰りましょう。帰りに永井食堂のもつ煮買ってこうかな。あれウマイんだよな。
驚いたことに、永井食堂のもつ煮ってアマゾンさんで買えるんですね。まあ、ちょっと送料が乗っかってるけど。
クリック
ということで、のんびり2泊の谷川岳馬蹄形縦走が終了しました。
5年前に真っ白で見えなかった景色もバッチリ見えたし、リベンジ完了ですね。
楽しい山行でした。
2023年07月27日
日本三大急登西黒尾根から谷川岳を縦走 キレイな避難小屋泊で快適登山
7月21日(金)~7月23日(日)
今週末、どこに遊びに行こうか考えていたタイミングで、山友まさ☆さんから連絡が。お互い特に行く場所を決めてないなら一緒にどこかの山に行こうかという話になりました。
どこがいいかな?縦走したいよね、天気予報とにらめっこした結果、谷川岳を縦走しようということになりました。
日本三大急登の西黒尾根を登って谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳と縦走して茂倉新道を下るというルートです。泊まりはお初の茂倉岳避難小屋。小屋はとってもキレイで快適。楽しい週末になりました。
7月21日(金)
22時にまさ☆さんと合流して新越谷駅を出発。東松山ICまで下道を走って関越に乗り、出口近くの土樽PAには深夜1時に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。
今回もこいつが役に立ちましたよ。ゴールゼロのパチモン、RIBUのUSB充電ランタンです。引っかけるところが無くても磁石でくっつくので車内を照らすのにもってこいです。
RIBUのランタンは本家よりひとまわり大きい感じ。直置きするときは三脚、車に付けるときは磁石、もちろんフックも付いているので枝に引っかけることもできます。さすが後発、かゆいところに手が届く改良ですね。
クリック
7月22日(土)
5時に目覚ましで目を覚まし、関越の湯沢インターで降りて、登山口近くの駐車場に5時30分に到着しました。この駐車場、無料の上に水場まであるという素晴らしい駐車場です。
準備をしたら、車道を15分ほど歩いて土樽駅へ。今回は電車回送ですが先に回送を済ませちゃいます。済ませておけば電車の時間を気にせず歩けるし、下山したらすぐに帰れますからね。
土樽駅、初めて来ましたがなかなか雰囲気ある駅舎です。当然無人駅。
6:28発の上り電車に乗りました。料金は回ってきた車掌さんに払います。
9分ほどで土合の駅に到着です。有名な地下深くのホームは下り線なんですよね。上り線のホームは普通に地上にありました。
駅から車道を歩いて登山口へ。途中ベースプラザでトイレに寄ったりして西黒尾根の登山口には7時20分に到着。さあ、ここから日本三大急登の西黒尾根が始まりますよ。
今回はボクが先に歩きますよ。いつもは景色に人を映り込ませたいので同行者には先を歩いてもらうんですが、まさ☆さんを先に歩かせると早くてついて行くの大変なんです。
スタート直後からいきなりの急登で、ガッツリ登り鉄塔のある尾根まで来ました。
鉄塔を見ると下から見上げたくなるんですよね。この幾何学模様が好きなんです。
長い樹林帯歩きが終わると、いよいよラクダのコブと呼ばれる岩稜帯です。なかなかゴッツイ鎖場ですね。
次々と鎖場が続きますよ。前を行く西黒尾根初挑戦のお姉さんも苦戦していました。
雨の後で岩が滑るので、ボクも緊張しながら登ります。
これでもかと岩場が続きます。ちょうど歩くペースが同じくらいのお姉さん、後ろ姿で被写体になってもらいました。
どうやらラクダのコブは越えたようです。目の前には西黒尾根の稜線が。あれ?案外短いな。もっと長かったような気がしたけど。この時は気が付いて無かったんですが、見えているのは小ピークでその後ろに長い尾根が雲に隠れていました。
振り返るとラクダのコブです。
登山道の花は今が盛りですね。と言っても名前知らんけど。
あれ?またまた岩場だ。
さすが日本三大急登、岩場を越えても延々と登りが続きます。
前方に見える岩・・・あれはザンゲ岩ですね。あそこを過ぎれば山頂までは緩やかな登りです。もうちょっとだ。
ということで、ここでひと休憩することに。いつものようにランチパックをいただきます。今回は見切り品だからお安かったですよ。
尾根の向こうに山頂が見えました。谷川岳は双耳峰なのでトンガリが二つ見えます。
さあザンゲ岩まで登って来ましたよ。霧に煙るザンゲ岩とニッコウキスゲ。絵になるじゃないですか。
ザンゲ岩の下はお花畑になっていました。
ザンゲ岩を過ぎれば山頂はもうすぐ。ロープウェイを使った天神尾根からの登山者が合流するので急に人が増えました。
双耳峰の一つトマの耳に到着です。一応記念撮影。
さあ、お次はもう一つの山頂、お隣のオキの耳に向かいますよ。
鞍部から見下ろすと・・・谷川連峰は山深いですね。
さあ、オキの耳への登り返しです。
振り返ると先ほどまでいたトマの耳がかっこいい。
はい、オキの耳頂上に到着です。こっちでも記念撮影。
さあ、ここからが本日のハイライトですね。前方に見える茂倉岳の稜線まで縦走です。
さすがに谷川から先に行くと登山者はガクッと減りました。静かな稜線歩きが楽しめます。
まずは前方の一ノ倉岳に登り返しますよ。
稜線歩きといっても、この辺りは岩のアップダウンがあります。
そして稜線の端は切れ落ちていて崖になっています。
下を覗くとこんな感じ。おー怖!
急登をガツっと登り終わると一ノ倉岳山頂に到着しました。山頂にはドーム型の避難小屋が。このタイプはあんまり泊まりたくないな。
さあ、ここからは茂倉岳に向けての稜線歩きです。
もう置いて行かれる心配も無さそうなので、まさ☆さんに先を歩いてもらいましょう。
鞍部に降りて来ました。ここから茂倉岳に登り返します。
気持ちよく歩いて茂倉岳山頂に到着です。
振り返ると歩いて来た稜線が。キレイな尾根道です。ここが歩きたかったんですよ。
さあ、下には今日泊まる茂倉岳避難小屋が見えましたね。
尾根道を下りて避難小屋に到着。
どんな小屋でしょうか。恐る恐る中を覗いてみると・・・すごくキレイですね。まだ誰もいないので一番乗りのようです。
荷物を置いたら、さっそく水場を見に行きました。小屋の裏側を2分ほど下ったところに水が出ていましたよ。さわると冷たい!
これはありがたい!ということで持ってきたチューハイをキンキンに冷やします。
小屋に戻ったら、かんぱ~い! うめー!!! キンキンのヤツはやっぱり違うぜ!
チューハイの後は、キンキンに冷えた水でバーボンの水割りをいただきます。
一息ついていると、屋根を叩く雨音が聞こえてきました。夕立ですね。しかもだんだん音が大きくなってきましたよ。
とそんな時、合羽を着てずぶ濡れになった登山者が次々に駆け込んできました。ボクらは濡れずにラッキーでしたね。
一杯飲んだ後はお昼寝タイム。朝も早かったからね。
起きたらもう夕刻です。夕食をいただきましょう。今日の夕食はテレビでやっていた簡単ヤキソバを作ってみますよ。
まずは分量のお湯を沸かしてソーセージを茹でます。そこに袋麺のヤキソバを投入して少しほぐれたら生卵を投入。
水分が無くなる直前に粉末ソースを加えて混ぜ混ぜ。ジャンキーだけどちょっと豪華なヤキソバの完成です。これは絶対ウマイやつですね。いける!
カレーメシも飽きてきたし、しばらくこれで行こう。
小屋の外に出ると夕日が沈むところでした。
小屋に戻ってブランデーを飲んだらおやすみなさい。この日は4組10名ほどの宿泊者だったので小屋はゆっったりと眠れました。
7月23日(日)
朝です。お天気良さそうですね。
下界は雲海が広がっていました。
朝食は夏の定番、スキムミルクとグラノーラをいただきますよ。
お世話になった小屋を軽く掃き掃除したらさあ帰りましょうか。この見えている尾根をずーっと下ります。元気になったまさ☆さんがすっ飛ばす心配があるので下山もボクが先に行きます。
緩やかな尾根道。景色も見えて気持ちいい。
振り返ると歩いて来た尾根道。
最後は樹林歩きになって、平らになったと思ったら茂倉岳登山口の駐車場に到着しました。茂倉新道をピストンするならここが便利ですね。
ボクらは駅寄りの駐車場に停めたのでスルーします。
車道をしばらく歩いたら銅像のある駐車場が見えました。ゴールですね。お疲れさまでした~
ということで今回の登山が終了です。
谷川岳といえば馬蹄形縦走や主脈縦走なんかはやりましたが、まだまだ色んな尾根があって縦走できるんですね。同じルートを往復するピストンよりやっぱり縦走の方が楽しいな。探せば色々縦走路もあるみたい。今度はどこをやろうかな。
今回のログです。
今週末、どこに遊びに行こうか考えていたタイミングで、山友まさ☆さんから連絡が。お互い特に行く場所を決めてないなら一緒にどこかの山に行こうかという話になりました。
どこがいいかな?縦走したいよね、天気予報とにらめっこした結果、谷川岳を縦走しようということになりました。
日本三大急登の西黒尾根を登って谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳と縦走して茂倉新道を下るというルートです。泊まりはお初の茂倉岳避難小屋。小屋はとってもキレイで快適。楽しい週末になりました。
7月21日(金)
22時にまさ☆さんと合流して新越谷駅を出発。東松山ICまで下道を走って関越に乗り、出口近くの土樽PAには深夜1時に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。
今回もこいつが役に立ちましたよ。ゴールゼロのパチモン、RIBUのUSB充電ランタンです。引っかけるところが無くても磁石でくっつくので車内を照らすのにもってこいです。
RIBUのランタンは本家よりひとまわり大きい感じ。直置きするときは三脚、車に付けるときは磁石、もちろんフックも付いているので枝に引っかけることもできます。さすが後発、かゆいところに手が届く改良ですね。
クリック
7月22日(土)
5時に目覚ましで目を覚まし、関越の湯沢インターで降りて、登山口近くの駐車場に5時30分に到着しました。この駐車場、無料の上に水場まであるという素晴らしい駐車場です。
準備をしたら、車道を15分ほど歩いて土樽駅へ。今回は電車回送ですが先に回送を済ませちゃいます。済ませておけば電車の時間を気にせず歩けるし、下山したらすぐに帰れますからね。
土樽駅、初めて来ましたがなかなか雰囲気ある駅舎です。当然無人駅。
6:28発の上り電車に乗りました。料金は回ってきた車掌さんに払います。
9分ほどで土合の駅に到着です。有名な地下深くのホームは下り線なんですよね。上り線のホームは普通に地上にありました。
駅から車道を歩いて登山口へ。途中ベースプラザでトイレに寄ったりして西黒尾根の登山口には7時20分に到着。さあ、ここから日本三大急登の西黒尾根が始まりますよ。
今回はボクが先に歩きますよ。いつもは景色に人を映り込ませたいので同行者には先を歩いてもらうんですが、まさ☆さんを先に歩かせると早くてついて行くの大変なんです。
スタート直後からいきなりの急登で、ガッツリ登り鉄塔のある尾根まで来ました。
鉄塔を見ると下から見上げたくなるんですよね。この幾何学模様が好きなんです。
長い樹林帯歩きが終わると、いよいよラクダのコブと呼ばれる岩稜帯です。なかなかゴッツイ鎖場ですね。
次々と鎖場が続きますよ。前を行く西黒尾根初挑戦のお姉さんも苦戦していました。
雨の後で岩が滑るので、ボクも緊張しながら登ります。
これでもかと岩場が続きます。ちょうど歩くペースが同じくらいのお姉さん、後ろ姿で被写体になってもらいました。
どうやらラクダのコブは越えたようです。目の前には西黒尾根の稜線が。あれ?案外短いな。もっと長かったような気がしたけど。この時は気が付いて無かったんですが、見えているのは小ピークでその後ろに長い尾根が雲に隠れていました。
振り返るとラクダのコブです。
登山道の花は今が盛りですね。と言っても名前知らんけど。
あれ?またまた岩場だ。
さすが日本三大急登、岩場を越えても延々と登りが続きます。
前方に見える岩・・・あれはザンゲ岩ですね。あそこを過ぎれば山頂までは緩やかな登りです。もうちょっとだ。
ということで、ここでひと休憩することに。いつものようにランチパックをいただきます。今回は見切り品だからお安かったですよ。
尾根の向こうに山頂が見えました。谷川岳は双耳峰なのでトンガリが二つ見えます。
さあザンゲ岩まで登って来ましたよ。霧に煙るザンゲ岩とニッコウキスゲ。絵になるじゃないですか。
ザンゲ岩の下はお花畑になっていました。
ザンゲ岩を過ぎれば山頂はもうすぐ。ロープウェイを使った天神尾根からの登山者が合流するので急に人が増えました。
双耳峰の一つトマの耳に到着です。一応記念撮影。
さあ、お次はもう一つの山頂、お隣のオキの耳に向かいますよ。
鞍部から見下ろすと・・・谷川連峰は山深いですね。
さあ、オキの耳への登り返しです。
振り返ると先ほどまでいたトマの耳がかっこいい。
はい、オキの耳頂上に到着です。こっちでも記念撮影。
さあ、ここからが本日のハイライトですね。前方に見える茂倉岳の稜線まで縦走です。
さすがに谷川から先に行くと登山者はガクッと減りました。静かな稜線歩きが楽しめます。
まずは前方の一ノ倉岳に登り返しますよ。
稜線歩きといっても、この辺りは岩のアップダウンがあります。
そして稜線の端は切れ落ちていて崖になっています。
下を覗くとこんな感じ。おー怖!
急登をガツっと登り終わると一ノ倉岳山頂に到着しました。山頂にはドーム型の避難小屋が。このタイプはあんまり泊まりたくないな。
さあ、ここからは茂倉岳に向けての稜線歩きです。
もう置いて行かれる心配も無さそうなので、まさ☆さんに先を歩いてもらいましょう。
鞍部に降りて来ました。ここから茂倉岳に登り返します。
気持ちよく歩いて茂倉岳山頂に到着です。
振り返ると歩いて来た稜線が。キレイな尾根道です。ここが歩きたかったんですよ。
さあ、下には今日泊まる茂倉岳避難小屋が見えましたね。
尾根道を下りて避難小屋に到着。
どんな小屋でしょうか。恐る恐る中を覗いてみると・・・すごくキレイですね。まだ誰もいないので一番乗りのようです。
荷物を置いたら、さっそく水場を見に行きました。小屋の裏側を2分ほど下ったところに水が出ていましたよ。さわると冷たい!
これはありがたい!ということで持ってきたチューハイをキンキンに冷やします。
小屋に戻ったら、かんぱ~い! うめー!!! キンキンのヤツはやっぱり違うぜ!
チューハイの後は、キンキンに冷えた水でバーボンの水割りをいただきます。
一息ついていると、屋根を叩く雨音が聞こえてきました。夕立ですね。しかもだんだん音が大きくなってきましたよ。
とそんな時、合羽を着てずぶ濡れになった登山者が次々に駆け込んできました。ボクらは濡れずにラッキーでしたね。
一杯飲んだ後はお昼寝タイム。朝も早かったからね。
起きたらもう夕刻です。夕食をいただきましょう。今日の夕食はテレビでやっていた簡単ヤキソバを作ってみますよ。
まずは分量のお湯を沸かしてソーセージを茹でます。そこに袋麺のヤキソバを投入して少しほぐれたら生卵を投入。
水分が無くなる直前に粉末ソースを加えて混ぜ混ぜ。ジャンキーだけどちょっと豪華なヤキソバの完成です。これは絶対ウマイやつですね。いける!
カレーメシも飽きてきたし、しばらくこれで行こう。
小屋の外に出ると夕日が沈むところでした。
小屋に戻ってブランデーを飲んだらおやすみなさい。この日は4組10名ほどの宿泊者だったので小屋はゆっったりと眠れました。
7月23日(日)
朝です。お天気良さそうですね。
下界は雲海が広がっていました。
朝食は夏の定番、スキムミルクとグラノーラをいただきますよ。
お世話になった小屋を軽く掃き掃除したらさあ帰りましょうか。この見えている尾根をずーっと下ります。元気になったまさ☆さんがすっ飛ばす心配があるので下山もボクが先に行きます。
緩やかな尾根道。景色も見えて気持ちいい。
振り返ると歩いて来た尾根道。
最後は樹林歩きになって、平らになったと思ったら茂倉岳登山口の駐車場に到着しました。茂倉新道をピストンするならここが便利ですね。
ボクらは駅寄りの駐車場に停めたのでスルーします。
車道をしばらく歩いたら銅像のある駐車場が見えました。ゴールですね。お疲れさまでした~
ということで今回の登山が終了です。
谷川岳といえば馬蹄形縦走や主脈縦走なんかはやりましたが、まだまだ色んな尾根があって縦走できるんですね。同じルートを往復するピストンよりやっぱり縦走の方が楽しいな。探せば色々縦走路もあるみたい。今度はどこをやろうかな。
今回のログです。
2021年12月10日
今シーズン初の雪山は谷川岳・一ノ倉岳 肩の小屋泊
12月02日(木)~12月04日(土)
さあ、いよいよボクの好きな雪山シーズンの到来ですね。ヤマレコをチェックしたら、谷川岳はもう真っ白に。さすが豪雪で知られる山です。
それじゃあと、天気の良さそうな金曜日に休みを取って、谷川岳に行ってきました。
今シーズン初の雪山・・・堪能させていただきました。
12月02日(木)
高速代を節約して、オール下道で往復しますよ。22時30分に自宅を出発。道の駅おおたに23時00分に到着して一杯飲んだらおやすみなさい。
12月02日(木)
朝は5時に起床。ひたすら国道17号を走って谷川岳を目指します。一回眠ってリセットすると運転はだいぶ楽ですね。
タイヤはスタッドレスに替えましたが、車道に雪はありません。
走っていると正面に谷川岳が見えました。さすがに山は真っ白、テンションが上がりますね~
白毛門の無料駐車場に7時30分に到着しました。さすがに駐車場には雪が残っていました。
今回のザックはこんな感じ。
稜線にテン泊予定なので、ストック、ピッケル、12本爪アイゼン、スコップなどフル装備。水2.5Lを入れたら60Lのザックがパンパンです(汗)
重さも20kgの大台超えで、さすがに担ぐのも一苦労。
準備をしたら、さあ行きますか。
車道を15分ほど歩いてロープウェイ乗り場に到着。ロープウェイ乗り場にも駐車場はあるんですが、平日500円・休日1000円かかるので、これで1500円の節約です。
ロープウェイのチケットは片道で購入。というのも今回は、谷川岳から一ノ倉岳、茂倉岳を縦走して、茂倉岳避難小屋付近でテン泊、茂倉新道を通って土樽駅まで下るという予定です。
8時30分の始発ロープウェイに乗って15分ほどで天神平に到着。
建物を出ると、さすがに雪はたっぷり。ここで今シーズン初の12本爪アイゼンを装着します。新調したスポルティバ・トランゴテックレザーに合わせるの初めてなんですがモンベルのアイゼンとの相性も悪くなさそうです。
昨日も雪が降ったみたいなので、トレースがあるかどうかを心配していましたがトレースはバッチリですね。これならワカンもラッセルも必要なさそうです。
歩き始めてしばらくすると、正面に谷川岳が姿を現しました。山頂付近の天気も良さそうだし楽しめそうです。
右手には白毛門から馬蹄形縦走の山々が。あっちも雪をかぶって真っ白ですね。
尾根に出ると俎嵓が見えました。こっちも真っ白。
しばらく尾根を歩いて、熊穴沢避難小屋に到着しました。
雪の時期に来ると、大体この小屋は雪に埋まっているんですが、今年はまだ降り始めとあって小屋前に雪は無く、すんなりと中に入れました。中は下がコンクリートなので、緊急時以外あまり泊まりたくはないですね。
さあ、ここからが本格的な登山の始まりです。20kgの重みを感じながら登りますよ。
直登で、ぐんぐん標高を上げて行きます。振り返ると歩いてきた稜線がバッチリ見えました。
左手に俎嵓を眺めながら登ります。俎嵓って名前は変だけど、姿かたちはアルペン感が漂っていてかっこいいよな。夏は登山道が無くて登れないけど、雪の時期は登れるんですよね。一度やってみたいものです。
正面には谷川岳がバーン。雪の時期は直登しますよ。
本日は雲一つない快晴。遠くの山々まで見渡せます。
俎嵓の裏側に谷川岳の主脈が見えましたよ。昨年は残雪期に歩きましたが、本格的な雪の時期はどうなんでしょうね。何人か交代でラッセルすればやれそうだけど。
さあ、肩の小屋に到着しました。今日は茂倉岳まで縦走して稜線でテン泊しようと思っていたんですが、昨日この小屋に泊まった方に聞いたら、オキの耳から先はノートレースで、けっこいう積もっているからソロで行くのはキツイかもとの事。
どうしようかな? う~ん・・・ やめよう(アッサリ) そんな修行はしたくないもんね。
となると、この小屋付近でテン泊するか、熊穴沢小屋まで下りてテン泊するか、この小屋に泊まっちゃうか・・・の3択ですね。いずれにしてもザックをここにデポして山頂を往復してから考えることにしましょう。
まずは、小屋前で主脈を眺めながらランチパックで腹ごしらえ。
さあ、ちょっくら山頂往復してきましょうか。双耳峰のひとつトマの耳までは10分程度です。
はい、あっという間にトマの耳に到着です。
肩の小屋でお話しした方に写真を撮ってもらいました。
山頂からは360度の絶景。こちらは白毛門方面ですね。
こちらがもう一つの山頂、オキの耳です。20分くらいで行けるので、ちゃっちゃと行って来ちゃいましょうか。
山頂付近の樹木は霧氷で真っ白です。
さくっと下って登ったら、もう1峰のオキの耳に到着。
とりあえず自撮りで記念撮影。
振り返るとトマの耳がかっこいい。
一ノ倉岳方面に目をやると・・・あれ?トレースがあるぞ。今日どなたか向かったようですね。
どうしよう・・・行けるなら行きたいなぁ
ちょっとで戻るつもりだったから完全に手ぶらだけど・・・まあいいか、行っちゃえ!
ということで一ノ倉岳まで行ってみることにしました。
しばらく歩くと前方から人が・・・先行者さん、もう登ってきたの?と思ったら、途中まで行ったけど踏み抜きがひどくて引き返してきたそうです。
えー!!どうしよう。もう行く気になっちゃったじゃないかぁ ノートレースでも、行けるところまで行ってみましょう。
一ノ倉岳、かっこいいな。頑張って行くぞ。
視界の開けた尾根上を歩くので、ノートレースでも道迷いの心配はないんですが、ふくらはぎから膝位の積雪です。時々腿までの踏み抜きも。
さあ、何とか鞍部まで下りてきましたよ。ここからはガッツリ登り返すようです。
気温が高いということもあるんでしょうが、アイゼンが団子になってやたら歩きにくい。アンチスノープレートとか付いているけどほぼ役に立っていませんね。団子が付かない良い方法ってないのかなぁ スキーのワックス塗るとか。
しばらく登って振り返ると、谷川岳からの稜線が見えました。美しい稜線ですね。踏み跡はボクのだけ。達成感たっぷりです。
急登を登り切ったところで急に斜面がなだらかになりました。よく見ると避難小屋が屋根だけ顔を出していますね。
山頂はどこ?標識が埋まってしまっていて山頂の場所がよく分からないので、GPSで確認します。どうやらこの辺りが山頂みたいですね。
山頂の先には茂倉岳が。アップダウンも少ないしすぐそこみたいですが、今日はここまでで引き返しましょう。
一応、自撮りで記念撮影。
山頂からは越後の山々が一望に。巻機山も見えますね。冬季限定で巻機山まで歩けるんですよね。これもいつかやってみたいルートの一つです。
さあ、戻りましょうか。
帰りは自分の踏み跡があるので行きより少しはマシでしょう。
雪山はやっぱり下りの方が怖いですね。滑落しないよう、慎重に。慎重に。
鎖場はこのくらいの雪が一番厄介なんですよね。中途半端に鎖が出ていたりいなかったり。雪で埋まっちゃった方がむしろ登りやすかったりします。
振り返ると今下りてきた稜線です。右側の切れ落ちた先が一ノ倉沢ですね。昔多くの人が命を落とした岸壁です。
自分の踏み跡を辿っているとはいえ、行きに踏み抜いた場所はやっぱり帰りも踏み抜くんですよね。悪戦苦闘しながら戻ります。
やっと双耳峰まで戻って来ました。山頂にも誰もいませんね。みんなロープウェイの最終に間に合うように下りちゃったようです。
樹木にできた海老の尻尾も美しい。
やっと肩の小屋が見えました。
ちょっとそこまで行って戻って来るつもりが、大冒険になっちゃったな(笑)
肩の小屋の前には絶景を眺められるベンチがあります。ベンチに座って今後のことを検討します。選択肢は3つ。ここでテント張るか、熊穴沢まで下ってテントを張るか、このまま肩の小屋に泊まるか・・・
う~ん・・・まずは一杯飲んでと。
一杯飲んだら結論は簡単に出ました。テントを張るなんて面倒ですね。小屋に泊まっちゃいましょう(笑)
そうと決まったら腰を落ち着けて飲みますよ。焼酎も逝っちゃいます。絶景を眺めながら飲む酒は最高にうまい!
あっという間に夕暮れになりました。この時間にこの景色を独り占め。贅沢な時間ですね。
山頂も赤く染まります。
主脈をガスが流れ、幻想的な風景が展開されました。泊まった人しか見られない特別な景色です。
さあ、日も暮れたことだし小屋に入って夕食をいただきましょう。今日は簡単にウマーメシに玉子を入れていただきます。寒いときは辛いものが暖まりますね。鍋じゃなくてもこれで十分な感じかな。
夜、外に出ると下界は群馬の夜景が広がっていました。
シュラフにもぐりこんで焼酎を飲みながらおやすみなさい
12月04日(土)
朝、目を覚ますと東の空が明るくなりかけていました。意を決してシュラフを抜け出し、明るくなる東の空に向けてシャッターを切ります。この時間も好きな時間です。
ちなみに、今回のシュラフはモンベルの#1です。ファスナーの修理から戻って来ました。修理費は1500円と思いがけず安かった。モンベルさんありがとう。
太陽が昇ってきましたね。夕日といい朝日といい山頂に泊まった人だけが見ることのできる絶景です。
主脈方面は薄くガスがかかっていてこれもまた美しい。
小屋に戻って、朝食は鮭おにぎりをお粥にしていただきます。
お茶漬けの素を入れるつもりでしたが持ってくるの忘れちゃった。塩を入れただけだったけど、シンプルでかえって美味かったかも。
のんびりと準備をしたら、さあ帰りましょうか。
予定とは反対方向ですが、登ってきた天神尾根を下ります。
ガツっと下って天狗の溜まり場まで下りてきました。ここで衣類の調整。標高を下げると気温も上がって暑くなるんですよね。
次いで熊穴沢避難小屋まで下りてきました。次回はテント泊(ビバーク)で楽しみたいですね。小屋のそばの幕営適地を探しておきましょう。小屋の真ん前は広い平らなスペースがあるんですがさすがにそこはちょっと。
ルートから外れた小屋の先にちょっとしたスペースがありました。2張り程度なら十分ですね。今度はここで幕営しよう。
土曜日はあまり天気がよくないという予報でしたが、悪くないですね。遠くの山まで見えます。
ロープウェイのチケットは片道しか買ってないし、帰りは田尻尾根を下って帰るとしましょうか。お金も浮くしね。
まあ当然かもしれませんが、雪の時期にこんなところを下る人はなんてめったにいないので、ノートレースです。
雪が深そうで一瞬怯みましたが、意を決して行くことにします。
ノートレースではあるんですが、ウサギの足跡だけは付いています。うさぎも尾根道が好きなんだ(笑)
下の方は積雪も少ないかと思ったんですが、樹林の中で雪が残っているせいか、深いところでは太ももの付け根まで沈みます。昨日の一ノ倉岳よりよっぽどキツイぞ。
谷川岳を眺めながらのラッセル。この尾根、絶対登りたくないな。
田尻尾根、舐めていましたがなかなか手強い下りでした。
尾根をたっぷり下ってからさらに車道を歩き、白毛門の駐車場でゴール。お疲れさまでした。
ということで、今シーズン初の雪山が終了しました。予定外のルートで初の方の小屋泊となりましたが、これはこれでけっこう楽しめましたね。
さあ、次はどこに行こうかな。
今回のログです。
さあ、いよいよボクの好きな雪山シーズンの到来ですね。ヤマレコをチェックしたら、谷川岳はもう真っ白に。さすが豪雪で知られる山です。
それじゃあと、天気の良さそうな金曜日に休みを取って、谷川岳に行ってきました。
今シーズン初の雪山・・・堪能させていただきました。
12月02日(木)
高速代を節約して、オール下道で往復しますよ。22時30分に自宅を出発。道の駅おおたに23時00分に到着して一杯飲んだらおやすみなさい。
12月02日(木)
朝は5時に起床。ひたすら国道17号を走って谷川岳を目指します。一回眠ってリセットすると運転はだいぶ楽ですね。
タイヤはスタッドレスに替えましたが、車道に雪はありません。
走っていると正面に谷川岳が見えました。さすがに山は真っ白、テンションが上がりますね~
白毛門の無料駐車場に7時30分に到着しました。さすがに駐車場には雪が残っていました。
今回のザックはこんな感じ。
稜線にテン泊予定なので、ストック、ピッケル、12本爪アイゼン、スコップなどフル装備。水2.5Lを入れたら60Lのザックがパンパンです(汗)
重さも20kgの大台超えで、さすがに担ぐのも一苦労。
準備をしたら、さあ行きますか。
車道を15分ほど歩いてロープウェイ乗り場に到着。ロープウェイ乗り場にも駐車場はあるんですが、平日500円・休日1000円かかるので、これで1500円の節約です。
ロープウェイのチケットは片道で購入。というのも今回は、谷川岳から一ノ倉岳、茂倉岳を縦走して、茂倉岳避難小屋付近でテン泊、茂倉新道を通って土樽駅まで下るという予定です。
8時30分の始発ロープウェイに乗って15分ほどで天神平に到着。
建物を出ると、さすがに雪はたっぷり。ここで今シーズン初の12本爪アイゼンを装着します。新調したスポルティバ・トランゴテックレザーに合わせるの初めてなんですがモンベルのアイゼンとの相性も悪くなさそうです。
昨日も雪が降ったみたいなので、トレースがあるかどうかを心配していましたがトレースはバッチリですね。これならワカンもラッセルも必要なさそうです。
歩き始めてしばらくすると、正面に谷川岳が姿を現しました。山頂付近の天気も良さそうだし楽しめそうです。
右手には白毛門から馬蹄形縦走の山々が。あっちも雪をかぶって真っ白ですね。
尾根に出ると俎嵓が見えました。こっちも真っ白。
しばらく尾根を歩いて、熊穴沢避難小屋に到着しました。
雪の時期に来ると、大体この小屋は雪に埋まっているんですが、今年はまだ降り始めとあって小屋前に雪は無く、すんなりと中に入れました。中は下がコンクリートなので、緊急時以外あまり泊まりたくはないですね。
さあ、ここからが本格的な登山の始まりです。20kgの重みを感じながら登りますよ。
直登で、ぐんぐん標高を上げて行きます。振り返ると歩いてきた稜線がバッチリ見えました。
左手に俎嵓を眺めながら登ります。俎嵓って名前は変だけど、姿かたちはアルペン感が漂っていてかっこいいよな。夏は登山道が無くて登れないけど、雪の時期は登れるんですよね。一度やってみたいものです。
正面には谷川岳がバーン。雪の時期は直登しますよ。
本日は雲一つない快晴。遠くの山々まで見渡せます。
俎嵓の裏側に谷川岳の主脈が見えましたよ。昨年は残雪期に歩きましたが、本格的な雪の時期はどうなんでしょうね。何人か交代でラッセルすればやれそうだけど。
さあ、肩の小屋に到着しました。今日は茂倉岳まで縦走して稜線でテン泊しようと思っていたんですが、昨日この小屋に泊まった方に聞いたら、オキの耳から先はノートレースで、けっこいう積もっているからソロで行くのはキツイかもとの事。
どうしようかな? う~ん・・・ やめよう(アッサリ) そんな修行はしたくないもんね。
となると、この小屋付近でテン泊するか、熊穴沢小屋まで下りてテン泊するか、この小屋に泊まっちゃうか・・・の3択ですね。いずれにしてもザックをここにデポして山頂を往復してから考えることにしましょう。
まずは、小屋前で主脈を眺めながらランチパックで腹ごしらえ。
さあ、ちょっくら山頂往復してきましょうか。双耳峰のひとつトマの耳までは10分程度です。
はい、あっという間にトマの耳に到着です。
肩の小屋でお話しした方に写真を撮ってもらいました。
山頂からは360度の絶景。こちらは白毛門方面ですね。
こちらがもう一つの山頂、オキの耳です。20分くらいで行けるので、ちゃっちゃと行って来ちゃいましょうか。
山頂付近の樹木は霧氷で真っ白です。
さくっと下って登ったら、もう1峰のオキの耳に到着。
とりあえず自撮りで記念撮影。
振り返るとトマの耳がかっこいい。
一ノ倉岳方面に目をやると・・・あれ?トレースがあるぞ。今日どなたか向かったようですね。
どうしよう・・・行けるなら行きたいなぁ
ちょっとで戻るつもりだったから完全に手ぶらだけど・・・まあいいか、行っちゃえ!
ということで一ノ倉岳まで行ってみることにしました。
しばらく歩くと前方から人が・・・先行者さん、もう登ってきたの?と思ったら、途中まで行ったけど踏み抜きがひどくて引き返してきたそうです。
えー!!どうしよう。もう行く気になっちゃったじゃないかぁ ノートレースでも、行けるところまで行ってみましょう。
一ノ倉岳、かっこいいな。頑張って行くぞ。
視界の開けた尾根上を歩くので、ノートレースでも道迷いの心配はないんですが、ふくらはぎから膝位の積雪です。時々腿までの踏み抜きも。
さあ、何とか鞍部まで下りてきましたよ。ここからはガッツリ登り返すようです。
気温が高いということもあるんでしょうが、アイゼンが団子になってやたら歩きにくい。アンチスノープレートとか付いているけどほぼ役に立っていませんね。団子が付かない良い方法ってないのかなぁ スキーのワックス塗るとか。
しばらく登って振り返ると、谷川岳からの稜線が見えました。美しい稜線ですね。踏み跡はボクのだけ。達成感たっぷりです。
急登を登り切ったところで急に斜面がなだらかになりました。よく見ると避難小屋が屋根だけ顔を出していますね。
山頂はどこ?標識が埋まってしまっていて山頂の場所がよく分からないので、GPSで確認します。どうやらこの辺りが山頂みたいですね。
山頂の先には茂倉岳が。アップダウンも少ないしすぐそこみたいですが、今日はここまでで引き返しましょう。
一応、自撮りで記念撮影。
山頂からは越後の山々が一望に。巻機山も見えますね。冬季限定で巻機山まで歩けるんですよね。これもいつかやってみたいルートの一つです。
さあ、戻りましょうか。
帰りは自分の踏み跡があるので行きより少しはマシでしょう。
雪山はやっぱり下りの方が怖いですね。滑落しないよう、慎重に。慎重に。
鎖場はこのくらいの雪が一番厄介なんですよね。中途半端に鎖が出ていたりいなかったり。雪で埋まっちゃった方がむしろ登りやすかったりします。
振り返ると今下りてきた稜線です。右側の切れ落ちた先が一ノ倉沢ですね。昔多くの人が命を落とした岸壁です。
自分の踏み跡を辿っているとはいえ、行きに踏み抜いた場所はやっぱり帰りも踏み抜くんですよね。悪戦苦闘しながら戻ります。
やっと双耳峰まで戻って来ました。山頂にも誰もいませんね。みんなロープウェイの最終に間に合うように下りちゃったようです。
樹木にできた海老の尻尾も美しい。
やっと肩の小屋が見えました。
ちょっとそこまで行って戻って来るつもりが、大冒険になっちゃったな(笑)
肩の小屋の前には絶景を眺められるベンチがあります。ベンチに座って今後のことを検討します。選択肢は3つ。ここでテント張るか、熊穴沢まで下ってテントを張るか、このまま肩の小屋に泊まるか・・・
う~ん・・・まずは一杯飲んでと。
一杯飲んだら結論は簡単に出ました。テントを張るなんて面倒ですね。小屋に泊まっちゃいましょう(笑)
そうと決まったら腰を落ち着けて飲みますよ。焼酎も逝っちゃいます。絶景を眺めながら飲む酒は最高にうまい!
あっという間に夕暮れになりました。この時間にこの景色を独り占め。贅沢な時間ですね。
山頂も赤く染まります。
主脈をガスが流れ、幻想的な風景が展開されました。泊まった人しか見られない特別な景色です。
さあ、日も暮れたことだし小屋に入って夕食をいただきましょう。今日は簡単にウマーメシに玉子を入れていただきます。寒いときは辛いものが暖まりますね。鍋じゃなくてもこれで十分な感じかな。
夜、外に出ると下界は群馬の夜景が広がっていました。
シュラフにもぐりこんで焼酎を飲みながらおやすみなさい
12月04日(土)
朝、目を覚ますと東の空が明るくなりかけていました。意を決してシュラフを抜け出し、明るくなる東の空に向けてシャッターを切ります。この時間も好きな時間です。
ちなみに、今回のシュラフはモンベルの#1です。ファスナーの修理から戻って来ました。修理費は1500円と思いがけず安かった。モンベルさんありがとう。
太陽が昇ってきましたね。夕日といい朝日といい山頂に泊まった人だけが見ることのできる絶景です。
主脈方面は薄くガスがかかっていてこれもまた美しい。
小屋に戻って、朝食は鮭おにぎりをお粥にしていただきます。
お茶漬けの素を入れるつもりでしたが持ってくるの忘れちゃった。塩を入れただけだったけど、シンプルでかえって美味かったかも。
のんびりと準備をしたら、さあ帰りましょうか。
予定とは反対方向ですが、登ってきた天神尾根を下ります。
ガツっと下って天狗の溜まり場まで下りてきました。ここで衣類の調整。標高を下げると気温も上がって暑くなるんですよね。
次いで熊穴沢避難小屋まで下りてきました。次回はテント泊(ビバーク)で楽しみたいですね。小屋のそばの幕営適地を探しておきましょう。小屋の真ん前は広い平らなスペースがあるんですがさすがにそこはちょっと。
ルートから外れた小屋の先にちょっとしたスペースがありました。2張り程度なら十分ですね。今度はここで幕営しよう。
土曜日はあまり天気がよくないという予報でしたが、悪くないですね。遠くの山まで見えます。
ロープウェイのチケットは片道しか買ってないし、帰りは田尻尾根を下って帰るとしましょうか。お金も浮くしね。
まあ当然かもしれませんが、雪の時期にこんなところを下る人はなんてめったにいないので、ノートレースです。
雪が深そうで一瞬怯みましたが、意を決して行くことにします。
ノートレースではあるんですが、ウサギの足跡だけは付いています。うさぎも尾根道が好きなんだ(笑)
下の方は積雪も少ないかと思ったんですが、樹林の中で雪が残っているせいか、深いところでは太ももの付け根まで沈みます。昨日の一ノ倉岳よりよっぽどキツイぞ。
谷川岳を眺めながらのラッセル。この尾根、絶対登りたくないな。
田尻尾根、舐めていましたがなかなか手強い下りでした。
尾根をたっぷり下ってからさらに車道を歩き、白毛門の駐車場でゴール。お疲れさまでした。
ということで、今シーズン初の雪山が終了しました。予定外のルートで初の方の小屋泊となりましたが、これはこれでけっこう楽しめましたね。
さあ、次はどこに行こうかな。
今回のログです。