2021年03月31日
谷川岳登山の後は、河原でハンモック泊
3月26日(金)~3月28日(日)
先週の日~月は久しぶりに山友「ふじぶん」さんと、八ヶ岳を計画していたんですけどね、日曜の天候が荒れる予報で中止に。
それではということで、土曜日ソロで谷川岳・西黒尾根を登ってきました。
下山後はその辺の河原でハンモック泊。
ハンモックって木が2本あればどこにでも張れちゃうので、本当にフリーダム!
今後ますます活躍しそうです。
3月26日(金)
自宅を22時に出発。いつものように東松山まで下道を走ってから関越道に乗り、高速料金の安くなる24時を回ってから水上ICで降り、24時30分に登山口手前の無料駐車場に到着。
一杯飲んだらおやすみなさ~い。
3月27日(土)
朝は5時に起床。
この場所が空いていて良かった。ちょい先にあるベースプラザに止めると1日1000円ですからね。

5時40分、準備をしたらさあ行きますか。ベースプラザまで10分ほど車道を歩きます。

ベースプラザ前を通過して、車両通行止めになったらいよいよ登山のスタートです。
このゲートは右脇から入りました。

車道に積もった雪の上をしばらく歩くと、西黒尾根分岐の看板が。
いよいよここから本格的な急登が始まります。
西黒尾根といえば、日本三大急登のひとつですからね。覚悟して行きましょう。

まずは12本爪アイゼンを装着します。
3月下旬とはいえ豪雪の山ですからね。

いきなりガツっとした急登が始まります。
本日、土曜日ですが登山者はいないのかな?数日前と思われる薄い踏み跡をたどりながら進みます。

尾根に登るころ太陽が顔を出しました。お天気良さそうですね。

尾根の脇から伸びた雪庇は、崩落が始まっていました。
近付くとヤバイやつですね。慎重に距離を置いて登ります。

振り返ると去年の12月に登った白毛門がバーン!
かっこいい山だな。また馬蹄形縦走やらなくっちゃ。

ひゃー! ここはまた派手に崩落してるな。
慎重に脇を通り抜けます。

さあ、ここまではただの樹林の尾根でしたが、この急登を登ったら核心部ラクダのコブがあります。

ここでストックをピッケルにチェンジ、ヘルメットをかぶって臨戦態勢に。

さあ、いよいよ核心部が始まりましたよ。

岩を越えると両側が切れ落ちた細い尾根が待っていました。
新雪の上に足跡が。
どうやら先行者は2人みたいです。

樹林帯を抜けたので景色がバーン!
白毛門から朝日岳が絶景!

続く清水峠から七ツl小屋山を越えて蓬峠までの真っ白な稜線。
いいねぇ

細い尾根のアップダウンが続きます。
コブの登りはピッケル刺しながら慎重に。

振り返ると今歩いてきた稜線。高度感ありますね。
油断して滑落したら大変なので、気を抜くなと自分に言い聞かせながら登ります。

うわっ!ゴツイ下りですね。
ステップがあったのでどうにか降りられましたが、かなりヤバイ場所です。

しかも降りた場所崩落してるし。
ドキドキしながらできるだけ右寄りを歩きます。

雪解けが進んで、鎖が出ている場所がありました。
中途半端な雪&岩ミックスは、雪オンリーより厄介なんですよね。

しかもすぐ左はこんな谷底だし。
落ちないとわかっていても、万が一と思うといやな汗が出てきます。

新雪って地面の状況を分かりにくくするんで、厄介なんですよね。
時々踏み抜いたりするんで、バランスを崩さないよう一歩一歩慎重に歩きます。

さあ、核心部を抜けました。やばいところは終了。
山頂までのルートが見えましたよ。
ここに来て初めて先行者の姿が見えました。
写真ではわかりませんが、尾根の最上部にある丸っこい岩の右側に人の姿が。
恐らく30分以上先を言っているんでしょうね。
振り返っても人の姿は見えません。西黒尾根ってこんなに人が少ないんだ。

さすがは日本三大急登ですね。ここから更にガツっと登ります。
振り返ると、ラクダのコブという名のギザヒザの核心部。

下から遠くに見えていた丸っこい岩、ザンゲ岩まで登ってきました。

ザンゲ岩の向こうに見えるのが下りに使う予定の天神尾根です。ロープウェイが動き出していないので、さすがに歩いている人は誰もいません。

さあ、谷川岳山頂の双耳峰が間近に見えてきましたよ。
あと一息だ。

山頂直下の肩の小屋が見えました。
ここで天神尾根からのルートと合流します。
ここまでくれば、もう危険なところはありませんね。
ほっと一安心です。

さあ双耳峰のひとつ、まずはトマの耳に到着です。
先行者はもう下山したので山頂には誰もいません。

トマの耳からの360度の展望は動画でご覧ください。
さあ、次はお隣のオキの耳に向かいます。

一旦鞍部まで下って振り返ると先ほどまでいたトマの耳。
かっこいい

肩の小屋からずーっと伸びるのが谷川岳主稜線。以前登った平標まで伸びているんですよね。
これも一度やらねば。

さあ、沖の耳に到着しました。
もちろん誰もいません。

一応自撮りで記念撮影。

さあ戻りましょう。
それにしても静かな山頂ですねぇ

ここでも雪庇は大崩落中。
近寄らないよう慎重に。

さあ帰りは天神尾根を下山しますよ。
途中で大勢の人が登ってきました。どうやらロープウェイが動き始めたみたいです。

途切れなく登っていく人たち。狭い登山道なのですれ違いが大変。何しろこっちは一人だけですから。

熊穴沢避難小屋のところで、ご自宅を建設中の人達がいました。
スノーソーでブロックを切り出して立派な壁を作っていました。
いいなぁ 今度ここでテン泊したいな。

天神尾根からは西黒尾根が良く見えます。ついさっきまであそこを歩いていたんだよな。

お腹が空いたので、見晴らしの良い場所でランチタイムにします。
今回も例によって袋麺。

谷川岳を眺めながらいただきます。

お腹がいっぱいになったところで、さあ下山は田尻尾根から下りますよ。
初めてのルートですがなかなかの斜度、登りでは使いたくないルートですね。

稜線上だけあって、両側が切れ落ちているところもありますね。
お散歩ルートだと思っていたんですが、気を抜くとやられます。
イメージ的には樹林ルートだと思っていましたが、なかなか眺めが良いルートです。

ずーっと谷川岳がバーンと見えているし。

トレースもわずかですが付いています。まあ、尾根上をずーっと歩くので迷いようはありませんが。

だいぶ下りてきましたね。
基本的にはロープウェイ沿いのルートです。
最後はロープウェイの下を歩いて・・・

車道に出たら駐車場に戻ってゴール。
お疲れさまでした。

さあ、お山が終わったら今日は野営の予定です。
適当な場所にハンモックを張って泊まるつもり、一応心当たりはあるんですよね。
前回、馬蹄形縦走を途中で挫折した時に、湯檜曽川沿いに良さそうな野営地を見つけておきました。
土合橋の奥の樹林の中・・・あれ、工事をしている!
滝の奥に見える樹林に張るつもりだったんですが、関係者以外立ち入り禁止になっていました。

仕方がないのでインターに戻る途中、道路沿いに車を止めながら野営地探しです。
良さそうな樹林があると、手前が急斜面のだったり・・・何か所か下見をした後、おっ良い場所がありましたよ。
湯檜曽川沿いの行き止まりの道路です。ちょうど木も2本立っているし、道路から一段下っているので人目もありません。
ということで早速ハンモックを設営。
慣れてきたので1~2分で設営完了。木さえ2本あればどんな場所でも設営ができるっていいですね。
まさにフリーダム!

この滝を作った時の工事用の道路でしょうか。
行き止まりなので誰も入ってきません。
滝の音がうるさいけど、眺めはなかなか良いですね。

さあさあ一杯やりましょう。
ハンモックをイス代わりに座って一杯。
お山の後のビールはウマイし、ハンモックもなかなか良い座り心地です。

すぐ裏を雪解け水の小川が流れていたので、2本目のチューハイはキンキンに冷やしましたよ。

滝を眺めながら寝っ転がってまったりタイム。
ハンモックいいですね~ まさにフリーダム!
テント以上にどこでも寝られる自由を手に入れた感じです。

さあ、ちょっと早いけど夕食にしましょうか。
先日ウサみみさんに教えてもらった、コーヒーの空き缶を使った日本酒のお燗。
寒いときに日本酒、ウマイんですよね~

トップバリューのおでんを肴に。

そうこうするうちに、いつの間にか暗くなっちゃっいました。
山の夜はまだ冷えるので、いつものステンレスボトルを湯たんぽに。

ハンモックとテントの最大の違いは屋根があるかないか。
野天なので、目を開けると月が見える(笑)
まあ、これはこれで悪くないですね。
早くも慣れちゃった感じです。
ということで、おやすみなさ~い

3月28日(日)
ハンモック寝の良いところ、結露しませんね、たぶん・・・
家で干す必要もないし、車に放り込んでおけば、いつでも野宿ができます。

さあ、朝飯でも食べましょうか。
朝食は、日清のシーフード味ぶっこみメシ。
う~ん、味はあのシーフードヌードルの味なんですが、米がビミョーで・・・もう買わないな。

朝食を食べたら、さあ、帰りますか。
ハンモックはくるくるっと丸めるだけであっという間に撤収完了。

帰りは高速代をケチってオール下道。3時間半ほどで自宅に帰りました。
ビバ、フリーダム!
今回のログです。
先週の日~月は久しぶりに山友「ふじぶん」さんと、八ヶ岳を計画していたんですけどね、日曜の天候が荒れる予報で中止に。
それではということで、土曜日ソロで谷川岳・西黒尾根を登ってきました。
下山後はその辺の河原でハンモック泊。
ハンモックって木が2本あればどこにでも張れちゃうので、本当にフリーダム!
今後ますます活躍しそうです。
3月26日(金)
自宅を22時に出発。いつものように東松山まで下道を走ってから関越道に乗り、高速料金の安くなる24時を回ってから水上ICで降り、24時30分に登山口手前の無料駐車場に到着。
一杯飲んだらおやすみなさ~い。
3月27日(土)
朝は5時に起床。
この場所が空いていて良かった。ちょい先にあるベースプラザに止めると1日1000円ですからね。
5時40分、準備をしたらさあ行きますか。ベースプラザまで10分ほど車道を歩きます。
ベースプラザ前を通過して、車両通行止めになったらいよいよ登山のスタートです。
このゲートは右脇から入りました。
車道に積もった雪の上をしばらく歩くと、西黒尾根分岐の看板が。
いよいよここから本格的な急登が始まります。
西黒尾根といえば、日本三大急登のひとつですからね。覚悟して行きましょう。
まずは12本爪アイゼンを装着します。
3月下旬とはいえ豪雪の山ですからね。
いきなりガツっとした急登が始まります。
本日、土曜日ですが登山者はいないのかな?数日前と思われる薄い踏み跡をたどりながら進みます。
尾根に登るころ太陽が顔を出しました。お天気良さそうですね。
尾根の脇から伸びた雪庇は、崩落が始まっていました。
近付くとヤバイやつですね。慎重に距離を置いて登ります。
振り返ると去年の12月に登った白毛門がバーン!
かっこいい山だな。また馬蹄形縦走やらなくっちゃ。
ひゃー! ここはまた派手に崩落してるな。
慎重に脇を通り抜けます。
さあ、ここまではただの樹林の尾根でしたが、この急登を登ったら核心部ラクダのコブがあります。
ここでストックをピッケルにチェンジ、ヘルメットをかぶって臨戦態勢に。
さあ、いよいよ核心部が始まりましたよ。
岩を越えると両側が切れ落ちた細い尾根が待っていました。
新雪の上に足跡が。
どうやら先行者は2人みたいです。
樹林帯を抜けたので景色がバーン!
白毛門から朝日岳が絶景!
続く清水峠から七ツl小屋山を越えて蓬峠までの真っ白な稜線。
いいねぇ
細い尾根のアップダウンが続きます。
コブの登りはピッケル刺しながら慎重に。
振り返ると今歩いてきた稜線。高度感ありますね。
油断して滑落したら大変なので、気を抜くなと自分に言い聞かせながら登ります。
うわっ!ゴツイ下りですね。
ステップがあったのでどうにか降りられましたが、かなりヤバイ場所です。
しかも降りた場所崩落してるし。
ドキドキしながらできるだけ右寄りを歩きます。
雪解けが進んで、鎖が出ている場所がありました。
中途半端な雪&岩ミックスは、雪オンリーより厄介なんですよね。
しかもすぐ左はこんな谷底だし。
落ちないとわかっていても、万が一と思うといやな汗が出てきます。
新雪って地面の状況を分かりにくくするんで、厄介なんですよね。
時々踏み抜いたりするんで、バランスを崩さないよう一歩一歩慎重に歩きます。
さあ、核心部を抜けました。やばいところは終了。
山頂までのルートが見えましたよ。
ここに来て初めて先行者の姿が見えました。
写真ではわかりませんが、尾根の最上部にある丸っこい岩の右側に人の姿が。
恐らく30分以上先を言っているんでしょうね。
振り返っても人の姿は見えません。西黒尾根ってこんなに人が少ないんだ。
さすがは日本三大急登ですね。ここから更にガツっと登ります。
振り返ると、ラクダのコブという名のギザヒザの核心部。
下から遠くに見えていた丸っこい岩、ザンゲ岩まで登ってきました。
ザンゲ岩の向こうに見えるのが下りに使う予定の天神尾根です。ロープウェイが動き出していないので、さすがに歩いている人は誰もいません。
さあ、谷川岳山頂の双耳峰が間近に見えてきましたよ。
あと一息だ。
山頂直下の肩の小屋が見えました。
ここで天神尾根からのルートと合流します。
ここまでくれば、もう危険なところはありませんね。
ほっと一安心です。
さあ双耳峰のひとつ、まずはトマの耳に到着です。
先行者はもう下山したので山頂には誰もいません。
トマの耳からの360度の展望は動画でご覧ください。
さあ、次はお隣のオキの耳に向かいます。
一旦鞍部まで下って振り返ると先ほどまでいたトマの耳。
かっこいい
肩の小屋からずーっと伸びるのが谷川岳主稜線。以前登った平標まで伸びているんですよね。
これも一度やらねば。
さあ、沖の耳に到着しました。
もちろん誰もいません。
一応自撮りで記念撮影。
さあ戻りましょう。
それにしても静かな山頂ですねぇ
ここでも雪庇は大崩落中。
近寄らないよう慎重に。
さあ帰りは天神尾根を下山しますよ。
途中で大勢の人が登ってきました。どうやらロープウェイが動き始めたみたいです。
途切れなく登っていく人たち。狭い登山道なのですれ違いが大変。何しろこっちは一人だけですから。
熊穴沢避難小屋のところで、ご自宅を建設中の人達がいました。
スノーソーでブロックを切り出して立派な壁を作っていました。
いいなぁ 今度ここでテン泊したいな。
天神尾根からは西黒尾根が良く見えます。ついさっきまであそこを歩いていたんだよな。
お腹が空いたので、見晴らしの良い場所でランチタイムにします。
今回も例によって袋麺。
谷川岳を眺めながらいただきます。
お腹がいっぱいになったところで、さあ下山は田尻尾根から下りますよ。
初めてのルートですがなかなかの斜度、登りでは使いたくないルートですね。
稜線上だけあって、両側が切れ落ちているところもありますね。
お散歩ルートだと思っていたんですが、気を抜くとやられます。
イメージ的には樹林ルートだと思っていましたが、なかなか眺めが良いルートです。
ずーっと谷川岳がバーンと見えているし。
トレースもわずかですが付いています。まあ、尾根上をずーっと歩くので迷いようはありませんが。
だいぶ下りてきましたね。
基本的にはロープウェイ沿いのルートです。
最後はロープウェイの下を歩いて・・・
車道に出たら駐車場に戻ってゴール。
お疲れさまでした。
さあ、お山が終わったら今日は野営の予定です。
適当な場所にハンモックを張って泊まるつもり、一応心当たりはあるんですよね。
前回、馬蹄形縦走を途中で挫折した時に、湯檜曽川沿いに良さそうな野営地を見つけておきました。
土合橋の奥の樹林の中・・・あれ、工事をしている!
滝の奥に見える樹林に張るつもりだったんですが、関係者以外立ち入り禁止になっていました。
仕方がないのでインターに戻る途中、道路沿いに車を止めながら野営地探しです。
良さそうな樹林があると、手前が急斜面のだったり・・・何か所か下見をした後、おっ良い場所がありましたよ。
湯檜曽川沿いの行き止まりの道路です。ちょうど木も2本立っているし、道路から一段下っているので人目もありません。
ということで早速ハンモックを設営。
慣れてきたので1~2分で設営完了。木さえ2本あればどんな場所でも設営ができるっていいですね。
まさにフリーダム!
この滝を作った時の工事用の道路でしょうか。
行き止まりなので誰も入ってきません。
滝の音がうるさいけど、眺めはなかなか良いですね。
さあさあ一杯やりましょう。
ハンモックをイス代わりに座って一杯。
お山の後のビールはウマイし、ハンモックもなかなか良い座り心地です。
すぐ裏を雪解け水の小川が流れていたので、2本目のチューハイはキンキンに冷やしましたよ。
滝を眺めながら寝っ転がってまったりタイム。
ハンモックいいですね~ まさにフリーダム!
テント以上にどこでも寝られる自由を手に入れた感じです。
さあ、ちょっと早いけど夕食にしましょうか。
先日ウサみみさんに教えてもらった、コーヒーの空き缶を使った日本酒のお燗。
寒いときに日本酒、ウマイんですよね~
トップバリューのおでんを肴に。
そうこうするうちに、いつの間にか暗くなっちゃっいました。
山の夜はまだ冷えるので、いつものステンレスボトルを湯たんぽに。
ハンモックとテントの最大の違いは屋根があるかないか。
野天なので、目を開けると月が見える(笑)
まあ、これはこれで悪くないですね。
早くも慣れちゃった感じです。
ということで、おやすみなさ~い
3月28日(日)
ハンモック寝の良いところ、結露しませんね、たぶん・・・
家で干す必要もないし、車に放り込んでおけば、いつでも野宿ができます。
さあ、朝飯でも食べましょうか。
朝食は、日清のシーフード味ぶっこみメシ。
う~ん、味はあのシーフードヌードルの味なんですが、米がビミョーで・・・もう買わないな。
朝食を食べたら、さあ、帰りますか。
ハンモックはくるくるっと丸めるだけであっという間に撤収完了。
帰りは高速代をケチってオール下道。3時間半ほどで自宅に帰りました。
ビバ、フリーダム!
今回のログです。