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2020年08月26日

露天風呂に浸かって那須岳周回 念願の三斗小屋温泉煙草屋旅館でテント泊

8月22日(土)~8月23日(日)

那須岳の奥に温泉に入れるテン場がある。

そんな話は前から耳にしていたんですよね。

テン場があるのは、なぜか煙草は売ってないのに「煙草屋」というらしい。

しかも、テントは数張りしか張れないので、いつも予約でいっぱい・・・

そんな都市伝説のようなテン場ですが、3日前にダメモトで電話をしてみたら空いているとのこと。

ということで、謎のテン場に泊まって贅沢にも露天風呂に浸かりながら那須岳を周回してきました。






8月22日(土)

自宅を朝6時に出発。

いつものように高速代は節約、国道4号をひた走って9時過ぎに峠の茶屋駐車場に到着しました。

一番上の駐車場は車でいっぱい。駐車スペースじゃない場所もたくさん車が止まっています。

まいったなぁ

まだ空いているスペースがあるぞ。でもバス専用って書いてある。

まぁこの時間だし、今からバスが来ることもないでしょ、ということでバスの駐車スペースに止めさせていただきました。



準備をしたら、さあ行きましょう。

この鳥居、雪の時期はくぐれないほど雪があるんですよね。

こんなに高かったんだ。


ちなみに2年前の冬はこんな感じでした(笑)



那須岳の良いところは、歩き始めてすぐに樹林帯を抜けること。

しばらく歩くと景色が広がりました。

茶臼岳方面、晴れているみたいですね。

今日は歩きながら天気次第でプランを決める予定。

まずは茶臼岳からやりますかね。



右手には朝日岳の雄姿。

左側のギザギザを後で歩く予定です。



しばらくゆったりとした道が続きます。

先に見えるのは峠の茶屋。

この辺りから急に風が強くなったりするんですが、今日は大丈夫みたいです。



あっという間に峰の茶屋到着です。

あれ?こんなに近かったっけ?

そういえばこのルート歩くのは雪の時期ばっかりだったからな。

大丸駐車場からのスタートと比べると1時間近く短いんですよね。



小屋にザックをデポして茶臼岳をやってくることにしましょう。



茶臼岳は6月に登ったばかりですが、この山は見る場所や方向で印象がずいぶん違うんですよね。

この辺りから見ると、けっこう荒々しい岩山に見えます。



山頂方面、青空も見えてますね。



朝日岳もこっちから見るとまた違った印象です。



急登をガツっと登ると山頂が見えました。

もうちょい。



山頂は登山者で大賑わい。

看板もお社も写真撮影の列ができていました。

何度も来ている山頂ですからね、そのあたりでサクっと自撮りして山頂を後にします。



お約束のお鉢周りをして戻りましょう。



朝日岳方面も天気は良さそう。

この後は久しぶりにギザギザの稜線を歩いて朝日岳を目指すとしましょう。



その前に、峰の茶屋前でランチタイム。

久しぶりにカップラーをいただきます。

まぁ今回はゆる~いお山ですからね。

このカップラー、神奈川の名店貝ガラ屋さん監修濃厚牡蠣味というだけあって、リアルに牡蠣の味がしてうまいんですよね。

珍しくリピしちゃいました。



さあ、剣が峰は巻いて朝日岳を目指します。

恵比寿大黒さんもお久しぶり。



朝日岳の後はどうしようかなぁ

登山届は三本槍岳まで歩く大周遊コースで出したんですが、正面に見えている隠居倉を通る小回りルートもあるんだよな。

コースタイムで3時間くらい変わるんですよ。

暑いしなぁ・・・

早めに温泉・ビールにしますか。

ということで小回りルートに決定!



振り向くと剣が峰の向こうに茶臼岳。

見る方向でだいぶ印象が違いますね。

こっちから見るとお椀を伏せたような形に見えます。



朝日岳に向かうギザギザ。



テン泊装備を背負っているので、重心を崩すと滑落の危険性があります。

油断は禁物、慎重に歩きます。



朝日の肩に到着。

ザックをデポして山頂に行くとしましょう。



さ、、あと一息で朝日岳山頂です。



はい、山頂に到着しました。

ここも人がいっぱい。

サクッと自撮りだけしてスルーします。



小回りルートは、右側に見えている小ピークの熊見曽根を左に折れ、正面に見えている稜線を歩いて左の隠居倉を登り、三斗小屋温泉に向かうルートです。

那須岳は何度も歩いているけどこのルートは初めてです。



熊見曽根から振り返った朝日岳。

こっちから見る朝日岳もずいぶん印象が違いますね。



さあ、ここから初めて歩く道に入ります。

奥に見えている山が隠居倉。

あの山頂を通って奥に下ったところに三斗小屋温泉があります。



このルート、左右が開けてなかなか気持ちが良い。

さすがにこのルートはマイナーだけあって人は見かけませんね。

静かな山歩きが楽しめます。



右手には大周遊ルートで行くはずだった三本槍岳。

遠いなぁ あんなところ行ったら疲れちゃうよ。

行かなくてよかった~



稜線をチョコっと登り返して隠居倉の山頂に到着。



これが歩いてきた朝日岳からの稜線。

気持ちの良いルートでした。



ここから見る茶臼岳もまた違った印象です。

いかにも火山っていう感じ。



さあ、あとはこの稜線を下るだけです。

樹林の中を歩きます。



途中、硫黄の臭いが強くなったと思ったら湯気が噴出している場所がありました。



これが三斗小屋温泉の源泉なんですね。

ここから引いているみたいです。

ものすごい勢いでお湯が沸き出ていました。



三斗小屋温泉神社の鳥居をくぐったら・・・



急に古めかしい建物が現れました。

こちらが煙草を売ってない煙草屋さんでしょうか。



正解!

正確には煙草屋旅館という名前のようです。

雰囲気ありますね~

こちらでテント場使用料2000円をお支払い。



旅館の裏にテント場がありました。

思ったより広いかな。

13時30分というのに先客がいますね。

ボクより早く温泉・ビールか・・・やるなぁ



一番小屋寄りのスペースにテントを設営。



設営が終わったら風呂!風呂!

旅館の玄関からもう一度外に出て・・・



ちょこっと坂を登ったところにありましたよ!

露天風呂。

囲いもないワイルドなお風呂です。



さすがにこの時間、貸し切りですね。



ザブン! いや~気持ちいい!

すごく深いお風呂ですね。

人もいないのでセルフタイマーで撮っちゃいました。



お風呂から戻ったらさっそくプシュ!

山小屋で売ってるチューハイってビールより100円くらい安いんですよね。

しかもアルコール度数9%だから、チューハイの方がお得(笑)



一息ついたところで、そのあたりをお散歩してみましょう。

煙草屋さんのすぐ下にもう一軒のお宿大黒屋さん。

ちなみに三斗小屋というのは現在はありません。



大黒屋さんも同じような時期に建てられたんでしょうね。

雰囲気は良く似ています。

ただし、テント場があるのは煙草屋さんだけ。

露天風呂があるのも煙草屋さんだけだそうです。



煙草屋さんのテント場は4張り限定。

混雑した北アルプスのテン場を思えば倍は張れそうですが・・・



あっという間に暗くなり・・・夕食はレトルトのボロネーゼ。



早ゆでパスタにかけていただきます。



赤ワインもいただきましたよ。

レトルトのパスタソースってやっぱり限界があるのかなぁ

どうしてもイタリアンというよりミートソースっぽくなっちゃいますね。

美味しいの無いかなぁ



旅館の夜景を見ながらおやすみなさい。




8月23日(日)

夜の間に雨が降ったので心配しましたが、朝までには上がったようです。

特に予定があるわけでもなし、のんびりとモーニングコーヒーをいただきます。



さあ、朝風呂に入っちゃいましょうか。

ということで、また旅館の玄関から表に出て坂を登ります。

ちなみに右にある小屋が脱衣所。



山で朝から風呂なんて贅沢ですねぇ

クセになりそうです。

ちなみにこのお風呂、混浴ですが時間によって女性専用の時間帯があるんです。

そんなわけで、お風呂に入ったら女性がいたなんてハプニングは起こりませんでした。

まあ、本当に女性がいたらUターンしちゃうんでしょうけどね。



テントに戻って、朝食は簡単にパンとコーヒー。



さあ、帰りましょうか。



帰りは姥ヶ原から牛首方面に周回することもできたけど、最短ルートで峰の茶屋方面に。



途中で水場がありました。

ありがたいですね。



このルートでどうしても見たかったのが那須岳避難小屋。

ふじぶんさんと毎年冬に泊まったあの小屋です。

ふじぶんさんと泊まった雪の那須岳避難小屋の様子はコチラから



去年の台風15号で壊れたって聞いたんですがどうでしょうね。

ありゃ!土台と小屋が1m以上ずれてます。

この小屋を動かすってどんだけの風が吹いたんでしょう。



入り口には小屋が使えない旨が書かれていました。



一応、中の様子も見てみましょう。

中は倉庫に使われているみたいですね。

工事用っぽい荷物はありましたが、小屋を直すという雰囲気はありませんでした。

残念です。



さあ、峰の茶屋まで登り返しますか。



振り返ると那須の山々。

那須もけっこう山深いですね。



峰の茶屋に戻ってきました。

ガスってますね。

これからどうしよう。

そのまま帰るのもつまらないな。



と思っていたらガスが晴れてきたので、剣が峰に登って帰ることにします。



久しぶりの剣が峰。

なかなか迫力ありますね。

久しぶりに緊張します。



ザレた岩場、気を使いながらを慎重に登って振り返ると峰の茶屋と茶臼岳。

おー絶景!



上に出るとなだらかな稜線になって山頂に到着。

確か以前は看板があったような。



一応、自撮りで記念撮影。



隠居倉の奥にも続く那須の山々。

いつかあっちもいつか歩かねば。



さあ、戻りましょうか。

下りの方が難しいですからね。

慎重に下ります。



あらあら、またガスが出てきちゃいましたね。

まああとは帰るだけだから関係ないか。



駐車場まで降りてきました。

これにて今回の登山終了。

煙草を売ってない煙草屋さんのテン場も泊まれたし、露天風呂も入れて満足満足。

さあ、帰りましょうか。



その前に、せっかく那須に来たので、幕営適地を視察して帰ります。

事前に当たりをつけておいた大虻尾川の河原。

水が恐ろしくキレイです。



河原にテントを張れそうです。

ちなみにこの日は外人さんがBBQしてました。

外人さんって不思議に良い場所知ってるんだよな。

機会があればソロキャンしに来よう。



帰りはちょうど宇都宮で昼になったので初みんみん。

11時30分に着いたけど、30分待ちでした。



お待ちかね、基本の焼き餃子1人前とごはん。



そして水餃子も1人前。

ちなみに水餃子の食べ方を聞いてみたら、普通に焼き餃子のタレで食べてもいいし、地元の人はスープに味を付ける人もいるとか。

ボクは正嗣風にスープに味付けしてみましたよ。

「焼き」より「水」が好みだったな。

ちなみに「みんみん」より「正嗣」派だということがわかりました。



ということで、これにて今回の山遊び終了です。

たまにはこんな自分にご褒美お山もいいんじゃないでしょうか。

さてさて、次は何して遊ぼうかな。  


2020年08月21日

GoToトラベルキャンペーン! 夫婦で霧降高原散歩&川治温泉

8月15日(土)~8月16日(日)

政府主導のGoToトラベルキャンペーンが始まりました。

感染者が増える中時期尚早だとかって意見もありますが、Withコロナの時代を生き抜くためには経済を回していかなければいけないのも事実ですよね。

まあ、何にしても宿泊代が35%割引になってお得ってことは間違いありません。

どんなものか、実際に体験してきましたよ。







8月15日(土)

8時に桧枝岐村のかわばたキャンプ場を後にして、10時30分に下今市の駅に到着しました。

ここでスペーシアに乗ってくるママと待ち合わせ。

下今市の駅って建て替えられたんですね。

レトロな雰囲気の趣のある駅舎になっていました。



さあ、ちょっと早いけどランチを食べましょう。

下今市といえば宇都宮餃子の名店正嗣があるんですよね、楽しみです。

ところが、行ってみると正嗣閉店しちゃっていました。残念。

頭はすっかり餃子モードなので、スマホで調べて日光駅近くの餃子のうめちゃんに行くことに。

車で15分ほどで、餃子のうめちゃんに到着。

ところがうめちゃんには駐車場が無い。

ということで、うめちゃんの隣のらーめんん梵天で妥協します。

らーめんん梵天さんに入って、梵天ラーメンと餃子を注文。

梵天ラーメンは平打ち麺のあっさり系、佐野ラーメンっぽい味で思わぬ当たり!

餃子もうまかった。



さあ、これからどこに行きましょうか、今回はノープランです。

久しぶりに日光東照宮でも見る?と行きかけたけど日光駅から先はずーっと渋滞。

てっきりガラガラかと思ったんだけど。

みんな遠出できないから近場の観光でもしているんでしょうかね。

そうなると、中禅寺湖や戦場ヶ原も渋滞ですね。

では、方面を変えて霧降高原に行ってみましょう。

これが正解。

さすがに霧降方面に渋滞はなく、霧降の滝駐車場に到着。

霧降隠れ三滝というのがあるというので、歩いてみることにしました。

スタートは木のトンネル。



車道脇のハイキングコースを歩いていると、道は川沿いに。

ちょっと荒れた道になります。



しばらく歩くと、霧降隠れ三滝のひとつ、丁字の滝がありました。

なかなか迫力のある滝です。



それにしても暑い!

今年の猛暑は以上ですね。

残り2滝はまた来るとしましょう。

ということで、観瀑台から霧降の滝を見学して戻ります。

霧降の滝、大きさは大きいんだけどとにかく遠くて迫力が感じられませんねぇ

丁字の滝の方が良かった。



さあ、適当な時間になったのでホテルに向かいましょう。

本日は、川治温泉一柳閣さんにお世話になります。

川治温泉って初めてだな。

一柳閣さんはとっても大きなホテルです。



一柳閣さんは、365日いつでもお得な伊藤園ホテルグループのホテルです。

このホテルグループ、お気に入りなんですよね。

ちょくちょく利用させてもらってます。



チェックインしたら、好きな柄の浴衣を選んでお部屋に直行。

今回はちょっと贅沢してホテルの部屋をランクアップ、和洋室を予約しました。

何しろ35%割引ですからね。



時間も早いからかお風呂は貸し切り状態。

12階からの展望風呂にゆったりと浸かりました。



部屋に帰ったらやっぱりビール。

うまいなぁ 風呂上がりのビールは。

そしてテレビを見ながらお昼寝。

こんな生活してたら人間ダメになるな(笑)



さあ、お楽しみの夕食です。

夕食会場は隣のテーブルと2m以上間隔を開けていますね。

しかも、全部のテーブルが満卓にならないよう予約を抑えているようです。

まずはかんぱ~い!




食事は相変わらずバイキングですが、お客もマスク着用、手袋をしながら取りに行きます。

感染対策にはかなり気を使っていますね。

さあ、おじさんは和食系で攻めますよ。

揚げたて天ぷらが一番うまかったかな。

3回ほどおかわり。



地酒も飲み放題、ということで何度もおかわりしちゃいました。



そして、これまたお気に入りのソフトクリームマシン。

でっかいのを作っていただいちゃいましたよ。

これも人間をダメにするな(笑)





8月16日(日)

朝5時起床して露天風呂へ。

さすがにこの時間は誰もいませんね、貸し切りです。

明るい中で入る露天風呂は気持ちいい!



さあ、朝食をいただきましょう。

朝食もやっぱりコロナに気を付けたバイキング。

和食系をいただきました。



そしてやっぱり朝からソフトクリームマシン(笑)



チェックアウト後に、ホテルの周りを少しお散歩。

ホテルの裏には男鹿川が流れています。

川沿いには遊歩道が整備されていました。



川の対岸にはお風呂があるんですね。

宿泊者用じゃなく、500円で誰でも入れるお風呂みたいです。

なかなか風情がありますね。



橋から見下ろすと露天風呂もありました。

外から丸見えですけど。



ぐるっと回ってホテルに戻ってきました。


さあ、帰りましょうか。

楽しい旅行でした。



ここで、GoToキャンペーンの精算方法を簡単にご紹介します。

今回はホテルに直接予約をしたので、いったん全額をホテルにお支払い。

帰ってから、住所を証明できる書類(免許証)と口座を確認できる書類(通帳のコピー)ホテルの領収書と明細書を添付してインターネットで申請しました。後から宿泊代の35%が振り込まれる仕組みです。申請はちょっと面倒ですが、これで35%割引で泊まれるなら使わない手はないですね。GoToトラベルキャンペーン、みなさんもぜひご利用ください。

キャンペーンは1月までなんですよね。ボクもまた行こう。


  


Posted by そーしん at 21:51家族のアルバム

2020年08月20日

百名山・日帰り最難関といわれる平が岳と桧枝岐村かわばたキャンプ場

8月13日(木)~8月15日(土)

お盆の休みを利用して、百名山の中でも日帰り最難関といわれる平ヶ岳にチャレンジしてきました。

平ヶ岳がなぜ日帰り最難関と言われるかというと、山深く行動時間が長いことに加えて、とにかく登山口までが遠い・・・

それを実感する山旅でした。






8月13日(木)

平ヶ岳は新潟県と福島県の県境に位置します。

関越道で新潟から回っても、東北道で福島から回ってもどちらもほぼ同じくらいで片道5時間がかかります。

だったら下道で4号線から行っちゃえ、ということで午後4時30分に自宅を出発。

今年はお盆でも道路は空き空き、オール下道で午後10時に平ヶ岳の鷲ノ巣登山口に到着しました。それにしても長かったな~ 

ちょうどこの時期はペルセウス座流星群が見られるんですよね。

一杯飲みながら、満天の星空と流れ星を見たらおやすみなさい。






8月13日(木)

朝4時起床。 

う~ん、辺りはまだ暗いですね。

でも、ここのところ猛暑が続いており、少しでも気温が低いうちに出発したいから慌てて準備をします。



ヘッデンを点けながら、さあ行きますか。

この看板からスタートです。



しばらくは林道歩き。

前後誰もいないので、真っ暗な中独り歩き。

あんまり気持ち良いものじゃありませんね。

林道の終点に標識がありました。

ここからが本格的な登山道の始まりです。



うっすらと明るくなってきました。

二つに分かれた山頂は燧ヶ岳ですね。

この山域から尾瀬は意外と近いんですよ。



いよいよ太陽が顔を出しました。

暑くなるぞー!

暑くなる前に、急登を終わらせなくっちゃ!



切り立った尾根道が続きます。

踏み外さないように慎重に。



振り返ると、歩いてきたギザギザの尾根道。



ロープもバンバン出てきます。

特別難しくはないけど、次から次に出てきてその数にうんざりさせられます。



いよいよ太陽がギラギラと当たり始めましたよ。

やっぱ暑い・・・



眺めはいいんですけど・・・ 暑い

汗が滴り始めました。



急登の終点が見えました。

あれが下台倉山の山頂になります。

あそこまで登れば一息つけるな。



やっと、下台倉山山頂に到着しました。

出発から約2時間、本格的に暑くなる前にどうにか急登を登り終えることができました。



ここからはあまりアップダウンの無い道が続くんですよね。

ずーっと遠くに見えるのが目指す平ヶ岳。

その右が池ノ岳ですね。

まだまだ遠いなぁ



眺めの良い開けた登山道が続きます。

燧ケ岳が美しい。



気持ちの良いお散歩道。

すーっとこうだと良いんだけど。



下台倉山から50分ほどで、台倉山に到着しました。

一応、三角点タッチ。



台倉山から見る燧ケ岳、だいぶ近くなりましたね。



台倉山からもアップダウンの少ない道が続きますが、今度は樹林歩きで景色が無くなります。

う~つまらん。

台倉清水、白沢清水という水場があるはずなんですが・・・水場ってコレ?

水が澱んでいますね。

コレは飲めないでしょ!



フラットな道はこれにて終了。

さあ、また登りが始まりますよ。

まずは池ノ岳を目指します。

日差しギラギラで暑い。



お隣に平ヶ岳が見えましたよ。

平らな山頂だから平ヶ岳だそうです。



池ノ岳への急登はどうやら終わったようです。

木道が出てきました。

ほっと一息。



突然景色が開けたと思ったら真っ青な池塘がドーン!

スゲ-! ビックリするやら感動するやら。

なかなか粋な演出ですね~



左手には平ヶ岳がドーン!

こりゃ絶景だ。



池ノ岳から平ヶ岳にかけては池塘が点在する高層湿原です。



さあ、平ヶ岳山頂に向かいましょう。



木道のゆったりとした登りが続きます。



木道の登りが終わり、ほぼフラットになったところのそばに三角点がありました。

景色は見えませんねぇ



歩き始めから5時間弱、一応自撮りで記念撮影。



三角点って山頂にあるとは限らないんですよね。

GPSによると最高点はもう少し先にあるみたいなので行ってみます。



GPSによると、どうやらここら辺が最高点・山頂みたいです。

平ヶ岳、本当に平らな山ですね。

ちなみにこの山がなぜ平らなのかというと、もともと広大な平原がそのまま隆起して山になったんだとか。

山頂の看板に書いてありました。

山もいろんな成り立ちがあって面白いですね。



山頂からは眺望が・・・奥に見えるのが至仏山ですね。

とするとその下のは尾瀬ヶ原。

至仏山に向かっているこの尾根は、積雪期限定で歩けるんですよね。

来年のGWは尾瀬から入って平ヶ岳やってみたいな。



三角点のあたりだけ木道が少し広くなっていたので腰かけてピザパンの昼食。



お腹もいっぱいになったし、さあ帰りますか。

おっとその前に、せっかく来たんだから名物のたまご石というのを見に行ってみますか。

ということで寄り道すべく標識を左折。



ここにも水場の看板が。

ここの水場は、沢水ですが流れているのでどうにか飲めそうですね。

水場は当てにできないので、今回は4Lも水を担いできましたよ。

おかげで補充せずに最後までもちました。



一旦下って再度登ります。



この辺りも池塘が美しい。



登山道脇の池塘は、鏡のように雲を映していました。



さあ、あとちょっとでたまご石が見えるはず。

いったいどんな石でしょう。



突然、眼下にたまご石が現れました。

う~ん、この石だけポッコリと浮かんでいるよう。

確かに不思議な景色です。



近くに寄ると、こんな感じ。

なっるほど、こうなっていたんですね。



さあ、今度こそ戻るとしましょう。

池塘の美しい台地から・・・



尾根を下り・・・



ロープを使って尾根を下り・・・



痩せ尾根に注意しながら・・・



下界に戻ってきました。

長かった~



最後は沢の水で顔を洗いリフレッシュ。

全行程で10時間弱の登山が終了です。

さすが百名山日帰り最難関だけありますね。

27kmよく歩きました。




さあ、登山の後はお楽しみのキャンプですよ。

今回は、予約もせずに行き当たりばったりの旅です。

途中の桧枝岐村にはいくつかキャンプ場があるんですよね。

とりあえず、先日異能☆さんが自転車の旅で泊まったかわばたキャンプ場に車を止めてみました。

キャンプ場、ずいぶん混みあってるみたいですね。

今日1人なんだけどキャンプできます?と管理人さんらしきおばちゃんに聞くと

お盆はずーっと一杯なのよね。とのお返事。

ヤバイ! お盆休暇を舐めてましたね。

とその時、たまたまそこに居合わせた山やのおじさんが、自分のスペースに張りなよって言ってくれました。

お言葉に甘えさせていただきます。

ふー! どうやらテント難民にならずに済みました。

ということで、おじさんのテントのそばに設営完了。

車のそばなので荷物運びもありませんでした。



人の出会いは不思議なもの。

サイトをゆずってくれたおじさんと一緒に宴会開始。

おじさんからキュウリ&味噌もいただきました。

自分の家で作っているそうです。

うまい!



買ってきたソーセージを焼き焼きしてビールのつまみに。



晩ご飯は、米を炊いてジャワカレー。

米は今回もうまく炊けましたよ。



おじさんは高校生で登を始めた大ベテラン。

ブランクもあったみたいですが、いろんな山の話を聞いて楽しく過ごさせていただきました。

あざーっす!




8月15日(土)


キャンプ場の朝です。



朝もおじさんと山談義。

今日は風が強いので温泉に入りながら、尾瀬沼の方を回られるとか。

ゆとりある山でうらやましい。

ボクなら無理しても会津駒とか登っちゃうところだな。

さあ、朝めしでも食べましょうか。

朝から二郎系カップラーでにんにくガッツリ。

うまい!



トマトもうまいなぁ



ということで、8時に撤収完了。

山歩きに向かうおじさんとはここでお別れ。お世話になりました。

さあ、本日はママと下今市駅で待ち合わせてGoToトラベルキャンペーンの割引で温泉旅行。

いったん今回はここで終了。

次回は夫婦でGoToトラベル温泉旅行編です。



  


Posted by そーしん at 23:54Comments(4)平が岳かわばたキャンプ場

2020年08月16日

念願の北アルプス最深部 黒部源流 三俣蓮華・鷲羽・水晶岳と雲ノ平散策 後編

8月04日(火)〜8月09日(日)

夏休みに、念願だった黒部源流域の山を歩いてきたレポの後編です。

前編はコチラをご覧ください。



8月06日(木)

北アルプス源流部三俣山荘のテン場で迎えた2日目の朝です。

午前4時起床。稜線が明るくなってきましたね。

今日も天気は良さそうです。



朝食はスキムミルクでシリアル。

今日はホットミルクにしてみました。

2500mのテン場、朝はけっこう冷えるんですよね。

ホットがうまかった。



朝5時過ぎ、さあ行きますか。

今日は山荘の後ろにどーんとそびえている鷲羽岳から登ります。



歩く右手には美しい槍さんのシルエットが。

やっぱ槍はかっこいいな。



しばらく登って振り返ると、小さく三俣山荘が。背後にはどーんと三俣蓮華岳。

その左には双六岳もクッキリと見えました。

テントを担いでいないので身軽でグイグイ進めます。



岩稜帯になってきましたね。

常に右手に槍さんを見ながら登ります。



さあ、いよいよ山頂が見えました。

あと一息。



じゃーん、山頂に到着しました。

百名山68座目ゲットです。

遠くはかこいい槍さん。



その場にいた方に写真を撮ってもらいました。



こちらはこれから歩く稜線。

手前のトンガリはワリモ岳です。

マイナーな山ですが、なかなかかっこいいじゃないですか。

そのずーっと奥に見えるのが水晶岳。

まだまだだいぶありますね。

これからこの稜線をずーっと歩いていきます。



稜線を鞍部まで降りて登り返し。

ワリモ岳、なかなか岩々の迫力あるお山です。



ワリモ岳、最高点への登山道はありませんでしたが、無理やりよじ登ってみました。

けっこう平らです。



せっかくなので自撮りで記念撮影。



まだまだ続く、水晶岳への稜線。

長いな〜これは楽しみ。



小ピークは巻きながら水晶岳を目指します。



高低差は少ないのでのんびりとした山歩きが楽しめます。



さあ、いよいよ水晶岳への登りが始まりました。



この山域はデカいザックを担いだ縦走の登山者とボクのような連泊で小さなザックを背負った登山者の2種類に分かれます。

デカいザックのおじいさんとしばし立ち話、折立から入って裏銀座を縦走するとか。

かっこいい〜



振り返ると歩いてきた稜線が。

鷲羽からワリモ、そしてお散歩コース。



さあ、水晶小屋に到着しました。



小屋の前には立派なテラスが。

どこかの小屋と違って、誰でも座っていいみたいです。



ということでテラスに座って休憩。

ここは、この辺りで唯一DOCOMOの電波が入る場所なんですよね。

絶景を眺めながらインスタやFBに投稿したり、家と連絡を取ったりと大忙し。

天気予報も確認しましたよ。



さあ、休憩もしたし水晶岳に行きましょうか。

まずはゆったりとしたお散歩コース。



はい、お散歩コースはここまで。

かなり荒々しい山ですね。



手足を使ってのハードな山登りが続きます。

さあ山頂が見えましたよ。



あとちょっと。

岩の隙間に咲いているお花に癒されます。



はい、水晶岳山頂に到着、百名山69座目ゲットです。

背景には北アルプスの山々。



振り返ると歩いてきた稜線。



そして、先に行けば赤牛岳方面。

北アルプスの山塊は四方八方色んなルートがあるんですよね。

歩いてみたいルートがいっぱいで困っちゃいます。



さあ、ピストンで来た道を戻り水晶小屋に帰ってきましたよ。


ここでまたまた絶景のテラスに座ってパンのランチタイム。



水晶小屋から見えるこの稜線がいわゆる裏銀座ルートというヤツ。

真ん中辺のフラットな山がかの有名な野口五郎岳です。

五郎は人の名前じゃなく、岩がゴロゴロしているから五郎なんだとか。

他には黒部五郎岳なんてのもあります。



お散歩ルートを戻って、ワリモ岳下の分岐まで来ました。

今度はここから右に曲がって祖父岳方面に向かいます。

いったん鞍部まで下りますよ。



右手には先ほどまで山頂にいた水晶岳。

下から見ると迫力あるなぁ



左手にはワリモ岳と奥に鷲羽岳。

この稜線を全部歩いて来たんだよな。

ワリモ岳、マイナーだけどなかなかかっこいい山です。



祖父岳山頂に向かいますよ。

前方に見えるあれが山頂かな。



ちょこっと登り返して、祖父岳山頂に到着しました。

だだっ広い山頂ですが、山頂を示す標識がありませんね。



仕方ないので適当なところで自撮り。



山頂から雲ノ平が見えましたよ。

後ろには薬師岳の姿も。

念願の雲ノ平に向かうとしましょう。



分岐まで下りてきました。

振り返ると祖父岳。

見る方向によってだいぶ印象が違います。



さあ、ぐるっと回って雲ノ平まで下りましょう。

木道が整備されています。



北アルプスの深部でありながら不思議な平ら。



岩がゴロゴロしています。



こちらがスイス庭園だそうです。

どこがスイスかよくわかりませんが(笑)

池塘が干上がって独特の景観を生み出しています。



雲ノ平山荘方面に行ってみましょう。

お花畑の木道歩きが続きます。



雲ノ平山荘が見えました。

山荘の建物が良い味出してますね。



山荘のすぐ手前でライチョウ発見。

山荘から200mくらいしか離れていないのでビックリ。

かわいいヒナの姿も見えましたよ。



雲ノ平山荘に到着。

3階建てなんですね。

趣のある建物です。



山荘から20ふんばかり歩いたところにアルプス庭園がありました。

アルプス庭園でまったり。

最高の天気、さすがにこの標高だと汗もかきません。

本当に良い1日だな。



いつまでも眺めていたいけどそろそろ帰りましょう。

薬師岳もいつかやりたいなぁ



雲ノ平山荘まで戻ってきました。



あれ! またライチョウ。

先ほど見た場所からずいぶん離れているけど同じ個体かな?

かわいらしい声で鳴いていました。



雲ノ平、絶景ですね。

いつかここでも泊まってみたいものです。



あれ! またライチョウ。

今度は斜面にいました。

本当に今日はパーフェクトな1日だ。



さあ、祖父岳を巻きながら三俣山荘を目指しますよ。

槍さんが見えてきた。




稜線にポツンと見えるのが三俣山荘。

あそこに行くためにはいったんこの坂を下って谷底まで下りないといけません。

そしてもう一度登り返し(-_-;)



さあ、谷底まで下りてきましたよ。

流れる川は黒部川の源流です。



源流の渡渉。

ロープがフィックスされていました。

落っこちないように慎重に。



黒部川が削ってこの谷が出来たんでしょうかね。

深いなぁ。



さあ、もう一度登り返しますよ。



がつっと登ってヘロヘロになりながらテン場に戻ってきました。

行動時間11時間、天気が良すぎてウロウロしすぎちゃったけど楽しかったなぁ



夕食は袋麺のヤキソバ・・・のはずだったけど、無い。

忘れてきちゃったみたい。

予備の棒ラーメンがあったので、夕食は棒ラーメンに。

ヤキソバもラーメンも似たようなものですが、ボクにとってラーメンは昼なんですよね。

ちょっとショック。



そのままじゃさみしいので、乾燥野菜を入れます。



いただきます。


夜はブランデーをチビチビ飲みながら夢の中へ。

おやすみなさい





8月07日(金)

早朝3時30分起床。

この日は当初の予定では黒部五郎をやるつもりでしたが、槍ヶ岳を見ているうちに登りたくなっちゃった。

西鎌尾根を歩けば槍まで行けるな、ということで撤収の準備。

朝めしは簡単にパンで済ませます。



外に出てみたら、辺り一面ガスで真っ白。

う〜ん、これじゃ西鎌尾根歩いても何にも見えないな。

槍はあいらめるか。

少し様子を見ましょう。



様子を見ている間に雨まで降りだしちゃった。

風もゴーゴー。

う〜ん、無理して黒部五郎やってもつまらないし・・・ こりゃ停滞だな。

勇気ある撤退ならぬ勇気ある停滞を決断。

テントの中で過ごすことにします。

そうと決まったら、小屋で本を借りることにしましょう。

三俣山荘と言えば、先代の伊藤正一さんが、戦後のこの辺りの様子を書いた「黒部の山賊」という本があるんですよね。

今回ここに来るにあたり、再読しました。



もちろん、「黒部の山賊」も置いてあったんですが、山賊の本に登場する鬼窪さんが書いた「黒部の山人」をお借りしました。

ボクの好きな猟師の話が満載。



雨風が少し落ち着いたら三俣蓮華か鷲羽でも登ろうかと思っていたんですが、とてもそんな感じじゃありません。

ゴーゴーと雨風は強まるばかり。

ここで、大変な事態が。

今回張ったプロモンテVL22というテントですが、かなり古いものをオークションで格安で手に入れたんですよね。

防水性にイマイチ不安があったんですが、今回は軽さ優先ということで持ってきました。

その不安が的中。

縫い目のところから雨がしみ出してきます。

拭いても拭いても次から次のいたちごっこ。

15分おきに吹いては絞り拭いては絞りを繰り返す羽目に。

なんとも情けない事態です。



インナーの下部から水が染み出す?

横殴りの風が原因では、ということで雨が止んだタイミングで外に出てフライの下部を石で塞いでみました。

これで水漏れはほとんどなくなり一安心。

家に帰ったら、シームコートで補修だな。



ランチはまたも棒ラーメン。

さすがにパンは飽きた。



お借りしたもう一冊の本は高桑信一さんの「源流テンカラ」。

この人の本は何冊か読んでいるんですが、テンカラ釣り愛にあふれた本です。

テンカラ釣り、やってみたいな。



本の中に三俣山荘の話が出てきました。

本も著者から寄贈されたサイン入りの進呈本。



結局1日中テントの中で本を読んで過ごしました。

初めての経験でしたが、まあ過ぎてみれば良い思い出です。

さあ、夕食にしましょうか。

テーブル持ってこなかったし、足の上でカルパスを切って・・・



炒める。

最近のお気に入りです。



早ゆでパスタに混ぜるだけのパスタソース。



仕上げにオリーブオイルを持ってきましたよ。

パスタのゆで汁はポタージュスープにしました。


さあ寝ましょう。

まったく動いていないので疲れていませんが、良い休息の1日でした。

ところで明日は晴れるんでしょうか。

スマホが使えないので情報なし。

祈るのみです。





8月08日(土)

祈りもむなしくガスガスの朝。

まあ仕方がありませんね。

食料も尽きたし、帰りましょう。



双六小屋に向かうルートは迷わず巻き道を選択。



どっちみち眺望はありませんからね。



巻き道であっさりと双六小屋に到着。

やっぱり早いな。



やっぱり鏡池も真っ白。

先を急ぎましょう。



帰りは7時間かからず駐車場まで下りてきました。



これにて4日間の山歩きが終了。

例年だと諏訪の実家に帰って温泉にゆっくり漬かる・・・という流れになるんですが今年はコロナですからね。

実家近くの駐車場でおふくろさんと少し立ち話し。

埼玉ナンバーの車が実家の前に止まるのは好ましくないみたい。

地方には地方の空気があるんですね。

お米や野菜のお土産をもらってお別れ。

すわっこランドでお風呂に入ります。

660円・・・ちょっと高いな。

それもそのはず、プール代と入浴料が込みでした。



そのまま越谷まで帰ろうかとも思ったんですが、ちょうど中央高速の渋滞にひっかりそうなのでもう一泊キャンプをしていくことに。

高原の湖畔で幕を張りました。



このキャンプ場、子供たちとよくバーベキューをしに来たキャンプ場です。

無料の上に、夏休みでもガラガラというキャンプ場だったんですが、今日はずいぶん混んでますね。

隣に幕を張っていたファミリーのパパに聞いたら、やっぱりネットで調べて来たんだそうです。

今は穴場なんてなかなかない時代ですね。



缶ビールでかんぱ〜い。
おつかれ〜



実家でもらったキュウリに味噌をつけていただきます。



お土産のトウモロコシも茹でましたよ。

あま〜い!

贅沢言うようですが、最近のトウモロコシって甘すぎませんかねぇ



赤ワインもいただいちゃいます。

山では飲めませんでしたからね。



さあさあ、メインはビーフステーキですよ。

お山じゃ食べられませんでしたからね。

でっかいのを買ってきました。



ステーキ醤油でいただきます。

うめ〜



車にキャンプ用のイスが積んでありました。

イスひとつでテン泊がキャンプになりますね。

何とも贅沢な感じです。


くたびれていたので、あっという間に夢の中へ。




8月09日(日)

朝です。

湖を見ながらお目覚め。



新鮮野菜の朝食。

またもやトウモロコシを茹でて。



キュウリはそのまま味噌を付けていただきます。



トマトは塩を付けて丸かじり。

生き返るな。

山では味気ないものばかり食べてましたからね。



濡れたテントを乾かし、完全乾燥で帰りました。



ということで、長い長い夏休みお山レポが終了。

いろいろあったけど、楽しい山行でした。

これから夏休み後半、まだまだ遊びますよ〜  


2020年08月12日

念願の北アルプス最深部 黒部源流 三俣蓮華・鷲羽・水晶岳と雲ノ平散策 前編

8月04日(火)〜8月09日(日)

夏休みを取って、前から一度歩いてみたいと思っていた北アルプスの最深部と言われる黒部川源流域を歩いてきました。

1日目・2日目は天気に恵まれ、オレって持ってるな〜と喜んでいたら3日目はまさかの強風・豪雨で初めて停滞というものを経験しました。

まあ、それも含めて思い出に残る山旅でした。

本当ならそのまま実家に帰省・・・というのが例年の流れですが今年はコロナで帰省も自粛。

実家のそばで顔だけ見せての帰省となりました。



今回も長いので、前編・後編と2回に分けてアップします。




8月04日(火)

会社から戻ると大慌てで準備して夜8時30分に自宅を出発。

高速代が割引になる0時ちょうどに松本ICを降りて、1時30分に新穂高温泉の無料駐車場に到着しました。

ここの駐車場はシーズン中すぐに一杯になることで有名で、ここに止められないと高台にある鍋平まで行かないといけないんですよね。

鍋平に止めると、上り下りで1時間近くコースタイムが長くなっちゃいます。そんなわけでとりあえず下に駐車出来て一安心。

一杯飲んだら、おやすみなさ〜い


8月05日(水)

朝4時30分起床。

お天気良さそうですね。

駐車場はまだ余裕がありそうです。



準備をしたら、さあ行きましょう。

今回は山中で3泊の予定ですが、2Lの水を持ちながらもザックの重さを16kgに抑えましたよ。

冬は軽く20kgを越えていましたからね。

今日はザックも軽く感じます。

10分ほど歩くと登山指導センターが見えてきました。

奥に見えるのは去年の秋に登った笠ヶ岳とそれに連なる稜線です。



林道を歩いてゲートに到着。

ここから一般車両は通行止めになります。



色んな看板がありますが、こんなのもありました。

今年はコロナの影響で様々なルールが変更になっているようですね。



延々と長い林道歩きが続きます。

見覚えのある笠ヶ岳との分岐に到着。

左に行くと笠ヶ岳に登れるんですよね。

笠ヶ岳、今年は小屋も営業していないしテント場も使用禁止と書いてありました。

ということは日帰りのみですか、かなりキツイですね。



笠新道の登山口からしばらく歩いて、わさび平小屋に到着。

ここまでなら林道をハイキング気分で歩いて来られます。



小屋の裏にテン場があるというので覗いて見ることに。

う〜ん、特に魅力的なテン場じゃありませんね。

ここに泊まることはないでしょう。



しばらく林道を歩くと、ここがいよいよ林道の終点。

小池新道の入り口です。

ここから本格的な登山道がスタートします。

ここまでナント2時間近い林道歩きでした。



小池新道は、しばらくは川沿いの道となります。



この小池新道、双六小屋の初代オーナー小池さんが道を切り開き、今は3台目が整備してくださっているとか。

噂には聞いていましたが、本当に階段のように石が並べてあってビックリ。

感謝!感謝です。



おや、野イチゴですね。

う〜ん、大朝日岳のは美味かったなぁ。

これはイマイチ・・・なんて、どっちも食べてないのでわかりません。

※国立公園内での植物採集は禁止です。



沢には橋もちゃんと架けられて整備されていました。

これなら増水しても安心ですね。



それにしても天気がいい!

良すぎて汗が吹き出します。

北アルプスだからもっと涼しいかと思ったけど、どうやら猛暑の方がそれを上回っているようです。



振り返ると、西穂高岳のギザギザの稜線が見えますね。

今年の冬はあれにチャレンジしたんだよな。

恐ろしい雪壁が忘れられません。

雪の西穂にチャレンジしたときの様子はコチラ



イタドリヶ原からは笠ヶ岳方面がくっきり。



大汗かきながらも大分登ってきましたね。

遠くに乗鞍岳が見えました。



この季節らしく登山道脇はお花が満開。

名前とか知らんけど・・・①



名前とか知らんけど・・・②



出発から4時間30分ほどで鏡池に到着しました。

その名の通り、鏡のように景色が映り込んでいます。

そしてその先に見えるのは槍ヶ岳。

かっこいい!

残念ながら池に槍ヶ岳は映り込んでいませんでした。



ベンチに座ってパンを食べます。

いつものようにカップラーといきたいところですが、カップラーって水を使うので意外と重いんですよね。

今回基本昼はパンにして、重量を軽くしてみました。



鏡池のすぐ先に鏡平山荘がありました。

こちらもオーナーは小池さん。

良い場所に小屋を建てましたね。

その先にはこれから歩く稜線が。



小屋はスルーして先を急ぎます。

さすが北アルプス、雄大な景色です。

稜線まで登りますよ。



振り返ると、先ほどの池が小さく見えます。

奥に見えるのは槍ヶ岳から穂高に続く稜線。

落ち込んでいるところが大キレットかな。

一度やらねば。



稜線に向けて緩やかに登ります。



名前知とからんけど・・・お花③



奥の方に形の良い山塊が見えました。

どうやら鷲羽岳のようです。

本日はあの麓がゴールなんですが、まだまだ遠いなぁ



遠く鞍部に双六小屋が見えてきました。



そしてこれが双六小屋から槍ヶ岳へと続く西鎌尾根の稜線。

これも歩いてみたいんだよな。

それにしても山が深い。



双六小屋が近づいてきました。

手前のテン場にはテントがチラホラ。

それほど混んでいないようです。



双六小屋到着♪

このテーブル&ベンチは小屋で何かを買った人専用との事(-_-;)

石に腰かけて休憩。



水は自由に使えました。

ここで水を補給。

無料の水はありがたいですね。



双六小屋から本日泊まりの三俣山荘に行くのに3つのルートが選べます。

一つは双六岳の山頂を通る山頂ルート、槍ヶ岳の景色がすばらしいとか。

もう一つは標高差が一番少ない巻き道ルート、コースタイムも最短になります。

そしてもう一つがそれらの中間を通る中道ルート、コースタイムも中間です。



曇っていて双六岳山頂から槍ヶ岳は見えそうもないけど、山頂以外の景色なら楽しめそう、ということで中道ルートを選択。



中道ルート、お花畑のカールの中を歩くなかなか気持ちの良いルートです。



こちらは双六岳山頂から下りてくる稜線のルート。



ここで合流して三俣蓮華岳を目指します。



この稜線を歩きます。

いったん下って更に登り返すと三俣蓮華岳の山頂ですがガスが出てきましたね。



歩き始めて9時間30分、ようやく三俣蓮華岳の山頂に到着しました。



いや〜暑かったのもあってバテバテ。

テン泊装備を担いで9時間は堪えるな。

一応、標識前で自撮り。



山頂からは、今晩泊まる予定の三俣山荘が見えました。

もうひと頑張りだ。

後ろにそびえるのは鷲羽岳。



三俣蓮華山頂から下りていると、すれ違った人が今そこで熊を見たとのこと。

小熊だったけど気を付けてくださいね、だそうです。

おいおい、小熊ってことは近くに母熊いるでしょ。

登山道場にも熊のモノと思われる糞もあったし。

ドキドキ緊張しながら歩きます。



無事、テン場に到着して一安心。

先に見える小屋でまずは受付をします。



三俣山荘に到着しました。

歩き始めから10時間、長かった〜

テン場の申し込みも、今はマスクしないといけないんですね。

持ってきて良かった。



さっさと設営完了。

2張りで貸し切れる良い場所をキープできました。

眺めも最高!



さあ、小屋で買った9%とちょっと濃いめのチューハイをいただきますよ。

うめ〜



今回は荷物を軽くするために、お酒はブランデーにしました。

焼酎やワインよりアルコール度数が高いですからね。

しかも常温、ストレートでも美味しいといいことずくめです。

500mlで3日間・・・足りるかな。



テン場の脇には小川が流れていました。

触ってみるとめちゃ冷たい。

雪渓の雪解け水ですね。

顔を洗って・・・



空き缶に水を汲んで、ブランデーを水割りにしてみました。

冷たくてめちゃ美味い。

美味すぎて飲みすぎそうなので残念ながらこの後は封印。



テントの反対側は先ほど登った三俣蓮華岳。

日が傾いてきました。



さあ、夕食にしましょう。

今回はウルトラライトのために秘密兵器をもって来ましたよ。

アマノフーズのフリーズドライカレー。

重さはほとんどありませんが、こんなで本当にカレーができるんでしょうか。



まずはクッカーでご飯を炊いて・・・



カレーをお湯で戻して・・・ なんだなんだ!具材がいろいろ出てきたぞ。

ナスやらヤングコーンやら。

さすが世界のアマノフーズ、やるなぁ

味もうまい! リピート決定です。


そうしているうちに山の稜線に日も落ち・・・



朝も早かったので、気を失うように爆睡。


いや〜 長い1日でした。



とりあえずこの辺で後編につづく・・・


今回のログです。