2022年10月25日
念願の北アルプス裏銀座縦走と湯俣温泉でまったり (後編)
10月12日(水)~10月16日(日)
一度歩いてみたかった北アルプス裏銀座、竹村新道を下って湯俣温泉でまったりと過ごした山行レポの後編です。
日本三大急登のひとつ、ブナ立尾根を登って烏帽子岳をゲット。絶景の烏帽子小屋のテン場でテン泊した前編はコチラ
10月14日(金)
朝です。テントは霜が降りてパリパリに。どうりで寒いわけだ。上下ダウンウェアを着てモンベル#3のシュラフだったけどけっこう寒かった。これからはシュラフも#1じゃないとダメですね。

朝食は昨夜の残りのご飯をお茶漬けに。お茶漬けなら体も温まるしクッカーもキレイになるしで一石二鳥です。

歩きながら日の出を見ようと5時30分にヘッデンスタートします。歩いていると東の空が明るくなってきましたね。

しばらくすると、ついに唐沢岳~餓鬼だけの稜線から太陽が顔を出しました。

朝日に染まる三ツ岳。

歩いて来た稜線も赤く染まります。左奥には白馬、右には針ノ木、真ん中が昨日登った烏帽子です。

登山道も赤く染まります。

左奥には槍さんも見えました。槍さんの左にちょこんと出ているのは前穂ですね。

三ツ岳は、その名の通りピークが三つあります。どうやら一番手前が本当の山頂らしい。

なぜか登山道は三ツ岳の山頂を通らずに直下を巻いているんですよね。すぐそこに山頂があるのに行かない手はありませんね。うっすらとあるトレースを辿ると・・・はい、三ツ岳山頂に到着です。お手製の看板がありました。

三ツ岳山頂まで来ると、ついに野口五郎岳が見えましたよ。右奥に見えるのは水晶岳。これぞ裏銀座の稜線です。

いやぁ美しい稜線ですね。これが見たかった!来た甲斐があったというものです。

野口五郎岳までのルートは、お花畑コースと稜線コースというのがあるようです。ここは当然、眺めが良さそうな稜線コースを行くことにします。

岩ゴロゴロの急な坂を直登すると稜線に出て向こうが見えました。左が赤牛岳の稜線と右奥は薬師岳ですねこれまたスゴイ眺めだ。

尾根上は何だか白いぞ。これは雪?

よく見ると霜ですね。朝起きたとき、暗がりの中テントの外が真っ白だったので雪が降ったのかとビックリしたんですが、こんな状態だったんですね。見た目には滑らなそうな岩も霜が降りるとツルツル滑ったりして危険です。慎重に行きましょう。

稜線コースは最初こそ急登でしたが野口五郎岳に向かってはゆるやかな下りルート。しかも歩きやすい。眺めも良いしこっちのルートが正解ですね。本当に気持ちの良い尾根歩きが続きます。

この縦走路、今まで歩いた縦走路の中でも一番かも。この前の大キレットが一番かと思ったけど早くも一番更新かな。
う~ん、ボクの中では「北岳~間ノ岳」「南岳~北穂高岳」「三ツ岳~野口五郎岳」が縦走路ベストスリーですね。あっ谷川岳の主脈も入れてベストフォーかな。

左右に北アルプスの峰々を眺めながらの気持ち良い稜線歩きが続きます。

振り返ると三ツ岳からの稜線ルート。いいですねぇ

さあ、いよいよ野口五郎岳山頂が近づいて来ましたよ。

山頂の下には野口五郎小屋がありました。小屋はやっぱり今期営業終了。誰もいません。

こちらの小屋もやっぱり一部を避難小屋として開放していました。

中はこんな感じ。ここも緊急用で通常使う場所じゃありませんね。

さあ、いよいよ最後の登りです。

人登りして、ついに野口五郎岳山頂に到着で~す!

ボクの小学生の頃って、西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎の三人が新御三家とかっていって人気があったんですよね。地図帳に野口五郎岳っていう山を見つけてビックリした記憶が。まさか数十年後にその山に登るとは・・・

山頂からは360度の展望が。動画はコチラでどうぞ。
これが歩いて来た稜線。左奥に見えるのは立山連峰ですね。

こちらはまだまだ続く裏銀座の稜線です。真ん中奥に見えるのは鷲羽岳。左が双六岳に笠ヶ岳がちょこんと頭だけ出しています。

水晶岳もこちらから見るとずいぶん大きな山容ですね。

さあ、お次はいったん下って真砂岳を目指します。

なぜか、登山道は真砂岳の山頂も巻いていました。せっかくなので山頂をゲットしていきますよ。何となくトレースがあるので辿って行きます。

はい、真砂岳山頂に到着しました。ここも誰が作ったのか、山頂の看板がありました。

裏銀座稜線は、真砂岳山頂から水晶岳方面に大きくカーブするんですね。これが真砂岳からはまっすぐに伸びる裏銀座稜線です。右が水晶岳、左がワリモ岳と鷲羽岳ですね。

本当ならこのまま水晶岳方面に行きたいところですが、周回コースなのでボクは左に折れて南真砂岳に向かいます。

山頂でいつものランチパックのランチタイム。

朝、テン場を出発してここまで誰とも会っていません。静かな山歩きです。でも人が映り込まないと写真もつまらないんですよね。ということで、セルフタイマーバックショット。なかなかいいじゃないですか。

パノラマ写真は横にしてご覧ください。本当に良い天気です。

さあ、南真砂岳に向かいましょう。
すると、今までの安心安全な登山道から急にザレた尾根歩きに。

ここは登山道が崩落していますね。滑落に気をつけながら緊張感をもって歩きます。

危険地帯は抜けたようです。この稜線歩き正面にはずーっと槍さんが見えています。

右手には鷲羽岳の雄姿です。期待していなかったけど、この稜線もすばらしく眺めが良いぞ。

これまた気持ちの良い南真砂岳への稜線。

鷲羽岳を見ながらセルフタイマーでパチリ。やっぱりただの景色より人が映り込んだ方が面白いですね。今度から百均の三脚持って来よう。

南真砂岳山頂直前まで来ました。こんな看板がありましたよ。
「ながいです。気をつけて!」
実際、本当に長かった。

さあ、南真砂岳山頂に到着です。ここも景色は最高です。

さあ、下山しましょう。

しばらく下って南真砂岳を振り返ると・・・立派な山容ですね。あまり名の知られていない山ですが、さすが北アルプスの一座です。

後は湯俣温泉まで下るだけと思ったら、登り返しが始まって・・・ここがキツかった。

湯俣岳の山頂に到着しました。景色はあんまり見えません。ここは本当の消化ゲームでした。

湯俣岳からの下りは急な下りが続き・・・竹村新道を作った竹村さん、どんな方かよく存じ上げませんんが、よくこんな斜面に登山道を作ろうと思ったもんだなぁ

湯俣川が見えました。あとちょっとだ。

やっと湯俣温泉晴嵐荘に到着しました。疲れた~
早速小屋でテント泊の受付をしてもらいました。テン場が2000円(最近は2000円のところが多いですね)。温泉が別で1000円です。

小屋前のテン場は特に眺めも無し。貸切のようです。

テントは昨夜の霜でビチョビチョだったので、すぐに張らずに乾燥させることに。

その間は暇なので、先に行きたかったところに行ってみます。
小屋前にはこんな吊り橋があって対岸い渡れます。

とはいえ、対岸に渡るためにはこんなさらに渡渉もしなくちゃなりません。増水すると宿にも行けなくなるらしいですね。

登山靴だとドボンが心配な感じですね。こんな事もあろうかとライトスリッポンを持って来ましたよ。履き替えて膝までズボンをまくり上げジャブジャブと水に入って渡渉しました。

対岸を上流方面に向かうと、さらに吊り橋がありました。

吊り橋が架かっているのが水俣川。この川を遡行すると、北鎌尾根から槍ヶ岳に登れるんですよね。本当の強者のルートです。

ちょうど川の合流点になっていて、もう一つの川が湯俣川です。この川を遡行すると三俣山荘に行くことができるんですよね。有名な伊藤新道ってヤツです。一度はやってみたいけど、かなりの難ルートみたいです。

湯俣川を少し登ると河原から湯気が登っていましたよ。河原に温泉が自噴しているんです。
触ってみたけどものすごく熱い。

うまく川の水と混ぜれば入れるみたいですが・・・ どなたか川の水を引いてくれていますね。ここなら足湯に入れそう。

おー!ちょうど良い温度だ。登山で疲れた足が癒されました。

目的は別にあるので、さらに上流を目指しますよ。

はい、見えました。目的はこれこれ、天然記念物の噴湯丘です。

川の海岸で渡渉できないのでズームで撮ります。なんでも自然に温泉成分が固まってできたものなんだとか。大きさは人の背丈よりはかなり大きい感じです。もっと近くで見てみたかったな。

対岸にはブクブクと温泉が自噴していました。スゲーな。

同じ道を歩いてテン場に戻って来ました。テントは乾いていたので早速設営完了。

一杯やる前に温泉に入りましょう。ホテル内の内湯に向かいました。中はどうやら貸し切りのようですね。

自撮りでセクシーショット!
いやぁ 疲れた体に温泉が気持ちい! いいお湯でした。

テントに戻ったら、お待ちかねの一杯です。500mlのビールが900円(泣) 仕方ないですね。

息子の大阪土産をつまみにやりますよ。

さあ、晩ご飯にしましょうか。
晩御飯はチキンラーメンにしてみました。

当然、生卵インです。これは十分アリですね。カレーメシに飽きてたからウマかった。

朝も早かったし、ブランデーをちびちび飲んでいたらいつの間にか眠くなっておやすみなさい
10月15日(土)
朝食はシリアルも持っていたけどランチパックのモンブランに。今日は急がないのでコーヒーを飲みながらのくつろぎタイム。

明るくなるのを待ってから撤収。さあ帰りましょうか。

吊り橋を渡ったら・・・

また渡渉。今度はストックを持っていたので心配なく渡れました。

帰りは川沿いのアップダウンが少ないお散歩道。
川沿いの道もけっこう崩落気味ですね。最近は大雨とか多いからな。

紅葉もまずまず。楽しいお散歩道です。

歩行者用のトンネルって珍しいですね。

途中にこんな小屋がありました。その名も名無避難小屋だそうです。「名無」って名前、あえて付けたのかなぁ
それとも自然に呼ばれるようになったのか。気になる。

中はやっぱりガチな避難小屋でした。

奥に針ノ木だけが見えますね。針ノ木ってあまりメジャーじゃないけど、どこからでも見えるカッコいい山ですね。来年はやろう。

最近はよく見るお猿さん。横を歩いても逃げないんですよね。むしろこっちが緊張しちゃいます。

ダムが見えてきました。左に見えているのが初日に登ったブナ立尾根なのかな?

最後に、なが~いトンネル。

ずーっとトンネル歩いていると頭が変になりそうになる。そこで試しに口笛吹いたらすごい反響。前後に人がいないことをいいことに口笛吹きまくりました。

ついにスタート地点のダムに出ましたよ。
ゴール!と言いたいところですが・・・

ダムにタクシーを呼ぶこともできるんですが、行きは相乗りだったので800円でしたが帰りは一人だと2400円とかしちゃう。ひとりで2千円も払うのはもったいないですね。1時間だから歩いちゃいましょう。

トンネルをいくつも通り、ダンプの集団の脇を通って七倉まで降りて来ました。ここで本当のゴールです。お疲れさまでした。
さあ、埼玉に帰りましょう・・・
というつもりだったんですが、急きょ気が変わって諏訪に立ち寄ることに。
だって、このまま帰ると関越の渋滞に引っかかりそうなんだもん。だったら諏訪によって晩御飯を食べてから夜中に中央道で帰った方が楽ですからね。

諏訪に行き前に松本で腹ごしらえ。長野県民のソウルフード、テンホウメンです。
この前、テンホウ監修のカップラー食べたけど、再現度低すぎたからな。やっぱり本物はウマイ!

諏訪で温泉に浸かって汗を流したら、お土産を買いに近所のリンゴ園へ。
たくさん実がなってますね~ 今年は豊作でしょうか。

直売所には10種類以上のリンゴが並んでいました。赤いの青いの黒っぽいの。名前の知らない品種ばかりだ。

食べたことのない品種を5種類5個買ってみました。食べ比べが楽しみだ。

晩御飯は焼肉食べ放題。お腹いっぱい食べて飲んでリフレッシュできました。

ということで、今回の休暇が終了しました。
今年は北アルプスに3回も行けたので満足満足。
そろそろ雪山の季節ですね。
今回のログです。
一度歩いてみたかった北アルプス裏銀座、竹村新道を下って湯俣温泉でまったりと過ごした山行レポの後編です。
日本三大急登のひとつ、ブナ立尾根を登って烏帽子岳をゲット。絶景の烏帽子小屋のテン場でテン泊した前編はコチラ
10月14日(金)
朝です。テントは霜が降りてパリパリに。どうりで寒いわけだ。上下ダウンウェアを着てモンベル#3のシュラフだったけどけっこう寒かった。これからはシュラフも#1じゃないとダメですね。
朝食は昨夜の残りのご飯をお茶漬けに。お茶漬けなら体も温まるしクッカーもキレイになるしで一石二鳥です。
歩きながら日の出を見ようと5時30分にヘッデンスタートします。歩いていると東の空が明るくなってきましたね。
しばらくすると、ついに唐沢岳~餓鬼だけの稜線から太陽が顔を出しました。
朝日に染まる三ツ岳。
歩いて来た稜線も赤く染まります。左奥には白馬、右には針ノ木、真ん中が昨日登った烏帽子です。
登山道も赤く染まります。
左奥には槍さんも見えました。槍さんの左にちょこんと出ているのは前穂ですね。
三ツ岳は、その名の通りピークが三つあります。どうやら一番手前が本当の山頂らしい。
なぜか登山道は三ツ岳の山頂を通らずに直下を巻いているんですよね。すぐそこに山頂があるのに行かない手はありませんね。うっすらとあるトレースを辿ると・・・はい、三ツ岳山頂に到着です。お手製の看板がありました。
三ツ岳山頂まで来ると、ついに野口五郎岳が見えましたよ。右奥に見えるのは水晶岳。これぞ裏銀座の稜線です。
いやぁ美しい稜線ですね。これが見たかった!来た甲斐があったというものです。
野口五郎岳までのルートは、お花畑コースと稜線コースというのがあるようです。ここは当然、眺めが良さそうな稜線コースを行くことにします。
岩ゴロゴロの急な坂を直登すると稜線に出て向こうが見えました。左が赤牛岳の稜線と右奥は薬師岳ですねこれまたスゴイ眺めだ。
尾根上は何だか白いぞ。これは雪?
よく見ると霜ですね。朝起きたとき、暗がりの中テントの外が真っ白だったので雪が降ったのかとビックリしたんですが、こんな状態だったんですね。見た目には滑らなそうな岩も霜が降りるとツルツル滑ったりして危険です。慎重に行きましょう。
稜線コースは最初こそ急登でしたが野口五郎岳に向かってはゆるやかな下りルート。しかも歩きやすい。眺めも良いしこっちのルートが正解ですね。本当に気持ちの良い尾根歩きが続きます。
この縦走路、今まで歩いた縦走路の中でも一番かも。この前の大キレットが一番かと思ったけど早くも一番更新かな。
う~ん、ボクの中では「北岳~間ノ岳」「南岳~北穂高岳」「三ツ岳~野口五郎岳」が縦走路ベストスリーですね。あっ谷川岳の主脈も入れてベストフォーかな。
左右に北アルプスの峰々を眺めながらの気持ち良い稜線歩きが続きます。
振り返ると三ツ岳からの稜線ルート。いいですねぇ
さあ、いよいよ野口五郎岳山頂が近づいて来ましたよ。
山頂の下には野口五郎小屋がありました。小屋はやっぱり今期営業終了。誰もいません。
こちらの小屋もやっぱり一部を避難小屋として開放していました。
中はこんな感じ。ここも緊急用で通常使う場所じゃありませんね。
さあ、いよいよ最後の登りです。
人登りして、ついに野口五郎岳山頂に到着で~す!
ボクの小学生の頃って、西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎の三人が新御三家とかっていって人気があったんですよね。地図帳に野口五郎岳っていう山を見つけてビックリした記憶が。まさか数十年後にその山に登るとは・・・
山頂からは360度の展望が。動画はコチラでどうぞ。
これが歩いて来た稜線。左奥に見えるのは立山連峰ですね。
こちらはまだまだ続く裏銀座の稜線です。真ん中奥に見えるのは鷲羽岳。左が双六岳に笠ヶ岳がちょこんと頭だけ出しています。
水晶岳もこちらから見るとずいぶん大きな山容ですね。
さあ、お次はいったん下って真砂岳を目指します。
なぜか、登山道は真砂岳の山頂も巻いていました。せっかくなので山頂をゲットしていきますよ。何となくトレースがあるので辿って行きます。
はい、真砂岳山頂に到着しました。ここも誰が作ったのか、山頂の看板がありました。
裏銀座稜線は、真砂岳山頂から水晶岳方面に大きくカーブするんですね。これが真砂岳からはまっすぐに伸びる裏銀座稜線です。右が水晶岳、左がワリモ岳と鷲羽岳ですね。
本当ならこのまま水晶岳方面に行きたいところですが、周回コースなのでボクは左に折れて南真砂岳に向かいます。
山頂でいつものランチパックのランチタイム。
朝、テン場を出発してここまで誰とも会っていません。静かな山歩きです。でも人が映り込まないと写真もつまらないんですよね。ということで、セルフタイマーバックショット。なかなかいいじゃないですか。
パノラマ写真は横にしてご覧ください。本当に良い天気です。
さあ、南真砂岳に向かいましょう。
すると、今までの安心安全な登山道から急にザレた尾根歩きに。
ここは登山道が崩落していますね。滑落に気をつけながら緊張感をもって歩きます。
危険地帯は抜けたようです。この稜線歩き正面にはずーっと槍さんが見えています。
右手には鷲羽岳の雄姿です。期待していなかったけど、この稜線もすばらしく眺めが良いぞ。
これまた気持ちの良い南真砂岳への稜線。
鷲羽岳を見ながらセルフタイマーでパチリ。やっぱりただの景色より人が映り込んだ方が面白いですね。今度から百均の三脚持って来よう。
南真砂岳山頂直前まで来ました。こんな看板がありましたよ。
「ながいです。気をつけて!」
実際、本当に長かった。
さあ、南真砂岳山頂に到着です。ここも景色は最高です。
さあ、下山しましょう。
しばらく下って南真砂岳を振り返ると・・・立派な山容ですね。あまり名の知られていない山ですが、さすが北アルプスの一座です。
後は湯俣温泉まで下るだけと思ったら、登り返しが始まって・・・ここがキツかった。
湯俣岳の山頂に到着しました。景色はあんまり見えません。ここは本当の消化ゲームでした。
湯俣岳からの下りは急な下りが続き・・・竹村新道を作った竹村さん、どんな方かよく存じ上げませんんが、よくこんな斜面に登山道を作ろうと思ったもんだなぁ
湯俣川が見えました。あとちょっとだ。
やっと湯俣温泉晴嵐荘に到着しました。疲れた~
早速小屋でテント泊の受付をしてもらいました。テン場が2000円(最近は2000円のところが多いですね)。温泉が別で1000円です。
小屋前のテン場は特に眺めも無し。貸切のようです。
テントは昨夜の霜でビチョビチョだったので、すぐに張らずに乾燥させることに。
その間は暇なので、先に行きたかったところに行ってみます。
小屋前にはこんな吊り橋があって対岸い渡れます。
とはいえ、対岸に渡るためにはこんなさらに渡渉もしなくちゃなりません。増水すると宿にも行けなくなるらしいですね。
登山靴だとドボンが心配な感じですね。こんな事もあろうかとライトスリッポンを持って来ましたよ。履き替えて膝までズボンをまくり上げジャブジャブと水に入って渡渉しました。
対岸を上流方面に向かうと、さらに吊り橋がありました。
吊り橋が架かっているのが水俣川。この川を遡行すると、北鎌尾根から槍ヶ岳に登れるんですよね。本当の強者のルートです。
ちょうど川の合流点になっていて、もう一つの川が湯俣川です。この川を遡行すると三俣山荘に行くことができるんですよね。有名な伊藤新道ってヤツです。一度はやってみたいけど、かなりの難ルートみたいです。
湯俣川を少し登ると河原から湯気が登っていましたよ。河原に温泉が自噴しているんです。
触ってみたけどものすごく熱い。
うまく川の水と混ぜれば入れるみたいですが・・・ どなたか川の水を引いてくれていますね。ここなら足湯に入れそう。
おー!ちょうど良い温度だ。登山で疲れた足が癒されました。
目的は別にあるので、さらに上流を目指しますよ。
はい、見えました。目的はこれこれ、天然記念物の噴湯丘です。
川の海岸で渡渉できないのでズームで撮ります。なんでも自然に温泉成分が固まってできたものなんだとか。大きさは人の背丈よりはかなり大きい感じです。もっと近くで見てみたかったな。
対岸にはブクブクと温泉が自噴していました。スゲーな。
同じ道を歩いてテン場に戻って来ました。テントは乾いていたので早速設営完了。
一杯やる前に温泉に入りましょう。ホテル内の内湯に向かいました。中はどうやら貸し切りのようですね。
自撮りでセクシーショット!
いやぁ 疲れた体に温泉が気持ちい! いいお湯でした。
テントに戻ったら、お待ちかねの一杯です。500mlのビールが900円(泣) 仕方ないですね。
息子の大阪土産をつまみにやりますよ。
さあ、晩ご飯にしましょうか。
晩御飯はチキンラーメンにしてみました。
当然、生卵インです。これは十分アリですね。カレーメシに飽きてたからウマかった。
朝も早かったし、ブランデーをちびちび飲んでいたらいつの間にか眠くなっておやすみなさい
10月15日(土)
朝食はシリアルも持っていたけどランチパックのモンブランに。今日は急がないのでコーヒーを飲みながらのくつろぎタイム。
明るくなるのを待ってから撤収。さあ帰りましょうか。
吊り橋を渡ったら・・・
また渡渉。今度はストックを持っていたので心配なく渡れました。
帰りは川沿いのアップダウンが少ないお散歩道。
川沿いの道もけっこう崩落気味ですね。最近は大雨とか多いからな。
紅葉もまずまず。楽しいお散歩道です。
歩行者用のトンネルって珍しいですね。
途中にこんな小屋がありました。その名も名無避難小屋だそうです。「名無」って名前、あえて付けたのかなぁ
それとも自然に呼ばれるようになったのか。気になる。
中はやっぱりガチな避難小屋でした。
奥に針ノ木だけが見えますね。針ノ木ってあまりメジャーじゃないけど、どこからでも見えるカッコいい山ですね。来年はやろう。
最近はよく見るお猿さん。横を歩いても逃げないんですよね。むしろこっちが緊張しちゃいます。
ダムが見えてきました。左に見えているのが初日に登ったブナ立尾根なのかな?
最後に、なが~いトンネル。
ずーっとトンネル歩いていると頭が変になりそうになる。そこで試しに口笛吹いたらすごい反響。前後に人がいないことをいいことに口笛吹きまくりました。
ついにスタート地点のダムに出ましたよ。
ゴール!と言いたいところですが・・・
ダムにタクシーを呼ぶこともできるんですが、行きは相乗りだったので800円でしたが帰りは一人だと2400円とかしちゃう。ひとりで2千円も払うのはもったいないですね。1時間だから歩いちゃいましょう。
トンネルをいくつも通り、ダンプの集団の脇を通って七倉まで降りて来ました。ここで本当のゴールです。お疲れさまでした。
さあ、埼玉に帰りましょう・・・
というつもりだったんですが、急きょ気が変わって諏訪に立ち寄ることに。
だって、このまま帰ると関越の渋滞に引っかかりそうなんだもん。だったら諏訪によって晩御飯を食べてから夜中に中央道で帰った方が楽ですからね。
諏訪に行き前に松本で腹ごしらえ。長野県民のソウルフード、テンホウメンです。
この前、テンホウ監修のカップラー食べたけど、再現度低すぎたからな。やっぱり本物はウマイ!
諏訪で温泉に浸かって汗を流したら、お土産を買いに近所のリンゴ園へ。
たくさん実がなってますね~ 今年は豊作でしょうか。
直売所には10種類以上のリンゴが並んでいました。赤いの青いの黒っぽいの。名前の知らない品種ばかりだ。
食べたことのない品種を5種類5個買ってみました。食べ比べが楽しみだ。
晩御飯は焼肉食べ放題。お腹いっぱい食べて飲んでリフレッシュできました。
ということで、今回の休暇が終了しました。
今年は北アルプスに3回も行けたので満足満足。
そろそろ雪山の季節ですね。
今回のログです。