2023年07月04日
日本百名山北海道遠征(中編) 95座目は羅臼岳
6月21日(水)~6月23日(金)
日本百名山3座を狙っての北海道遠征2日目です。
本日は、今回の3座の中では最も標高差が大きくコースタイムも長い羅臼岳に登ります。
知床半島の中ほどに位置しており、ヒグマの目撃情報も頻繁にあるという点も含めて、今回の遠征で最も難易度が高い山です。はたしてどうなりますやら。
6月22日(木)
朝4時前、前泊した道の駅うとろ・シリエトクの駐車場で目が覚めました。さすがは1年で一番日が長い時期の日本の東の端ですよね。朝が早い!
さっそく羅臼岳登山口のあるホテル地の涯に移動しましょう。それにしてもホテルで「地の涯」ってネーミングはスゴイな(笑)
4時過ぎですがもう日が昇ってきました。

ホテル前の砂利部分が登山者用の駐車場です。何台か停まっていますが、人の姿はありませんね。もう登り始めた?ってことは無さそうだし・・・クマさんのことを考えるとできれば人がいてほしかったんですけどね。

まずは腹ごしらえ。朝食は昨日セブンイレブンで買ったパンケーキをいただきます。セブンのこの手の物って美味しいんですよね。リアルなメープルシロップが入っていて美味でした。

準備している間も人が来る気配はありません。仕方ないですね。一人ぼっちですが、行きますか。木下小屋の脇から登山道がスタートです。

小屋のすぐ裏でも今月に入ってから数件のヒグマ目撃情報があるんですよね。ビクビクしながら鈴チリンチリン、笛ピーピー鳴らして歩きます。

しばらくすると、ずーっと奥の方に山頂らしきものが見えました。まだまだ遠いなぁ

それにしても暑い!北海道なのに暑い!スタートから1時間半、水場の弥三吉水に到着しました。

北海道と言えばエキノコックスという寄生虫がいるので生水は飲めないんですよね。こんなときは、前回の北海道遠征の時に買った浄水器が役に立ちます。微生物やバクテリアを99.9%以上濾過するという優れものです。これに水を汲んで冷たい水をグビグビといただきます。生き返った~

BeFreeは最近も濾過するので川の水も飲めちゃうという携帯浄水器。もうちょっと安いのもあるんですがストレスフリーで水を飲めるのでコチラがオススメ。災害時にお風呂の水も飲めるよっていえばママも大賛成でした。


クリック
水場からしばらく登ると、極楽平という場所に出ました。しばらく平らが続くんだ!と喜んだのもつかの間すぐに登りになったぞ。どこが平らじゃ!どこが極楽じゃ!と突っ込みながら歩くことになります。

2か所目の水場銀冷水がありました。こちらはただ流れている小川のようなので冷水で顔を洗うだけにしておきました。

大沢に出ました。名前の通り大きな沢。少し前までは大雪渓になっていたようですが、雪渓はもうとぎれとぎれですね。脇に夏道が出ていました。

夏道の脇にはお花が。

雪渓は雪がだいぶ柔らかくなっていて、キックステップで問題なく登れました。でも下りはちょっと怖いかな。

羅臼平まで登って来ました。こっちはちゃんとした平らで一息つけました。そして、やっと山頂をはっきりと拝むことができましたよ

羅臼平にはテン場があって、テン場のそばにフードロッカーがありました。そういえば聞いたことがありますね。北海道のテン場には熊さん対策で食料品をしまうロッカーがあるって。これがそうですか。ちょっと開けるのに複雑な構造になっていて力では開けられないようになっていました。
先ほどすれ違ったカップルは昨晩こちらに泊まったようです。クマさん怖くないのかなぁ

海の上に浮かぶのは北方四島ですね。国後島でしょうか。

平は終了。さあ、山頂を目指しますよ。

北海道だというのにとにかく暑い!石清水があったので、ここでも顔を洗って元気回復。

振り返ると知床連山です。雄大な眺めだなぁ

雪渓が出てきました。奥に見えるのが半島の先にある硫黄岳でしょうか。

けっこう急ですね。下りは注意して下りましょう。奥には北方四島が。かなり遠くまで見えていますね、山座同定してみましたが、ピークファインダーだと山名はロシア語で出てきてよく分からず。

最後は急に岩登りになりました。ここはおそらく溶岩ドームだったんでしょうね。

さあ、あと一息で山頂です。

じゃーん!山頂に到着♪
長かったなぁ

山頂には先行者さんがいらしたので写真を撮っていただきました。今回の遠征で人とお話しするの初めてかも。
先行者さん、何でもお仕事卒業したので2か月くらいかけて北海道を回っているのだとか。優雅ですね。ボクは2泊で3座です(笑)

360度の景色は動画でどうぞ
これは北方四島方面。

こっちは昨日登った斜里岳方面。

山頂でセブンのコロッケパンのランチタイムです。このパンお気に入りなんですよね。

オホーツク海も絶景

さあ帰りましょう。雪渓の下りはチェーアイゼンを着けました。

チェーンアイゼン、雪が腐り気味であまり意味無かったかも。

オホーツク海を見ながら下山です。

駐車場に戻って今回の登山終了。
下山中思ったのは もしかすると、山中でクマさんと会うのって東京で芸能人に会う確率と似ているのかもってこと。田舎の人は東京に行けば毎日のように芸能人と会うって思っているかもしれませんが、うん十年23区内に通勤していてもめったに芸能人とは会いませんからね。クマさんも広大な山塊のどこかにはいるんでしょうけど、次の角を曲がって出会う確率は、通勤途中に3代目 J SOUL BROTHERS に会うようなものかも。ヒロシですら会いませんからね(笑)
ホテル地の涯駐車場のすぐ下には無料で入れる露天風呂がありました。入った方に聞いたら3段の内一番下が適温だったとのこと。

さあ、難関の2座が無事終了しました。順調に消化したおかげで明日は半日の余裕ができましたよ。これで楽しみにしていた釧路川ダウンリバーができます。ということで明日のダウンリバーのため屈斜路湖に移動します。昨日登った斜里岳が美しい。

山頂でご一緒した方に「さくらの滝」は見た方がいいよと教えていただきました。斜里川にある滝で、サクラマスがちょうど遡上の時期でした。何匹ものサクラマスが滝にジャンプしては跳ね返されています。思わずがんばれ!と言いたくなりました。
屈斜路湖の湖畔まできました。湖畔には無料の露天風呂があるんですよね。更衣室だけ男女別ですが中は混浴になっているようです。

露天風呂にはおじさんが一人。まあ、現実とはそんなものですよね。
湖を見ながらの絶景露天風呂で汗を流しました。

風呂の後は夕食をいただきましょう。弟子屈で探したんですが弟子屈ラーメンしか見当たらず。

さすがにラーメン2連続は避けたかったので名物豚丼と・・・

行者ニンニクの餃子をいただきました。元気出ましたよ。

本日は道の駅摩周温泉で車中泊します。

セイコーマートで朝めし用のパンとストロングチューハイを買って来ました。
一杯飲んだらおやすみなさ~い

ということで、北海道遠征2日目が終わりました。
心配したヒグマにも会わず、無事難関の羅臼岳に登頂できました。
さあ、明日は朝から念願の釧路川ダウンリバーだぞ。お天気になるといいなぁ
北海道遠征、長くなるのでこの辺で。今回は3回に分けて1座ずつレポします。 後編につづく
羅臼岳のログです
日本百名山3座を狙っての北海道遠征2日目です。
本日は、今回の3座の中では最も標高差が大きくコースタイムも長い羅臼岳に登ります。
知床半島の中ほどに位置しており、ヒグマの目撃情報も頻繁にあるという点も含めて、今回の遠征で最も難易度が高い山です。はたしてどうなりますやら。
6月22日(木)
朝4時前、前泊した道の駅うとろ・シリエトクの駐車場で目が覚めました。さすがは1年で一番日が長い時期の日本の東の端ですよね。朝が早い!
さっそく羅臼岳登山口のあるホテル地の涯に移動しましょう。それにしてもホテルで「地の涯」ってネーミングはスゴイな(笑)
4時過ぎですがもう日が昇ってきました。
ホテル前の砂利部分が登山者用の駐車場です。何台か停まっていますが、人の姿はありませんね。もう登り始めた?ってことは無さそうだし・・・クマさんのことを考えるとできれば人がいてほしかったんですけどね。
まずは腹ごしらえ。朝食は昨日セブンイレブンで買ったパンケーキをいただきます。セブンのこの手の物って美味しいんですよね。リアルなメープルシロップが入っていて美味でした。
準備している間も人が来る気配はありません。仕方ないですね。一人ぼっちですが、行きますか。木下小屋の脇から登山道がスタートです。
小屋のすぐ裏でも今月に入ってから数件のヒグマ目撃情報があるんですよね。ビクビクしながら鈴チリンチリン、笛ピーピー鳴らして歩きます。
しばらくすると、ずーっと奥の方に山頂らしきものが見えました。まだまだ遠いなぁ
それにしても暑い!北海道なのに暑い!スタートから1時間半、水場の弥三吉水に到着しました。
北海道と言えばエキノコックスという寄生虫がいるので生水は飲めないんですよね。こんなときは、前回の北海道遠征の時に買った浄水器が役に立ちます。微生物やバクテリアを99.9%以上濾過するという優れものです。これに水を汲んで冷たい水をグビグビといただきます。生き返った~
BeFreeは最近も濾過するので川の水も飲めちゃうという携帯浄水器。もうちょっと安いのもあるんですがストレスフリーで水を飲めるのでコチラがオススメ。災害時にお風呂の水も飲めるよっていえばママも大賛成でした。
クリック
水場からしばらく登ると、極楽平という場所に出ました。しばらく平らが続くんだ!と喜んだのもつかの間すぐに登りになったぞ。どこが平らじゃ!どこが極楽じゃ!と突っ込みながら歩くことになります。
2か所目の水場銀冷水がありました。こちらはただ流れている小川のようなので冷水で顔を洗うだけにしておきました。
大沢に出ました。名前の通り大きな沢。少し前までは大雪渓になっていたようですが、雪渓はもうとぎれとぎれですね。脇に夏道が出ていました。
夏道の脇にはお花が。
雪渓は雪がだいぶ柔らかくなっていて、キックステップで問題なく登れました。でも下りはちょっと怖いかな。
羅臼平まで登って来ました。こっちはちゃんとした平らで一息つけました。そして、やっと山頂をはっきりと拝むことができましたよ
羅臼平にはテン場があって、テン場のそばにフードロッカーがありました。そういえば聞いたことがありますね。北海道のテン場には熊さん対策で食料品をしまうロッカーがあるって。これがそうですか。ちょっと開けるのに複雑な構造になっていて力では開けられないようになっていました。
先ほどすれ違ったカップルは昨晩こちらに泊まったようです。クマさん怖くないのかなぁ
海の上に浮かぶのは北方四島ですね。国後島でしょうか。
平は終了。さあ、山頂を目指しますよ。
北海道だというのにとにかく暑い!石清水があったので、ここでも顔を洗って元気回復。
振り返ると知床連山です。雄大な眺めだなぁ
雪渓が出てきました。奥に見えるのが半島の先にある硫黄岳でしょうか。
けっこう急ですね。下りは注意して下りましょう。奥には北方四島が。かなり遠くまで見えていますね、山座同定してみましたが、ピークファインダーだと山名はロシア語で出てきてよく分からず。
最後は急に岩登りになりました。ここはおそらく溶岩ドームだったんでしょうね。
さあ、あと一息で山頂です。
じゃーん!山頂に到着♪
長かったなぁ
山頂には先行者さんがいらしたので写真を撮っていただきました。今回の遠征で人とお話しするの初めてかも。
先行者さん、何でもお仕事卒業したので2か月くらいかけて北海道を回っているのだとか。優雅ですね。ボクは2泊で3座です(笑)
360度の景色は動画でどうぞ
これは北方四島方面。
こっちは昨日登った斜里岳方面。
山頂でセブンのコロッケパンのランチタイムです。このパンお気に入りなんですよね。
オホーツク海も絶景
さあ帰りましょう。雪渓の下りはチェーアイゼンを着けました。
チェーンアイゼン、雪が腐り気味であまり意味無かったかも。
オホーツク海を見ながら下山です。
駐車場に戻って今回の登山終了。
下山中思ったのは もしかすると、山中でクマさんと会うのって東京で芸能人に会う確率と似ているのかもってこと。田舎の人は東京に行けば毎日のように芸能人と会うって思っているかもしれませんが、うん十年23区内に通勤していてもめったに芸能人とは会いませんからね。クマさんも広大な山塊のどこかにはいるんでしょうけど、次の角を曲がって出会う確率は、通勤途中に3代目 J SOUL BROTHERS に会うようなものかも。ヒロシですら会いませんからね(笑)
ホテル地の涯駐車場のすぐ下には無料で入れる露天風呂がありました。入った方に聞いたら3段の内一番下が適温だったとのこと。
さあ、難関の2座が無事終了しました。順調に消化したおかげで明日は半日の余裕ができましたよ。これで楽しみにしていた釧路川ダウンリバーができます。ということで明日のダウンリバーのため屈斜路湖に移動します。昨日登った斜里岳が美しい。
山頂でご一緒した方に「さくらの滝」は見た方がいいよと教えていただきました。斜里川にある滝で、サクラマスがちょうど遡上の時期でした。何匹ものサクラマスが滝にジャンプしては跳ね返されています。思わずがんばれ!と言いたくなりました。
屈斜路湖の湖畔まできました。湖畔には無料の露天風呂があるんですよね。更衣室だけ男女別ですが中は混浴になっているようです。
露天風呂にはおじさんが一人。まあ、現実とはそんなものですよね。
湖を見ながらの絶景露天風呂で汗を流しました。
風呂の後は夕食をいただきましょう。弟子屈で探したんですが弟子屈ラーメンしか見当たらず。
さすがにラーメン2連続は避けたかったので名物豚丼と・・・
行者ニンニクの餃子をいただきました。元気出ましたよ。
本日は道の駅摩周温泉で車中泊します。
セイコーマートで朝めし用のパンとストロングチューハイを買って来ました。
一杯飲んだらおやすみなさ~い
ということで、北海道遠征2日目が終わりました。
心配したヒグマにも会わず、無事難関の羅臼岳に登頂できました。
さあ、明日は朝から念願の釧路川ダウンリバーだぞ。お天気になるといいなぁ
北海道遠征、長くなるのでこの辺で。今回は3回に分けて1座ずつレポします。 後編につづく
羅臼岳のログです