2023年02月23日
スノーシューで三本槍岳 途中の尾根でテント泊
2月18日(土)~2月19日(日)
ここのところの雪山は、どうもすっきりしないお天気が続いているんですよね。そこで今度こそはと天気予報とにらめっこして、那須の三本槍岳をやってきました。
スノーシューーでお散歩からの稜線雪中テント泊、やっと青空のもとで雪山歩きを楽しめました。

2月18日(土)
朝5時30分に自宅を出発。オール下道で那須岳へ。
関東平野が晴れていても那須岳まで来ると曇っていたり雪が降ってたりすることがあるんですよね。でも今回は茶臼岳がスッキリ見えていますよ。期待して良さそうです。

8時40分に北温泉手前の駐車場に到着。途中道が凍った部分もありましたが、ジムニーにスタッドレスさすがに問題ありませんでした。

今回のザックは20kgです。12本爪アイゼンやピッケル、ヘルメットなど使わない物は置いてきたんですがやっぱスノーシューが重いのかな。

さあ、行きますか。
まずは北温泉に向かって下ります。さっそく雪が出てきましたね。

見るからに滑りそうなのでチェーンアイゼンを装着。やっぱり安心感が違います。

正面に北温泉が見えてきました。でもまっすぐ行かず、手前を右に折れて進みますよ。

北温泉の建物を迂回して、この橋を渡るといよいよ登山開始です。

稜線までは、しばらく九十九折りの急登が続きます。

やっと稜線に出ました。稜線からはなだらかな登りになります。
本日、先行者さんが数名いるようですね。お陰でトレースはバッチリ。足跡をたどってチェーンアイゼンのまま行くことにします。

しばらく進むとスキー場への分岐に出ました。今まで真っすぐしか行ったことないけど、違うルートも興味があるのでスキー場経由で行ってみることにします。

こっちのルートはノートレースなので、ここからはスノーシューを履きます。今年初スノーシューだ。

さすがスノーシュー、あまり沈むことなく歩けますね。積雪具合も丁度良い感じです。

ほどなくスキー場の上部に出ました。急にカラフルな世界になって人もいっぱい。なんだか山登りの雰囲気じゃないですね。

スキー場から先は地面も圧雪してありました。スキー場がスノーシューハイキングのコースとして整備しているようです。これはちょっと甘やかされ過ぎですね。

お散歩コースを歩いて登山ルートとの合流点まで来ました。

さすがにこっちまで圧雪されていませんね。数人分のトレースが続いています。

しばらく登ると左手に茶臼岳や朝日岳が見えてきました。確か去年テントを張ったのこの辺ですね。やっぱり今年もここいらに張ることにしましょうか。

ということで登山道を外れた木の裏側にザックをデポします。

そろそろお腹がすきましたね。パンで簡単にランチタイムにします。

お腹も膨れたし、さあ山頂目指して行きますか。大きなザックはデポしてアタックザックで三本槍岳山頂を目指します。
しばらく歩いてから・・・ あっスマホをザックに付けたままだ!忘れ物に気付いちゃいました。まあルートは分かっているので問題は無いんですが・・・戻るのはさすがに面倒なのでログはあきらめましょう。

まずは手前の小ピークを登ります。

振り返ると歩いて来た広い尾根がバッチリ見えました。

小ピークを登りきると、やっと目指す三本槍岳が見えました。
急に風が強くなりましたね。今までは南側斜面で北風の風裏だったようです。顔が痛いのでたまらずバラクラバを装着。

少し下ったところに清水平や朝日岳方面への分岐がありました。
この辺りは、以前ホワイトアウトした時に怖い思いをしたところですね。広くて平らな場所だとどっちに進んで良いかわからなくなるんですよ。まっすぐ歩いているつもりが90度曲がっていたりして。人間の感覚って当てにならないということとGPSの重要性を痛感したところです。

今日は晴れているので目標に向かって真っすぐ進みます。
だいぶ山頂が近くなってきましたね。右側の少し盛り上がった部分が山頂でしょう。一旦鞍部まで下ります。

下り終わったらさあ、いよいよ最後の登りです。かなりの急登ですな。スノーシューでガシガシ登ります。

振り返ると歩いて来た雪原です。不思議に平らなですね。

急登を登り終わると山頂に到着♪
誰もいませんね。山頂貸切です。

山頂からは360度のパノラマが広がっていました。こっちは那須岳を大周遊する時の稜線かな。夏道なら一度歩いてみたいものです。

こっちは福島の旭岳ですね。福島のマッターホルンと呼ばれそうな雄姿です。こちらは雪の時期に登ってみたいですね。

茶臼岳方面は手前の稜線が邪魔であんまり見えませんでした。

一応標識の前で自撮りの記念撮影。

さあ、風も強いしとっとと帰りましょう。

帰りはわざわざ新雪を歩いてモフモフを楽しみました。

ザックをデポした地点まで戻って来ましたよ。
いつものようにスコップで穴を掘る土木作業。30分ほど掘ったらテントを設営。風は大したこと無さそうだからこのくらい壁があれば大丈夫でしょう。

茶臼岳ビューの、なかなか眺めの良いテン場です。

今日は気温も高くて温かいですね。雪山では珍しくお外で一杯やります。

しばらく表で景色を眺めていたんですが、日が陰るととたんに寒くなりますね。テントに入りました。
温度を確認すると、なんと!気温は12度。雪山では異例の暖かさです。

とはいえ、寒いのは寒い。使い捨てカイロを出しますよ。たまたま2種類のカイロを持っていました。そこでひらめきましたよ。ホカロンVSオンパックスで使い捨てカイロ20時間対決をしてみましょう。

ダウンシューズの右左に同時に入れてみました。どっちが暖かい?どっちが長持ち?結果発表は明日に。

そして今回初投入なのがコチラ。
エマージェンシーシートで有名なソルという会社のエスケープヴィヴィです。シュラフ型になっているので夏はシュラフの代わりにもなるし冬はシュラフカバーとしても使えます。

今まで使っていたオクトスのシュラフカバーの裏地がボロボロとはがれ始めちゃったのでシュラフカバーを探していて見つけました。
裏が銀色になっていて、70%の熱量を反射するのだとか。エマージェンシートで定評のある会社だけに信頼できますね。今までも冬シュラフカバーは冬場の保温対策として使っていたのでまさにうってつけの商品です。こちらも感想は明日に。

さあ、ちょっと早いけど夕食にしましょうか。今回も水炊きにしましたよ。ボクの場合、気に入ると飽きるまでしばらく食べ続けるんですよ。

さあ、ポン酢に付けていただきますよ・・・あれ? やっちまった。これポン酢じゃなくてすき焼きの割り下だ。いつも焼酎の空き容器に調味料を入れてくるんですが、前回使ったすき焼きの割り下持って来ちゃった。

しょうがないから割り下味でいただきましょう。うん、でも意外といけるね。まあ、鶏すきっていう食べ物もあるくらいだからそんなに悪くは無いですな。完食しました。

焼酎をチビチビ飲みながら、眠くなったところでおやすみなさい。

夜中は風の音で目が覚めました。風が抜けるところはかなりの強風が吹いているようです。ボクがテントを張った場所は北側に樹林があるのでテントが揺れる程度で済みました。風が抜けるところはシュカブラが出来ていましたが、ここはふかふかの雪が残っていたので風裏になると判断したんですが正解でした。テントの設営場所選びは大事ですね。
2月19日(日)
朝は5時に起床。水炊きの残りに塩コショーを振ってご飯と玉子を入れたら雑炊の完成です。

今回、初投入のエスケープヴィヴィですが、あまり冷え込まなかったので評価は難しいですね。暖かくて快適には眠れました。サイズ感ですが、モンベル#1を入れると狭いんじゃないかと心配したんですが、けっこう余裕があるのでシュラフカバーとしても通常のサイズとして使えます。シャカシャカした紙のような生地なので軽いのが何より良いですね。これから毎回活躍することでしょう。

さあ、ホカロンVSオンパックス の結果発表です。
ちなみに中身のサイズはどちらもほぼ一緒。ちょっと中が透けてるっぽいのがホカロン(左)です。厚みは気持ちオンパックスの方が厚いような。
最初の30分ですぐに暖かくなったのはオンパックスでした。その後差は感じられませんでしたが朝目が覚めると(16時間後です)ホカロンの方が若干温度が高かったですね。オンパックスも十分暖かかったので実用の範囲内ですが。
ということで、両者引き分けですかね。買った値段はよく覚えていませんが、お店で見かけたら安い方を買ったらいいんじゃないでしょうか。

夜が明けてきましたね。帰りますか。

ゆっくりと撤収完了。風も止んで穏やかな日になりそうです。

茶臼岳くんさようなら。また来るよ。
恥ずかしいのか山頂は雲の中でした。

昨日のトレースが残っていたのでチェーンアイゼンで下ります。

帰りは分岐を右に折れて行きと違うルートで戻ります。

基本的には右側が谷になっている斜面のトラバースです。歩きやすくは無いけど山歩きの雰囲気だからやっぱりこっちが正解ですね。

あっという間に北温泉まで戻って来ました。

このプールのような温泉も一度入ってみたいものです。

駐車場に戻ってゴール!お疲れさまでした。

ということで、今回の山行が終了。家を出てから帰るまでお財布を一度も開かないという理想的な山行でした(キャッシュレス決済やETCカードも使いませんでしたよ)。
この遊びも鉄板楽しいですね。定番遊びに昇格です。また来年もやることにしましょう。
エスケープヴィヴィ シュラフカバーとして購入しました。軽いのが何よりです。シャカシャカした素材ですがうるさい音もしませんよ。冬の寒さ対策に期待大です。
ここのところの雪山は、どうもすっきりしないお天気が続いているんですよね。そこで今度こそはと天気予報とにらめっこして、那須の三本槍岳をやってきました。
スノーシューーでお散歩からの稜線雪中テント泊、やっと青空のもとで雪山歩きを楽しめました。
2月18日(土)
朝5時30分に自宅を出発。オール下道で那須岳へ。
関東平野が晴れていても那須岳まで来ると曇っていたり雪が降ってたりすることがあるんですよね。でも今回は茶臼岳がスッキリ見えていますよ。期待して良さそうです。
8時40分に北温泉手前の駐車場に到着。途中道が凍った部分もありましたが、ジムニーにスタッドレスさすがに問題ありませんでした。
今回のザックは20kgです。12本爪アイゼンやピッケル、ヘルメットなど使わない物は置いてきたんですがやっぱスノーシューが重いのかな。
さあ、行きますか。
まずは北温泉に向かって下ります。さっそく雪が出てきましたね。
見るからに滑りそうなのでチェーンアイゼンを装着。やっぱり安心感が違います。
正面に北温泉が見えてきました。でもまっすぐ行かず、手前を右に折れて進みますよ。
北温泉の建物を迂回して、この橋を渡るといよいよ登山開始です。
稜線までは、しばらく九十九折りの急登が続きます。
やっと稜線に出ました。稜線からはなだらかな登りになります。
本日、先行者さんが数名いるようですね。お陰でトレースはバッチリ。足跡をたどってチェーンアイゼンのまま行くことにします。
しばらく進むとスキー場への分岐に出ました。今まで真っすぐしか行ったことないけど、違うルートも興味があるのでスキー場経由で行ってみることにします。
こっちのルートはノートレースなので、ここからはスノーシューを履きます。今年初スノーシューだ。
さすがスノーシュー、あまり沈むことなく歩けますね。積雪具合も丁度良い感じです。
ほどなくスキー場の上部に出ました。急にカラフルな世界になって人もいっぱい。なんだか山登りの雰囲気じゃないですね。
スキー場から先は地面も圧雪してありました。スキー場がスノーシューハイキングのコースとして整備しているようです。これはちょっと甘やかされ過ぎですね。
お散歩コースを歩いて登山ルートとの合流点まで来ました。
さすがにこっちまで圧雪されていませんね。数人分のトレースが続いています。
しばらく登ると左手に茶臼岳や朝日岳が見えてきました。確か去年テントを張ったのこの辺ですね。やっぱり今年もここいらに張ることにしましょうか。
ということで登山道を外れた木の裏側にザックをデポします。
そろそろお腹がすきましたね。パンで簡単にランチタイムにします。
お腹も膨れたし、さあ山頂目指して行きますか。大きなザックはデポしてアタックザックで三本槍岳山頂を目指します。
しばらく歩いてから・・・ あっスマホをザックに付けたままだ!忘れ物に気付いちゃいました。まあルートは分かっているので問題は無いんですが・・・戻るのはさすがに面倒なのでログはあきらめましょう。
まずは手前の小ピークを登ります。
振り返ると歩いて来た広い尾根がバッチリ見えました。
小ピークを登りきると、やっと目指す三本槍岳が見えました。
急に風が強くなりましたね。今までは南側斜面で北風の風裏だったようです。顔が痛いのでたまらずバラクラバを装着。
少し下ったところに清水平や朝日岳方面への分岐がありました。
この辺りは、以前ホワイトアウトした時に怖い思いをしたところですね。広くて平らな場所だとどっちに進んで良いかわからなくなるんですよ。まっすぐ歩いているつもりが90度曲がっていたりして。人間の感覚って当てにならないということとGPSの重要性を痛感したところです。
今日は晴れているので目標に向かって真っすぐ進みます。
だいぶ山頂が近くなってきましたね。右側の少し盛り上がった部分が山頂でしょう。一旦鞍部まで下ります。
下り終わったらさあ、いよいよ最後の登りです。かなりの急登ですな。スノーシューでガシガシ登ります。
振り返ると歩いて来た雪原です。不思議に平らなですね。
急登を登り終わると山頂に到着♪
誰もいませんね。山頂貸切です。
山頂からは360度のパノラマが広がっていました。こっちは那須岳を大周遊する時の稜線かな。夏道なら一度歩いてみたいものです。
こっちは福島の旭岳ですね。福島のマッターホルンと呼ばれそうな雄姿です。こちらは雪の時期に登ってみたいですね。
茶臼岳方面は手前の稜線が邪魔であんまり見えませんでした。
一応標識の前で自撮りの記念撮影。
さあ、風も強いしとっとと帰りましょう。
帰りはわざわざ新雪を歩いてモフモフを楽しみました。
ザックをデポした地点まで戻って来ましたよ。
いつものようにスコップで穴を掘る土木作業。30分ほど掘ったらテントを設営。風は大したこと無さそうだからこのくらい壁があれば大丈夫でしょう。
茶臼岳ビューの、なかなか眺めの良いテン場です。
今日は気温も高くて温かいですね。雪山では珍しくお外で一杯やります。
しばらく表で景色を眺めていたんですが、日が陰るととたんに寒くなりますね。テントに入りました。
温度を確認すると、なんと!気温は12度。雪山では異例の暖かさです。
とはいえ、寒いのは寒い。使い捨てカイロを出しますよ。たまたま2種類のカイロを持っていました。そこでひらめきましたよ。ホカロンVSオンパックスで使い捨てカイロ20時間対決をしてみましょう。
ダウンシューズの右左に同時に入れてみました。どっちが暖かい?どっちが長持ち?結果発表は明日に。
そして今回初投入なのがコチラ。
エマージェンシーシートで有名なソルという会社のエスケープヴィヴィです。シュラフ型になっているので夏はシュラフの代わりにもなるし冬はシュラフカバーとしても使えます。
今まで使っていたオクトスのシュラフカバーの裏地がボロボロとはがれ始めちゃったのでシュラフカバーを探していて見つけました。
裏が銀色になっていて、70%の熱量を反射するのだとか。エマージェンシートで定評のある会社だけに信頼できますね。今までも冬シュラフカバーは冬場の保温対策として使っていたのでまさにうってつけの商品です。こちらも感想は明日に。
さあ、ちょっと早いけど夕食にしましょうか。今回も水炊きにしましたよ。ボクの場合、気に入ると飽きるまでしばらく食べ続けるんですよ。
さあ、ポン酢に付けていただきますよ・・・あれ? やっちまった。これポン酢じゃなくてすき焼きの割り下だ。いつも焼酎の空き容器に調味料を入れてくるんですが、前回使ったすき焼きの割り下持って来ちゃった。
しょうがないから割り下味でいただきましょう。うん、でも意外といけるね。まあ、鶏すきっていう食べ物もあるくらいだからそんなに悪くは無いですな。完食しました。
焼酎をチビチビ飲みながら、眠くなったところでおやすみなさい。
夜中は風の音で目が覚めました。風が抜けるところはかなりの強風が吹いているようです。ボクがテントを張った場所は北側に樹林があるのでテントが揺れる程度で済みました。風が抜けるところはシュカブラが出来ていましたが、ここはふかふかの雪が残っていたので風裏になると判断したんですが正解でした。テントの設営場所選びは大事ですね。
2月19日(日)
朝は5時に起床。水炊きの残りに塩コショーを振ってご飯と玉子を入れたら雑炊の完成です。
今回、初投入のエスケープヴィヴィですが、あまり冷え込まなかったので評価は難しいですね。暖かくて快適には眠れました。サイズ感ですが、モンベル#1を入れると狭いんじゃないかと心配したんですが、けっこう余裕があるのでシュラフカバーとしても通常のサイズとして使えます。シャカシャカした紙のような生地なので軽いのが何より良いですね。これから毎回活躍することでしょう。
さあ、ホカロンVSオンパックス の結果発表です。
ちなみに中身のサイズはどちらもほぼ一緒。ちょっと中が透けてるっぽいのがホカロン(左)です。厚みは気持ちオンパックスの方が厚いような。
最初の30分ですぐに暖かくなったのはオンパックスでした。その後差は感じられませんでしたが朝目が覚めると(16時間後です)ホカロンの方が若干温度が高かったですね。オンパックスも十分暖かかったので実用の範囲内ですが。
ということで、両者引き分けですかね。買った値段はよく覚えていませんが、お店で見かけたら安い方を買ったらいいんじゃないでしょうか。
夜が明けてきましたね。帰りますか。
ゆっくりと撤収完了。風も止んで穏やかな日になりそうです。
茶臼岳くんさようなら。また来るよ。
恥ずかしいのか山頂は雲の中でした。
昨日のトレースが残っていたのでチェーンアイゼンで下ります。
帰りは分岐を右に折れて行きと違うルートで戻ります。
基本的には右側が谷になっている斜面のトラバースです。歩きやすくは無いけど山歩きの雰囲気だからやっぱりこっちが正解ですね。
あっという間に北温泉まで戻って来ました。
このプールのような温泉も一度入ってみたいものです。
駐車場に戻ってゴール!お疲れさまでした。
ということで、今回の山行が終了。家を出てから帰るまでお財布を一度も開かないという理想的な山行でした(キャッシュレス決済やETCカードも使いませんでしたよ)。
この遊びも鉄板楽しいですね。定番遊びに昇格です。また来年もやることにしましょう。
エスケープヴィヴィ シュラフカバーとして購入しました。軽いのが何よりです。シャカシャカした素材ですがうるさい音もしませんよ。冬の寒さ対策に期待大です。
2022年02月18日
スノーシューで三本槍岳 中の大倉尾根でビバーク
2月12日(土)~2月13日(日)
今週も雪山歩きがしたいなぁ どこか良いところないかな。あんまりハードじゃなくて、テン泊できる山・・・ ということで思いついたのが三本槍岳。コースタイム的には緩いし、幕営できそうな尾根もあったしね。ということで、緩く三本槍岳をスノーシューで歩いて尾根でビバークしてきました。

2月12日(土)
朝5時30分に自宅を出発。まあ那須ですからね、今回もオール下道で行きますよ。
近付くにつれ那須岳の雄姿が迫ってきました。

8時45分に登山口のある北温泉の駐車場に到着。おととい都内でも積雪を記録したくらいなので、道路にも相当雪が積もっているかと思ったらそれほどでもありませんね。こっちはそれほど降らなかったんでしょうか。

今回のザックはこんな感じ。スノーシューを付けているので20kgオーバーです。まあ仕方ないですね。

駐車場からチェーンアイゼンを着けてスタートです。まずは北温泉に向かって下ります。ここは従業員の方がキレイに除雪して下さっているので、とっても歩きやすい。

数分で北温泉に到着です。温泉の手前を右に折れ温泉の脇を通って右側の斜面を登ります。

北温泉からのルートはけっこうマイナーなので、トレースが無い可能性も五分五分だと思ったんですが、幸いなことに先行者さんがいらっしゃいました。これでルートファインディングからも解放されるし、ラッセルも無いので格段に楽になります。
まずは、いきなりの急登をチェーんアイゼンでどうにか登り切りました。

ここからは緩やかな登りになります。雪も深くなってきたのでスノーシューに履き替えます。
今年初スノーシューです。

雪の量といい、質といい今回はスノーシューがバッチリハマりました。
歩きやすさが格段に違います。
しかもトレースありですからね。快適快適!

左手には先日登った茶臼岳の姿が。

しばらく樹林の中を歩いていると、木々がまばらになってきましたね。そろそろ森林限界を超えるようです。

それに従い、那須岳の眺めが広がってきました。そろそろ幕営適地を見つけないとな。幕営地の第一条件は風の通り道ではないこと。避難する小屋もないただの尾根ですからね。テントが吹き飛ばされたら命にかかわります。次に眺めが良いこと。せっかくだから泊まった人にしか見られない景色を楽しみたいですからね。最後ができるだけフラットなこと。ボクはあまり神経質ではないので、ここは結構アバウトでOKです。

ちょうど良さげな幕営地がありましたよ。風の通り道はシュカブラが出来ていますが、ここの雪はふかふかなのでそれほど風が吹かないと思われます。しかもフラットで景色が良い。ということで、ここに決定!
大きなザックはここにデポすることに。

アタックザックで山頂に向かいましょうか。その前にパンで簡単に腹ごしらえ。

さあ、行きますよ。ザックが一気に軽くなったので体が信じられないほど軽い(笑)
まずは手前に見えていた小ピークを登ります。ハンターマウンテンのスキー場からゴンドラで乗って来る人がいるので、急に人が増えましたね。

振り返ると那須の街まで見渡せました。

標高を上げるにしたがい、木々も白くなってて美しい。

まずはあの小ピークを越えます。

下から見て小ピークと思っていた場所まで来ると、先は平らな台地になっていました。山頂っぽく見えたけど山頂じゃなかったんですね。どうりで名前が無いわけだ。

ここまで来て、やっと三本槍岳が姿を現しました。こっちから見るとあんまり大きな山じゃないな。

三本槍岳の手前は清水平という不思議にフラットな場所があります。ここは前回ホワイトアウトして右も左もわからなくなって怖い思いをした場所です。頼りのスマホも寒さでダウンして・・・ 目印が無いと人間って真っすぐにも歩けないことを知りました。

さあ、最後の急登です。この位の坂ならスノーシューで十分登れますね。

振り返ると清水平が。

急登を登ったらまたフラットな山頂部があり、その先に三本槍岳の山頂がありました。

さあさあ自撮りで記念撮影。

山頂からの360度の風景はこんな感じです。
景色も楽しんだし、さあ戻りましょうか。フラットな山頂部を引き返します。

いやぁ雄大な眺めです。

登山者に混じってバックカントリースキーの方もちらほら。バージンスノーを楽しんでおられました。

さあ、幕営予定地まで戻って来ましたよ。
これからスコップを使ってひと仕事です。

右側が北になるんですが、北風が吹くと予想されるので北側を重点的に補強。斜めの地面を整地して30分ほどで設営完了です。

さあ、一杯いただきましょうか。

パンだけだと小腹が空いたので、いつものチキンラーメンをいただきます。お外で食べるチキンラーメンはウマイんですよ!

チキンラーメンのたまごポケットってヤツはどうもうまい乗らないな。キレイに乗っけようと思うんだけどいつもツルって落っこちちゃう。まあ味は一緒なんですけどね。

そうこうするうちに日が傾いてきました。
ハンターマウンテンのゴンドラで登ってきた方々はとっくに下山したのでもう誰もいません。

焼酎を飲みながら、静かな夕暮れを楽しみます。

テント内の温度はマイナス5度くらいでしょうか。この時期にしてはまずまず暖かい方でしょうかね。

さあ、夕食にしましょうか。
夕食はカレーメシシリーズのシビーメシにしました。

寒いときは辛いものが温まりますね。生玉子をインして栄養も満点。何より軽いのがいい。

さらに焼酎を飲みながら・・・ 夜景も楽しみました。

心配したけど、風も無い穏やかな夜でした。
2月13日(日)
東の空が明るくなってきましたね。

稜線にも朝日が当たります。宿泊者だけが見られる光景、これぞビバークの醍醐味です。

朝食は鮭おにぎりをお茶漬けに。永谷園のお茶漬けって何とも言えない美味さですよね。他に例えようが無いあの味(笑)

天気も良いし・・・とここでもう一回登りにに行く人もいるんでしょうが、ボクは帰りますよ。

急がないので、のんびりと撤収。

帰りもトレースはバッチリ。

右手に茶臼岳を見ながら下山。

北温泉まで戻って来ました。

ちょっとした坂を登って駐車場でゴール。

お疲れさまでした~
いやぁ緩くて楽しい山だったな。
今度から定番の遊びにしよう。
おまけ
帰りに国道4号を走っていて見つけたお店。テレビでやっていた今流行りの有名チェーン店ですね。
「カルビ丼とスン豆腐専門店」っていうお店です。

メインは「京都名物さっちゃんのカルビ丼」でナント550円!
ちなみにさっちゃんというのは創業者社長の奥さんだとか。
たまたま、さくら市とペイペイがキャンペーンをやっていて、ペイペイ支払いだとさらに30%還元でした。
その場で焼き焼きしてくれてお味もGOOD! なかなかボリューミーでしたよ。

ウチの近くにも出来ないかなぁ
今週も雪山歩きがしたいなぁ どこか良いところないかな。あんまりハードじゃなくて、テン泊できる山・・・ ということで思いついたのが三本槍岳。コースタイム的には緩いし、幕営できそうな尾根もあったしね。ということで、緩く三本槍岳をスノーシューで歩いて尾根でビバークしてきました。
2月12日(土)
朝5時30分に自宅を出発。まあ那須ですからね、今回もオール下道で行きますよ。
近付くにつれ那須岳の雄姿が迫ってきました。
8時45分に登山口のある北温泉の駐車場に到着。おととい都内でも積雪を記録したくらいなので、道路にも相当雪が積もっているかと思ったらそれほどでもありませんね。こっちはそれほど降らなかったんでしょうか。
今回のザックはこんな感じ。スノーシューを付けているので20kgオーバーです。まあ仕方ないですね。
駐車場からチェーンアイゼンを着けてスタートです。まずは北温泉に向かって下ります。ここは従業員の方がキレイに除雪して下さっているので、とっても歩きやすい。
数分で北温泉に到着です。温泉の手前を右に折れ温泉の脇を通って右側の斜面を登ります。
北温泉からのルートはけっこうマイナーなので、トレースが無い可能性も五分五分だと思ったんですが、幸いなことに先行者さんがいらっしゃいました。これでルートファインディングからも解放されるし、ラッセルも無いので格段に楽になります。
まずは、いきなりの急登をチェーんアイゼンでどうにか登り切りました。
ここからは緩やかな登りになります。雪も深くなってきたのでスノーシューに履き替えます。
今年初スノーシューです。
雪の量といい、質といい今回はスノーシューがバッチリハマりました。
歩きやすさが格段に違います。
しかもトレースありですからね。快適快適!
左手には先日登った茶臼岳の姿が。
しばらく樹林の中を歩いていると、木々がまばらになってきましたね。そろそろ森林限界を超えるようです。
それに従い、那須岳の眺めが広がってきました。そろそろ幕営適地を見つけないとな。幕営地の第一条件は風の通り道ではないこと。避難する小屋もないただの尾根ですからね。テントが吹き飛ばされたら命にかかわります。次に眺めが良いこと。せっかくだから泊まった人にしか見られない景色を楽しみたいですからね。最後ができるだけフラットなこと。ボクはあまり神経質ではないので、ここは結構アバウトでOKです。
ちょうど良さげな幕営地がありましたよ。風の通り道はシュカブラが出来ていますが、ここの雪はふかふかなのでそれほど風が吹かないと思われます。しかもフラットで景色が良い。ということで、ここに決定!
大きなザックはここにデポすることに。
アタックザックで山頂に向かいましょうか。その前にパンで簡単に腹ごしらえ。
さあ、行きますよ。ザックが一気に軽くなったので体が信じられないほど軽い(笑)
まずは手前に見えていた小ピークを登ります。ハンターマウンテンのスキー場からゴンドラで乗って来る人がいるので、急に人が増えましたね。
振り返ると那須の街まで見渡せました。
標高を上げるにしたがい、木々も白くなってて美しい。
まずはあの小ピークを越えます。
下から見て小ピークと思っていた場所まで来ると、先は平らな台地になっていました。山頂っぽく見えたけど山頂じゃなかったんですね。どうりで名前が無いわけだ。
ここまで来て、やっと三本槍岳が姿を現しました。こっちから見るとあんまり大きな山じゃないな。
三本槍岳の手前は清水平という不思議にフラットな場所があります。ここは前回ホワイトアウトして右も左もわからなくなって怖い思いをした場所です。頼りのスマホも寒さでダウンして・・・ 目印が無いと人間って真っすぐにも歩けないことを知りました。
さあ、最後の急登です。この位の坂ならスノーシューで十分登れますね。
振り返ると清水平が。
急登を登ったらまたフラットな山頂部があり、その先に三本槍岳の山頂がありました。
さあさあ自撮りで記念撮影。
山頂からの360度の風景はこんな感じです。
景色も楽しんだし、さあ戻りましょうか。フラットな山頂部を引き返します。
いやぁ雄大な眺めです。
登山者に混じってバックカントリースキーの方もちらほら。バージンスノーを楽しんでおられました。
さあ、幕営予定地まで戻って来ましたよ。
これからスコップを使ってひと仕事です。
右側が北になるんですが、北風が吹くと予想されるので北側を重点的に補強。斜めの地面を整地して30分ほどで設営完了です。
さあ、一杯いただきましょうか。
パンだけだと小腹が空いたので、いつものチキンラーメンをいただきます。お外で食べるチキンラーメンはウマイんですよ!
チキンラーメンのたまごポケットってヤツはどうもうまい乗らないな。キレイに乗っけようと思うんだけどいつもツルって落っこちちゃう。まあ味は一緒なんですけどね。
そうこうするうちに日が傾いてきました。
ハンターマウンテンのゴンドラで登ってきた方々はとっくに下山したのでもう誰もいません。
焼酎を飲みながら、静かな夕暮れを楽しみます。
テント内の温度はマイナス5度くらいでしょうか。この時期にしてはまずまず暖かい方でしょうかね。
さあ、夕食にしましょうか。
夕食はカレーメシシリーズのシビーメシにしました。
寒いときは辛いものが温まりますね。生玉子をインして栄養も満点。何より軽いのがいい。
さらに焼酎を飲みながら・・・ 夜景も楽しみました。
心配したけど、風も無い穏やかな夜でした。
2月13日(日)
東の空が明るくなってきましたね。
稜線にも朝日が当たります。宿泊者だけが見られる光景、これぞビバークの醍醐味です。
朝食は鮭おにぎりをお茶漬けに。永谷園のお茶漬けって何とも言えない美味さですよね。他に例えようが無いあの味(笑)
天気も良いし・・・とここでもう一回登りにに行く人もいるんでしょうが、ボクは帰りますよ。
急がないので、のんびりと撤収。
帰りもトレースはバッチリ。
右手に茶臼岳を見ながら下山。
北温泉まで戻って来ました。
ちょっとした坂を登って駐車場でゴール。
お疲れさまでした~
いやぁ緩くて楽しい山だったな。
今度から定番の遊びにしよう。
おまけ
帰りに国道4号を走っていて見つけたお店。テレビでやっていた今流行りの有名チェーン店ですね。
「カルビ丼とスン豆腐専門店」っていうお店です。
メインは「京都名物さっちゃんのカルビ丼」でナント550円!
ちなみにさっちゃんというのは創業者社長の奥さんだとか。
たまたま、さくら市とペイペイがキャンペーンをやっていて、ペイペイ支払いだとさらに30%還元でした。
その場で焼き焼きしてくれてお味もGOOD! なかなかボリューミーでしたよ。
ウチの近くにも出来ないかなぁ