2020年05月05日
百名山58座目は残雪の塩見岳 三伏峠小屋テント泊
4月30日(木)〜5月03日(日)
ステイホーム週間真っただ中ではありますが、家にいるよりも感染リスクは少ないでしょ!
ということでお山に。
百名山58座目は南アルプスの塩見岳です。
南アルプス南部は山深いんですよね。
おまけにアクセスも悪い。
どうせ休みはたっぷりとあるので、天気の良い日を選んで3日間で登ってきました。
4月30日(木)
21時に自宅を出発、川島ICまで下道を走り、圏央道、中央道経由で深夜割引になる24時ちょうどに諏訪ICを降り、20分ほどで杖突峠のドライブインで車中泊。
5月01日(金)
朝5時にお目覚め。
天気は良さそうですね。

国道152号線をひたすら走って、7時30分に鳥倉林道ゲートの駐車場に到着。
4月29日に開通したばかりですが、雪もなく快適なドライブでした。
駐車場に車は3台だけ。
このご時世じゃなくても登る人の少ない時期ですからね。
こんなもんでしょう。

今回のザックはこんな感じ。
時期が時期だけに、アイゼン、ピッケル、スコップ、ヘルメット、ワカン、ストックとフル装備です。
当然、軽々20kgオーバー。

登山者カードを提出したら、さあ行きますか。

ゲートの右脇を通ってスタートです。

しばらくは舗装された林道歩き。

40分ほど林道を歩くと広場があり、ここから本格的な登山道が始まります。

まずは明るい樹林の中をお散歩。
快調なスタートです。
雪はまだありませんねぇ

歩いているとこんな看板が。
登山口から三伏峠小屋まで10分の1まで来ましたよ、ということのようです。
これは助かりますね。

2/10の看板が。
この辺りから登山道に雪がみられるようになりました。

ヤマレコなんかを見る限り、例年5/10辺りから雪が残り始めていたので今年は雪が多いんですね。
暖冬で雪自体は少なかったはずですが、その後気温が低い日が続いたので残雪が豊富ということでしょう。
アイゼンを付けるほどではありませんね。

木々の間から遠くに中央アルプスが見えました。
伊那谷をはさんで向こう側になるんですね。

豊口山のコルを過ぎると雪のトラバースが始まります。
ここで前方から来るご夫婦とすれ違いました。
聞くと、昨日山頂に行ったとのこと。
踏み跡残っているかもしれませんね。
ありがたい。

先行者さんの踏み跡がありがたい。
左側が切れ落ちたトラバースが延々と続くので気が抜けません。

雪も緩んでいて踏み抜きに苦戦しながらも、どうにか塩川ルートの合流点まで来ました。

ここでランチタイムにしましょう。
いつもならここでカップラーなんですが、水が確保できるかわからないし、時間もかかるので簡単にパンで済ませます。

かなり遠くですが、目指す塩見岳が見えました。
左側にこぶのように飛び出ているのが天狗岩。
雪はやっぱり多めみたいですね。

歩き始めから5時間、やっと三伏峠に到着しました。
何でも日本一高いところにある峠だとか。
峠の基準っていったいどうなっているんだろう?

三伏峠小屋がありました。
冬期小屋が解放されているんですよね。

中はこんな感じ。
小屋自体はけっこうキレイです。
でも、当たり前ですが窓もないので真っ暗。
ちょっとここで過ごす気にはなりませんね。

小屋の裏にテン場らしき広いところがあったので、テントを張ります。
まずはスコップで整地。
最近こんなことばっかりやってるな。

はい、テント設営完了です。
小屋の陰になっているので、風に吹きさらされる心配はないでしょう。
もともと、小屋自体も比較的安全な場所に建てているはずだし。

眺めの良いテン場です。
南アルプスの稜線がよく見えます。

まだ14時ですが、本日の行動は終了。
一杯やりましょう。
この時期は冷やすのに手間はいりません。
その辺にぶっさすだけ。

ビールはコスパならぬアルコールパフォーマンス・アルパが悪いので、9%のストロングチューハイです。
クゥ~効く~♪

一休みしたら辺りをお散歩に。

小屋の裏からは絶景が!
たぶん、悪沢岳方面でしょう。
山が深いよなぁ 南アルプス。

翌日の三伏山へのルートも確認してテントに戻ってきました。

さあさあ、水づくりですね。
きれいな雪を集めてきて、バーナーで雪を溶かします。
鍋の中をよく見ると、けっこうゴミが浮いているんですよね。
大きなのはスプーンとかで排除しますが、小さいのは面倒なので・・・

できたお湯をステンレスボトルに入れて湯たんぽにも。
翌朝には水になっていますからね。

濡れたものはテント内に干します。
これで翌朝までには大体乾燥します。

さあ、早いけど夕食にしましょうか。
今回は2泊だし、軽さを追求するために早ゆでパスタをいただきます。

このシリーズ色々食べましたが、アラビアータが一番かな。

アルパの関係でブランデーをチビチビやっていると、夕暮れに。
いつの間にか落ちていました。

5月02日(土)
3時30分に起床。
朝はチョコシリアルの朝食。
スキムミルクにシリアル、のはずがスキムミルク忘れたー!
ということで、水にシリアル浮かべてなんともさみじい朝食に。
その分、コーヒー淹れてゆったりとします。

東の空がわずかに明るくなってきましたね。

本日の行程は12時間くらい歩く予定なので、ちょっと早めの4時30分に出発です。
この時期この時間だとヘッデンを使わなくても歩ける程度には明るいですね。
30分ほどで三伏山の山頂に到着。
朝のうちは踏み抜きも少なく、快調快調!

三伏山山頂を過ぎると塩見岳の全容が。
かっこいい山ですね。
それにしてもずいぶん遠いな。

?
こんなところにテントを張った人がいるのかな?

よく見るとイグルーでした。
こんなところにイグルー作って寝たんだ。
すげー強者。

さあ、お次は本谷山を目指しますよ。

基本的にずーっと尾根歩き。
木々の間を縫うように、時には強引に突破。

尾根の向こうには中央アルプスがぽっかりと浮かんでいました。

権右衛門山の手前を夏道通りにトラバース。
樹林の中を、時々踏み抜きながら延々と歩きます。

トラバースすること1時間30分、ついに塩見岳直下の尾根に出ました。
一気に近くなりましたね。

そろそろ塩見小屋があるはずなんだけど。
もしかして・・・
まだ屋根がわずかしか出ていませんでした。

小屋からは南アルプスが大展望。
仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳。

さあ、ここからがいよいよ核心部。
アイゼンを付けてストックをピッケルに持ち替えます。

腹ごしらえも。
このあんバターフランスってうまいな。
定番にしよう。

さあ、行きますよ。
まずは天狗岩まで直登。

天狗岩直下まで来ましたよ。
近くで見ると迫力ありますね。

天狗岩は右にトラバース。
踏み跡がずーっと続いています。
助かるなぁ

このトラバース、かなり高度感があります。
滑ったらかなりヤバイことになるんですが、雪は締まっているのでそれほど怖くはありません。

天狗岩のトラバース完了。
絶景が広がっています。
右が大河内岳、左奥は悪沢岳方面かな。

一旦鞍部まで下ると、いよいよ雪の壁だ始まりますね。

上もヤバいけど下もヤバい。

斜度は大したことないけど、最後がオーバーハングしてるよね。

オーバーハングの部分だけちょっと緊張したけど、どうにか登れた。
ふぅ

さあ、これが最後の登りかな。

最後の登りが終わると急になだらかに。
どうやら核心部終了です。

さあ、看板が見えますね。
あそこが山頂でしょう。

山頂に到着♪
あれ? 塩見岳東峰って書いてある。
三角点のある西峰はどこ?

まさかさっき写真を撮った場所が西峰ってこと?
それしかないよね。
しまった、まったく感動がないまま通り過ぎちゃった。

それにしても景色は最高ですね。
この稜線、北岳、間ノ岳方面に続いているな。
歩けそう。

さあ、西峰に戻りますよ。
よーく注意してみていると・・・あった。
看板が頭だけ出ていました。

一応、記念撮影。

さあ、帰りましょうか。
やっぱりのぼりより難しいですね。
例のオーバーハングの場所だけクライムダウンしました。

さあ、塩見小屋まで無事降りてきました。
ここまで来れば、もう命の危険な場所はありませんね。
ほっと一息。
ピッケルもストックにチェンジします。

後は来た道を戻るだけ。
例の長いトラバースをひたすら歩き・・・・
アイゼンを引っかけてスパッツに大穴開けちゃった。

一応、エマージェンシーぐっずの中から取り出したテーピングで応急修理。
ガムテープの方がよかったな。

さっきまでいた山頂が、もうこんなに小さくなっちゃった。

帰りも尾根上の道をひたすら歩きます。
雪が融けて踏み抜きの回数が増えて体力が奪われます。

ヘロヘロになりながらもやっと三伏山山頂まで戻ってきました。
長かったなぁ

テン場に戻ってきました。
11時間30分のちょー長い行程でした。
もしかすると1日の行動時間としては最長記録かも。

さあさあ一杯飲みますよ。
どれほどこの瞬間を待ち焦がれたことか。
うめー
人生5本の指に入る美味さです。

さあ、夕食にしましょう。
今回は軽さ優先ということで、袋めんのヤキソバです。
ソースの焦げた匂いが食欲をそそります。

夕食を食べたら、日が落ちるのも待たずに眠っちゃいました。
朝早かったしね。
5月03日(日)
やっぱり早めに行動しないと気温が上がると踏み抜きが増えますからね。
昨日と同じ3時30分に起床。
バターデニッシュで簡単に朝食。

ゆったりとモーニングコーヒーをいただきます。

テントの中から開けてゆく空と塩見岳を眺めます。
優雅な時間です。

ついに太陽が顔を出しました。
3日間とも晴れ。
塩見岳三昧でした。

さあ、帰りもながーいトラバース。
気を抜くと危険なので、集中しろと自分に言い聞かせながら下ります。

つぼ足で下ってきましたが、最後の最後に登山道いっぱいに氷が。
たった100mほどのためにアイゼンを脱着しました。
転んでケガするよりいいか。

さあ、やっと登山口が見えました。

後は林道を歩くだけ。
ちなみに前方に見える崩れて見える場所が駐車場です。
ぐるっと谷を回るんですね。

カーブミラーで記念撮影。
色黒くね。
どう見てもステイホームしていたようには見えませんね(笑)

ゲートが見えました。
ゴールです。

長かったなぁ
さすが南アルプス南部はとにかく山深いところにあります。
まだまだ南アルプスには未踏の百名山があるんですよね。
楽しみだ。
ステイホーム週間真っただ中ではありますが、家にいるよりも感染リスクは少ないでしょ!
ということでお山に。
百名山58座目は南アルプスの塩見岳です。
南アルプス南部は山深いんですよね。
おまけにアクセスも悪い。
どうせ休みはたっぷりとあるので、天気の良い日を選んで3日間で登ってきました。
4月30日(木)
21時に自宅を出発、川島ICまで下道を走り、圏央道、中央道経由で深夜割引になる24時ちょうどに諏訪ICを降り、20分ほどで杖突峠のドライブインで車中泊。
5月01日(金)
朝5時にお目覚め。
天気は良さそうですね。
国道152号線をひたすら走って、7時30分に鳥倉林道ゲートの駐車場に到着。
4月29日に開通したばかりですが、雪もなく快適なドライブでした。
駐車場に車は3台だけ。
このご時世じゃなくても登る人の少ない時期ですからね。
こんなもんでしょう。
今回のザックはこんな感じ。
時期が時期だけに、アイゼン、ピッケル、スコップ、ヘルメット、ワカン、ストックとフル装備です。
当然、軽々20kgオーバー。
登山者カードを提出したら、さあ行きますか。
ゲートの右脇を通ってスタートです。
しばらくは舗装された林道歩き。
40分ほど林道を歩くと広場があり、ここから本格的な登山道が始まります。
まずは明るい樹林の中をお散歩。
快調なスタートです。
雪はまだありませんねぇ
歩いているとこんな看板が。
登山口から三伏峠小屋まで10分の1まで来ましたよ、ということのようです。
これは助かりますね。
2/10の看板が。
この辺りから登山道に雪がみられるようになりました。
ヤマレコなんかを見る限り、例年5/10辺りから雪が残り始めていたので今年は雪が多いんですね。
暖冬で雪自体は少なかったはずですが、その後気温が低い日が続いたので残雪が豊富ということでしょう。
アイゼンを付けるほどではありませんね。
木々の間から遠くに中央アルプスが見えました。
伊那谷をはさんで向こう側になるんですね。
豊口山のコルを過ぎると雪のトラバースが始まります。
ここで前方から来るご夫婦とすれ違いました。
聞くと、昨日山頂に行ったとのこと。
踏み跡残っているかもしれませんね。
ありがたい。
先行者さんの踏み跡がありがたい。
左側が切れ落ちたトラバースが延々と続くので気が抜けません。
雪も緩んでいて踏み抜きに苦戦しながらも、どうにか塩川ルートの合流点まで来ました。
ここでランチタイムにしましょう。
いつもならここでカップラーなんですが、水が確保できるかわからないし、時間もかかるので簡単にパンで済ませます。
かなり遠くですが、目指す塩見岳が見えました。
左側にこぶのように飛び出ているのが天狗岩。
雪はやっぱり多めみたいですね。
歩き始めから5時間、やっと三伏峠に到着しました。
何でも日本一高いところにある峠だとか。
峠の基準っていったいどうなっているんだろう?
三伏峠小屋がありました。
冬期小屋が解放されているんですよね。
中はこんな感じ。
小屋自体はけっこうキレイです。
でも、当たり前ですが窓もないので真っ暗。
ちょっとここで過ごす気にはなりませんね。
小屋の裏にテン場らしき広いところがあったので、テントを張ります。
まずはスコップで整地。
最近こんなことばっかりやってるな。
はい、テント設営完了です。
小屋の陰になっているので、風に吹きさらされる心配はないでしょう。
もともと、小屋自体も比較的安全な場所に建てているはずだし。
眺めの良いテン場です。
南アルプスの稜線がよく見えます。
まだ14時ですが、本日の行動は終了。
一杯やりましょう。
この時期は冷やすのに手間はいりません。
その辺にぶっさすだけ。
ビールはコスパならぬアルコールパフォーマンス・アルパが悪いので、9%のストロングチューハイです。
クゥ~効く~♪
一休みしたら辺りをお散歩に。
小屋の裏からは絶景が!
たぶん、悪沢岳方面でしょう。
山が深いよなぁ 南アルプス。
翌日の三伏山へのルートも確認してテントに戻ってきました。
さあさあ、水づくりですね。
きれいな雪を集めてきて、バーナーで雪を溶かします。
鍋の中をよく見ると、けっこうゴミが浮いているんですよね。
大きなのはスプーンとかで排除しますが、小さいのは面倒なので・・・
できたお湯をステンレスボトルに入れて湯たんぽにも。
翌朝には水になっていますからね。
濡れたものはテント内に干します。
これで翌朝までには大体乾燥します。
さあ、早いけど夕食にしましょうか。
今回は2泊だし、軽さを追求するために早ゆでパスタをいただきます。
このシリーズ色々食べましたが、アラビアータが一番かな。
アルパの関係でブランデーをチビチビやっていると、夕暮れに。
いつの間にか落ちていました。
5月02日(土)
3時30分に起床。
朝はチョコシリアルの朝食。
スキムミルクにシリアル、のはずがスキムミルク忘れたー!
ということで、水にシリアル浮かべてなんともさみじい朝食に。
その分、コーヒー淹れてゆったりとします。
東の空がわずかに明るくなってきましたね。
本日の行程は12時間くらい歩く予定なので、ちょっと早めの4時30分に出発です。
この時期この時間だとヘッデンを使わなくても歩ける程度には明るいですね。
30分ほどで三伏山の山頂に到着。
朝のうちは踏み抜きも少なく、快調快調!
三伏山山頂を過ぎると塩見岳の全容が。
かっこいい山ですね。
それにしてもずいぶん遠いな。
?
こんなところにテントを張った人がいるのかな?
よく見るとイグルーでした。
こんなところにイグルー作って寝たんだ。
すげー強者。
さあ、お次は本谷山を目指しますよ。
基本的にずーっと尾根歩き。
木々の間を縫うように、時には強引に突破。
尾根の向こうには中央アルプスがぽっかりと浮かんでいました。
権右衛門山の手前を夏道通りにトラバース。
樹林の中を、時々踏み抜きながら延々と歩きます。
トラバースすること1時間30分、ついに塩見岳直下の尾根に出ました。
一気に近くなりましたね。
そろそろ塩見小屋があるはずなんだけど。
もしかして・・・
まだ屋根がわずかしか出ていませんでした。
小屋からは南アルプスが大展望。
仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳。
さあ、ここからがいよいよ核心部。
アイゼンを付けてストックをピッケルに持ち替えます。
腹ごしらえも。
このあんバターフランスってうまいな。
定番にしよう。
さあ、行きますよ。
まずは天狗岩まで直登。
天狗岩直下まで来ましたよ。
近くで見ると迫力ありますね。
天狗岩は右にトラバース。
踏み跡がずーっと続いています。
助かるなぁ
このトラバース、かなり高度感があります。
滑ったらかなりヤバイことになるんですが、雪は締まっているのでそれほど怖くはありません。
天狗岩のトラバース完了。
絶景が広がっています。
右が大河内岳、左奥は悪沢岳方面かな。
一旦鞍部まで下ると、いよいよ雪の壁だ始まりますね。
上もヤバいけど下もヤバい。
斜度は大したことないけど、最後がオーバーハングしてるよね。
オーバーハングの部分だけちょっと緊張したけど、どうにか登れた。
ふぅ
さあ、これが最後の登りかな。
最後の登りが終わると急になだらかに。
どうやら核心部終了です。
さあ、看板が見えますね。
あそこが山頂でしょう。
山頂に到着♪
あれ? 塩見岳東峰って書いてある。
三角点のある西峰はどこ?
まさかさっき写真を撮った場所が西峰ってこと?
それしかないよね。
しまった、まったく感動がないまま通り過ぎちゃった。
それにしても景色は最高ですね。
この稜線、北岳、間ノ岳方面に続いているな。
歩けそう。
さあ、西峰に戻りますよ。
よーく注意してみていると・・・あった。
看板が頭だけ出ていました。
一応、記念撮影。
さあ、帰りましょうか。
やっぱりのぼりより難しいですね。
例のオーバーハングの場所だけクライムダウンしました。
さあ、塩見小屋まで無事降りてきました。
ここまで来れば、もう命の危険な場所はありませんね。
ほっと一息。
ピッケルもストックにチェンジします。
後は来た道を戻るだけ。
例の長いトラバースをひたすら歩き・・・・
アイゼンを引っかけてスパッツに大穴開けちゃった。
一応、エマージェンシーぐっずの中から取り出したテーピングで応急修理。
ガムテープの方がよかったな。
さっきまでいた山頂が、もうこんなに小さくなっちゃった。
帰りも尾根上の道をひたすら歩きます。
雪が融けて踏み抜きの回数が増えて体力が奪われます。
ヘロヘロになりながらもやっと三伏山山頂まで戻ってきました。
長かったなぁ
テン場に戻ってきました。
11時間30分のちょー長い行程でした。
もしかすると1日の行動時間としては最長記録かも。
さあさあ一杯飲みますよ。
どれほどこの瞬間を待ち焦がれたことか。
うめー
人生5本の指に入る美味さです。
さあ、夕食にしましょう。
今回は軽さ優先ということで、袋めんのヤキソバです。
ソースの焦げた匂いが食欲をそそります。
夕食を食べたら、日が落ちるのも待たずに眠っちゃいました。
朝早かったしね。
5月03日(日)
やっぱり早めに行動しないと気温が上がると踏み抜きが増えますからね。
昨日と同じ3時30分に起床。
バターデニッシュで簡単に朝食。
ゆったりとモーニングコーヒーをいただきます。
テントの中から開けてゆく空と塩見岳を眺めます。
優雅な時間です。
ついに太陽が顔を出しました。
3日間とも晴れ。
塩見岳三昧でした。
さあ、帰りもながーいトラバース。
気を抜くと危険なので、集中しろと自分に言い聞かせながら下ります。
つぼ足で下ってきましたが、最後の最後に登山道いっぱいに氷が。
たった100mほどのためにアイゼンを脱着しました。
転んでケガするよりいいか。
さあ、やっと登山口が見えました。
後は林道を歩くだけ。
ちなみに前方に見える崩れて見える場所が駐車場です。
ぐるっと谷を回るんですね。
カーブミラーで記念撮影。
色黒くね。
どう見てもステイホームしていたようには見えませんね(笑)
ゲートが見えました。
ゴールです。
長かったなぁ
さすが南アルプス南部はとにかく山深いところにあります。
まだまだ南アルプスには未踏の百名山があるんですよね。
楽しみだ。
Posted by そーしん at
12:00
│塩見岳(南アルプス)