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2017年11月27日

中華製のアウトドア用お箸を買ってみました

今週末は、しんちゃんが受験する私立高校の説明会。

埼玉県の私立高校は、北辰という民間の模擬試験の結果を持って学校に相談に行くと

偏差値が基準を超えていれば、「確約」という合格のお墨付きをもらえるという制度(暗黙の)

があるんですよね。

この制度には賛否両論あるみたいですが、一発勝負のハラハラみたいなものがなくって、

個人的には良い制度なんじゃないかと思っています。

ということで、今週の外遊びはお預け。


家にいても暇なので、何かネタが無かったかなとここ一週間を振り返ると・・・

そういえば、アウトドア用の折りたためる箸が届いたな。

ということで、早速レポ。




ボクが今まで使っていたお箸は、エバニューのプラスチックのフォールディングお箸(右)。





これを購入する前は、いつも割り箸を持って行ってたんですが、使い捨てだから度々忘れて

その辺の木の枝で代用・・・

ネタ作りのためにわざと忘れたと思われてるんじゃないかと、本気で考える始末。

さすがにこのフォールディングお箸を買ってからは、常にガス缶やバーナーの入っている

袋に入れていたので、忘れることはなくなりました。

プラスチックだから重さもほとんど感じないし、気に入っていたんですが・・・

ここのところ、袋麺のヤキソバを作るようになって、その弱点が露呈。

そう、プラスチックなので、フライパンで炒め物をしたりすると、箸の先が溶けちゃうんですよね。

先っちょがこんな風になっちゃっていました。

カップラーをお食べる分には、何の問題も無かったんですけどね。






まあ、かなり使ったし新しいのを買うか、ということでネットで物色を開始。

熱で溶けないアウトドア用箸って、素材でいうと木かチタンの2択になるみたいですね。

それなら軽くて丈夫なチタンがいいかなと思ったんですが、よく考えると金属の箸って苦手

なんだって事を思い出しました。

日本の韓国料理屋でもそうだったりしますが、韓国って金属(たぶんステンレス)のお箸で

ごはんを食べるんですよね。

これが何ともいえない違和感で・・・ 金属の口当りとでもいうんですかね。

スプーンやフォークなら金属で当たり前なんですが、お箸だとどうも・・・


そうなると、木ということなるんですが、アウトドア用にコンパクトになる木の箸って

めちゃめちゃ高いじゃないですか。

某モンベルもですが、お箸なのに2000円もするんですよ。

そりゃありえんな。

そんな中、アマゾンさんで見つけたのがコチラ。

おそらく中華製と思われる、ALOCSというブランドのフォールディングお箸。

送料無料で328円、こりゃ爆安だ。

届くまで正直心配でしたが、購入から2週間ほどでちゃんと到着しました。


早速見てみましょう。

けっこう立派なケースに入っていましたよ。

このカラビナだけでも100円くらいしそう。





中身を取り出すと・・・ 一見金属風に見えますが。




筒の中に木の箸が隠れているんですね。

この先の部分だけが木でできているんです。

先をカバーする金属の筒部分も穴が空いていて、空気が通って乾燥するので衛生的です。





ひっくり返してつなぐとこんな感じになります。

出っ張りで固定する簡単な仕組みですが、ぐらつきもなく使えそう。

長さもちょうど良い具合じゃないでしょうか。

箸の先がちょっと太いのが気になりますが、いざとなったら削っちゃうという手もあるかな。





早速カップラーで試してみました。

プラスチックのつるつるの箸より麺をしっかりと掴めますね。

そして何より、口に入れる部分の木の感触がいい!

プラスチックより断然いい感じです。

気に入りました。






お箸もですが、こういった口に触れるものって、けっこう口当たりが大事ですよね。

味を左右するなんて言われる物まであります。

よく言われるのはワイングラスでしょうか。

そこで、最近ボクが買ったものをもう一つご紹介。

ワイン用のタンブラー、スプリッツァー グラスです。

ボクは毎日晩ごはんを食べる時に、ワインか日本酒を飲むんですが、そんな頻度で

ワイングラス使うとすぐ壊しちゃうんですよね。

実際、今までいくつワイングラスを壊したことか。

そんな感じなんで、最近は雰囲気とか関係なく強化ガラスのコップでワインを飲んで

いたんですが、やっぱり味気ないなぁと。

何かいいものが無いかと物色していて、そこで見つけたのが、こんなタンブラー。



強化ガラスにしては、透明度もそこそこ。

何より形がワイングラスっぽくカーブしていて雰囲気がありますよね。

ワイングラスみたいに足も無いので、食洗器にも突っ込みやすいし。

これならアウトドアにも持ち出せるかも。

お値段はナント、アマゾンさんで3個800円。

これなら割っちゃってもたいして気にならないですね。

アウトドアに持ち出すのもいいかも。

ちょっと見た目より厚みあって、口当たりはイマイチなんだけど雰囲気は

大分良くなりました。


ついでに紹介しちゃうと、ボクが日本酒を飲む時に愛用している徳利とぐい呑みがコチラ。

備前焼の陶工による手作りの品。

コチラはヤフオクにて格安で購入。

備前って、火の回り方で色んな模様ができるので味がありますよね。

ボクの好きな縄文土器に通じるような。

口当たりも、土の力強さやぬくもりがを感じられてお気に入りなんです。

まぁ中に入れるお酒は安物なんですが、そこはそれでそれなりに。

やっぱり家計優先ですからね。





取りとめもなくなりましたが、まあ今週は暇なんで徒然にこんな記事を。

来週こそアウトドアの記事をアップできるはず。

お天気になるといいんだけど。



  


Posted by そーしん at 23:33クッキング用品

2017年11月20日

東京散歩 大人の社会科見学編 国会議事堂と赤坂迎賓館

今週は久しぶりにママと東京散歩に。

今回はママが赤坂迎賓館を見たいというので、下町じゃなくって都心をお散歩。

都会の秋を満喫しました。






11月19日(日)

9時にわが家を出発して、10時過ぎに永田町駅に到着。

最近は東武線も日比谷線以外に半蔵門線や田園都市線に乗り入れているので、

乗換えがなくって都心へのアクセスも楽になりました。




10時30分からの見学に間に合いそうなので、まずは国会議事堂の見学をすることに。




おー!国会議事堂だ。

この建物、時々近くを通るけどこれほど近くで見る機会は少ないので、なんかテンション

上がりますね。




日曜日だと参議院はお休みですが、衆議院が見られます。

ママやしんちゃんは修学旅行で見学したらしいけど、ボクは中を見るのは初めて。

楽しみだなぁ

受付で住所・氏名等を書いたら、手荷物検査やX線検査をして議事堂の敷地内へ。

参観料はナント無料。

こんなパンフレットをいただきました。




係員の方の案内で建物に入ります。

ここが中庭。

国会議事堂って中庭があったんだ。

この噴水で、馬車を引いてきた馬が水を飲んだんだとか。

さすが歴史がありますね。




階段で3回まで上がります。

するとそこには・・・ おー! テレビでよく見る光景ですね。

衆議院の本会議場じゃないですか!

最近も、加計問題や森友問題のニュースや国会中継でよく見ましたね。




天井はステンドグラスだったんだ。

昔は電気なんて無かったから天然の明かりを取り入れる構造になっていたんですね。




議長席の上に天皇陛下の御座所が。

知らなかったなぁ




実はここから先は撮影禁止。

テレビカメラは入っているので、なぜ撮影禁止なのかよくわかりませんが・・・

テレビでよく見る各委員会を開いている部屋や、自民党総裁の部屋の前などを通過。

天皇陛下の控室もありましたよ。

荘厳な雰囲気でした。


(こちらはネットから借用しました)


ぐるっと内部を見た後は、前庭に。

こんなに間近にこの建物を見たのは初めてだな。




前庭にはイチョウの巨木が。

各県の県木も一本ずつ植わっていました。

そこで、わが埼玉県の県木がケヤキと知りました(汗)




正面で記念撮影して見学終了。




さあ、今度は赤坂の迎賓館に向かいます。

街路樹の紅葉もいい感じ。




さあ、お目当ての赤坂迎賓館に到着しました。

最近はトランプさんなんかも来て注目が集まっていますね。

正面からお庭に入ろうとしたら、脇の西門から入れば中を見学できますよとのこと。

しかも今ならそれほど混んでいないとか。

インターネットで予約をすれば抽選で中を見られることは知っていたんですが、

日曜日に突然来ても見られるんだ。




ということで、西門に回りこみました。

手荷物検査に5分ほど並びましたが、すんなり中に入ることができました。

ちなみに入場料は大人1000円です。




建物の中は撮影禁止。

ということで、ヤフーさんから画像を拝借。

いや~日本にこれほど豪華な建物があるとは知りませんでした。

まさにヨーロッパの宮殿です。

この場所でオバマ大統領も記者会見したんですよね。


(ヤフー画像から拝借)

正面下に見えるのが正面玄関。

まっすぐ登ってくるとこの場所に。

スーチーさんが登っている写真が展示されていました。


(ヤフー画像から拝借)


天井から壁から豪華絢爛、なかなか良いものを見させていただきました。


(ヤフー画像から拝借)


管内見学の後は裏庭へ。




裏側ってこんな風になっていたんだ。

ベンチに座って記念撮影。




この噴水も、やたら立派だなぁ




ホント、ヨーロッパの宮殿みたいです。

それもそのはず、ベルサイユ宮殿を模して作られたとか。

ベルサイユ宮殿も随分前に行ったきりだからよく覚えてないけど、あれもすごかったなぁ




正面側に戻ってきました。

やっぱり前から見たほうが重々しいかな。




こちらが正面玄関。

幾多の要人が通られたことでしょう。




正門も本当に立派。

西門から入って正門から出てきました。




さあ、赤坂迎賓館を後にして絵画館の前を通り次に向かったのは・・・




そう、国立競技場の建設地。

出来上がってしまったらこの風景は見られませんからね。

建設途中の競技場を見たかったんですよね。

ここで記念撮影。




次いで向かったのは外苑前のイチョウ並木。

紅葉スポットとして有名ですよね。

お祭りもやっているみたいで、ものすごい人でした。

多くの人に混じって、お約束の絵画館方面のショット。

このイチョウの木は、手前に来るほど大きくなっていて遠近法を上手に使って広さを表現

しているのだとか。

知らなかったなぁ




歩道も落ち葉で黄色く染まっていました。




ちょっと遅くなったけどランチを食べましょうか。

表通りは混んでいるだろうからと青山の裏道に入ってみたけど13時過ぎというのにどこも行列。

青山を舐めたらいかんなぁ

危うくランチ難民になりかけたところで、ママがあそこなら空いているんじゃないって

思い出したのが屋台村の「COMMUNE 2nd」。

表参道近くの立地ながら、オープンエアーな空間でさまざまな料理やお酒が楽しめる空間です。




思った通り、ほどよく空いていました。

ということでさっそくビールビール。

いや~歩き回ってちょうどビールが飲みたかったんですよね。




エスニックから多国籍料理まで色んな屋台が並びます。

ママが選んだハンバーガーもなんだかオシャレ。




ボクはおつまみにシーフードのフリット、うまかった~




屋台村でのんびりと過ごして、表参道駅から電車に乗って帰ってきました。


ということで、今回の東京散歩終了です。

普段なら地下鉄に乗って移動しちゃうところですが、あっちこっちへうろうろと・・・

秋の東京を楽しみました。

たまにはこんな休日もいいもんだ。



さあ、次はどこを歩こうかな。
  


Posted by そーしん at 22:01Comments(2)永田町 赤坂 外苑前

2017年11月16日

もう雪山 木曽駒ヶ岳 聖職の碑ルートから

11月12日(日)~11月13日(月)

最近、土日のお休みが取れなくなった山友の、ふじぶんさん。

反対に、ボクは調整すれば平日も休みが取れるように。

ということで、今回も日・月で休みを取ってお山に行ってきました。

平日は、どこも空いているのがいいですね。


行ってきたのは、ボクにとっては2度目となる「木曽駒ヶ岳」。

前回は千畳敷までロープウェイを利用した楽チン登山でしたが、今回はあえて

ロングルートの小説・映画にもなった聖職の碑ルートから。

子供の頃映画も見たし、最近は新田次郎の小説も読んだので、一度歩いて

みたかったんですよね。

紅葉も終わり雪山になった木曽駒ヶ岳。

平日を絡めたのんびり登山となりました。


                                  聖職の碑と呼ばれる「遭難記念碑」


「聖職の碑」をご存じない方のために、以下にウィキペディアから抜粋。

聖職の碑とは

大正2年8月26日、中箕輪尋常高等小学校(現・箕輪町立箕輪中学校)の生徒25名、

青年会員9名、引率教師2名 総勢37名は、前々年から集団宿泊的行事として定着し

つつあった木曽駒ヶ岳登山に出発した。

途中から想定外の暴風雨となり、どうにか伊那小屋までたどり着いたものの、頼みの小屋は

火災で屋根が焼失しており、やむなくビバークすることとなった。

ビバーク中に一人の生徒が低体温症で亡くなったことから生徒や青年達はパニックになり、

散り散りに下山を開始する。

赤校長らは、体力のない生徒や、装備の十分でない生徒をかばいながら、下山を試みるも、

結果的に、赤羽校長をはじめ総計11名の尊い命が失われる大遭難事故となってしまった。

上伊那郡教育会は、稜線上の遭難現場に「遭難記念碑」を設置し、「記念」の言葉の中に、

決して事故のことを忘れ得ないようにという思いを込めた。

この事故を題材として新田次郎が書いた小説が「聖職の碑」で1あり、978年に鶴田浩二

主演で映画化された。






11月11日(土)

土曜の夜9時30分、わが家を出発、今回はふじぶんさんに乗せて貰いました。

首都高・中央道を使い、伊那ICで降り登山口のある桂小場には2時前に到着。

いつもながら一杯飲んでおやすみなさい。





11月12日(日)

朝はのんびりと6時起床。

前夜到着した時はボクら1台だけでしたが、朝は3台になっていました。

それでも百名山の登山口としては異常に空いていますね。

まあ、マイナールートな上に季節も季節ですからね。

軽く朝めしを食べて準備をしたらスタートします。




駐車場の脇に登山口がありました。

ちなみに、聖職の碑の中学生たちが出発した中箕輪尋常高等小学校から桂小場までは

約19kmあるとか。

子供たちは登山前にここまで5時間も歩いて来たんですね。

スゴ過ぎです。




よく整備された気持ちの良い登山道ですね。

アサヒビールさんの寄付で整備されているとか。

アサヒさん、あざーっす!

落ち葉でふかふかの登山道、足にも優しくて気持ちがいい。




歩き始めて30分ほどで水場がありました。

ぶどうの泉だそうです。

山ぶどうの蔦の絡まる森から湧き出てくるところからこの名前がつけられたとか。

コップが置いてあったので、いただいちゃいます。

うめ~




さらに30分ほど歩くと、またまた水場が。

でも、こちらはチョロチョロ。

この時期で、もう氷柱ができていました。




良いお天気の中、気持ちの良い山歩きです。




木に何やら看板が。

伊那中学校 落雷事故現場・・・

大正時代の事故のほかに、学校登山での事故が起こっていたんですね。

落雷ですか・・・こんな林間でも起こるんですね




どうやら、この木に雷が落ちて、登山道を流れる水に電流が走って被害が拡大したようです。

コレは避けようがないですね。

林間でも安全とはいえない・・・肝に銘じましょう。




大樽小屋に着きました。

避難小屋のようですね。




中を覗くと・・・ 十分立派です。

便袋が備えてありました。

お持ち帰りという事ですね。




ここから胸突八丁という名の急登が始まります。

登山道には雪が残っていました。

山頂付近の雪は覚悟していたんですが、思ったより早いなぁ




しばらく登ると、凍ってツルツルの場所も出てきたためアイゼンを着けることに。

今回、アイゼンは使わないだろうと思っていたんですけどね。

お守り代わりに持ってきてよかった。

最近メルカリでエキスパートオブジャパン6本爪の軽アイゼンを買ったんですよね。

12本爪は大きくて重いので、使うか使わないか分からない状況では持ち歩きたく

ないですからね。

送料込みで2000円、さっそく活躍しましたよ。




木々の間からは・・・雪をかぶった山が見えました。

どこだろう?

さっそくピークファインダーで山座同定。

そっか、北アルプスなんだ。

よく見ると右側にトゲみたいなチックンが見えますね。

槍ヶ岳かな。




こちらは八ヶ岳ですね。

雲ひとつ無い快晴です。




胸突八丁の急登を登り終えると茶臼山が見えました。

頂上には行者岩が。

いつかはあっちも行ってみたいものです。




このルートはマイナールートだからでしょうかね。

ところどころで木が登山道に倒れ掛かっていて、避けたりしゃがんだりで難儀しました。




稜線まで出ると一気に視界が開け、御嶽山がばーん!

噴煙はほぼ見えないですね。

来年の秋頃には登山解禁になるとか。

来年は行きたいな。




夏道・冬道の分岐に出ました。

策ほどすれ違ったお姉さん、随分早い下りだと思って聞いてみたら、冬道の途中で引き返した

との事。まだ雪が積もっていないので、冬道は直登もできず道も明瞭でない上ハイマツの踏み

抜き等もあって、引き返したとのこと。夏道のほうが無難ですよとアドバイスいただきました。

ところが、ふじぶんさん、何を思ったか冬道で行きましょうだって・・・

ええっ!

チャレンジャーだなぁ まあ、ボクも嫌いじゃないですけど。

ということで正面の冬道を行く事に。




夏道は巻き道ですが、冬道は眺めの良い稜線歩き。

晴れているので方向性を間違えることはないんですが・・・




何しろ道が無いのであっちをウロウロこっちをウロウロ。




登りも意外ときつくて・・・

地味に体力を奪われます。





おっ!もしかして中央やや右に見えるのが木曽駒ヶ岳ですね。

まだ、大分遠いなぁ

でも千畳敷側から登ると、山全体が見えないのでイマイチぴんとこないんですが、

コチラから見るとやっぱりスケールがでかい!

そうそう、中央左側に見えるチックンが宝剣岳ですね。

前回は敗退しているので、今回はなんとかリベンジするぞ。




稜線は風が強そうですね。

エビの尻尾が凍って樹氷が出来ていました。




いや~疲れた。

コースタイムだと30分くらいで着くところ、1時間30分かけてやっと将棊頭山に到着です。




山頂直下で、ちょっと遅めのランチタイム。

今回は、ラーメン専門店ぶぶかの超にんにくらーめん。

おろしにんにくを後から入れる本当に「超」にんにくなラーメンでした(笑)




将棊頭山を降りたらすぐに夏山ルートに合流。

ここからはやっと普通の道に。

やっぱ全然ラクじゃん。




しばらく歩くと、ポツンと岩がありました。

これが聖職の碑といわれる「遭難記念碑」ですね。

暴風雨の中、小屋から下る途中この辺りで力尽きた子供達もいたようです。

確かに稜線上で雨風をさえぎるものがありませんね。

どうにか樹林帯まで行けた子供たちは助かったんですが・・・

当時の装備は、今から考えられないくらい貧弱だったんですね。

服装は、袷(あわせ)の着物に股引(ももひき)、足元は脚絆(きゃはん)に草鞋(わらじ)。

昔の人は草鞋で山に登っちゃうんですよね。

しかも雨具はゴザの合羽・・・ゴザだったとのこと。

いくら夏とはいえ、雨にやられたら低体温にもなるでしょう。




馬の背方面との分岐では、当時の中学生と同じく濃ヶ池方面に向かいます。

こちらのルートはさらにマイナーみたいですね。

まったく踏み跡は無くなりました。




斜面を進むと、少し広くなっている場所に出ました。

こちらが濃ヶ池みたいですね。

八方池みたいにインスタ映えする写真が期待できると思っていたんですが・・・

池は真っ白に凍ってカチカチです。




この場所では、教師1名生徒1名が岩陰に隠れて雨をしのいで生還したという話しがありました。

もしかして、それがこの岩かな。




恐る恐る池の上に登ってみると・・・

歩けるくらいに凍っていました。




ここからがきつかった。




雪の下を沢が流れていて、地雷原に。

どこまでが地面か分からないんですよね。

慎重に慎重に。




急登もあり、前爪のあるアイゼンが欲しいような登りも。

しかし今回、軽アイゼンが無かったら敗退だったな。




ハシゴ場も出てきました。




基本、木曽駒を巻くルートですが、なかなかハード。




尾根の裏に出ると、やっと正面に天狗荘と宝剣山荘が見えてきました。

予定より大分遅くなっちゃったな。

ちなみに、天狗小屋のあたりに当時の伊那小屋はあったんだそうです。




途中、駒飼ノ池が。

最後まで行方不明だった生徒の遺体が、12年後にこの場所から発見されました。




さあ、あと少し。




16時前、予定より大分遅れて宝剣山荘に到着しました。


もう小屋は冬じまいなんですが、お客さんのいる日だけ開けるみたいです。

たまたまこの日はお客さんがあったので、開いていました。

ということで小屋内でテント泊代1000円をお支払い。

テントは小屋の前に適当に張って良いとの事。

小屋の中のトイレも使わせていただきました。




稜線上は冷たい風がピューピュー。

先日テントを吹き飛ばされたばかりですからね。

今回はテントを膝で終えてすぐに荷物を入れて重石にして飛ばされないように。

地面はカチカチに凍りついていて、なかなかペグが刺さりません。

凍りついた石を引っぺがしてきて、ストームガードだけはきちんと張りました。

さすがにテント泊は二人だけみたいです。




寒いのでお互いテントの中からかんぱ~い!

これがボクらの、冬場の宴会の定番スタイル。




冬といえば鍋でしょ。

今回はスーパーで売っているお一人鍋の中身だけを持ってきました。

豚肉のトンコツ鍋?

まあ温かければなんでもうまいですね。

芋焼酎のお湯割りでいただきます。

この時、ふじぶんさんの温度計はマイナス6.5度でした。

夜中は何度まで下がるんだろう。




寒いので対面での宴会はそこそこに。

その後は横になってチビチビと。

ランタンにシェラカップを載せると、1石3鳥なんですよ。

ちなみに1石3鳥とは、明かり、暖房、調理器具の3つです。

あっあたりまえですが、幕内の火器使用は自己責任ですよ。



ほどよく酔っ払ったらランタンを消しておやすみなさい。





11月13日(月)

夜中は風がゴーゴーと。

まあ、稜線では当たり前なんでしょうね。

あのくらい、3000m近い稜線では、そよ風程度なのかもしれません。

5時30分過ぎに朝日が昇ってきました。

今日も天気は良さそうですね。




宝剣岳にも朝日が当ってキレイ。




鍋の残りにうどんとお餅を入れて簡単朝食。

撤収まで済ませてから宝剣岳に挑戦です。

宝剣岳は、前回雪の時期に来た時、直下まで行って敗退していますからね。

ボクにとっては過去唯一の敗退かも。

前回の敗退の様子はコチラ




前回は正面右手から行って、取り付きポイントがわからず敗退したんですよね。

実は右側面に一旦下って回りこむんだったんですね。

今回は踏み跡もあったのですぐにわかりました。

とはいえ、雪と岩のミックスですから夏に比べると難易度は上がっています。

とりあえずアイゼンはリュックに入れて、ノーアイゼンで登ることにします。




それにしても、すっごい高度感ですな。




ややっ ここは本日一のヤバイポイントですね。

鎖があるとはいえ、足を置く場所がピンポイントしかありません。

しかも雪が付いているし。




下を見ると・・・

ひゃー!この高度感。

しびれます。




難所を越えるとすぐそこに山頂がありました。

さあさあ記念撮影。

この岩のてっぺんも登れるみたいですが、登ったら降りられなくなりそう。

ということで、脇までで登ったところで記念撮影。

写真ではわかりずらいんですが、実際この脇から降りるのも難儀しました(汗)




山頂からの絶景。

一番奥に見えるのがこれから登る木曽駒ヶ岳。

手前が小ピークの中岳。

その手前の青い屋根が昨晩お世話になった宝剣山荘です。




こちらは伊那前岳方面。

伊那前岳も堂々とした山容ですね。

今度来た時は、あっちも登ってみよう。

そうそう、われわれは左に見える稜線のずーっと奥から登ってきたんですよね。

はるばるよく歩いたものだ。




こちらは千畳敷方面。

あのホテルまでロープウェイで来られるんですよね。

桂小場から登るのはモノ好きだけです(笑)




登ったら降りなくっちゃいけませんね。

あのポイントは慎重に。




一旦小屋まで戻ってデポしてあったザックを背負って出発です。

まずは小ピークの中岳を登ります。

15分ほどで中岳の山頂に到着、来た道を振り返ります。

正面が先ほど登った宝剣岳。

さっきまで、あの先っちょにいたなんて信じられません。




中岳山頂を通り過ぎて、一旦下ったら次がメインの木曽駒ヶ岳です。




右に見えるのが、木曽駒ヶ岳頂上山荘とテント場。

頂上山荘もすでに小屋は閉まっています。

当初はコチラのテン場でお世話になる予定でしたが、宝剣山荘が開いているというので

急きょ変更しました。




絶景の中登ります。




あっという間に木曽駒ヶ岳山頂に到着です。

山頂は信仰の山らしくお社が二つありました。




看板で記念撮影。

山頂は写真では表現でしきれない、360度の大パノラマが広がっていました。




さあ、降りましょうか。

帰りは馬の背コース、この稜線をずーっと下ります。




風もおさまって気持ちの良い稜線歩き。

見えている稜線をずーっと下ります。




聖職の碑まで戻ってきました。




帰りは夏道で。

やっぱり夏道はアップダウンも無くて歩きやすい。

あっという間に西駒山荘まで。

こちらは営業小屋ですが、例の遭難事故を教訓に建てられたのだとか。




小屋はすでに営業していませんでしたが、石室は開放しているとの事。

ちょっと中を覗いてみました。



かなり広いですね。

雪が吹き込んだ形跡はあるものの、石で組まれているため安心感があり快適です。

万が一の時は心強いですね。




夏道ルートならあっというまに分岐まで戻ることが出来ました。




帰りは来た道を戻るだけ。

ふかふかの落ち葉を歩いてひたすら下ります。

アイゼンって本当に外す時期が難しいんですよね。

歩きにくいから雪が無くなったら外したくなるんですが、一回雪がなくなっても

また雪が出てくるなんてザラ。

今回も早く外しすぎちゃって、つるつる氷で怖い目に逢っちゃいました。

反省、反省。




やっと駐車所までもどってきました。

これにて今回のお山歩きは終了です。



いや~今回のルート、変化に富んでなかなか楽しいルートでした。

木曽駒ヶ岳いいですね、また来よう。




今回のログです。




  


2017年11月10日

玉淀湖カヌー&キャンプ

11月4日(土)~11月5日(日)

ここのところ週末は雨続きでしたからね。

晴れた週末は有効に、ということで3連休の後半は、久しぶりに会社の後輩つっちーくんと

玉淀湖にカヌー&キャンプに行くことに。


でも・・・ つっちーくんと出かけると、ロクな事がないんだよな。

アリーはぶっこわれるし・・・ 詳しくはコチラ

2度目のアリーぶっこわれ事件の時も一緒だったよな・・・ 詳しくはコチラ


そして今回もやっぱり・・・ 川の上にテントが浮いているという衝撃的な展開になっちゃったダウン



いったい何が起こったというのか! 

詳しくは後ほど。




11月4日(土)

愛車のランドローバーがオイル漏れとかで車が使えないつっちーくん、さいたま市の

マンションにわが家のゴルフでお迎えに。

アリーの組み立ても面倒なので、今回はつっちーくんのマッドリバーをタンデムで

漕ぐことにします。

そうそう、わが家のゴルフくんにも、やっとルーフキャリアを取り付けましたよ。

これでちょっとわが家の車っぽくなりました。




途中のスーパーで食材のお買い物。

食材といっても、まあ、いつものキムチ鍋ですけど。




いつもの出艇場所に到着。

玉淀湖は「湖」といっても、荒川をダムで堰き止めただけなのでほぼ「川」みたいなもの。

湖畔と言うより河原に近い感じです。

そんな河原にカヌーを降ろしたら準備完了。




マッドリバーに二人分のキャンプ道具を乗っけたらてんこ盛りになっちゃった。

これだけの積載量は、やっぱりカナディアンカヌーならではですね。




さあ、行きますか。

漕ぐ前から何となくいや~な予感はしていたんですが、湖面はやっぱり向かい風。

まあ、おっさん二人で漕ぐのでどうにか前に進みますが。

こりゃアリーで来なくて良かった。

何しろアリーは風に弱いですからね。




ちょっと早いけど紅葉も始まっていました。

水の色は、相変わらず不思議なグリーンです。




2馬力なので、向かい風をものともせず進みます。

ここは、ボクが勝手にミニ長瀞と呼んでいる場所。

出艇場所から1時間かからずに来れました。




ミニ長瀞を越えたらすぐの左岸が今回の幕営予定地。

先日の台風の影響を心配しましたが、むしろ砂利は増えた感じでしょうか。




良い感じですね。

ここに決めましょう。

カヌーを陸地に上げて、さっそく各自でテントを設営することに。




テントを組み立て終わり、4スミをペグダウン。

さあテント内に荷物を入れようか・・・ と思っていたところに突然突風がゴー!

「あっ」と思ったときにはすでに遅く、ペグもろともテントは水の上に。

テントって浮かぶんだ・・・ とか感心している場合じゃありませんね。

「ヤベー」と思いつつ、内心ブログネタができたと冷静に写真を撮る自分がいたりして。





おいおい、のんきに写真を撮っている場合じゃありませんね。

慌ててカヌーに乗ってテントを救出に。




カヌーで岸までテントを曳航しようとしましたが、徐々にテントの中まで水が入って

テントが巨大アンカー状態に。

これだけ大きなアンカーですからね、ボクがテントを持ってつっちーくんが漕いでも全く

進みません。

それではと、テントにローブをかけて2馬力に。

それでも、わずかしか進まないんですが、二人で必死に漕いで何とか岸まで到着。

テントは半分水没状態・・・水から引っ張り上げるのにも苦労しました(汗)

こういうトラブルってたまに聞きますが、まさか自分の身に起こるとは・・・

気を抜いちゃいけませんね。河原用の自作ペグを持ってくるんだったな。




テントはフライからインナーまで水びたし。

これ、寝るまでに乾くのかなぁ なんて心配していると・・・

悪い時には悪いことが重なるもので、突如として雨まで降り出しちゃった。

天気予報では雨が降るなんて行ってなかったけどな。

水の滴る前室で雨宿り。





う~ん、どうなっちゃうんだこれから・・・とヘコンでいたら、突然太陽が顔を出し・・・





なんだなんだ。

あっという間に、すっかりいい天気になっちゃった。

テントびしょ濡れでどうなるんだろうと思ったけど、この分ならテントも乾きそうだ。

助かった~




そうそう、気が動転して気が付かなかったけど、つっちーくん、新しい幕を買ったんだね。

ビッグアグネスのなんたらというトンガリ。

これは軽くて山でも使えそうだね。

タープ代わりにもなるし、ちょっと欲しいかも。




落ち着いたところで、やっとかんぱ~い!

あ~一時はどうなることかと思った。




台風の後だからかな、流木もたくさん落ちていました。

雨も一時的だったので、薪もまだ乾燥してるし。

さっそく焚き火でまったり。

そして鍋の準備。




川の向こうに夕日が沈んでいきました。




キムチ鍋やら豚キムチやら食いながら、日本酒にスイッチ。

やっぱ水辺は落ち着くなぁ

至福のひと時。




まだ時間も早いのに早々に眠くなっちゃった。

最近、お酒を飲むと起きていられないんだよな。

ということでテントに入っておやすみなさい。

ちなみにテントはもうパリッパリに乾燥していましたよ。



早寝のせいで0時ごろに目が覚めちゃったので月明かりで小一時間ひとり酒。

川で飲む酒はうまいな~ としみじみ。

そして2度寝。






11月5日(日)

良く寝たおかげで爽快なお目覚め。

朝から焚き火しつつ、鍋の残りにうどんやら米やら玉子やらぶち込み朝めし。

うまそうに見えないのが弱点だけど、実際にはうまいんですよ~




めし食ったらのんびりと撤収。

前日の惨劇が嘘のように穏やかな風景。




荷物をカヌーに積んだらさあ帰りますか。

川面はベタ凪。

鏡のように対岸の景色が写っています。




水面には、パドルが作った波紋だけ。

じーっと見ていると吸い込まれそうです。




いつものクルーザーの下を通過。




光が差すと、紅葉も一段ときれいに。




いつもの流れ込みを遡ってプチジャングルクルーズも。

こちらがカヌーで入れる行き止まり。




Uターンしてこちらが出口。

やっぱり落石注意の看板が出ていました。




風もなくあっという間に出艇場所まで戻ってきました。

この場所は急斜面になっているので、乗り沈・降り沈要注意です。

ちょっと緊張しましたが無事上陸。



いや~ 今回もいろいろあったね。

まさか水の上にテントを張るとは思わなかったわ(笑)

まあ、少しくらい何かあったほうが面白いけどね。

つっちーくん、また遊びましょう。
  


2017年11月08日

久しぶりに晴れた週末は、ゆかりの森でまったりと

11月3日(金)

ここのところ、週末は見事に雨続き。

ただの雨ならまだしも、台風じゃさすがに外遊びは中止ですよね。

ということで久しぶりに天気な週末は、やっと外遊びに繰り出すことができました。

3連休の初日はママといつもの森、豊里ゆかりの森へデイキャンプに。

ここは、わが家のお気に入りの森です。

いつものようにハンモックを張って、イスとテーブルを出したら設営完了。





薪を拾いながら、森の中をお散歩。

ここは変わらないなぁ





この森では、毎年秋に栗拾いをするんですけどね。

今年はもう時期が遅かったみたい。

栗はイガイガだけになっていました。




サイトに戻ったら、まずは一杯。

この森に来るの何回目だろう。

やっぱり落ち着きます。




広葉樹の森、紅葉にはまだ少し早いみたいですね。




焚き火を起こして、まずは海鮮アヒージョ。

ウチのはオリープオイルにニンニクと鷹の爪を入れてクレイジーソルトで味付けする

だけなんで簡単です。




白ワインでいただきます。

パンにオイルを付けて食べるのがまたウマイんですよね。




お次は、ジャガイモ、ベーコン、キャベツを炒めて、水と牛乳を入れてしばらくグツグツと・・・




市販のルーとアサリを入れたら、簡単クラムチャウダーの完成です。

この時期はやっぱり、あったかいものが美味しいですね。




さすがは3連休の初日だけあって、まわりはファミキャンの大きなテントがたくさん。

相変わらずこちらのキャンプ場、流行のオサレ系高級幕はほとんほ見かけません。

庶民的なテントが多くて、ほのぼのと落ち着きます(笑)




食後は、久しぶりにパーコレーターも引っ張り出しましたよ。

カルディのリッチブレンドをポーレックスのミルでゴリゴリ。

いい匂いだ!




焚き火の脇に置いておいた焼き芋も、いい感じに焼けていました。




ボーっとしていたら、あっという間に日が傾いてきましたね。





この森は、西日が当ると森全体が黄金色に染まります。

秋はやっぱりいいなぁ





名残惜しいところですが、そろそろ帰りますか。

また来ましょう。




久しぶりに、夫婦で森を満喫した1日でした。
  


Posted by そーしん at 22:02Comments(10)デイキャンプ日記