2016年01月26日
大菩薩嶺 雪山テント泊 ロッヂ長兵衛
1月23日(土)~1月24日(日)
週末は、ふじぶんさんと厳冬期の赤岳に挑戦!
のつもりでしたが、大寒波の到来&降雪ということで回避(汗)
それでも赤岳に行こうという、ふじぶんさんを説得して、大菩薩嶺に行ってきました。
1月23日(土)
朝6時にわが家を出発。
首都高も順調に・・・ と思ったら笹塚で事故渋滞。
1時間もロスしちゃった。
裂石ゲート前の駐車場に着いたのは9時30分過ぎ。
おいおい。
ちょっとテンションも下がり気味です。

駐車場には車が数台。
こんな雪予報の日でも山に入る、好き者が結構いるんですね~
まあ、人のことは言えませんが(笑)

準備を済ませて、さあ行きますか。
今回の装備はこんな感じ。
家を出る時に測ったら、なんと!27kgもありました。
雪山だから、アイゼン・ピッケル・ワカンとか装備が増えるのはしかたないけど、
学生の歩荷訓練じゃないんだから、重すぎでしょ!
とりあえず、快適装備のイスとテーブルだけ降ろして、たぶん25kgくらいには
なったんじゃないかと(汗)
でも、酒だけは降ろすわけにいきせんからね~

出発前にパチリ。
25kgは肩にも腰にもがっつりきますね。

歩き始めると程なく、千石茶屋が見えてきました。
ここを右に曲がって、本格的な登山道に入ります。

月曜に大雪が降ったので、雪の状況を心配していましたが、先行者のおかげで
ラッセルとはならずワカンもなしで登れました。
それにしても、25kgは重い。
大寒波にも関わらず、フーフーいいながら大汗かいちゃってます。

登り始めて約2時間。
やっと、上日川峠のロッヂ長兵衛が見えてきました。
冬季車は通行止めになるので、歩いてくるしかないんですが、それ以外の季節は車でここまで
来られるんですよね。
タクシー乗り場の看板があって、力が抜けました。

当初の予定では、ここかもう少し上の福ちゃん荘のテン場で幕営して、
本日中に大菩薩嶺の山頂を踏んで戻ってくるつもりでしたが、出発が1時間遅れたし、
これから天気が悪くなる予報もあるので、ふじぶんさんと今後の予定を検討・・・
ふじぶんさん、「今日はここまでにして、ゆっくりしちゃう?」なんてどうですか。
と何とも抗い難い提案が。
う~ん・・・
考えるまでも無いですね、「さんせ~い!」ということで、本日の登山終了(笑)
幕営料300円は、管理者のロッヂ長兵衛さんにお支払いします。
ロッヂ長兵衛も福ちゃん荘も、冬季は予約がある日だけ小屋を開けているみたいです。
この日はたまたまお客さんがいたようで、営業していました。
おかげで水場も使えたんですが、水2L担いで登ったのがなんか損した感じ。

そうそう、こちらのロッヂでは百名山のバッジ全種類販売しているんですよね。
去年、雲取山でバッジを買い損ねたふじぶんさん、こちらでバッジお買い上げ~
よかった、よかった。

まだ登ってないけど、小屋もいつ閉まっちゃうか分からないので、ボクも大菩薩嶺のバッジを
お買い上げ~
お酒やビールも売っていたので、担いでくることもなかったかな。

ロッヂ長兵衛前の高台がテント場になっていました。
テント場といっても、今週テントを張った人は誰もいないみたいで、一面ただの雪野原。
どこがテン場かまったく分かりません。
たぶん、この辺じゃないですかね。
って感じで適当に平らを見つけて・・・

設営前に、まずは乾杯でしょ!
ふじぶんさんも、めちゃめちゃうれしそう(笑)

うめ~なぁ
昼から飲むビールは、さらにウマイ!

昼メシはお湯を沸かして、いつものカップラーメン。
この時点で気温マイナス2.7度。
昼の一番気温が高い時間帯なんですけどね。
ガス缶の中身は、この手のガスの中では一番寒さに強いという、ユニフレームの
プレミアムガスに詰め替えて持って行きました。
さすが、最強だけあって雪の上でも問題なくお湯を沸かせますね。
モンベルのカートリッジチューブプロテクターも活躍しました。

酔っ払ちゃう前に、雪を踏み固めてからテントも設営。
ふじぶんさんは、自作の竹ペグを作ってきていました。
ボクは横着して、百均のただのスチールペグを持っていきましたが、まわりの雪を踏み固めれば、
後からカチカチになるのでこれでも十分使えたかな。

結局必要なかったけど、せっかくなのでワカンもはいてみました。

つぼ足と比べると、沈み方が半分くらいになる感じですかね。
新雪では心強い味方です。

この後は、大宴会になっちゃって、写真が全くありません。
雪が降りだして17時くらいまで?飲んだところでお開きに。
ありったけ着こんで、3シーズンのダウンシュラフ2枚重ね&シュラフカバー
それにJR GEAR(ジェイアールギア)のInsulated T-Core Short Mummy で冷えもなく
ぐっすりと眠れました。
JRギアのマット、R値5.0は本当みたいですね。
雪山対応のマットで、5000円以下という価格はコスパは最強です。

1月24日(日)
朝目がさめると、まだ真っ暗。
それもそのはず、夜8時前には寝ちゃったんだから。
とりあえず、百均で買った温度計を見るとマイナス1度。
テントの中のマイナス1度ってどうなんだろ?
ちなみに、ふじぶんさんのちゃんとした温度計では、夜中の気温はマイナス9度だったとか。
大寒波にしては、そこそこといった感じでしょうか。
八ヶ岳はもっと冷えたんだろうな。

テント内でパンをかじって朝食を済ませ、昨日ゆっくりした分、本日は朝7時から
山頂を目指します。
ロッヂ方面からテン場を振り返るとこんな感じ。
お天気は良さそうですね。

登り始めてしばらくで、福ちゃん荘に到着しました。
当たり前ですが、福ちゃん荘のテン場と思われるスペースにも泊まり客はゼロ。
この時期にテン泊する物好きは希少ですね。
前に見える稜線が、これから向かう大菩薩の稜線です。

ここから周回ルートです。
どっち回りが良いのかよく分かりませんが、われわれは時計回りで回ることにしました。

山の稜線から朝日が昇ってきました。
辺りが明るくなって色が生き生きとしてきます。
日差しの温もりもありがたい。

写真だと分かり辛いんですが、この日は風がめちゃくちゃ強かったんです。
むき出しの顔から耳が冷たくて・・・
ということで、秘密兵器バラクラバ装着。
う~ん、街で見かけたら相当怪しい人ですね。
山で見ても怪しいか(笑)

ここから、思いもよらぬ急登の連続が始まります。

当然、本日最初の登山者なので、前日のトレースはあてにできず。
まだ踏み固められていない雪なので、体力を奪われます。

そんなキツイ登山の途中ですが、こんな景色に癒されます。
雪の花、きれいですね。

強風にやられながらの急登が続きます。

登りがやっと終わり、雷岩に到着。
あれ?どこかに雷岩っていうのがあったのかな。
雪で全く分かりませんでした。

雷岩から少し先に、ちょっとした広場が。
どうやらここが、2057m大菩薩嶺山頂のようです。
本当にここが山頂?
ほとんど登らずに到着したのと、あまりの眺望の無さに何度も確認しちゃいました。
一応、三角点と俸1本の看板があったので山頂みたいです。
達成感は乏しいんですが、一応山頂なのでコチラでパチリ。
スマホでも写真を撮ろうとしたら、寒さのためにダウンしてました。
ログも取っていたのになぁ
スマホの寒さ対策も考えなくっちゃ。

山頂からは大菩薩峠を経由して帰ります。
ここからは気持ちの良い稜線歩き。
眺めが開けて気持ちはいいんですが、風が強い(汗)

雪の花PART2

下界には、甲府盆地の絶景が広がっていました。
残念ながら、本来なら見えるはずの南アルプスは雲の中です。

気持ちの良い稜線歩きも大菩薩峠で終了です。
それにしても、大菩薩峠の方が看板も立派だしよっぽど山頂っぽいんですけど。

大菩薩峠にある介山荘にかかっていた温度計。
マイナス9度だそうです。
これに強風が加わっているので、体感温度はゆうにマイナス10度を超えています。

帰りは緩やかな下り坂。
こっちが登りの方が楽だったかな。

先ほどまで歩いていた稜線が。
もう、こんなに歩いてきたんだ。

トータル4時間の山歩き、11時にテン場に戻ってきました。
あいかわらず・・・というよりだんだん風が強まっているような(汗)

お腹がすいたので、ランチにしましょう。
夕べの残りのおでんを食べようと思ったら・・・
やっぱりカチカチに凍っていました。

あまりの風でとても外で食べられる状況じゃないんで、テントの中で凍ったおでんを
溶かしてランチタイム。

強風の中、何とかテントも撤収して、さあ帰りますか。
焼酎・ビール・おでんが減った分、ザックは軽い軽い。
酒と食い物持ちすぎなんだよな。
まあ、これが楽しみで登っているんだから仕方ないか。

帰りは来た道を通って、1時間ほどでゲートまで戻ってきました。
ということで、今回の雪山登山終了です。

この週末は、寒波襲来だったので赤岳回避で正解だったんじゃないかな。
来月リベンジいたしましょう。
天気が良いといいんだけど。
週末は、ふじぶんさんと厳冬期の赤岳に挑戦!
のつもりでしたが、大寒波の到来&降雪ということで回避(汗)
それでも赤岳に行こうという、ふじぶんさんを説得して、大菩薩嶺に行ってきました。
1月23日(土)
朝6時にわが家を出発。
首都高も順調に・・・ と思ったら笹塚で事故渋滞。
1時間もロスしちゃった。
裂石ゲート前の駐車場に着いたのは9時30分過ぎ。
おいおい。
ちょっとテンションも下がり気味です。
駐車場には車が数台。
こんな雪予報の日でも山に入る、好き者が結構いるんですね~
まあ、人のことは言えませんが(笑)
準備を済ませて、さあ行きますか。
今回の装備はこんな感じ。
家を出る時に測ったら、なんと!27kgもありました。
雪山だから、アイゼン・ピッケル・ワカンとか装備が増えるのはしかたないけど、
学生の歩荷訓練じゃないんだから、重すぎでしょ!
とりあえず、快適装備のイスとテーブルだけ降ろして、たぶん25kgくらいには
なったんじゃないかと(汗)
でも、酒だけは降ろすわけにいきせんからね~
出発前にパチリ。
25kgは肩にも腰にもがっつりきますね。
歩き始めると程なく、千石茶屋が見えてきました。
ここを右に曲がって、本格的な登山道に入ります。
月曜に大雪が降ったので、雪の状況を心配していましたが、先行者のおかげで
ラッセルとはならずワカンもなしで登れました。
それにしても、25kgは重い。
大寒波にも関わらず、フーフーいいながら大汗かいちゃってます。
登り始めて約2時間。
やっと、上日川峠のロッヂ長兵衛が見えてきました。
冬季車は通行止めになるので、歩いてくるしかないんですが、それ以外の季節は車でここまで
来られるんですよね。
タクシー乗り場の看板があって、力が抜けました。
当初の予定では、ここかもう少し上の福ちゃん荘のテン場で幕営して、
本日中に大菩薩嶺の山頂を踏んで戻ってくるつもりでしたが、出発が1時間遅れたし、
これから天気が悪くなる予報もあるので、ふじぶんさんと今後の予定を検討・・・
ふじぶんさん、「今日はここまでにして、ゆっくりしちゃう?」なんてどうですか。
と何とも抗い難い提案が。
う~ん・・・
考えるまでも無いですね、「さんせ~い!」ということで、本日の登山終了(笑)
幕営料300円は、管理者のロッヂ長兵衛さんにお支払いします。
ロッヂ長兵衛も福ちゃん荘も、冬季は予約がある日だけ小屋を開けているみたいです。
この日はたまたまお客さんがいたようで、営業していました。
おかげで水場も使えたんですが、水2L担いで登ったのがなんか損した感じ。
そうそう、こちらのロッヂでは百名山のバッジ全種類販売しているんですよね。
去年、雲取山でバッジを買い損ねたふじぶんさん、こちらでバッジお買い上げ~
よかった、よかった。
まだ登ってないけど、小屋もいつ閉まっちゃうか分からないので、ボクも大菩薩嶺のバッジを
お買い上げ~
お酒やビールも売っていたので、担いでくることもなかったかな。
ロッヂ長兵衛前の高台がテント場になっていました。
テント場といっても、今週テントを張った人は誰もいないみたいで、一面ただの雪野原。
どこがテン場かまったく分かりません。
たぶん、この辺じゃないですかね。
って感じで適当に平らを見つけて・・・
設営前に、まずは乾杯でしょ!
ふじぶんさんも、めちゃめちゃうれしそう(笑)
うめ~なぁ
昼から飲むビールは、さらにウマイ!
昼メシはお湯を沸かして、いつものカップラーメン。
この時点で気温マイナス2.7度。
昼の一番気温が高い時間帯なんですけどね。
ガス缶の中身は、この手のガスの中では一番寒さに強いという、ユニフレームの
プレミアムガスに詰め替えて持って行きました。
さすが、最強だけあって雪の上でも問題なくお湯を沸かせますね。
モンベルのカートリッジチューブプロテクターも活躍しました。
酔っ払ちゃう前に、雪を踏み固めてからテントも設営。
ふじぶんさんは、自作の竹ペグを作ってきていました。
ボクは横着して、百均のただのスチールペグを持っていきましたが、まわりの雪を踏み固めれば、
後からカチカチになるのでこれでも十分使えたかな。
結局必要なかったけど、せっかくなのでワカンもはいてみました。
つぼ足と比べると、沈み方が半分くらいになる感じですかね。
新雪では心強い味方です。
この後は、大宴会になっちゃって、写真が全くありません。
雪が降りだして17時くらいまで?飲んだところでお開きに。
ありったけ着こんで、3シーズンのダウンシュラフ2枚重ね&シュラフカバー
それにJR GEAR(ジェイアールギア)のInsulated T-Core Short Mummy で冷えもなく
ぐっすりと眠れました。
JRギアのマット、R値5.0は本当みたいですね。
雪山対応のマットで、5000円以下という価格はコスパは最強です。

JR GEAR(ジェイアールギア) Insulated T-Core Short Mummy
マミータイプのショートなので、写真とはだいぶ違いますのでご注意を。
重さも軽いしサイズも小さいので検討される方はマミータイプのショートがおススメです。
1月24日(日)
朝目がさめると、まだ真っ暗。
それもそのはず、夜8時前には寝ちゃったんだから。
とりあえず、百均で買った温度計を見るとマイナス1度。
テントの中のマイナス1度ってどうなんだろ?
ちなみに、ふじぶんさんのちゃんとした温度計では、夜中の気温はマイナス9度だったとか。
大寒波にしては、そこそこといった感じでしょうか。
八ヶ岳はもっと冷えたんだろうな。
テント内でパンをかじって朝食を済ませ、昨日ゆっくりした分、本日は朝7時から
山頂を目指します。
ロッヂ方面からテン場を振り返るとこんな感じ。
お天気は良さそうですね。
登り始めてしばらくで、福ちゃん荘に到着しました。
当たり前ですが、福ちゃん荘のテン場と思われるスペースにも泊まり客はゼロ。
この時期にテン泊する物好きは希少ですね。
前に見える稜線が、これから向かう大菩薩の稜線です。
ここから周回ルートです。
どっち回りが良いのかよく分かりませんが、われわれは時計回りで回ることにしました。
山の稜線から朝日が昇ってきました。
辺りが明るくなって色が生き生きとしてきます。
日差しの温もりもありがたい。
写真だと分かり辛いんですが、この日は風がめちゃくちゃ強かったんです。
むき出しの顔から耳が冷たくて・・・
ということで、秘密兵器バラクラバ装着。
う~ん、街で見かけたら相当怪しい人ですね。
山で見ても怪しいか(笑)
ここから、思いもよらぬ急登の連続が始まります。
当然、本日最初の登山者なので、前日のトレースはあてにできず。
まだ踏み固められていない雪なので、体力を奪われます。
そんなキツイ登山の途中ですが、こんな景色に癒されます。
雪の花、きれいですね。
強風にやられながらの急登が続きます。
登りがやっと終わり、雷岩に到着。
あれ?どこかに雷岩っていうのがあったのかな。
雪で全く分かりませんでした。
雷岩から少し先に、ちょっとした広場が。
どうやらここが、2057m大菩薩嶺山頂のようです。
本当にここが山頂?
ほとんど登らずに到着したのと、あまりの眺望の無さに何度も確認しちゃいました。
一応、三角点と俸1本の看板があったので山頂みたいです。
達成感は乏しいんですが、一応山頂なのでコチラでパチリ。
スマホでも写真を撮ろうとしたら、寒さのためにダウンしてました。
ログも取っていたのになぁ
スマホの寒さ対策も考えなくっちゃ。
山頂からは大菩薩峠を経由して帰ります。
ここからは気持ちの良い稜線歩き。
眺めが開けて気持ちはいいんですが、風が強い(汗)
雪の花PART2
下界には、甲府盆地の絶景が広がっていました。
残念ながら、本来なら見えるはずの南アルプスは雲の中です。
気持ちの良い稜線歩きも大菩薩峠で終了です。
それにしても、大菩薩峠の方が看板も立派だしよっぽど山頂っぽいんですけど。
大菩薩峠にある介山荘にかかっていた温度計。
マイナス9度だそうです。
これに強風が加わっているので、体感温度はゆうにマイナス10度を超えています。
帰りは緩やかな下り坂。
こっちが登りの方が楽だったかな。
先ほどまで歩いていた稜線が。
もう、こんなに歩いてきたんだ。
トータル4時間の山歩き、11時にテン場に戻ってきました。
あいかわらず・・・というよりだんだん風が強まっているような(汗)
お腹がすいたので、ランチにしましょう。
夕べの残りのおでんを食べようと思ったら・・・
やっぱりカチカチに凍っていました。
あまりの風でとても外で食べられる状況じゃないんで、テントの中で凍ったおでんを
溶かしてランチタイム。
強風の中、何とかテントも撤収して、さあ帰りますか。
焼酎・ビール・おでんが減った分、ザックは軽い軽い。
酒と食い物持ちすぎなんだよな。
まあ、これが楽しみで登っているんだから仕方ないか。
帰りは来た道を通って、1時間ほどでゲートまで戻ってきました。
ということで、今回の雪山登山終了です。
この週末は、寒波襲来だったので赤岳回避で正解だったんじゃないかな。
来月リベンジいたしましょう。
天気が良いといいんだけど。