2023年10月26日
山梨百名山最難関「鋸岳」に挑む
10月21日(土)~10月22日(日)
以前、仙丈ケ岳に登った時に向かい側に見えたギザギザの稜線が印象的な山「鋸岳」。いつかやってみたいと思って調べてみたんですが、何しろ登山口までの林道歩きは長いし、コースタイムも10時間を超えるということで、後回しにしていたんですよね。
そんな「鋸岳」ですが、山友まさ☆さん、山梨百名山をやっているので是非登ってみたいというじゃありませんか。何でも山梨百名山の最難関と言われているらしい。それじゃあ一つ、最難関をやってみましょうかということで挑戦することに。
噂通りのハードな山でした。
10月21日(土)
土曜日は強風の予報なので山頂アタックを日曜日に決めて、出発は土曜の朝。自宅を朝5時40分に出発してまさ☆さんと待ち合わせの高井戸のコンビニで7時に到着。府中のスマートインターから中央に乗り双葉のスマートインターで降りて釜無川のゲート手前には11時に到着。

さあ、行きますか。ザックは今回もUL系のトレイルバムステディにしましたよ。

重さわずか610gですが、生地が丈夫なんですよね。すぐ岩にこすっちゃたりするボクには心強い相棒です。


クリック
歩き始めてすぐにゲートが。ゲートは閉まっていましたが、左の小屋裏から通ることができました。

さあ、長い長い林道歩きの始まりですよ。奥にこれから目指す鋸岳が見えますね(ピークファインダーによると、真ん中の山じゃなくて左側にちょこっと見えるのが鋸岳でした)。

ゆるい上り坂の林道を延々と歩きます。

通行止めの看板が現れました。ここからは工事車両も入れないようですね

しばらく歩くと、林道が崩落していました。これは調査済み。崩落している箇所は河原に降りてエスケープするんですよね。

岩ゴロゴロの河原を歩き、ちょっとした渡渉した先に林道に戻るトレースがありました。

林道といっても荒れ荒れで、石がゴロゴロ落ちています。

カーブを曲がったところで、突然黒いものが現れました。われわれにビックリして逃げてったようです。熊?カモシカ?ゆくわからなかったな。
最近は熊出没のニュースが多くて怖いですね。

しばらく歩くと、またまた崩落地していますね。完全に崩落していないので、右側を通ればまだ先に進めるんですが河原からの距離が遠くなるだけなので、早めに河原に降ります。

右斜面を見上げると・・・ここが崩落箇所ですね。舗装道路の裏側が見えちゃってます。

こういう岩ゴロゴロの河原を進みます。

右側に支流の流れ込みが見えました。どうやらここは橋が崩落したんですね。ガードレールが垂れ下がっているじゃないですか。自然の力は恐ろしい。

ガードレールが垂れ下がった支流流れ込みの左岸を直登して林道に戻ります。かなり急登ですね。でもここを逃すともっとひどい場所しかありませんでした。

直登を登り切って支流の対岸を見ると・・・ この崩落はまだ終わっていませんね。おー怖怖!

再び「林道を歩いていると、3箇所目の崩落場所がありました。ここは分かりやすくいですね。河原に降りて崩落場所が終わったら林道に復帰するだけでした。

スタートから3時間ほどでログハウスが見えました。やっと林道歩き終了です。紅葉がキレイですね。

これがログハウスです。工事関係者用で中には入れないようです。

軒下は自由に使えるんですね。快適そうなのでここで泊まろうかしばらく悩みましたが、明日の行程の長さを考えると先に進んでおいた方が楽だろうということで先まで行くことに。

小屋を出てすぐ、小屋裏の斜面をそのまま登ってルートミスしちゃいました。ヤマレコアプリの「道を間違っているようです」の音声で気が付いたんですが、正解はいったん枯れ沢に降りて対岸の樹林を抜けてもう一つの沢沿いを登るでした。ヤマレコに助けられちゃったな。

しばらく沢沿いを登ると富士川源流の看板がありました。

これが富士川の水田です。富士川の最初の一滴を水筒に入れて補給します。

水源からはずーっととんでもない急登が続きます。苔の感じがどことなく八ヶ岳っぽくなりました。

とんでもない急登を登り終わると、出発から4時間30分、ようやく横岳峠に到着しました。ここが幕営予定地です。

噂通りの幕営適地ですね。さっそくテントを設営しました。紅葉の感じもいいですね。

張り終わったら、さあさあお待ちかね乾杯です!

外でしばらく宴会をしていたんですが、風が吹いて雪がちらちら舞ってきたので各自テントに入って夕食をいただきます。

最近のお気に入り、袋麺ヤキソバにソーセージ&玉子インのヤキソバをいただきました。
栄養満点の上にウマいんですよね。

テントで焼酎のお湯割りを飲んでいたらいつの間にか寝ちゃった。

10月22日(日)
朝は5時に出発しようということなので4時に起床。うどんを温めて粉末うどんスープ&生卵をインして釜玉うどんの朝食をいただきます。
外に出しておいたシェラカップの水は凍っていましたよ。もうすぐ冬ですね。

5時にスタートの予定でしたが、外は真っ暗だったので、明るくなるのを待って5時30分にスタート。急登を登っていると木の間から南アルプスの景色が。これは仙丈ケ岳ですね。

開けた場所に出るとバーン。左側には間ノ岳、北岳も見えました。

昨夜の冷え込みで。地面には霜柱ができていました。

延々と急登を登り続けること2時間、いよいよ目指す鋸岳が見えました。

小ピークの三角点ピークに頂上です。

ピークからは絶景が。こちらは北アルプスのオールスターですね。

ピークを過ぎると鋸の歯のギザギザ部分の始まりです。右側は切れ落ちた崖が続きます。

ギザギザの次のピークから振り返った三角点ピーク。

いよいよ最後のギザギザの急登登りです。

あそこが山頂か!

鋸岳山頂に到着しました!快晴の山頂です。
まさ☆さんは、これで山梨百名山95座達成だそうです。日本百名山も百座完登してるし凄いなぁ

山頂からは360度の絶景が。これは八ヶ岳全山ですね。

さあ、帰りましょうか。登りより下りの方が怖い・・・慎重に。

切れ落ちた崖の脇を進みます。

同じ道をピストンで。長い長い下りを終えてやっと、横岳峠に戻ってきました

横岳峠でランチパックのランチタイム。気圧の関係で袋がパンパンでした。

のんびり撤収して、帰りも激下りを下って・・・

下りは1時間でログハウスに到着。

ログハウスからは長い林道歩きです。帰りは崩落地のルートも分かっているので迷いなく河原への上り下り。

通行止め地点には3台折りたたみ自転車がデポしてありました。ここは折りたたみ自転車で来るのが正解ですね。

丁度紅葉シーズンに当たり、山が赤黄に染まって見事でした。

ゲートに戻って長い林道歩きが終了。本当に長かった・・・

ということで、山梨百名山最難関の鋸岳登山が終了しました。
林道歩きは長いし、急登も長いし、山頂付近はやばいし・・・
これはボクが登った山の中でも、人に勧めたくない山5本の指に入るな。
もう、やることは無いでしょう(笑)
以前、仙丈ケ岳に登った時に向かい側に見えたギザギザの稜線が印象的な山「鋸岳」。いつかやってみたいと思って調べてみたんですが、何しろ登山口までの林道歩きは長いし、コースタイムも10時間を超えるということで、後回しにしていたんですよね。
そんな「鋸岳」ですが、山友まさ☆さん、山梨百名山をやっているので是非登ってみたいというじゃありませんか。何でも山梨百名山の最難関と言われているらしい。それじゃあ一つ、最難関をやってみましょうかということで挑戦することに。
噂通りのハードな山でした。
10月21日(土)
土曜日は強風の予報なので山頂アタックを日曜日に決めて、出発は土曜の朝。自宅を朝5時40分に出発してまさ☆さんと待ち合わせの高井戸のコンビニで7時に到着。府中のスマートインターから中央に乗り双葉のスマートインターで降りて釜無川のゲート手前には11時に到着。
さあ、行きますか。ザックは今回もUL系のトレイルバムステディにしましたよ。
重さわずか610gですが、生地が丈夫なんですよね。すぐ岩にこすっちゃたりするボクには心強い相棒です。
クリック
歩き始めてすぐにゲートが。ゲートは閉まっていましたが、左の小屋裏から通ることができました。
さあ、長い長い林道歩きの始まりですよ。奥にこれから目指す鋸岳が見えますね(ピークファインダーによると、真ん中の山じゃなくて左側にちょこっと見えるのが鋸岳でした)。
ゆるい上り坂の林道を延々と歩きます。
通行止めの看板が現れました。ここからは工事車両も入れないようですね
しばらく歩くと、林道が崩落していました。これは調査済み。崩落している箇所は河原に降りてエスケープするんですよね。
岩ゴロゴロの河原を歩き、ちょっとした渡渉した先に林道に戻るトレースがありました。
林道といっても荒れ荒れで、石がゴロゴロ落ちています。
カーブを曲がったところで、突然黒いものが現れました。われわれにビックリして逃げてったようです。熊?カモシカ?ゆくわからなかったな。
最近は熊出没のニュースが多くて怖いですね。
しばらく歩くと、またまた崩落地していますね。完全に崩落していないので、右側を通ればまだ先に進めるんですが河原からの距離が遠くなるだけなので、早めに河原に降ります。
右斜面を見上げると・・・ここが崩落箇所ですね。舗装道路の裏側が見えちゃってます。
こういう岩ゴロゴロの河原を進みます。
右側に支流の流れ込みが見えました。どうやらここは橋が崩落したんですね。ガードレールが垂れ下がっているじゃないですか。自然の力は恐ろしい。
ガードレールが垂れ下がった支流流れ込みの左岸を直登して林道に戻ります。かなり急登ですね。でもここを逃すともっとひどい場所しかありませんでした。
直登を登り切って支流の対岸を見ると・・・ この崩落はまだ終わっていませんね。おー怖怖!
再び「林道を歩いていると、3箇所目の崩落場所がありました。ここは分かりやすくいですね。河原に降りて崩落場所が終わったら林道に復帰するだけでした。
スタートから3時間ほどでログハウスが見えました。やっと林道歩き終了です。紅葉がキレイですね。
これがログハウスです。工事関係者用で中には入れないようです。
軒下は自由に使えるんですね。快適そうなのでここで泊まろうかしばらく悩みましたが、明日の行程の長さを考えると先に進んでおいた方が楽だろうということで先まで行くことに。
小屋を出てすぐ、小屋裏の斜面をそのまま登ってルートミスしちゃいました。ヤマレコアプリの「道を間違っているようです」の音声で気が付いたんですが、正解はいったん枯れ沢に降りて対岸の樹林を抜けてもう一つの沢沿いを登るでした。ヤマレコに助けられちゃったな。
しばらく沢沿いを登ると富士川源流の看板がありました。
これが富士川の水田です。富士川の最初の一滴を水筒に入れて補給します。
水源からはずーっととんでもない急登が続きます。苔の感じがどことなく八ヶ岳っぽくなりました。
とんでもない急登を登り終わると、出発から4時間30分、ようやく横岳峠に到着しました。ここが幕営予定地です。
噂通りの幕営適地ですね。さっそくテントを設営しました。紅葉の感じもいいですね。
張り終わったら、さあさあお待ちかね乾杯です!
外でしばらく宴会をしていたんですが、風が吹いて雪がちらちら舞ってきたので各自テントに入って夕食をいただきます。
最近のお気に入り、袋麺ヤキソバにソーセージ&玉子インのヤキソバをいただきました。
栄養満点の上にウマいんですよね。
テントで焼酎のお湯割りを飲んでいたらいつの間にか寝ちゃった。
10月22日(日)
朝は5時に出発しようということなので4時に起床。うどんを温めて粉末うどんスープ&生卵をインして釜玉うどんの朝食をいただきます。
外に出しておいたシェラカップの水は凍っていましたよ。もうすぐ冬ですね。
5時にスタートの予定でしたが、外は真っ暗だったので、明るくなるのを待って5時30分にスタート。急登を登っていると木の間から南アルプスの景色が。これは仙丈ケ岳ですね。
開けた場所に出るとバーン。左側には間ノ岳、北岳も見えました。
昨夜の冷え込みで。地面には霜柱ができていました。
延々と急登を登り続けること2時間、いよいよ目指す鋸岳が見えました。
小ピークの三角点ピークに頂上です。
ピークからは絶景が。こちらは北アルプスのオールスターですね。
ピークを過ぎると鋸の歯のギザギザ部分の始まりです。右側は切れ落ちた崖が続きます。
ギザギザの次のピークから振り返った三角点ピーク。
いよいよ最後のギザギザの急登登りです。
あそこが山頂か!
鋸岳山頂に到着しました!快晴の山頂です。
まさ☆さんは、これで山梨百名山95座達成だそうです。日本百名山も百座完登してるし凄いなぁ
山頂からは360度の絶景が。これは八ヶ岳全山ですね。
さあ、帰りましょうか。登りより下りの方が怖い・・・慎重に。
切れ落ちた崖の脇を進みます。
同じ道をピストンで。長い長い下りを終えてやっと、横岳峠に戻ってきました
横岳峠でランチパックのランチタイム。気圧の関係で袋がパンパンでした。
のんびり撤収して、帰りも激下りを下って・・・
下りは1時間でログハウスに到着。
ログハウスからは長い林道歩きです。帰りは崩落地のルートも分かっているので迷いなく河原への上り下り。
通行止め地点には3台折りたたみ自転車がデポしてありました。ここは折りたたみ自転車で来るのが正解ですね。
丁度紅葉シーズンに当たり、山が赤黄に染まって見事でした。
ゲートに戻って長い林道歩きが終了。本当に長かった・・・
ということで、山梨百名山最難関の鋸岳登山が終了しました。
林道歩きは長いし、急登も長いし、山頂付近はやばいし・・・
これはボクが登った山の中でも、人に勧めたくない山5本の指に入るな。
もう、やることは無いでしょう(笑)