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2024年02月28日

山岳会の定例山行で雪の赤岳 赤岳鉱泉テント泊

2月23日(金)~2月24日(土)

所属する山岳会「越谷登高会」の定例山行ということで、雪の赤岳に行ってきました。今回は雪山初心者の女性も同行ということで、少し心配もありましたが、お天気・コンディションもバッチリでにぎやかな山行になりました。




2月23日(金)

朝4時45分に参加者の自宅にお迎えに行き、岩槻インターから一路八ヶ岳へ。想定外だったのは小淵沢インター手前の渋滞。どうやらチェーン規制の影響みたいでした。集合場所の八ヶ岳山荘には集合時間の8時にちょっと遅刻で到着。急いで準備をしてさあ行きますか。
今回のザックはこんな感じ。連休だしトレースはあるだろうからワカンは必要ないでしょ、ということでワカンを外して18kgになりました。まあまあでしょ。



雪の降る中スタートです。しばらく林道歩きが続きます。堰堤手前の小屋には今回も赤岳鉱泉のマムートジミニーが停まっていました。相変わらずかっこいい!



堰堤を過ぎるといよいよ山道です。今回の参加者は男性3名女性2名の計5名。こんな大勢で山に登るのもボクとしては珍しい。おしゃべりしながらにぎやかな登山です。



さあ、アイスキャンディーが見えましたよ。スタートから3時間ほどで赤岳鉱泉に到着しました。



受付をしてテン場代2000円をお支払い。男性3名はテン泊ですが、女性2名は小屋泊です。この小屋は夕食にステーキが出るので有名なんですが、本日は残念ながらハンバーグということでした。



テントを張る場所は、いろいろ迷いましたが雪も降っているし樹林のそばがいいだろうということで、ポッツンなサイトを選びました。



さあさあ、スコップで土木作業をしなくちゃ。



ポッツンな場所に3張り設営完了です。



本来なら、この後硫黄岳あたりまで行こうかって話でしたが、雪は止みそうもないので停滞することに決定!
ということでチューハイを冷やしてやっちゃいます。



雪がかなり降っているので、各自テントの入り口は閉めながらの宴会です。つまみはスルメを炙っちゃいましたよ。やっぱりスルメは炙るのがうまい!


スルメを炙っている焼き網はコレ。ユニフレームの ミニロースター です。コンパクトなので山にも持っていけますね。お餅も焼けるしこれから活躍しそうです。


夕食は久しぶりにモツ鍋にしましたよ。生モツはやっぱり美味いなぁ



昼過ぎから飲み始めちゃいましたからね。夜は早めに撃沈。


おやすみなさい




2月24日(土)

朝は5時30分起床。
テント内の温度はマイナス5度。今年はどこ行っても本当に暖かいな。雪が少なくて寂しいけどこれだけは助かりますね。



朝食はモツ鍋の残りに餅を入れていただきます。



小屋泊の女性陣と合流したら、7時に出発。今日は横岳もクッキリ見えますね。



地蔵尾根から登ります。地蔵尾根は強烈な急登なんですよね。
雪山に不慣れな女性陣ですが、さすが山岳会に入るだけあってけっこうやります。



年末に歩いた横岳も、最近降った雪のおかげで雪化粧。やっぱりこうでなくっちゃ!



さあ、あとちょっとで尾根上に出ますよ。



尾根上に出ました。いよいよ赤岳への稜線です。



奥に見えるのは・・・富士山ですね。すばらしい景色です。



稜線上は快晴・無風。冬の八ヶ岳の稜線でこれほど風が無いのも珍しいですね。
先頭はリーダーの異能☆さん。ボクは最後尾を歩きます。



下界を眺める漢3人。北アルプスのオールスターが勢ぞろいです。



山頂までは急登をひたすら登ります。振り返ると横岳・硫黄岳の雄姿が。ザ・雪山って感じでかっこいい!



さあ、山頂に着きましたよ。



いつも強烈な風が吹いている山頂ですが、本日はとっても穏やか。とうことで、山頂でランチタイムにします。



お腹も膨れたことだし、さあ下山しましょうか。



下りは登り以上に危険ですからね。とはいえさすが3連休、しっかりとレースもあるしステップも切ってあるので難易度はそれほどたかくありません。心配した女性陣も核心部の岩場を難なく通過。



核心部を抜けたら、阿弥陀岳をみながらのんびり下山。



分岐を右に折れ、文三郎尾根を下っていると・・・



こんな斜面を登っている人が見えますよ!たぶんこアルパインの赤岳主稜ってヤツですね。こんなところを登るんだ。スゲーなぁ 来年の今頃は登れるようになるかな。



異能☆さんはロープを出してコンテの練習。まあ、赤岳なら必要ないでしょうけど。



全員無事、テン場まで戻って気ました。ボクらのポッツンサイトも学生の集団が張っていますね。



テントの撤収をしたらさあ、下山です。気温が上がって雪が解け始めましたね。2月だというのに地面がガッツリ見えちゃってるし。今年は本当に暖かい。



さあ、赤岳山荘に戻ってゴール・・・じゃなくて今回は八ヶ岳山荘がゴールでした。ジムニーならここまで入れるんですが、山岳会は団体行動ですからね。



赤岳山荘から歩くこと1時間弱、八ヶ岳山荘が見えたら今度こそ本当のゴールです。おつかれさまでした~


八ヶ岳山荘で駐車券を見せておいしいコーヒーをいただいたら解散。お疲れ様でした~

ということで、ボクには珍しく女性と一緒の大人数の登山が終了しました。
山岳会に参加したことで、いろんな世界が広がりましたね。今年はいろいろチャレンジしますよ。楽しみだな。
  


Posted by そーしん at 20:31Comments(2)赤岳鉱泉

2024年01月11日

晴れたよ!年末の八ヶ岳(硫黄岳~横岳) 赤岳鉱泉テント泊

12月28日(木)~12月30日(土)

今年も年末の山行は、山友ふじぶんさんとご一緒に。ボクとふじぶんさんが揃うと、どんなに予報が良くても天気悪く真っ白なるんですよね。
2023年の山納めは、はたしてどうなりましたでしょうか。



12月28日(木)

いつものように、21時にわが家にお迎えに来ていただき、首都高・中央道経由で赤岳山荘の駐車場には午前1時前に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。


12月29日(金)

朝、目が覚めると駐車場はほぼ満車になっていました。さすが年末は冬でも満車になるんですね。



今回のザックはこんな感じ。19kgオーバーです。アイゼンにピッケル、冬はどうしても重くなりますね。



今回は北沢ルートで行きます。最近南沢じゃなくて北沢ルートで行くことが多いなぁ どうも安易な方に流されているな。
堰堤を超えると雪が出てきたのでチェーンアイゼンを装着。



出発から2時間弱で赤岳鉱泉に到着しました。アイスキャンディーが見えますね。こっち側の面は氷がありませんよ。やっぱり暖かいからでしょうかね。



横岳の眺めがいい下の方にテントを設営完了。かろうじて雪があるという程度ですね。今年は本当に雪が少ない。



今まで3シーズン用のフライで頑張ってきましたが、ついにスノーフライを買っちゃいました。スノーフライって、本来はスカートの上に雪をかけて隙間風を防ぐんですが、雪が少なくてかけるほど雪がありませんでした汗



アイスキャンディー裏面ではアイスクライミングの練習をする方たちが。面白そうだけど、ピッケルにアイゼン、冬靴とそろえると15万円コースですからね。とても始める気にはなりません。



まずはランチタイムにします。冬場は袋麺。辛ラーメンをいただきますよ。辛いけどウマかった。



さあ、お山歩きに行きますか。まずは硫黄岳を目指します。それにしても雪少ないなぁ



硫黄岳の稜線上に出ました。ふじぶんさんと一緒なのに本日は何故か快晴!北アルプスのオールスターが勢ぞろいです。



山頂方面を見ると・・・雪がまったく無い。融けちゃったんですね。



チェーンアイゼンを履いたまま硫黄岳山頂に到着。完全に雪ありませんね。この時期にこれほど雪が無いとは。



何度も来ている山頂ですが、一応記念撮影。



さあ横岳に向かいましょう。さすがにチェーンアイゼンは外しちゃいました。
風が出てきましたね。この辺りって風のメッカなんですよね。いつでも強風が吹いていて寒い寒い。



右側に出っ張っているのが大同心、小同心ですね。クライミングルートになっているんですよ。昔は別世界の話だと思っていたんですが・・・いつかは登ってみたいものです。



奥には富士山が見えました。天気が良いうえに乾燥しているから遠くまでクッキリと見えます。



下には大同心が見えますよ。ちょうどクライマーが登ってきました。来年あたり登れるようになるのかなぁ



横岳の稜線、ほとんど夏道なんですが日陰には雪が残っていますね。危ないので慎重に行きます。



さあ、目指す横岳山頂奥の院に到着しました。



一応、記念撮影。



奥には赤岳、阿弥陀岳が。かっこいいですね~



横岳は岩場が続きます。こういうところは雪が無いのでそれほど危険な感じじゃありません。



雪や氷が出てくると途端に危険度が増すので慎重に。



赤岳がどーん!だいぶ近づいてきましたよ。



それにしても今年は雪が少ないなぁ



地蔵尾根上に到着。お地蔵さん、お久しぶりです。



さあ、地蔵尾根を下りますよ。



下りの急坂はチェーンアイゼンだとちょっと心もとない感じです。まあ、今更12本爪出すのも何なのでこのまま行きます。



滑らないように慎重に。



ヒヤヒヤしながらもやっと行者小屋まで下りてきました。こっちのテン場はまだまだ余裕がありますね。



行者小屋から20分ほど歩いて赤岳鉱泉のテン場に戻ってきました。これにて本日の行動終了。



テントに入って温度計を見るとマイナス3度くらいですかね。さすがは八ヶ岳、冷えますね。



このスノーフライ、前室のスペースはあるんですが、フライがだるーんと下がってきちゃうんで前室が使いずらい。何か良い方法はないかな・・・そうだ!トレッキングポール2本をフライを張るみたいにテンションかけたらどうかな、とやってみたらいい感じのスペースができました。



さあさあ、お待ちかねのかんぱ〜い!



夕食はスキヤキをいただきますよ。好物なんですよね。豆腐にシラタキ、ほとんど水ですからね。こんなもの持って来るから重いわけですよ。



ご飯を食べたら各自テントに籠っておやすみなさい






12月30日(土)

朝のテント内はマイナス7度くらい。意外と下がりませんでしたね。それともスノーフライのお陰かな。



今回スーパーじゃないガス缶を持ってきちゃったんで、ガス缶にホッカイロを付けてパワーを維持。赤いガス缶だからどうにかなりましたが、黒だったらやばかった。忘れ物注意ですね。



朝食はスキヤキの残りにうどんを投入していただきます。鍋をひっくり返して、ふじぶんさんから醤油を貰ったのはナイショ



さあ、撤収したら帰りましょうか。



林道に入ると何やら派手なジムニーが。赤岳鉱泉の社有車ですね。マムートカラーがかっこいい!



赤岳山荘に戻ってゴール。


2023年の山納めは、ふじぶんさんと二人にもかかわらず晴れましたね。2024年もこの調子が続くといいんだけど。
  


2023年06月10日

久しぶりにお気に入りの赤岳 赤岳鉱泉テント泊

6月03日(土)~6月04日(日)

今週は山。山友まさ☆さんと久しぶりに八ヶ岳赤岳に行ってきました。
赤岳は、、、やっぱりお気に入りの山でした~





6月03日(土)

本当は金曜の夜発で北アルプスに行こうと思っていたんですが、金曜は台風2号の影響で全国的に大雨。地元越谷も浸水被害が出るほどの大雨だったので、行き先を八ヶ岳赤岳に変更。勝手知ったる赤岳なら安心ですからね。

朝7時30分に自宅を出発。まさ☆さん家経由で中央高速に乗ったものの大渋滞。結局登山口のある美濃戸口まで6時間もかかっちゃいました。

美濃戸口から赤岳山荘の駐車場までの道って、普段の時期でも一般車が入れるかどうかというものすごいダートなんですよね。雨の影響を心配していたんですがやはりというか、昨夜の台風2号の影響による大雨で、道路の一部が川となりそうとう荒れてしまったようで通行止めになっていました。



実際の現場を見てきた八ヶ岳山荘の方に話を聞くと、ランクルならどうにか通れたのでジムニーなら行けるかもとのこと。う~ん・・・現地まで行ってダメだったらシャレにならないのでやめておきましょう。



ボクにしては珍しく、チキンになっておとなしく八ヶ岳山荘の駐車場に停めることにしました。1時間弱余分に歩くことになります。



実は赤岳山荘までの区間を歩くの初めてだったりするんですよね。いつも山友ふじぶんさんのデリカに乗っけてもらっちゃったから。



山荘ちょっと手前に荒れた場所がありました。この辺りが問題の場所ですね。



道が川になっちゃって土が流されたせいで、石でそうとうデコボコにいなっちゃってます。こんな道冷や冷やしながら運転するより、歩いちゃった方が気楽ですね。



赤岳山荘まで来ると、駐車場には10台くらいの強者どもの車がありました。あの道を走破しちゃったんだ。スゲーな!!



ここからいつものスタートです。橋の上から見る川の水は濁ってかなり増水していますね。



前方から下りてきた方に南沢ルートの様子を聞いたら、南沢は溢れていて渡渉が大変だったとのこと。南沢ルートで登って行者小屋でテン泊のつもりでしたが、急きょ北沢ルートで行くことにしました。



相変わらず北沢ルートはのんびりしていいですね。沢も水量は増えていましたが登山道に影響するほどではありません。



スタートから2時間ちょっとで赤岳鉱泉に到着しちゃった。まさ☆さん、ちょっとペース早すぎですね。ずいぶん疲れちゃった。
赤岳鉱泉のテン場ですが、前まで張っていた小屋の横あたりはロープが張ってあって設営できないようになっていました。その代わり下の方までテン場になったようですね。何張りか張ってあったので下で張ってみることにしました。



下の方が圧倒的に眺めが良いですね。横岳の稜線がバッチリ見えます。この場所に張れるなら行者小屋よりこっちがいいな。



ここのところずーっと雪山で張っていたので雪山用のペグとテントを一緒に保管していたんですが、今回は雪が無いのでペグを置いてきたら、ナント!夏山用のペグを置いて来ちゃった。
やばいなぁ どうしよう・・・辺りを見ると木の枝がいっぱい落ちていますね。これなら使えそう、ということでその辺の木の枝でペグの代わりに。案外ちゃちなアルミペグよりしっかりしてたりして(笑)


ちなみに雪山用のペグってこんなヤツです。長くて雪でも効くんですよね。



小屋でテン場代2000円をお支払い。最近は2000円ってところが多くなってきたけどテン場でこの値段はやっぱり高いなぁ 
赤岳鉱泉の入り口、脇になんかオシャレなカウンターが出来ていました。山ガールを意識してるのかな。



さあさあ、早速ビールで乾杯です。お金持ちのまさ☆さんはマムートジョッキの生ビール1000円を飲んでました。



出発が遅かったからけっこういい時間ですね。さっそく夕食にしましょう。本日は豚肉と野菜を炒めてジンギスカンのたれで食べるなんちゃってジンギスカンです。



ボクにしては珍しくご飯も炊きますよ。



ビール×2の後は、ブランデーをちびちびと。



そうこうしているうちに、日が西に傾いてきました。少しずつ山の色が変わっていきますね。



だんだんんとオレンジ色に染まりました。



さあさあ、一杯飲んだところで今夜は早めにおやすみなさい~






6月04日(日)

6月ですが、夜は氷点下まで下がったようですね。フライの結露が凍っていました。
朝食はご飯の残りをお茶漬けにしていただきます。



太陽が昇ってきました。見事な朝焼けですね。



4時30分、早朝に出発です。本日は2年ぶりに赤岳に登ります。大好きな赤岳ですが、なぜかここのところ縁がなかったんですよね。



スタートから30分ほどで本当なら泊まるはずだった行者小屋に到着しました。小屋の前に面白いものが置いてありましたよ。これ一度やってみたかったんですよね。



今回は文三郎尾根から登ります。しばらく登ってから振り返ると雄大な景色が。



文三郎尾根から見る横岳も好きなんですよね~



分岐まで登って来ました。



分岐から見る中岳から阿弥陀まで稜線。この景色も好きなんですよ。たまにはこの稜線も歩きたいな。



正面に見えるのは権現岳に向かう八ヶ岳の主稜線ですね。北から南まで一気に歩く八ヶ岳全山縦走もいつかやらまきゃな!



久しぶりの赤岳。このあたりが核心部ですかね。岩登り区間になりました。



振り返ると険しい岩稜の向こうに阿弥陀岳が見えます。



尾根に出ると反対側が見えましたよ。あれは富士山ですね。雄大な姿がくっきりと見えました。



さあ、あと一息で山頂です。



久しぶりの赤岳山頂に到着です。なんでも今日は昼から開山祭が開かれるとか。記念バッジも配られるらしいんですが、さすがに待ってられませんね。



その場にいた方に2ショットで撮ってもらいました。



さあ、下りは地蔵方面に行きますよ。



地蔵方面に見える横岳。この景色も好きなんですよね。



遠くにわが故郷の諏訪湖が見えました。今日は遠くまでくっきりと見えるな。



お地蔵さん、お久しぶりです。



振り返ると赤岳。この角度の赤岳もかっこいい。



さあ、今度は地蔵尾根を下ります。横岳を眺めながらの下りもいいですね



行者小屋が小さく見えました。



あっという間に行者小屋まで下りてきました。



行者小屋から20分ほどで赤岳鉱泉のテン場に戻って来ました。お疲れさま~ 
テントを撤収したら、さあ帰りましょうか。



帰りも北沢ルートで帰ります。



道を渡る大きな動物が・・・鹿さんですね。



林道を歩いて赤岳山荘が見えたらゴール・・・じゃなかった。今回は八ヶ岳山荘がゴールなんですよね。



荒れ荒れの道路、かなりのダメージだからしばらくな直らないんじゃないでしょうかね。



40分追加の林道のお散歩も悪くは無いですね。



八ヶ岳山荘が見えたら本当のゴール。お疲れさまでした~


ということで久しぶりの赤岳登山が終了しました。
赤岳はやっぱりボクが好きな山5本の指に入る山ですね。
1年に1回くらいは歩きたいところです。また歩くとしましょう。  


Posted by そーしん at 11:32Comments(2)赤岳鉱泉

2023年02月09日

ガスガス真っ白だった八ヶ岳硫黄岳 赤岳鉱泉テント泊

2月03日(金)~2月05日(日)

今週は那須岳か武尊山で雪中テン泊するつもりだったけど、どうも予報が思わしくない。
八ヶ岳なら予報は晴れ・・・ということで急遽行き先を変更して八ヶ岳に行くことに。それなのに、行ってみたら山はガスガスで真っ白。結局宴会登山となりました。



2月03日(金)

わが家をジムニーくんで21時に出発。百名山山友のマサ☆さんの家のそばで待ち合わせして、調布ICから中央道に乗り八ヶ岳PAには0時30分に到着。ここで仮眠をすることにしました。
マサ☆さんとの車中泊は最終パーキングで仮眠するパターンですね。確かにトイレはあるし深夜に林道を走らないので安心感はあります。



2月05日(日)

朝は5時にお目覚め。小淵沢ICで高速を降り、美濃戸口へ。美濃戸口から先はかなりの難路になるので、四駆・スタッドレスはもちろんですが金属チェーン装着車以外通行止めになることもあるんですよね。そうなったら1時間ほど歩かなくちゃなりません。今日はどうでしょうね・・・道路には特にそんな表示もありません。路面を少し歩いてみましたが、特にヤバイ感じではないので赤岳山荘まで行ってみることに。
さすがジムニーくん、難路をものともせず赤岳山荘の駐車場まで無事入ることができました。



今回のザックはこんな感じ。12本爪アイゼン、チェーンアイゼン、ピッケル、ヘルメットの装備で19kgです。



チェーンアイゼン&ストックで、林道歩きスタートです。今回は北沢ルートで赤岳鉱泉を目指します。



堰堤を越えるといよいよ本格的な登山道になります。本格的と言っても北沢ルートは歩きやすいですね。



今回、マサ☆さん体調が良いのかやけにスピードが速い(汗)
途中、日帰りザックの人達も抜き去りあっという間にアイススキャンディーが見えてきました。赤岳鉱泉到着です。



まずは小屋で受付。テン場代2000円をお支払い。高いなぁ ボクが山を始めた頃は500円でしたけどね。
本日・明日と大きなイベントがあるらしく、いつものテン場はイベントスペースになっていました。しかたなく小屋前の狭いところに張ることに。



まずは、スコップで整地します。前日泊まった方がいた場所なので、ちょっと均す程度で済みました。



設営完了。マサ☆さんは、プロモンテの雪山用外張りももっているんですが、今回は敢えてファイントラックのワンポール・シングルウォールでチャレンジだそうです。



お山アタック前に、パンを齧ってランチタイム。



気温はマイナス4度、この時期の八ヶ岳にしては暖かい方ですかね。



ビールを雪の上に置いて冷やして行きましょう・・・これは後で後悔することに。



さあ、行きますか。まずは樹林登りでスタートです。今回は硫黄岳から横岳を周回して地蔵尾根から下りてくる予定です。



九十九折りの樹林歩きが終わると森林限界を越えたようです。あと少しで稜線に出ますね。



稜線に出ました。本来なら硫黄岳がバーンと見えるはずなのに何も見えません。おかしいな、予報では晴れだったのに。まさか何も見えないとは。



写真では分かりませんが風も強くなりました。想定外の修行登山です。



稜線上は風で雪が飛ばされるので、岩が露出していて歩きにくい。



この岩は見覚えがありますね。最後の大きな岩を回り込むと山頂です。ここだけはちょっと滑落の危険がある場所で緊張しました。



広い場所に出たと思ったら山頂に到着~ せっかくの山頂ですがガスって何も見えません。ここから本当なら赤岳・阿弥陀の絶景パノラマが見られるんですよね。



軟弱なボクらは、横岳方面に行くはずも無くピストンで赤岳鉱泉に引き返しすことに。



帰りはあっという間に赤岳鉱泉まで戻って来ました。



さっそく乾杯です。



うめ~と言いかけて・・・ あれ?ドバドバと出てこないぞ・・・ なんとビールがが凍っていました(汗)



脱ぎたての靴に入れて融かすことに。アルコールも凍るんですね。よく考えたら外気温がマイナス4度なんだから冷やす必よ無かった。



今回アイゼンの団子対策として、アンチスノープレートにスキー用のワックスを塗ってみました。左がワックスを塗ったアイゼン、右が塗ってないアイゼンです。今回は雪も締まっていて団子になるような雪質ではなかったんですが、この雪の付き方を見れば効果はあるようですね。次回以降に期待です。



スコップをテーブルにして、あたりめと焼酎お湯割りをいただきます。



山友さんからお肉のおすそ分け。この肉、美味過ぎ!



山友さん、赤岳鉱泉のステーキに対抗してこちらもステーキ対決だそうです。なんのこっちゃ。



ボクは最近のお気に入り、水炊きで温まりました。



早い時間ですが眠くなったのでおやすみなさい。






2月05日(日)

朝5時に目が覚めました。凍えることも無く朝までグッスリ眠れましたよ。
さあ、朝飯をいただきましょう。昨夜は水炊き半分しか食べられなかったのでガッツリ残っているんですよね。もちろんカチカチに凍っていました。本当は玉子を入れて雑炊にするはずでしたが、結局普通に水炊きの残りを食べてお腹いっぱいに。



さあ、撤収して帰りますか。外気温はマイナス13度。さすが八ヶ岳です。



アイスキャンディくん、さようなら。今度は晴れた日に来るね。



帰りは天気が良くなるといういつものパターン。後ろ髪引かれながらの下山です。



北沢ルートは快適なルートです。あっという間に1時間で赤岳山荘まで帰って来ました。お疲れ~



美濃戸口までの難路区間はもちろんジムニーくんで快適ドライブ。この区間を歩かずに済むのは助かりました。



美濃戸口には通行止めの看板がありました。どうやらこの日は金属チェーン装着の四駆以外は通行禁止となったようです。路面の状況とかで判断するんですね。今回は無事入れてラッキーでした。


う~ん、どうも今年は晴れた雪山歩きが出来ていないな。予報に振り回されて結局ババ引いている気がするな。
次回は晴れるといいんだけど。その前に川も行きたいな。





山用の明かりはコレ。薄くて軽くて太陽光充電できます。ゴールゼロだと山では明るすぎるんですよね。
  


Posted by そーしん at 05:41Comments(6)八ヶ岳(硫黄岳)赤岳鉱泉

2018年01月31日

厳冬期八ヶ岳テン泊 突風にやられた横岳~硫黄岳

1月28日(日)~1月29日(月)

今年も厳冬期の八ヶ岳テン泊に行ってきました。

この時期の八ヶ岳って、どうも相性がよくないんですよね~

一昨年は、赤岳で突風とガスにやられたし・・・ (その時の様子はコチラ

昨年は、硫黄岳で腰までのラッセルとガスにやられたし・・・ (その時の様子はコチラ

そして今年・・・  横岳~硫黄岳も、突風にキッチリやられました(汗)

来年こそリベンジだな。






1月28日(日)

ここのところ定番となった、ふじぶんさんとの日・月登山。

今月は恒例行事の八ヶ岳に。

赤岳以上に難易度が高いといわれる厳冬期の横岳。

そろそろチャレンジしてみましょう。

ということで、土曜の夜21時30分にわが家を出発。

毎度のことですが、問題は美濃戸口から赤岳山荘までの悪路。

特に雪の時期は凍結すると四駆でもチェーンを巻かないと登れなくなっちゃうんです。

そうなると、プラス片道1時間の林道歩き。

がんばれ!デリカD-5

と心で声援を送っていると、どうやら無事赤岳山荘の駐車場に到着しました。




ひと安心したところで、いつものぷしゅ!

ちょっと話に花が咲いちゃって寝るのが2時すぎちゃったのはご愛嬌。







朝は5時30分に目覚ましで起床。

起きたら即準備して6時に出発・・・ のつもりでしたが、あまりの寒さにシュラフの中でグズグズ。

出発が6時30分になっちゃった。

歩き始めてすぐ、いつもの看板の前で記念撮影。

まずは、北沢ルートで赤岳鉱泉に向かいます。




北沢ルートは半分林道歩き、急な登りも無いお散歩ルート。

雪も思ったほどではないですね。

関東で大雪が降った翌週なので、どんなことになっているかと思ったら、むしろこっちは

それほど降らなかったみたいです。




本格的な雪山歩きは今年初。

この景色、やっぱりいいですね。




歩き始めから2時間ほどで、あっけなく赤岳鉱泉に到着。

名物のアイスキャンディ、今年も立派に成長していました。




本日はこちらでテン泊です。

できるだけ平らで風が当らなそうな場所を選んで踏み固めて整地。

ボクはデコボコとかあまり気にならないんですが、ふじぶんさんが一生懸命やっているので

お付き合い(左側のデコボコがボクの幕営地です)。





雪山では普通の山用のペグじゃ利きにくいので、みなさん工夫して自作のペグを作ったり

するんですよね。

ボクも昨年、100均の竹のしゃもじで自作の竹ペグを作りました。

こいつは、けっこう使えます。





宴会用に入り口同士を向かい合わせにしてテント設営完了です。

なんか日が当ってきましたね。

今年は天気、大丈夫かな。




本日は、横岳から硫黄岳、雪の狭い稜線縦走なので座って休憩する場所とかありませんからね。

腹ごしらえを済ませます。

木村屋総本店のカレーパン。




今年初の本格的な雪山。

足元は、12本爪アイゼンで完全武装。




さあ、行きますか。

まずは、行者小屋への林間コース。

いよいよ雪山らしくなってきましたね。




30分ほどで行者小屋に到着。

向こうに見えるのは阿弥陀岳ですね。

そのうち、あっちもやりたいな。

それにしても、先ほどまであったお日様はどこ行っちゃったんだろう。

今年もなんか、いやな予感がするなぁ




さあ、ここから地蔵尾根の急登が始まります。

樹林帯の中は無風。

今年は突風とかナシですかね。

と思っていると・・・

あれ?

やけに早く降りてくる人がいるぞ。

どうしたんですか?

「稜線まで上がったんだけど、風がすごくてあきらめました」だって(ガ~ン)

ここは無風なのに・・・やっぱり今年もか。

ん・・・

写真の縦横比がいつもと違うなぁ

寒さでカメラの調子がおかしくなったのかな?

それとも、手が悴んで誤操作したのか・・・




さすが厳冬期の八ヶ岳、水筒の水も凍っちゃいました。

まあ、ザックの中にお湯を入れたポットにお湯も持っているので問題はないんですけどね。




きっつい急登です。

風はまだありません。

本当に稜線は吹いているのかな。



それにしても、この縦横比は違和感あるなぁ



この縦横比、こういうアングルだとむしろ迫力が出ているような・・・



稜線近くの危険なナイフリッジは、鎖が付いて問題なくなっていました。


あれ?

いつの間にか縦横比直ってるし(笑)



急登を登りきって地蔵尾根のお地蔵さん。

てっきり雪に埋れているかと思ったら、まったく雪がありませんね。

今年は雪が少ないんでしょうか。

そしてやっぱり稜線上はものすごい風。

岩陰に隠れて、ゴーグルを着けフードをかぶり風対策をしました。




さあ、これから歩く横岳の稜線。

見るからに険しそう。

しびれますね。




相変わらず突風が吹いています。

バランスを崩して滑落しないよう慎重に歩きます。




おー!

雪の壁だ。

先行者の足跡があるので、蹴りこみながら進みます。




岩峰の南側はまだましなんですが、北向きの斜面に出ると突風が。

立って歩くのがやっと。

この辺りで、生まれて初めて風にやられて転びました。

風でバランスを崩している時に追い討ちのような突風。

思わず手をついて、岩に痛打。

いてー! 大丈夫か?

ヒヤッとしましたが、どうにか骨は折れなかったみたいです。




待っていても風は止まないので、先に進みましょう。

左側は切れ落ちています。

滑落注意ですね。




風にも煽られてバランスを崩しそうになるので緊張します。




ちなみに、顔はこんな状態。

ヘルメットにゴーグルで目から上を覆い、バラクラバとハードシェルで鼻から下を覆っています。




少し視界が開けました。

どうやら、いよいよ横岳山頂の奥の院でしょうか。




振り返れば、赤岳・阿弥陀岳の絶景が。

前回の赤岳はガスって何も見えなかったから、リベンジしなくちゃな。




ハシゴ場を登ったらいよいよ横岳山頂です。

なんか晴れてきたぞ。




記念撮影。

いぇーい、ついにやりました~

けど、風がすごて、山頂はとっとと後にします。




山頂を越えたあたりが最後の難関。


あれ?また、縦横比が変になったぞ。



技術的に難しいというより、この辺りが一番高度感があって怖い。




難関が終わってホッと一息。

後はなだらかな硫黄岳までのお散歩ルート・・・

のはずだったんですが、ここは、まさに風をさえぎるものが何も無い場所。

風は1秒の止み間もなく吹き続けています。

しかもまともに歩けないくらいの風。

耐風姿勢でじっとしているものの、風が弱まる気配が無い。

じっとしていても埒が明かないので、風上側に体重を預けて這うような姿勢で前進。

吹き飛ばされながら、どうにかノロノロ。

それでも進まないと何も解決しません。




本当はこの区間がクライマックスだったんですが、本当に必死だったので写真がありません。

とにかく必死で硫黄岳山頂まで来ました。




地撮りでさっさと記念撮影。

ゴーグルも凍り付いて前がよく見えません。




山頂を過ぎたあたりから、やっと風が収まり始めました。

ほっと一息。

もうすぐ赤岩の頭。

あそこまで降りれば樹林帯はもう目と鼻の先です。




赤岩の頭からの下りは、樹林帯まで急ぐあまり、正規ルートははずれて踏み抜き地獄に。

油断すると、太ももまでズボっといっちゃいます。

急がば回れ、ですね。




方向感覚を頼りにどうにか正規ルートに復帰。

赤岳鉱泉まで戻ってきました。

お疲れ様でした~

いやぁ 今回はしびれた。




まだ16時だけど、もう始めちゃいましょうかね。

その前に、自作したものを紹介。

前回の雲取山で、風でちっともお湯が沸かなかったときに、異能☆さんに借りて便利だった

MSRのウィンドプロテクター。

小さく折りたためて便利だったので、自作することに。

自作といっても、百均で買ったガスレンジ用のアルミの衝立をハサミでチョキチョキしただけ。

だも、軽い上にコンパクト。




こんな感じに立派に風除けに。

今回はテントで調理するので使いませんが、実践投入レポはまた今度。




雪が降り始めちゃったので、入り口は閉めたまま声だけで、かんぱーい!




いつものキムチ鍋をいただきます。

寒い時はあったまりますね~




ビールの後は、例の、いいちこ。

アルコール度数10度って珍しいですよね。

日本酒感覚で、ぐいっとそのまま飲めます。

アルコール度数が低いだけで味はそのまま。

それにしても、いいちこってうまいですね。

何かで割っちゃうのはもったいない。



ひとしきり飲んで、、シュラフにもぐりこんだら即撃沈。

おやすみなさい





1月29日(月)

冷え込みはそれほどでもなかったみたいですね。

ふるさと納税で手に入れたモンベルの高級シュラフのおかげで、朝までぐっすり。

八ヶ岳の向こうから日が昇ってきました。。





朝ごはんは、鍋の残りにごはんと玉子を入れて、おじやに。

これ、本当はうまいんだけど、まったくそうは見えませんね(笑)




テン場からは、昨日歩いた横岳の稜線が。

険しいねぇ

よく歩いたもんだ。




のんびりと撤収したら、さあ帰りますか。

確か去年も帰る日は天気が良かったような(汗)




振り返ると、横岳。

次に歩くのは、八ヶ岳全山縦走の時かな。




北沢ルートをのんびりと歩いて、駐車場まで戻ってきました。

これにて無事、厳冬期の横岳登山終了。

なかなかタフな山行だったけど、少し経験値も上がったんじゃないでしょうか。



なんだかんだいって、やっぱり雪山は楽しいなぁ

次はどこ行こうかな。

草津白根山のせいで、ママから活火山禁止令が出ちゃったんだよな。

困ったなぁ




今回のログです。