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2024年02月22日

今年もゆる〜くテン泊しながら武尊山

2月17日(土)~2月18日(日)

余裕で日帰りできちゃう山を、わざわざテン泊でユル~くやるというのがボク好み。その中でももっともユル~いのが上州武尊と呼ばれる武尊山です。お気に入りで毎年やってるんですよね。今年もユル~くやってきました(笑)




2月17日(土)

普通の登山なら登山口で前泊するところですが、ユル~い山なので当日朝6時にふじぶんさんをお迎えに。東松山ICまで下道を走り沼田IC経由で川場スキー場に向かいました。
武尊山が見えてきましたね。あれ?なんか曇って山が見えないぞ。ボクとふじぶんさんが揃うと晴れ予報でも「真っ白」になるんですよね。今日は快晴予報だから大丈夫だと安心しきっていたんですが、まさか・・・



駐車料金を支払うゲートまで来ました。川場スキー場は土日のみ駐車場が有料になるんですが、ゲレンデに一番近い立体駐車場(1日1500円)から立体前の第一駐車場(1日500円)、その手前の第2駐車場(無料)の順に案内されるんですよね。だからあんまり早く着かないようにのんびり来たんですが・・・車列ができているところを見るとまだ有料駐車場に空きがあるみたいです。
あと4台というところで突然ゲートが解放されましたよ。どうやら有料駐車場が満車になったようです。ギリセーフ!第2駐車場といっても5分ほど歩くだけなのでラッキーですね!



第2駐車場に無事車を停めることができました。歩いても5分なんですが無料送迎バスも出ています。



さあ、行きますか。今回のザックは19kg。先週の21kgに比べると、ワカンやヘルメットが無い分だいぶ軽いですね。



今回はお初で夕食にバゲットをいただきますよ。つぶれないように外付け(笑)



ボクらはバスを使わず歩いていきますよ。歩くといってもカーブ一つだけなので登山者にとっては何でもない距離です。



備え付けのの登山届を出してリフト券を購入。リフト待ちの行列に並びます。いつもの事とは言え、この行列にザックを担いで歩いて並ぶのは違和感があります汗



さあ、リフトで一気に高度を稼ぎますよ。気持ちいい!



リフト終点で12本爪アイゼンを装着したらスタートです。スタート直後からいきなりの急登。



きっつい急登2連発が終わると剣ヶ峰が見えました。あれ?例年なら純白の剣ヶ峰が見れるんですが、ちょっと黒いものが混じってますね。ここもやっぱり雪が少ないんだ。



サクッと剣ヶ峰のピークに到着。



剣ヶ峰から下に見えるこの稜線は獅子ヶ鼻山ですね。何年か前に登ったけどなかなか楽しい稜線歩きの山でしたね。この稜線をずーっと歩けるんですが、積雪期限定ルートだけに今年はもう終了でしょうか。



剣ヶ峰からの下りは、今回のルートで唯一の難所、慎重に下ります。



振り返ると剣ヶ峰。人気の山だけあって後続もたくさん降りてきます。



剣ヶ峰を降りきると、さあ、幕営地探しですよ。これが一番の楽しみです。どんな眺めの場所に張れるかな。風も弱い予報ですが、ある程度風除けがある方がいいし。ちなみに山頂直下のこの平は最初にテン泊した時に張った場所です。今回も悪くはないけど、もっと良い場所があるかもしれないので先まで行ってみることにしましょう。



尾根の雪の付き方って毎年変わるんですよね。前年に幕営適地だった場所も今年同じような状況とは限らない。むしろ全然違うことの方が多いですね。適地を探しながら先に進みます。



本日は珍しく東風が吹く予報なので尾根の左側が適地です。
おっ!!ここは良いぞ!尾根が風除けになるし、何より谷川連峰や越後の山々が見渡せる絶景のテン場です。



そうと決まったらここでランチタイムにします。最近のお気に入り、チキンラーメンに玉子IN。何十年も前の商品なのに完成度高いですよね。



昼食後は、幕営地にザックをデポして軽く山頂を往復してきます。それにしてもふじぶんさん、空身ですか(笑)



稜線ののぼりが終わったら、さあ最後の急登ですよ。



山頂に到着♪
めずらしくツーショットで写真を撮っていただきました。



これが今歩いてきた稜線です。やっぱり今年は雪が少ないですね。
奥に見える剣ヶ峰の下が本日の幕営地です。



ミッションコンプリート!
さあ、戻りましょうか。越後の山々絶景を眺めながら下ります。



帰りは剣ヶ峰を見ながら。剣ヶ峰やっぱりかっこいいな。



幕営地に戻ったら、二人で土木作業。スコップで斜めの斜面に平地を作ります。風はあまり吹かない予報なので壁はそれほど高くしなくて大丈夫でしょう。作業すること1時間ほどで設営完了。それにしても絶景のテン場ですね。



今年のテン場は剣ヶ峰も見えますよ。



設営が終わったら、まずは水作り。雪を融かして水を作ります。



その間にビールをキンキンに冷やしておきましたよ。



さあ、お待ちかねのカンパイです。あんまり歩いてないけど、うまいものはうまい!



テントの中からは武尊山がバッチリ。



今回はステーキなんて持ってきちゃいました。お山でステーキ贅沢ですね。塩コショーでいただきます。



ステーキにはやっぱりワインでしょ。ということで赤ワインを1L持ってきちゃいました。



半分ほどステーキを食べた後は残ったステーキにレンチンしてきたジャガイモ、ニンジンを加えてビーフシチューを作りますよ。山でビーフシチュー&赤ワイン、一回やってみたかったんですよね。



そして、ザックに外付けしたバゲットはオピネルナイフでカット。

オピネルナイフは1本持っていると便利ですよね。安くても切れ味バツグン。ちょっとした調理もできるまさに万能ナイフといったところです。そんなオピネルナイフはこちらオピネルナイフをクリック!


日帰りの登山者は最終リフトに間に合うように帰るので、夕方になるとわれわれだけの世界になります。さあ、テン泊者だけが見られるサンセットショーの始まりです。



遠くの稜線が徐々に赤くなり・・・



武尊山も赤く染まります。



雲海も幻想的な演出です。



剣ヶ峰の向こうに静かに太陽が沈んでいきました。



ショーが終わったら各自テントに籠ってプライベートタイム。この稜線は電波が入るんですよね。スマホを見ながらワインをちびちび。
テント内の灯りはキャリーザサンです。太陽光充電できてコンパクトに折りたためるので山にはもってこいです。

ソロキャンプの時はゴールゼロですが、山ではコチラ。明るすぎ過ぎないのも良いところです。 ちょっと値段上がったかな? 興味ある方はこちら キャリー ザ サンをクリック!


風もなく静かな夜でした。
結局持ってきたワイン1L飲み切っちゃった汗





2月17日(土)

夜は冷え込むこともなく、朝までぐっすりと眠れました。それもそのはず、朝のテント内はマイナス2度くらい。この時期にしてはずいぶん暖かな夜だったんですね。



朝食は簡単にカップスープとバゲットの残りをいただきました。



そうこうしていると、今度は朝日のショータイムですよ。これもテン泊した人だけが見られるすばらしいショーです。



じっと待っていると・・・稜線から太陽が顔を出しましたよ。



剣ヶ峰も朝日を浴びて輝きます。



武尊山も黄金の輝きです。



雲海も光が当たって幻想的ですね。



すばらしいショーを堪能したら、さあ、帰りましょうか。剣ヶ峰を見ながらの帰路、ここから見る剣ヶ峰が一番かっこいいな!



今年は剣ヶ峰に付いた雪も落ちちゃっているので、直下を歩いても雪崩の危険は無さそうですね。こういう機会もめったにないから剣ヶ峰を巻いてみましょうか。



とはいえ、雪崩のリスクも無いわけじゃないので、距離を空けて一人ずつ通過。どっちか埋まっても掘り出せますからね。



雲海が素晴らしい! あの下は曇っているってことだよな。ここはこんなに晴れているのに。




最後に振り返って武尊山。また来るね。



リフトが見えたらもうゴール。



ボクとふじぶんさんなのに、絶景を堪能できた良い山行でした。



駐車場に戻ると予想通りウチの車だけがポツン。泊りはボクたちだけでしたからね。


ということで、4週連続雪山泊の第2弾が終了しました。来週、再来週とまだまだ続くぞ。その前にお天気大丈夫か?
  


Posted by そーしん at 05:32Comments(2)武尊山

2022年10月05日

台風を避けて川場谷野営場でキャンプして武尊山

9月24日(土)~9月25日(日)

3連休後半は、山友ふじぶんさんと山行の予定。針ノ木岳なんていいよねって言ってたんですが・・・ 急に台風が発生して、あわや中止の事態に。
それでもどうにか行ける山域が無いか天気予報とにらめっこ。午後から雨が上がる山域を探して川場谷野営場から武尊山に登って来ました。
最近の予報は正確ですね。雨にやられることも無く、楽しむことができました。



9月24日(土)

いつもなら車中泊の前泊をするところですが、朝から台風通過で完全な雨予報、ということでわが家をお昼の12時に出発。
東松山まで下道を走り、関越を沼田ICで降りて川場谷野営場に向かいました。
野営場までの道は途中からダートになりますが、それほど悪い道じゃありません。朝から降っていた雨も上がってすっかりお天気になりました。



15時30分に野営場に到着。
連休中日だし、最近はキャンプブームなので混んでいるのかと思いましたが、野営場には誰もいません。台風のせいでしょうかね。
ボクは久しぶりにダンロップVS-20を設営。このテント、丈夫なんだけど今となっては重い部類なんで長く担がない時にしか出番が無いんですよね。
ふじぶんさんは、カーサイドタープを張って車中泊だそうです。



こちらの野営場に来るのは2年前以来2度目です。水場は無いけど、トイレと登山者用?の避難小屋があります。



避難小屋の中はこんな感じ。囲炉裏がありますね。時々はジトが使っているようです。以前見た時よりだいぶキレイになっていました。



さあさあ、まずはカンパイです。ボクは最近のお気に入りトップバリューのビールもどきをいただきます。このもどき、ナント1本78円!ジュース買うより安いんです。キリンビールがOEMで作っているので普通に美味しいんですよ。



夕食はお肉を焼き焼き。最近、山ではカレーメシばっかり食べていて味気ない思いをしていたんですが、やっぱり肉はウマイ!



ランタンを灯して夜まで宴会。



久しぶりに焚火も楽しみました。





9月25日(日)

朝は4時30分に起床。
朝食は最近のお気に入り、釜たまうどんをいただきます。茹でたうどんを湯切りして生卵を投入。



混ぜ混ぜして麺つゆをかければ出来あがりです。カルボナーラのように少し余熱で火が通った玉子の感じが絶妙なんですよね。おいしゅうございました。



登山口は野営場の脇から出ているので、朝露に濡れたテントは張りっぱなしでお山に向かいます。下りてきたときにはきっと乾いていることでしょう。



こんな看板の脇に登山道がありました。



しばらく登ると、修行系の山によくあるやつですね。胎内くぐりです。



人が一人やっと通れる穴が空いていて、くぐると生まれ変わるとかなんとか・・・ 前回同様泥だらけになりそうなのでやめておきました。



尾根まで出ると登山道も明るくなりました。



お天気ばっちりですね。下界も良く見えます。



さすが修行の山、鎖場が出てきましたよ。なかなかのものです。



修行系なので、登山道脇にはところどころにこういったお地蔵さん?があります。



スタートから2時間、前武尊山山頂に到着しました。山頂には立派な日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像がありました。武尊山の名前はヤマトタケルが遠征したことから来ているんですよね。



一旦下って巻き道を行きます。



分岐に出ました。ここをまっすぐ進むと、このルートの核心部剣ヶ峰岩峰群があります。かなりの岩場らしいんですが、前回は一人だったので臆病風に吹かれて往復巻き道を行っちゃったんですよね。今回は二人だから、どっちか落っこちても救助は要請できるし(笑)行ってみましょう。ここでヘルメットを装着。



いきなり鎖の架かった岩壁が出てきました。90度のやっかいな岩壁です。



しかも・・・ うわっ!かなりの高度感、これはビビるな。



次も岩壁です。しかも左右は切れ落ちてるし。



岩壁を登り切ると、祠がありました。どうやらここがピークみたいですね。



ここからの下りがまた怖い。左右が切れ落ちて、先日の大キレットとも同じレベルのヤバさです。まあ、大キレットはこれが延々何時間も続くんですが。



正面には武尊山見えるはずなのに、ガスってますね。さっきまであんなに晴れていたのに。ボクとふじぶんさんが揃うとなぜか真っ白なんですよね。今回もか!?



いやぁこの下りは本当にヤバかったですね。かなりキンチョーしました。



岩を下り切ると巻き道と合流。一般登山道に復帰して一安心。
あれ?また晴れてきましたね。この先、山頂の天気はどうなるんでしょう。



もう秋ですね。黄葉が始まっていました。青空とのコントラストが美しい。



しばらく歩くと、山頂の雲が取れ始めましたよ。



近付くにつれ、ついに山頂が姿を現しました。いいぞ!



尾根のすぐ下ですが、水場がありました。雪解けってわけじゃないはずですが、水は冷たくてウマイ!



池がありました。オタマジャクシ?サンショウウオ?がいっぱい泳いでいましたよ。



山頂直下では日本武尊像が下界を見下ろしていました。このヤマトタケルさんとは毎年雪の時期にはお会いしてますね。



出発から3時間40分で武尊山山頂に到着しました。やったー!晴れです。



山頂の看板で、いつものポーズで記念撮影。



さあさあ、山頂ラーメンをいただきましょう。信州のソウルフード「テンホウ」のテンホウメンです。あれ、この前食べた時に文句言ってたのにまた買ったの?というツッコミが聞こえてきそうですが、味見する前に喜び勇んで2個買っちゃったんですよ。これで在庫処分完了です。



山頂からは剣ヶ峰山への稜線がバッチリ。毎年雪の時期に歩く稜線です。同じ山に「剣ヶ峰山」と「剣ヶ峰」、ややこしいな。
あのトンガリのちょっと手前でいつもテン泊するんですよね。今年もやろっと。



こちらは今歩いてきた稜線です。こっちの剣ヶ峰は裏側になって全容は見えませんね。一番左が雪の時期限定で山頂に行ける中ノ岳です。今年の冬も行くんだろうな。



さあ、帰りましょうか。来た道を戻ります。



さすが修行の山、なかなかの鎖場があったりします。



黄葉も美しい。



剣ヶ峰、帰りは巻き道で戻ります。左上の崖の上を歩いて来たんですね。ヤバイヤバイ。



行きには気が付かなかったお地蔵さん。下界を見下ろすって珍しいですね。



出発から7時間40分、野営場に戻って来ました。お疲れさまでした~ 
さすがにテントはパリパリに乾いていましたよ。完全乾燥撤収です。


ということで、お天気が心配された週末ですが、キャンプに登山、ダブルで楽しめました。
ここのところハードな山が続いて疲れたなぁ そろそろのんびりソロキャンプでも行くかな。
  


Posted by そーしん at 11:49Comments(0)武尊山川場谷野営場

2022年03月09日

今年も雪の武尊山 稜線でテント泊

2月26日(土)~2月27日(日)

毎年やっている雪の武尊山・稜線テン泊。本当なら先週大勢で行く予定だったんですが、悪天候で中止に。まあ、その代わりに先週は雪洞遊びができたんで、それはそれで楽しかったんだけど・・・
今週はリベンジということでソロで行ってきましたよ。この遊び、本当に楽しい。また来年もやろう。




2月26日(土)

朝6時に自宅を出発。この時期の関越って渋滞するんですよね。どうせ時間がかかるならお安く下道で行きましょう。ということで国道17号をひたすら走りました。
目指す武尊山が見えてきましたね。いい感じに白くなっています。



9時30分に川場スキー場の駐車場に到着。こちらのスキー場、土日は立体駐車場に止めると駐車量が1000円かかります。でも手前の平場の駐車場なら無料なんですよね。もちろんボクは無料をチョイス。立体駐車場までは歩いて5分ほどです。



黙っていると立体に案内されちゃうんですが、平場でと言えばこんな駐車票をもらえます。



今回のザックはこんな感じ。水3Lを入れて19kgです。今回は土日の上に天気も良いのでトレースはバッチリでしょう、ということでワカンは持って来ませんでした。



まずは建物内にあるリフト券売り場横で、オリジナルの登山届を提出。登山届には車のナンバーを書かされるので要注意です。以前、ナンバーが思い出せなくって苦労しました。
ここでリフト券代2500円をお支払いします。下山時にICリフト券を返却すると、500円戻って来るので実質2000円です。
登山者にはココヘリ加入が義務化されているのでも加入していない人はプラス1100円かかりますよ。ボクはもちろん加入しているので番号を伝えればOKです。



それでは、行きましょうか。
若い男女のスキーヤーやスノーボーダーに混じってリフト待ちの列に並びます。毎度のことながら大きなザックを背負ったおっさんは場違いな感じです。



リフトで、本来ならヒーヒー言って登らなくちゃいけない斜面を一気に登ります。



リフトを2本乗り継いだら、ゲレンデトップに到着です。ここで12本爪アイゼンを装着します。ピッケルを出したら準備完了。



さあ、行きましょう。まずは正面に見える岩山の上部を目指します。



思った通り、土日でこれだけ天気が良いとあって人がたくさん。当然トレースもバッチリです。



左手に見えるなだらかな稜線が獅子ヶ鼻山ですね。最近、「山と渓谷」で見たんですが日帰りできる楽しいルートみたいです。今度歩いてみたいな。



さあ、急登が始まりましたよ。トレースが無いとちょっと緊張するくらいの斜度なんですが、ステップが出来ていてほぼ階段状態。足場がしっかりしているので心配はありません。



急登が終わると急に平らになり視界が開けます。奥には剣ヶ峰が見えましたね。



さあ、剣ヶ峰の登りです。しかし、今年は人が多いな。ずーっと前後に人がいる感じです。



さあ、剣ヶ峰山頂に到着です。狭い山頂は渋滞中。



山頂からは、眼下に獅子ヶ鼻山が見下ろせました。これは歩きたくなる稜線だ。



さあ、剣ヶ峰からの下りです。このルートで一番気をつけないといけない場所ですが、やっぱりよく踏まれていて問題なし。どっちかというと渋滞の方が問題ですね。



問題なく剣ヶ峰を下りてきましたよ。ここらへんから幕営適地を探さないといけません。この辺りも平らで良いんですが、風を遮るものが無いので吹きっさらしなんですよね。もうちょっと先に行ってみましょう。



この小山の右側が例年ベストポイントになるんですが、今年は風裏になる場所がありませんね。しかも雪庇の一部っぽい。ここはスルーです。



小山を2つほど越えたところに良さげな場所がありましたよ。適度な斜面で北西側からは風裏になり、南東側は景色が良いじゃないですか。ということで、ザックをデポしてアタックザックで山頂まで往復してくることにします。



ここからは景色の素晴らしい稜線歩きが続きます。



スノーモンスターくんたちにも会えました。今年はスノーモンスターの肉付きもよろしいようで(笑)



稜線上は、風も美しい模様を描いています。



先週行った谷川連峰も絶景だな。



だいぶ歩いて来ましたね。振り返ると、剣が峰がずいぶん遠くに見えます。



さあ、山頂まではあと少し。



最後のガッツリした急登もステップが切って逢って問題なし。



振り返ると歩いてきた稜線がずーっと見えます。



さあ、山頂に到着しましたよ。おっとこれはスゴイことになっていますね。けっこう広い山頂なんですが、あっちもこっちも人・人・人です。山頂の看板なんて写真を撮る人達が行列してるじゃないですか。



これはゲンナリですね。ということで予定してなかったんですが山頂には止まらずに中ノ岳に行くことにしました。



これは前にもお会いしたヤマトタケルさんですね。夏道ならここから下るんですが・・・



冬季限定の稜線ルートで中ノ岳を目指しますよ。この稜線、夏は藪で歩けないんですがこの時期なら気持ちよく歩けます。



さすがにここまで来ると、登山者はいるものの静かな山歩きが楽しめます。やっぱ雪山はこうでなくっちゃ。



楽しく歩いて中ノ岳山頂に到着です。



この山もこれといったピークがある訳じゃないんですよね。一応この辺りが一番高い場所がピークということで自撮りで記念撮影。バックは新潟の山々。新潟の山ってあまり知られていないような山でも真っ白で迫力あるんですよね。



武尊山の山頂も少し人が少なくなったみたいですね。戻りましょうか。



この辺りもスノーモンスターさんたちの遊び場です。



30分ほど歩いて武尊山山頂に戻って来ました。だいぶ人が減って、ようやく看板の写真が撮れました。



さあ、幕営地まで戻りましょう。左右の眺めの良い稜線上を歩きます。



左側は地面のように見えますが、雪庇になっていてその下は空洞なんです。よく見るとトレースの脇にクラックが走っていて崩壊寸前って感じ。歩いていて崩壊したら悲劇ですからね注意しましょう。



さあ、ザックをデポしたポイントに戻って来ましたよ。



さっそくスコップで整地してテントを設営。



今回は剣ヶ峰ビューのポイントに張りました。やっぱ剣ヶ峰ビューはテンション上がるな。



赤城山もバッチリ見えるし。
ちなみにこの写真は通りがかりの方に撮っていただいたんですが、インスタでメッセージと共にいただきました。



さあ、いただきましょうか。



今回はおつまみにこんなものを持って来ましたよ。崎陽軒じゃないシウマイです(笑)



メスティンで蒸します。メスティンって気密性が高いので蒸し物をするのに最適なんですよね。



しまった。これって醤油とカラシ付いていないんだ。ということで常備している塩コショーでいただきました。お味はというと・・・・やっぱり醤油で食べたかったな(汗)



珍しくこんなおつまみも。これはママからもらったバレンタイン。わが家のバレンタインはチョコじゃなくってお酒とおつまみです。




テン場から見える360度絶景の風景動画はコチラ




さあ、日没ですね。ここからがショータイムの始まりです。



谷川連峰も赤く染まります。



そして武尊山も。



この景色、稜線に泊まった人だけしか見られないんですよね。今年も堪能しました。



夜は夜景も楽しみましたよ。


おやすみなさい




2月27日(日)

朝目が覚めるとテント内はマイナス6度くらいですかね。それほど冷え込んでいない割には少し寒く感じました。
ボクの冬期用シュラフモンベル#1ですが、最近温かさが落ちているような気がするんですよね。なんかロフトが以前より無くなっているんじゃないかと。かなりハードに使っているので。そろそろ洗濯して乾燥機にかけてみようかな。



朝食はカチカチに凍ったおにぎりをお湯で溶かしてお茶漬けの素を入れていただきます。



そうこうしていると、お待ちかねの日の出タイムです。



剣ヶ峰も朝日を浴びて輝きます。夕日も素晴らしいけど、朝日も負けていないな。今回も良いものが見られました。



さあ、ショータイムも終わったことだし帰りましょうか。



今回、この稜線に泊まったのはソロの人が3人でした。ボクの幕営地から小山一つ登ったところに張ったスノーボーダーさんはノースフェイスのかっこいいテント泊。ガスバーナー忘れたって言ってたんでお湯だけ沸かしてあげたけど大丈夫だったかな。



もうお一人は剣ヶ峰直下でイグルー泊。イグルーはよく見ると隙間だらけだったけどこれで眠るのってのは相当タフですね。



剣ヶ峰を越えて、最後に武尊山見納めです。



リフト乗り場まで戻って来ました。



帰りもリフトで下ります。リフトで下る人って珍しいからチラチラ見られて恥ずかしい(-_-;)



リフト券を返却して下山報告をしたら500円返金してもらって今回の登山は終了です。



ああ今回も楽しかったな。毎年やっているこの遊びですが来年もまたやろう。

  


Posted by そーしん at 04:43Comments(2)武尊山

2021年02月12日

今年も武尊山の稜線でテント泊

2月07日(土)~2月08日(日)

以前、何回か川で一緒に遊んだことのある、つっちーくんのところの新入社員T君。

今はウチの会社を辞めて別な会社で働いているんだけど、当ブログを見ているらしい。

最近山を始めたということで、ボクのブログで見た「雪の上州武尊の朝日」を眺めたいって連絡してきた。

ちなみに彼が見たいと言ったのはこの光景



それじゃあ連れて行ってあげましょう、ということでT君と一緒に3年連続となる上州武尊の稜線テン泊をしてきました。

今年も絶景が待っていましたよ~


AKB好き新入社員だったT君が初登場するブログはコチラ




2月07日(土)

三鷹に住んでいるT君とは6時40分に新座駅で待ち合わせ。

ボクは武蔵野線で新座駅まで行きT君の車に相乗りすることに。

車は四駆だっていうからてっきりSUVだと思ったらアウディのセダン。

う~ん、アウトドア好きとしては詰めが甘いな・・・とゴルフに乗ってるボクが言う(笑)

所沢ICから関越に乗り、を走っていると正面に真っ白な武尊山が見えてきましたよ。

テンション上がるなぁ



沼田ICで降りて9時過ぎに川場スキー場に到着しました。

ちょうど正面に見える立体駐車場がいっぱいになったところで、立体下の平地駐車場に案内されました。

こちらは無料、立体だと1000円かかるので、むしろラッキー!



スキー場で異能☆さん&あーちゃんと合流。

雪の武尊は3年連続、今年も一緒に登ります。

ただし明日用事があるので泊まれないとのこと。

残念ですが1日楽しみましょう。

準備をしたら、さあ行きますか。



まずは、スキー&スノボの若者に混じってリフトに乗ります。

いつもながら場違いな感じ。



お天気最高ですね。

やっぱり山はお天気次第だな。



リフトの終点から登山のスタートです。

ボクは12本爪アイゼンにピッケルスタイル。

スタート直後からいきなりの急登が始まります。



テン泊装備で20kg以上担いでいるボクとTくん、さすがに息が上がります。



急登が終わると目の前に剣ヶ峰の雄姿がバーン!

いいですねぇ



剣ヶ峰の奥には武尊山もバーン!

わくわくします。



ガツっと剣ヶ峰を登ったところで、Tくんとツーショットの記念撮影。



山頂からはこの絶景。

奥に見えるのは谷川岳かな。

これだから山はやめられません。



ここからまっすぐ続く武尊山までの稜線を歩きます。



その前に剣ヶ峰の下りが待っているんですよね。

恐らく今回のルートで一番手強いのがここ。

岩と雪のミックスでアイゼンの利かせ方が難しい。

Tくん、ビビってますね(笑)



はい、無事難関突破。

中腹まで下りてきました。



ここからがまた斜度がキツくて難しくなるところですが、本日はステップが切ってあり問題なさそうです。



振り返ると、ちょっと遅れてT君到着。



一昨年は剣ヶ峰直下でテントを張ったんですが、去年の場所の方が風に強そうなので幕営適地を探しながら先に進みます。



北側が風よけになっている良さそうな場所を見つけましたよ。

ここを本日の幕営地といたしましょう。

大きなザックはここでデポ。

小さなザックに水筒とお昼ごはんを入れて先に進みます。



稜線の中頃まで来たところでランチタイム。

冬の定番、袋麺のラ王をいただきます。

これ、柚子の香りが効いてうまいんですよね。



さあ、山頂への最後の登りになりました。

ここがまた急登なんですよね。

例年だと左から巻くトレースが付いていることが多いんですが、今年のトレースは直登のみです。



異能☆さんとT君はわざとノートレースの新雪を歩いたりしてましたが、ボクは横着してしっかりトレースを使って登ります。



振り返ると、剣ヶ峰までまっすぐに伸びる歩いてきた稜線。



急登を登り切ったら、山頂に到着です。

それにしても人が多いな。

まあ、この天気ですからね。



山頂の看板の前で、いつものポーズで記念撮影(笑)



いつもは山頂で引き返すんですが、今年はその先の中ノ岳まで行ってみようということに。

稜線の先に見えているのが中ノ岳です。

トレースはあるみたいですね。



山頂からすぐのところに、雪に埋もれたヤマトタケル像がありました。



今年9月に登った時は、こんなだったんですけどね。



ここからは尾根歩き。夏は登山道もなく藪で歩けないので、冬季限定のルートです。

こちら方面に来る人はほとんどいないので、やっと静かな雪山が楽しめます。



さあ、いよいよ近づいて来ましたね。

中ノ岳、なかなかかっこいい。

先頭の異能☆さんは結構沈んで大変そう。



ここからが最後の急登が始まります。



ガツっと登って山頂に到着。

当然看板といったものは無いので適当に自撮りで記念撮影。



さあ、戻りましょうか。

ボクらは泊りだから関係ないけど、異能☆さん&あーちゃんは下りの終リフトの時間があるからあんまりのんびりはできません。



剣ヶ峰へと続く稜線は、やっぱりかっこいいな。



武尊山山頂まで戻ってきました。

もうほとんど人はいません。

みんなリフトの時間を気にして帰ったんですね。

先を急ぎましょう。



ガツっと登った急登を、今度は下ります。



下りはシリセード。



やっぱり早い(笑)

みんな、あっという間に下りてきました。



さあ、来た道を戻ります。

今年のトレースは尾根上なので、ずいぶん雪庇に近いな。

気をつけましょう。



今年はスノーモンスターくんたちも発育不全気味かな。



さあ、ザックをデポした幕営地まで戻ってきました。

絶景のテラス、今年もナイスなテン場を見つけました。



残念ながら日帰りの異能☆さん&あーちゃんとはここでお別れ。

次回はまたテン泊でやりましょう。



さあさあ、無事登頂を祝してまずはTくんと乾杯です。



ガソリンが入ったところで、スコップで整地&雪壁作り。

若者に働いてもらいましょう。

ちなみに立ちションしているわけじゃありませんよ(笑)



まあ、こんなもんでいいでしょう。

T君もデコボコや斜めでも眠れる人らしいんで、雑に設営完了!



でも風が吹く北方面は割とちゃんと壁を作りましたよ。

もともと風裏になる場所だから、このくらいで大丈夫でしょう。

それにしても絶景のテン場です。



冬の日暮れは早いですね。

一杯飲んでいる間に、太陽が沈む時刻になりました。



赤く染まる谷川岳方面。

これは山中に泊まった人にしか見られない景色です。



山を見ながら酒を飲む・・・贅沢な時間が流れます。

至福の時間ですね。

どうやら、本日はこの広い山中にはボクら二人だけのようです。



ドラマチックなショーが終われば後は夕食タイム。

いつものキムチ鍋と芋焼酎。


食って飲んで眠くなったらおやすみなさい。

さすが若者、Tくんはプライムビデオで夜更かししたとか。





2月08日(日)

朝食はいつものように鍋の残り。

そして当然ながらカッチカチに凍っていますね。



いつものようにうどんを投入。

テントの中のうどんが凍らないってことは、マイナスも二桁にはいかなかったってことかな。



朝日が昇ってきました。

これもテン泊した者だけが見ることのできる絶景です。



のんびりと撤収。

思ったより風も吹かず、良い天気です。



さあ、帰りましょう。

剣ヶ峰直下も誰も張っていませんね。

まだリフトも動かないので、この山域にいるのは二人だけ。



さあ、剣ヶ峰の急登を登りますよ。

朝なので雪も締まっていて前日より歩きやすい。



さあ、もう少しで山頂です。



下りで苦戦した場所も登りはそれほど難しくありませんね。



剣ヶ峰山頂に到着です。



さあ、後は下るだけ。



静かな山歩きが続きます。



どうやらリフトが動き出したようですね。

下から続々と人が上がってきました。

実は上がってきた人の中に、平が岳に登った時に泊まったキャンプ場でご一緒した方が混じっていたらしい。

先方も気が付かなかったみたいですが、ヤマレコで見て気が付いたとコメントもらいました。

今回はご挨拶できませんでしたが、またどこかでお会いしましょう。



ちなみに平が岳の後、キャンプした時のブログはコチラ


リフトの終点が見えて、今回の登山終了。



帰りもリフトです。

リフトで下るのって目立っちゃうんですよね。



ということで今回も楽しかった武尊山レポでした。

T君、この絶景にやられてこれからますます雪山にのめりこむんだろうな。

うっしっし

これでまた山友が増えた。








  


Posted by そーしん at 05:15Comments(6)武尊山

2020年09月16日

川場谷野営場でキャンプ&修験者の足跡をたどる武尊山

9月12日(土)~9月13日(日)

日本列島、今週末はどうも天気が怪しい・・・

そこで天気が良さそうな地域を探すと・・・ありましたよ!

かろうじて群馬県北部から新潟にかけては大丈夫みたい。

ということで、久しぶりに武尊山に登ってきました。

前泊はお初の川場谷野営場、今時貴重な無料キャンプ場です。

野営場・・・その名の通りとってもワイルドな幕営地でした。



9月12日(土)

午後1時に自宅を出発して、東松山ICから沼田ICまで関越に乗り、16時30分に川場谷野営場に到着。

林道の先にぽっかりと整地されたスペースが現れました。

ワイルドですね。トイレがあるだけで水場は無いようです。

キャンパーはボクを入れて4組だけみたい。

自転車ツーリングが一人、ただのキャンパーが1組、山かな?と思われる人たち1組です。

週末でも密になる心配はありませんね。



早速VS-20を設営。

雨天対策としてにモンベルのグランドシートをタープのように張って前室を強化してみましたよ。

でも、これじゃテントとシートの間を水が流れるので意味無いな。

見た目はそれなりだけど、実際に雨が降ったら使えませんね。

ムササビくらい持って行かないとダメなのかなぁ



野営場の隅には小屋があったので見に行ってみました。



避難小屋だそうです。

う~ん、これは緊急時以外寝泊まりしたくはないですね。



さあさあ、久しぶりのソロキャン。

近くの森で枝を拾ってきて、折り畳みのノコギリで適度な長さにカット。



今回はモーラナイフも持ってきましたよ。

このナイフ、ネットで2000円弱で買えるんですがなかなかの優れもの。



刃に厚みがあるので、このくらいの枝なら薪にすることができます。

ナイフの先の部分を薪割りの要領で叩きます。

バトニングといってブッシュクラフトというワイルドな遊びをする人たちがやってるんですよね。



巻き割りってスパっと割れると独特の快感があります。

楽しい~



作った薪は、ソロキャンパー御用達のピコグリルで焚火します。

もちろんボクのは中華製のパチもんですが、こいつは超優秀な焚火台です。

軽さ、コンパクトさ、デザイン、燃焼効率のどれをとってもすばらしい。

きれいに火が燃えます。

しかし・・・バトニングって何となくワイルドっぽいけど枝を折ってそのまま燃やす方がワイルドじゃね。

まあ、楽しいからいいんだけど。



この焚き火台、コンパクトで軽いけど調理もできる優れもの。

家で仕込んできたタンドリーチキンを焼き焼き。



さらにご飯をイン。

旨い!

米が絶妙なカレー味のチャーハンになってご飯がすすんじゃんます。

おまけに食べ終わった後のフライパンもキレイになって一石二鳥。

これ、定番にしよう。



後は焚き火を肴にちびりちびりとワインを飲んで・・・


眠くなったらお休みなさ~い。





9月13日(日)

朝は4時30分起床、早起きです。

今日は昼くらいから雨が降る予報なんですよね。

コースタイムが7時間くらいだけら、5時に出ればギリギリ降られないという計算。

スキムミルクのシリアルで簡単な朝食。



準備をしたら予定通り5時に出発。

朝5時はまだ暗いんですね。

ヘッデンを点けて出発です。



暗い樹林の中をヘッデンの明かりを頼りに進みます。



登山道を塞ぐ巨大な岩が現れましたよ。



よく見ると、下に人が一人ギリギリ通れる穴が。

これが胎内くぐりっていうやつですね。

このルートは昔から山伏とかが修行した道なんです。

修験者はここで生まれ変わってから修行に励むんだそうです。

一瞬くぐろうかとも思いましたが、ドロだらけになりそうなので止めて右の木を使ってよじ登ることにしました。

ボクも大人になったもんだ(笑)



稜線まで上がると太陽が顔を出しましたよ。

いい天気だ。

午後から崩れるなんて信じられませんね。



下界は雲海が。



日光白根に燧ケ岳、北関東の山々が勢ぞろいです。



こちらは赤城山ですね。

さすが存在感があります。



修行系の登山道だけあってなかなかやっかい。

鎖場が連続します。

足場が滑るので、がっつり鎖を持たないと登れません。



なかなかハードな登山道を2時間ほど歩いたところで、前武尊山山頂に到着しました。



山頂には、武尊山の名前の由来でもある日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像が奉られていました。

何でもヤマトタケルの東方遠征でこの山を根城にしていた豪族を倒したことから名前が付いたとか付かないとか。

由来はおいといて、この像は江戸末期に建てられたものだそうです。

ヘリもリフトもない時代に人が担ぎ上げたなんてすごいことですね。



前武尊山を一旦下ると前に川場剣が峰が現れました。



さすがにこれは右側を巻きます。

前方にはこの先登る小ピークが続きます。



分岐の看板がありましたよ。

真っすぐ行くと、かなりヤバイ岩場らしい。

左に行けば巻き道。

いつもなら嬉々としてヤバイ方に進むところですが・・・ 何かイヤな予感がするなぁ

ここの岩はけっこう滑りやすいんですよ。

ここまででも悪路で苦労はしてきたけど、ヤバイ場所はなかった。

う~ん、こlこは第六感に従い巻き道を行きましょう。

ボクも大人になったもんだ。



巻き道を過ぎてもアップダウンが続きます。

前方には小ピーク。



家ノ串山という山頂に到着。

変わった名前の山だなぁ



目指す武尊山の山頂が見えましたよ。



下を見るとうっすらとですがブロッケン現象。

わかりますかねぇ 真ん中にボクの影をくるり取り囲むように虹が出ていました。



正面には岩場の痩せ尾根が。

これをずーっと歩きます。

その先の山頂は雲に隠れちゃった。



左手には雪の時期に歩いた川場スキー場からの稜線です。

剣が峰も雲の中だ。



登山道脇にはエーデルワイスっぽいお花が。



中ノ岳直下に水場がありました。

ちょろちょろですが、冷たくてウマイ!



水の豊かな山ですね。

池がありました。

奥には山頂、だいぶ近づいてきました。



本日はじめて人を見た!

と思ったら日本武尊像がこんなところにもありました。



さあ、山頂はあと一息ですよ。



最後の急登を登りきると見覚えのある看板が。

歩き始めから3時間半ほどで武尊山山頂に到着です。



ちなみに今年の2月はこんな感じでした。



ポーズを思い出しながら一人自撮り(笑)



山頂からは絶景が広がっていました。



これが歩いてきたギザギザの稜線。



そしてこっちが冬場に歩いた稜線。

奥に見えるのが剣が峰です。

やっぱりかっこいいな。



ひと休憩したら、さあ戻りましょうか。

午後から雨予報ですからね、先を急ぎましょう。

日本武尊は何を見る。

沼田の街を見下ろしているのか、赤城山を見ているのか。



さあ、またアップダウンの始まりです。

さすが修行の山。



池にはオタマジャクシがいっぱい泳いでいました。



さあ、川場剣が峰ですよ。



ここがヤバイ岩場ルートとの分岐です。

行きたいなぁ

でも・・・何かイヤな予感がするんだよな。

帰りも自分の感性に従って巻き道を選択。



この上だもんな。

やばいよな。

落ちたら間違いなくあの世です。



巻き道といっても後から無理やり作った道なんですよね。

決して楽な道じゃありません。

かなりの悪路です。



あれ?

雨だ。

あんなに晴れていたのに、ついに雨が降り出しちゃいました。

予報より1時間早いですね。

久しぶりに合羽を着るはめに。



けっこうな雨の中、野営場まで戻ってきました。

野営場にはボクのテントだけがポツン。



お昼を食べ損ねたのでテントに入ってカップラーのランチタイム。

今回は名古屋の行列店 麺屋獅子丸 の魚介鶏白湯らぁめんです。

泡仕立てと書いてありますが、本当にお湯を注ぐだけで表面に泡が浮いています。

味はクリーミーな白湯味。

後入れの油とか使わないけど美味いぞ。

これなかなか好み。

せっかjくなので、これからはカップラーに☆を点けることにしましょう。

今回の麺屋獅子丸の魚介鶏白湯らぁめん ☆☆☆☆ ということで☆4つです。

またリピートしても良いというレベルでした。



ということで今回のソロキャン&お山が終了。

最後は雨にやられちゃいましたが、山頂では絶景も見られたし満足、満足。



帰りはオール下道で3時間半で帰りました。

あれ?

高速使っても下道でも時間変わらないじゃん。

この辺りは、今度から下道で来ようかな。


今回のログです。

山頂から前武尊山までが一直線に(汗)
  


Posted by そーしん at 18:58Comments(2)武尊山川場谷野営場