2020年04月18日
百名山に挑戦!56.57座目は越後駒ケ岳と巻機山
4月14日(火)〜4月17日(金)
日本百名山、今までに55座登ってきました。
結構登ったつもりでしたが、まだ半分ちょっとなんですね。
全国に散らばっている百名山、今回は初の新潟遠征をしてきました。
4月14日(火)
高速道路代を節約するため、20時に自宅を出発。
下道を東松山ICまで走り関越に乗り、深夜割引になる24時過ぎに小出ICを出てすぐの道の駅「ゆのたに」で車中泊しました。
4月15日(水)
朝5時に目が覚めました。
予報通り、天気は良さそうですね。

奥只見シルバーラインを通って登山口に向かいます。
この道路、無料ですがゲートがあって通れるのは6時から18時までとなっています。
開いて早々の6時10分にゲートを通過。

シルバーラインなんていうからてっきり景色を楽しむ道路とかと思ったら、全区間22kmのうちトンネルが18kmというトンネルなんですね。
しかもチョー長いトンネル。

トンネルを抜けると、そこは雪国でした。

トンネル出たところを反対に曲がって、ちょっと迷っちゃったけどどうにかスタート地点の石抱橋に到着。
みなさん早いですね。
この日はボクで4台目でした。

準備をしたら、さあ行きますよ。
本日は百名山56座目、越後駒ケ岳を目指します。
ちょうど橋の上から上流方面に越後駒ケ岳が見えました。
真っ白ですね、楽しみです。

まずは川沿いの林道歩き。
時折、雪崩が道をふさいでいる場所が現れます。
春ですね。
慎重に行きましょう。

左手に見えるのは荒沢岳ですね。
馴染みのない名前だけどなかなかかっこいい!
新潟の山ってほとんど登っていないんですよね。
いつかはやらねば。

林道を1時間ほど歩いたところで、いよいよ尾根に取り付きます。
先行者は2組ほどいるようで踏み跡が続いていますね。
ルートファインディングせずに済むのはすごく助かります。
新雪が降ったばかりみたい、辺りは真っ白。

雪の時期限定でしょう。
踏み跡は、登山道じゃない尾根を登っています。
まあ、夏道を知っているわけでもないので、とりあえずついて行ってみましょう。
しばらく登って振り返るとこんな感じ。
眺めがよくて気持ちいい。

融雪が進んでいるので時々踏み抜くのと、登山道じゃないので立木に行く手を阻まれたりとなかなかの難ルートです。
どうやら方向は合っているので駒ケ岳を目指しているのは間違いなさそうです。

雪が深くなってきたので、道行山の手前でワカンを装着。

目指す越後駒ケ岳の雄姿がだいぶ近づいてきました。

先行する2組のうち、道行山を巻く踏み跡について行ったんですが、今にも崩れ落ちそうな巨大な雪庇の下を通っている・・・
写真ではわかりずらいんですが、どう見てもヤバイ感じ。
ちょっとあれの下を通る気にはなりませんね。

ということで、方向転換。
がっつり直登して道行山の山頂に向かいます。

ガツっと登って道行山山頂に着きました。
あ〜疲れた。

お腹がすいたので、山頂でランチタイムに。
今回はカップラーじゃなく、ミニクロワッサンで簡単に。
時間と水を節約します。

ここからいったん下って、白い尾根沿いを進みます。
まだまだ長いぞ。

尾根には大きな雪庇ができていました。
歩いている分にはよくわからないんですが、踏み跡から左側はほぼ雪庇。
いつ崩れ落ちるかわからない状況なので、左側に近づくと危険です。

さあ、がっつりとした登りが始まりますよ。
まだまだあるな。

広大な平らな部分に出たのでひと休憩。
百草の池という場所のようです。
ここから先はがっつりとした登りみたいですね。

急登に備えて12本爪アイゼンにチェンジします。

登り始めると・・・
うわっ何これ、キツ。
テント泊用の20kmを超えるザックを担いでの急登、足の筋肉が悲鳴を上げ始めました。
どこか平らでテント張れそうな場所があったらビバークしちゃおうかな。

まぢでビバークしようかと思いましたが、残念ながら急登は続きビバークできるようなポイントはありませんでした。
10歩登っては休憩、10歩登っては休憩を繰り返し、どうにか小屋の先っぽが見えましたよ。
あと一息。

振り返るとこの絶景。
スゲーなぁ
ため息が出ます。

やっと小屋だ〜〜
死ぬかと思った。
ここで本日の行程終わりにしようかとも思ったけど、翌日の天気予報は怪しいので、最後の力を振り絞り、ザックをデポして山頂に向かいます。

ザックをデポしたおかげでしょうか、歩き始めると意外と快調。
あっという間に小屋が小さくなりました。

さあ、あとちょっとで山頂です。

この辺りかな。
雪山は山頂がはっきりしないんですよね。
あった〜
山頂の看板が雪の中から顔尾を出していました。

百名山、56座目ゲットです。
自撮りで記念撮影。

山頂からは360度の大展望。
すばらしい!
疲れも吹き飛ぶ感動的な眺めです。

さあ、目的も達したし小屋に戻りましょう。

こちらが駒の小屋。
雪の時期は人のいない避難小屋です。

中をのぞいてみると・・・
避難小屋という感じじゃないですね。
かなりキレイ。
テント張るのも面倒だし、貸し切りみたいだからここに泊まろうかな。
でも窓がないから真っ暗だし・・・一人でここに泊まるのもどうも。

ということで、かなり疲れてはいますが当初の予定通りテント泊しますよ。
そうとなったら、スコップを出してテン場作りです。

はい、ガツッと掘って設営完了です。
ワイルドだろ〜

上の写真だけだとワイルドな稜線に張ったように見えますが、実は小屋との位置関係はこんな感じ(笑)
いつでも小屋に逃げ込める体制です。

さあさあ、一杯やりましょう。
本当に疲れた。

早くも太陽が山の稜線に沈みそうです。

雪を溶かして水を作らねば。
暑かったのもあって、想定以上に水を消費しちゃいました。
水は本当に大事ですからね。

さあ、夕食にしましょうか。
本日はキムチ鍋です。
お豆腐もちゃんと持ってきましたよ。
こんなもの持ってくるから20kgオーバーしちゃうんだよな。
もう歳だし、今度はちょっと重さのことも考えよう。

キャベツやお肉を、ニンジン、大根を入れて完成です。
今回は豚バラにしたけど、やっぱキムチ鍋にはバラ肉ですね。

ちなみにテントの中はこんな感じ。
雪の時期はどうしても濡れモノがでるので乾かす必要があります。
こうしておけば、明日の朝には乾くでしょう。

太陽はすっかり稜線に沈み空が赤くなってきました。

さあ、焼酎を飲みながら寝るとしましょう。

4月16日(木)
朝です。
う〜ん、ガスで真っ白ですね。
今日はこんな感じなのかなぁ

朝食は鍋の残りにうどんを投入するだけ。
手間いらずで山にはもってこいです。

張り綱にもエビの尻尾ができていますね。
昨夜は相当風が吹きました。

さあ、撤収しますか。
ポールをよく見ると、曲がっちゃってます。
それだけの風が吹いたということでしょうけど、ぐっすり寝ちゃったからあんまり気が付かなかった。

さあ、出発です。
10m先が何も見えないガスガス状態。
左右切れ落ちた稜線なんかもあったので、道を間違えないよう慎重に昨日の踏み跡をたどって行きましょう。
気が付いたら滑落してたなんてシャレになりませんからね。

ところどこと隠れクラックがあります。
これなんか高さ5mはあります。
両足で落ちたら自力で這い上がるのは難しそうです。
コワコワ。

雪庇に近づかないよう帰りも慎重に。

最後の尾根は昨日より更に崩落が進んでいました。

これなんか、昨日落ちたと思われます。

さあ、石抱橋まで戻ってきました。
本日の登山終了です。

終了後、電波が通じるようになったスマホを見てびっくり。
何度もママから連絡が入っているじゃないですか。
何事かと思って電話をすると、「生きてるの!」って。
どうやら、ボクが入山中に近くで身元不明の遺体が見つかり、警察から電話が入ってボクの遺体ではという話になっていたらしい。
年齢や年恰好などが共通だったみたいで。
いろいろご心配をおかけしました。
さあ、お次は57座目の巻機山ですよ。
そのまま下道で巻機山の登山口まで移動。

登山口の桜坂駐車場で車中泊しようと思っていたんですが、駐車場のすぐ手前に良さげな幕営地を見つけましたよ。
砂防ダムを造ったときの工事に使ったフラットなスペース。

ということで川のそばにテントを張りました。
湿ったテントを乾かしながらシュラフやマットも干せて一石二鳥。

春ですね。
フキノトウもたくさん芽吹いていました。

さあ、一杯やりましょうか。

メシは適当。
余っていた調味料でうどんを茹でて夕食に。
その辺で摘んだフキノトウを入れると春の香りがしました。

さあ、明日も早いからもう寝ましょう。

4月17日(金)
朝は簡単にパンとコーヒー。

準備をしたら、さあ行きますか。
今日は百名山57座目巻機山に登りますよ。
白い峰が見えてきました。
下調べをほとんどしていないので、どれが巻機山かわかっていません。

しばらく車道を歩いて尾根コースと沢コースの分岐に出ました。
本日は尾根コースを往復しますよ。

まずは雪と土のミックス。
どっちつかずで歩きにくい。
しかも中途半端でよく滑る。

振り返ると越後の山々。
たぶん名も知れぬ山でしょうが、低山でも雪があるのでなかなか壮観です。

日が差してきました。
なかなか良い感じの雰囲気の山です。

尾根に出たら一気に眺望が広がりましたよ。

こっちは谷川岳方面でしょうか。
真っ白な山塊が見えます。

気持ちの良い樹林歩き。
ブナの森ですね。
美人さんの森です。

急登を登ると別な尾根に出ました。
こちらからは天狗岩が見えます。

広い尾根の雪原に踏み跡が続いています。
正面に見えるのが巻機山かな?

振り返ると越後の山々がばーん!

うわっ!
スゲー急登!
まあ、昨日みたいに20kgのザック背負っていませんからね。
快調に登ります。

ガツっと登って振り返るとこの絶景。
先ほどの雪原が見えます。

さあ、あと一息。

じゃーん!
山頂に到着・・・ と思ったらニセ巻機山だった。
そういえば、巻機山の手前に山頂っぽいピークがあるって聞いたことあるよな。
まさかニセ巻機とは。

どうやら谷を挟んだ向こうにあるあのなだらかなのが山頂らしい。
あんまりピークって感じじゃない残念なピークです。

一度鞍部に下ってもう一度登り返します。

鞍部まで降りると何かあるみたい・・・
避難小屋の一部が出てあとは雪に埋まっていました。

さあ、最後の登り返し。
ひたすら登ります。

尾根に出ましたよ。
どうやら、あの小高い丘が山頂のようです。
それにしてもピークって感じじゃないな。

はい、山頂に到着〜
あんまり雰囲気ありませんが、百名山57座目ゲットです。
いつものように自撮り。
それにしても顔黒いな(笑)
ここ3日間でずいぶん焼けました。

山頂からは360度の大展望

パノラマ2連発

いつもなら山頂でラーメンなんですが、今回は山頂パン。
なんだか味気ないけどエネルギーだと割り切ります。

シュカブラも美しい。

名残惜しいけど、さあ帰りましょうか。

登った道を戻り、麓まで降りてくると雪が解けて登山道は小川状態でドロドロ。
靴が汚れる〜

車に戻ってきて登山終了。

どうせ暇だし、もう一泊しようかとも思いましたが、明日は天気が悪いみたいなのでもう帰りましょう。
車窓からは今降りて来たばかりの巻機山。

家にテン場で摘んだフキノトウをお土産に。

フキ味噌はたっぷり作り置きがあるので、オイル漬けにしましたよ。
独特の苦みと香りが何とも言えません。
パンにつけたり、パスタでいただくとしましょう。
冷ややっこにも美味いかも。
ということで、今回のお出かけ終了。
コロナで休業が続いていますが、天気の良い日を選んで出かけられるのがいいですね。
次はどこに行こうかな。
日本百名山、今までに55座登ってきました。
結構登ったつもりでしたが、まだ半分ちょっとなんですね。
全国に散らばっている百名山、今回は初の新潟遠征をしてきました。
4月14日(火)
高速道路代を節約するため、20時に自宅を出発。
下道を東松山ICまで走り関越に乗り、深夜割引になる24時過ぎに小出ICを出てすぐの道の駅「ゆのたに」で車中泊しました。
4月15日(水)
朝5時に目が覚めました。
予報通り、天気は良さそうですね。
奥只見シルバーラインを通って登山口に向かいます。
この道路、無料ですがゲートがあって通れるのは6時から18時までとなっています。
開いて早々の6時10分にゲートを通過。
シルバーラインなんていうからてっきり景色を楽しむ道路とかと思ったら、全区間22kmのうちトンネルが18kmというトンネルなんですね。
しかもチョー長いトンネル。
トンネルを抜けると、そこは雪国でした。
トンネル出たところを反対に曲がって、ちょっと迷っちゃったけどどうにかスタート地点の石抱橋に到着。
みなさん早いですね。
この日はボクで4台目でした。
準備をしたら、さあ行きますよ。
本日は百名山56座目、越後駒ケ岳を目指します。
ちょうど橋の上から上流方面に越後駒ケ岳が見えました。
真っ白ですね、楽しみです。
まずは川沿いの林道歩き。
時折、雪崩が道をふさいでいる場所が現れます。
春ですね。
慎重に行きましょう。
左手に見えるのは荒沢岳ですね。
馴染みのない名前だけどなかなかかっこいい!
新潟の山ってほとんど登っていないんですよね。
いつかはやらねば。
林道を1時間ほど歩いたところで、いよいよ尾根に取り付きます。
先行者は2組ほどいるようで踏み跡が続いていますね。
ルートファインディングせずに済むのはすごく助かります。
新雪が降ったばかりみたい、辺りは真っ白。
雪の時期限定でしょう。
踏み跡は、登山道じゃない尾根を登っています。
まあ、夏道を知っているわけでもないので、とりあえずついて行ってみましょう。
しばらく登って振り返るとこんな感じ。
眺めがよくて気持ちいい。
融雪が進んでいるので時々踏み抜くのと、登山道じゃないので立木に行く手を阻まれたりとなかなかの難ルートです。
どうやら方向は合っているので駒ケ岳を目指しているのは間違いなさそうです。
雪が深くなってきたので、道行山の手前でワカンを装着。
目指す越後駒ケ岳の雄姿がだいぶ近づいてきました。
先行する2組のうち、道行山を巻く踏み跡について行ったんですが、今にも崩れ落ちそうな巨大な雪庇の下を通っている・・・
写真ではわかりずらいんですが、どう見てもヤバイ感じ。
ちょっとあれの下を通る気にはなりませんね。
ということで、方向転換。
がっつり直登して道行山の山頂に向かいます。
ガツっと登って道行山山頂に着きました。
あ〜疲れた。
お腹がすいたので、山頂でランチタイムに。
今回はカップラーじゃなく、ミニクロワッサンで簡単に。
時間と水を節約します。
ここからいったん下って、白い尾根沿いを進みます。
まだまだ長いぞ。
尾根には大きな雪庇ができていました。
歩いている分にはよくわからないんですが、踏み跡から左側はほぼ雪庇。
いつ崩れ落ちるかわからない状況なので、左側に近づくと危険です。
さあ、がっつりとした登りが始まりますよ。
まだまだあるな。
広大な平らな部分に出たのでひと休憩。
百草の池という場所のようです。
ここから先はがっつりとした登りみたいですね。
急登に備えて12本爪アイゼンにチェンジします。
登り始めると・・・
うわっ何これ、キツ。
テント泊用の20kmを超えるザックを担いでの急登、足の筋肉が悲鳴を上げ始めました。
どこか平らでテント張れそうな場所があったらビバークしちゃおうかな。
まぢでビバークしようかと思いましたが、残念ながら急登は続きビバークできるようなポイントはありませんでした。
10歩登っては休憩、10歩登っては休憩を繰り返し、どうにか小屋の先っぽが見えましたよ。
あと一息。
振り返るとこの絶景。
スゲーなぁ
ため息が出ます。
やっと小屋だ〜〜
死ぬかと思った。
ここで本日の行程終わりにしようかとも思ったけど、翌日の天気予報は怪しいので、最後の力を振り絞り、ザックをデポして山頂に向かいます。
ザックをデポしたおかげでしょうか、歩き始めると意外と快調。
あっという間に小屋が小さくなりました。
さあ、あとちょっとで山頂です。
この辺りかな。
雪山は山頂がはっきりしないんですよね。
あった〜
山頂の看板が雪の中から顔尾を出していました。
百名山、56座目ゲットです。
自撮りで記念撮影。
山頂からは360度の大展望。
すばらしい!
疲れも吹き飛ぶ感動的な眺めです。
さあ、目的も達したし小屋に戻りましょう。
こちらが駒の小屋。
雪の時期は人のいない避難小屋です。
中をのぞいてみると・・・
避難小屋という感じじゃないですね。
かなりキレイ。
テント張るのも面倒だし、貸し切りみたいだからここに泊まろうかな。
でも窓がないから真っ暗だし・・・一人でここに泊まるのもどうも。
ということで、かなり疲れてはいますが当初の予定通りテント泊しますよ。
そうとなったら、スコップを出してテン場作りです。
はい、ガツッと掘って設営完了です。
ワイルドだろ〜
上の写真だけだとワイルドな稜線に張ったように見えますが、実は小屋との位置関係はこんな感じ(笑)
いつでも小屋に逃げ込める体制です。
さあさあ、一杯やりましょう。
本当に疲れた。
早くも太陽が山の稜線に沈みそうです。
雪を溶かして水を作らねば。
暑かったのもあって、想定以上に水を消費しちゃいました。
水は本当に大事ですからね。
さあ、夕食にしましょうか。
本日はキムチ鍋です。
お豆腐もちゃんと持ってきましたよ。
こんなもの持ってくるから20kgオーバーしちゃうんだよな。
もう歳だし、今度はちょっと重さのことも考えよう。
キャベツやお肉を、ニンジン、大根を入れて完成です。
今回は豚バラにしたけど、やっぱキムチ鍋にはバラ肉ですね。
ちなみにテントの中はこんな感じ。
雪の時期はどうしても濡れモノがでるので乾かす必要があります。
こうしておけば、明日の朝には乾くでしょう。
太陽はすっかり稜線に沈み空が赤くなってきました。
さあ、焼酎を飲みながら寝るとしましょう。
4月16日(木)
朝です。
う〜ん、ガスで真っ白ですね。
今日はこんな感じなのかなぁ
朝食は鍋の残りにうどんを投入するだけ。
手間いらずで山にはもってこいです。
張り綱にもエビの尻尾ができていますね。
昨夜は相当風が吹きました。
さあ、撤収しますか。
ポールをよく見ると、曲がっちゃってます。
それだけの風が吹いたということでしょうけど、ぐっすり寝ちゃったからあんまり気が付かなかった。
さあ、出発です。
10m先が何も見えないガスガス状態。
左右切れ落ちた稜線なんかもあったので、道を間違えないよう慎重に昨日の踏み跡をたどって行きましょう。
気が付いたら滑落してたなんてシャレになりませんからね。
ところどこと隠れクラックがあります。
これなんか高さ5mはあります。
両足で落ちたら自力で這い上がるのは難しそうです。
コワコワ。
雪庇に近づかないよう帰りも慎重に。
最後の尾根は昨日より更に崩落が進んでいました。
これなんか、昨日落ちたと思われます。
さあ、石抱橋まで戻ってきました。
本日の登山終了です。
終了後、電波が通じるようになったスマホを見てびっくり。
何度もママから連絡が入っているじゃないですか。
何事かと思って電話をすると、「生きてるの!」って。
どうやら、ボクが入山中に近くで身元不明の遺体が見つかり、警察から電話が入ってボクの遺体ではという話になっていたらしい。
年齢や年恰好などが共通だったみたいで。
いろいろご心配をおかけしました。
さあ、お次は57座目の巻機山ですよ。
そのまま下道で巻機山の登山口まで移動。
登山口の桜坂駐車場で車中泊しようと思っていたんですが、駐車場のすぐ手前に良さげな幕営地を見つけましたよ。
砂防ダムを造ったときの工事に使ったフラットなスペース。
ということで川のそばにテントを張りました。
湿ったテントを乾かしながらシュラフやマットも干せて一石二鳥。
春ですね。
フキノトウもたくさん芽吹いていました。
さあ、一杯やりましょうか。
メシは適当。
余っていた調味料でうどんを茹でて夕食に。
その辺で摘んだフキノトウを入れると春の香りがしました。
さあ、明日も早いからもう寝ましょう。
4月17日(金)
朝は簡単にパンとコーヒー。
準備をしたら、さあ行きますか。
今日は百名山57座目巻機山に登りますよ。
白い峰が見えてきました。
下調べをほとんどしていないので、どれが巻機山かわかっていません。
しばらく車道を歩いて尾根コースと沢コースの分岐に出ました。
本日は尾根コースを往復しますよ。
まずは雪と土のミックス。
どっちつかずで歩きにくい。
しかも中途半端でよく滑る。
振り返ると越後の山々。
たぶん名も知れぬ山でしょうが、低山でも雪があるのでなかなか壮観です。
日が差してきました。
なかなか良い感じの雰囲気の山です。
尾根に出たら一気に眺望が広がりましたよ。
こっちは谷川岳方面でしょうか。
真っ白な山塊が見えます。
気持ちの良い樹林歩き。
ブナの森ですね。
美人さんの森です。
急登を登ると別な尾根に出ました。
こちらからは天狗岩が見えます。
広い尾根の雪原に踏み跡が続いています。
正面に見えるのが巻機山かな?
振り返ると越後の山々がばーん!
うわっ!
スゲー急登!
まあ、昨日みたいに20kgのザック背負っていませんからね。
快調に登ります。
ガツっと登って振り返るとこの絶景。
先ほどの雪原が見えます。
さあ、あと一息。
じゃーん!
山頂に到着・・・ と思ったらニセ巻機山だった。
そういえば、巻機山の手前に山頂っぽいピークがあるって聞いたことあるよな。
まさかニセ巻機とは。
どうやら谷を挟んだ向こうにあるあのなだらかなのが山頂らしい。
あんまりピークって感じじゃない残念なピークです。
一度鞍部に下ってもう一度登り返します。
鞍部まで降りると何かあるみたい・・・
避難小屋の一部が出てあとは雪に埋まっていました。
さあ、最後の登り返し。
ひたすら登ります。
尾根に出ましたよ。
どうやら、あの小高い丘が山頂のようです。
それにしてもピークって感じじゃないな。
はい、山頂に到着〜
あんまり雰囲気ありませんが、百名山57座目ゲットです。
いつものように自撮り。
それにしても顔黒いな(笑)
ここ3日間でずいぶん焼けました。
山頂からは360度の大展望
パノラマ2連発
いつもなら山頂でラーメンなんですが、今回は山頂パン。
なんだか味気ないけどエネルギーだと割り切ります。
シュカブラも美しい。
名残惜しいけど、さあ帰りましょうか。
登った道を戻り、麓まで降りてくると雪が解けて登山道は小川状態でドロドロ。
靴が汚れる〜
車に戻ってきて登山終了。
どうせ暇だし、もう一泊しようかとも思いましたが、明日は天気が悪いみたいなのでもう帰りましょう。
車窓からは今降りて来たばかりの巻機山。
家にテン場で摘んだフキノトウをお土産に。
フキ味噌はたっぷり作り置きがあるので、オイル漬けにしましたよ。
独特の苦みと香りが何とも言えません。
パンにつけたり、パスタでいただくとしましょう。
冷ややっこにも美味いかも。
ということで、今回のお出かけ終了。
コロナで休業が続いていますが、天気の良い日を選んで出かけられるのがいいですね。
次はどこに行こうかな。