2025年05月18日
GW後半は雪山に籠り4日間 積雪期限定ルート 尾瀬から平ヶ岳へ
5月02日(金)〜5月06日(火)
GWの後半は、山岳会の春山合宿で尾瀬から平ヶ岳へ。このルートはずいぶん前にやっている人の記録を見つけて、いつかやってみたいと思っていたんですよね。何しろ沼田インターの先にあるイメージの尾瀬から小出インターもしくは那須塩原インターから入るイメージの平ヶ岳まで道なきルートを歩いちゃうっていうスゴイルートです。その憧れのルートを歩いてきました。
5月02日(金)
金曜の夜、仕事が終わってから出発。道の駅の軒下で宴会&仮眠とは聞いていたけど、本当にこんなところで寝るんだ。恐るべし山岳会(笑)

5月03日(土)
早朝に起きて戸倉の駐車場に移動。今回は山岳会ならではの共同テント泊です。分担して荷物を持つんですが、会では若手のボクは幕本体の担当。重さはトータル20kg超えでしょうね。

戸倉の駐車場から鳩待峠まではバスもしくは乗り合いタクシーでの移動となりますが、券売機が1台しかないので長蛇の列に。券売機くらいもう1台追加すればいいのに。

ずいぶん並んで待たされたけどようやく鳩待峠に到着。尾瀬には何回も来ているのでおなじみの光景です。

さあ、まずは山の鼻までゆるく下りますよ。下りでスタートって何か変な気分です。

1時間20分ほど下ったところで山の鼻に到着。ここからは猫又川沿いを上流方向に向かいます。

上流部まで来たところで猫又川を渡ります。この時期川は雪の下を流れているのでこんな感じでスノーブリッジになっていてギリギリ渡れます。

こっちのブリッジは崩壊寸前ですね。帰りまでブリッジが無事であることを祈りましょう。

さあ、ブリッジを渡ったら急登の始まりです。尾根上まで一気に登ります。

森林限界を越えました。一気に景色が広がりましたよ。左側のポッコリとしたのが景鶴山ですね。今回登る予定です。右奥に見えているのは百名山の燧ケ岳です。

さあ、お楽しみの尾根歩きになりました。スタートから6時間で小ピークのスズヶ峰山頂に到着。奥には越後の山々が広がっています。

さあランチタイムにしましょう。ランチタイムといっても山岳会って一斉に昼を食べたりしないんですよね。休憩時に各自行動食を口にするって感じです。

さあ、ついに平ヶ岳が見えましたよ。山頂が平らだから平ヶ岳です。まだ遠いなぁ

気持ちの良い稜線歩き。こんな歩きやすい稜線も夏は藪で登山道もないため歩けないんです。これって積雪期限定のルートなんですよ。

景鶴山との分岐、通称ジャンクションピークにとうちゃく。ここでテントを張ることにします。まずはスコップで土木作業。

はい、エスパースの共同テント設営完了です。ボクのソロテントと同じ色なので何となくなじみ深い感じですね。

イス&テーブルも作りましたよ。快適な宴会場です。

さあさあ、お待ちかねのカンパイです。今回は予備日も含めて4日間なので重さを考えて9%のチューハイです。

おつまみは各自持ち寄りってことですが、なんか豪勢ですね。

日が傾くと急に寒くなったのでテントに籠ります。晩御飯はレトルトカレーとサトウのご飯。

朝も早かったので、とっとと就寝。おやすみなさい。

5月04日(日)
晴れていたらテントを張りっぱなしで平ヶ岳・景鶴山を往復するつもりでしたがガスガス真っ白ということで、景鶴山のみ往復することに。

朝食はうどんに駐車場で採ってきたきたフキノトウを入れていただきます。フキノトウ、うどんに入れても香りがいいですね。

大きなザックではなくアタックザックで景鶴に向かいます。

景鶴の山頂が見えましたよ。景鶴ももちろん夏に登山道は無く、積雪期のみ登頂ができる山です。

休憩時に勝手にモグモグタイム。安くてお腹がいっぱいになるデニッシュいただきます。

登山道も無いから勝手に歩いて最後は怖いくらいの斜面を直登。

山頂付近は藪でした。

看板があったので一応自撮りで記念撮影。

本当なら山頂から尾瀬ヶ原の絶景が見られるはずなんですけどね。真っ白なのでとっとと下山します。

帰りは巻き道でテントまで戻ってきました。

本日は日も出ていなくて寒いのでテントの中でカンパイです。

夕食はヤキソバをいただきました。テントも共同ですが夕食・朝食も共同です。

明日は晴れることを祈っておやすみなさい。
5月05日(月)
良かった。お天気回復してくれましたね。今日はメインの平ヶ岳をやりますよ。

朝食は共同で袋麺の味噌ラーメン。

こんな尾根をずーっと歩いて奥に見える平ヶ岳を目指します。

爽快な尾根歩きが続きます。

小ピークの白沢山山頂に到着。待ってろよ平ヶ岳!

尾根をずーっと歩いた先に平ヶ岳。

振り返るとこんな感じ。気持ちの良い尾根が続きます。

さあ、いよいよ最後の登りです。

じゃーん!平ヶ岳山頂に到着しました・

真っ平な山頂です。奥には会津駒ヶ岳が見えています。

風が強い中、みなさんで記念撮影。

さあ、戻りましょうか。

途中でモグモグタイム。最近お気に入りのコロッケパン。

立派な雪壁がありました。何でも2時間半かかったんだとか。ほぼ芸術品です。

テントまで戻ったらテントを撤収。大きなザックを背負ったら帰りますよ。

至仏山が見えました。

さあ、猫又川まで下ります。

ふと気の上を見ると・・・ もしかしてこれは熊棚ですね。熊さんが食事をした跡です。まあ熊さんの領域にわれわれがお邪魔しているわけですからね。

猫又川のほとりでもう一泊することにしました。

ここは川沿いなので水は川から採ります。さすが山岳会、すぐに補助ロープとカラビナが出てきます。

さすがに炭酸系の飲み物は無くなったので、ブランデーの雪割りで乾杯です。

おつまみも残り物しかありませんが、贅沢はいえませんね。

残り野菜の炒め物をいただきます。

夕食も残り物のヤキソバ。

テントに籠ったらやっぱり山の話をしておやすみなさい。
5月06日(火)
さあ、いよいよ帰りです。軒下1泊テントで3泊よく遊んだなぁ
朝食は各自のパンの残りを食べたら出発です。
スノーブリッジはいよいよ崩落寸前ですね。まあ、帰りまでどうにかもってくれて良かった。

帰りも雪原を歩いて・・・

ところどころ尾瀬ヶ原の湿原が顔を出していました。水芭蕉もチラホラ見えますね。

鳩待峠まで戻って今回の合宿終了。念願かなって平ヶ岳まで歩くことが出来ました。バンザ〜イ!

帰り道、温泉に寄って汗を流した後、こんなところに寄り道。なんだなんだと思ったら・・・

クレソンとセリが生えていました。たくさん摘んでお土産に。

ということで、なが〜い春合宿が終了しました。来年はもう一つの念願である白毛門から巻機山をやることが決定。今から楽しみだ。
今回のログです。
GWの後半は、山岳会の春山合宿で尾瀬から平ヶ岳へ。このルートはずいぶん前にやっている人の記録を見つけて、いつかやってみたいと思っていたんですよね。何しろ沼田インターの先にあるイメージの尾瀬から小出インターもしくは那須塩原インターから入るイメージの平ヶ岳まで道なきルートを歩いちゃうっていうスゴイルートです。その憧れのルートを歩いてきました。
5月02日(金)
金曜の夜、仕事が終わってから出発。道の駅の軒下で宴会&仮眠とは聞いていたけど、本当にこんなところで寝るんだ。恐るべし山岳会(笑)
5月03日(土)
早朝に起きて戸倉の駐車場に移動。今回は山岳会ならではの共同テント泊です。分担して荷物を持つんですが、会では若手のボクは幕本体の担当。重さはトータル20kg超えでしょうね。
戸倉の駐車場から鳩待峠まではバスもしくは乗り合いタクシーでの移動となりますが、券売機が1台しかないので長蛇の列に。券売機くらいもう1台追加すればいいのに。
ずいぶん並んで待たされたけどようやく鳩待峠に到着。尾瀬には何回も来ているのでおなじみの光景です。
さあ、まずは山の鼻までゆるく下りますよ。下りでスタートって何か変な気分です。
1時間20分ほど下ったところで山の鼻に到着。ここからは猫又川沿いを上流方向に向かいます。
上流部まで来たところで猫又川を渡ります。この時期川は雪の下を流れているのでこんな感じでスノーブリッジになっていてギリギリ渡れます。
こっちのブリッジは崩壊寸前ですね。帰りまでブリッジが無事であることを祈りましょう。
さあ、ブリッジを渡ったら急登の始まりです。尾根上まで一気に登ります。
森林限界を越えました。一気に景色が広がりましたよ。左側のポッコリとしたのが景鶴山ですね。今回登る予定です。右奥に見えているのは百名山の燧ケ岳です。
さあ、お楽しみの尾根歩きになりました。スタートから6時間で小ピークのスズヶ峰山頂に到着。奥には越後の山々が広がっています。
さあランチタイムにしましょう。ランチタイムといっても山岳会って一斉に昼を食べたりしないんですよね。休憩時に各自行動食を口にするって感じです。
さあ、ついに平ヶ岳が見えましたよ。山頂が平らだから平ヶ岳です。まだ遠いなぁ
気持ちの良い稜線歩き。こんな歩きやすい稜線も夏は藪で登山道もないため歩けないんです。これって積雪期限定のルートなんですよ。
景鶴山との分岐、通称ジャンクションピークにとうちゃく。ここでテントを張ることにします。まずはスコップで土木作業。
はい、エスパースの共同テント設営完了です。ボクのソロテントと同じ色なので何となくなじみ深い感じですね。
イス&テーブルも作りましたよ。快適な宴会場です。
さあさあ、お待ちかねのカンパイです。今回は予備日も含めて4日間なので重さを考えて9%のチューハイです。
おつまみは各自持ち寄りってことですが、なんか豪勢ですね。
日が傾くと急に寒くなったのでテントに籠ります。晩御飯はレトルトカレーとサトウのご飯。
朝も早かったので、とっとと就寝。おやすみなさい。
5月04日(日)
晴れていたらテントを張りっぱなしで平ヶ岳・景鶴山を往復するつもりでしたがガスガス真っ白ということで、景鶴山のみ往復することに。
朝食はうどんに駐車場で採ってきたきたフキノトウを入れていただきます。フキノトウ、うどんに入れても香りがいいですね。
大きなザックではなくアタックザックで景鶴に向かいます。
景鶴の山頂が見えましたよ。景鶴ももちろん夏に登山道は無く、積雪期のみ登頂ができる山です。
休憩時に勝手にモグモグタイム。安くてお腹がいっぱいになるデニッシュいただきます。
登山道も無いから勝手に歩いて最後は怖いくらいの斜面を直登。
山頂付近は藪でした。
看板があったので一応自撮りで記念撮影。
本当なら山頂から尾瀬ヶ原の絶景が見られるはずなんですけどね。真っ白なのでとっとと下山します。
帰りは巻き道でテントまで戻ってきました。
本日は日も出ていなくて寒いのでテントの中でカンパイです。
夕食はヤキソバをいただきました。テントも共同ですが夕食・朝食も共同です。
明日は晴れることを祈っておやすみなさい。
5月05日(月)
良かった。お天気回復してくれましたね。今日はメインの平ヶ岳をやりますよ。
朝食は共同で袋麺の味噌ラーメン。
こんな尾根をずーっと歩いて奥に見える平ヶ岳を目指します。
爽快な尾根歩きが続きます。
小ピークの白沢山山頂に到着。待ってろよ平ヶ岳!
尾根をずーっと歩いた先に平ヶ岳。
振り返るとこんな感じ。気持ちの良い尾根が続きます。
さあ、いよいよ最後の登りです。
じゃーん!平ヶ岳山頂に到着しました・
真っ平な山頂です。奥には会津駒ヶ岳が見えています。
風が強い中、みなさんで記念撮影。
さあ、戻りましょうか。
途中でモグモグタイム。最近お気に入りのコロッケパン。
立派な雪壁がありました。何でも2時間半かかったんだとか。ほぼ芸術品です。
テントまで戻ったらテントを撤収。大きなザックを背負ったら帰りますよ。
至仏山が見えました。
さあ、猫又川まで下ります。
ふと気の上を見ると・・・ もしかしてこれは熊棚ですね。熊さんが食事をした跡です。まあ熊さんの領域にわれわれがお邪魔しているわけですからね。
猫又川のほとりでもう一泊することにしました。
ここは川沿いなので水は川から採ります。さすが山岳会、すぐに補助ロープとカラビナが出てきます。
さすがに炭酸系の飲み物は無くなったので、ブランデーの雪割りで乾杯です。
おつまみも残り物しかありませんが、贅沢はいえませんね。
残り野菜の炒め物をいただきます。
夕食も残り物のヤキソバ。
テントに籠ったらやっぱり山の話をしておやすみなさい。
5月06日(火)
さあ、いよいよ帰りです。軒下1泊テントで3泊よく遊んだなぁ
朝食は各自のパンの残りを食べたら出発です。
スノーブリッジはいよいよ崩落寸前ですね。まあ、帰りまでどうにかもってくれて良かった。
帰りも雪原を歩いて・・・
ところどころ尾瀬ヶ原の湿原が顔を出していました。水芭蕉もチラホラ見えますね。
鳩待峠まで戻って今回の合宿終了。念願かなって平ヶ岳まで歩くことが出来ました。バンザ〜イ!
帰り道、温泉に寄って汗を流した後、こんなところに寄り道。なんだなんだと思ったら・・・
クレソンとセリが生えていました。たくさん摘んでお土産に。
ということで、なが〜い春合宿が終了しました。来年はもう一つの念願である白毛門から巻機山をやることが決定。今から楽しみだ。
今回のログです。
この記事へのコメント
そーしんさん
尾瀬って日光の奥というイメージしかなかったのですが、こないだ魚野川を下った帰りに「魚沼ルートで行く尾瀬」という看板をみかけて気になってました。あらためて地図をみると、こんな位置関係なのですね。
しかし20kgを背負っての雪山! 18kgのパックラフト装備を担いでだと6kmの低山ハイクすら躊躇する私には、超人の偉業としか思えません。
尾瀬って日光の奥というイメージしかなかったのですが、こないだ魚野川を下った帰りに「魚沼ルートで行く尾瀬」という看板をみかけて気になってました。あらためて地図をみると、こんな位置関係なのですね。
しかし20kgを背負っての雪山! 18kgのパックラフト装備を担いでだと6kmの低山ハイクすら躊躇する私には、超人の偉業としか思えません。
Posted by REI at 2025年05月18日 09:40
REIさん
このルート、地図で見ると確かに歩けるんですよ。
付近に道路はまったく無いのでイメージ湧かないんですけどね。
来年は谷川岳近辺から巻機山までやるつもりです。
近頃は、歳と共にザックの重さが気になりだしました。
昔はULなんてしゃらくせえ!って思っていたものですが(笑)
このルート、地図で見ると確かに歩けるんですよ。
付近に道路はまったく無いのでイメージ湧かないんですけどね。
来年は谷川岳近辺から巻機山までやるつもりです。
近頃は、歳と共にザックの重さが気になりだしました。
昔はULなんてしゃらくせえ!って思っていたものですが(笑)
Posted by そーしん
at 2025年05月18日 18:59
