そーしんのファミリーキャンプ！

3月2日（土）～3月4日（月）

3月末で、雲取山山頂近くにある山小屋「奥多摩小屋」の閉鎖が決まりました。

小屋の老朽化と耐震性の問題みたいです。

山友のふじぶんさん、「奥多摩小屋」のテン場に思い入れがあるらしく、閉鎖前に

どうしても、もう一度テン泊をしたいというので、お付き合いで雲取山に行くことに。


ボクとふじぶんさんが揃うと・・・

出発が近付くにつれ天気予報が悪化、やっぱりいつもの通りの展開でしょうか。

おまけに、テン泊なのにテントを忘れるという、まさかの大失態！！

はたして、どうなりましたやら。






3月2日（土）

土曜日が休めないふじぶんさんに合わせて月曜に休みを取り、土曜日の夜から出発。

わが家を21時30分に出発、オール下道で小袖の村営駐車場には1時に到着しました。



いつものように、かんぱ～いしながら、あれやこれやと喋っていると、こんな会話が。

「今回、やけにザックが軽かったんですよね。なんか忘れるんじゃないかな」

「今回は雲取だし、12本爪アイゼンやピッケル、ヘルメットもないから軽いんじゃないの」

「途中に水場もあるから水も少なめだし」

なんて会話をしながら、パッキングの様子を思い出していて一舜血の気が引いた。

テント忘れたぁぁぁ！！！！！！

テント入れた記憶がないぞ。

言い訳させてもらうと、木曜、金曜と帰宅が夜中になって、まったく準備が出来なかったんですよね。

土曜日も、仕事から帰って慌ててたし。　やばいばぁ　どうしよう・・・

「まあ、狭いけどボクのテントに二人で寝ればいいじゃないですか」

とふじぶんさんにありがたいお申し出をいただきましたが、おっさん二人でテント泊とはな。

いや～参った。

するとふじぶんさん、「奥多摩小屋は、もう無人小屋になっているらしいよ」との事。

ヤマレコにそんな情報が出ていたそうです。

そっちに期待しながら、祈る気持ちで出発です。






3月3日（日）

朝6時30分にお目覚め。

昨日までの予報では、午後から雨もしくは雪と言っていたのに、朝から雪が降り出しちゃった。

おまけに山は真っ白。

ふじぶんさんとボクの定番です。



さあ、行きますか。

雲取山といえば、標高は2017ｍということで、2017年の年末に異能☆さんと登ったんですよね。

ゴールしてこの看板で写真を撮ったのを思い出しました。




この時期、もう登山道に雪はないんですね。

雪も舞う程度で歩くのに支障はありません。




よく整備された登山道、手入れされた杉林の中を歩きます。

この辺りの杉はまだ花粉を飛ばしていないようで一安心。

奥多摩の山って、そこが気がかりだったんですよね。




七ツ石小屋に到着。

標高が上がるにつれ、登山道にも雪が見られるように。




七ツ石小屋のすぐ上には、水場があるんですよね。

正面が水場。




水場といっても沢水をパイプに通しているだけですが。

ここで水を補給。

水場がある山はやっぱり安心ですね。




まき道もあるんですが、七ツ石山の山頂を経由して行くことに。

山頂直下のお社、新しくなっていますね。




さあ、あと一息で山頂。




七ツ石山山頂に到着です。

本当なら雲取山までの稜線がきれいに見えるんですけどね。

ガスガスで真っ白。

ふじぶんさんとボクのいつものパターン、別に驚くことじゃありませんね。




真っ白で眺望も無いので、休憩も取らずに先を急ぎます。

稜線まで降りると・・・名物ダンシングツリーがお出迎え。

言われて見れば、腰をくねらせてダンスしているように見えなくも無い。




ダンシングツリーと記念撮影。

ダンシングツリーとダンスするおっさん。




さあ、いよいよ奥多摩小屋です。

小屋の中はどうなっているんでしょうかね。

ドキドキです。




中を見ると・・・

がらーん！

もうすでに小屋は引き払われてもぬけの空。

ボクにとっては、やったー！！！！　って感じです。

まぁあんまりキレイじゃないけど、これで男二人で密着せずに寝られるぞ！

一気に心が晴れ晴れ！

元気が湧いてきましたよ。




さあ、昼飯でも食べましょうか。

春なのでカップラー復活。

どん兵衛のクリーミーカレー、これ美味いんですよね。




小屋に大きなザックをデポして、元気に山頂を目指します。




雪が強くなってきましたよ。

相変わらずあたりは真っ白。




山頂直下の避難小屋が見えましたね。

山頂はもうすぐそこです。




非難小屋の脇を通って・・・




久しぶりに東京都最高峰雲取山山頂に到着です。

当然ですが景色は全く見えず。

写真だけ撮ってさっさと下山します。




避難小屋でひと休憩。

泊まるならこっちの方がはるかに快適そう・・・こっちに泊まりてぇな。

う〜ん

まあ、今回はふじぶんさんが思い入れのあるテン場に泊まるというのが目的なので、

しかたなく奥多摩小屋まで戻ります。




雪がますます強く降ってきましたよ。




さあ、急いで帰りましょう。




テン場まで戻ってきました。

ちょっとの間にもう、テントに雪積もってるし。




ボクは小屋に入って寝床を設置。

おっさｎ二人で狭狭を覚悟していましたが、う～ん快適快適。

むしろ広すぎてちょっと寂しい感じかな。




さあ、ふじぶんさんのテントで宴会です。

狭いほうが暖かいんですよね。




晩飯は今回も、キムチ鍋です。

冬はどうしてもワンパターンになっちゃいますね。

でも体が暖まって、ウマイ。



しこたま飲んで酔っ払ったところで小屋に戻っておやすみなさい。





3月4日（月）

朝目が覚めて、周りを見て一瞬どこにいるのかわからなかった。

そうだ、奥多摩小屋に一人で寝たんだ。




お～寒

窓の外は相変わらず雪が降り続いています。




鍋の残りに、うどんを入れて朝メシに。




玉子を入れたら鍋焼きうどん風。

うまし




のんびりと撤収したら、さあ帰りますか。

夕べはだいぶ降ったみたいですね。

新雪の踏み跡のない雪原を歩いて帰ります。




やたらと団子になる雪質。

チェーンアイゼンが高下駄になっちゃって歩くのも大変。




ダンシングツリーさん、さようなら。

また来るね。




帰りはまき道を通って。




相変わらず雪が降っています。




標高が下がると雪は雨に変わり、モノクロの世界がカラーに変わりました。

雨って最悪の展開。




濡れながらひたすら歩いて、駐車場が見えてたところでゴールです。

お疲れさまでした。





いやぁ今回はテント忘れてどうなることかと思ったけど、結果的に最後の最後に奥多摩小屋に

泊まれたし、なかなか楽しい山行でした。

それにしても、テン泊でテント忘れるなんてアホだな。

まあ、こんなことはもう二度とないでしょう。

・・・

いや、あるかも。