2020年03月06日
武尊山 雪の稜線でテント泊
2月29日(土)~3月01日(日)
今年も、上州武尊山の雪の稜線でテント泊登山をしてきました。
テン場も小屋も無い雪の稜線。
好きなところにテントを張って一夜を過ごすという自由。
今年も幕営地からの絶景が待っていました。

2月29日(土)
スキー場のリフトを使って高度を稼いじゃうというこの遊び、あまり早く行っても仕方がないので東武動物公園の駅を6時30分に出発。
ご一緒するのは今年も異能☆さん&あーちゃんです。
関越道を走っていると、前方に真っ白な山塊が・・・ 武尊山ですね。
どっしりとした山容と山頂の白さがひときわ目立っています。
最近また雪が降ってお化粧しなおしたみたいですね。
雪たっぷりで安心しました。

9時40分に川場スキー場の第2駐車場に到着。
受付で登山届を提出して、リフト代2500円をお支払い(500円は保証金なので返す時に返してくれます)。
ICリフト券を受け取ったらリフトでGO!
当たり前ですがスキー場だけあって周りはシャレたウェアを着たお兄ちゃんお姉ちゃんばかり。
そこをデカイザック背負って歩いているボクら、アウェー感ハンパないっす。

リフトを2本乗り継いで行きます。
2本目のリフト乗り場を目指してゲレンデをトボトボ歩くボクら。

なが~いリフトで一気に高度を稼ぎます。
いや~楽チンだ。
こういうお山、嫌いじゃありません。

ゲレンデトップでアイゼンを装着。
ピッケルを手に、さあ行きますか。

いきなりの急登が始まりました。
息が上がります。

振り返ると、早くもこの絶景。
こりゃこの先もっと絶景が見られますよ。
楽しみだ。

ピッケル刺しながら急坂を慎重に登ります。
踏み跡はしっかりあるのでルートは明瞭ですね。一安心。

振り返ると視線の奥には雪をかぶった谷川岳連峰。
いつかはあの稜線の奥にある主脈縦走もやりたいな。

急登が終わると前方に剣ヶ峰が見えましたよ。
まずはあの山頂を目指します。

さあ、あと一息で剣ヶ峰山頂です。

はい!
標高2020m、今年の西暦と同じ標高の剣ヶ峰のピークに到着です。
武尊山のピークをバックに記念撮影。

さあ、いよいよ剣ヶ峰の下りです。
行程中の一番の難所なので、慎重に行きましょう。

剣ヶ峰下に到着しました。
昨年はここにテントを張ったんですよね。
時間的にお昼なので、ザックを下ろしてランチタイムにします。
ランチはもちろん袋麺、今回はラ王の味噌味です。
寒いときは、味噌味がやけにウマイ!

今年もこの場所にテントを張ることにしてザックをデポ。
空身で山頂を往復することにします。

歩いている途中、稜線からわずかに下がったところに良さげな幕営適地を発見。
こっちの方が風が吹いても安心、ということでザックを取りに戻ります。
※結果、後ほどこの判断が正しかったことが証明されます。
こっちの角度から見る剣ヶ峰はやっぱりかっこいいな。

Uターンして剣ヶ峰下に戻ってきました。
やっぱり広々して気持ちいいけど、風よけが全くありませんね。
あっちが正解でしょう。

さあ、ザックを背負って再出発。

新しい幕営地にザックをデポしたらふたたび空身で山頂を目指します。

忘れていたけど、思ったより急登ですね。

振り返ると歩いてきた稜線が。
剣ヶ峰がずいぶん遠くに見えます。

急登を登り切ったところに山頂の看板が。
山頂には誰もいません。
日帰りの皆さんは下りの最終リフトの時間が迫っているのでもう下っちゃったんですね。
これからは宿泊者だけの贅沢な時間です。

いつものポーズでセルフタイマー撮影。

山頂からは360度の大展望、真っ白な新潟の山々が美しい。
パノラマで撮ってみました。

いつまでも眺めていたい景色ですが、ぼちぼち幕営地に戻りましょうか。
帰りも絶景の中を歩きます。

剣ヶ峰を目指して稜線歩き。

左も右も絶景が続きます。
左側は見た目じゃわかりませんが雪庇が張り出しているので、近付き過ぎないよう注意にしなきゃね。

右奥には新潟の山々。
あの山塊は、ほとんどが登ったことのない山なんですよね。
百名山もいくつかあるし、今年はあっちも攻めよう。

スノーモンスター君もチラホラ。

さあ、先ほどザックをデポした本日の幕営地に戻ってきましたよ。
稜線から南側に一段下っているので、北風がもろに当たるのを防いでくれそうです。

さあ、ここからはスコップの出番ですよ。
ボクのスコップはアマゾンで買った安物ですが、試してみたらオクトスのピッケルの軸にシンデレラフィットだったんですよ。
ということでピッケルの先にスコップのシャベル部分を取り付けました。

少しでも風除けになるように地面を掘って平らに整地。

テントを張って設営完了です。いい感じに収まりました。
それにしても絶景のテン場ですね。
これが無料(笑)

さあさあお待ちかねのビールタイムです。
雪でキンキンに冷やしますよ。

あーちゃんのドイツ土産のビールからいただきます。
本場ドイツビール、うまいなぁ

さあ、本日はいつものキムチ鍋じゃなくてスキヤキです。

ちゃんと生玉子も持ってきましたよ。
お山で食べるスキヤキ、まぢでウマイなぁ 甘いたれと牛肉の旨味が体に沁みわたります。
これからしばらくお山はスキヤキにしよう。

ご飯を食べたらいつものようにトップバリューの水筒を直火で温めます。
これでお湯割り用のお湯兼湯たんぽに早替わり。

飲んだら気持ちよく酔いが回り、睡魔が襲ってきてあっという間に夢の中へ。

おやすみなさ~い
3月01日(日)
朝目が覚めてビックリ!
昨日あんなに晴れていたのに真っ白だ。
しかも稜線上はゴウゴウ音がするほど強風が吹いてるし。

昨夜から吹き荒れていたんですね。
インナーテントの上まで雪が吹き込んでいます。
今回は稜線の下に張っていて良かったな~
去年の場所に張っていたら眠れない夜を過ごすところでした。

外は風が強いので前室を閉めたままで調理。
昨夜のスキヤキの残りにウドンを入れて生玉子でいただきます。

さあ撤収しましょうか。
風が強いのでテントを飛ばされないように慎重に。
稜線だけに吹き飛ばされたら取りに行くのは不可能ですからね。
きれいにたたんめる状況じゃないので、丸めてザックに突っ込みました。

さあ、帰りましょうか。
強風の稜線を戻ります。
辺りは何も見えない久しぶりの真っ白。

難関の剣ヶ峰の登り。
昨日はあれだけ絶景だったのに、本日は何の眺望もありません。
立っているのもやっとな状況なので、バランスを崩さないよう慎重に慎重に山頂を通過。

難関を乗り越え、リフト乗り場が見えて一安心。

異能☆さんはシリセード・・・ 雪が柔らかすぎて不発。

最後はリフトで下界に戻ってきました。

帰りは昨年同様、沼田の有名ラーメン店「ゆうき屋」で醤油白湯ラーメンをいただきましたよ。
安定の美味さです。
来年はただの醤油ラーメンも食べてみよう。

ということで、今回の登山終了。
重たいザックを担ぐ時間が短いうえに、絶景が堪能できるというこの遊び。
幕営地を自分で選んで自己責任でテン泊するというスキルアップにもなります。
いやぁ楽しかった。来年もまたやろう。
今回のログです。
今年も、上州武尊山の雪の稜線でテント泊登山をしてきました。
テン場も小屋も無い雪の稜線。
好きなところにテントを張って一夜を過ごすという自由。
今年も幕営地からの絶景が待っていました。
2月29日(土)
スキー場のリフトを使って高度を稼いじゃうというこの遊び、あまり早く行っても仕方がないので東武動物公園の駅を6時30分に出発。
ご一緒するのは今年も異能☆さん&あーちゃんです。
関越道を走っていると、前方に真っ白な山塊が・・・ 武尊山ですね。
どっしりとした山容と山頂の白さがひときわ目立っています。
最近また雪が降ってお化粧しなおしたみたいですね。
雪たっぷりで安心しました。
9時40分に川場スキー場の第2駐車場に到着。
受付で登山届を提出して、リフト代2500円をお支払い(500円は保証金なので返す時に返してくれます)。
ICリフト券を受け取ったらリフトでGO!
当たり前ですがスキー場だけあって周りはシャレたウェアを着たお兄ちゃんお姉ちゃんばかり。
そこをデカイザック背負って歩いているボクら、アウェー感ハンパないっす。
リフトを2本乗り継いで行きます。
2本目のリフト乗り場を目指してゲレンデをトボトボ歩くボクら。
なが~いリフトで一気に高度を稼ぎます。
いや~楽チンだ。
こういうお山、嫌いじゃありません。
ゲレンデトップでアイゼンを装着。
ピッケルを手に、さあ行きますか。
いきなりの急登が始まりました。
息が上がります。
振り返ると、早くもこの絶景。
こりゃこの先もっと絶景が見られますよ。
楽しみだ。
ピッケル刺しながら急坂を慎重に登ります。
踏み跡はしっかりあるのでルートは明瞭ですね。一安心。
振り返ると視線の奥には雪をかぶった谷川岳連峰。
いつかはあの稜線の奥にある主脈縦走もやりたいな。
急登が終わると前方に剣ヶ峰が見えましたよ。
まずはあの山頂を目指します。
さあ、あと一息で剣ヶ峰山頂です。
はい!
標高2020m、今年の西暦と同じ標高の剣ヶ峰のピークに到着です。
武尊山のピークをバックに記念撮影。
さあ、いよいよ剣ヶ峰の下りです。
行程中の一番の難所なので、慎重に行きましょう。
剣ヶ峰下に到着しました。
昨年はここにテントを張ったんですよね。
時間的にお昼なので、ザックを下ろしてランチタイムにします。
ランチはもちろん袋麺、今回はラ王の味噌味です。
寒いときは、味噌味がやけにウマイ!
今年もこの場所にテントを張ることにしてザックをデポ。
空身で山頂を往復することにします。
歩いている途中、稜線からわずかに下がったところに良さげな幕営適地を発見。
こっちの方が風が吹いても安心、ということでザックを取りに戻ります。
※結果、後ほどこの判断が正しかったことが証明されます。
こっちの角度から見る剣ヶ峰はやっぱりかっこいいな。
Uターンして剣ヶ峰下に戻ってきました。
やっぱり広々して気持ちいいけど、風よけが全くありませんね。
あっちが正解でしょう。
さあ、ザックを背負って再出発。
新しい幕営地にザックをデポしたらふたたび空身で山頂を目指します。
忘れていたけど、思ったより急登ですね。
振り返ると歩いてきた稜線が。
剣ヶ峰がずいぶん遠くに見えます。
急登を登り切ったところに山頂の看板が。
山頂には誰もいません。
日帰りの皆さんは下りの最終リフトの時間が迫っているのでもう下っちゃったんですね。
これからは宿泊者だけの贅沢な時間です。
いつものポーズでセルフタイマー撮影。
山頂からは360度の大展望、真っ白な新潟の山々が美しい。
パノラマで撮ってみました。
いつまでも眺めていたい景色ですが、ぼちぼち幕営地に戻りましょうか。
帰りも絶景の中を歩きます。
剣ヶ峰を目指して稜線歩き。
左も右も絶景が続きます。
左側は見た目じゃわかりませんが雪庇が張り出しているので、近付き過ぎないよう注意にしなきゃね。
右奥には新潟の山々。
あの山塊は、ほとんどが登ったことのない山なんですよね。
百名山もいくつかあるし、今年はあっちも攻めよう。
スノーモンスター君もチラホラ。
さあ、先ほどザックをデポした本日の幕営地に戻ってきましたよ。
稜線から南側に一段下っているので、北風がもろに当たるのを防いでくれそうです。
さあ、ここからはスコップの出番ですよ。
ボクのスコップはアマゾンで買った安物ですが、試してみたらオクトスのピッケルの軸にシンデレラフィットだったんですよ。
ということでピッケルの先にスコップのシャベル部分を取り付けました。
少しでも風除けになるように地面を掘って平らに整地。
テントを張って設営完了です。いい感じに収まりました。
それにしても絶景のテン場ですね。
これが無料(笑)
さあさあお待ちかねのビールタイムです。
雪でキンキンに冷やしますよ。
あーちゃんのドイツ土産のビールからいただきます。
本場ドイツビール、うまいなぁ
さあ、本日はいつものキムチ鍋じゃなくてスキヤキです。
ちゃんと生玉子も持ってきましたよ。
お山で食べるスキヤキ、まぢでウマイなぁ 甘いたれと牛肉の旨味が体に沁みわたります。
これからしばらくお山はスキヤキにしよう。
ご飯を食べたらいつものようにトップバリューの水筒を直火で温めます。
これでお湯割り用のお湯兼湯たんぽに早替わり。
飲んだら気持ちよく酔いが回り、睡魔が襲ってきてあっという間に夢の中へ。
おやすみなさ~い
3月01日(日)
朝目が覚めてビックリ!
昨日あんなに晴れていたのに真っ白だ。
しかも稜線上はゴウゴウ音がするほど強風が吹いてるし。
昨夜から吹き荒れていたんですね。
インナーテントの上まで雪が吹き込んでいます。
今回は稜線の下に張っていて良かったな~
去年の場所に張っていたら眠れない夜を過ごすところでした。
外は風が強いので前室を閉めたままで調理。
昨夜のスキヤキの残りにウドンを入れて生玉子でいただきます。
さあ撤収しましょうか。
風が強いのでテントを飛ばされないように慎重に。
稜線だけに吹き飛ばされたら取りに行くのは不可能ですからね。
きれいにたたんめる状況じゃないので、丸めてザックに突っ込みました。
さあ、帰りましょうか。
強風の稜線を戻ります。
辺りは何も見えない久しぶりの真っ白。
難関の剣ヶ峰の登り。
昨日はあれだけ絶景だったのに、本日は何の眺望もありません。
立っているのもやっとな状況なので、バランスを崩さないよう慎重に慎重に山頂を通過。
難関を乗り越え、リフト乗り場が見えて一安心。
異能☆さんはシリセード・・・ 雪が柔らかすぎて不発。
最後はリフトで下界に戻ってきました。
帰りは昨年同様、沼田の有名ラーメン店「ゆうき屋」で醤油白湯ラーメンをいただきましたよ。
安定の美味さです。
来年はただの醤油ラーメンも食べてみよう。
ということで、今回の登山終了。
重たいザックを担ぐ時間が短いうえに、絶景が堪能できるというこの遊び。
幕営地を自分で選んで自己責任でテン泊するというスキルアップにもなります。
いやぁ楽しかった。来年もまたやろう。
今回のログです。
この記事へのコメント
さすがに今回は、異能☆さんの晴れパワーも
半分の発揮だったんですね。
でも、肝心の1日目は、しっかり晴れてますね。さすが!
雪を掘って自分で整地するのは、
ちょっと楽しそうに見えます。
雪の上のテント泊は、
柔らかくて寝心地良さそうに感じますが、
実際はどうなんでしょうか。
半分の発揮だったんですね。
でも、肝心の1日目は、しっかり晴れてますね。さすが!
雪を掘って自分で整地するのは、
ちょっと楽しそうに見えます。
雪の上のテント泊は、
柔らかくて寝心地良さそうに感じますが、
実際はどうなんでしょうか。
Posted by なまずの里
at 2020年03月09日 09:06

なまずの里さん
雪を掘って遊ぶのはなかなか楽しいですよ。
でも、テント全部埋まるくらいまで掘るとなると重労働ですね。
稜線で張っている人たちはそのくらいまで掘っていました。
雪はふかふかでも、マットを使えばどっちみちふかふかなので、
あんまり変わらないですかね。
それよりマットの断熱力が低いと底冷えして大変です。
雪を掘って遊ぶのはなかなか楽しいですよ。
でも、テント全部埋まるくらいまで掘るとなると重労働ですね。
稜線で張っている人たちはそのくらいまで掘っていました。
雪はふかふかでも、マットを使えばどっちみちふかふかなので、
あんまり変わらないですかね。
それよりマットの断熱力が低いと底冷えして大変です。
Posted by そーしん
at 2020年03月10日 22:15
