2023年07月27日
日本三大急登西黒尾根から谷川岳を縦走 キレイな避難小屋泊で快適登山
7月21日(金)~7月23日(日)
今週末、どこに遊びに行こうか考えていたタイミングで、山友まさ☆さんから連絡が。お互い特に行く場所を決めてないなら一緒にどこかの山に行こうかという話になりました。
どこがいいかな?縦走したいよね、天気予報とにらめっこした結果、谷川岳を縦走しようということになりました。
日本三大急登の西黒尾根を登って谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳と縦走して茂倉新道を下るというルートです。泊まりはお初の茂倉岳避難小屋。小屋はとってもキレイで快適。楽しい週末になりました。
7月21日(金)
22時にまさ☆さんと合流して新越谷駅を出発。東松山ICまで下道を走って関越に乗り、出口近くの土樽PAには深夜1時に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。

今回もこいつが役に立ちましたよ。ゴールゼロのパチモン、RIBUのUSB充電ランタンです。引っかけるところが無くても磁石でくっつくので車内を照らすのにもってこいです。

RIBUのランタンは本家よりひとまわり大きい感じ。直置きするときは三脚、車に付けるときは磁石、もちろんフックも付いているので枝に引っかけることもできます。さすが後発、かゆいところに手が届く改良ですね。


クリック
7月22日(土)
5時に目覚ましで目を覚まし、関越の湯沢インターで降りて、登山口近くの駐車場に5時30分に到着しました。この駐車場、無料の上に水場まであるという素晴らしい駐車場です。

準備をしたら、車道を15分ほど歩いて土樽駅へ。今回は電車回送ですが先に回送を済ませちゃいます。済ませておけば電車の時間を気にせず歩けるし、下山したらすぐに帰れますからね。
土樽駅、初めて来ましたがなかなか雰囲気ある駅舎です。当然無人駅。

6:28発の上り電車に乗りました。料金は回ってきた車掌さんに払います。

9分ほどで土合の駅に到着です。有名な地下深くのホームは下り線なんですよね。上り線のホームは普通に地上にありました。

駅から車道を歩いて登山口へ。途中ベースプラザでトイレに寄ったりして西黒尾根の登山口には7時20分に到着。さあ、ここから日本三大急登の西黒尾根が始まりますよ。
今回はボクが先に歩きますよ。いつもは景色に人を映り込ませたいので同行者には先を歩いてもらうんですが、まさ☆さんを先に歩かせると早くてついて行くの大変なんです。

スタート直後からいきなりの急登で、ガッツリ登り鉄塔のある尾根まで来ました。

鉄塔を見ると下から見上げたくなるんですよね。この幾何学模様が好きなんです。

長い樹林帯歩きが終わると、いよいよラクダのコブと呼ばれる岩稜帯です。なかなかゴッツイ鎖場ですね。

次々と鎖場が続きますよ。前を行く西黒尾根初挑戦のお姉さんも苦戦していました。

雨の後で岩が滑るので、ボクも緊張しながら登ります。

これでもかと岩場が続きます。ちょうど歩くペースが同じくらいのお姉さん、後ろ姿で被写体になってもらいました。

どうやらラクダのコブは越えたようです。目の前には西黒尾根の稜線が。あれ?案外短いな。もっと長かったような気がしたけど。この時は気が付いて無かったんですが、見えているのは小ピークでその後ろに長い尾根が雲に隠れていました。

振り返るとラクダのコブです。

登山道の花は今が盛りですね。と言っても名前知らんけど。

あれ?またまた岩場だ。

さすが日本三大急登、岩場を越えても延々と登りが続きます。

前方に見える岩・・・あれはザンゲ岩ですね。あそこを過ぎれば山頂までは緩やかな登りです。もうちょっとだ。

ということで、ここでひと休憩することに。いつものようにランチパックをいただきます。今回は見切り品だからお安かったですよ。

尾根の向こうに山頂が見えました。谷川岳は双耳峰なのでトンガリが二つ見えます。

さあザンゲ岩まで登って来ましたよ。霧に煙るザンゲ岩とニッコウキスゲ。絵になるじゃないですか。

ザンゲ岩の下はお花畑になっていました。

ザンゲ岩を過ぎれば山頂はもうすぐ。ロープウェイを使った天神尾根からの登山者が合流するので急に人が増えました。

双耳峰の一つトマの耳に到着です。一応記念撮影。

さあ、お次はもう一つの山頂、お隣のオキの耳に向かいますよ。

鞍部から見下ろすと・・・谷川連峰は山深いですね。

さあ、オキの耳への登り返しです。

振り返ると先ほどまでいたトマの耳がかっこいい。

はい、オキの耳頂上に到着です。こっちでも記念撮影。

さあ、ここからが本日のハイライトですね。前方に見える茂倉岳の稜線まで縦走です。

さすがに谷川から先に行くと登山者はガクッと減りました。静かな稜線歩きが楽しめます。

まずは前方の一ノ倉岳に登り返しますよ。

稜線歩きといっても、この辺りは岩のアップダウンがあります。

そして稜線の端は切れ落ちていて崖になっています。

下を覗くとこんな感じ。おー怖!

急登をガツっと登り終わると一ノ倉岳山頂に到着しました。山頂にはドーム型の避難小屋が。このタイプはあんまり泊まりたくないな。

さあ、ここからは茂倉岳に向けての稜線歩きです。
もう置いて行かれる心配も無さそうなので、まさ☆さんに先を歩いてもらいましょう。

鞍部に降りて来ました。ここから茂倉岳に登り返します。

気持ちよく歩いて茂倉岳山頂に到着です。

振り返ると歩いて来た稜線が。キレイな尾根道です。ここが歩きたかったんですよ。

さあ、下には今日泊まる茂倉岳避難小屋が見えましたね。

尾根道を下りて避難小屋に到着。

どんな小屋でしょうか。恐る恐る中を覗いてみると・・・すごくキレイですね。まだ誰もいないので一番乗りのようです。

荷物を置いたら、さっそく水場を見に行きました。小屋の裏側を2分ほど下ったところに水が出ていましたよ。さわると冷たい!

これはありがたい!ということで持ってきたチューハイをキンキンに冷やします。

小屋に戻ったら、かんぱ~い! うめー!!! キンキンのヤツはやっぱり違うぜ!

チューハイの後は、キンキンに冷えた水でバーボンの水割りをいただきます。
一息ついていると、屋根を叩く雨音が聞こえてきました。夕立ですね。しかもだんだん音が大きくなってきましたよ。
とそんな時、合羽を着てずぶ濡れになった登山者が次々に駆け込んできました。ボクらは濡れずにラッキーでしたね。

一杯飲んだ後はお昼寝タイム。朝も早かったからね。
起きたらもう夕刻です。夕食をいただきましょう。今日の夕食はテレビでやっていた簡単ヤキソバを作ってみますよ。

まずは分量のお湯を沸かしてソーセージを茹でます。そこに袋麺のヤキソバを投入して少しほぐれたら生卵を投入。
水分が無くなる直前に粉末ソースを加えて混ぜ混ぜ。ジャンキーだけどちょっと豪華なヤキソバの完成です。これは絶対ウマイやつですね。いける!
カレーメシも飽きてきたし、しばらくこれで行こう。

小屋の外に出ると夕日が沈むところでした。

小屋に戻ってブランデーを飲んだらおやすみなさい。この日は4組10名ほどの宿泊者だったので小屋はゆっったりと眠れました。
7月23日(日)
朝です。お天気良さそうですね。

下界は雲海が広がっていました。

朝食は夏の定番、スキムミルクとグラノーラをいただきますよ。

お世話になった小屋を軽く掃き掃除したらさあ帰りましょうか。この見えている尾根をずーっと下ります。元気になったまさ☆さんがすっ飛ばす心配があるので下山もボクが先に行きます。

緩やかな尾根道。景色も見えて気持ちいい。

振り返ると歩いて来た尾根道。

最後は樹林歩きになって、平らになったと思ったら茂倉岳登山口の駐車場に到着しました。茂倉新道をピストンするならここが便利ですね。
ボクらは駅寄りの駐車場に停めたのでスルーします。

車道をしばらく歩いたら銅像のある駐車場が見えました。ゴールですね。お疲れさまでした~

ということで今回の登山が終了です。
谷川岳といえば馬蹄形縦走や主脈縦走なんかはやりましたが、まだまだ色んな尾根があって縦走できるんですね。同じルートを往復するピストンよりやっぱり縦走の方が楽しいな。探せば色々縦走路もあるみたい。今度はどこをやろうかな。
今回のログです。
今週末、どこに遊びに行こうか考えていたタイミングで、山友まさ☆さんから連絡が。お互い特に行く場所を決めてないなら一緒にどこかの山に行こうかという話になりました。
どこがいいかな?縦走したいよね、天気予報とにらめっこした結果、谷川岳を縦走しようということになりました。
日本三大急登の西黒尾根を登って谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳と縦走して茂倉新道を下るというルートです。泊まりはお初の茂倉岳避難小屋。小屋はとってもキレイで快適。楽しい週末になりました。
7月21日(金)
22時にまさ☆さんと合流して新越谷駅を出発。東松山ICまで下道を走って関越に乗り、出口近くの土樽PAには深夜1時に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。
今回もこいつが役に立ちましたよ。ゴールゼロのパチモン、RIBUのUSB充電ランタンです。引っかけるところが無くても磁石でくっつくので車内を照らすのにもってこいです。
RIBUのランタンは本家よりひとまわり大きい感じ。直置きするときは三脚、車に付けるときは磁石、もちろんフックも付いているので枝に引っかけることもできます。さすが後発、かゆいところに手が届く改良ですね。
クリック
7月22日(土)
5時に目覚ましで目を覚まし、関越の湯沢インターで降りて、登山口近くの駐車場に5時30分に到着しました。この駐車場、無料の上に水場まであるという素晴らしい駐車場です。
準備をしたら、車道を15分ほど歩いて土樽駅へ。今回は電車回送ですが先に回送を済ませちゃいます。済ませておけば電車の時間を気にせず歩けるし、下山したらすぐに帰れますからね。
土樽駅、初めて来ましたがなかなか雰囲気ある駅舎です。当然無人駅。
6:28発の上り電車に乗りました。料金は回ってきた車掌さんに払います。
9分ほどで土合の駅に到着です。有名な地下深くのホームは下り線なんですよね。上り線のホームは普通に地上にありました。
駅から車道を歩いて登山口へ。途中ベースプラザでトイレに寄ったりして西黒尾根の登山口には7時20分に到着。さあ、ここから日本三大急登の西黒尾根が始まりますよ。
今回はボクが先に歩きますよ。いつもは景色に人を映り込ませたいので同行者には先を歩いてもらうんですが、まさ☆さんを先に歩かせると早くてついて行くの大変なんです。
スタート直後からいきなりの急登で、ガッツリ登り鉄塔のある尾根まで来ました。
鉄塔を見ると下から見上げたくなるんですよね。この幾何学模様が好きなんです。
長い樹林帯歩きが終わると、いよいよラクダのコブと呼ばれる岩稜帯です。なかなかゴッツイ鎖場ですね。
次々と鎖場が続きますよ。前を行く西黒尾根初挑戦のお姉さんも苦戦していました。
雨の後で岩が滑るので、ボクも緊張しながら登ります。
これでもかと岩場が続きます。ちょうど歩くペースが同じくらいのお姉さん、後ろ姿で被写体になってもらいました。
どうやらラクダのコブは越えたようです。目の前には西黒尾根の稜線が。あれ?案外短いな。もっと長かったような気がしたけど。この時は気が付いて無かったんですが、見えているのは小ピークでその後ろに長い尾根が雲に隠れていました。
振り返るとラクダのコブです。
登山道の花は今が盛りですね。と言っても名前知らんけど。
あれ?またまた岩場だ。
さすが日本三大急登、岩場を越えても延々と登りが続きます。
前方に見える岩・・・あれはザンゲ岩ですね。あそこを過ぎれば山頂までは緩やかな登りです。もうちょっとだ。
ということで、ここでひと休憩することに。いつものようにランチパックをいただきます。今回は見切り品だからお安かったですよ。
尾根の向こうに山頂が見えました。谷川岳は双耳峰なのでトンガリが二つ見えます。
さあザンゲ岩まで登って来ましたよ。霧に煙るザンゲ岩とニッコウキスゲ。絵になるじゃないですか。
ザンゲ岩の下はお花畑になっていました。
ザンゲ岩を過ぎれば山頂はもうすぐ。ロープウェイを使った天神尾根からの登山者が合流するので急に人が増えました。
双耳峰の一つトマの耳に到着です。一応記念撮影。
さあ、お次はもう一つの山頂、お隣のオキの耳に向かいますよ。
鞍部から見下ろすと・・・谷川連峰は山深いですね。
さあ、オキの耳への登り返しです。
振り返ると先ほどまでいたトマの耳がかっこいい。
はい、オキの耳頂上に到着です。こっちでも記念撮影。
さあ、ここからが本日のハイライトですね。前方に見える茂倉岳の稜線まで縦走です。
さすがに谷川から先に行くと登山者はガクッと減りました。静かな稜線歩きが楽しめます。
まずは前方の一ノ倉岳に登り返しますよ。
稜線歩きといっても、この辺りは岩のアップダウンがあります。
そして稜線の端は切れ落ちていて崖になっています。
下を覗くとこんな感じ。おー怖!
急登をガツっと登り終わると一ノ倉岳山頂に到着しました。山頂にはドーム型の避難小屋が。このタイプはあんまり泊まりたくないな。
さあ、ここからは茂倉岳に向けての稜線歩きです。
もう置いて行かれる心配も無さそうなので、まさ☆さんに先を歩いてもらいましょう。
鞍部に降りて来ました。ここから茂倉岳に登り返します。
気持ちよく歩いて茂倉岳山頂に到着です。
振り返ると歩いて来た稜線が。キレイな尾根道です。ここが歩きたかったんですよ。
さあ、下には今日泊まる茂倉岳避難小屋が見えましたね。
尾根道を下りて避難小屋に到着。
どんな小屋でしょうか。恐る恐る中を覗いてみると・・・すごくキレイですね。まだ誰もいないので一番乗りのようです。
荷物を置いたら、さっそく水場を見に行きました。小屋の裏側を2分ほど下ったところに水が出ていましたよ。さわると冷たい!
これはありがたい!ということで持ってきたチューハイをキンキンに冷やします。
小屋に戻ったら、かんぱ~い! うめー!!! キンキンのヤツはやっぱり違うぜ!
チューハイの後は、キンキンに冷えた水でバーボンの水割りをいただきます。
一息ついていると、屋根を叩く雨音が聞こえてきました。夕立ですね。しかもだんだん音が大きくなってきましたよ。
とそんな時、合羽を着てずぶ濡れになった登山者が次々に駆け込んできました。ボクらは濡れずにラッキーでしたね。
一杯飲んだ後はお昼寝タイム。朝も早かったからね。
起きたらもう夕刻です。夕食をいただきましょう。今日の夕食はテレビでやっていた簡単ヤキソバを作ってみますよ。
まずは分量のお湯を沸かしてソーセージを茹でます。そこに袋麺のヤキソバを投入して少しほぐれたら生卵を投入。
水分が無くなる直前に粉末ソースを加えて混ぜ混ぜ。ジャンキーだけどちょっと豪華なヤキソバの完成です。これは絶対ウマイやつですね。いける!
カレーメシも飽きてきたし、しばらくこれで行こう。
小屋の外に出ると夕日が沈むところでした。
小屋に戻ってブランデーを飲んだらおやすみなさい。この日は4組10名ほどの宿泊者だったので小屋はゆっったりと眠れました。
7月23日(日)
朝です。お天気良さそうですね。
下界は雲海が広がっていました。
朝食は夏の定番、スキムミルクとグラノーラをいただきますよ。
お世話になった小屋を軽く掃き掃除したらさあ帰りましょうか。この見えている尾根をずーっと下ります。元気になったまさ☆さんがすっ飛ばす心配があるので下山もボクが先に行きます。
緩やかな尾根道。景色も見えて気持ちいい。
振り返ると歩いて来た尾根道。
最後は樹林歩きになって、平らになったと思ったら茂倉岳登山口の駐車場に到着しました。茂倉新道をピストンするならここが便利ですね。
ボクらは駅寄りの駐車場に停めたのでスルーします。
車道をしばらく歩いたら銅像のある駐車場が見えました。ゴールですね。お疲れさまでした~
ということで今回の登山が終了です。
谷川岳といえば馬蹄形縦走や主脈縦走なんかはやりましたが、まだまだ色んな尾根があって縦走できるんですね。同じルートを往復するピストンよりやっぱり縦走の方が楽しいな。探せば色々縦走路もあるみたい。今度はどこをやろうかな。
今回のログです。
この記事へのコメント
稜線に雲が引っかかっている景色が
目の前にあってすごいなぁ。
ガッツリ歩いて、一杯やった後のお昼寝。
幸せそう(笑)
目の前にあってすごいなぁ。
ガッツリ歩いて、一杯やった後のお昼寝。
幸せそう(笑)
Posted by なまずの里
at 2023年07月28日 10:31

なまずの里さん
こういう風景って山ならではですよね。
街では見られない景色を見られるのが山の魅力です。
車中泊の朝は、早起きおやぢでも辛いものがあります。
キツイ山登りも、至福の一杯の為には頑張りますよ(笑)
こういう風景って山ならではですよね。
街では見られない景色を見られるのが山の魅力です。
車中泊の朝は、早起きおやぢでも辛いものがあります。
キツイ山登りも、至福の一杯の為には頑張りますよ(笑)
Posted by そーしん
at 2023年07月28日 21:32
