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2024年05月08日

GWは念願のパノラマ銀座縦走 でも想定外のビバークに!

4月26日(金)~4月29日(月)

GW前半は、何度か計画しながらその度ダメになっていた北アルプスのパノラマ銀座縦走をやってきました。
北アルプスには絶景が楽しめる「銀座」と名の付く縦走路が3つあるんですよね。燕岳から槍ヶ岳まで行く「表銀座」、烏帽子岳から槍ヶ岳に向かう「裏銀座」、そして燕岳から蝶ヶ岳に向かうのが今回の「パノラマ銀座」です。表、裏に続きて今回も絶景の銀座を楽しんできました。ちょっと想定外のビバークもあったけど(;^_^A





4月26日(金)

21時30分にまさ☆さんを高井戸で拾って中央高速で一路長野へ。安曇野ICで下りたら夜中の1時に下山する予定の三股駐車場に到着しました。ここで折り畳み自転車をデポ。下山後に自転車回送をするというプランです。




4月27日(土)

三股駐車場に自転車をデポした後は、穂高駅そばの駐車場で仮眠して朝5時過ぎにお目覚め。GWの初日ですが意外にも駐車場はガラガラですね。



さあ、行きましょうか。今回のザックはピッケルに12本爪アイゼンを付けても14.5kg。頑張りました。長い縦走ですからね。軽さは重要です。



駐車場から5分くらい歩いて穂高駅に到着。夏に表銀座縦走やった時はバス待ちの長い行列府ができていたけど、GWはそれほどでもないんですね。30分前に着いて5~6番目でした。



バスに乗ること1時間弱で登山口のある中房温泉に到着しました。ちなみにバスといってもこんなマイクロバスです。膝にザックを乗せて乗車するので、テン泊装備の人は大変。ちなみにバス代は1500円でペイペイ支払いができました。



準備運動をしたらさあ、行きますか。中房温泉からはいきなりの急登が始まります。



第2ベンチを過ぎたあたりから雪が出始め第3ベンチから12本爪アイゼンを装着しました。世間は夏日とか言ってますがGWの北アルプスはまだまだ雪山なんですよ。



出発から4時間ほどで山小屋の燕山荘に到着しました。



ここでベンチに座ってパンのランチタイムにします。パンは最近のお気に入り、大きなデニッシュ。



最初の目的燕岳がすぐそこに見えます。



往復で焼く1時間、ザックをデポして燕岳山頂までお散歩です。とちゅうにあるのがおなじみのイルカ岩。確かにイルカに見えますね。



こちらはメガネ岩。まあ、メガネってのは無理くりな気もしますが(笑)



はい、山頂に到着です。一応山頂で記念撮影。



燕山荘に戻ったら、尾根上の縦走路の始まりです。大天井岳に向かいますよ。



前回この尾根では景色が全く見えなかったんですよね。本日は晴天とは言えませんが表銀座の稜線や槍ヶ岳がバッチリ見えます。まあ良しとしましょう。



比較的フラットな稜線歩きが続きます。これが縦走の良いところ。



前方に蛙岩が見えてきましたよ。



蛙岩は、夏道だと左側を巻くんですが・・・夏道はバッテンがしてあって通行不可とのこと。ということは確か穴を通って向こうに抜けなきゃいけないんだよな。いったい穴はどこ?



岩の間にわずかに光が見えますね。どうやらここを抜けなきゃいけないようです。



本当にこんあ狭いところ抜けられるのかな。とにかく行ってみます。
左右はギリギリです。ザックをこすりながらなんとか通過。



どうにか奥に抜けました。なかなかしんどいな。
夏道を探すとこんな状態でした。確かにこれじゃ通れませんね。



まだまだ稜線歩きが続きます。おやおや正面に見えていた大天井岳が雲の中に隠れてしまいましたよ。天気が崩れかけてますね。



歩いてきた稜線を振り返ります。ずいぶん歩いてきたな。



積雪期は大天井を直登するんですが、直下が雪壁でかなり難易度が高いらしい。そのヤバい直登のあたりで暗くなりそうなので、手前の尾根でビバークを決断。稜線上のわずかなスペースにどうにか2張りテントを張りました。



お疲れ様~



稜線に雪はたっぷりあるので水作り。積雪期は水の心配がいらないので助かります。



漏斗に排水ネットをかけて大きなゴミは濾します



夕食は軽さ優先でチキンラーメンにしました。もちろん生玉子インです。ご飯を食べたら明日の備えて早めにおやすみなさい。





4月28日(日)

朝です。太陽が昇ってきました。今日は予報通りの晴天が期待できそうですね。



大天井岳も今日はクッキリ。積雪期はこれを直登ルートも見えます。



これが昨日歩いてきた稜線です。よく歩いてきたもんだ。



朝食は丸美屋の鶏雑炊。軽いけどウマイ。



さあ、行きますか。なかなかの急登が待っていますよ。



しばらく登って振り返ると昨日歩いた稜線がバッチリ。



夏道はここをトラバースするんですが、積雪期は滑落の危険ということで通行禁止です。直登も危険らしいのでどっちもどっちじゃないかと思うんですが。



まっすぐ登って一気に標高を稼ぎます。高度感が出てきましたね。



ついに雪渓の直登です。確かに滑落注意ですが、先行者さんのトレースがあるので助かります。慎重に行きましょう。



慎重に。慎重に。あとちょっとで山頂です。



はい、無事山頂に到着しましたよ。まさに快晴!絶景です。



さあ、きょも長いので先を急ぎましょう。山頂直下に大天荘がありました。まだ今期の営業は始まっていません。



小屋を過ぎると雪もなくなり快適な稜線歩きが続きます。



昨日までの荒々しい岩場と違って優美な草原歩きになりました。



目指す常念岳が見えましたよ。



鞍部でひと休憩。またまたパンの昼食です。



岩場を歩いているとふいに現れましたよ。雷鳥さん。やっと出てきてくれました。冬毛の白い雷鳥さんは見たことなかったんですよね。感動です。



いよいよ、常念が大きく見えてきました。大きく下って登り返すんですね。



鞍部には常念小屋がありました。小屋の前のベンチでひと休憩します。ここに来るのはずいぶん久しぶりだな。屋の入り口はほぼかまくら状態でした(笑)



さあ、常念山頂への急登が始まりました。これがなかなかキツイ。



ガッツリ登ってヘロヘロになりながら山頂に到着しました。やっぱり記念撮影。



さあ、時間も遅いので蝶ヶ岳を目指しますよ。どこまでも続く稜線歩き。



歩いていると穂高連峰がどんどん近づいてきます。



どうもペースが上がりませんね。このペースだと日没までに蝶ヶ岳ヒュッテまで届かないことが判明。無理せずビバークすることに。昨日より少しましな幕営地を見つけました。



槍さんのすぐ横に日が落ちていきました。



本日の夕食はカレーメシです。もちろん生玉子イン。軽さ優先なんでちょっと味気ないけどしかたないかな。疲れたので本日も即おやすみなさい。





4月29日(月)

朝食はスキムミルク&グラノーラで簡単に。



遅れを取り戻そうとヘッデンスタートにしました。



太陽が顔を出しましたね。



モルゲンロートってほどは赤くなりませんが、素晴らしい夜明けです。3日目はここまで晴れるとは期待していなかったんですが、今日もいい天気です。



この3日で一番雪が多いですね。



まずは蝶槍を目指します。槍と名が付いているだけあって、先っちょが少しだけ尖っています。



蝶槍山頂に到着しました。一応記念撮影。



蝶槍からはゆったりとした尾根歩き。こういうの好きだな。



なんか山頂っぽくないけど、どうやらあれが蝶ヶ岳の山頂のようです。



山頂に到着?う~ん、かなり感動の薄い蝶ヶ岳山頂です。



さあ、帰りましょうか。これで北アルプスの絶景とはさよなら。感動をありがとう!



下山は大した景色もなく、このゴジラだけ。確かに懐柔に見えるけど・・・石の歯が無かったらどうかなぁ



駐車場までたどりついてやっとゴールです。でもここからもう一つのイベントがあるんですよね。



ジャーン!デポしたボクのローバーくん。ご主人の帰りを待っていてくれました。



さあ、車を取りに穂高駅までのサイクリング開始です。



ちなみにボクの自転車はこれ。
https://amzn.to/3wsd5eU
かなり小さく折りたためる自転車ですが、変速機が無いけど絶妙なギア比でアップダウンのある回送にも対応します。
何といってもミニで有名なローバーブランドです。


2回ほど小さな登りはありましたが、後は全編スラローム。ブレーキを握りしめながらのスピード調整だけ。漕ぐことはありません。スリルが半端ない!



約50分で穂高駅駐車場に到着。この自転車回送スゲー総会!あ~楽しかった。


ということで、パノラマ銀座縦走が終了しました。結果として2ビバークしてしまうというあまり褒められた縦走ではありませんでしたが。
さあ、GW後半は川ですよ。今年もGWを遊び倒すぞ。
  


2024年04月18日

バリルート朝日岳東南稜やって那須岳避難小屋泊

4月13日(土)~4月14日(日)

今週は山友まさ☆さんと、1月にも登ったバリルートの朝日岳東南稜を再訪。さすがに2回目ですからね。しっかりご案内できました。
そして前回はできなかった避難小屋泊でのんびりとしてきました。





4月13日(土)

山友まさ☆さんとは新越谷駅で6時過ぎに待ち合わせ。今回は珍しく高速を使って那須ICで降り登山口のある峠の茶屋駐車場には9時過ぎに到着しました。
奥に朝日岳が見えますね。もう雪はだいぶ少ないみたいです。



今回のザックはこんな感じ。ロープって案外重いんですよね。50mのロープで2.5kgくらい。それを入れるとザックは20kgです。



ずっしりと重いザックを背負って、いつものように鳥居をくぐります。ちょっとくぐれば通れるくらいに雪は少なくなっていました。



雪の積もった樹林を抜けて、日当たりの良い斜面に出ると雪は全くなくなりました。チェーンアイゼンも外しちゃいます。



右手に朝日岳が見えます。今回も手前のギザギザした東南稜で山頂を目指します。



本来なら4番の標識のところから下って尾根に取りつくんですが、今回は泊りの装備なのでザックをデポするために峰の茶屋を目指します。



出発から1時間ほどで峰の茶屋に到着しました。峰の茶屋なんていうと何だかお土産物屋さんみたいですが単なる避難小屋です。



正面の入り口はまだ閉鎖されたままだったので、冬季の入り口である窓から中に入りました。
ハーネスにカラビナ、ビレイデバイスなんかを準備して、大きな荷物は小屋にデポ。アタックザックで来た道を引き返しました。



4番の標識まで戻ったら、東南稜を目指して道なき道を下ります。途中2か所ほど砂防ダムを横断。



さあ、東南稜に取り付きましたよ。前回1月に来たときはトラバースしながら尾根に登ったんだけど、脆い岩の岩稜帯でかなり苦戦したんで、今回は早めに尾根上に出るルートで行ってみます。



こっちが正解でしたね。前回の半分くらいの時間でセーフティーに門に出ることができました。



門からのルート、前回はどっちに行くかわからずウロウロしちゃいましたが、今回はわかっているから楽ですね。まずは左の門柱に取り付きます。



門柱に登った後はトラバース。ここは高度感があるんでちょっと緊張しましたね。



裏側に支点があるのでセルフビレイで確保した後、美麗デバイスを使って懸垂下降で10m弱下ります。



まずはまさ☆さんが行くそうです。いってらっしゃ~い!無事下降できました。



次いでボク。下から写真を撮ってもらいました。こういう角度の写真は初めてだな。



核心部を抜けたらザレた岩場の急登が連続します。地味にキツイ!



振り返ると登ってきた尾根はこんな感じです。浮石だらけでどんなに慎重に歩いても落石を引き起こしちゃうんですよね。下に人がいなくてよかったな。



そしてこれがラスボスです。前回同様ロープは出さずにフリーで登りましたよ。



ということで、はい!朝日岳山頂に到着です。前回は山岳会の仲間と会長に教わりながらの山行でしたが、今回はまさ☆さんと二人だけの山行ですからね。自信になりました。



山頂からはお隣の茶臼岳がいい眺め♪



ここでランチタイムにします。最近のお気に入り大きなデニッシュです。今回はチョコレート味にしてみました。このチョコはなんかよくあるインチキっぽいチョコレートでした。これはもう買わないな。



さあ、お腹もいっぱいになったところで峰の茶屋に戻りましょうか。人がたくさんの一般登山道で戻ります。左手には今しがた登ったゴジラの背のような尾根が。



さあ、剣ヶ峰のふもとまで降りてきました。この時期剣ヶ峰は夏道で巻けるんですが、ボクらは敢えて剣ヶ峰山頂を通るルートで行くことにしましたよ。恵比寿大黒の脇を直登します。



尾根まで登ったら案の定ルートが踏み跡がなりました。冬季限定ルートですからね。ちょっとした藪漕ぎをして剣ヶ峰山頂に到着しました。



剣ヶ峰は茶臼方面から見ると剣のように尖って見えるんですが、実は馬の背のように山頂部はフラットなんですよね。フラットな山頂から急坂を下って峰の茶屋へ。



峰の茶屋で装備を交換したら、これまた急な下りを下って那須岳避難小屋に到着しました。この辺りはまだけっこう雪が残っていますね。



あれ?小屋の戸が開いている・・・先客がいるんでしょうか。



と思ったら、扉が壊れて外れちゃっていたんですね。扉がありません。蝶番を見ると・・・すごい力で引きちぎられた感じですね。ところで扉はどこ?



探してみると、小屋の脇に無造作に置いてありました。扉は無傷ですね。ということは動物の仕業じゃありませんね。おそらくキチンと戸締りをしていなかったために強風に煽られて外れてしまったのではないかと。確かここは扉を閉めたら下に大きな石があるのでそれで押さてあったはずです。石を置かずに放置した人がいたんじゃないでしょうか。



中に入ってみましょう。恐る恐る中に入ると・・・小屋の中は平気でした。内側に扉があったおかげで、中は影響が無かったようです。



さあさあ、寝床の準備をしましょう。その前に・・・今回もサーマレストの極楽座椅子を持ってきましたよ。


この座椅子、エアーマットで作れるので余計な装備がいらないし、座り心地はまさに極楽。興味のある方はアマゾンさんで売ってますよ!https://amzn.to/3W3mxjg


さあさあ、お待ちかねですね。ビールは雪でキンキンに冷やしておきましたよ。



お天気も良く暖かかったのでお外でカンパイです。達成感のあるお山でしたね。



しばらく外で飲んでたんだけど、さすがに寒くなってきたので小屋の中で宴会の続きを。まさ☆さん、なんと!今回はカツ煮を作ってくれましたよ。これは旨くないわけないですよね。山でカツ煮が食えるとはおもいませんでした。今度やってみよ!



明るいけど酔っぱらってきたから夕食にしちゃいます。カツ煮よりだいぶ落ちるけど夕食は袋麺のヤキソバ。



ソーセージと玉子インでいただきます。UFOヤキソバ、濃厚ソースがうまかった。


食後は横になって話をしていたんだけど、いつの間にか夢の中へ・・・




4月14日(日)

朝です。
油断してたらちょっと寒かった。ダウンウェア持っていたのに着ずに寝ちゃったからな。
でも、外のお天気は良さそうですね。



朝食をいただきましょう。朝食は丸美屋の鳥雑炊です。お湯を入れるだけでできるんですが、簡単で軽くてうまくて言うことなしでした。



さあ、帰りましょうか。いい天気ですが、もちろん茶臼に登ったりしませんよ。目的の宴会は達成したから(笑)



稜線まで出ると、下界には雲海が。いい眺めだ。



昨日登った朝日岳東南陵を見ながら帰ります。それにしてもゴツイ尾根だよな。改めて達成感。幸せ、幸せ。




帰りも鳥居をくぐったら駐車場でゴール! お疲れさまでした~



駐車場の脇を見ると・・・あれ!もしかしてフキノトウ。しまった、先週道の駅で買っちゃったよ。今年は全然見かけなかったんだもん。まあいいや、いっぱいあっても困らないからね。ということで、ここでもたくさん摘んで家でフキ味噌を作って冷凍の作り置きにしました。


さあ、バリルートもけっこう自分たちで行けるようになってきましたね。ということで夏はまさ☆さんとアレにチャレンジしようかな。  


2024年04月11日

やばいバリルート 丁須の頭リベンジ!

4月05日(金)~4月06日(土)

昨年11月に登ろうとした裏妙義にある「丁須の頭」と呼ばれる岩峰。そもそも裏妙義自体が一般人が歩く登山ルートじゃなく、地図に破線で書かれているバリルートってヤツなんですよね。その稜線上にひときわ目立つ岩峰が「丁須の頭」です。前回は登るのに渋滞&2時間待ちであきらめた「丁須の頭」に今回こそはとリベンジしてきました。



4月05日(金)

例によって前夜出発で道の駅前泊。今回は道の駅甘楽に宿泊しました。



4月06日(土)

朝6時起床。さあ、混む前に登山口に向かいましょう。走っていると表妙義が見えてきました。群馬でもこの辺りは不思議と平らなんですが、妙義山だけぽっかりと現れました。



道の駅から40分ほどで旧国民宿舎の駐車場に到着しました。前回はほぼ満車だったので心配しましたが、今回はガラガラですね。ほっと一安心。



準備をしたら、さあ行きましょうか。今回はいつもの異能☆さんと異能☆さんの長男、旧小僧A君も一緒です。小僧A君とは昔よく川下りもしたもんですが、この4月から社会人だそうです。さすがに小僧Aくんってのも何ですから今回からシュウくんと呼ぶことにしましょう。



前回同様、渡渉を繰り返しながら登山道を進みます。前回は山岳会のお仲間いっぱいと登ったんですが、今回は漢3人。早い早い。



さあ、いよいよ岩が出てきましたよ。でもこんな岩は何でもありません。サクサクと進みます。



手を使ってよじ登るところも。最近は岩壁のぼりも慣れたものです。



稜線に出ると景色が開けました。ここは×マークが書いてありますね。まっすぐ行くと崖から真っ逆さまです。



ちょっと緊張のトラバースがあったりします。こんなにやばいところだったかな。



さあ、丁須の頭が見えましたよ。トンカチのような形の不思議な岩です。



丁須の頭には先行者さんが3名ほどいらっしゃいましたが、まだ練習をするというので先に登らせてもらうことに。異能☆さんが先にロープを架けに登ります。



本当にヤバイところって写真撮ってる場合じゃないんですよね。たいていのヤバいところはブロガー魂でどうにか撮影するんですが、今回ばかりはムリだった。何しろロープの確保なしで落ちたらイチコロの絶壁登るんですからね。
無事登頂成功。岩の上は平らじゃないんですね。



異能☆さんに撮ってもらいました。



さあ、異能☆さん懸垂で降りますよ。いってらっしゃーい!



お次はボクですね。下を覗くと・・・これ降りるのかよ。めっちゃ怖いじゃん!



無事生還できて一安心。やっぱり写真撮ってる売じゃなかったわ。
何しろこの写真で分かるように途中は壁が無いんですよ。普通は壁伝いに足を使って降りるんですが、壁のないところは本当にぶら下がって降りるしかないんですよね。初の空中懸垂ってヤツです。あービビった。



丁須の頭を過ぎてもちょっとした鎖場の連続です。



突然行き止まりだと思ったら・・・おーっと!下にごっつい壁がありましたよ。20mはあるかな。ここはロープを出して懸垂で降りましょう。



懸垂で降りてきて上を見上げるとこんな感じ。これはヤバイでしょ。



その後も岩場・鎖場が続き・・・こんな場所に出ました。ここ渡るの?なんか足場崩れてない?



渡り終わって振り返ると・・・半分崩れてるやん!



視界が開けたと思ったら、遠くに丁須の頭が見えましたよ。岩の右側にちょこんと飛び出ているのが丁須の頭です。こんなに小さくなるなんてずいぶん歩いてきたな。



このルートは、ゆっくり昼食を食べられるポイントが無いんですよね。稜線上でサクッとランチタイム。いつもの大きなデニッシュは10%増量中でした。



三方堺まで降りてきました。ここまでくればもう安心。ここからは普通の登山道です。



標識が木に飲み込まれていました(*_*)



普通の登山道だけど地味にこれが長かった・・・でも無事旧国民宿舎まで戻って来れました。お疲れさま~



さあ、靴紐を緩めようと足元を見ると・・・何やら動いている生物が。まさかこれって蛭ってヤツじゃね。初めて見るな。1匹いるってことはもしかして・・・慌てて体中チェックしちゃいましたが幸いにも体には付いていませんでした。それにしても妙義って蛭が出るとは聞いていましたが、4月でも出るんですね。こいつとはもう会いたくないな。寒くなるまで来るのはやめよう。



ちなみにボクの岩場歩きのシュースはコチラ。アプローチシューズといってヨーロッパでは岩場に行くまでの歩きに使われるのだとか。ちょっとした岩場までこなせる便利なシューズです。
https://amzn.to/3JbJiJX


今年はなぜかボクの好物フキノトウを見かけないんですよね。仕方ないので道の駅で買って帰りました。もちろん自宅でフキ味噌を作ったのは言うまでもありません。しいたけはアヒージョに。


ということで、裏妙義リベンジが終了しました。百名山もあと1座だし、これからはバリルートが増えるのかな。ケガしないように気を付けけなきゃね
  


Posted by そーしん at 21:33Comments(2)裏妙義

2024年04月07日

久しぶりに真っ白だった積雪期限定の山「日白山」

3月30日(土)

本当は、山岳会の仲間と一週前に行くはずだった「積雪期限定の山・日白山」ですが、悪天候のため中止に。一週間後にリベンジということで異能☆さんと二人で行ってきました。お天気は悪くない予報だったんですが・・・なんと真っ白で何も見えんかった~ 
今年は雪山、毎回晴天に恵まれていたからな。そろそろ落とし穴があると思ったんだよねクスン



22時に異能☆さんの家にお迎えに行き、下道を走りいつもの道の駅まえばし赤城で前泊。ここは駐車場が広いし敷地内にセブンイレブンがあって便利なんですよね。一杯飲んでおやすみなさい。
朝は5時に起床して登山口に向かいました。



7時前に登山口のある「宿場の湯」前の駐車場に到着。5台ほどの駐車スペースはすでに満車でした。ここが満車だと1kmほど手前の二居パーキングに停めるしかないんですよね。でも、よく見るとジムニーなら停められそうな段差ありの狭いスペースがあるじゃないですか。ということで無理やりへんてこなスペースに駐車。



準備をしたら、さあ行きましょうか。まずは車道歩きでスタートです。今のところ天気は悪くないですね。



登山道に入ってしばらく登ると稜線に出ました。ここからは積雪期限定のルートになります。登山道が無いので、雪のない時期はこの下藪なんですよね。



雪が深くなってきたので12本爪アイゼンを装着。
最近厳冬期用の靴を買っちゃたんですよね。足はあまり冷えを感じない人なので不要だと思っていたんですが、山岳会では岩稜登りに必要だっていうんで買わなきゃと思っていたところ、ヤフオクで格安で手にj入っちゃいました。グリベルのワンタッチアイゼンもセットです。



稜線歩きが続きます。まだ景色は見えているんですが、上の方はガスっているみたい。お天気心配だなぁ
雪の状態はというと、豪雪地帯とはいえ最近暖かいので雪庇も崩れつつあります。右側には近づかないように慎重に歩きます。



標高が上がるに従いガスが出てきてとうとう真っ白になっちゃいました。真っ白な中ピークらしき場所に到着。どうやらここが東谷山の山頂みたいです。何も見えないけど一応自撮りで記念撮影。



おいおい、ガスだけっじゃなくついに小雨が降ってきちゃいました。しかも横殴りの風まで。暑くてTシャツで歩くんじゃないのなんてなめてたらこれじゃ修行です。ひたすら真っ白の中を足元だけを見ながら進みます。



絶景の稜線歩き・・・のはずが、真っ白で何も見えないので写真はなし。どうやらここが目指す日白山山頂?確信が持てないのでGPSを確認。何の感動もありませんがここが山頂でした。



雨は止んだんですが風が冷たいので休憩もせずさっさと下山することに。今回は周回ルートなので先に進みます。すると突然ズポッ!
気温が上がったせいか踏み抜きが始まりました。この踏み抜き、地味に体力を奪われるんですよね。



その先には強烈な下りが待っていましたよ。



ズボズボ埋まりながら強烈な斜面を下ります。ここがもしかして核心部?



斜面が終わったところで、やっと風も弱まったのでランチタイムにします。お気に入りの「大きなデニッシュ」シリーズの新作?ラムレーズン&カスタード。これウマいな。見つけたらリピートしよう。



一気に下ったので、あっという間に車道に出てゴール。
何の景色も見ないまま真っ白で写真少なめな山行が終了してしまいした。


でも、収穫はありましたよ。この山、稜線上に幕営適地がいっぱいありました。来年はテン泊でリベンジだ!
  


Posted by そーしん at 07:08Comments(0)日白山