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2024年01月11日

晴れたよ!年末の八ヶ岳(硫黄岳~横岳) 赤岳鉱泉テント泊

12月28日(木)~12月30日(土)

今年も年末の山行は、山友ふじぶんさんとご一緒に。ボクとふじぶんさんが揃うと、どんなに予報が良くても天気悪く真っ白なるんですよね。
2023年の山納めは、はたしてどうなりましたでしょうか。



12月28日(木)

いつものように、21時にわが家にお迎えに来ていただき、首都高・中央道経由で赤岳山荘の駐車場には午前1時前に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。


12月29日(金)

朝、目が覚めると駐車場はほぼ満車になっていました。さすが年末は冬でも満車になるんですね。



今回のザックはこんな感じ。19kgオーバーです。アイゼンにピッケル、冬はどうしても重くなりますね。



今回は北沢ルートで行きます。最近南沢じゃなくて北沢ルートで行くことが多いなぁ どうも安易な方に流されているな。
堰堤を超えると雪が出てきたのでチェーンアイゼンを装着。



出発から2時間弱で赤岳鉱泉に到着しました。アイスキャンディーが見えますね。こっち側の面は氷がありませんよ。やっぱり暖かいからでしょうかね。



横岳の眺めがいい下の方にテントを設営完了。かろうじて雪があるという程度ですね。今年は本当に雪が少ない。



今まで3シーズン用のフライで頑張ってきましたが、ついにスノーフライを買っちゃいました。スノーフライって、本来はスカートの上に雪をかけて隙間風を防ぐんですが、雪が少なくてかけるほど雪がありませんでした汗



アイスキャンディー裏面ではアイスクライミングの練習をする方たちが。面白そうだけど、ピッケルにアイゼン、冬靴とそろえると15万円コースですからね。とても始める気にはなりません。



まずはランチタイムにします。冬場は袋麺。辛ラーメンをいただきますよ。辛いけどウマかった。



さあ、お山歩きに行きますか。まずは硫黄岳を目指します。それにしても雪少ないなぁ



硫黄岳の稜線上に出ました。ふじぶんさんと一緒なのに本日は何故か快晴!北アルプスのオールスターが勢ぞろいです。



山頂方面を見ると・・・雪がまったく無い。融けちゃったんですね。



チェーンアイゼンを履いたまま硫黄岳山頂に到着。完全に雪ありませんね。この時期にこれほど雪が無いとは。



何度も来ている山頂ですが、一応記念撮影。



さあ横岳に向かいましょう。さすがにチェーンアイゼンは外しちゃいました。
風が出てきましたね。この辺りって風のメッカなんですよね。いつでも強風が吹いていて寒い寒い。



右側に出っ張っているのが大同心、小同心ですね。クライミングルートになっているんですよ。昔は別世界の話だと思っていたんですが・・・いつかは登ってみたいものです。



奥には富士山が見えました。天気が良いうえに乾燥しているから遠くまでクッキリと見えます。



下には大同心が見えますよ。ちょうどクライマーが登ってきました。来年あたり登れるようになるのかなぁ



横岳の稜線、ほとんど夏道なんですが日陰には雪が残っていますね。危ないので慎重に行きます。



さあ、目指す横岳山頂奥の院に到着しました。



一応、記念撮影。



奥には赤岳、阿弥陀岳が。かっこいいですね~



横岳は岩場が続きます。こういうところは雪が無いのでそれほど危険な感じじゃありません。



雪や氷が出てくると途端に危険度が増すので慎重に。



赤岳がどーん!だいぶ近づいてきましたよ。



それにしても今年は雪が少ないなぁ



地蔵尾根上に到着。お地蔵さん、お久しぶりです。



さあ、地蔵尾根を下りますよ。



下りの急坂はチェーンアイゼンだとちょっと心もとない感じです。まあ、今更12本爪出すのも何なのでこのまま行きます。



滑らないように慎重に。



ヒヤヒヤしながらもやっと行者小屋まで下りてきました。こっちのテン場はまだまだ余裕がありますね。



行者小屋から20分ほど歩いて赤岳鉱泉のテン場に戻ってきました。これにて本日の行動終了。



テントに入って温度計を見るとマイナス3度くらいですかね。さすがは八ヶ岳、冷えますね。



このスノーフライ、前室のスペースはあるんですが、フライがだるーんと下がってきちゃうんで前室が使いずらい。何か良い方法はないかな・・・そうだ!トレッキングポール2本をフライを張るみたいにテンションかけたらどうかな、とやってみたらいい感じのスペースができました。



さあさあ、お待ちかねのかんぱ〜い!



夕食はスキヤキをいただきますよ。好物なんですよね。豆腐にシラタキ、ほとんど水ですからね。こんなもの持って来るから重いわけですよ。



ご飯を食べたら各自テントに籠っておやすみなさい






12月30日(土)

朝のテント内はマイナス7度くらい。意外と下がりませんでしたね。それともスノーフライのお陰かな。



今回スーパーじゃないガス缶を持ってきちゃったんで、ガス缶にホッカイロを付けてパワーを維持。赤いガス缶だからどうにかなりましたが、黒だったらやばかった。忘れ物注意ですね。



朝食はスキヤキの残りにうどんを投入していただきます。鍋をひっくり返して、ふじぶんさんから醤油を貰ったのはナイショ



さあ、撤収したら帰りましょうか。



林道に入ると何やら派手なジムニーが。赤岳鉱泉の社有車ですね。マムートカラーがかっこいい!



赤岳山荘に戻ってゴール。


2023年の山納めは、ふじぶんさんと二人にもかかわらず晴れましたね。2024年もこの調子が続くといいんだけど。
  


2023年02月09日

ガスガス真っ白だった八ヶ岳硫黄岳 赤岳鉱泉テント泊

2月03日(金)~2月05日(日)

今週は那須岳か武尊山で雪中テン泊するつもりだったけど、どうも予報が思わしくない。
八ヶ岳なら予報は晴れ・・・ということで急遽行き先を変更して八ヶ岳に行くことに。それなのに、行ってみたら山はガスガスで真っ白。結局宴会登山となりました。



2月03日(金)

わが家をジムニーくんで21時に出発。百名山山友のマサ☆さんの家のそばで待ち合わせして、調布ICから中央道に乗り八ヶ岳PAには0時30分に到着。ここで仮眠をすることにしました。
マサ☆さんとの車中泊は最終パーキングで仮眠するパターンですね。確かにトイレはあるし深夜に林道を走らないので安心感はあります。



2月05日(日)

朝は5時にお目覚め。小淵沢ICで高速を降り、美濃戸口へ。美濃戸口から先はかなりの難路になるので、四駆・スタッドレスはもちろんですが金属チェーン装着車以外通行止めになることもあるんですよね。そうなったら1時間ほど歩かなくちゃなりません。今日はどうでしょうね・・・道路には特にそんな表示もありません。路面を少し歩いてみましたが、特にヤバイ感じではないので赤岳山荘まで行ってみることに。
さすがジムニーくん、難路をものともせず赤岳山荘の駐車場まで無事入ることができました。



今回のザックはこんな感じ。12本爪アイゼン、チェーンアイゼン、ピッケル、ヘルメットの装備で19kgです。



チェーンアイゼン&ストックで、林道歩きスタートです。今回は北沢ルートで赤岳鉱泉を目指します。



堰堤を越えるといよいよ本格的な登山道になります。本格的と言っても北沢ルートは歩きやすいですね。



今回、マサ☆さん体調が良いのかやけにスピードが速い(汗)
途中、日帰りザックの人達も抜き去りあっという間にアイススキャンディーが見えてきました。赤岳鉱泉到着です。



まずは小屋で受付。テン場代2000円をお支払い。高いなぁ ボクが山を始めた頃は500円でしたけどね。
本日・明日と大きなイベントがあるらしく、いつものテン場はイベントスペースになっていました。しかたなく小屋前の狭いところに張ることに。



まずは、スコップで整地します。前日泊まった方がいた場所なので、ちょっと均す程度で済みました。



設営完了。マサ☆さんは、プロモンテの雪山用外張りももっているんですが、今回は敢えてファイントラックのワンポール・シングルウォールでチャレンジだそうです。



お山アタック前に、パンを齧ってランチタイム。



気温はマイナス4度、この時期の八ヶ岳にしては暖かい方ですかね。



ビールを雪の上に置いて冷やして行きましょう・・・これは後で後悔することに。



さあ、行きますか。まずは樹林登りでスタートです。今回は硫黄岳から横岳を周回して地蔵尾根から下りてくる予定です。



九十九折りの樹林歩きが終わると森林限界を越えたようです。あと少しで稜線に出ますね。



稜線に出ました。本来なら硫黄岳がバーンと見えるはずなのに何も見えません。おかしいな、予報では晴れだったのに。まさか何も見えないとは。



写真では分かりませんが風も強くなりました。想定外の修行登山です。



稜線上は風で雪が飛ばされるので、岩が露出していて歩きにくい。



この岩は見覚えがありますね。最後の大きな岩を回り込むと山頂です。ここだけはちょっと滑落の危険がある場所で緊張しました。



広い場所に出たと思ったら山頂に到着~ せっかくの山頂ですがガスって何も見えません。ここから本当なら赤岳・阿弥陀の絶景パノラマが見られるんですよね。



軟弱なボクらは、横岳方面に行くはずも無くピストンで赤岳鉱泉に引き返しすことに。



帰りはあっという間に赤岳鉱泉まで戻って来ました。



さっそく乾杯です。



うめ~と言いかけて・・・ あれ?ドバドバと出てこないぞ・・・ なんとビールがが凍っていました(汗)



脱ぎたての靴に入れて融かすことに。アルコールも凍るんですね。よく考えたら外気温がマイナス4度なんだから冷やす必よ無かった。



今回アイゼンの団子対策として、アンチスノープレートにスキー用のワックスを塗ってみました。左がワックスを塗ったアイゼン、右が塗ってないアイゼンです。今回は雪も締まっていて団子になるような雪質ではなかったんですが、この雪の付き方を見れば効果はあるようですね。次回以降に期待です。



スコップをテーブルにして、あたりめと焼酎お湯割りをいただきます。



山友さんからお肉のおすそ分け。この肉、美味過ぎ!



山友さん、赤岳鉱泉のステーキに対抗してこちらもステーキ対決だそうです。なんのこっちゃ。



ボクは最近のお気に入り、水炊きで温まりました。



早い時間ですが眠くなったのでおやすみなさい。






2月05日(日)

朝5時に目が覚めました。凍えることも無く朝までグッスリ眠れましたよ。
さあ、朝飯をいただきましょう。昨夜は水炊き半分しか食べられなかったのでガッツリ残っているんですよね。もちろんカチカチに凍っていました。本当は玉子を入れて雑炊にするはずでしたが、結局普通に水炊きの残りを食べてお腹いっぱいに。



さあ、撤収して帰りますか。外気温はマイナス13度。さすが八ヶ岳です。



アイスキャンディくん、さようなら。今度は晴れた日に来るね。



帰りは天気が良くなるといういつものパターン。後ろ髪引かれながらの下山です。



北沢ルートは快適なルートです。あっという間に1時間で赤岳山荘まで帰って来ました。お疲れ~



美濃戸口までの難路区間はもちろんジムニーくんで快適ドライブ。この区間を歩かずに済むのは助かりました。



美濃戸口には通行止めの看板がありました。どうやらこの日は金属チェーン装着の四駆以外は通行禁止となったようです。路面の状況とかで判断するんですね。今回は無事入れてラッキーでした。


う~ん、どうも今年は晴れた雪山歩きが出来ていないな。予報に振り回されて結局ババ引いている気がするな。
次回は晴れるといいんだけど。その前に川も行きたいな。





山用の明かりはコレ。薄くて軽くて太陽光充電できます。ゴールゼロだと山では明るすぎるんですよね。
  


Posted by そーしん at 05:41Comments(6)八ヶ岳(硫黄岳)赤岳鉱泉

2018年01月31日

厳冬期八ヶ岳テン泊 突風にやられた横岳~硫黄岳

1月28日(日)~1月29日(月)

今年も厳冬期の八ヶ岳テン泊に行ってきました。

この時期の八ヶ岳って、どうも相性がよくないんですよね~

一昨年は、赤岳で突風とガスにやられたし・・・ (その時の様子はコチラ

昨年は、硫黄岳で腰までのラッセルとガスにやられたし・・・ (その時の様子はコチラ

そして今年・・・  横岳~硫黄岳も、突風にキッチリやられました(汗)

来年こそリベンジだな。






1月28日(日)

ここのところ定番となった、ふじぶんさんとの日・月登山。

今月は恒例行事の八ヶ岳に。

赤岳以上に難易度が高いといわれる厳冬期の横岳。

そろそろチャレンジしてみましょう。

ということで、土曜の夜21時30分にわが家を出発。

毎度のことですが、問題は美濃戸口から赤岳山荘までの悪路。

特に雪の時期は凍結すると四駆でもチェーンを巻かないと登れなくなっちゃうんです。

そうなると、プラス片道1時間の林道歩き。

がんばれ!デリカD-5

と心で声援を送っていると、どうやら無事赤岳山荘の駐車場に到着しました。




ひと安心したところで、いつものぷしゅ!

ちょっと話に花が咲いちゃって寝るのが2時すぎちゃったのはご愛嬌。







朝は5時30分に目覚ましで起床。

起きたら即準備して6時に出発・・・ のつもりでしたが、あまりの寒さにシュラフの中でグズグズ。

出発が6時30分になっちゃった。

歩き始めてすぐ、いつもの看板の前で記念撮影。

まずは、北沢ルートで赤岳鉱泉に向かいます。




北沢ルートは半分林道歩き、急な登りも無いお散歩ルート。

雪も思ったほどではないですね。

関東で大雪が降った翌週なので、どんなことになっているかと思ったら、むしろこっちは

それほど降らなかったみたいです。




本格的な雪山歩きは今年初。

この景色、やっぱりいいですね。




歩き始めから2時間ほどで、あっけなく赤岳鉱泉に到着。

名物のアイスキャンディ、今年も立派に成長していました。




本日はこちらでテン泊です。

できるだけ平らで風が当らなそうな場所を選んで踏み固めて整地。

ボクはデコボコとかあまり気にならないんですが、ふじぶんさんが一生懸命やっているので

お付き合い(左側のデコボコがボクの幕営地です)。





雪山では普通の山用のペグじゃ利きにくいので、みなさん工夫して自作のペグを作ったり

するんですよね。

ボクも昨年、100均の竹のしゃもじで自作の竹ペグを作りました。

こいつは、けっこう使えます。





宴会用に入り口同士を向かい合わせにしてテント設営完了です。

なんか日が当ってきましたね。

今年は天気、大丈夫かな。




本日は、横岳から硫黄岳、雪の狭い稜線縦走なので座って休憩する場所とかありませんからね。

腹ごしらえを済ませます。

木村屋総本店のカレーパン。




今年初の本格的な雪山。

足元は、12本爪アイゼンで完全武装。




さあ、行きますか。

まずは、行者小屋への林間コース。

いよいよ雪山らしくなってきましたね。




30分ほどで行者小屋に到着。

向こうに見えるのは阿弥陀岳ですね。

そのうち、あっちもやりたいな。

それにしても、先ほどまであったお日様はどこ行っちゃったんだろう。

今年もなんか、いやな予感がするなぁ




さあ、ここから地蔵尾根の急登が始まります。

樹林帯の中は無風。

今年は突風とかナシですかね。

と思っていると・・・

あれ?

やけに早く降りてくる人がいるぞ。

どうしたんですか?

「稜線まで上がったんだけど、風がすごくてあきらめました」だって(ガ~ン)

ここは無風なのに・・・やっぱり今年もか。

ん・・・

写真の縦横比がいつもと違うなぁ

寒さでカメラの調子がおかしくなったのかな?

それとも、手が悴んで誤操作したのか・・・




さすが厳冬期の八ヶ岳、水筒の水も凍っちゃいました。

まあ、ザックの中にお湯を入れたポットにお湯も持っているので問題はないんですけどね。




きっつい急登です。

風はまだありません。

本当に稜線は吹いているのかな。



それにしても、この縦横比は違和感あるなぁ



この縦横比、こういうアングルだとむしろ迫力が出ているような・・・



稜線近くの危険なナイフリッジは、鎖が付いて問題なくなっていました。


あれ?

いつの間にか縦横比直ってるし(笑)



急登を登りきって地蔵尾根のお地蔵さん。

てっきり雪に埋れているかと思ったら、まったく雪がありませんね。

今年は雪が少ないんでしょうか。

そしてやっぱり稜線上はものすごい風。

岩陰に隠れて、ゴーグルを着けフードをかぶり風対策をしました。




さあ、これから歩く横岳の稜線。

見るからに険しそう。

しびれますね。




相変わらず突風が吹いています。

バランスを崩して滑落しないよう慎重に歩きます。




おー!

雪の壁だ。

先行者の足跡があるので、蹴りこみながら進みます。




岩峰の南側はまだましなんですが、北向きの斜面に出ると突風が。

立って歩くのがやっと。

この辺りで、生まれて初めて風にやられて転びました。

風でバランスを崩している時に追い討ちのような突風。

思わず手をついて、岩に痛打。

いてー! 大丈夫か?

ヒヤッとしましたが、どうにか骨は折れなかったみたいです。




待っていても風は止まないので、先に進みましょう。

左側は切れ落ちています。

滑落注意ですね。




風にも煽られてバランスを崩しそうになるので緊張します。




ちなみに、顔はこんな状態。

ヘルメットにゴーグルで目から上を覆い、バラクラバとハードシェルで鼻から下を覆っています。




少し視界が開けました。

どうやら、いよいよ横岳山頂の奥の院でしょうか。




振り返れば、赤岳・阿弥陀岳の絶景が。

前回の赤岳はガスって何も見えなかったから、リベンジしなくちゃな。




ハシゴ場を登ったらいよいよ横岳山頂です。

なんか晴れてきたぞ。




記念撮影。

いぇーい、ついにやりました~

けど、風がすごて、山頂はとっとと後にします。




山頂を越えたあたりが最後の難関。


あれ?また、縦横比が変になったぞ。



技術的に難しいというより、この辺りが一番高度感があって怖い。




難関が終わってホッと一息。

後はなだらかな硫黄岳までのお散歩ルート・・・

のはずだったんですが、ここは、まさに風をさえぎるものが何も無い場所。

風は1秒の止み間もなく吹き続けています。

しかもまともに歩けないくらいの風。

耐風姿勢でじっとしているものの、風が弱まる気配が無い。

じっとしていても埒が明かないので、風上側に体重を預けて這うような姿勢で前進。

吹き飛ばされながら、どうにかノロノロ。

それでも進まないと何も解決しません。




本当はこの区間がクライマックスだったんですが、本当に必死だったので写真がありません。

とにかく必死で硫黄岳山頂まで来ました。




地撮りでさっさと記念撮影。

ゴーグルも凍り付いて前がよく見えません。




山頂を過ぎたあたりから、やっと風が収まり始めました。

ほっと一息。

もうすぐ赤岩の頭。

あそこまで降りれば樹林帯はもう目と鼻の先です。




赤岩の頭からの下りは、樹林帯まで急ぐあまり、正規ルートははずれて踏み抜き地獄に。

油断すると、太ももまでズボっといっちゃいます。

急がば回れ、ですね。




方向感覚を頼りにどうにか正規ルートに復帰。

赤岳鉱泉まで戻ってきました。

お疲れ様でした~

いやぁ 今回はしびれた。




まだ16時だけど、もう始めちゃいましょうかね。

その前に、自作したものを紹介。

前回の雲取山で、風でちっともお湯が沸かなかったときに、異能☆さんに借りて便利だった

MSRのウィンドプロテクター。

小さく折りたためて便利だったので、自作することに。

自作といっても、百均で買ったガスレンジ用のアルミの衝立をハサミでチョキチョキしただけ。

だも、軽い上にコンパクト。




こんな感じに立派に風除けに。

今回はテントで調理するので使いませんが、実践投入レポはまた今度。




雪が降り始めちゃったので、入り口は閉めたまま声だけで、かんぱーい!




いつものキムチ鍋をいただきます。

寒い時はあったまりますね~




ビールの後は、例の、いいちこ。

アルコール度数10度って珍しいですよね。

日本酒感覚で、ぐいっとそのまま飲めます。

アルコール度数が低いだけで味はそのまま。

それにしても、いいちこってうまいですね。

何かで割っちゃうのはもったいない。



ひとしきり飲んで、、シュラフにもぐりこんだら即撃沈。

おやすみなさい





1月29日(月)

冷え込みはそれほどでもなかったみたいですね。

ふるさと納税で手に入れたモンベルの高級シュラフのおかげで、朝までぐっすり。

八ヶ岳の向こうから日が昇ってきました。。





朝ごはんは、鍋の残りにごはんと玉子を入れて、おじやに。

これ、本当はうまいんだけど、まったくそうは見えませんね(笑)




テン場からは、昨日歩いた横岳の稜線が。

険しいねぇ

よく歩いたもんだ。




のんびりと撤収したら、さあ帰りますか。

確か去年も帰る日は天気が良かったような(汗)




振り返ると、横岳。

次に歩くのは、八ヶ岳全山縦走の時かな。




北沢ルートをのんびりと歩いて、駐車場まで戻ってきました。

これにて無事、厳冬期の横岳登山終了。

なかなかタフな山行だったけど、少し経験値も上がったんじゃないでしょうか。



なんだかんだいって、やっぱり雪山は楽しいなぁ

次はどこ行こうかな。

草津白根山のせいで、ママから活火山禁止令が出ちゃったんだよな。

困ったなぁ




今回のログです。


  


2017年01月29日

今年も厳冬期八ヶ岳、硫黄岳でまさかのラッセル

1月20日(金)〜1月22日(日)

今年も厳冬期の八ヶ岳に登ってきました。

前日に降った雪のお陰で、人が多いはずの八ヶ岳で、まさかのラッセル。

雪山をがっつりと堪能しました~




1月20日(金)

最近お仕事が忙しいんですよね。

20時までお仕事していた関係で、今回はわが家を22時30分発。

いつものように、ふじぶんさんにお迎えに来てもらいました。

いつもながら、あざーっす!


首都高・中央経由、諏訪南ICで降りて美濃戸口まで来ました。

美濃戸口から美濃戸山荘の駐車場までは、すごい悪路なんです。

ふじぶんさんのデリカといえども、行けるかどうかは当日の道路状況次第。

道が凍っていたり、雪が深ければ美濃戸口に車を止めて片道1時間を、

歩いて行かなければなりません。

往復2時間のつまらない林道歩き、できれば避けたいところです。

ドキドキしながら道の状況を確認。

意外と雪が締まっていますね。

どうやら大丈夫そうです。

ラッキーちょき

午前1時30分、無事、美濃戸山荘の駐車場に到着しました。

一杯飲んでから、おやすみなさ~いZZZ…







1月21日(土)

朝5時30分起床。

準備を済ませたら、まだ暗い中6時30分に出発です。





今回のお泊りは赤岳鉱泉のテント場予定。

ということで北沢ルートで向かいます。

車中泊している間にも10cmくらい雪が降ったみたいですね。

ふかふかの新雪を踏みしめながら歩きます。





沢沿いのルートは、あまりアップダウンもないので問題はないんですが、積雪のせいで

思うように進みません。

地味に疲れます汗





通常2時間くらいで着くところですが、新雪にやられ3時間近くかかってやっと赤岳鉱泉に

到着しました。

正面に見えるのが、赤岳鉱泉名物のアイスキャンディー。

人口のアイスクライミング練習場です。

秋に来たときは骨組みだけでしたが、すっかり成長していました(笑)

秋に来た時の様子はコチラ





小屋でテン泊料をお支払い。

お一人1000円です。

これで水とトイレの心配はありませんね。





小屋の脇の空き地にテントを張ります。

この天気だからでしょうか、広いテン場に誰もいません。

平らな場所の新雪を踏み固めて整地して・・・

相変わらず雑な整地ですが、こんなもんでいいでしょう。





ちゃっちゃと設営完了。

宴会のため、ふじぶんさんのテントと向かい合わせでくっつけて張ります。

いつの間にか雪が降ってきましたね。

風も吹き出して体感温度はぐっと下がりました。





今回は竹ペグ代わりに、大きめのジュラルミンのTペグを持参。

細引きを付けてカラビナを通してみました。

これを雪に埋めば完璧でしょう。





外は寒いので、テントに籠ってランチタイム。

今回はカップラーじゃなくって、マルちゃん正麺塩味をいただきます。





厳冬期は、カップラーも食べている間にすぐに冷めちゃうんですよね。

その点、袋麺ならアチアチな状態で食べられます。

これからはこのパターンがいいな♪





実は今回ここからは、ふじぶんさんとは別行動。

ふじぶんさんは、横岳から硫黄岳まで地蔵尾根から反時計回りで縦走。

ヘタレなボクは横岳のごっつい場所は回避して硫黄岳から横岳奥の院までのピストン予定です。

地蔵尾根から登るふじぶんさんは先に出発しました。

ボクはのんびりと準備して11時15分、ソロで硫黄岳を目指します。





さらさらのパウダースノーが足首まで埋まるくらい積もってます。

踏み固められた雪と違って、こいつには地味に体力を奪われました。





それにしても、人と会いませんね。

わずかに踏み跡はあるので先行者いるみたいですが、前後にまったく人の気配がありません。





そんな時、前方から人が降りてきました。

すれ違いつつご挨拶すると、

「硫黄岳に登られるんですか?」と声をかけられました。

「そのつもりです」と答えると、

「私も登るつもりだったんですが、森林限界を超えたあたりで腰までのラッセルになっちゃって・・・

時間も無いので引き返してきたんですよ」との事。

えー!

腰までの雪・・・ラッセル!?

まったく想像していませんでした。

大丈夫かな?

まあ、行けるところまで行ってみましょう。

歩いていると、程なくしてこんな光景が・・・ 先行者さん、ここで引き返したようです。

この先は踏み跡もなく、ただ雪原が広がるばかり。

100mほど直登すれば稜線に出られそうですが、稜線は雪庇になっていて危険な感じ。

どうしよう。





200mくらい右側に雪庇が途切れた場所があるので、とりあえずそちら方面にトラバース

することにします。

ここから、 太ももくらいまでの新雪をラッセル。

教科書通り、膝で雪を固めてから次の一歩を・・・

あれ?

雪がやわらかすぎて、雪を固めたつもりでも、足が沈んじゃいますね。

かなり体力を奪われます。

ハーハー言いながらのトラバース。

振り返ると、自分がつけた踏み跡。





ちょうど同じころ、地蔵尾根を登っていた、ふじぶんさん やっぱり地蔵もラッセルだったんですね。


(NくんのFBより拝借)



同じタイミングで登り始めた、滋賀県から来たNくんと交代でラッセルしていたたようです。

結局二人とも地蔵尾根で敗退とか。

お疲れ様でした(笑)


(NくんのFBより拝借)


ボクの方はと言えば前後にもまったく人の気配もない孤独なラッセル。

とにかく、ハーハーいいながら小さな雪庇を越えて無事稜線に出ました。

赤岩の頭到着です。





稜線上は、想像はしていましたがやっぱり強風が吹き荒れていました。

しかも山頂方面はガスガス。

心が折れそう・・・

疲れたし引き返そうかなぁ

引き返すか山頂を目指すかしばし思案・・・

引き返すとなれば、ボクの登山人生初の敗退です。

う~ん、せっかくここまで来たんだし、ここからは稜線歩きだから雪もたいしたこと無いよな。

とりあえず山頂方面に行ってみることにしました。





稜線上は雪も飛ばされるのでそれほど積もっていない・・・と思っていましたが甘かったガーン

腿まである雪にずぶずぶ埋まりながら、何とか進みます。

ハァハァ





一瞬ガスが晴れて、山頂が見えました。

ケルンの先まで雪が深く積もっているようですが、そこから先は地面も見えていますね。

あと一息です。





ケルンを過ぎたらずいぶん歩きやすくなりました。

夏道は全くわかりませんが、とにかく山頂目指して直登します。

確かこの岩の先が山頂のはず・・・ 夏道は右下を巻いたはずですが、吹き溜まりでラッセルに

なりそうなので、左から強引に。





急に開けたと思ったら見覚えのあるひろーい山頂に到着しました。

いや~疲れた。

それにしても、今回は達成ありますな。

この環境で山頂までどうにかたどり着けたのはずいぶん自信になりました。




ここが山頂の看板です。

この時、登頂を祝福するかのように急にガスが晴れて薄日が射してきました。

気分も爽快!

見渡しても、山頂付近に踏み跡一切ありませんね。

もしかすると、本日山頂まで登ったのはボクだけかも。





一応、自撮りしておきましょ。





爆裂火口も相変わらずの大迫力です。

さすがに横岳方面からも誰も来ません。

この環境じゃ、無理もないですね。





眺望も無いし風も強いので、さっさと山頂を後にします。

あれ?

登って来たはずの方向に下り始めたんですが、夏道と違うので今一つ自信が持てません。

不安な気持ちで降りていると、ケルンを発見。

いや~こんな時ケルンって本当にありがたいですね。





さあ、当然ながら下りもラッセルラッセル!

登りより体力的に楽ですが、自分のトレースを辿ってもかなり疲れます。

腰までのラッセル風景を自撮りしてみました。





トレースをたどり無事林間まで戻ってきました。

ここまで来れば一安心。





カラー写真なのにほぼモノクロ状態。

しかも、全くの静寂です。

あるいているのはボクひとりだけ。





だいぶ降りてきたところで、ガスが晴れだしました。

あれは阿弥陀岳ですね。

絶景絶景!





横岳も見えてきました。





結局ほぼ一人きり、誰とも会うことなく赤岳鉱泉まで下りてきました。





赤岳鉱泉に着くと、いままでの登山がうそみたいに人だたくさん。

みんな何していたんだろう?

それよりも、下りてきた途端に青空になったぞ。

あちらに見えるのはもしかして赤岳さん。





アイスキャンディーにも、たくさんの人が取り付いていました。

本当に、さっきまでとは全くの別世界です。





テントに到着戻ってアイゼンを外してテントに入っていたら、ふじぶんさんも戻ってきました。

地蔵尾根のラッセル地獄、ご苦労様でした(笑)





テントからは赤岳がくっきり。

来年は天気が良い時に赤岳やりたいなぁ





赤岳を眺めながら、かんぱ~い!

テン場のテントもいつの間にかたくさん。





そうそう、こんな温度計を持っているのをすっかり忘れていました。

確か去年買ったんですよね。

幕内と外を同時に測れる優れものです。

幕外の温度はベンチレーターから端子を外に出して計測が出来ます。

上が幕外、下が幕内の温度。

外はマイナス9度。

午後3時くらいなので、1日でも気温が高い時間帯ですよね。

今日はいったいどこまで下がるんでしょうか。




そのまま飲み続けて、晩めしに突入。

明るいのは、今回初投入のプリムス マイクロランタンP541です。

シングルバーナーくらいのサイズで明るい上に暖かい。

雪山では重宝しそうです。

そうそう、宴会には途中から、ふじぶんさんのラッセル友達滋賀県から来たNくんも合流。

こんな時期にも山に登る山バカ同士、話も弾み楽しい夜になりました。





そろそろ寝ますか。

ということでシュラフにもぐりこんで温度計を見ると・・・

外気温マイナス14度。

どうりで寒いわけだ。





トイレに行くために外に出ると、色とりどりのテントがランタンのように灯っていました。





ボクの幕内はランタンのお陰でぬくぬく。

幸せですね。

先日買ったR値5のインフレータブルマットもあり、さほど寒さに困ることなく眠ることができました。








1月22日(日)

早寝したので、6時には目が覚めちゃいました。

薄暗い中、ランタンを灯して朝食を。

昨夜の鍋の残りに、しゃぶしゃぶ餅。

最近のお気に入りです。





当初の予定通り、本日は下るだけ。

午後になると中央道は渋滞しますからね。

のんびりと撤収します。





帰りはお友達になったNくんも一緒に。





途中、山の中から出てくる踏み跡発見。

ショートカットでしょうかね。

行ってみることにします。

踏み跡があるからショートカットだろうと行ってみると、ただの立ち○ョンの跡だったり

するんですが・・・

これはちゃんとしたショートカットでした。

最後のログを拡大して見ていただくとわかります。





いつもの看板で記念撮影して今回の厳冬期八ヶ岳終了です。

お疲れさまでした〜





いや~今回は思わぬソロでのラッセルにルートファインディングと良い経験をさせてもらいました。

それにしても、去年に引き続きこの時期八ヶ岳とは相性悪いなぁ

まあ、また来年も来るとしましょう。






  


Posted by そーしん at 20:17Comments(6)八ヶ岳(硫黄岳)赤岳鉱泉

2016年10月24日

硫黄岳から横岳まで縦走 赤岳鉱泉テント泊 VS20初張り♪

10月21日(金)〜10月23日(日)

今年は厳冬期に、八ヶ岳横岳をやりたいという、ふじぶんさん。

それでは、秋に下見をしておきましょう、ということになりました。

横岳・・・ あのギザギザのお山ですよね。

秋はまだしも厳冬期は・・・ さすがにきついんじゃないかなぁ。





10月21日(金)

21時30分に、ふじぶんさんにお迎えにきていただいて出発。

AM1時前に、赤岳山荘の駐車場に到着しました。

軽く缶チューハイを飲んでお休みなさ~い。

と寝たまでは良かったんですが、さすがに山の気温はぐんと下がりますね。

車中でシュラフを被って寝たんですが、寒くて目が覚めちゃいました。

まだ夏感覚で、薄いシュラフしか持ってこなかった・・・失敗したな。




10月22日(土)

AM5時30分に目覚ましはかけておいたんですが、寒くてシュラフから出る気力が湧かず、

ぐずぐずしてどうにか6時20分に出発です。

いつもの看板前で記念撮影。





いつもだとこの看板を右に進んで南沢ルートで行者小屋方面に向かうんですが、本日は左の

北沢ルートで赤岳鉱泉に向かいます。





南沢ルートはすぐに山道になるんですが、北沢ルートは林道歩き。

まわりの木々も紅葉が始まっていました。





小一時間林道を歩いたところから、山道に。

北沢ルートはその名の通り、沢沿いを登ります。

1時間歩いたところで、ザックを降ろして休憩。

左がふじぶんさんの、おニューのザック。オスプレーの70Lです。

最近のザックはスリムで縦に長いんですね。





しばらく登ると前方に八ヶ岳が見えてきました。

あの突起は本日目指す横岳の大同心かな?





歩き始めから1時間50分ほどで、赤岳鉱泉に到着です。

テント泊の受付をします。

テン泊代は、1000円でした。





賑やかな上の段を避けて、下の段に設営。

先日買った、ダンロップのVS20、初実戦投入です。

お山テントなので、設営時間が短いのはもちろんですが、吊り下げ式って設営簡単なので、

ノンストレス。

こりゃ、いい買い物をしました。

さすが新品テント、皺もなくピンピンですね。

まあ、すぐにクシャクシャになるんだろうけど。





小屋の脇には、赤岳鉱泉名物、アイスクライミング練習用のアイスキャンディーも、着々と

準備が進んでしました。





サブザックに雨具とお昼だけ入れて、再スタートです。

今回は時計回りのルートで硫黄岳から横岳を縦走、地蔵尾根から帰ってくることにしました。

しばらくは樹林帯を歩きます。





木々の間から、赤岳・中岳・阿弥陀岳が顔を覗かせました。

テンション上がりますね~





赤岳鉱泉から1時間ほどで、赤岩の頭到着。

絶景が広がります。

後ろに見えている左半分が本日縦走する横岳。

あのギザギザを歩くんだ。





前方には、諏訪湖の向こうに北アルプスの山々。

この日は湿度が低いのか、遠くの山々まではっきりと見渡せました。




よーく見ると、ちょこんと尖った山が。

先月登った槍ヶ岳ですね。

南アルプス北岳、甲斐駒、仙丈も間近に見えました。




さあ、あと一息。

硫黄岳の山頂を目指します。





最後が意外と急登のうえに、足場が悪くなったりしますが・・・





30分ほどの登りで、だだっ広い硫黄岳の山頂に到着。





反対側の爆裂火口も相変わらずの迫力です。





山頂でランチ、のつもりでしたが強風が吹き始めてそれどころじゃ無いので、先に進みます。

見えている尾根道を、赤岳の手前まで歩きます。





相変わらず強風が吹いているので、硫黄岳山荘の陰に入って風除けにします。




あー、やっと一息つけました。

絶景を見ながらランチにします。





3種肉盛り麺。

名前に惹かれて買っちゃいました。

たしかに肉はたっぷりと入っていましたが、焼肉しょうゆ味・・・

甘口でビミョーでした。

もう買うことは無いでしょう。





お腹も一杯になったところで、横岳山頂を目指します。

それにしても、写真ではわかりずらいんですが相変わらずすごい風が吹き続けています。

稜線なので、さえぎるものが何もありませんからね。

雪の時期はもっと強風が吹くし、きつそうだな。





振り返ると、硫黄岳からの稜線。

左手の白く見えている部分が赤岩の頭。

ぐるっと稜線を歩いてきた感じです。





前方に見える突起は大同心。

下から見えていたアレですね。





尾根まで上がると目の前に富士山!

テンション上がりますね~

雄大だな。




さあ、ここからが横岳の核心部。

岩・岩地帯に入ります。





前方の突起は小同心。





あれ?

よく見ると人がいる。

見ているこっちが怖いんですけど。





横岳の稜線は両側が切れ落ちています。

冬場、足を滑らせたら下まで落っこちちゃいますね。

ちなみに、赤岳鉱泉が小さく見えています。





さあ、ここからが楽しい核心部ですよ~




こんなところをよじ登ったり。




こんなところを進みます。

ちなみに、この下は切れ落ちてます。




そして、たどり着いたのが山頂です。




大同心があんなに下に見えます。





こちらはこれから歩く、あのギザギザの稜線。

奥に見える、赤岳の手前まで行きます。





こちらは小同心。

あれ?

なんか人が登ってくるぞ!

この下も人が歩くような場所じゃないんですけど。

もしかして・・・

そう、さっきまで小同心のてっぺんにいたクライマーの方たちでした。

ちょっとお話しをお聞きしましたが、小同心はクライマー初心者の壁なんだとか。

誰でも体力さえあれば登れますよ、との事。

やめときます(笑)





この写真、わかりずらくて残念なんですが、写真中央に小々同心という感じの切れ落ちた

突起が。

あそこなら行けるんじゃない。




ということで、慎重に歩いて突起の先端で記念撮影。

実はちょービビッてます。




この後、三叉峰、石尊峰、鉾岳、日ノ岳とギザギザが続きます。

そのうちのどれかな?

尖がったかっこいいピークで記念撮影。




楽しい岩登りはまだまだ続きますよ~




前方に八ヶ岳最高峰赤岳が見えてきました。

去年は吹雪の中、ピーク踏んだんですよね。

また行きたいなぁ






この壁、雪がついたらキツいんだろうな。

鎖が出ていればどうにかなるだろうけど。




ギザギザ全部終了したところで振り返ってパチリ。

以上で横岳終了です。




地蔵の頭分岐です。

ここをまっすぐ行けば赤岳山、頂往復だいたい1時間くらいですが・・・

行く?

やめて早く降りてビールを飲みましょうということで意見が一致。




地蔵尾根を下ります。

ここも十分注意が必要ですね。




鎖場や階段の連続です。

阿弥陀岳の勇姿もそろそろ見納めかな。




急登を下って樹林帯に入ると行者小屋に到着。

行者小屋のテン場はテントが隙間無いくらいに張られていました。

赤岳鉱泉で正解だったかも。





行者小屋から赤岳鉱泉に向かう道、やっぱり苔がキレイ。

八ヶ岳に来ていつも感じるのは、苔の美しさですね。





あれ?

何かいる。

と思ったら鹿さんでした。

昼間この距離で見るのは初めてかな。

口笛を吹いたら振り返ってこっちを見ました。




適当なアップダウンだあり。

階段があったりします。

よく見ると・・・




マムートのマークじゃないですか。

スポンサーって事でしょうね。





木の間から横岳が見えました。

一番左が大同心、次が小同心、山頂はもうちょっと右くらいかな?

やっぱり横岳はどれが山頂か分かりませんね。




そうこうするうちに、赤岳鉱泉まで戻ってきました。





さあ、お待ちかねのカンパイです。

この為に登ったといっても過言ではないですからね。




うめ~




さあさ、今日はジンギスカンですよ。

お野菜の上に肉を乗っけていただきます。




本日の宴会場はこんな感じ。

ありがたいことに風は無いんですが、やっぱり寒い。

焼酎のお湯割りがうまい!





次のお山のことやら何やら話しているとあっという間に暗くなりました。




テントに引っ込んで、ヘッドランプをランタンにして、ひとりちびちび。

こんな時、テーブルがあるってうれしいですね。



いつの間にやら眠っていました。




10月23日(日)

夜はやっぱり冷えました。

シュラフにシュラフカバーをして、頭までもぐりこんで寝たんですが、それでも寒かった~

基本的にはシュラフの選択ミスです。

もうちょっと厚手のシュラフにするか、きちんとした防寒着を持って来るべきでした。

反省、反省。




朝ごはんは簡単に、フリーズドライのカニ雑炊。





お湯をかけるだけで、あっという間に完成です。

簡単ですが本格的なお味です。

カニ?のようなものも入っていました。

軽いし簡単だし美味いし、言うことは無いんですが、すぐに腹が減ったのにはまいりました。

山でこれはなしだな。





山はすっかり秋の装いに。

ついこの前まで夏だったんですけどね。

この寒さじゃ、すぐに冬になっちゃいますね。




中央道の渋滞が始まる前に帰りましょう。

ということで、いつものように2日目は下るだけ。

さあ、行きますか。




のんびりとした山歩き。

くだらないことを喋りながら、ゆったりとした時が流れます。




八ヶ岳も見納めかな。




林道にはススキも。

秋ですねぇ





赤岳山荘に戻ってきました。

お疲れ様でした~



渋滞も無く自宅には13時過ぎに到着しました。

基本、月一と決めている登山。

さて、来月はどの山に行こうかな。