2022年07月21日
今度は夏の越後駒ケ岳 駒の小屋テント泊
7月15日(金)~7月17日(日)
一昨年、雪山で真っ白の時に登った越後駒ケ岳ですが、今度は山友ふじぶんさんとは夏の越後駒ケ岳に登って来ました。
夏と冬、ずいぶん景色が違うものですね。夏の緑の駒ケ岳を楽しんできました。
前回真っ白だった雪の越後駒ケ岳です。夏山との違いをご覧ください。
雪山で登った前回のレポはコチラ
7月15日(金)
いつものように21時30分にわが家を出発。東松山まで一般道を走り関越で小出IC経由奥只見シルバーラインから国道352号線で登山口のある枝折峠の駐車場に着いたのが午前2時。一杯飲んで、3時におやすみなさい。
7月16日(土)
昨夜は寝たのが3時ということで目覚ましは掛けずに7時に起床。まあ、緩い山なので急ぐ必要はありませんからね。
準備をしたら8時前に出発です。
今回のザックは水2Lを入れて12kg弱。テント泊の装備としてはけっこう頑張りました。
さあ、行きますか。トイレの裏からスタートします。
すぐに尾根上に出ました。奥の方に目指す越後駒ケ岳が見えますね。まだまだ遠いなぁ。
基本、尾根歩きなんですが左右は木に囲まれてほとんど眺望はありません。雪の時期は低い木が全部雪の下だったので眺望もよかったのに・・・
風も抜けないので汗をたっぷりかいています。
さあ、いよいよ直登の始まりですよ。
ガツっと登ったらやっと森林限界を超えました。風が抜けて気持ちいい。
眺めも良いのでランチタイムにします。ランチはいつものようにカップラー。今回は「ののくら監修 謹製醤油中華そば」をいただきます。「ののくら」は亀有にあるミシュランにも載った名店だそうです。特に麺に特徴があるんだとか。実食してみると・・・ 麺はかなりの極太のちじれ麺。カップラーとしては珍しいですね。食べ応えがあります。スープは後入れの鶏油の香りが食欲をそそります。一気にスープまで飲み干しちゃいました。まあ、汗をかいて塩分が欲しかっただけかもしれませんが。
評価は★★★ 星3つ。悪くは無いんだけど、たぶん特徴的な麺をカップラーで再現するのは無理があったかと。また買うかどうかはビミョーです。
元気が出たところで後ひと頑張りしますよ。下を見ると歩いてきた稜線がジグザグと。けっこう歩いてきたな。
さあ、山頂が近づいて来ました。あと一息です。
これが最後の急登です。岩場でなかなか手強い。落ちないように慎重に登ります。
じゃーん!駒の小屋に到着♪
久しぶりの駒の小屋です。夏場は週末のみ管理人さんがいるんですよね。管理人さんにテン場代500円をお支払い。最近は2000円とかいうところが多い中500円はありがたいですね。
小屋前の水場は、冷たい水がジャンジャン出ていました。
とれは良い!担ぎ上げてきたチューハイを放り込んで冷やしておきます。
さあ、時間も早いしちゃちゃっとテントを張ったら、空身で山頂を目指しましょう。
登山道脇にはニッコウキスゲが咲いていました。
しばらく登ると雪渓が出てきました。ここで滑るとケガしますね。たった数メートルですがステップを切りながら慎重に登ります。
さあ、あと一息で山頂ですね。
はい、山頂に到着~ 山頂には何やら小さな銅像がありました。雪の時はすべて雪の下だったのでこの銅像初めて見ます。
何でも猿田彦の銅像だそうです。何か意味があるのかな。まあ一応、記念撮影。本当に小さな銅像です。
一応、標識の前で自撮りも。相変わらず眺めの良い山頂でした。
さあ、ミッションコンプリート、小屋に戻りましょうか。雪渓は滑らないように慎重に。
さあ、小屋まで戻って来ました。小屋のテン場はこんな感じ。3連休初日ですが、本日はボクらだけで貸切のようです。
山頂の見える好立地。眺めの良いテン場です。
テントの脇で宴会始めますよ。
お待ちかねのカンパイです。チューハイはキンキンに冷やしていましたからね。うまい!
乾いた体に染み込みます。効く~!!
さあさあ、つまみでも作りましょうか。まずはソーセージを焼きます。山では肉系がウマイんですよね。
フライパンのテフロン加工がはがれかかってきたので、今回フライパンに敷くアルミシートを買ってみました。普通のアルミホイルより薄くてツルツルした感じで、ちょっと頼りなく見えますがどうでしょうね。
これなかなか優秀です。ソーセージもまったく焦げ付きません。薄いけど意外と丈夫です。
ミックスホルモンも焼き焼きしますよ。本当はジンギスカンを食べたかったんだけど、近所のスーパーに無かったのでガマンガマン。
ホルモンは野菜と一緒に炒めていただきました。
食べ終わったらホイルは丸めて捨てるだけ。フライパンは汚れず持ってきたときのまま。これ山には最適ですね。これからはこのホイル必携です。
飲んで喋っていると、あっという間に日が暮れてきました。テントに籠ります。
夕食はテントでウマーメシに生卵イン。
横になったら起きていられませんね。おやすみなさい。
7月17日(日)
朝食は茹でたうどんに生卵とうどんスープをかけてカマタマうどんに。うまし。
お天気、下り坂予報なので早めに撤収します。
小屋から下を見ると絶景が広がっていました。
気持ちの良さそうな稜線。
360度の景色は動画でどうぞ
本日もしばらくはお天気良さそうです。
最後に水場で水を補給。冷たくてうまい。
さあ、下山しましょう。
絶景を眺めながらの下山。
岩場も通過。
見えているのはこれから歩く稜線です。
あっという間に百草の池まで降りて来ました。今日は空が映って美しい。
帰りは来た道を戻ってずーっと稜線歩き。ちょっと寄り道して道行山の山頂に登ってみました。これは儲けた感じですね。期待していなかったけど眺めが良い。
駐車場に戻ってゴール。お疲れさまでした~
ということで、2度目の越後駒ケ岳登山が終了しました。雪山と夏山では見える景色も全く違いますね。近辺の百名山は全て登っちゃったけど季節を変えてまた登ろう。
さあ、いよいよ夏に突入ですね。夏休みはどこに行こうかな。
一昨年、雪山で真っ白の時に登った越後駒ケ岳ですが、今度は山友ふじぶんさんとは夏の越後駒ケ岳に登って来ました。
夏と冬、ずいぶん景色が違うものですね。夏の緑の駒ケ岳を楽しんできました。
前回真っ白だった雪の越後駒ケ岳です。夏山との違いをご覧ください。
雪山で登った前回のレポはコチラ
7月15日(金)
いつものように21時30分にわが家を出発。東松山まで一般道を走り関越で小出IC経由奥只見シルバーラインから国道352号線で登山口のある枝折峠の駐車場に着いたのが午前2時。一杯飲んで、3時におやすみなさい。
7月16日(土)
昨夜は寝たのが3時ということで目覚ましは掛けずに7時に起床。まあ、緩い山なので急ぐ必要はありませんからね。
準備をしたら8時前に出発です。
今回のザックは水2Lを入れて12kg弱。テント泊の装備としてはけっこう頑張りました。
さあ、行きますか。トイレの裏からスタートします。
すぐに尾根上に出ました。奥の方に目指す越後駒ケ岳が見えますね。まだまだ遠いなぁ。
基本、尾根歩きなんですが左右は木に囲まれてほとんど眺望はありません。雪の時期は低い木が全部雪の下だったので眺望もよかったのに・・・
風も抜けないので汗をたっぷりかいています。
さあ、いよいよ直登の始まりですよ。
ガツっと登ったらやっと森林限界を超えました。風が抜けて気持ちいい。
眺めも良いのでランチタイムにします。ランチはいつものようにカップラー。今回は「ののくら監修 謹製醤油中華そば」をいただきます。「ののくら」は亀有にあるミシュランにも載った名店だそうです。特に麺に特徴があるんだとか。実食してみると・・・ 麺はかなりの極太のちじれ麺。カップラーとしては珍しいですね。食べ応えがあります。スープは後入れの鶏油の香りが食欲をそそります。一気にスープまで飲み干しちゃいました。まあ、汗をかいて塩分が欲しかっただけかもしれませんが。
評価は★★★ 星3つ。悪くは無いんだけど、たぶん特徴的な麺をカップラーで再現するのは無理があったかと。また買うかどうかはビミョーです。
元気が出たところで後ひと頑張りしますよ。下を見ると歩いてきた稜線がジグザグと。けっこう歩いてきたな。
さあ、山頂が近づいて来ました。あと一息です。
これが最後の急登です。岩場でなかなか手強い。落ちないように慎重に登ります。
じゃーん!駒の小屋に到着♪
久しぶりの駒の小屋です。夏場は週末のみ管理人さんがいるんですよね。管理人さんにテン場代500円をお支払い。最近は2000円とかいうところが多い中500円はありがたいですね。
小屋前の水場は、冷たい水がジャンジャン出ていました。
とれは良い!担ぎ上げてきたチューハイを放り込んで冷やしておきます。
さあ、時間も早いしちゃちゃっとテントを張ったら、空身で山頂を目指しましょう。
登山道脇にはニッコウキスゲが咲いていました。
しばらく登ると雪渓が出てきました。ここで滑るとケガしますね。たった数メートルですがステップを切りながら慎重に登ります。
さあ、あと一息で山頂ですね。
はい、山頂に到着~ 山頂には何やら小さな銅像がありました。雪の時はすべて雪の下だったのでこの銅像初めて見ます。
何でも猿田彦の銅像だそうです。何か意味があるのかな。まあ一応、記念撮影。本当に小さな銅像です。
一応、標識の前で自撮りも。相変わらず眺めの良い山頂でした。
さあ、ミッションコンプリート、小屋に戻りましょうか。雪渓は滑らないように慎重に。
さあ、小屋まで戻って来ました。小屋のテン場はこんな感じ。3連休初日ですが、本日はボクらだけで貸切のようです。
山頂の見える好立地。眺めの良いテン場です。
テントの脇で宴会始めますよ。
お待ちかねのカンパイです。チューハイはキンキンに冷やしていましたからね。うまい!
乾いた体に染み込みます。効く~!!
さあさあ、つまみでも作りましょうか。まずはソーセージを焼きます。山では肉系がウマイんですよね。
フライパンのテフロン加工がはがれかかってきたので、今回フライパンに敷くアルミシートを買ってみました。普通のアルミホイルより薄くてツルツルした感じで、ちょっと頼りなく見えますがどうでしょうね。
これなかなか優秀です。ソーセージもまったく焦げ付きません。薄いけど意外と丈夫です。
ミックスホルモンも焼き焼きしますよ。本当はジンギスカンを食べたかったんだけど、近所のスーパーに無かったのでガマンガマン。
ホルモンは野菜と一緒に炒めていただきました。
食べ終わったらホイルは丸めて捨てるだけ。フライパンは汚れず持ってきたときのまま。これ山には最適ですね。これからはこのホイル必携です。
飲んで喋っていると、あっという間に日が暮れてきました。テントに籠ります。
夕食はテントでウマーメシに生卵イン。
横になったら起きていられませんね。おやすみなさい。
7月17日(日)
朝食は茹でたうどんに生卵とうどんスープをかけてカマタマうどんに。うまし。
お天気、下り坂予報なので早めに撤収します。
小屋から下を見ると絶景が広がっていました。
気持ちの良さそうな稜線。
360度の景色は動画でどうぞ
本日もしばらくはお天気良さそうです。
最後に水場で水を補給。冷たくてうまい。
さあ、下山しましょう。
絶景を眺めながらの下山。
岩場も通過。
見えているのはこれから歩く稜線です。
あっという間に百草の池まで降りて来ました。今日は空が映って美しい。
帰りは来た道を戻ってずーっと稜線歩き。ちょっと寄り道して道行山の山頂に登ってみました。これは儲けた感じですね。期待していなかったけど眺めが良い。
駐車場に戻ってゴール。お疲れさまでした~
ということで、2度目の越後駒ケ岳登山が終了しました。雪山と夏山では見える景色も全く違いますね。近辺の百名山は全て登っちゃったけど季節を変えてまた登ろう。
さあ、いよいよ夏に突入ですね。夏休みはどこに行こうかな。
タグ :越後駒ケ岳
2020年04月18日
百名山に挑戦!56.57座目は越後駒ケ岳と巻機山
4月14日(火)〜4月17日(金)
日本百名山、今までに55座登ってきました。
結構登ったつもりでしたが、まだ半分ちょっとなんですね。
全国に散らばっている百名山、今回は初の新潟遠征をしてきました。
4月14日(火)
高速道路代を節約するため、20時に自宅を出発。
下道を東松山ICまで走り関越に乗り、深夜割引になる24時過ぎに小出ICを出てすぐの道の駅「ゆのたに」で車中泊しました。
4月15日(水)
朝5時に目が覚めました。
予報通り、天気は良さそうですね。
奥只見シルバーラインを通って登山口に向かいます。
この道路、無料ですがゲートがあって通れるのは6時から18時までとなっています。
開いて早々の6時10分にゲートを通過。
シルバーラインなんていうからてっきり景色を楽しむ道路とかと思ったら、全区間22kmのうちトンネルが18kmというトンネルなんですね。
しかもチョー長いトンネル。
トンネルを抜けると、そこは雪国でした。
トンネル出たところを反対に曲がって、ちょっと迷っちゃったけどどうにかスタート地点の石抱橋に到着。
みなさん早いですね。
この日はボクで4台目でした。
準備をしたら、さあ行きますよ。
本日は百名山56座目、越後駒ケ岳を目指します。
ちょうど橋の上から上流方面に越後駒ケ岳が見えました。
真っ白ですね、楽しみです。
まずは川沿いの林道歩き。
時折、雪崩が道をふさいでいる場所が現れます。
春ですね。
慎重に行きましょう。
左手に見えるのは荒沢岳ですね。
馴染みのない名前だけどなかなかかっこいい!
新潟の山ってほとんど登っていないんですよね。
いつかはやらねば。
林道を1時間ほど歩いたところで、いよいよ尾根に取り付きます。
先行者は2組ほどいるようで踏み跡が続いていますね。
ルートファインディングせずに済むのはすごく助かります。
新雪が降ったばかりみたい、辺りは真っ白。
雪の時期限定でしょう。
踏み跡は、登山道じゃない尾根を登っています。
まあ、夏道を知っているわけでもないので、とりあえずついて行ってみましょう。
しばらく登って振り返るとこんな感じ。
眺めがよくて気持ちいい。
融雪が進んでいるので時々踏み抜くのと、登山道じゃないので立木に行く手を阻まれたりとなかなかの難ルートです。
どうやら方向は合っているので駒ケ岳を目指しているのは間違いなさそうです。
雪が深くなってきたので、道行山の手前でワカンを装着。
目指す越後駒ケ岳の雄姿がだいぶ近づいてきました。
先行する2組のうち、道行山を巻く踏み跡について行ったんですが、今にも崩れ落ちそうな巨大な雪庇の下を通っている・・・
写真ではわかりずらいんですが、どう見てもヤバイ感じ。
ちょっとあれの下を通る気にはなりませんね。
ということで、方向転換。
がっつり直登して道行山の山頂に向かいます。
ガツっと登って道行山山頂に着きました。
あ〜疲れた。
お腹がすいたので、山頂でランチタイムに。
今回はカップラーじゃなく、ミニクロワッサンで簡単に。
時間と水を節約します。
ここからいったん下って、白い尾根沿いを進みます。
まだまだ長いぞ。
尾根には大きな雪庇ができていました。
歩いている分にはよくわからないんですが、踏み跡から左側はほぼ雪庇。
いつ崩れ落ちるかわからない状況なので、左側に近づくと危険です。
さあ、がっつりとした登りが始まりますよ。
まだまだあるな。
広大な平らな部分に出たのでひと休憩。
百草の池という場所のようです。
ここから先はがっつりとした登りみたいですね。
急登に備えて12本爪アイゼンにチェンジします。
登り始めると・・・
うわっ何これ、キツ。
テント泊用の20kmを超えるザックを担いでの急登、足の筋肉が悲鳴を上げ始めました。
どこか平らでテント張れそうな場所があったらビバークしちゃおうかな。
まぢでビバークしようかと思いましたが、残念ながら急登は続きビバークできるようなポイントはありませんでした。
10歩登っては休憩、10歩登っては休憩を繰り返し、どうにか小屋の先っぽが見えましたよ。
あと一息。
振り返るとこの絶景。
スゲーなぁ
ため息が出ます。
やっと小屋だ〜〜
死ぬかと思った。
ここで本日の行程終わりにしようかとも思ったけど、翌日の天気予報は怪しいので、最後の力を振り絞り、ザックをデポして山頂に向かいます。
ザックをデポしたおかげでしょうか、歩き始めると意外と快調。
あっという間に小屋が小さくなりました。
さあ、あとちょっとで山頂です。
この辺りかな。
雪山は山頂がはっきりしないんですよね。
あった〜
山頂の看板が雪の中から顔尾を出していました。
百名山、56座目ゲットです。
自撮りで記念撮影。
山頂からは360度の大展望。
すばらしい!
疲れも吹き飛ぶ感動的な眺めです。
さあ、目的も達したし小屋に戻りましょう。
こちらが駒の小屋。
雪の時期は人のいない避難小屋です。
中をのぞいてみると・・・
避難小屋という感じじゃないですね。
かなりキレイ。
テント張るのも面倒だし、貸し切りみたいだからここに泊まろうかな。
でも窓がないから真っ暗だし・・・一人でここに泊まるのもどうも。
ということで、かなり疲れてはいますが当初の予定通りテント泊しますよ。
そうとなったら、スコップを出してテン場作りです。
はい、ガツッと掘って設営完了です。
ワイルドだろ〜
上の写真だけだとワイルドな稜線に張ったように見えますが、実は小屋との位置関係はこんな感じ(笑)
いつでも小屋に逃げ込める体制です。
さあさあ、一杯やりましょう。
本当に疲れた。
早くも太陽が山の稜線に沈みそうです。
雪を溶かして水を作らねば。
暑かったのもあって、想定以上に水を消費しちゃいました。
水は本当に大事ですからね。
さあ、夕食にしましょうか。
本日はキムチ鍋です。
お豆腐もちゃんと持ってきましたよ。
こんなもの持ってくるから20kgオーバーしちゃうんだよな。
もう歳だし、今度はちょっと重さのことも考えよう。
キャベツやお肉を、ニンジン、大根を入れて完成です。
今回は豚バラにしたけど、やっぱキムチ鍋にはバラ肉ですね。
ちなみにテントの中はこんな感じ。
雪の時期はどうしても濡れモノがでるので乾かす必要があります。
こうしておけば、明日の朝には乾くでしょう。
太陽はすっかり稜線に沈み空が赤くなってきました。
さあ、焼酎を飲みながら寝るとしましょう。
4月16日(木)
朝です。
う〜ん、ガスで真っ白ですね。
今日はこんな感じなのかなぁ
朝食は鍋の残りにうどんを投入するだけ。
手間いらずで山にはもってこいです。
張り綱にもエビの尻尾ができていますね。
昨夜は相当風が吹きました。
さあ、撤収しますか。
ポールをよく見ると、曲がっちゃってます。
それだけの風が吹いたということでしょうけど、ぐっすり寝ちゃったからあんまり気が付かなかった。
さあ、出発です。
10m先が何も見えないガスガス状態。
左右切れ落ちた稜線なんかもあったので、道を間違えないよう慎重に昨日の踏み跡をたどって行きましょう。
気が付いたら滑落してたなんてシャレになりませんからね。
ところどこと隠れクラックがあります。
これなんか高さ5mはあります。
両足で落ちたら自力で這い上がるのは難しそうです。
コワコワ。
雪庇に近づかないよう帰りも慎重に。
最後の尾根は昨日より更に崩落が進んでいました。
これなんか、昨日落ちたと思われます。
さあ、石抱橋まで戻ってきました。
本日の登山終了です。
終了後、電波が通じるようになったスマホを見てびっくり。
何度もママから連絡が入っているじゃないですか。
何事かと思って電話をすると、「生きてるの!」って。
どうやら、ボクが入山中に近くで身元不明の遺体が見つかり、警察から電話が入ってボクの遺体ではという話になっていたらしい。
年齢や年恰好などが共通だったみたいで。
いろいろご心配をおかけしました。
さあ、お次は57座目の巻機山ですよ。
そのまま下道で巻機山の登山口まで移動。
登山口の桜坂駐車場で車中泊しようと思っていたんですが、駐車場のすぐ手前に良さげな幕営地を見つけましたよ。
砂防ダムを造ったときの工事に使ったフラットなスペース。
ということで川のそばにテントを張りました。
湿ったテントを乾かしながらシュラフやマットも干せて一石二鳥。
春ですね。
フキノトウもたくさん芽吹いていました。
さあ、一杯やりましょうか。
メシは適当。
余っていた調味料でうどんを茹でて夕食に。
その辺で摘んだフキノトウを入れると春の香りがしました。
さあ、明日も早いからもう寝ましょう。
4月17日(金)
朝は簡単にパンとコーヒー。
準備をしたら、さあ行きますか。
今日は百名山57座目巻機山に登りますよ。
白い峰が見えてきました。
下調べをほとんどしていないので、どれが巻機山かわかっていません。
しばらく車道を歩いて尾根コースと沢コースの分岐に出ました。
本日は尾根コースを往復しますよ。
まずは雪と土のミックス。
どっちつかずで歩きにくい。
しかも中途半端でよく滑る。
振り返ると越後の山々。
たぶん名も知れぬ山でしょうが、低山でも雪があるのでなかなか壮観です。
日が差してきました。
なかなか良い感じの雰囲気の山です。
尾根に出たら一気に眺望が広がりましたよ。
こっちは谷川岳方面でしょうか。
真っ白な山塊が見えます。
気持ちの良い樹林歩き。
ブナの森ですね。
美人さんの森です。
急登を登ると別な尾根に出ました。
こちらからは天狗岩が見えます。
広い尾根の雪原に踏み跡が続いています。
正面に見えるのが巻機山かな?
振り返ると越後の山々がばーん!
うわっ!
スゲー急登!
まあ、昨日みたいに20kgのザック背負っていませんからね。
快調に登ります。
ガツっと登って振り返るとこの絶景。
先ほどの雪原が見えます。
さあ、あと一息。
じゃーん!
山頂に到着・・・ と思ったらニセ巻機山だった。
そういえば、巻機山の手前に山頂っぽいピークがあるって聞いたことあるよな。
まさかニセ巻機とは。
どうやら谷を挟んだ向こうにあるあのなだらかなのが山頂らしい。
あんまりピークって感じじゃない残念なピークです。
一度鞍部に下ってもう一度登り返します。
鞍部まで降りると何かあるみたい・・・
避難小屋の一部が出てあとは雪に埋まっていました。
さあ、最後の登り返し。
ひたすら登ります。
尾根に出ましたよ。
どうやら、あの小高い丘が山頂のようです。
それにしてもピークって感じじゃないな。
はい、山頂に到着〜
あんまり雰囲気ありませんが、百名山57座目ゲットです。
いつものように自撮り。
それにしても顔黒いな(笑)
ここ3日間でずいぶん焼けました。
山頂からは360度の大展望
パノラマ2連発
いつもなら山頂でラーメンなんですが、今回は山頂パン。
なんだか味気ないけどエネルギーだと割り切ります。
シュカブラも美しい。
名残惜しいけど、さあ帰りましょうか。
登った道を戻り、麓まで降りてくると雪が解けて登山道は小川状態でドロドロ。
靴が汚れる〜
車に戻ってきて登山終了。
どうせ暇だし、もう一泊しようかとも思いましたが、明日は天気が悪いみたいなのでもう帰りましょう。
車窓からは今降りて来たばかりの巻機山。
家にテン場で摘んだフキノトウをお土産に。
フキ味噌はたっぷり作り置きがあるので、オイル漬けにしましたよ。
独特の苦みと香りが何とも言えません。
パンにつけたり、パスタでいただくとしましょう。
冷ややっこにも美味いかも。
ということで、今回のお出かけ終了。
コロナで休業が続いていますが、天気の良い日を選んで出かけられるのがいいですね。
次はどこに行こうかな。
日本百名山、今までに55座登ってきました。
結構登ったつもりでしたが、まだ半分ちょっとなんですね。
全国に散らばっている百名山、今回は初の新潟遠征をしてきました。
4月14日(火)
高速道路代を節約するため、20時に自宅を出発。
下道を東松山ICまで走り関越に乗り、深夜割引になる24時過ぎに小出ICを出てすぐの道の駅「ゆのたに」で車中泊しました。
4月15日(水)
朝5時に目が覚めました。
予報通り、天気は良さそうですね。
奥只見シルバーラインを通って登山口に向かいます。
この道路、無料ですがゲートがあって通れるのは6時から18時までとなっています。
開いて早々の6時10分にゲートを通過。
シルバーラインなんていうからてっきり景色を楽しむ道路とかと思ったら、全区間22kmのうちトンネルが18kmというトンネルなんですね。
しかもチョー長いトンネル。
トンネルを抜けると、そこは雪国でした。
トンネル出たところを反対に曲がって、ちょっと迷っちゃったけどどうにかスタート地点の石抱橋に到着。
みなさん早いですね。
この日はボクで4台目でした。
準備をしたら、さあ行きますよ。
本日は百名山56座目、越後駒ケ岳を目指します。
ちょうど橋の上から上流方面に越後駒ケ岳が見えました。
真っ白ですね、楽しみです。
まずは川沿いの林道歩き。
時折、雪崩が道をふさいでいる場所が現れます。
春ですね。
慎重に行きましょう。
左手に見えるのは荒沢岳ですね。
馴染みのない名前だけどなかなかかっこいい!
新潟の山ってほとんど登っていないんですよね。
いつかはやらねば。
林道を1時間ほど歩いたところで、いよいよ尾根に取り付きます。
先行者は2組ほどいるようで踏み跡が続いていますね。
ルートファインディングせずに済むのはすごく助かります。
新雪が降ったばかりみたい、辺りは真っ白。
雪の時期限定でしょう。
踏み跡は、登山道じゃない尾根を登っています。
まあ、夏道を知っているわけでもないので、とりあえずついて行ってみましょう。
しばらく登って振り返るとこんな感じ。
眺めがよくて気持ちいい。
融雪が進んでいるので時々踏み抜くのと、登山道じゃないので立木に行く手を阻まれたりとなかなかの難ルートです。
どうやら方向は合っているので駒ケ岳を目指しているのは間違いなさそうです。
雪が深くなってきたので、道行山の手前でワカンを装着。
目指す越後駒ケ岳の雄姿がだいぶ近づいてきました。
先行する2組のうち、道行山を巻く踏み跡について行ったんですが、今にも崩れ落ちそうな巨大な雪庇の下を通っている・・・
写真ではわかりずらいんですが、どう見てもヤバイ感じ。
ちょっとあれの下を通る気にはなりませんね。
ということで、方向転換。
がっつり直登して道行山の山頂に向かいます。
ガツっと登って道行山山頂に着きました。
あ〜疲れた。
お腹がすいたので、山頂でランチタイムに。
今回はカップラーじゃなく、ミニクロワッサンで簡単に。
時間と水を節約します。
ここからいったん下って、白い尾根沿いを進みます。
まだまだ長いぞ。
尾根には大きな雪庇ができていました。
歩いている分にはよくわからないんですが、踏み跡から左側はほぼ雪庇。
いつ崩れ落ちるかわからない状況なので、左側に近づくと危険です。
さあ、がっつりとした登りが始まりますよ。
まだまだあるな。
広大な平らな部分に出たのでひと休憩。
百草の池という場所のようです。
ここから先はがっつりとした登りみたいですね。
急登に備えて12本爪アイゼンにチェンジします。
登り始めると・・・
うわっ何これ、キツ。
テント泊用の20kmを超えるザックを担いでの急登、足の筋肉が悲鳴を上げ始めました。
どこか平らでテント張れそうな場所があったらビバークしちゃおうかな。
まぢでビバークしようかと思いましたが、残念ながら急登は続きビバークできるようなポイントはありませんでした。
10歩登っては休憩、10歩登っては休憩を繰り返し、どうにか小屋の先っぽが見えましたよ。
あと一息。
振り返るとこの絶景。
スゲーなぁ
ため息が出ます。
やっと小屋だ〜〜
死ぬかと思った。
ここで本日の行程終わりにしようかとも思ったけど、翌日の天気予報は怪しいので、最後の力を振り絞り、ザックをデポして山頂に向かいます。
ザックをデポしたおかげでしょうか、歩き始めると意外と快調。
あっという間に小屋が小さくなりました。
さあ、あとちょっとで山頂です。
この辺りかな。
雪山は山頂がはっきりしないんですよね。
あった〜
山頂の看板が雪の中から顔尾を出していました。
百名山、56座目ゲットです。
自撮りで記念撮影。
山頂からは360度の大展望。
すばらしい!
疲れも吹き飛ぶ感動的な眺めです。
さあ、目的も達したし小屋に戻りましょう。
こちらが駒の小屋。
雪の時期は人のいない避難小屋です。
中をのぞいてみると・・・
避難小屋という感じじゃないですね。
かなりキレイ。
テント張るのも面倒だし、貸し切りみたいだからここに泊まろうかな。
でも窓がないから真っ暗だし・・・一人でここに泊まるのもどうも。
ということで、かなり疲れてはいますが当初の予定通りテント泊しますよ。
そうとなったら、スコップを出してテン場作りです。
はい、ガツッと掘って設営完了です。
ワイルドだろ〜
上の写真だけだとワイルドな稜線に張ったように見えますが、実は小屋との位置関係はこんな感じ(笑)
いつでも小屋に逃げ込める体制です。
さあさあ、一杯やりましょう。
本当に疲れた。
早くも太陽が山の稜線に沈みそうです。
雪を溶かして水を作らねば。
暑かったのもあって、想定以上に水を消費しちゃいました。
水は本当に大事ですからね。
さあ、夕食にしましょうか。
本日はキムチ鍋です。
お豆腐もちゃんと持ってきましたよ。
こんなもの持ってくるから20kgオーバーしちゃうんだよな。
もう歳だし、今度はちょっと重さのことも考えよう。
キャベツやお肉を、ニンジン、大根を入れて完成です。
今回は豚バラにしたけど、やっぱキムチ鍋にはバラ肉ですね。
ちなみにテントの中はこんな感じ。
雪の時期はどうしても濡れモノがでるので乾かす必要があります。
こうしておけば、明日の朝には乾くでしょう。
太陽はすっかり稜線に沈み空が赤くなってきました。
さあ、焼酎を飲みながら寝るとしましょう。
4月16日(木)
朝です。
う〜ん、ガスで真っ白ですね。
今日はこんな感じなのかなぁ
朝食は鍋の残りにうどんを投入するだけ。
手間いらずで山にはもってこいです。
張り綱にもエビの尻尾ができていますね。
昨夜は相当風が吹きました。
さあ、撤収しますか。
ポールをよく見ると、曲がっちゃってます。
それだけの風が吹いたということでしょうけど、ぐっすり寝ちゃったからあんまり気が付かなかった。
さあ、出発です。
10m先が何も見えないガスガス状態。
左右切れ落ちた稜線なんかもあったので、道を間違えないよう慎重に昨日の踏み跡をたどって行きましょう。
気が付いたら滑落してたなんてシャレになりませんからね。
ところどこと隠れクラックがあります。
これなんか高さ5mはあります。
両足で落ちたら自力で這い上がるのは難しそうです。
コワコワ。
雪庇に近づかないよう帰りも慎重に。
最後の尾根は昨日より更に崩落が進んでいました。
これなんか、昨日落ちたと思われます。
さあ、石抱橋まで戻ってきました。
本日の登山終了です。
終了後、電波が通じるようになったスマホを見てびっくり。
何度もママから連絡が入っているじゃないですか。
何事かと思って電話をすると、「生きてるの!」って。
どうやら、ボクが入山中に近くで身元不明の遺体が見つかり、警察から電話が入ってボクの遺体ではという話になっていたらしい。
年齢や年恰好などが共通だったみたいで。
いろいろご心配をおかけしました。
さあ、お次は57座目の巻機山ですよ。
そのまま下道で巻機山の登山口まで移動。
登山口の桜坂駐車場で車中泊しようと思っていたんですが、駐車場のすぐ手前に良さげな幕営地を見つけましたよ。
砂防ダムを造ったときの工事に使ったフラットなスペース。
ということで川のそばにテントを張りました。
湿ったテントを乾かしながらシュラフやマットも干せて一石二鳥。
春ですね。
フキノトウもたくさん芽吹いていました。
さあ、一杯やりましょうか。
メシは適当。
余っていた調味料でうどんを茹でて夕食に。
その辺で摘んだフキノトウを入れると春の香りがしました。
さあ、明日も早いからもう寝ましょう。
4月17日(金)
朝は簡単にパンとコーヒー。
準備をしたら、さあ行きますか。
今日は百名山57座目巻機山に登りますよ。
白い峰が見えてきました。
下調べをほとんどしていないので、どれが巻機山かわかっていません。
しばらく車道を歩いて尾根コースと沢コースの分岐に出ました。
本日は尾根コースを往復しますよ。
まずは雪と土のミックス。
どっちつかずで歩きにくい。
しかも中途半端でよく滑る。
振り返ると越後の山々。
たぶん名も知れぬ山でしょうが、低山でも雪があるのでなかなか壮観です。
日が差してきました。
なかなか良い感じの雰囲気の山です。
尾根に出たら一気に眺望が広がりましたよ。
こっちは谷川岳方面でしょうか。
真っ白な山塊が見えます。
気持ちの良い樹林歩き。
ブナの森ですね。
美人さんの森です。
急登を登ると別な尾根に出ました。
こちらからは天狗岩が見えます。
広い尾根の雪原に踏み跡が続いています。
正面に見えるのが巻機山かな?
振り返ると越後の山々がばーん!
うわっ!
スゲー急登!
まあ、昨日みたいに20kgのザック背負っていませんからね。
快調に登ります。
ガツっと登って振り返るとこの絶景。
先ほどの雪原が見えます。
さあ、あと一息。
じゃーん!
山頂に到着・・・ と思ったらニセ巻機山だった。
そういえば、巻機山の手前に山頂っぽいピークがあるって聞いたことあるよな。
まさかニセ巻機とは。
どうやら谷を挟んだ向こうにあるあのなだらかなのが山頂らしい。
あんまりピークって感じじゃない残念なピークです。
一度鞍部に下ってもう一度登り返します。
鞍部まで降りると何かあるみたい・・・
避難小屋の一部が出てあとは雪に埋まっていました。
さあ、最後の登り返し。
ひたすら登ります。
尾根に出ましたよ。
どうやら、あの小高い丘が山頂のようです。
それにしてもピークって感じじゃないな。
はい、山頂に到着〜
あんまり雰囲気ありませんが、百名山57座目ゲットです。
いつものように自撮り。
それにしても顔黒いな(笑)
ここ3日間でずいぶん焼けました。
山頂からは360度の大展望
パノラマ2連発
いつもなら山頂でラーメンなんですが、今回は山頂パン。
なんだか味気ないけどエネルギーだと割り切ります。
シュカブラも美しい。
名残惜しいけど、さあ帰りましょうか。
登った道を戻り、麓まで降りてくると雪が解けて登山道は小川状態でドロドロ。
靴が汚れる〜
車に戻ってきて登山終了。
どうせ暇だし、もう一泊しようかとも思いましたが、明日は天気が悪いみたいなのでもう帰りましょう。
車窓からは今降りて来たばかりの巻機山。
家にテン場で摘んだフキノトウをお土産に。
フキ味噌はたっぷり作り置きがあるので、オイル漬けにしましたよ。
独特の苦みと香りが何とも言えません。
パンにつけたり、パスタでいただくとしましょう。
冷ややっこにも美味いかも。
ということで、今回のお出かけ終了。
コロナで休業が続いていますが、天気の良い日を選んで出かけられるのがいいですね。
次はどこに行こうかな。