2017年01月29日
今年も厳冬期八ヶ岳、硫黄岳でまさかのラッセル
1月20日(金)〜1月22日(日)
今年も厳冬期の八ヶ岳に登ってきました。
前日に降った雪のお陰で、人が多いはずの八ヶ岳で、まさかのラッセル。
雪山をがっつりと堪能しました~
1月20日(金)
最近お仕事が忙しいんですよね。
20時までお仕事していた関係で、今回はわが家を22時30分発。
いつものように、ふじぶんさんにお迎えに来てもらいました。
いつもながら、あざーっす!
首都高・中央経由、諏訪南ICで降りて美濃戸口まで来ました。
美濃戸口から美濃戸山荘の駐車場までは、すごい悪路なんです。
ふじぶんさんのデリカといえども、行けるかどうかは当日の道路状況次第。
道が凍っていたり、雪が深ければ美濃戸口に車を止めて片道1時間を、
歩いて行かなければなりません。
往復2時間のつまらない林道歩き、できれば避けたいところです。
ドキドキしながら道の状況を確認。
意外と雪が締まっていますね。
どうやら大丈夫そうです。
ラッキー
午前1時30分、無事、美濃戸山荘の駐車場に到着しました。
一杯飲んでから、おやすみなさ~い
1月21日(土)
朝5時30分起床。
準備を済ませたら、まだ暗い中6時30分に出発です。
今回のお泊りは赤岳鉱泉のテント場予定。
ということで北沢ルートで向かいます。
車中泊している間にも10cmくらい雪が降ったみたいですね。
ふかふかの新雪を踏みしめながら歩きます。
沢沿いのルートは、あまりアップダウンもないので問題はないんですが、積雪のせいで
思うように進みません。
地味に疲れます
通常2時間くらいで着くところですが、新雪にやられ3時間近くかかってやっと赤岳鉱泉に
到着しました。
正面に見えるのが、赤岳鉱泉名物のアイスキャンディー。
人口のアイスクライミング練習場です。
秋に来たときは骨組みだけでしたが、すっかり成長していました(笑)
秋に来た時の様子はコチラ
小屋でテン泊料をお支払い。
お一人1000円です。
これで水とトイレの心配はありませんね。
小屋の脇の空き地にテントを張ります。
この天気だからでしょうか、広いテン場に誰もいません。
平らな場所の新雪を踏み固めて整地して・・・
相変わらず雑な整地ですが、こんなもんでいいでしょう。
ちゃっちゃと設営完了。
宴会のため、ふじぶんさんのテントと向かい合わせでくっつけて張ります。
いつの間にか雪が降ってきましたね。
風も吹き出して体感温度はぐっと下がりました。
今回は竹ペグ代わりに、大きめのジュラルミンのTペグを持参。
細引きを付けてカラビナを通してみました。
これを雪に埋めば完璧でしょう。
外は寒いので、テントに籠ってランチタイム。
今回はカップラーじゃなくって、マルちゃん正麺塩味をいただきます。
厳冬期は、カップラーも食べている間にすぐに冷めちゃうんですよね。
その点、袋麺ならアチアチな状態で食べられます。
これからはこのパターンがいいな♪
実は今回ここからは、ふじぶんさんとは別行動。
ふじぶんさんは、横岳から硫黄岳まで地蔵尾根から反時計回りで縦走。
ヘタレなボクは横岳のごっつい場所は回避して硫黄岳から横岳奥の院までのピストン予定です。
地蔵尾根から登るふじぶんさんは先に出発しました。
ボクはのんびりと準備して11時15分、ソロで硫黄岳を目指します。
さらさらのパウダースノーが足首まで埋まるくらい積もってます。
踏み固められた雪と違って、こいつには地味に体力を奪われました。
それにしても、人と会いませんね。
わずかに踏み跡はあるので先行者いるみたいですが、前後にまったく人の気配がありません。
そんな時、前方から人が降りてきました。
すれ違いつつご挨拶すると、
「硫黄岳に登られるんですか?」と声をかけられました。
「そのつもりです」と答えると、
「私も登るつもりだったんですが、森林限界を超えたあたりで腰までのラッセルになっちゃって・・・
時間も無いので引き返してきたんですよ」との事。
えー!
腰までの雪・・・ラッセル!?
まったく想像していませんでした。
大丈夫かな?
まあ、行けるところまで行ってみましょう。
歩いていると、程なくしてこんな光景が・・・ 先行者さん、ここで引き返したようです。
この先は踏み跡もなく、ただ雪原が広がるばかり。
100mほど直登すれば稜線に出られそうですが、稜線は雪庇になっていて危険な感じ。
どうしよう。
200mくらい右側に雪庇が途切れた場所があるので、とりあえずそちら方面にトラバース
することにします。
ここから、 太ももくらいまでの新雪をラッセル。
教科書通り、膝で雪を固めてから次の一歩を・・・
あれ?
雪がやわらかすぎて、雪を固めたつもりでも、足が沈んじゃいますね。
かなり体力を奪われます。
ハーハー言いながらのトラバース。
振り返ると、自分がつけた踏み跡。
ちょうど同じころ、地蔵尾根を登っていた、ふじぶんさん やっぱり地蔵もラッセルだったんですね。
(NくんのFBより拝借)
同じタイミングで登り始めた、滋賀県から来たNくんと交代でラッセルしていたたようです。
結局二人とも地蔵尾根で敗退とか。
お疲れ様でした(笑)
(NくんのFBより拝借)
ボクの方はと言えば前後にもまったく人の気配もない孤独なラッセル。
とにかく、ハーハーいいながら小さな雪庇を越えて無事稜線に出ました。
赤岩の頭到着です。
稜線上は、想像はしていましたがやっぱり強風が吹き荒れていました。
しかも山頂方面はガスガス。
心が折れそう・・・
疲れたし引き返そうかなぁ
引き返すか山頂を目指すかしばし思案・・・
引き返すとなれば、ボクの登山人生初の敗退です。
う~ん、せっかくここまで来たんだし、ここからは稜線歩きだから雪もたいしたこと無いよな。
とりあえず山頂方面に行ってみることにしました。
稜線上は雪も飛ばされるのでそれほど積もっていない・・・と思っていましたが甘かった
腿まである雪にずぶずぶ埋まりながら、何とか進みます。
ハァハァ
一瞬ガスが晴れて、山頂が見えました。
ケルンの先まで雪が深く積もっているようですが、そこから先は地面も見えていますね。
あと一息です。
ケルンを過ぎたらずいぶん歩きやすくなりました。
夏道は全くわかりませんが、とにかく山頂目指して直登します。
確かこの岩の先が山頂のはず・・・ 夏道は右下を巻いたはずですが、吹き溜まりでラッセルに
なりそうなので、左から強引に。
急に開けたと思ったら見覚えのあるひろーい山頂に到着しました。
いや~疲れた。
それにしても、今回は達成ありますな。
この環境で山頂までどうにかたどり着けたのはずいぶん自信になりました。
ここが山頂の看板です。
この時、登頂を祝福するかのように急にガスが晴れて薄日が射してきました。
気分も爽快!
見渡しても、山頂付近に踏み跡一切ありませんね。
もしかすると、本日山頂まで登ったのはボクだけかも。
一応、自撮りしておきましょ。
爆裂火口も相変わらずの大迫力です。
さすがに横岳方面からも誰も来ません。
この環境じゃ、無理もないですね。
眺望も無いし風も強いので、さっさと山頂を後にします。
あれ?
登って来たはずの方向に下り始めたんですが、夏道と違うので今一つ自信が持てません。
不安な気持ちで降りていると、ケルンを発見。
いや~こんな時ケルンって本当にありがたいですね。
さあ、当然ながら下りもラッセルラッセル!
登りより体力的に楽ですが、自分のトレースを辿ってもかなり疲れます。
腰までのラッセル風景を自撮りしてみました。
トレースをたどり無事林間まで戻ってきました。
ここまで来れば一安心。
カラー写真なのにほぼモノクロ状態。
しかも、全くの静寂です。
あるいているのはボクひとりだけ。
だいぶ降りてきたところで、ガスが晴れだしました。
あれは阿弥陀岳ですね。
絶景絶景!
横岳も見えてきました。
結局ほぼ一人きり、誰とも会うことなく赤岳鉱泉まで下りてきました。
赤岳鉱泉に着くと、いままでの登山がうそみたいに人だたくさん。
みんな何していたんだろう?
それよりも、下りてきた途端に青空になったぞ。
あちらに見えるのはもしかして赤岳さん。
アイスキャンディーにも、たくさんの人が取り付いていました。
本当に、さっきまでとは全くの別世界です。
テントに到着戻ってアイゼンを外してテントに入っていたら、ふじぶんさんも戻ってきました。
地蔵尾根のラッセル地獄、ご苦労様でした(笑)
テントからは赤岳がくっきり。
来年は天気が良い時に赤岳やりたいなぁ
赤岳を眺めながら、かんぱ~い!
テン場のテントもいつの間にかたくさん。
そうそう、こんな温度計を持っているのをすっかり忘れていました。
確か去年買ったんですよね。
幕内と外を同時に測れる優れものです。
幕外の温度はベンチレーターから端子を外に出して計測が出来ます。
上が幕外、下が幕内の温度。
外はマイナス9度。
午後3時くらいなので、1日でも気温が高い時間帯ですよね。
今日はいったいどこまで下がるんでしょうか。
そのまま飲み続けて、晩めしに突入。
明るいのは、今回初投入のプリムス マイクロランタンP541です。
シングルバーナーくらいのサイズで明るい上に暖かい。
雪山では重宝しそうです。
そうそう、宴会には途中から、ふじぶんさんのラッセル友達滋賀県から来たNくんも合流。
こんな時期にも山に登る山バカ同士、話も弾み楽しい夜になりました。
そろそろ寝ますか。
ということでシュラフにもぐりこんで温度計を見ると・・・
外気温マイナス14度。
どうりで寒いわけだ。
トイレに行くために外に出ると、色とりどりのテントがランタンのように灯っていました。
ボクの幕内はランタンのお陰でぬくぬく。
幸せですね。
先日買ったR値5のインフレータブルマットもあり、さほど寒さに困ることなく眠ることができました。
1月22日(日)
早寝したので、6時には目が覚めちゃいました。
薄暗い中、ランタンを灯して朝食を。
昨夜の鍋の残りに、しゃぶしゃぶ餅。
最近のお気に入りです。
当初の予定通り、本日は下るだけ。
午後になると中央道は渋滞しますからね。
のんびりと撤収します。
帰りはお友達になったNくんも一緒に。
途中、山の中から出てくる踏み跡発見。
ショートカットでしょうかね。
行ってみることにします。
踏み跡があるからショートカットだろうと行ってみると、ただの立ち○ョンの跡だったり
するんですが・・・
これはちゃんとしたショートカットでした。
最後のログを拡大して見ていただくとわかります。
いつもの看板で記念撮影して今回の厳冬期八ヶ岳終了です。
お疲れさまでした〜
いや~今回は思わぬソロでのラッセルにルートファインディングと良い経験をさせてもらいました。
それにしても、去年に引き続きこの時期八ヶ岳とは相性悪いなぁ
まあ、また来年も来るとしましょう。
今年も厳冬期の八ヶ岳に登ってきました。
前日に降った雪のお陰で、人が多いはずの八ヶ岳で、まさかのラッセル。
雪山をがっつりと堪能しました~
1月20日(金)
最近お仕事が忙しいんですよね。
20時までお仕事していた関係で、今回はわが家を22時30分発。
いつものように、ふじぶんさんにお迎えに来てもらいました。
いつもながら、あざーっす!
首都高・中央経由、諏訪南ICで降りて美濃戸口まで来ました。
美濃戸口から美濃戸山荘の駐車場までは、すごい悪路なんです。
ふじぶんさんのデリカといえども、行けるかどうかは当日の道路状況次第。
道が凍っていたり、雪が深ければ美濃戸口に車を止めて片道1時間を、
歩いて行かなければなりません。
往復2時間のつまらない林道歩き、できれば避けたいところです。
ドキドキしながら道の状況を確認。
意外と雪が締まっていますね。
どうやら大丈夫そうです。
ラッキー
午前1時30分、無事、美濃戸山荘の駐車場に到着しました。
一杯飲んでから、おやすみなさ~い
1月21日(土)
朝5時30分起床。
準備を済ませたら、まだ暗い中6時30分に出発です。
今回のお泊りは赤岳鉱泉のテント場予定。
ということで北沢ルートで向かいます。
車中泊している間にも10cmくらい雪が降ったみたいですね。
ふかふかの新雪を踏みしめながら歩きます。
沢沿いのルートは、あまりアップダウンもないので問題はないんですが、積雪のせいで
思うように進みません。
地味に疲れます
通常2時間くらいで着くところですが、新雪にやられ3時間近くかかってやっと赤岳鉱泉に
到着しました。
正面に見えるのが、赤岳鉱泉名物のアイスキャンディー。
人口のアイスクライミング練習場です。
秋に来たときは骨組みだけでしたが、すっかり成長していました(笑)
秋に来た時の様子はコチラ
小屋でテン泊料をお支払い。
お一人1000円です。
これで水とトイレの心配はありませんね。
小屋の脇の空き地にテントを張ります。
この天気だからでしょうか、広いテン場に誰もいません。
平らな場所の新雪を踏み固めて整地して・・・
相変わらず雑な整地ですが、こんなもんでいいでしょう。
ちゃっちゃと設営完了。
宴会のため、ふじぶんさんのテントと向かい合わせでくっつけて張ります。
いつの間にか雪が降ってきましたね。
風も吹き出して体感温度はぐっと下がりました。
今回は竹ペグ代わりに、大きめのジュラルミンのTペグを持参。
細引きを付けてカラビナを通してみました。
これを雪に埋めば完璧でしょう。
外は寒いので、テントに籠ってランチタイム。
今回はカップラーじゃなくって、マルちゃん正麺塩味をいただきます。
厳冬期は、カップラーも食べている間にすぐに冷めちゃうんですよね。
その点、袋麺ならアチアチな状態で食べられます。
これからはこのパターンがいいな♪
実は今回ここからは、ふじぶんさんとは別行動。
ふじぶんさんは、横岳から硫黄岳まで地蔵尾根から反時計回りで縦走。
ヘタレなボクは横岳のごっつい場所は回避して硫黄岳から横岳奥の院までのピストン予定です。
地蔵尾根から登るふじぶんさんは先に出発しました。
ボクはのんびりと準備して11時15分、ソロで硫黄岳を目指します。
さらさらのパウダースノーが足首まで埋まるくらい積もってます。
踏み固められた雪と違って、こいつには地味に体力を奪われました。
それにしても、人と会いませんね。
わずかに踏み跡はあるので先行者いるみたいですが、前後にまったく人の気配がありません。
そんな時、前方から人が降りてきました。
すれ違いつつご挨拶すると、
「硫黄岳に登られるんですか?」と声をかけられました。
「そのつもりです」と答えると、
「私も登るつもりだったんですが、森林限界を超えたあたりで腰までのラッセルになっちゃって・・・
時間も無いので引き返してきたんですよ」との事。
えー!
腰までの雪・・・ラッセル!?
まったく想像していませんでした。
大丈夫かな?
まあ、行けるところまで行ってみましょう。
歩いていると、程なくしてこんな光景が・・・ 先行者さん、ここで引き返したようです。
この先は踏み跡もなく、ただ雪原が広がるばかり。
100mほど直登すれば稜線に出られそうですが、稜線は雪庇になっていて危険な感じ。
どうしよう。
200mくらい右側に雪庇が途切れた場所があるので、とりあえずそちら方面にトラバース
することにします。
ここから、 太ももくらいまでの新雪をラッセル。
教科書通り、膝で雪を固めてから次の一歩を・・・
あれ?
雪がやわらかすぎて、雪を固めたつもりでも、足が沈んじゃいますね。
かなり体力を奪われます。
ハーハー言いながらのトラバース。
振り返ると、自分がつけた踏み跡。
ちょうど同じころ、地蔵尾根を登っていた、ふじぶんさん やっぱり地蔵もラッセルだったんですね。
(NくんのFBより拝借)
同じタイミングで登り始めた、滋賀県から来たNくんと交代でラッセルしていたたようです。
結局二人とも地蔵尾根で敗退とか。
お疲れ様でした(笑)
(NくんのFBより拝借)
ボクの方はと言えば前後にもまったく人の気配もない孤独なラッセル。
とにかく、ハーハーいいながら小さな雪庇を越えて無事稜線に出ました。
赤岩の頭到着です。
稜線上は、想像はしていましたがやっぱり強風が吹き荒れていました。
しかも山頂方面はガスガス。
心が折れそう・・・
疲れたし引き返そうかなぁ
引き返すか山頂を目指すかしばし思案・・・
引き返すとなれば、ボクの登山人生初の敗退です。
う~ん、せっかくここまで来たんだし、ここからは稜線歩きだから雪もたいしたこと無いよな。
とりあえず山頂方面に行ってみることにしました。
稜線上は雪も飛ばされるのでそれほど積もっていない・・・と思っていましたが甘かった
腿まである雪にずぶずぶ埋まりながら、何とか進みます。
ハァハァ
一瞬ガスが晴れて、山頂が見えました。
ケルンの先まで雪が深く積もっているようですが、そこから先は地面も見えていますね。
あと一息です。
ケルンを過ぎたらずいぶん歩きやすくなりました。
夏道は全くわかりませんが、とにかく山頂目指して直登します。
確かこの岩の先が山頂のはず・・・ 夏道は右下を巻いたはずですが、吹き溜まりでラッセルに
なりそうなので、左から強引に。
急に開けたと思ったら見覚えのあるひろーい山頂に到着しました。
いや~疲れた。
それにしても、今回は達成ありますな。
この環境で山頂までどうにかたどり着けたのはずいぶん自信になりました。
ここが山頂の看板です。
この時、登頂を祝福するかのように急にガスが晴れて薄日が射してきました。
気分も爽快!
見渡しても、山頂付近に踏み跡一切ありませんね。
もしかすると、本日山頂まで登ったのはボクだけかも。
一応、自撮りしておきましょ。
爆裂火口も相変わらずの大迫力です。
さすがに横岳方面からも誰も来ません。
この環境じゃ、無理もないですね。
眺望も無いし風も強いので、さっさと山頂を後にします。
あれ?
登って来たはずの方向に下り始めたんですが、夏道と違うので今一つ自信が持てません。
不安な気持ちで降りていると、ケルンを発見。
いや~こんな時ケルンって本当にありがたいですね。
さあ、当然ながら下りもラッセルラッセル!
登りより体力的に楽ですが、自分のトレースを辿ってもかなり疲れます。
腰までのラッセル風景を自撮りしてみました。
トレースをたどり無事林間まで戻ってきました。
ここまで来れば一安心。
カラー写真なのにほぼモノクロ状態。
しかも、全くの静寂です。
あるいているのはボクひとりだけ。
だいぶ降りてきたところで、ガスが晴れだしました。
あれは阿弥陀岳ですね。
絶景絶景!
横岳も見えてきました。
結局ほぼ一人きり、誰とも会うことなく赤岳鉱泉まで下りてきました。
赤岳鉱泉に着くと、いままでの登山がうそみたいに人だたくさん。
みんな何していたんだろう?
それよりも、下りてきた途端に青空になったぞ。
あちらに見えるのはもしかして赤岳さん。
アイスキャンディーにも、たくさんの人が取り付いていました。
本当に、さっきまでとは全くの別世界です。
テントに到着戻ってアイゼンを外してテントに入っていたら、ふじぶんさんも戻ってきました。
地蔵尾根のラッセル地獄、ご苦労様でした(笑)
テントからは赤岳がくっきり。
来年は天気が良い時に赤岳やりたいなぁ
赤岳を眺めながら、かんぱ~い!
テン場のテントもいつの間にかたくさん。
そうそう、こんな温度計を持っているのをすっかり忘れていました。
確か去年買ったんですよね。
幕内と外を同時に測れる優れものです。
幕外の温度はベンチレーターから端子を外に出して計測が出来ます。
上が幕外、下が幕内の温度。
外はマイナス9度。
午後3時くらいなので、1日でも気温が高い時間帯ですよね。
今日はいったいどこまで下がるんでしょうか。
そのまま飲み続けて、晩めしに突入。
明るいのは、今回初投入のプリムス マイクロランタンP541です。
シングルバーナーくらいのサイズで明るい上に暖かい。
雪山では重宝しそうです。
そうそう、宴会には途中から、ふじぶんさんのラッセル友達滋賀県から来たNくんも合流。
こんな時期にも山に登る山バカ同士、話も弾み楽しい夜になりました。
そろそろ寝ますか。
ということでシュラフにもぐりこんで温度計を見ると・・・
外気温マイナス14度。
どうりで寒いわけだ。
トイレに行くために外に出ると、色とりどりのテントがランタンのように灯っていました。
ボクの幕内はランタンのお陰でぬくぬく。
幸せですね。
先日買ったR値5のインフレータブルマットもあり、さほど寒さに困ることなく眠ることができました。
1月22日(日)
早寝したので、6時には目が覚めちゃいました。
薄暗い中、ランタンを灯して朝食を。
昨夜の鍋の残りに、しゃぶしゃぶ餅。
最近のお気に入りです。
当初の予定通り、本日は下るだけ。
午後になると中央道は渋滞しますからね。
のんびりと撤収します。
帰りはお友達になったNくんも一緒に。
途中、山の中から出てくる踏み跡発見。
ショートカットでしょうかね。
行ってみることにします。
踏み跡があるからショートカットだろうと行ってみると、ただの立ち○ョンの跡だったり
するんですが・・・
これはちゃんとしたショートカットでした。
最後のログを拡大して見ていただくとわかります。
いつもの看板で記念撮影して今回の厳冬期八ヶ岳終了です。
お疲れさまでした〜
いや~今回は思わぬソロでのラッセルにルートファインディングと良い経験をさせてもらいました。
それにしても、去年に引き続きこの時期八ヶ岳とは相性悪いなぁ
まあ、また来年も来るとしましょう。
この記事へのコメント
本格的に、雪と格闘してますね。
ここまで凄いとは思いませんでした。
スキー場だったら「うほ~」って思いますが、
歩きで登るのは、考えられません。
いや、スキーでも、この雪の中には突っ込めませんね。
こんな真っ白の世界で、ひとりぼっちは、とっても心細そう。
でも、青空が広がると、景色がすばらしいですね。
ここまで凄いとは思いませんでした。
スキー場だったら「うほ~」って思いますが、
歩きで登るのは、考えられません。
いや、スキーでも、この雪の中には突っ込めませんね。
こんな真っ白の世界で、ひとりぼっちは、とっても心細そう。
でも、青空が広がると、景色がすばらしいですね。
Posted by なまずの里 at 2017年01月30日 15:04
なまずの里さん
スキーに最適なパウダースノーって、登山者にはやっかいなんです。
雪が固まらないので、歩きにくくて・・・
最近は、バックカントリーとかいって、こういう林間を滑るのが流行って
いるみたいですね。あちこちの山で見かけます。
ゲレンデ以外を滑るのも楽しいんでしょうね。
一人ぼっちでこんな状況になると、やっぱり心折れそうになりますよ。
でも、その分達成感があって充実しました。
スキーに最適なパウダースノーって、登山者にはやっかいなんです。
雪が固まらないので、歩きにくくて・・・
最近は、バックカントリーとかいって、こういう林間を滑るのが流行って
いるみたいですね。あちこちの山で見かけます。
ゲレンデ以外を滑るのも楽しいんでしょうね。
一人ぼっちでこんな状況になると、やっぱり心折れそうになりますよ。
でも、その分達成感があって充実しました。
Posted by そーしん at 2017年01月30日 22:08
相変わらず凄い遊びしてますね。
一歩間違えれば遭難しそう(・・;)
これは真似出来ません!
てっきり以前使われてたおしりソリの登場があると思ったのに無くて残念。
一人で遭難したらと思うともちろんですが、タッションしようとしてるのに知らない人に付いてこられたらと思うとゾッとします(笑)
一歩間違えれば遭難しそう(・・;)
これは真似出来ません!
てっきり以前使われてたおしりソリの登場があると思ったのに無くて残念。
一人で遭難したらと思うともちろんですが、タッションしようとしてるのに知らない人に付いてこられたらと思うとゾッとします(笑)
Posted by オタマ at 2017年01月31日 08:02
オタマさん
確かに雪山は一歩間違えると危険ですね。
それでも見たい冬ならではの景色があるんですよ。
まぁボクなりにリスクを回避しながら遊びたいと思います。
登山道って、前の人について行っちゃうってこと、よくある
んですよ。今回も変なルートにラッセル跡付けちゃったんで、
翌朝登った人は、トレースしちゃったかもな(笑)
確かに雪山は一歩間違えると危険ですね。
それでも見たい冬ならではの景色があるんですよ。
まぁボクなりにリスクを回避しながら遊びたいと思います。
登山道って、前の人について行っちゃうってこと、よくある
んですよ。今回も変なルートにラッセル跡付けちゃったんで、
翌朝登った人は、トレースしちゃったかもな(笑)
Posted by そーしん at 2017年01月31日 09:05
お疲れ様でした。
ラッセル 膝までなら許せました でも時折 股付近まで潜った時からだんだんと 心がけ折れかけ始め尚且つ トレースが無い?!道が分からない?挙げ句の果てには 時間との勝負・・・ タイムアップ !その瞬間 早くテン場に戻って プシュー・・・!が頭を よぎりました(笑)
たまには そんな あまあま登山 いいですよね~ぇ ((^o^)v❗❗。
ラッセル 膝までなら許せました でも時折 股付近まで潜った時からだんだんと 心がけ折れかけ始め尚且つ トレースが無い?!道が分からない?挙げ句の果てには 時間との勝負・・・ タイムアップ !その瞬間 早くテン場に戻って プシュー・・・!が頭を よぎりました(笑)
たまには そんな あまあま登山 いいですよね~ぇ ((^o^)v❗❗。
Posted by ふじぶん at 2017年02月01日 21:19
ふじぶんさん
地蔵尾根のラッセル、ご苦労様でした。
NくんのFBに、悪戦苦闘している良い写真があったので
使わせてもらいました(笑)
新雪はめったにできない良い経験になりました~
まあ、こんな経験はたまに・・・で良いですけどね。
来年は、すかっと晴れるといいですね。
地蔵尾根のラッセル、ご苦労様でした。
NくんのFBに、悪戦苦闘している良い写真があったので
使わせてもらいました(笑)
新雪はめったにできない良い経験になりました~
まあ、こんな経験はたまに・・・で良いですけどね。
来年は、すかっと晴れるといいですね。
Posted by そーしん at 2017年02月01日 21:54