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2017年10月05日

唐松岳から五竜岳縦走 熊さんに遭遇!

10月1日(日)~10月2日(月)

最近、仕事の都合で土曜日が休めなくなった ふじぶんさん。

みなさんとはなかなか都合が合わせられませんねぇ

ボクは割りと平日も休めるので、二人で日月でお山にいく事に。

せっかく平日休むなら、やっぱり北アルプスでしょ!ということで先月の剱岳に続いて、

またまた北アルプスに行ってきました。

今回は、ゴンドラが利用できて比較的お手軽と言われる唐松岳から五竜岳の縦走。

紅葉シーズンに絶景の北アルプス、すばらしい山行でした。









9月30日(土)

会社から早めに帰って、21時には ふじぶんさん家にお迎えに。

今回は、ウチのゴルフくんで行きます。

前のゴルフくんよりトランクスペースが小さくなっちゃったんで、ザックは2個まで

いっぱいっぱいですが、そのかわり燃費が良くなり高速ならリッター13kmは走ります。

更埴ICで高速を降り、タヌキ3匹キツネ1匹見ながら山道を走り、1時30分、八方第3駐車場に到着。

一杯飲んでおやすみなさ~い。




10月1日(日)

5時45分起床。

ちょうど朝日が昇ってきたところでした。

前の晩は真っ暗でよく分かりませんでしたが、駐車場からもキレイに山が見えました。





朝日を浴びる白馬三山、左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。

いつかやってみたいですね。





準備をしたら、徒歩7分ほどでゴンドラ乗り場へ移動。

本日は、ちょっと楽してゴンドラ、リフト2本(1550円)を乗り継いで一気に雲上の世界へまっしぐらです。




ひゃー!

らくちん!





振り返ると、白馬の街の大パノラマが広がっていました。





標高差1060mを一気に登り、標高1830m八方池山荘まであっという間に到着です。

今日は天気がいいですね、遠くの山まで見渡せます。

あの遠くに見える山は何だろう?

こういうときは、スマホアプリのピークファインダーが便利です。

アプリを立ち上げ、さっそく山の方向にスマホを向けると・・・

なるほど、右のギザギザが北岳や間ノ岳の南アルプス。

左のギザギザが赤岳や硫黄岳の八ヶ岳なんですね。

ピークファインダー、山好きには本当に便利なアプリです。




紅葉シーズンとあって、山荘付近は混み混み。

しばらく登って、歩いてきた道を振り返ると・・・

リフト乗り場をから、ずーっと人・人・人の行列が続いていました。





標高が上がるに従い、木々の紅葉も鮮やかな色に。

右手を見ると白馬三山と紅葉のコントラスト、最高です。




正面に見えるのは、白馬方面から唐松岳に続く不帰の剣の稜線。

日本三大キレットと呼ばれている難所だとか。

かっこいいですね。




歩き始めて1時間ほどで八方池に到着。

ここは、池に白馬岳が写りこむ「逆さ白馬」の撮影ポイント。

ただし、風がベタ凪というのが条件です。

本日の風はどうでしょう?

よしちょき

ラッキーですね、見事に鏡のような水面に白馬が映っていました。





遠く八ヶ岳の奥には富士山も顔を出していました。

さすがにここまで来ると小さいですね。





左手には本日のゴール五竜岳とその奥に鹿島槍ヶ岳。

アルプスの絶景の中を歩きます。





途中、扇雪渓で小休止。

本当にここだけ扇の形に雪が残っているんですね。





正面に、小ピークの丸山が見えてきました。

その名の通り、丸い感じの山です。





丸山山頂?に到着です。

ここで初めてザックを下ろして大休憩。

ここからは大パノラマの展望が広がります。





右手には相変わらず白馬三山、だいぶ角度が変わりましたが、下のほうまで見えて迫力が

増した感じ。





前方ちょい右に見えるのが、どうやら唐松岳山頂のようです。

意外と近いぞ。




登るに従って岩岩の登山道に。

ところどころ崩れた跡が。

気をつけていきましょう。

まあ、こんなところは序の口だと後で知る事になるんですが・・・




はい!

唐松岳頂上山荘ですね。

ここまで来れば、頂上はもうすぐそこのはず。

もしかして左の三角が山頂?

それにしては小さいような・・・





山荘の前まで来ると、山荘の奥に唐松岳の頂上がバーンと見えました。

やっぱり、こうでなくっちゃ!




ふと見ると、真正面には先月登った剱岳と立山がバーン!

すげー!

テンション上がりまくりです。




山荘から唐松岳の頂上まではたったの20分。

山荘の脇にザックをデポして山頂に向かいます。




あっという間に唐松岳山頂に到着。

とりあえず記念撮影。




山頂からは360度の大展望が。

こちらは白馬方面。

さきほど見えた不帰の剣を通っていくんですね。

よく見えない手前部分に核心部があるのかな。

このルートも、いつか歩いてみたいものです。




こちらはこれから向かう五竜岳。

山頂左下に小さく、本日の宿泊地五竜岳山荘が見えました。





さあ、頂上山荘まで来た道を戻ります。




ちょうどお昼時なので、山荘前でカップラーの昼食。

剱岳を目の前に、ゴージャスなランチタイムです。





お腹が一杯になったら食後はのんびりと。

天気もいいし、風もない。

テン場までは2時間30分ほどなので、急ぐこともない。

ということで、すっかりくつろいじゃいました。

たまにはこんなお山もいいですね。





さあ、そろそろ五竜岳に向かいましょうか。

ここから絶景の稜線をお散歩・・・ と思ったらいきなりの岩場。




えっ!

この稜線ってこんななの。

すっかりナメきってヘルメット持ってこなかったけど、みんなヘルメットしてるし。




すれ違いもままならない岩場です。

ちゃんと調べて来るんだったな。




それほど長くは無いけど、結構ハードな岩場でした。




岩場はあれで終わりかと思ったら、また岩岩。




テント担いでの岩場は本当に疲れる。

こりゃ明日は筋肉痛だな。





どうにか岩場は過ぎたみたいです。

稜線歩きはずーっと先まで見えて気持ちがいい。




ここからは稜線をお散歩・・・と言いたいところですが、岩場でのスクワット状態で乳酸のたまった

足にはちょっとしたアップダウンもキツイ。

登ってきた稜線を振り返ります。

唐松から随分歩いてきましたね。

五竜山荘はもう少し。




もう少しと思ってから意外と長いのはいつものパターン。

けっこうヘロヘロになった頃、やっと山荘が眼下に見えました。





まずは、山荘でテン場の受付を済ませます。

ひとり1000円、テン場としてはちょい高めでしょうか。

トイレは無料、水は1L100円です。

そうそう、この山荘オリジナルのこのTシャツ、あちこちの山で着ている人をみかけて

気になっていたんですよね。

「山が好き 酒が好き」 良い言葉だ(笑)

ほしいなぁ

まあ、明日の朝までゆっくり考えましょ!




テン場は山荘前の斜面に段々になっていました。





さすが日曜日の泊まりとあって、テン場はされほど混んでいませんね。

2段目の奥の方にさくっと設営。




目の前には北アルプスの山々と奥には日本海まで遠望できます。

すばらしいロケーションのテン場です。

そうそう、ふじぶんさんテントを新調したんですね。

今回も前と同じメスナーの3人用。

3人用を広々使うっていうところが ふじぶんさんらしい。

ウルトラライトとかチマチマ言わないところが男ですね(笑)





さあさあ、お待ちかねの乾杯です。

ビールはちゃんと下から担いできましたよ。




うめ~




つまみ兼夕食は、今回も袋麺のヤキソバ+乾燥野菜。

安い、軽い、ウマイの三拍子揃っていてお気に入りです。




途中から芋焼酎の水割りにスイッチ。

ところが、山荘で買ったお水、雨水を消毒しているんですね。

やたらと塩素くさくて・・・こりゃたまらん!ということでお湯割にしました。





あれ何?

ふじぶんさんが指差す方向を見ると、何やら黒い動物が・・・

犬・・・じゃないよね。

やたら早いスピードで這松帯を稜線方向に走っています。

もしかしなくてもあれって熊・・・だよね。

野生の熊さん、初めて見ました。

熊さん、何を考えているのか坂を猛ダッシュで登ってきます。

その先には登山道が・・・

写真右上にあるのが登山道の標識です。

このタイミングで誰か歩いてきちゃうと鉢合わせしちゃいますね。

ドキドキしながら見ていましたが、、幸いにも誰も現れることなく登山道まで登った

ところでくるっとUターン、猛ダッシュで這松帯の奥に消えていきました。

熊さん、こんな人のいる場所にも現れるんだ。

気をつけなきゃいけませんね。




さうがに2000mのテン場は夕方過ぎると寒い。

しばらく飲んだ後、19時過ぎにはテントにもぐりこんでおやすみなさ~い。






10月2日(月)

朝は4時30分に起床。

おにぎりをおかゆにしていつもの朝食。




5時30分、そろそろ日の時刻。

テントはそのままにして、手ぶらで五竜岳山頂を目指します。




歩き始めた頃、ちょうど朝日が昇ってきました。




モルゲンロートに染まる五竜岳山頂。

この時間に登っている人だけのご褒美です。




山頂までのコースタイムは1時間。

簡単に往復できると思っていたんですが・・・

前方を良く見ると、壁に人が張り付いてる?

動きも随分ゆっくりなところを見ると、けっこうな難所のようです。




思いがけず、昨日に引き続き岩場鎖場がたっぷりと。

まあ、嫌いじゃないのでアスレチックを楽しみました。

岩岩登りが終わったところで来た道を振り返るとこんな感じ。




最後の岩場を登りきると、山頂はもうすぐそこ。




はい、山頂到着。

やっぱり記念撮影。

後ろに見えるのは剱岳です。




山荘から続く白い筋が今日歩いてきた道。

岩岩は近すぎて見えません。




こちらは昨日歩いて来た稜線。

こう見るとなだらかなお散歩道みたいですが、なかなかどうして疲れました。




こちらは鹿島槍ヶ岳に向かう道ですね。

こちらはどう見ても険しい。

でも、いつかはやらねばな。




さあ、テン場に戻りましょう。

岩岩を今度は下ります。




テン場に戻ったらサクッと撤収。

帰りますよ。

一晩悩んだ、山が好き 酒が好き Tシャツ・・・結局買っちゃいました。

さっそく着て歩き始めたら、すれ違ったおばちゃんにかっこいいTシャツだねって

褒められちゃいました(笑)




さあ、帰りは昨日熊が出没した分岐を通らなくちゃいけません。

さすがにもういないとわかっていても、ドキドキしちゃいます。

これが写真に写っていた遠見尾根方面への分岐。




そして、これが熊が駆け下りていった斜面。

こんな普通の場所にも現れるんですね。

熊鈴付けよう。




分岐からすぐ、小ピークの白岳山頂が。

看板があまりにかわいかったので記念撮影。




あとはひたすら下るだけ。





しばらく降りると紅葉がキレイになってきましたよ。

標高によって色づき方がずいぶん違います。

振り返って五竜岳と紅葉。





鹿島槍方面を見ると、雪渓の白と紅葉の赤黄色オレンジコントラストが見事でした。





赤もいいけど、黄色やオレンジもキレイですね。





登山道の脇も見事な紅葉でした。





下りは途中からハイキングコースになっており、よく整備されて歩きやすい道でした。

最後は雨がパラパラ降ってきちゃいましたが、どうにかゴンドラ乗り場まで無事到着。




ゴンドラで一気に下界まで下降します。



五竜のスキー場から八方の台駐車場まではタクシー(2100円)を利用。

今回はゴンドラ・リフトにタクシーといろいろ使っちゃったけど、充実の山旅でした。


さあさあ、いよいよ来週は遠征の川だ。

忙しいぞ(笑)




今回のログです。