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2022年10月28日

新幕購入 初めてのULモノポールテント ビッグスカイ ウィスプ 1P MV (BIGSKY WISP 1P MV)

10月23日(日)

先日、ふじぶんさんと越後駒ケ岳をテン泊でやった時に出会った信州上田の山岳会のおじさんたち・・・
少し話をしていると・・・ 今回は小屋泊りだけど「オレたちも昔はテント担いでいたんだけどな。まさか自分が小屋泊りで山をやるようになるとは思わなかった」そうで、まさに今のボクと同じじゃないですか。「何歳からテントをやめて小屋泊りするようになったんですか?」と聞くと、「60歳だったな」とおっしゃる。
えー!!「60歳」というとボクもあと2年ちょっとじゃないですか。あと2年で本当にテント担げなくなるの???
個人差があるにしても、そう遠くない日に体力の限界を思い知らされる日が来るわけですね。ということで、やりたい山は早めにやっちゃわなきゃと焦っている今日この頃です。
同時に、荷物のウルトラライト化も促進して、少しでもテン泊寿命を伸ばそうかと。

そんな訳で、究極に軽いテントを物色していたんですが、お友達のうさみみさんが良いものを持っていたんですよね。トレッキングポールで立てるモノポールテント。重さはなんと685gです。「ビッグスカイ」というガレージブランドが作っているんですが、大量生産していないんでいつも代理店のHPでもいつでも売り切れ状態。メルカリさんでやっとゲットできました。
軽い割には、一応ダブルウォールなのでひどい結露に悩まされる心配もなさそうです。
午後から暇になった日曜日、さっそく近所の公園で試し張りをしてきました。


ママさんのGIANTに乗って公園までお出かけ。クロスバイクはやっぱり速いですね。あっという間に公園に着きました。



自転車で来た理由はもちろんコレ。お天気の良い午後の公園でまずは一杯。



おやつは「ベビースターラーメン 金のチキン味」です。どこが金かよくわからなかったけど。



さあ、一息ついたところで早速張ってみましょうか。まずは外観。こんな袋に入っています。アメリカのガレージブランドのロゴが付いてますね。ちなみにこの緑色は日本に未輸入なので平行輸入物ということになります。テン場でも人と被ることは無さそうなのがいいですね。



重さはペグ抜きで685g、ペグを入れても700gちょっとなので普通のULテントより1kgくらい軽い計算です。たった1kgかよって思われるかもしれませんが、1000m以上の標高差を担ぎ上げると体力的には大きな差になるんですよ。
だったらビールとかチューハイ持ってくのやめればいいじゃん、という声が聞こえてきそうですが、それはそれ、これはこれということで(笑)



トンガリタイプのモノポールのテントって、自分で買うの実は初めて。立てるのを手伝ったことはあるので何となくイメージは出来ています。まずは幕の隅をペグダウンから。



後はトレッキングポールで立ちあげます。トレッキングポールも、これを想定して長さを調整できるタイプを購入しておきましたよ。120cmがちょうど良いみたいなので調整します。



頂点に先端を合わせてグイっと立ち上げます。あっさりと立ちましたね。あとはペグの位置やテンションを微調整。設営はかなり簡単です。
トンガリとはいえ、もう一本付属のミニポールを使うので、形としてはシェルターっぽいイメージですね。



さっそく中に入ってみましょう。
120cmの高さがあるので、普通に座ることができます。シェルターには無い魅力ですね。



左右の壁はメッシュになっていて外側の幕とは別でダブルウォールになっています。
正面の部分だけがシングルウォールですが、それほどひどい結露に悩まされることは無さそうです。
ちなみにMVとはムーンビューの略だそうで、頭の上をフルメッシュにしてお月見を楽しみながら寝ることもできるみたいです。たぶん、やることは無いと思うけど。



前室はかなりの広さです。ボクのエスパースソロより広いかも。中からアクセスはできませんが、後室にもスペースがありましたよ。



このテント、山用というよりはUlハイク用なのかな。ガイラインを結ぶ場所はあるんですがガイラインは付属していないようです。モンベルで2mmのガイラインとアルミの自在を買ってきたので取り付けておきます。3000mの稜線では心許ないですが、通常のテン場ならこれでいけるでしょう。



5ヶ所ほどガイラインを取り付けました。もちろん、石で固定できるように自在は本体側に、ペグ側はエバンスノットで輪を作っておきましたよ。



これで完成です。少しの風くらいなら問題ないでしょう。



公園は家族連れでいっぱい。おっさん一人で何やってんだか。まあ幕も予想通りの機能を発揮してくれそうで、満足、満足。
さあ、帰りましょうか。


早く実戦投入がしたいな。  


2022年10月25日

念願の北アルプス裏銀座縦走と湯俣温泉でまったり (後編)

10月12日(水)~10月16日(日)

一度歩いてみたかった北アルプス裏銀座、竹村新道を下って湯俣温泉でまったりと過ごした山行レポの後編です。

日本三大急登のひとつ、ブナ立尾根を登って烏帽子岳をゲット。絶景の烏帽子小屋のテン場でテン泊した前編はコチラ



10月14日(金)

朝です。テントは霜が降りてパリパリに。どうりで寒いわけだ。上下ダウンウェアを着てモンベル#3のシュラフだったけどけっこう寒かった。これからはシュラフも#1じゃないとダメですね。



朝食は昨夜の残りのご飯をお茶漬けに。お茶漬けなら体も温まるしクッカーもキレイになるしで一石二鳥です。



歩きながら日の出を見ようと5時30分にヘッデンスタートします。歩いていると東の空が明るくなってきましたね。



しばらくすると、ついに唐沢岳~餓鬼だけの稜線から太陽が顔を出しました。



朝日に染まる三ツ岳。



歩いて来た稜線も赤く染まります。左奥には白馬、右には針ノ木、真ん中が昨日登った烏帽子です。



登山道も赤く染まります。



左奥には槍さんも見えました。槍さんの左にちょこんと出ているのは前穂ですね。



三ツ岳は、その名の通りピークが三つあります。どうやら一番手前が本当の山頂らしい。



なぜか登山道は三ツ岳の山頂を通らずに直下を巻いているんですよね。すぐそこに山頂があるのに行かない手はありませんね。うっすらとあるトレースを辿ると・・・はい、三ツ岳山頂に到着です。お手製の看板がありました。



三ツ岳山頂まで来ると、ついに野口五郎岳が見えましたよ。右奥に見えるのは水晶岳。これぞ裏銀座の稜線です。



いやぁ美しい稜線ですね。これが見たかった!来た甲斐があったというものです。



野口五郎岳までのルートは、お花畑コースと稜線コースというのがあるようです。ここは当然、眺めが良さそうな稜線コースを行くことにします。



岩ゴロゴロの急な坂を直登すると稜線に出て向こうが見えました。左が赤牛岳の稜線と右奥は薬師岳ですねこれまたスゴイ眺めだ。



尾根上は何だか白いぞ。これは雪?



よく見ると霜ですね。朝起きたとき、暗がりの中テントの外が真っ白だったので雪が降ったのかとビックリしたんですが、こんな状態だったんですね。見た目には滑らなそうな岩も霜が降りるとツルツル滑ったりして危険です。慎重に行きましょう。



稜線コースは最初こそ急登でしたが野口五郎岳に向かってはゆるやかな下りルート。しかも歩きやすい。眺めも良いしこっちのルートが正解ですね。本当に気持ちの良い尾根歩きが続きます。



この縦走路、今まで歩いた縦走路の中でも一番かも。この前の大キレットが一番かと思ったけど早くも一番更新かな。
う~ん、ボクの中では「北岳~間ノ岳」「南岳~北穂高岳」「三ツ岳~野口五郎岳」が縦走路ベストスリーですね。あっ谷川岳の主脈も入れてベストフォーかな。



左右に北アルプスの峰々を眺めながらの気持ち良い稜線歩きが続きます。



振り返ると三ツ岳からの稜線ルート。いいですねぇ



さあ、いよいよ野口五郎岳山頂が近づいて来ましたよ。



山頂の下には野口五郎小屋がありました。小屋はやっぱり今期営業終了。誰もいません。



こちらの小屋もやっぱり一部を避難小屋として開放していました。



中はこんな感じ。ここも緊急用で通常使う場所じゃありませんね。



さあ、いよいよ最後の登りです。



人登りして、ついに野口五郎岳山頂に到着で~す!



ボクの小学生の頃って、西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎の三人が新御三家とかっていって人気があったんですよね。地図帳に野口五郎岳っていう山を見つけてビックリした記憶が。まさか数十年後にその山に登るとは・・・



山頂からは360度の展望が。動画はコチラでどうぞ。



これが歩いて来た稜線。左奥に見えるのは立山連峰ですね。



こちらはまだまだ続く裏銀座の稜線です。真ん中奥に見えるのは鷲羽岳。左が双六岳に笠ヶ岳がちょこんと頭だけ出しています。



水晶岳もこちらから見るとずいぶん大きな山容ですね。



さあ、お次はいったん下って真砂岳を目指します。



なぜか、登山道は真砂岳の山頂も巻いていました。せっかくなので山頂をゲットしていきますよ。何となくトレースがあるので辿って行きます。



はい、真砂岳山頂に到着しました。ここも誰が作ったのか、山頂の看板がありました。



裏銀座稜線は、真砂岳山頂から水晶岳方面に大きくカーブするんですね。これが真砂岳からはまっすぐに伸びる裏銀座稜線です。右が水晶岳、左がワリモ岳と鷲羽岳ですね。



本当ならこのまま水晶岳方面に行きたいところですが、周回コースなのでボクは左に折れて南真砂岳に向かいます。



山頂でいつものランチパックのランチタイム。



朝、テン場を出発してここまで誰とも会っていません。静かな山歩きです。でも人が映り込まないと写真もつまらないんですよね。ということで、セルフタイマーバックショット。なかなかいいじゃないですか。



パノラマ写真は横にしてご覧ください。本当に良い天気です。



さあ、南真砂岳に向かいましょう。
すると、今までの安心安全な登山道から急にザレた尾根歩きに。



ここは登山道が崩落していますね。滑落に気をつけながら緊張感をもって歩きます。



危険地帯は抜けたようです。この稜線歩き正面にはずーっと槍さんが見えています。



右手には鷲羽岳の雄姿です。期待していなかったけど、この稜線もすばらしく眺めが良いぞ。



これまた気持ちの良い南真砂岳への稜線。



鷲羽岳を見ながらセルフタイマーでパチリ。やっぱりただの景色より人が映り込んだ方が面白いですね。今度から百均の三脚持って来よう。



南真砂岳山頂直前まで来ました。こんな看板がありましたよ。
「ながいです。気をつけて!」
実際、本当に長かった。



さあ、南真砂岳山頂に到着です。ここも景色は最高です。



さあ、下山しましょう。



しばらく下って南真砂岳を振り返ると・・・立派な山容ですね。あまり名の知られていない山ですが、さすが北アルプスの一座です。



後は湯俣温泉まで下るだけと思ったら、登り返しが始まって・・・ここがキツかった。



湯俣岳の山頂に到着しました。景色はあんまり見えません。ここは本当の消化ゲームでした。



湯俣岳からの下りは急な下りが続き・・・竹村新道を作った竹村さん、どんな方かよく存じ上げませんんが、よくこんな斜面に登山道を作ろうと思ったもんだなぁ



湯俣川が見えました。あとちょっとだ。



やっと湯俣温泉晴嵐荘に到着しました。疲れた~
早速小屋でテント泊の受付をしてもらいました。テン場が2000円(最近は2000円のところが多いですね)。温泉が別で1000円です。



小屋前のテン場は特に眺めも無し。貸切のようです。



テントは昨夜の霜でビチョビチョだったので、すぐに張らずに乾燥させることに。



その間は暇なので、先に行きたかったところに行ってみます。
小屋前にはこんな吊り橋があって対岸い渡れます。



とはいえ、対岸に渡るためにはこんなさらに渡渉もしなくちゃなりません。増水すると宿にも行けなくなるらしいですね。



登山靴だとドボンが心配な感じですね。こんな事もあろうかとライトスリッポンを持って来ましたよ。履き替えて膝までズボンをまくり上げジャブジャブと水に入って渡渉しました。



対岸を上流方面に向かうと、さらに吊り橋がありました。



吊り橋が架かっているのが水俣川。この川を遡行すると、北鎌尾根から槍ヶ岳に登れるんですよね。本当の強者のルートです。



ちょうど川の合流点になっていて、もう一つの川が湯俣川です。この川を遡行すると三俣山荘に行くことができるんですよね。有名な伊藤新道ってヤツです。一度はやってみたいけど、かなりの難ルートみたいです。



湯俣川を少し登ると河原から湯気が登っていましたよ。河原に温泉が自噴しているんです。
触ってみたけどものすごく熱い。



うまく川の水と混ぜれば入れるみたいですが・・・ どなたか川の水を引いてくれていますね。ここなら足湯に入れそう。



おー!ちょうど良い温度だ。登山で疲れた足が癒されました。



目的は別にあるので、さらに上流を目指しますよ。



はい、見えました。目的はこれこれ、天然記念物の噴湯丘です。



川の海岸で渡渉できないのでズームで撮ります。なんでも自然に温泉成分が固まってできたものなんだとか。大きさは人の背丈よりはかなり大きい感じです。もっと近くで見てみたかったな。



対岸にはブクブクと温泉が自噴していました。スゲーな。



同じ道を歩いてテン場に戻って来ました。テントは乾いていたので早速設営完了。



一杯やる前に温泉に入りましょう。ホテル内の内湯に向かいました。中はどうやら貸し切りのようですね。



自撮りでセクシーショット!
いやぁ 疲れた体に温泉が気持ちい! いいお湯でした。



テントに戻ったら、お待ちかねの一杯です。500mlのビールが900円(泣) 仕方ないですね。



息子の大阪土産をつまみにやりますよ。



さあ、晩ご飯にしましょうか。
晩御飯はチキンラーメンにしてみました。



当然、生卵インです。これは十分アリですね。カレーメシに飽きてたからウマかった。


朝も早かったし、ブランデーをちびちび飲んでいたらいつの間にか眠くなっておやすみなさい




10月15日(土)

朝食はシリアルも持っていたけどランチパックのモンブランに。今日は急がないのでコーヒーを飲みながらのくつろぎタイム。



明るくなるのを待ってから撤収。さあ帰りましょうか。



吊り橋を渡ったら・・・



また渡渉。今度はストックを持っていたので心配なく渡れました。



帰りは川沿いのアップダウンが少ないお散歩道。
川沿いの道もけっこう崩落気味ですね。最近は大雨とか多いからな。



紅葉もまずまず。楽しいお散歩道です。



歩行者用のトンネルって珍しいですね。



途中にこんな小屋がありました。その名も名無避難小屋だそうです。「名無」って名前、あえて付けたのかなぁ 
それとも自然に呼ばれるようになったのか。気になる。



中はやっぱりガチな避難小屋でした。



奥に針ノ木だけが見えますね。針ノ木ってあまりメジャーじゃないけど、どこからでも見えるカッコいい山ですね。来年はやろう。



最近はよく見るお猿さん。横を歩いても逃げないんですよね。むしろこっちが緊張しちゃいます。



ダムが見えてきました。左に見えているのが初日に登ったブナ立尾根なのかな?



最後に、なが~いトンネル。



ずーっとトンネル歩いていると頭が変になりそうになる。そこで試しに口笛吹いたらすごい反響。前後に人がいないことをいいことに口笛吹きまくりました。



ついにスタート地点のダムに出ましたよ。
ゴール!と言いたいところですが・・・



ダムにタクシーを呼ぶこともできるんですが、行きは相乗りだったので800円でしたが帰りは一人だと2400円とかしちゃう。ひとりで2千円も払うのはもったいないですね。1時間だから歩いちゃいましょう。



トンネルをいくつも通り、ダンプの集団の脇を通って七倉まで降りて来ました。ここで本当のゴールです。お疲れさまでした。
さあ、埼玉に帰りましょう・・・ 
というつもりだったんですが、急きょ気が変わって諏訪に立ち寄ることに。
だって、このまま帰ると関越の渋滞に引っかかりそうなんだもん。だったら諏訪によって晩御飯を食べてから夜中に中央道で帰った方が楽ですからね。



諏訪に行き前に松本で腹ごしらえ。長野県民のソウルフード、テンホウメンです。
この前、テンホウ監修のカップラー食べたけど、再現度低すぎたからな。やっぱり本物はウマイ!



諏訪で温泉に浸かって汗を流したら、お土産を買いに近所のリンゴ園へ。
たくさん実がなってますね~ 今年は豊作でしょうか。



直売所には10種類以上のリンゴが並んでいました。赤いの青いの黒っぽいの。名前の知らない品種ばかりだ。



食べたことのない品種を5種類5個買ってみました。食べ比べが楽しみだ。



晩御飯は焼肉食べ放題。お腹いっぱい食べて飲んでリフレッシュできました。


ということで、今回の休暇が終了しました。
今年は北アルプスに3回も行けたので満足満足。
そろそろ雪山の季節ですね。




今回のログです。

  


2022年10月23日

念願の北アルプス裏銀座縦走と湯俣温泉でまったり (前編)

10月12日(水)~10月16日(日)

7月にやった、合戦尾根から燕岳~大天井岳~西岳~東鎌尾根~槍ヶ岳に抜ける縦走路を世間では「表銀座ルート」と呼んでいるんですよね。「表」というだけあって北アルプスの王道縦走ルートですね。
その「表」に対して、ブナ立尾根~烏帽子岳~三ツ岳~野口五郎岳~真砂岳~水晶岳へと抜ける縦走路が「裏銀座ルート」と呼ばれるルートです。登山口へのアクセスが不便なので、歩く人も少ない「裏」ルートです。そんな裏銀座ルートですが、途中から竹村新道で下れる周回ルートがあるのを友人に教えてもらい、それならばと早速やってきました。「裏」だけあってほとんど人を見かけない静かな稜線。縦走に温泉にハイキング、充実の山行になりました。



10月12日(水)
天気予報とにらめっこして、天気の良さそうな木曜から有給休暇を取得。水曜日に会社から帰ったら21時に自宅を出発して東松山ICまで下道を走り、関越・上信越道経由で麻績IC経由七倉山荘の駐車場には1時30分に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。



10月13日(木)
朝は5時30分に起床。平日だけあって駐車場はガラガラでした。車内で朝食を食べて準備を済ませます。



これが今回のザックです。稜線上の小屋は全て営業を終えてしまっているし、水場も無いので水が4.7L入っています。ウルトラライトを心掛けましたがザックの総重量は15.5kg。仕方ないですね。



登山口のある高瀬ダムまでは、一般車は通行禁止で工事車両かタクシーしか入れません。ダムまでは5kmほどの距離なので歩けなくはないんですが、その先に待っている日本三大急登の「ブナ立尾根」を登ることを考えるとできれば体力は温存したいところです。他に登山者がいればタクシーを相乗りできるんですが・・・ 期待しながらゲートの開く6時30分を待ちます。



ラッキーなことに、湯俣温泉から伊藤新道で三俣まで登るという強者のご夫婦がいらして、タクシー相乗りすることができました。おかげでタクシー代は800円で済んだし、体力も温存できました。



まずはダムの脇のトンネルからスタート。もちろん一人ぼっちです。



トンネルを抜けると吊り橋があり、渡った先は白砂地帯でした。砂粒は割と大きいんですがさらさらしていて歩きにくい。どうやら上流から運ばれてきたみたいです。



しばらく平らな砂地を歩くとこんな標識が。いよいよここから日本三大急登の「ブナ立尾根」の始まりです。
ちなみに日本三大急登のあと二つは、「甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根」「谷川岳の西黒尾根」です。どちらもなかなかキョーレツな登りでしたからね。気合入れて行きましょう。



脇にはこんな看板も。要体力!水場なし!
頑張りましょう。



ルート上には12分割で標識があるようです。12番からスタートしてカウントダウンしていくみたいですね。



スタート直後から、延々と容赦ない急登が続きます。
でも登山道はすごく整備されて歩きやすいですね。キツイ登りですが変に体力を使うような場面がありません。小屋の方たちのお陰ですかね。感謝!感謝!



少し開けた場所があると思ったら、こんな感じで番号が現れます。わかりやすくていいですね。



快調!快調!あっという間に9番まで来ました。



9番は「権太落とし」だそうです。穏やかじゃないネーミングですが、この岩と関係があるんでしょうね。



はい、8番です。



7番



中休みの6番まで来ました。この感じ、合戦尾根の第なんとかベンチに似てますね。案外短い間隔で看板があるので、「もうあった!」って感じで励みになります。



紅葉が良い感じに始まっていました。



順調に登って、4番は三角点。



やっと北アルプスの稜線、南沢岳が見えました。こっちもいつかは歩いてみたいな。



寒くなると、登山道には時々白樺の樹皮が落ちています。キャンプの際の焚き付けに便利なので拾って帰りますよ。



さあ、いよいよ1番がありました!でも1番はゴールじゃなくってゴールは0番。あと少し、がんばりましょう。



登山道が下り始めたと思ったら、烏帽子小屋が見えました。これで「ブナ立尾根」終了です。道が良く整備されていたのと、事前にかなり覚悟していたせいでしょうか。思ったよりキツくはありませんでしたね。ほっと一息。



小屋は先週末までで営業終了なんですよね。もう誰もいませんでした。



小屋の一部が避難小屋として開放されているようです。



中はこんな感じ。緊急時のみと書いてあるように、ここは泊まるところじゃありませんね。



テン場があるはずなんだけど・・・ 探しながら少し坂を登ると三ツ岳がバーン!と現れました。かっこいいな。



坂をちょっと下ったところにテン場がありましたよ。場所をいろいろ吟味して池のほとりの眺めの良い場所に決めました。



ちゃっちゃと幕営。池の向こうに三ツ岳が見える好立地です。



さあ、お腹がすきましたね。ランチはいつものランチパックです。



寝床を作ろうと枕を膨らましていたら、ブチって音がして中の接着が取れてただの空気袋になっちゃった。これ使えるかな?WILD-1のオリジナルだけど安物買いになっちゃったな。



さあ、それでは空身で烏帽子岳に登りに行きましょう。烏帽子岳は小屋の反対側から登ります。



すぐに森林限界を超えました。
すぐそこに山頂?どうやら烏帽子岳じゃなくて前烏帽子岳のようです。



岩の感じがどことなく燕岳に似ています。イルカ岩っぽい岩が。



さあ、あと一息で前烏帽子岳ですね。



前烏帽子岳山頂に到着~♪
自撮りで記念撮影。



前烏帽子まで来ると奥に烏帽子岳が見えました。一旦けっこう下るんですね。



下りてきましたよ。烏帽子岳って槍ヶ岳みたいでかっこいいぞ!



まぢで槍さんだ!



この辺りも黄葉がキレイですね。



さあ、いよいよ烏帽子岳に取り付きますよ。



見た目通りの岩山です。鎖が付いていました。岩は滑りにくい感じなのでけっこう登りやすい。



ここは巻くんですね。足場はしっかりあるので慎重に行きます。



標識が見えましたね。山頂に到着です。



山頂標識と記念撮影。



あれ!山頂標識より高いところに本当の山頂が。
鎖も付いているので登れってことですよね。行ってみましょう。



よじ登ると・・・ おー怖!
足場も無いので岩にしがみつきながら本当のてっぺんを撮影。



てっぺんから360度の景色はコチラ



これにて本日のミッションコンプリート。下山しましょう。慎重にね。



右手には赤牛岳と薬師岳が良く見えました。赤牛ってなかなか良さげなんだよな。水晶岳からの稜線にあります。



テントに戻ったら靴を履き替えてリラックス。ブクのテントシューズはワークマンのライトスリッポン1500円です。軽くてなかなかの優れもの。かかとを踏めばスリッパの要にも使えるし、ベルトを閉めれば靴としても使えます。



今回は水を4.7Lも担いできたのでチューハイは持って来なかったんですよね。お酒はブランデー500mlだけ。ブナ立尾根もあのくらいならビールかチューハイ持ってくればよかったな。小屋はやっていないのでブランデーをチビチビやりながらひとり乾杯です。



夕食は珍しく米を炊きます。さすがにカレーメシシリーズは飽きました。



湯気の匂いがお焦げっぽくなったら米の炊きあがりです。今回は1合の米に200mlの水で炊きましたが、ちょっと固かったかな。次回はもうちょっと水を多くしてみよう。



飯にはサバの味噌煮缶。



飯にぶっこんで混ぜ混ぜ。けっこうウマイぞ。これはありだね。



そうしていると空が赤くなってきました。



テン場からは夕日は見えなかったけど、池が赤く染まってビューティフルでした。



さあ、1日長かったな。くたびれたので早めにおやすみなさい。



長くなりそうなので、後編に続きます。


今回のログです。

  


2022年10月12日

久しぶりに那珂川ダウンリバー&河原でキャンプ

10月09日(日)~10月10日(月)

今週は、本当に久しぶりに川仲間と那珂川ダウンリバー。
予定しても天気が悪かったりで、このメンバーとご一緒するのは1年ぶりくらいじゃないでしょうか。
本当は途中の河原でキャンプしながら川旅の予定だったけど、翌日は雨が確実予報。
ということで、ダウンリバー後は軽く河原宴会で解散となりました。




10月09日(日)

舟戸の河原に10時集合とのことなので、先に回送を済ませちゃおうと9時45分にゆらどんさんと大瀬の河原で待ち合わせ。
ボクの車を大瀬にデポして、ゆらどん号で舟戸には予定通り10時に到着。

ここで重大なミスに気が付いちゃった!!
パックラフトが無い!!
パックラフトを車に置いてきちゃった(汗)

荷物をゆらどん号に積み替えた時に、「パックラフトってこんなに小さいんですね」なんて言われたんで、てっきり積み込んでくれたと勘違いしちゃったんですよね。
積み込んでもらったのは、実はバーナーとランチだけ。

取りに戻ろうかとも思ったけど、ゆらどんのカナディアンのバウ漕ぐ?って話になって結局そのままスタートすることに。



う~ん、予定とは違ったけど、まあいっか。たまにはシングルパドルでも漕ぐか。



さあ、行きましょう。



今回ご一緒したのは、いつものmasaさん 一人乗りのカナディアンOC1



8年ぶりのお久しぶり、パックラフトを買って初参戦のt@kaさん。

t@kaさんとは、ナント!この時以来ぶり。
この時は、しんちゃんと一緒に本栖湖で漕いだんだよな。


そして、異能☆さんとあーちゃん、カナディアン タンデム。



思ったより鮎釣り師が多いですね。今年はけっこう釣れてるんでしょうか。
しばらく下ると仕掛けがありましたよ。川全体に仕掛けてあるようですが、左側に旗が2か所立っていました。その間を抜けます。ボケーっとしていると仕掛けに引っかかるので気を付けましょう。



久しぶりの那珂川、この川は何度来てもいいですね。



この雰囲気、関東近辺ではなかなかありません。



この川、最近流れが速いんだよな。たぶん、台風の影響かと。まあ、あまり漕がなくても進むので楽ちんですが。



まったりと漕いだら、途中の河原に上陸してランチタイム。



ボクはいつものカップラー。
名店「道の塩」監修のカップラーメンをいただきます。お味はというと・・・ クリーミーな感じの塩ラーメンでワカメがアクセントになっています。
悪くはないんだけど・・・ ☆☆☆ 星3つ  あえてもう一度買いたいとは思わないかな。



食後は、ゆらどん家の双子ちゃんバウに乗っかりました。そういえば、このポジション定位置でしたね。ゆらどんさん家の双子ちゃんも川に来るのは一人だけになっちゃったみたいです。masaさん家のマイちゃんも付いてこなくなったみたいだし、みんな大人になるのね。



でも双子ちゃん川好きっぷりは健在でした。さすがにこの寒さで泳がなかったけど、水には浸かってました。


 
大瀬でゴール!お疲れさまでした~



回送が終わったらみんなでマッタリタイム。一杯飲む人、人の舟を漕いで遊ぶ人・・・



すると・・・
あれ?上流から「桃」ならぬ「カヤック」がどんぶらこと流れてきました。インフレータブル艇のようですね。
とりあえず異能☆さんが回収。パドルも流れてきましたね。上流で誰か沈したようです。



しばらくすると上流から数艇流れて来ました。何でも3家族でダウンリバーしていて、一艇が竹のストレーナーに引っかかって沈したようです。沈した女の子はぶるぶると震えています。この時期に沈はキツイな。



急いで焚火を熾してタオルを貸してあげたり・・・
それにしてもダウンリバーするには装備が甘いですね。残りの艇もレジャー用のゴムボートだし、ライジャケしてない人もいるし。川遊びは楽しいですが、やっぱりある程度のリスクヘッジはしないとね。
行程も宮原から道の駅かつらまでの予定だったらしいんですが、この時間に大瀬にいるようじゃ、かつらに何時になっていたことか。
結局、車はゴールのかつらに止めてあるというので、飲んでいなかった異能☆さんがかつらまで車で送ってあげることに。



いやぁ いろいろありますね。 異能☆さんが戻ったところで仕切り直しで一杯やります。



焚き火が暖かい季節です。
久しぶりのメンバー、いいですね。



晩飯は軽くおでんをいただきました。



夜は予報通り雨が降り始め・・・解散に。
ノンアルな人たちはそのまま帰り・・・



翌朝
がっつり飲んだボクは朝までぐっすり車中泊。
テントも張らなかったので撤収も無し。さあ、帰りましょう。


ということで、久しぶりの那珂川ダウンリバーが終了しました。
いろいろあったけど、今回も楽しかったな。
来月は久慈川やりましょう。  


Posted by そーしん at 15:18Comments(4)大瀬の河原那珂川

2022年10月10日

ソロキャン用テント買っちゃった。ということでいつもの森でソロキャンプ BUNDOK ソロドーム1

10月01日(土)~10月02日(日)

前からソロキャンプ専用のテントが欲しいと思っていたんですよね。
テントならいっぱい持ってるでしょ!ってツッコミが聞こえてきそうですが、山用のテントは高価だし、近くで焚火とかしたくないんですよね。火の粉とか飛ぶから。
ガンガン焚き火ができるような安い幕・・・といえば昔からホムセンで売ってるBUNDOKのソロドーム1なんですが、以前は近所のロヂャースなんかで7500円くらいで売ってたんだけど、ソロキャンプブームで今は1万円以上になっちゃった。高いなぁと思っていたんですが、反対にプブームのおかげで試し張りのみで手放す人が結構いて、新品同様の幕がメルカリなんかで格安でバンバン売っているじゃないですか。ということで、ソロ幕ゲットしちゃいました。さっそくいつもの森で試し張りしてきましたよ。


10月01日(土)

午前中は用足しして、14時に自宅を出発。少し渋滞したものの、15時30分にいつもの森に到着しました。

さっそくソロドームを取り出しましたよ。袋もピカピカでまさに新品同様です。
ちなみに重さは1.88kg。山用のテントとほぼ変わらない重さです。しかも、ポール入っているの?というレベルのサイズ感、このまま山にも持って行けますね。



まずは、インナーを組み立てます。吊り下げ式なのでVS20みたいにX字にポールを組むと思ったんですが何かおかしい・・・ 袋にくっついていた説明書を見ると、並行に組んでからクロスさせるんですね。クロスした部分は別なパーツでしっかりくっつくように出来ています。よくできているなぁ   
 むしろ山用のテントより強度が高いんじゃないかな。
タイベックのシートをグランドシートにしてみたけど、けっこう余りますね。テントは山用のソロテントより少し細い感じでしょうか。



ペグはBUNDOKだけにほとんど期待していなかったんですが、アルミのちゃんとしたペグじゃないですか。しかも色は幕とコーディネートされてるし。さらに、ポールが破損した時のリペア用のパーツまで付いている。ガチな山用と同等クラスの付属品です。



フライはインナーとバックルで止めるタイプ。これも山用のお高いテントと変わらないですね。生地はちょっと安っぽい感じもしますがバックルはしっかり止まっていい感じです。ベンチレーションもサイドに2か所。よく考えられています。これで1万ちょっとは本当にお得です。



ファスナーの持ち手には白いロープが使われていて、悪目立ちしていたので同系色の細引きに取り替えました。実用的には目立った方が良いんでしょうけど、ソロキャン用は自然に同化してほしいですもんね。同様にストームガードも真っ白だったので取り外しています。こうして少しカスタムするだけで愛着が湧きます。



吊り下げ式だけに設営は簡単、あっという間に設営完了。



このテントの良いところは入り口がキャノピーになっていて、枝を使えばタープ代わりになるんですよ。これで直射日光もちょっとした雨も防げます。



メーカーのロゴが小さくて目立たないのもいいですね。これ大事なポイントです。



設営したら、さあさあ一杯いただきましょう。いつものトップバリューですが。



落ち着いたところでお散歩に行きましょうかね。



この森に刺す西日ってキレイなんですよ。ボクの好きな時間です。



この時期にこの森に来た目的といえば、そう栗拾いです。先客が大きな栗はたいてい取られちゃってるんですが、小さなのはけっこう残っているんですよ。



袋いっぱい拾えましたよ。家に帰って一晩水に浸けて40分ほど茹でたらおいしい茹で栗になります。包丁で半分に切ってスプーンでちまちま食べるんですが、止まらなくなっちゃいます。



テントに戻ったらワインタイム。大きな箱を持ってきたからいくらでも飲めますよ(笑)



焚き火も楽しんじゃいます。山用テントだと気を使いますが、BUNDOKなら近くでガンガンやっちゃいます。



最近のお気に入り、メスティンでシューマイを蒸します。メスティンって蓋の密閉度が高いから炊飯や蒸し物に向いているんですよね。



シューマイって家ではほとんど食べないけど、たまに食べるとウマイなぁ



メインはスペアリブを焼き焼き。お腹いっぱい肉を堪能しました。



さあ、テントに入りましょうか。さてランタンどこに置こうかな・・・ 
えー!!まったく期待していなかったんですが、ランタンを引っかけるフックがあるじゃないですか!細かいところに気が利いているよな。と思ったらさらに、フックの脇には小物を載せられるハンモックネットが。こういうのってエスパースでもオプションですよ。やるなBUNDOK、本当に良くできていて驚きでした。

テント内で少し飲んだらおやすみなさい




10月02日(日)

朝です。テントインナーはメッシュでちょっと心配でしたが風が吹き込むことも無くよく眠れました。
テントのサイズ感はというと、山の一人用テントよりはちょっと狭いけど、山用の大きなザックが無いのでソロキャンなら問題のないサイズですね。



もう秋、朝晩はすっかり冷え込むようになりました。朝から焚火で暖まります。
朝食はいつもの釜玉うどんにしようと思ったけど、昨日のシューマイが残っていたのでシューマイを温め直していただきました。



のんびりと撤収したら、さあ、帰りましょうか。
BUNDOK ソロドーム1、かなり気に入ったな。ガナガン使い倒すぞ。





おまけ

お家に帰ったら午後は暇。どうしようかな。
そうそう最近はご近所三郷で大学ラグビーを観戦できるようになったんですよね。ということで午後はチャリンコで「セナリオハウスフィールド三郷」
にラグビー観戦にお出かけ。
会場に入ると、熱いおじさんが応援中(笑)大学ラグビーならではの光景です。



チャリンコだし、一本飲んじゃいますか。ポカポカ陽気の中のんびりスポーツ観戦。



2試合とも最後までどちらが勝つか分からない好ゲーム、良い一日でした。

  
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