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2020年07月29日

東北登山遠征(前編・1日目2日目)! まずは大朝日岳 山頂避難小屋泊

7月22日(水)~7月26日(日)

異能☆さん&あーちゃんペアと今年の夏も登山遠征をすることになりました。

今年は思い切って東北への大遠征。

5日間で百名山4座にチャレンジするという壮大な計画です。

あまりの長さに、久しぶりに前編・中編・後編と分けて書き進めたいと思います。


昨年の立山三山・大日岳遠征の様子はコチラ

一昨年の西穂遠征はコチラ




7月22日(水)

7月21日の深夜に埼玉県を出発。

東北道は福島ICで降りて高速代を節約しながら朝7時に大朝日岳の登山口がある古寺鉱泉下の駐車場に到着しました。

お天気良さそうですね。



ビジターセンターで駐車料金をお支払い。

新築の立派な建物です。



さあ、登山のスタート、というところでトラブル発生。

雨上がりの木の橋で足を滑らせて転倒。

危うく5m下の河原まで落ちそうになりました。

落ちてたら病院直行、骨折、山に登らず電車で帰宅・・・てな感じだったでしょうね。

危ない 危ない

気を引き締めていきましょう。

落ちそうになったことを説明するボク


歩き始めてすぐに古寺鉱泉の脇を通過します。

今はもう営業していないみたいですね。



まずは美しいブナの森を歩き標高を上げてゆきます。



ほどなく一服清水に到着。

水量豊富ですね。

水筒に補充しながら冷たい水で一息つきます。



山はトンボがたくさん飛んでいました。

トンボは蚊やブヨといったいやな虫たちを食べてくれるので助かりますね。



登山開始から3時間ほどで古寺山の山頂に到着しました。

ここまではあまり眺望のない樹林歩き。

長かったなぁ

山頂からは前方に小朝日岳がクッキリと。

なかなかかっこいい山ですね。



小朝日岳を目指して稜線を歩きます。



登山堂脇には色んなお花が咲いていました。

これはヒメサユリだそうです。

けっこう珍しいみたい。

異能☆さんもあーちゃんも、お花に詳しいんですよね。



小朝日岳を目指して尾根歩きが続きます。



巻き道分岐を過ぎて、ガツっと急登を登ったら小朝日岳の山頂に到着です。

いやぁキツかった。

ありゃ、ガスってきちゃったな。

さっきまでお天気よかったのに。



山頂で休憩しながらランチタイムにします。

今回は時間もないし、いつものカップラーではなくパンを食べて簡単に済ませます。



さあ、それでは朝日連峰最高峰の大朝日岳を目指しますよ。

本当なら前方に大朝日がばーん!と見えるはずなんですが、山頂は雲の中ですね。

Y字雪渓の上あたりが山頂のはずなんですが。



朝日岳をガツっと下ったらアップダウンの少ない快適な稜線歩きになりました。

相変わらず山頂は姿を見せてくれませんね。



振り返ると小朝日岳。

こちら側は岩々して迫力あるな~



Y字雪渓を見ながらのお散歩が続きます。

快適、快適



振り返ると小朝日岳がずいぶん遠くになりました。



大朝日岳への登りが始まる前に、銀玉水に到着。



看板から5mほど下ったところに水場がありました。

まずは一口、うまい!

これは確実にうまいですね。

冷たいだけじゃなく、甘露なお味がします。

ここで持ってきた缶チューハイもキンキンに冷やします。



さあ、大朝日の避難小屋にあと一息というところまで来たんですが、先ほど見えた雲の中に入ってしまったようです。

あたりはガスで真っ白に。

霧雨みたいなのも降り出しちゃいました。



登山道脇に咲いていた花、これがあの有名なエーデルワイス和名ウスユキソウだそうです。

花に詳しいあーちゃんに教えてもらいましたよ。

葉っぱに綿毛が生えていて白くなっていて花びらみたいに見えるんですね。

まさに薄雪といった印象です。



さあ、ガスの向こうに大朝日岳山頂避難小屋が見えましたよ。



中に入ってみましょう。



夏の間は管理人さんがいるらしいんですが、いらっしゃいませんね。

一階部分はトイレとわずかなスペースがあるだけですが、階段で二階に登ると広々としたスペースがありました。

中は掃除が行き届いていてきれいです。

窓の数も多いので、避難小屋にしてはものすごく明るい。

他の登山者の姿はなく一番乗りみたい。



小屋から山頂までは15分ほどで登れるんですが、雨も降ってきちゃったしガスで真っ白なので本日の行動は終了といたしましょう。

それでは、まだ早い時間ですが銀玉水でキンキンに冷やしたチューハイをいただいちゃいます。



階段の上にこんなものを見つけましたよ。

「岳」です。



時間もあるし暇なので久しぶりにマンガでも読みますか。

「岳」なかなかおもlしろいな、なんて思いつつらいつの間にかお昼寝しちゃいました。



目が覚めると数人の登山者がいらっしゃいました。

ボクら以外に3組4名ほどが今晩この避難小屋に宿泊するようです。

まあ、このスペースに7人なら広々していて密にはなりませんね。

さあ、晩メシでも食べましょうか。

こちらの小屋ではステンレスの大きなお盆の上で火器を使うのがルールのようです。

今日は、山では初めてになりますがご飯を炊きますよ。

おかずはサバの味噌煮缶詰。

ボクにしては珍しく純和風。



米は、家で一回練習しただけあってうまく炊けました。

お山で炊き立てご飯っていうのもいいな。

うまかった。


前日ほとんど寝てないので、夜は早めの就寝。

おやすみなさ~い





7月23日(木)

朝は5時ごろ目覚めました。

今日こそお天気!を期待したんですが、昨日と変わらずガスガスの真っ白、小雨ですね。

朝めしは簡単にスキムミルクにシリアルで。



しかたないので合羽を着て山頂を目指します。



小屋の裏から登り始めて15分、あっという間に山頂に到着しましたよ。



う~ん、なんにも見えませんね。

本当なら絶景が広がっているはずなんですが・・・

仕方ないので、一応記念撮影。



とっとと小屋に戻りました。



待っていてもお天気回復の見込みもないので下山を開始します。

帰りは小朝日岳もシルエット。



登山道脇には、野イチゴがたくさん実をつけていました。

つまんで食べると甘酸っぱい鮮烈な味が・・・うまい!

らしいんですが、食べてないからわかりません。

国立公園内での植物採取は禁止です(笑)



長い長い樹林帯を下って古寺鉱泉に戻ってきました。

行できで転んだ木の橋を慎重に渡り、ビジターセンターに戻って百名山64座目大朝日岳登山終了です。



大井沢温泉に寄って汗を流していきましょう。

この温泉、入浴料がなんと300円。

破格ですね。



しかもシャンプー&リンスとボディソープまで備え付け。

いやぁさっぱりしました。

画像はHPから拝借


さっぱりしたところで、明日の朝から登る予定の鳥海山方面に車を走らせます。

途中お腹が空いたので、スマホで検索して鶴岡のラーメン屋さん「琴の」さんでランチを食べることに。

山形県って実は知る人ぞ知るラーメン王国らしく、ラーメン消費量が全国一なんだとか。

しかも外食ラーメンかけるお金も全国平均の2.5倍。

そんな山形でランキング5位という名店です。

時間が遅かったこともあり、表で待っている人は10人ほど。



30分ほど待って店内へ。

メニューはシンプルに醤油ラーメン。

こってり・あっさりと太麺・細麺が選べます。

ボクはこってりの太麺で。

奥の方に乗っているのが、苗場山でも食べた旬のヒメタケノコのメンマ。

ここんちのラーメンは久々の大ヒット。

さすが名店というお味でした。



明日の朝も早いのでできるだけ鳥海山の鉾立登山口に近い幕営地を探しながら車を走らせます。

このメンバーだと、野良での野営に慣れっこなのが心強い。

ちょっとした空き地や河原でいつでも野営できますからね。

途中、何か所か手ごろな空き地があったんですが、登山口からちょっと遠い・・・

ということで登山口手前の大平駐車場でテントを張ることにしました。

アスファルトなのでペグは使えませんが、小石を拾ってきたりして無事設営完了。



今回初投入するのがコチラ。

ヘリノックスのグランドチェアです。

ナント本物ですよ(笑)

ボクとしては異例の大出費ですが、いつもmasaさんに借りて座り心地が気に入っていたので。

このタイプ、なぜかパチモンが売っていないんですよね。



普通のチェアワンよりローで大きさ重さともに小ぶりです。



さあ、途中のスーパーマックスバリューで買って氷で冷やしてきたビールをいただきます。



ビールのお次は、地酒の「一滴千両」。

ちなみにこの登山口は秋田県、ということで秋田の地酒です。

さすが米どころ、うまいなぁ



そして昨日に引き続きお米を炊いて焼肉をいただきます。

炊き立てご飯、くせになりそう。

お肉もうまい!



パラパラと雨が降ってきたので各自テントにもぐりこんでおやすみなさい。

明日は晴れることを期待しましょう。



ということで、まずは前編1日目2日目が終了です。

何しろなが~い遠征なので、中編・後編に続きます。


今回のログです。
  


Posted by そーしん at 21:20Comments(2)大朝日岳大平駐車場