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2017年07月12日

梅雨の晴れ間に常念岳

7月07日(金)~7月09日(日)

先週末は、通算34座目の百名山、北アルプスの常念岳に登ってきました。

小さな頃から諏訪湖のずーっと奥に見えていた常念岳。

まさかまさか、あの山に自分が登る日がくるとは・・・

人生、わからんもんですなぁ

梅雨の最中、雨男疑惑のkanohanaさんが一緒・・・にもかかわらずお天気上々!

お山では初めてご一緒した晴れ男、異能☆さんのおかげかな(笑)








7月07日(金)

今回も、いつものふじぶんさんに夜9時40分にわが家にお迎えに来ていただき、異能☆さん家

経由圏央道・関越まわりで安曇野ICで降り、登山口のある一ノ沢の無料駐車場には、2時30分頃

到着しました。

とりあえず、お疲れ様ってことでかんぱ~い。

明日も早いので、早く寝なくちゃ。







7月08日(土)

寝たか寝ないかよくわからない感じですが、まわりの方が起き出したので5時30分行動開始。

駐車場はいつの間にか一杯になっていました。





準備を済ませ、6時にスタートです。

まずは1kmほどの林道歩き。

噂には聞いていましたが、林道脇にも駐車スペースがありました。

ここまで車で来れたんだ。

今から車を取りに戻るわけにもいかないしな。

残念。





林道の終点には無人の小屋がありました。

ここで登山届けを提出します。





さあ、いよいよここからが本格的な登山道のスタートです。

今回は、いくつかある登山ルートの中から一ノ沢ルートをチョイス。

名前の通り、一ノ沢という沢沿いを登るルート。

比較的良く整備されたルートのようです。


ちょうど雪解けの時期とあって、沢の水もたっぷりです。





登山道は沢沿いですが、ときどき渡渉しなければなりません。

先行者もどこで渡るか迷っている様子。

どうも、ここしか渡るしかないみたいですねぇ

岩の上をすごい勢いで水が流れているので、滑りそう。

注意して渡らなくっちゃ。





最初に異能☆さん、次いでボク。

慎重にストックを使ってバランスをとりながら渡りましたよ。

お次はふじぶんさん。





ストックなしで、大股で一気に。

やるなぁ

最後はkanohanaさんです。

何かやってくれるんじゃないかと、みんなの期待が一気に高まります。

が、それを嫌ったのか、もっと渡りやすい場所を探すといって、どんどん登っていっちゃいました。





kanohanaさん、先のほうでどうにか渡る場所を見つけたらしく、合流。

う~ん、残念。





さすが北アルプスですね。

この時期だというのに雪があります。

一部、雪渓の上を歩くルートもありましたが、アイゼンまでは必要ありませんね。





胸突八丁の看板です。

ここで大休憩。

凍るように冷たい水で顔を洗ったりしてリフレッシュ。





ここからその名の通りのハードな登りが。

階段、嫌いなんだよな。





おっ!またまたスリルのある渡渉がありますよ。

kanohanaさん、どうするかな。




あれ?

kanohanaさん、あっさり渡っちゃった。

おもしろくないなぁ





渡渉した先に、最終水場の看板が。




今晩泊まる、常念小屋は水が有料なんですよね。

しっかりと補給します。





基本、お花とかには興味が無いんですが、異能☆さんが花の写真を撮っているのでつられて

何枚か。





花の名前はわかりません。





いろんなお花が咲いていましたよ。





こうして見るときれいですね。

いつか、花にも興味が出てくるのかな。





どうやら稜線まで上がってきたようです。

ここまで、樹林帯でほぼ眺望ナシでしたからね。

稜線まで登れば、きっと景色が広がるはず。





稜線の上に出ると・・・

見えたー!

北アルプスの山々です。





よく見ると、槍さんのトンガリも!

いいねぇ





早速、小屋でテン泊の受付を済ませます。

テン泊代1000円をお支払い。





ついでに、まだ登っていないけどバッジもお買い上げ~





この時間、まだまだテン場はガラガラです。

それにしても、絶景のテン場ですな。





ちゃっちゃと設営完了。




ガスがかかって見えなかった常念岳が見えてきました。

後で行くから待ってろよ。





お腹がすいたので、まずはランチタイム。

いつものカップラーをいただきます。

みそジンジャーっていうからどんな味かと思ったら、これは「豚汁味」ですな。

まあまあ、うまいからいいけど。




さあ、ザックを置いて身軽になって山頂に向かいます。





山頂まではコースタイム1時間っていうから大したことないと思ったら意外とハード。

なかなかたどり着きません。




常念岳は、ライチョウの生息域でもあるらしい。

アルプス系をやってる登山者の大半が、ライチョウ見たことあるのにボクはまだ未体験。

ライチョウ見たこと無いって、山やさんとしては半人前みたいで恥ずかしいんですよね。

今回は、何としても見つけるぞ!とあたりをキョロキョロしながら登っていると・・・

いたー!

見つけましたよ!

這い松帯の脇をちょこちょこ歩いている鳥。

写真ではわかりずらいんですが、ちっちゃいのが4羽くらいの親子連れです。

かわいいな~ 

人が近づいても逃げないんだ。

山をやる人は、いじめたりしないからかな。

これで、やっと半人前卒業です(笑)






ライチョウ見たから元気百倍!

元気に山頂到着です。





せま~い山頂で記念撮影。





山頂から北アルプスの景色を堪能します。





コチラは穂高方面。

真ん中の窪みが大キレットかな。

左のカールは涸沢でしょ。

まだ雪がたっぷりありますね。

奥穂のてっぺんは雲の中です。





槍さん、さっきまで見えていたのに雲の中に。

山の天気は変わりやすいですね。





山頂でたっぷりと休憩した後、さあ、名残惜しいけど下りましょうか。





正面には燕方面からの縦走路がくっきりと。

いつか、歩いてみたいものです。





テン場に戻って、さあさあ、お待ちかねのビールタイム。

今回は、保冷材入れて下から担いできましたよ。

ちょっとは期待したんだけど、さすがにキンキンとはいきませんね。

ちょいヌルになっちゃったけどしょうがないか。

かんぱい前だけどフライングで一口、それでもウマイ!





そこに、雪渓でビールをキンキンに冷やした異能☆さん登場。

さすがに雪で冷やしただけあって、スーパードライはキンキンに冷えていました。

ちくしょー うらやましいな。

何で5分の手間を惜しんだんだ、オレ・・・





おっさん4人でビールを飲んでいるところに通りがかった女の子たち。

みんな、大阪からレンタカーで同乗して来たんだとか。

SNSとかで知り合った仲間みたいだけど、山岳会のテントを借りて共同装備で来ているとか。

今日も三股から登って来てるし、明日は蝶ヶ岳縦走するんだって。

美味しいビールを飲むための準備運動で山に登っているようなおっさんたちとは出来が

違いますね(汗)

先週は日帰りで鳳凰三山やったとか、来週も槍に行くとか、ひとりで北海道に行くとか、

とにかくみんなスゴイすぎ。

お酒も持ってきたけど飲まないからって、焼酎までいただいちゃいました。

あざーっす!

またどこかのお山で逢いましょう(笑)





飲んでいると、あっという間に夕暮れに。





晩めしは、最近の定番袋麺のヤキソバに乾燥野菜。

これ、軽くてウマイ。




前日はほとんど寝ていないので、19時くらいにはテントに入って、夢も見ずに泥のように眠りました。







7月09日(日)

まわりがざわざわしているので時計を見ると4時30分。

そういえば、日の出が4時30分くらいだったと思い出してテントを出ると・・・

ちょうど甲府市街のほうから日が昇るところでした。




大地から雲を突き抜け登る太陽、いつもながら感動的です。





槍さんも朝日を受けてモルゲンロート。

今日も天気は良さそうです。




槍さんアップ。

やっぱかっこいいなぁ





ふじぶんさん、kanohanaさんも起きだして来て、朝食タイム。

ボクは夏の定番、スキムミルクでシリアル。

冷たくてウマイんですよね。

軽くて栄養もあるし、言う事ナシです。





それにしても、異能☆さん、起きてこないなぁ

昨夜も先寝ちゃったし、寝すぎでしょ!

そろそろ起こすか!

ということで、テントをゆすったり、声をかけても返事が無い・・・

まさか死んでる?なんてことないよなぁ

恐る恐るテントを覗いてみると・・・

あれ?

いない・・・

いったいどこへ?

昨日の女の子たち、3時30分に出発って言ってたけど、まさか一緒に行っちゃったのか?




と思っていると異能☆さん、常念岳方面から下りてきました。

なんでも、4時くらいに起きて山頂まで行ってきたんだとか。

さすがに、女の子と一緒じゃなかったんだ(笑)





天気が良いのでテントも乾燥撤収。

さあ帰りますか。





昨日、苦戦した最終水場手前の沢。

立派な橋が架かっていましたよ。

小屋の人?行政の人?

どなたか分かりませんが、有難うございます。





高度感のある登山道。

来た道を戻ります。





胸突八丁手前の階段。

これ登るのきつかったな。





雪渓はさらに溶けていました。





登りで一番苦戦した渡渉ポイント。

やっぱり橋が。

あざーっす!





ありがたく渡らせていただきます。





後はよく整備された登山道をゆっくりと歩いてゴール!



お疲れ様でした~

今回、初めてお山でご一緒した異能☆さん。

本人曰く晴れ男の太陽神だとか。

それで、雨男貧乏神のkanohanaさんがいたのに晴れたのかな(笑)

ということで、またこのメンバーでお山行きましょう。

今度はやっぱり剱かな?



今回のログです。

  


Posted by そーしん at 21:55Comments(6)常念小屋