2023年11月10日
谷川岳馬蹄形縦走リベンジ 3日間でのんびりと
11月02日(木)~11月05日(日)
11月の3連休は久しぶりに谷川岳馬蹄形縦走をやることにしました。
5年前に山友ふじぶんさんとふたりで蹄形縦走にチャレンジしたときは、ガスガス&小雨で何も見えない修行だったんですよね。3年前にソロで2度目のチャレンジしたときは、晴れていたものの直前の降雪にやられ半周でリタイア。いつか2泊でのんびり馬蹄形をやりたいと思っていたんですよね。ちょうどこの連休は天気も良さそう、ということでのんびり2泊で馬蹄形をやってきました。今回はちゃんと景色も見えましたよ~ リベンジ成功です。
馬蹄形縦走ってこんな感じです。
5年前の雨男ふたりの谷川馬蹄形縦走はコチラ
11月02日(木)
自宅を21時に出発。2時間走ったところで道の駅おおたに到着。早めに寝たいので一杯飲んだらおやすみさない。
最近はこのパターンなんですよね。
ゴールゼロもどきのRIBUランタンは、いつも車のダッシュボードに常備しています。底に磁石が付いているので、上の写真のようにドアの枠にもくっつくので車中泊では特に重宝します。
クリック
11月03日(金)
3時30分に目覚ましなしで起床。年寄りは早起き得意ですからね。
道の駅から下道で2時間、白毛門の駐車場には5時40分に到着しました。
今回もザックはウルトラライトなトレイルバムのステディで行きます。網の部分は何でも突っ込めて便利なんですが、雑に突っ込んだから見てくれが悪いですね(汗)
ボクのステディは「スペクトラ」という丈夫な生地を使ったバージョンです。少しだけ重くなりますが、生地は本当に丈夫です。ガンガン岩場でこすってもキズにもなりません。
クリック
駐車場の脇から馬蹄形縦走のスタートです。この辺りは紅葉が丁度見頃でした。
いきなり急登です。この尾根は山頂までずーっとこんな急登が続くんですよね。
登っていると木々の間から谷川岳が見えました。本日快晴!眺めが期待できそうですよ。
右下には滝が見えました。たぶん以前沢登りした鼻毛滝かな?
なかなかハードな急登が続きます。
右手の稜線から太陽が顔を出しましたよ。
光が当たると紅葉が輝きます!
振り返ると下界の眺めも素晴らしい。やっぱり山はお天気ですね。
おっと、こんな鎖場が出てきました。久しぶりで忘れていましたが、なかなかごっつい鎖場ですね。。
一旦フラットになったと思ったら、ついに白毛門山頂が見えました。
またしばらく登ると、ついに森林限界を超えたようです。さあ、あと一登り。
出発から約3時間、白毛門山頂に到着しました♪
馬蹄形の反対側に谷川岳、一ノ倉岳の稜線が。ここは明後日歩く稜線です。待ってろよ~
では、先を急ぎましょう。白毛門からいったん下ったらお次は笠ヶ岳です。
途中で振り返ると歩いて来た縦走路。
一登りで笠ヶ岳山頂に到着しました。自撮りで記念撮影。
ここでひと休憩。メンチカツパンでエネルギー補給します。
いやぁ絶景ですね。絶景はパノラマで撮ってみました。左から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。この3座をつなぐのが明後日歩く稜線。そこからぐっと下って武能岳、七ツ小屋山からフラットになって右端位が明日歩く予定の稜線です。てことは、右端くらいまで今日歩かなきゃいけないんですよね。長いなぁ
さあ、お次は朝日岳に向かいますよ。ギザギザの左に見える穏やかなに見える山が朝日岳です。
手前の鞍部に笠ヶ岳避難小屋がありました。
中は・・・狭! とても泊まるところじゃありませんね。まさに緊急避難用です。
小屋から先は、いよいよ朝日岳登りが始まります。
急登を登り切ると、ここからはお楽しみの稜線歩きです。
長い長いお散歩道。歩いて来た稜線を振り返ります。
さあ、いよいよ朝日岳の山頂が見えました。一旦下ってから登り返します。
登り返すと、あと一息で山頂ですね。
朝日岳山頂に到着♪ 今日は本当にお天気最高、眺めも最高です。
やっぱり自撮りで記念撮影。
これが歩いて来た笠ヶ岳から朝日岳の稜線です。けっこう歩いて来たもんだ。
さあ、あとは下るだけ。ここまでは駐車場からピストンの登山者がちらほらいましたが、ここからは山中泊する強者どもの世界です。ぐっと人が少なくなりました。
宝川温泉との分岐です。この辺りも色んなルートがあるんですよね。そのうちこっちからも登ってみるかな。
右下に見えるのは池塘でしょうか。この辺りは平らなので、冬は良いテン場になりそうです。
ジャンクションピークに到着。ここから巻機山まで残雪期限定で歩けるんですよね。
これが巻機山までの稜線です。気持ちよさそうな稜線ですよね。夏は藪に覆われて歩けないんですが、残雪期は藪に積もった雪の上を歩くので行けるんです。厳冬期は逆に雪が深すぎて歩けないんですよね。
さあ、あとはこの尾根をぐんぐん下りますよ。
さあ、眼下に本日お泊りする白崩避難小屋が見えました。手前にある小さなのが避難小屋、奥に見えるのはJRの送電線監視所です。
いよいよ避難小屋に到着。
どうかな?恐る恐る中を覗くと・・・ 大学登山部の団体さんがすでに到着していました。う~ん
さすがに団体さんの中に一人ぼっちはいやですね。こんな時のためにテントを持ってきました。裏の神社の前にテントを張らせていただくことにします。テントはウルトラライトのビッグスカイ・ウィスプMV。
先着していた学生さんに水場の事を聞くと、JR送電線監視所のすぐ裏に水が出ているとのこと。水の事を一番心配していたんでが一安心です。
今回のルート上には、この時期営業している小屋は一つもないので、水場が枯れていたら水を手に入れる場所はないんですよ。水が手に入らなければ途中で下山するしかないですからね。
小屋裏の斜面に水はジャンジャン出ていました。小屋が水源から水を引いていて、使われなかった水がスルーして出ているみたいです。
さあさあお待ちかね。一杯やりましょう。重たいけどこれは外せませんね。
おつまみは今回初めて買ってみた「するめソーメン」です。いつもは「あたりめ」なんですが、硬くて顎が疲れるんですよね。こいつは食べやすくて気に入りました。リピートしよう。
避難小屋をあてにした登山客が次々に到着します。テントを持っていない人は学生に場所を空けてもらって無理やり小屋に泊まるようですが、テントを持ってきた人はボクのテントの回りで張っています。もう、まるでどこかのテン場のようですね(笑)
焼酎の水割りを飲みながらマッタリしていると、小屋の向こうに太陽が沈んでいきました。
さあさあ、夕食をいただきましょうか。夕食は最近のお気に入り、袋麺のヤキソバにソーセージ&玉子インでいただきます。飽きないの?って言われそうですが家では食べないので意外と久しぶりなんですよ。
暗くなったらテントに籠ります。電波も繋がらないのでスマホも見れず、いつの間にか夢の中へ。おやすみなさい。
11月04日(土)
本日は行程が短いので目覚ましを掛けずにゆっくりするつもりでしたが、自然と4時に目が覚めちゃいました。年寄りはいやですね。
しかたないので朝食を食べることに。朝食は簡単にシリアルにしましたよ。
寒い時期なので、スキムミルクを温めてホットシリアルにしてみます。
ホットシリアル初体験でしたが・・・シリアルがすぐにふにゃふにゃになってマズい!寒いからってホットはダメですね。しかたないのでとにかく食べるだけ食べましたが。
やっと太陽が昇ってきました。本日もお天気まずまずみたいですね。
本日の行程は茂倉岳の避難小屋までなので、標準コースタイムで5時間30分くらい。あんまり早く出発すると昼とかに小屋に着いちゃうのできるだけゆっくり出発します。小屋泊まりの人達もテン場の人たちもいなくなるまでゆっくりしていました。
といってもいつまでもぼーっとしていられませんね。特にすることもないので6時40分に出発です。
前日避難小屋が混んでいたので、JRの小屋の軒先で寝るって言ってた方がいたけど、どうやらここで寝たようですね。なるほど、確かにここならどうにか寝られそうですが・・・それにしても強者だなぁ こんなところで寝てたら下界だったら確実に職質受けますよね(笑)
歩いていると稜線から太陽が顔を出しました。
急登を登り終えると、本日もお楽しみの稜線歩きがスタートです。
振り返ると歩いて来た稜線。景色の良い尾根歩きです。
またまたパノラマで撮ってみました。左側が昨日歩いた白毛門から朝日岳までの稜線。真ん中が途切れて模擬側が谷川岳から茂倉岳までの稜線です。
本日これから歩く稜線がずーっと続いています。これこれ、これがやりたかったんですよ。
鞍部に蓬ヒュッテがありました。ここが以前、ふじぶんさんと泊まったテン場があるところです。
営業小屋ですが、今シーズンは営業終了したようです。以前は避難小屋として開放していましたが、今は解放していないようですね。厳重に入れないようになっていました。
ヒュッテの前の平坦なスペースが、以前はテン場だったんですが、なんだか水が溜まっていますね。調べたら今はテン場として使っていないようです。
小屋前でひと休憩したら、さあいよいよ武能岳の登りが始まりますよ。
振り返ると歩いて来た稜線が。
武能岳山頂に到着。さすが連休だけあって山頂は休憩する人で一杯。
ボクもここでランチタイムにします。
武能岳からは大きく下って茂倉岳に登り返します。
茂倉岳への急登が始まりました。
谷川って山深いんですよね。湯檜曽川がはるか遠くに見えます。
さあ、茂倉岳の山頂が見えましたよ。
あとちょっとで山頂です。
山頂に到着。ここまで来ると、反対側の谷川岳方面から来る登山客がいるので急に賑やかに。
一応、自撮りで記念撮影。
こちらが一ノ倉岳から谷川岳の稜線です。まだまだ早い時間なのでもっと先まで歩いちゃいたいところですが、この先に行っちゃうと泊まれる場所が無いんですよね。
ということで、本日お泊りの茂倉岳避難小屋まで下りてきました。まだ11時過ぎなんですよ。早すぎますよね。でも行くところもないし・・・まあ良しとしましょう。
小屋の中に入ると・・・中は相変わらずキレイですね。広くて快適な小屋です。こんな早い時間なので当然誰もいません。
まずは水を確保しましょう。2分ほどくだったところにある水場はチョロチョロでしたが、どうにか補給できました。
さあ、一杯やりましょう。ここまで担いで来たんですからね。うまい!
小屋で休憩する人が時々通るので、山談義なんかをして過ごしました。
しばらくすると寒くなってきたので、小屋に入って焼酎のお湯割りをいただくことにしました。テーブルまであって親切な小屋ですね。右奥に見えている建材の断熱材もたくさん用意されていて、この上にマットを敷けば断熱効果はバッチリです。
夕方になっても宿泊者は誰も来ません。まさか貸切?まあ、うれしくもあるんですが暇なので話し相手が欲しかったってのも本音です。
日が暮れても結局誰も現れませんでした。本日この小屋貸切決定です。
まあ、夕食でも食べましょうか。夕食はチキンラーメンに玉子インです。手抜きの極致ですが鉄板のウマさです。
お酒たっぷり持ってきて良かったな。一人だらだらと飲んで眠くなったらおやすみなさい。
11月05日(日)
なんだかんだいって朝までグッスリ眠っちゃいました。お湯割りでほとんど水を使っちゃったので、朝からヘッデン点けて水くみです。
朝食をいただきましょうか。朝食はやっぱりはシリアル。昨日は温めて失敗したのでそのままスキムミルクでいただきます。
やっぱり冷たくてもこっちの方が食べられますね。
3連休の最終日ということで、道路の渋滞が予測されるので早めにヘッデンを点けてスタート。下界に見えるのは関越道の明かりですね。
ほどなく茂倉岳山頂に到着。ちょっとガスってますね。
どうせ景色も無いので先を急ぎましょう。お次は一ノ倉岳です。
茂倉岳から20分ほどで一ノ倉岳山頂に到着。ここの山頂はどっちみち景色も何にもないんですよね。ちょっと先に避難小屋がありました。
中を覗いてみましょう。う~ん狭い、ここも非常時専用ですね。
一ノ倉岳からは先は一気に下ります。前に見えるのが谷川岳の稜線。切れ落ちたおどろおどろしい稜線です。
鞍部まで無事に下りてきましたよ。さあ、いよいよ谷川岳への登り返しです。
振り向くと一ノ倉岳の雄姿が。こっちから見るとけっこうかっこいい山なんですよね。
「ノゾキ」に到着。
下を覗いてみると・・・すごい高度感です。ここが一ノ倉沢ってヤツですかね。クライマーをこれを登るのか。最近クライミングデビューしちゃったからな。いつかやることになるかも。
ガッツリ登り返して、谷川岳双耳峰のひとつ、オキの耳に到着です。ガスって何も見えませんね。まぁここは何回も来てますからね。
双耳峰のもうひとつ、オキの耳もうっすらシルエット。
ちょこっと登り返したらトマの耳に到着。トマの耳もガスっているので写真だけ撮ってスルー。
肩の小屋まで下りてきました。この小屋ももう営業は終了しているんですよね。
以前は小屋締め後は避難小屋として開放していたんですが・・・今年は解放しないみたいですね。
下山は天神尾根にします。下りるに従ってガスが晴れてきました。山頂だけガスってるパターンですね。
最後は田尻尾根から下ります。
こんな感じで葉っぱで埋まった急坂を下るんですが、下がぬかるんでいるので滑る滑る。気を付けなきゃ。
谷川岳、やっぱり上の方だけがガスっていますね。他は晴れてるのに。
最後の最後に滑ってに尻餅着いちゃいました。へこんでいるときにタイムリーにこんな看板が。
滑って転んで尻が田んぼで作業したみたいに泥だらけになるから田尻尾根っていうんだそうです。それじゃあ仕方ありませんね。むしろ由緒正しい下り方だったかと(笑)
尾根を下り終わると最後は車道歩きになりました。麓は紅葉が見ごろです。
駐車所脇の滝の紅葉も見ごろでした。
お疲れ~ 馬蹄形ならぬ周回で、おととい出発した白毛門の駐車場に戻ってきました。
さあ、渋滞が始まる前に帰りましょう。帰りに永井食堂のもつ煮買ってこうかな。あれウマイんだよな。
驚いたことに、永井食堂のもつ煮ってアマゾンさんで買えるんですね。まあ、ちょっと送料が乗っかってるけど。
クリック
ということで、のんびり2泊の谷川岳馬蹄形縦走が終了しました。
5年前に真っ白で見えなかった景色もバッチリ見えたし、リベンジ完了ですね。
楽しい山行でした。
11月の3連休は久しぶりに谷川岳馬蹄形縦走をやることにしました。
5年前に山友ふじぶんさんとふたりで蹄形縦走にチャレンジしたときは、ガスガス&小雨で何も見えない修行だったんですよね。3年前にソロで2度目のチャレンジしたときは、晴れていたものの直前の降雪にやられ半周でリタイア。いつか2泊でのんびり馬蹄形をやりたいと思っていたんですよね。ちょうどこの連休は天気も良さそう、ということでのんびり2泊で馬蹄形をやってきました。今回はちゃんと景色も見えましたよ~ リベンジ成功です。
馬蹄形縦走ってこんな感じです。
5年前の雨男ふたりの谷川馬蹄形縦走はコチラ
11月02日(木)
自宅を21時に出発。2時間走ったところで道の駅おおたに到着。早めに寝たいので一杯飲んだらおやすみさない。
最近はこのパターンなんですよね。
ゴールゼロもどきのRIBUランタンは、いつも車のダッシュボードに常備しています。底に磁石が付いているので、上の写真のようにドアの枠にもくっつくので車中泊では特に重宝します。
クリック
11月03日(金)
3時30分に目覚ましなしで起床。年寄りは早起き得意ですからね。
道の駅から下道で2時間、白毛門の駐車場には5時40分に到着しました。
今回もザックはウルトラライトなトレイルバムのステディで行きます。網の部分は何でも突っ込めて便利なんですが、雑に突っ込んだから見てくれが悪いですね(汗)
ボクのステディは「スペクトラ」という丈夫な生地を使ったバージョンです。少しだけ重くなりますが、生地は本当に丈夫です。ガンガン岩場でこすってもキズにもなりません。
クリック
駐車場の脇から馬蹄形縦走のスタートです。この辺りは紅葉が丁度見頃でした。
いきなり急登です。この尾根は山頂までずーっとこんな急登が続くんですよね。
登っていると木々の間から谷川岳が見えました。本日快晴!眺めが期待できそうですよ。
右下には滝が見えました。たぶん以前沢登りした鼻毛滝かな?
なかなかハードな急登が続きます。
右手の稜線から太陽が顔を出しましたよ。
光が当たると紅葉が輝きます!
振り返ると下界の眺めも素晴らしい。やっぱり山はお天気ですね。
おっと、こんな鎖場が出てきました。久しぶりで忘れていましたが、なかなかごっつい鎖場ですね。。
一旦フラットになったと思ったら、ついに白毛門山頂が見えました。
またしばらく登ると、ついに森林限界を超えたようです。さあ、あと一登り。
出発から約3時間、白毛門山頂に到着しました♪
馬蹄形の反対側に谷川岳、一ノ倉岳の稜線が。ここは明後日歩く稜線です。待ってろよ~
では、先を急ぎましょう。白毛門からいったん下ったらお次は笠ヶ岳です。
途中で振り返ると歩いて来た縦走路。
一登りで笠ヶ岳山頂に到着しました。自撮りで記念撮影。
ここでひと休憩。メンチカツパンでエネルギー補給します。
いやぁ絶景ですね。絶景はパノラマで撮ってみました。左から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。この3座をつなぐのが明後日歩く稜線。そこからぐっと下って武能岳、七ツ小屋山からフラットになって右端位が明日歩く予定の稜線です。てことは、右端くらいまで今日歩かなきゃいけないんですよね。長いなぁ
さあ、お次は朝日岳に向かいますよ。ギザギザの左に見える穏やかなに見える山が朝日岳です。
手前の鞍部に笠ヶ岳避難小屋がありました。
中は・・・狭! とても泊まるところじゃありませんね。まさに緊急避難用です。
小屋から先は、いよいよ朝日岳登りが始まります。
急登を登り切ると、ここからはお楽しみの稜線歩きです。
長い長いお散歩道。歩いて来た稜線を振り返ります。
さあ、いよいよ朝日岳の山頂が見えました。一旦下ってから登り返します。
登り返すと、あと一息で山頂ですね。
朝日岳山頂に到着♪ 今日は本当にお天気最高、眺めも最高です。
やっぱり自撮りで記念撮影。
これが歩いて来た笠ヶ岳から朝日岳の稜線です。けっこう歩いて来たもんだ。
さあ、あとは下るだけ。ここまでは駐車場からピストンの登山者がちらほらいましたが、ここからは山中泊する強者どもの世界です。ぐっと人が少なくなりました。
宝川温泉との分岐です。この辺りも色んなルートがあるんですよね。そのうちこっちからも登ってみるかな。
右下に見えるのは池塘でしょうか。この辺りは平らなので、冬は良いテン場になりそうです。
ジャンクションピークに到着。ここから巻機山まで残雪期限定で歩けるんですよね。
これが巻機山までの稜線です。気持ちよさそうな稜線ですよね。夏は藪に覆われて歩けないんですが、残雪期は藪に積もった雪の上を歩くので行けるんです。厳冬期は逆に雪が深すぎて歩けないんですよね。
さあ、あとはこの尾根をぐんぐん下りますよ。
さあ、眼下に本日お泊りする白崩避難小屋が見えました。手前にある小さなのが避難小屋、奥に見えるのはJRの送電線監視所です。
いよいよ避難小屋に到着。
どうかな?恐る恐る中を覗くと・・・ 大学登山部の団体さんがすでに到着していました。う~ん
さすがに団体さんの中に一人ぼっちはいやですね。こんな時のためにテントを持ってきました。裏の神社の前にテントを張らせていただくことにします。テントはウルトラライトのビッグスカイ・ウィスプMV。
先着していた学生さんに水場の事を聞くと、JR送電線監視所のすぐ裏に水が出ているとのこと。水の事を一番心配していたんでが一安心です。
今回のルート上には、この時期営業している小屋は一つもないので、水場が枯れていたら水を手に入れる場所はないんですよ。水が手に入らなければ途中で下山するしかないですからね。
小屋裏の斜面に水はジャンジャン出ていました。小屋が水源から水を引いていて、使われなかった水がスルーして出ているみたいです。
さあさあお待ちかね。一杯やりましょう。重たいけどこれは外せませんね。
おつまみは今回初めて買ってみた「するめソーメン」です。いつもは「あたりめ」なんですが、硬くて顎が疲れるんですよね。こいつは食べやすくて気に入りました。リピートしよう。
避難小屋をあてにした登山客が次々に到着します。テントを持っていない人は学生に場所を空けてもらって無理やり小屋に泊まるようですが、テントを持ってきた人はボクのテントの回りで張っています。もう、まるでどこかのテン場のようですね(笑)
焼酎の水割りを飲みながらマッタリしていると、小屋の向こうに太陽が沈んでいきました。
さあさあ、夕食をいただきましょうか。夕食は最近のお気に入り、袋麺のヤキソバにソーセージ&玉子インでいただきます。飽きないの?って言われそうですが家では食べないので意外と久しぶりなんですよ。
暗くなったらテントに籠ります。電波も繋がらないのでスマホも見れず、いつの間にか夢の中へ。おやすみなさい。
11月04日(土)
本日は行程が短いので目覚ましを掛けずにゆっくりするつもりでしたが、自然と4時に目が覚めちゃいました。年寄りはいやですね。
しかたないので朝食を食べることに。朝食は簡単にシリアルにしましたよ。
寒い時期なので、スキムミルクを温めてホットシリアルにしてみます。
ホットシリアル初体験でしたが・・・シリアルがすぐにふにゃふにゃになってマズい!寒いからってホットはダメですね。しかたないのでとにかく食べるだけ食べましたが。
やっと太陽が昇ってきました。本日もお天気まずまずみたいですね。
本日の行程は茂倉岳の避難小屋までなので、標準コースタイムで5時間30分くらい。あんまり早く出発すると昼とかに小屋に着いちゃうのできるだけゆっくり出発します。小屋泊まりの人達もテン場の人たちもいなくなるまでゆっくりしていました。
といってもいつまでもぼーっとしていられませんね。特にすることもないので6時40分に出発です。
前日避難小屋が混んでいたので、JRの小屋の軒先で寝るって言ってた方がいたけど、どうやらここで寝たようですね。なるほど、確かにここならどうにか寝られそうですが・・・それにしても強者だなぁ こんなところで寝てたら下界だったら確実に職質受けますよね(笑)
歩いていると稜線から太陽が顔を出しました。
急登を登り終えると、本日もお楽しみの稜線歩きがスタートです。
振り返ると歩いて来た稜線。景色の良い尾根歩きです。
またまたパノラマで撮ってみました。左側が昨日歩いた白毛門から朝日岳までの稜線。真ん中が途切れて模擬側が谷川岳から茂倉岳までの稜線です。
本日これから歩く稜線がずーっと続いています。これこれ、これがやりたかったんですよ。
鞍部に蓬ヒュッテがありました。ここが以前、ふじぶんさんと泊まったテン場があるところです。
営業小屋ですが、今シーズンは営業終了したようです。以前は避難小屋として開放していましたが、今は解放していないようですね。厳重に入れないようになっていました。
ヒュッテの前の平坦なスペースが、以前はテン場だったんですが、なんだか水が溜まっていますね。調べたら今はテン場として使っていないようです。
小屋前でひと休憩したら、さあいよいよ武能岳の登りが始まりますよ。
振り返ると歩いて来た稜線が。
武能岳山頂に到着。さすが連休だけあって山頂は休憩する人で一杯。
ボクもここでランチタイムにします。
武能岳からは大きく下って茂倉岳に登り返します。
茂倉岳への急登が始まりました。
谷川って山深いんですよね。湯檜曽川がはるか遠くに見えます。
さあ、茂倉岳の山頂が見えましたよ。
あとちょっとで山頂です。
山頂に到着。ここまで来ると、反対側の谷川岳方面から来る登山客がいるので急に賑やかに。
一応、自撮りで記念撮影。
こちらが一ノ倉岳から谷川岳の稜線です。まだまだ早い時間なのでもっと先まで歩いちゃいたいところですが、この先に行っちゃうと泊まれる場所が無いんですよね。
ということで、本日お泊りの茂倉岳避難小屋まで下りてきました。まだ11時過ぎなんですよ。早すぎますよね。でも行くところもないし・・・まあ良しとしましょう。
小屋の中に入ると・・・中は相変わらずキレイですね。広くて快適な小屋です。こんな早い時間なので当然誰もいません。
まずは水を確保しましょう。2分ほどくだったところにある水場はチョロチョロでしたが、どうにか補給できました。
さあ、一杯やりましょう。ここまで担いで来たんですからね。うまい!
小屋で休憩する人が時々通るので、山談義なんかをして過ごしました。
しばらくすると寒くなってきたので、小屋に入って焼酎のお湯割りをいただくことにしました。テーブルまであって親切な小屋ですね。右奥に見えている建材の断熱材もたくさん用意されていて、この上にマットを敷けば断熱効果はバッチリです。
夕方になっても宿泊者は誰も来ません。まさか貸切?まあ、うれしくもあるんですが暇なので話し相手が欲しかったってのも本音です。
日が暮れても結局誰も現れませんでした。本日この小屋貸切決定です。
まあ、夕食でも食べましょうか。夕食はチキンラーメンに玉子インです。手抜きの極致ですが鉄板のウマさです。
お酒たっぷり持ってきて良かったな。一人だらだらと飲んで眠くなったらおやすみなさい。
11月05日(日)
なんだかんだいって朝までグッスリ眠っちゃいました。お湯割りでほとんど水を使っちゃったので、朝からヘッデン点けて水くみです。
朝食をいただきましょうか。朝食はやっぱりはシリアル。昨日は温めて失敗したのでそのままスキムミルクでいただきます。
やっぱり冷たくてもこっちの方が食べられますね。
3連休の最終日ということで、道路の渋滞が予測されるので早めにヘッデンを点けてスタート。下界に見えるのは関越道の明かりですね。
ほどなく茂倉岳山頂に到着。ちょっとガスってますね。
どうせ景色も無いので先を急ぎましょう。お次は一ノ倉岳です。
茂倉岳から20分ほどで一ノ倉岳山頂に到着。ここの山頂はどっちみち景色も何にもないんですよね。ちょっと先に避難小屋がありました。
中を覗いてみましょう。う~ん狭い、ここも非常時専用ですね。
一ノ倉岳からは先は一気に下ります。前に見えるのが谷川岳の稜線。切れ落ちたおどろおどろしい稜線です。
鞍部まで無事に下りてきましたよ。さあ、いよいよ谷川岳への登り返しです。
振り向くと一ノ倉岳の雄姿が。こっちから見るとけっこうかっこいい山なんですよね。
「ノゾキ」に到着。
下を覗いてみると・・・すごい高度感です。ここが一ノ倉沢ってヤツですかね。クライマーをこれを登るのか。最近クライミングデビューしちゃったからな。いつかやることになるかも。
ガッツリ登り返して、谷川岳双耳峰のひとつ、オキの耳に到着です。ガスって何も見えませんね。まぁここは何回も来てますからね。
双耳峰のもうひとつ、オキの耳もうっすらシルエット。
ちょこっと登り返したらトマの耳に到着。トマの耳もガスっているので写真だけ撮ってスルー。
肩の小屋まで下りてきました。この小屋ももう営業は終了しているんですよね。
以前は小屋締め後は避難小屋として開放していたんですが・・・今年は解放しないみたいですね。
下山は天神尾根にします。下りるに従ってガスが晴れてきました。山頂だけガスってるパターンですね。
最後は田尻尾根から下ります。
こんな感じで葉っぱで埋まった急坂を下るんですが、下がぬかるんでいるので滑る滑る。気を付けなきゃ。
谷川岳、やっぱり上の方だけがガスっていますね。他は晴れてるのに。
最後の最後に滑ってに尻餅着いちゃいました。へこんでいるときにタイムリーにこんな看板が。
滑って転んで尻が田んぼで作業したみたいに泥だらけになるから田尻尾根っていうんだそうです。それじゃあ仕方ありませんね。むしろ由緒正しい下り方だったかと(笑)
尾根を下り終わると最後は車道歩きになりました。麓は紅葉が見ごろです。
駐車所脇の滝の紅葉も見ごろでした。
お疲れ~ 馬蹄形ならぬ周回で、おととい出発した白毛門の駐車場に戻ってきました。
さあ、渋滞が始まる前に帰りましょう。帰りに永井食堂のもつ煮買ってこうかな。あれウマイんだよな。
驚いたことに、永井食堂のもつ煮ってアマゾンさんで買えるんですね。まあ、ちょっと送料が乗っかってるけど。
クリック
ということで、のんびり2泊の谷川岳馬蹄形縦走が終了しました。
5年前に真っ白で見えなかった景色もバッチリ見えたし、リベンジ完了ですね。
楽しい山行でした。
2020年11月20日
谷川岳馬蹄形縦走リベンジ・・・のはずが半周でリタイヤ
11月13日(金)~11月15日(日)
3年前に真っ白で何も見えなかった谷川岳馬蹄形縦走、いつか晴れの日にリベンジしようと思っていたんですよね。
ちょうどこの週末は2日間とも晴れ予報。
今度こそはとチャレンジして来ましたよ。
はたしてどうなったんでしょうか。
ちなみに3年前はこんな感じでした。
3年前の真っ白だったレポはコチラから
11月13日(金)
金曜日の夜21時30分に自宅を出発。
この手のハードな山行になると、なかなか人を誘いずらくて今回はソロ登山です。
東松山インターまで下道を走って、高速料金が安くなる24時過ぎに水上インターを出て、24時30分に土合橋そばの無料駐車場に到着しました。
一杯飲んだらおやすみなさい。
11月14日(土)
朝5時起床。
この時期、5時だと真っ暗なんですよね。
ゆっくりと準備をして6時前に出発です。
今回は荷物の軽量化に取り組んでみましたよ。
いつもバカみたいに重たいザックを担いでいますからね。
軽量化のために今回買ったのは、モンベルのザック・バーサライトパック40です。
通常のザックの半分以下の重さで、なんと710gです。
ほとんど重さを感じません。
中身も工夫して、水3Lを持っても12.5kgとボクとしてはいつもより5kgくらいの減量。
あの米袋一つ分の減量ですからね。
持った感じが全然違います。
ヘッデンを点けてスタートです。
この橋を渡ったら、がっつり急登が始まります。
しばらく登ると右下に滝が見えました。
これはもしかして、2年前に沢登りした鼻毛の滝でしょうか。
あんなに大きかった滝も上から見るとずいぶん小さいですね。
ちなみに2年前の夏に登った鼻毛の滝はこんな感じでした。
さあ、太陽さんが顔を出しましたよ。
晴れ予報で青空も見えてますが、お天気どうでしょうね。
まず目指すのは白毛門の山頂です。
上部は岩だらけで多少てこずります。
急登がずーっと続くので、あっという間に高度を稼ぎますね。
振り返ると、なかなかの高度感。
さあ、白毛門の山頂が見えましたよ。
青空が見えてはいるんですが、山頂付近の雲が気になります。
標高を上げると登山道にも雪が付いてきましたね。
でもアイゼンを使うほどではありません。
スタートから3時間ほど、白毛門の山頂に到着しました。
新潟方面はよく晴れているんですが・・・
肝心の谷川岳方面は雲の中で真っ白。
想定外だな。
山頂にいた方に写真を撮っていただきました。
さあ、ここからが本格的な馬蹄形縦走の始まりです。
谷川連峰の稜線をクルっと一周回ります。
お次のピークは笠ヶ岳。
心配していたけど、最近歩いたと思われる踏み跡もあり一安心です。
気持ちの良い稜線歩き・・・ですが思ったより雪が深いですね。
脛くらいまで雪に埋まります。
足跡をたどるので少しはマシですが、これは苦戦しそうだな。
ガスが晴れて笠ヶ岳(左)が見えました。
ガツっと急登を登って・・・
笠ヶ岳山頂に到着しました。
山頂で自撮りの記念撮影。
このまま晴れるといいんだけど。
山頂直下には小さな避難小屋があるんですよね。
いい時間なので避難小屋でランチタイムにします。
お気に入りのマルちゃん正麺豚骨味です。
今回は軽量化のため、大きな鍋も持ってこなかったので、袋麺は二つに折って入れます。
麺はちょっと短くなったけど、まあ別に問題は無かったな。
食事も終わったところで、今度は朝日岳を目指します。
あれ?
足跡が無い・・・ 足跡の主はどうやらここで引き返しちゃったんですね。
まずいなぁ
雪質は、一度降った雪の表面が融けて再度固まった感じで、ラッセルというよりは残雪期の踏み抜き地獄といった感じ。
ラッセルよりはましですが、地味に疲れます。
アップダウンとズボズボがエンドレスに続きます。
長いな~
この山域、本日はどうやらボク一人みたいです。
人の気配はまったくありません。
静かで良いっちゃ良いんですけどね。
稜線を外さなければ迷うことはないんですが、雪にやられてとにかく前に進まない。
しかもアップダウンが結構きつい。
ひーひー言ってたら、急にガスが晴れましたよ。
神様のご褒美でしょうか。
谷川岳方面の眺望がやっと現れました。
これが見たかったんですよ!
歩いてきたギザギザの稜線を振り返ります。
前回は雨まで降っていたので、ひたすら歩いたという以外まったく記憶にありませんがこんなだったんですね。
やっと朝日岳山頂に到着しました。
いやぁ疲れた。
それにしても前回もですが、朝日岳山頂はガスの中。
まったく何も見えません。
この山とは相性悪いな。
でかいエビの尻尾ができた看板前で記念撮影。
ここは風の通り道なんでしょうね。
それより、山頂付近は尾根になっていないうえに真っ白でどっちの方向に進むのか全く分かりません。
ヤバイヤバイ
一歩間違えると遭難だぞ。
久しぶりに緊張、何度もスマホのGPSで確認しながら方向を確認。
やっとガスが晴れてきましたね。
相変わらずズボズボと埋まりながらヒーヒー歩いていますが、景色が見えるだけで元気が出てきます。
おー!
これから歩く稜線がクッキリ。
尾根上はこんな感じ。
小動物の足跡がたくさん。
そこをズボズボ埋まりながら歩きます。
標識がありました。
これがあの冬季限定の巻機山への分岐か!
先日巻機山に登った時に歩いてみたいと言った稜線はここからがスタートです。
ちょっと寄り道して稜線を見に行ってみましょう。
しばらく歩くと見えましたよ、巻機への稜線が。
やっぱり歩いてみたいなぁ
さあ、先を急ぎましょう。
どう考えても蓬峠のテン場まで行ける時間じゃ無くなっちゃいましたが、せめて清水峠の避難小屋まで行かないとビバークすることになっちゃいます。
急ぐといってもズボズボでスピードは一向に上がりませんが。
それにしても、まだまだ長いな。
奥の斜面の下に豆粒のような小屋らしきものがやっと見えました。
あれ?誰かの踏み跡?
スキーか?
な訳無いですね。
よく見ると鹿さんの足跡でした。
でも、鹿の細い脚が地面まで踏んでいるので足跡をたどると少し楽に歩けます。
鹿さんに助けられるとは・・・
やばい! 日没だ。
暗くなる前に避難小屋に着かねば。
焦るけどちっとも足が前に出ません。
やっと小屋にたどり着きました!
ギリギリセーフ。
どうにか明るいうちに、清水峠の白崩避難小屋に到着しました。
6時に行動開始して、17時に行動終了。
11時間、ほとんど休みなく歩き続けました。
あー死んだ。
荷物を置いたらとりあえず自分にご褒美。
なまずの里さんからもらった缶チューハイで乾杯です。
あざーっす!
谷川岳もクッキリと見えますよ。
最高のご褒美です。
景色も見えたし、まあ何だかんだで良い一日でした。
当然ですが小屋は貸し切りでした。
さあ、まずは水作りしましょうか。
水場もあるらしいんですが、20分くらいかかるみたいで、もうそんなに歩く気力は残っていません。
雪ならその辺にたっぷりありますからね。
雪の時期は水の心配がないのが有難いですね。
今日はご飯を炊きますよ。
軽量化にはアルファ米なんでしょうけど、高いし美味くないですからね。
生米炊くのが一番。
カレーはフリーズドライにして軽量化。
アマノフーズの畑のカレーです。
さすがアマノフーズのフリーズドライは本当に良くできています。
お湯を注ぐだけで本格野菜がいっぱいのカレーの出来上がりです。
さあ、ご飯を食べたらチビリチビリと焼酎を。
お酒だけは軽量化せず、焼酎も500ml持ってきましたからね。
飲んでるうちに眠くなって、おやすみなさい。
11月15日(日)
あ~よく寝た。
どっちみち今回は馬蹄形縦走はコンプリート出来ないのでエスケープルートを帰ることにします。
ということで急ぐ必要はありません。
ゆっくりと準備をします。
今日も天気は良さそうですね。
谷川岳に朝日が当たり始めました。
米1合食べきれなかったので、あまったご飯とカレーに水を足して雑炊の朝食。
クッカーもキレイになって一石二鳥でした。
朝7時、準備をしたらさあ行きましょうか。
小屋の隣にはJRの立派な小屋が。
こっちの小屋とは大違いですが、まあ無料だから仕方ないか。
谷川連峰にも本格的に日が当たってきました。
それにしても深い山ですね。
このまま土合まで下るルートもあるんですが、せっかくだから蓬峠まで稜線を歩いて景色を楽しんでから下ることにしましょう。
右手に昨日から見えていた特徴的な山、山座同定してみたら、上州のマッターホルン太源太山でした。
先日巻機山から見えたあのトンガリです。
見る方向で、ずいぶん印象が違う山ですね。
今日は朝早いからか雪が締まっていて、踏み抜きません。
快適、快適。
状況でこんなに違うんですね。
この分岐を右に行くと、太源太山に行けるようです。
ちょっと右に曲がってみましょう。
見えた!
標高の関係で見下ろす感じですが、これが太源太山です。
意外と近いですね。
一度登りたいな。
前方に七ツ小屋山が見えました。
本日の稜線歩き、唯一の名のあるピークです。
七ツ小屋山山頂で記念撮影。
暑いので上はシャツ1枚になりました。
さあ、まだまだ延々と続く稜線歩き。
雪が融け始めたのか、昨日ほどじゃないけど踏み抜きが始まりました。
出発から2時間30分、こんなに長かったかな・・・と思う頃やっと蓬峠に到着しました。
本当ならここまで来てテン泊するはずだったんだよな。
蓬ヒュッテ、今年は営業していないとは聞いていましたが、冬期避難小屋にもならず閉鎖されていました。
蓬ヒュッテのちょい先に、土合方面に下るルートと馬蹄形縦走で茂倉岳に登るルートとの分岐がありました。
本当は右に行きたかったんだけどな。
昨日もコースタイムの倍近くかかっているので、左からエスケープして土合に戻ります。
なだらかな下り坂をゆっくりと下ります。
途中、一部崩落したりもしていましたが、無事清水峠から下る道に合流。
清水峠への道は、昔は車も通ったという道なんですよね。
さすがに今は見る影もありませんが。
途中、避難小屋がありました。
一の倉沢から清水峠への道は、通行止めだそうです。
途中が崩れているようです。
ということで左に折れて新道へ。
雪が段々少なくなり・・・
湯檜曽川の手前でついに雪がなくなりました。
ほっと一息。
もう踏み抜くことはありません。
川沿いのフラットな道を延々と歩き・・・
途中で、川が見える眺めの良い場所でマルちゃん正麺いただきました。
JR見張小屋を通過。
ここから先はママともお散歩したことがあるハイキングコースです。
またまた延々と川沿いを歩いて、土合橋まで戻ってきました。
今回の登山終了です。
まさかこの時期にこれほどの積雪があると思わず、半周でリタイアすることになってしまいました。
でも、考えてみれば半周ぐらいで日程的には丁度良いかも。
次回は残り半周を天気の良い日にやるとしましょう。
今回のログです。
歩くペース1.2〜1.3(ゆっくり)・・・ゆっくりじゃねえぞ、必死に歩いてこれだ!
3年前に真っ白で何も見えなかった谷川岳馬蹄形縦走、いつか晴れの日にリベンジしようと思っていたんですよね。
ちょうどこの週末は2日間とも晴れ予報。
今度こそはとチャレンジして来ましたよ。
はたしてどうなったんでしょうか。
ちなみに3年前はこんな感じでした。
3年前の真っ白だったレポはコチラから
11月13日(金)
金曜日の夜21時30分に自宅を出発。
この手のハードな山行になると、なかなか人を誘いずらくて今回はソロ登山です。
東松山インターまで下道を走って、高速料金が安くなる24時過ぎに水上インターを出て、24時30分に土合橋そばの無料駐車場に到着しました。
一杯飲んだらおやすみなさい。
11月14日(土)
朝5時起床。
この時期、5時だと真っ暗なんですよね。
ゆっくりと準備をして6時前に出発です。
今回は荷物の軽量化に取り組んでみましたよ。
いつもバカみたいに重たいザックを担いでいますからね。
軽量化のために今回買ったのは、モンベルのザック・バーサライトパック40です。
通常のザックの半分以下の重さで、なんと710gです。
ほとんど重さを感じません。
中身も工夫して、水3Lを持っても12.5kgとボクとしてはいつもより5kgくらいの減量。
あの米袋一つ分の減量ですからね。
持った感じが全然違います。
ヘッデンを点けてスタートです。
この橋を渡ったら、がっつり急登が始まります。
しばらく登ると右下に滝が見えました。
これはもしかして、2年前に沢登りした鼻毛の滝でしょうか。
あんなに大きかった滝も上から見るとずいぶん小さいですね。
ちなみに2年前の夏に登った鼻毛の滝はこんな感じでした。
さあ、太陽さんが顔を出しましたよ。
晴れ予報で青空も見えてますが、お天気どうでしょうね。
まず目指すのは白毛門の山頂です。
上部は岩だらけで多少てこずります。
急登がずーっと続くので、あっという間に高度を稼ぎますね。
振り返ると、なかなかの高度感。
さあ、白毛門の山頂が見えましたよ。
青空が見えてはいるんですが、山頂付近の雲が気になります。
標高を上げると登山道にも雪が付いてきましたね。
でもアイゼンを使うほどではありません。
スタートから3時間ほど、白毛門の山頂に到着しました。
新潟方面はよく晴れているんですが・・・
肝心の谷川岳方面は雲の中で真っ白。
想定外だな。
山頂にいた方に写真を撮っていただきました。
さあ、ここからが本格的な馬蹄形縦走の始まりです。
谷川連峰の稜線をクルっと一周回ります。
お次のピークは笠ヶ岳。
心配していたけど、最近歩いたと思われる踏み跡もあり一安心です。
気持ちの良い稜線歩き・・・ですが思ったより雪が深いですね。
脛くらいまで雪に埋まります。
足跡をたどるので少しはマシですが、これは苦戦しそうだな。
ガスが晴れて笠ヶ岳(左)が見えました。
ガツっと急登を登って・・・
笠ヶ岳山頂に到着しました。
山頂で自撮りの記念撮影。
このまま晴れるといいんだけど。
山頂直下には小さな避難小屋があるんですよね。
いい時間なので避難小屋でランチタイムにします。
お気に入りのマルちゃん正麺豚骨味です。
今回は軽量化のため、大きな鍋も持ってこなかったので、袋麺は二つに折って入れます。
麺はちょっと短くなったけど、まあ別に問題は無かったな。
食事も終わったところで、今度は朝日岳を目指します。
あれ?
足跡が無い・・・ 足跡の主はどうやらここで引き返しちゃったんですね。
まずいなぁ
雪質は、一度降った雪の表面が融けて再度固まった感じで、ラッセルというよりは残雪期の踏み抜き地獄といった感じ。
ラッセルよりはましですが、地味に疲れます。
アップダウンとズボズボがエンドレスに続きます。
長いな~
この山域、本日はどうやらボク一人みたいです。
人の気配はまったくありません。
静かで良いっちゃ良いんですけどね。
稜線を外さなければ迷うことはないんですが、雪にやられてとにかく前に進まない。
しかもアップダウンが結構きつい。
ひーひー言ってたら、急にガスが晴れましたよ。
神様のご褒美でしょうか。
谷川岳方面の眺望がやっと現れました。
これが見たかったんですよ!
歩いてきたギザギザの稜線を振り返ります。
前回は雨まで降っていたので、ひたすら歩いたという以外まったく記憶にありませんがこんなだったんですね。
やっと朝日岳山頂に到着しました。
いやぁ疲れた。
それにしても前回もですが、朝日岳山頂はガスの中。
まったく何も見えません。
この山とは相性悪いな。
でかいエビの尻尾ができた看板前で記念撮影。
ここは風の通り道なんでしょうね。
それより、山頂付近は尾根になっていないうえに真っ白でどっちの方向に進むのか全く分かりません。
ヤバイヤバイ
一歩間違えると遭難だぞ。
久しぶりに緊張、何度もスマホのGPSで確認しながら方向を確認。
やっとガスが晴れてきましたね。
相変わらずズボズボと埋まりながらヒーヒー歩いていますが、景色が見えるだけで元気が出てきます。
おー!
これから歩く稜線がクッキリ。
尾根上はこんな感じ。
小動物の足跡がたくさん。
そこをズボズボ埋まりながら歩きます。
標識がありました。
これがあの冬季限定の巻機山への分岐か!
先日巻機山に登った時に歩いてみたいと言った稜線はここからがスタートです。
ちょっと寄り道して稜線を見に行ってみましょう。
しばらく歩くと見えましたよ、巻機への稜線が。
やっぱり歩いてみたいなぁ
さあ、先を急ぎましょう。
どう考えても蓬峠のテン場まで行ける時間じゃ無くなっちゃいましたが、せめて清水峠の避難小屋まで行かないとビバークすることになっちゃいます。
急ぐといってもズボズボでスピードは一向に上がりませんが。
それにしても、まだまだ長いな。
奥の斜面の下に豆粒のような小屋らしきものがやっと見えました。
あれ?誰かの踏み跡?
スキーか?
な訳無いですね。
よく見ると鹿さんの足跡でした。
でも、鹿の細い脚が地面まで踏んでいるので足跡をたどると少し楽に歩けます。
鹿さんに助けられるとは・・・
やばい! 日没だ。
暗くなる前に避難小屋に着かねば。
焦るけどちっとも足が前に出ません。
やっと小屋にたどり着きました!
ギリギリセーフ。
どうにか明るいうちに、清水峠の白崩避難小屋に到着しました。
6時に行動開始して、17時に行動終了。
11時間、ほとんど休みなく歩き続けました。
あー死んだ。
荷物を置いたらとりあえず自分にご褒美。
なまずの里さんからもらった缶チューハイで乾杯です。
あざーっす!
谷川岳もクッキリと見えますよ。
最高のご褒美です。
景色も見えたし、まあ何だかんだで良い一日でした。
当然ですが小屋は貸し切りでした。
さあ、まずは水作りしましょうか。
水場もあるらしいんですが、20分くらいかかるみたいで、もうそんなに歩く気力は残っていません。
雪ならその辺にたっぷりありますからね。
雪の時期は水の心配がないのが有難いですね。
今日はご飯を炊きますよ。
軽量化にはアルファ米なんでしょうけど、高いし美味くないですからね。
生米炊くのが一番。
カレーはフリーズドライにして軽量化。
アマノフーズの畑のカレーです。
さすがアマノフーズのフリーズドライは本当に良くできています。
お湯を注ぐだけで本格野菜がいっぱいのカレーの出来上がりです。
さあ、ご飯を食べたらチビリチビリと焼酎を。
お酒だけは軽量化せず、焼酎も500ml持ってきましたからね。
飲んでるうちに眠くなって、おやすみなさい。
11月15日(日)
あ~よく寝た。
どっちみち今回は馬蹄形縦走はコンプリート出来ないのでエスケープルートを帰ることにします。
ということで急ぐ必要はありません。
ゆっくりと準備をします。
今日も天気は良さそうですね。
谷川岳に朝日が当たり始めました。
米1合食べきれなかったので、あまったご飯とカレーに水を足して雑炊の朝食。
クッカーもキレイになって一石二鳥でした。
朝7時、準備をしたらさあ行きましょうか。
小屋の隣にはJRの立派な小屋が。
こっちの小屋とは大違いですが、まあ無料だから仕方ないか。
谷川連峰にも本格的に日が当たってきました。
それにしても深い山ですね。
このまま土合まで下るルートもあるんですが、せっかくだから蓬峠まで稜線を歩いて景色を楽しんでから下ることにしましょう。
右手に昨日から見えていた特徴的な山、山座同定してみたら、上州のマッターホルン太源太山でした。
先日巻機山から見えたあのトンガリです。
見る方向で、ずいぶん印象が違う山ですね。
今日は朝早いからか雪が締まっていて、踏み抜きません。
快適、快適。
状況でこんなに違うんですね。
この分岐を右に行くと、太源太山に行けるようです。
ちょっと右に曲がってみましょう。
見えた!
標高の関係で見下ろす感じですが、これが太源太山です。
意外と近いですね。
一度登りたいな。
前方に七ツ小屋山が見えました。
本日の稜線歩き、唯一の名のあるピークです。
七ツ小屋山山頂で記念撮影。
暑いので上はシャツ1枚になりました。
さあ、まだまだ延々と続く稜線歩き。
雪が融け始めたのか、昨日ほどじゃないけど踏み抜きが始まりました。
出発から2時間30分、こんなに長かったかな・・・と思う頃やっと蓬峠に到着しました。
本当ならここまで来てテン泊するはずだったんだよな。
蓬ヒュッテ、今年は営業していないとは聞いていましたが、冬期避難小屋にもならず閉鎖されていました。
蓬ヒュッテのちょい先に、土合方面に下るルートと馬蹄形縦走で茂倉岳に登るルートとの分岐がありました。
本当は右に行きたかったんだけどな。
昨日もコースタイムの倍近くかかっているので、左からエスケープして土合に戻ります。
なだらかな下り坂をゆっくりと下ります。
途中、一部崩落したりもしていましたが、無事清水峠から下る道に合流。
清水峠への道は、昔は車も通ったという道なんですよね。
さすがに今は見る影もありませんが。
途中、避難小屋がありました。
一の倉沢から清水峠への道は、通行止めだそうです。
途中が崩れているようです。
ということで左に折れて新道へ。
雪が段々少なくなり・・・
湯檜曽川の手前でついに雪がなくなりました。
ほっと一息。
もう踏み抜くことはありません。
川沿いのフラットな道を延々と歩き・・・
途中で、川が見える眺めの良い場所でマルちゃん正麺いただきました。
JR見張小屋を通過。
ここから先はママともお散歩したことがあるハイキングコースです。
またまた延々と川沿いを歩いて、土合橋まで戻ってきました。
今回の登山終了です。
まさかこの時期にこれほどの積雪があると思わず、半周でリタイアすることになってしまいました。
でも、考えてみれば半周ぐらいで日程的には丁度良いかも。
次回は残り半周を天気の良い日にやるとしましょう。
今回のログです。
歩くペース1.2〜1.3(ゆっくり)・・・ゆっくりじゃねえぞ、必死に歩いてこれだ!