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2020年08月20日

百名山・日帰り最難関といわれる平が岳と桧枝岐村かわばたキャンプ場

8月13日(木)~8月15日(土)

お盆の休みを利用して、百名山の中でも日帰り最難関といわれる平ヶ岳にチャレンジしてきました。

平ヶ岳がなぜ日帰り最難関と言われるかというと、山深く行動時間が長いことに加えて、とにかく登山口までが遠い・・・

それを実感する山旅でした。






8月13日(木)

平ヶ岳は新潟県と福島県の県境に位置します。

関越道で新潟から回っても、東北道で福島から回ってもどちらもほぼ同じくらいで片道5時間がかかります。

だったら下道で4号線から行っちゃえ、ということで午後4時30分に自宅を出発。

今年はお盆でも道路は空き空き、オール下道で午後10時に平ヶ岳の鷲ノ巣登山口に到着しました。それにしても長かったな~ 

ちょうどこの時期はペルセウス座流星群が見られるんですよね。

一杯飲みながら、満天の星空と流れ星を見たらおやすみなさい。






8月13日(木)

朝4時起床。 

う~ん、辺りはまだ暗いですね。

でも、ここのところ猛暑が続いており、少しでも気温が低いうちに出発したいから慌てて準備をします。



ヘッデンを点けながら、さあ行きますか。

この看板からスタートです。



しばらくは林道歩き。

前後誰もいないので、真っ暗な中独り歩き。

あんまり気持ち良いものじゃありませんね。

林道の終点に標識がありました。

ここからが本格的な登山道の始まりです。



うっすらと明るくなってきました。

二つに分かれた山頂は燧ヶ岳ですね。

この山域から尾瀬は意外と近いんですよ。



いよいよ太陽が顔を出しました。

暑くなるぞー!

暑くなる前に、急登を終わらせなくっちゃ!



切り立った尾根道が続きます。

踏み外さないように慎重に。



振り返ると、歩いてきたギザギザの尾根道。



ロープもバンバン出てきます。

特別難しくはないけど、次から次に出てきてその数にうんざりさせられます。



いよいよ太陽がギラギラと当たり始めましたよ。

やっぱ暑い・・・



眺めはいいんですけど・・・ 暑い

汗が滴り始めました。



急登の終点が見えました。

あれが下台倉山の山頂になります。

あそこまで登れば一息つけるな。



やっと、下台倉山山頂に到着しました。

出発から約2時間、本格的に暑くなる前にどうにか急登を登り終えることができました。



ここからはあまりアップダウンの無い道が続くんですよね。

ずーっと遠くに見えるのが目指す平ヶ岳。

その右が池ノ岳ですね。

まだまだ遠いなぁ



眺めの良い開けた登山道が続きます。

燧ケ岳が美しい。



気持ちの良いお散歩道。

すーっとこうだと良いんだけど。



下台倉山から50分ほどで、台倉山に到着しました。

一応、三角点タッチ。



台倉山から見る燧ケ岳、だいぶ近くなりましたね。



台倉山からもアップダウンの少ない道が続きますが、今度は樹林歩きで景色が無くなります。

う~つまらん。

台倉清水、白沢清水という水場があるはずなんですが・・・水場ってコレ?

水が澱んでいますね。

コレは飲めないでしょ!



フラットな道はこれにて終了。

さあ、また登りが始まりますよ。

まずは池ノ岳を目指します。

日差しギラギラで暑い。



お隣に平ヶ岳が見えましたよ。

平らな山頂だから平ヶ岳だそうです。



池ノ岳への急登はどうやら終わったようです。

木道が出てきました。

ほっと一息。



突然景色が開けたと思ったら真っ青な池塘がドーン!

スゲ-! ビックリするやら感動するやら。

なかなか粋な演出ですね~



左手には平ヶ岳がドーン!

こりゃ絶景だ。



池ノ岳から平ヶ岳にかけては池塘が点在する高層湿原です。



さあ、平ヶ岳山頂に向かいましょう。



木道のゆったりとした登りが続きます。



木道の登りが終わり、ほぼフラットになったところのそばに三角点がありました。

景色は見えませんねぇ



歩き始めから5時間弱、一応自撮りで記念撮影。



三角点って山頂にあるとは限らないんですよね。

GPSによると最高点はもう少し先にあるみたいなので行ってみます。



GPSによると、どうやらここら辺が最高点・山頂みたいです。

平ヶ岳、本当に平らな山ですね。

ちなみにこの山がなぜ平らなのかというと、もともと広大な平原がそのまま隆起して山になったんだとか。

山頂の看板に書いてありました。

山もいろんな成り立ちがあって面白いですね。



山頂からは眺望が・・・奥に見えるのが至仏山ですね。

とするとその下のは尾瀬ヶ原。

至仏山に向かっているこの尾根は、積雪期限定で歩けるんですよね。

来年のGWは尾瀬から入って平ヶ岳やってみたいな。



三角点のあたりだけ木道が少し広くなっていたので腰かけてピザパンの昼食。



お腹もいっぱいになったし、さあ帰りますか。

おっとその前に、せっかく来たんだから名物のたまご石というのを見に行ってみますか。

ということで寄り道すべく標識を左折。



ここにも水場の看板が。

ここの水場は、沢水ですが流れているのでどうにか飲めそうですね。

水場は当てにできないので、今回は4Lも水を担いできましたよ。

おかげで補充せずに最後までもちました。



一旦下って再度登ります。



この辺りも池塘が美しい。



登山道脇の池塘は、鏡のように雲を映していました。



さあ、あとちょっとでたまご石が見えるはず。

いったいどんな石でしょう。



突然、眼下にたまご石が現れました。

う~ん、この石だけポッコリと浮かんでいるよう。

確かに不思議な景色です。



近くに寄ると、こんな感じ。

なっるほど、こうなっていたんですね。



さあ、今度こそ戻るとしましょう。

池塘の美しい台地から・・・



尾根を下り・・・



ロープを使って尾根を下り・・・



痩せ尾根に注意しながら・・・



下界に戻ってきました。

長かった~



最後は沢の水で顔を洗いリフレッシュ。

全行程で10時間弱の登山が終了です。

さすが百名山日帰り最難関だけありますね。

27kmよく歩きました。




さあ、登山の後はお楽しみのキャンプですよ。

今回は、予約もせずに行き当たりばったりの旅です。

途中の桧枝岐村にはいくつかキャンプ場があるんですよね。

とりあえず、先日異能☆さんが自転車の旅で泊まったかわばたキャンプ場に車を止めてみました。

キャンプ場、ずいぶん混みあってるみたいですね。

今日1人なんだけどキャンプできます?と管理人さんらしきおばちゃんに聞くと

お盆はずーっと一杯なのよね。とのお返事。

ヤバイ! お盆休暇を舐めてましたね。

とその時、たまたまそこに居合わせた山やのおじさんが、自分のスペースに張りなよって言ってくれました。

お言葉に甘えさせていただきます。

ふー! どうやらテント難民にならずに済みました。

ということで、おじさんのテントのそばに設営完了。

車のそばなので荷物運びもありませんでした。



人の出会いは不思議なもの。

サイトをゆずってくれたおじさんと一緒に宴会開始。

おじさんからキュウリ&味噌もいただきました。

自分の家で作っているそうです。

うまい!



買ってきたソーセージを焼き焼きしてビールのつまみに。



晩ご飯は、米を炊いてジャワカレー。

米は今回もうまく炊けましたよ。



おじさんは高校生で登を始めた大ベテラン。

ブランクもあったみたいですが、いろんな山の話を聞いて楽しく過ごさせていただきました。

あざーっす!




8月15日(土)


キャンプ場の朝です。



朝もおじさんと山談義。

今日は風が強いので温泉に入りながら、尾瀬沼の方を回られるとか。

ゆとりある山でうらやましい。

ボクなら無理しても会津駒とか登っちゃうところだな。

さあ、朝めしでも食べましょうか。

朝から二郎系カップラーでにんにくガッツリ。

うまい!



トマトもうまいなぁ



ということで、8時に撤収完了。

山歩きに向かうおじさんとはここでお別れ。お世話になりました。

さあ、本日はママと下今市駅で待ち合わせてGoToトラベルキャンペーンの割引で温泉旅行。

いったん今回はここで終了。

次回は夫婦でGoToトラベル温泉旅行編です。



  


Posted by そーしん at 23:54Comments(4)かわばたキャンプ場