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2023年02月23日

スノーシューで三本槍岳 途中の尾根でテント泊

2月18日(土)~2月19日(日)

ここのところの雪山は、どうもすっきりしないお天気が続いているんですよね。そこで今度こそはと天気予報とにらめっこして、那須の三本槍岳をやってきました。
スノーシューーでお散歩からの稜線雪中テント泊、やっと青空のもとで雪山歩きを楽しめました。




2月18日(土)

朝5時30分に自宅を出発。オール下道で那須岳へ。
関東平野が晴れていても那須岳まで来ると曇っていたり雪が降ってたりすることがあるんですよね。でも今回は茶臼岳がスッキリ見えていますよ。期待して良さそうです。



8時40分に北温泉手前の駐車場に到着。途中道が凍った部分もありましたが、ジムニーにスタッドレスさすがに問題ありませんでした。



今回のザックは20kgです。12本爪アイゼンやピッケル、ヘルメットなど使わない物は置いてきたんですがやっぱスノーシューが重いのかな。



さあ、行きますか。
まずは北温泉に向かって下ります。さっそく雪が出てきましたね。



見るからに滑りそうなのでチェーンアイゼンを装着。やっぱり安心感が違います。



正面に北温泉が見えてきました。でもまっすぐ行かず、手前を右に折れて進みますよ。



北温泉の建物を迂回して、この橋を渡るといよいよ登山開始です。



稜線までは、しばらく九十九折りの急登が続きます。



やっと稜線に出ました。稜線からはなだらかな登りになります。
本日、先行者さんが数名いるようですね。お陰でトレースはバッチリ。足跡をたどってチェーンアイゼンのまま行くことにします。



しばらく進むとスキー場への分岐に出ました。今まで真っすぐしか行ったことないけど、違うルートも興味があるのでスキー場経由で行ってみることにします。



こっちのルートはノートレースなので、ここからはスノーシューを履きます。今年初スノーシューだ。



さすがスノーシュー、あまり沈むことなく歩けますね。積雪具合も丁度良い感じです。



ほどなくスキー場の上部に出ました。急にカラフルな世界になって人もいっぱい。なんだか山登りの雰囲気じゃないですね。



スキー場から先は地面も圧雪してありました。スキー場がスノーシューハイキングのコースとして整備しているようです。これはちょっと甘やかされ過ぎですね。



お散歩コースを歩いて登山ルートとの合流点まで来ました。



さすがにこっちまで圧雪されていませんね。数人分のトレースが続いています。



しばらく登ると左手に茶臼岳や朝日岳が見えてきました。確か去年テントを張ったのこの辺ですね。やっぱり今年もここいらに張ることにしましょうか。



ということで登山道を外れた木の裏側にザックをデポします。



そろそろお腹がすきましたね。パンで簡単にランチタイムにします。



お腹も膨れたし、さあ山頂目指して行きますか。大きなザックはデポしてアタックザックで三本槍岳山頂を目指します。
しばらく歩いてから・・・ あっスマホをザックに付けたままだ!忘れ物に気付いちゃいました。まあルートは分かっているので問題は無いんですが・・・戻るのはさすがに面倒なのでログはあきらめましょう。



まずは手前の小ピークを登ります。



振り返ると歩いて来た広い尾根がバッチリ見えました。



小ピークを登りきると、やっと目指す三本槍岳が見えました。
急に風が強くなりましたね。今までは南側斜面で北風の風裏だったようです。顔が痛いのでたまらずバラクラバを装着。



少し下ったところに清水平や朝日岳方面への分岐がありました。
この辺りは、以前ホワイトアウトした時に怖い思いをしたところですね。広くて平らな場所だとどっちに進んで良いかわからなくなるんですよ。まっすぐ歩いているつもりが90度曲がっていたりして。人間の感覚って当てにならないということとGPSの重要性を痛感したところです。



今日は晴れているので目標に向かって真っすぐ進みます。
だいぶ山頂が近くなってきましたね。右側の少し盛り上がった部分が山頂でしょう。一旦鞍部まで下ります。



下り終わったらさあ、いよいよ最後の登りです。かなりの急登ですな。スノーシューでガシガシ登ります。



振り返ると歩いて来た雪原です。不思議に平らなですね。



急登を登り終わると山頂に到着♪
誰もいませんね。山頂貸切です。



山頂からは360度のパノラマが広がっていました。こっちは那須岳を大周遊する時の稜線かな。夏道なら一度歩いてみたいものです。



こっちは福島の旭岳ですね。福島のマッターホルンと呼ばれそうな雄姿です。こちらは雪の時期に登ってみたいですね。



茶臼岳方面は手前の稜線が邪魔であんまり見えませんでした。



一応標識の前で自撮りの記念撮影。



さあ、風も強いしとっとと帰りましょう。



帰りはわざわざ新雪を歩いてモフモフを楽しみました。



ザックをデポした地点まで戻って来ましたよ。
いつものようにスコップで穴を掘る土木作業。30分ほど掘ったらテントを設営。風は大したこと無さそうだからこのくらい壁があれば大丈夫でしょう。



茶臼岳ビューの、なかなか眺めの良いテン場です。



今日は気温も高くて温かいですね。雪山では珍しくお外で一杯やります。



しばらく表で景色を眺めていたんですが、日が陰るととたんに寒くなりますね。テントに入りました。
温度を確認すると、なんと!気温は12度。雪山では異例の暖かさです。



とはいえ、寒いのは寒い。使い捨てカイロを出しますよ。たまたま2種類のカイロを持っていました。そこでひらめきましたよ。ホカロンVSオンパックスで使い捨てカイロ20時間対決をしてみましょう。



ダウンシューズの右左に同時に入れてみました。どっちが暖かい?どっちが長持ち?結果発表は明日に。



そして今回初投入なのがコチラ。
エマージェンシーシートで有名なソルという会社のエスケープヴィヴィです。シュラフ型になっているので夏はシュラフの代わりにもなるし冬はシュラフカバーとしても使えます。



今まで使っていたオクトスのシュラフカバーの裏地がボロボロとはがれ始めちゃったのでシュラフカバーを探していて見つけました。
裏が銀色になっていて、70%の熱量を反射するのだとか。エマージェンシートで定評のある会社だけに信頼できますね。今までも冬シュラフカバーは冬場の保温対策として使っていたのでまさにうってつけの商品です。こちらも感想は明日に。



さあ、ちょっと早いけど夕食にしましょうか。今回も水炊きにしましたよ。ボクの場合、気に入ると飽きるまでしばらく食べ続けるんですよ。



さあ、ポン酢に付けていただきますよ・・・あれ? やっちまった。これポン酢じゃなくてすき焼きの割り下だ。いつも焼酎の空き容器に調味料を入れてくるんですが、前回使ったすき焼きの割り下持って来ちゃった。



しょうがないから割り下味でいただきましょう。うん、でも意外といけるね。まあ、鶏すきっていう食べ物もあるくらいだからそんなに悪くは無いですな。完食しました。



焼酎をチビチビ飲みながら、眠くなったところでおやすみなさい。


夜中は風の音で目が覚めました。風が抜けるところはかなりの強風が吹いているようです。ボクがテントを張った場所は北側に樹林があるのでテントが揺れる程度で済みました。風が抜けるところはシュカブラが出来ていましたが、ここはふかふかの雪が残っていたので風裏になると判断したんですが正解でした。テントの設営場所選びは大事ですね。




2月19日(日)

朝は5時に起床。水炊きの残りに塩コショーを振ってご飯と玉子を入れたら雑炊の完成です。



今回、初投入のエスケープヴィヴィですが、あまり冷え込まなかったので評価は難しいですね。暖かくて快適には眠れました。サイズ感ですが、モンベル#1を入れると狭いんじゃないかと心配したんですが、けっこう余裕があるのでシュラフカバーとしても通常のサイズとして使えます。シャカシャカした紙のような生地なので軽いのが何より良いですね。これから毎回活躍することでしょう。



さあ、ホカロンVSオンパックス の結果発表です。
ちなみに中身のサイズはどちらもほぼ一緒。ちょっと中が透けてるっぽいのがホカロン(左)です。厚みは気持ちオンパックスの方が厚いような。
最初の30分ですぐに暖かくなったのはオンパックスでした。その後差は感じられませんでしたが朝目が覚めると(16時間後です)ホカロンの方が若干温度が高かったですね。オンパックスも十分暖かかったので実用の範囲内ですが。
ということで、両者引き分けですかね。買った値段はよく覚えていませんが、お店で見かけたら安い方を買ったらいいんじゃないでしょうか。



夜が明けてきましたね。帰りますか。



ゆっくりと撤収完了。風も止んで穏やかな日になりそうです。



茶臼岳くんさようなら。また来るよ。
恥ずかしいのか山頂は雲の中でした。



昨日のトレースが残っていたのでチェーンアイゼンで下ります。



帰りは分岐を右に折れて行きと違うルートで戻ります。



基本的には右側が谷になっている斜面のトラバースです。歩きやすくは無いけど山歩きの雰囲気だからやっぱりこっちが正解ですね。



あっという間に北温泉まで戻って来ました。



このプールのような温泉も一度入ってみたいものです。



駐車場に戻ってゴール!お疲れさまでした。


ということで、今回の山行が終了。家を出てから帰るまでお財布を一度も開かないという理想的な山行でした(キャッシュレス決済やETCカードも使いませんでしたよ)。
この遊びも鉄板楽しいですね。定番遊びに昇格です。また来年もやることにしましょう。




エスケープヴィヴィ シュラフカバーとして購入しました。軽いのが何よりです。シャカシャカした素材ですがうるさい音もしませんよ。冬の寒さ対策に期待大です。

  


2023年02月14日

真冬の那珂川、河原でキャンプしながら川下り

2月11日(土)~2月12日(日)

真冬ではありますが、川友masaさんから那珂川川旅でもやりませんかとのお誘いが。冬になると山ばっかりなのでたまには川もいいですね。ということで那珂川川旅に行ってきました。
川下りをしながら途中の河原でキャンプするというシンプルなこの遊びですが、何回やっても飽きませんね。行くたび流れや岸の様子も変わっているし・・・ 今回も堪能しました。






2月11日(土)

前夜に関東地方でも雪が降ったこの日、4号バイパスは立体交差で事故が多発していました。よく言われることですが、本当に橋の上は凍って危ないんですね。気をつけましょう。
朝8時20分に自宅を出発、途中事故渋滞もあったんですが10時40分には大瀬の河原に到着しました。ドンピシャのタイミングでmasaさんも到着。ウチのジムニーくんをデポしてmasa号で出艇場所の河原に向かいました。



出艇場所で、ちゃっちゃとパックラフトを膨らましたら準備完了。masaさんは川旅ということでカスケードで参戦です。



ボクはいつものようにパックラフトにでっかいコールマンのドライバッグを積んで出発です。前が良く見えんんぞ(笑)
本日は風が強いですね。幸いなことに追い風ですが。



途中、いつものように流木が引っかかっている堰堤で薪拾いをしていきます。今回はノコギリも持ってきましたよ。おかげで太めの薪もゲットできました。
カナディアンは積載量がたっぷりあるので薪もたっぷり。



ゆったりとした流れで、のんびり那珂川ダウンリバーです。



那珂川も来るたび毎回流れが変わっているんですよね。変なところで流れが分かれていたり蛇行していたり。
カナディアンは立って先の様子が見れるのがいいですね。ここは本流の左が正解でした。



途中の河原に上陸してランチタイムにします。冬場はやっぱり袋麺がいいですね。カップラーだと3分待つ間に冷めちゃうんですよ。今回もお気に入りのチキンラーメンをいただきます。



昼食後も、ちょっとした瀬があったりしながらのダウンリバー。いつものように楽しみます。



さあ、いつもの幕営地に着きましたよ。ここもだいぶ地形が変わっていますね。下流側が広くて平らになっていて、ちょうど眺めも良いぞ。




少し離れた砂地の柔らかいところにテントを設営。



さっそくカンパイです。



この景色を眺めながら一杯やるのは最高です。こんなロケーションのキャンプ場めったにありませんよね。しかも無料だし(笑)
日が傾いてきたところで焚火開始です。この時期は、太陽が隠れると急に寒くなるんですよね。



さあ、なにかつまみを作りましょうか。ボクはいつもの「ほりにし」を持ってきたんですが、masaさんは「マキシマム」持参でした。お肉屋さんが作ったという「マキシマム」、一度試してみたかったんですよね。



ということで、持ってきた鶏もも肉の半分に「ほりにし」半分に「マキシマム」を振りかけて、味比べをしてみましょう。



やっぱり焚き火にスキレットは最強ですね。皮目がパリッと焼きあがりましたよ。
「マキシマム」どうでしょうね・・・「ほりにし」は醤油パウダーにガーリックがアクセントになっていますが、「マキシマム」の方は正統派のスパイスって感じです。今まで家ではクレイジーソルト一択だったけど、全然違う味でみんなウマい!スパイスの世界って奥深いですね。masaさん曰くお湯に「マキシマム」を振ってスープにすてもウマいって言ってたから今度「マキシマム」買ってみようかな。



masaさんからはラムチョップいただきました。ちょっとクセのあるラム肉とスパイス、合いますよね~



本日は日本酒をお燗していただきますよ。鍋にお湯を沸かしてマッコリカップを湯煎していただきます。あったかくてウマイ!



宴会場からの景色は刻一刻と変化します。風も収まり凪になると水面は鏡のよう。山が映ってまるで絵のようです。



暗くなったのでゴールゼロを点灯。手のひらサイズなのにこの明るさ!手軽に明るさを手に入れられる、良い時代になったものです。



夕食は好物のスキヤキ。やっぱ牛肉はうめぇな。



masaさんからほっとワインをいただきました。普段は辛口のフルボディなワイン好きですが、シナモンやクローブを入れて甘くした温かいワイン・・・ウマいなぁ。甘いワインなんてと思っていましたが、目からうろこのお味でした。家でもやってみよう。


眠くなったところでテントにもぐりこんでおやすみなさい





2月12日(日)

朝6時起床。瀬の音で目が覚めるのは幸せを感じます。
テントを出ると、川から湯気が立ち上って幻想的な風景が待っていました。



masaさんは起きてこないので一人で焚火で暖まります。



7時過ぎても起きてこないので一人で朝食タイム。といっても昨夜の残りのすき焼きですが。
それにしても、これだけのんびりするのも珍しいな。雪山だと寒すぎてこうはいきませんからね。



8時にmasaさん、起きてきました。良く8時まで眠れるな。おっさんになると自然と目が覚めちゃって長く眠れないんだけどな。



のんびりと撤収したら、さあ帰りましょうか。



あっという間にゴールに到着。



今回も安定の那珂川川旅、楽しかったですね~


とはいえ、ここ数年の懸案となっている新たなフィールドの開拓。今年こそやらねば。masaさんとも意見が一致したところで、来月は新規開拓と行きましょう。ワクワクですね。



ナント!アマゾンさんには「ほりにし」と「マキシマム」さらに「黒瀬のスパイス」までセットになって売っていました。


一時期プレミアム価格になっていましたが、やっと落ち着いて来ましたね。もう一つ車用に買おうかな。

  


Posted by そーしん at 21:31Comments(2)那珂川那珂川の河原

2023年02月09日

ガスガス真っ白だった八ヶ岳硫黄岳 赤岳鉱泉テント泊

2月03日(金)~2月05日(日)

今週は那須岳か武尊山で雪中テン泊するつもりだったけど、どうも予報が思わしくない。
八ヶ岳なら予報は晴れ・・・ということで急遽行き先を変更して八ヶ岳に行くことに。それなのに、行ってみたら山はガスガスで真っ白。結局宴会登山となりました。



2月03日(金)

わが家をジムニーくんで21時に出発。百名山山友のマサ☆さんの家のそばで待ち合わせして、調布ICから中央道に乗り八ヶ岳PAには0時30分に到着。ここで仮眠をすることにしました。
マサ☆さんとの車中泊は最終パーキングで仮眠するパターンですね。確かにトイレはあるし深夜に林道を走らないので安心感はあります。



2月05日(日)

朝は5時にお目覚め。小淵沢ICで高速を降り、美濃戸口へ。美濃戸口から先はかなりの難路になるので、四駆・スタッドレスはもちろんですが金属チェーン装着車以外通行止めになることもあるんですよね。そうなったら1時間ほど歩かなくちゃなりません。今日はどうでしょうね・・・道路には特にそんな表示もありません。路面を少し歩いてみましたが、特にヤバイ感じではないので赤岳山荘まで行ってみることに。
さすがジムニーくん、難路をものともせず赤岳山荘の駐車場まで無事入ることができました。



今回のザックはこんな感じ。12本爪アイゼン、チェーンアイゼン、ピッケル、ヘルメットの装備で19kgです。



チェーンアイゼン&ストックで、林道歩きスタートです。今回は北沢ルートで赤岳鉱泉を目指します。



堰堤を越えるといよいよ本格的な登山道になります。本格的と言っても北沢ルートは歩きやすいですね。



今回、マサ☆さん体調が良いのかやけにスピードが速い(汗)
途中、日帰りザックの人達も抜き去りあっという間にアイススキャンディーが見えてきました。赤岳鉱泉到着です。



まずは小屋で受付。テン場代2000円をお支払い。高いなぁ ボクが山を始めた頃は500円でしたけどね。
本日・明日と大きなイベントがあるらしく、いつものテン場はイベントスペースになっていました。しかたなく小屋前の狭いところに張ることに。



まずは、スコップで整地します。前日泊まった方がいた場所なので、ちょっと均す程度で済みました。



設営完了。マサ☆さんは、プロモンテの雪山用外張りももっているんですが、今回は敢えてファイントラックのワンポール・シングルウォールでチャレンジだそうです。



お山アタック前に、パンを齧ってランチタイム。



気温はマイナス4度、この時期の八ヶ岳にしては暖かい方ですかね。



ビールを雪の上に置いて冷やして行きましょう・・・これは後で後悔することに。



さあ、行きますか。まずは樹林登りでスタートです。今回は硫黄岳から横岳を周回して地蔵尾根から下りてくる予定です。



九十九折りの樹林歩きが終わると森林限界を越えたようです。あと少しで稜線に出ますね。



稜線に出ました。本来なら硫黄岳がバーンと見えるはずなのに何も見えません。おかしいな、予報では晴れだったのに。まさか何も見えないとは。



写真では分かりませんが風も強くなりました。想定外の修行登山です。



稜線上は風で雪が飛ばされるので、岩が露出していて歩きにくい。



この岩は見覚えがありますね。最後の大きな岩を回り込むと山頂です。ここだけはちょっと滑落の危険がある場所で緊張しました。



広い場所に出たと思ったら山頂に到着~ せっかくの山頂ですがガスって何も見えません。ここから本当なら赤岳・阿弥陀の絶景パノラマが見られるんですよね。



軟弱なボクらは、横岳方面に行くはずも無くピストンで赤岳鉱泉に引き返しすことに。



帰りはあっという間に赤岳鉱泉まで戻って来ました。



さっそく乾杯です。



うめ~と言いかけて・・・ あれ?ドバドバと出てこないぞ・・・ なんとビールがが凍っていました(汗)



脱ぎたての靴に入れて融かすことに。アルコールも凍るんですね。よく考えたら外気温がマイナス4度なんだから冷やす必よ無かった。



今回アイゼンの団子対策として、アンチスノープレートにスキー用のワックスを塗ってみました。左がワックスを塗ったアイゼン、右が塗ってないアイゼンです。今回は雪も締まっていて団子になるような雪質ではなかったんですが、この雪の付き方を見れば効果はあるようですね。次回以降に期待です。



スコップをテーブルにして、あたりめと焼酎お湯割りをいただきます。



山友さんからお肉のおすそ分け。この肉、美味過ぎ!



山友さん、赤岳鉱泉のステーキに対抗してこちらもステーキ対決だそうです。なんのこっちゃ。



ボクは最近のお気に入り、水炊きで温まりました。



早い時間ですが眠くなったのでおやすみなさい。






2月05日(日)

朝5時に目が覚めました。凍えることも無く朝までグッスリ眠れましたよ。
さあ、朝飯をいただきましょう。昨夜は水炊き半分しか食べられなかったのでガッツリ残っているんですよね。もちろんカチカチに凍っていました。本当は玉子を入れて雑炊にするはずでしたが、結局普通に水炊きの残りを食べてお腹いっぱいに。



さあ、撤収して帰りますか。外気温はマイナス13度。さすが八ヶ岳です。



アイスキャンディくん、さようなら。今度は晴れた日に来るね。



帰りは天気が良くなるといういつものパターン。後ろ髪引かれながらの下山です。



北沢ルートは快適なルートです。あっという間に1時間で赤岳山荘まで帰って来ました。お疲れ~



美濃戸口までの難路区間はもちろんジムニーくんで快適ドライブ。この区間を歩かずに済むのは助かりました。



美濃戸口には通行止めの看板がありました。どうやらこの日は金属チェーン装着の四駆以外は通行禁止となったようです。路面の状況とかで判断するんですね。今回は無事入れてラッキーでした。


う~ん、どうも今年は晴れた雪山歩きが出来ていないな。予報に振り回されて結局ババ引いている気がするな。
次回は晴れるといいんだけど。その前に川も行きたいな。





山用の明かりはコレ。薄くて軽くて太陽光充電できます。ゴールゼロだと山では明るすぎるんですよね。
  


Posted by そーしん at 05:41Comments(6)八ヶ岳(硫黄岳)赤岳鉱泉

2023年02月02日

今年も西黒尾根で雪遊び 穴掘って雪洞泊

1月28日(土)~1月29日(日)

どうもこのところ週末のお天気が良くありませんね。関東に住んでいる方は「?」と思うかもしれませんが、関東平野は晴れていても、雪が降るような地方は「曇り」や「雪」なんですよ。今週もご多分に漏れず新潟方面は雪予報。ということで、昨年に引き続き谷川岳で、雪の日も楽しめる雪洞遊びをしてきました。
この遊びはやっぱり鉄板楽しいですね。また来年もやろう。




1月28日(土)

今回は、わが家のジムニー君出動です。朝6時にふじぶんさんの家にお迎えに行き、東松山から関越経由水上ICで降り10時前に谷川岳ロープウェイベースプラザに到着しました。ところどころ凍結しているような路面でしたが、さすが四駆のジムニー君、危なげなく登って来れました。



今回のザックは、水2.5L+0.5L入れて20kgです。冬場はこんなものですかね。テント持ってないのに何だか重いなぁ



雪が降りしきる中出発します。風も強め。大丈夫かな。



樹林に入ると、心配した風も納まりました。西黒尾根に取り付きます。
先行するバックカントリーの方がいたのでトレースあり。ルーファイしなくて良いのは助かります。



鉄塔まで登って来るとトレースが無くなりました。ここでワカンにチェンジ。ひざ下の新雪ラッセルです。



スタートから1時間ちょっと。良さげな斜面がありましたよ。
今年も最初からピークに行くつもりなし。雪洞堀って宴会だけが目的です。



ここに決めましょう。スコップを取り出して早速穴掘りです。



まずは、ふじぶんさんが掘り始めます。



人が入れる程度の穴を掘って奥に進みます。掘るのは5分交代。残った一人は掘った雪を処分する係です。



トラブル発生!まっすぐ奥に掘り進む予定でしたが、奥から地面が出て来ちゃいました。仕方ないので入り口から左と右に掘り進むことにします。



ふじぶんさんは入り口から右に。ボクは左に掘って各自自分のスペースを確保します。このくらい広くなると作業も楽になります。



掘り始めて約2時間、どうにか快適なスペースができました!!
こっちが入り口から左側のボクのスペースです。



入口の外に風除けの壁を作って作業完了。



さっそく乾杯です。



うめ~!!



雪洞内は0度。風がまったく無いので体感はかなり暖かいですね。



さあさあつまみにソーセージでもボイルしますかね。お湯を沸かしてっと・・・ ガス缶とシングルバーナーを取り出したところで重大な失敗に気が付いちゃいました。いつも雪山にはウルトラガスを持ってくるのに、間違えてノーマルガスを持って来ちゃった。大丈夫か?



案の定、火を点けてもとろ火にしかならず、お湯を沸かすのも厳しい状況です。
結局、ちゃんとウルトラガスを持ってきたふじぶんさんにお湯を沸かしてもらい、ガス缶をお湯で温めてどうにか復活(良い子はマネしないでね)。危ない危ない、ソロだったら致命傷になるところでしたね。
お湯を沸かしたついでに、湯煎して日本酒を熱燗でいただきます。



夕食は最近のお気に入り、水炊きをいただきます。ポン酢に七味を加えて・・・やっぱ旨いなぁ



二人で火を使うと、雪洞内は湯気で真っ白になっちゃいました。でも湯気の温もりで幸せです。



お腹も一杯。下記の使用で雪洞内もぬくぬくです。暖かくなったらすぐに眠くなっちゃった。
おやすみなさい





1月29日(日)

朝は5時にお目覚め。雪洞内は3度くらい。外は氷点下でしょうからやっぱり雪洞は暖かいですね。



あれ?雪洞がずいぶん狭くなったような??確かもっとゆとりがあったはずなんだけど。気のせい??
いや、昨夜ははっきり見えていたふじぶんさんがほとんど見えませんね。どうやら雪壁が一晩でだいぶ倒れてきたようです。
※前の日の夜の写真と比べてみてください。ほぼ同じ構図で撮っているのに、ふじぶんさんの側の雪洞が参画になっていますよね。




こりゃ呑気に朝飯も食ってる場合じゃありませんね。ということで夜明け前ですがヘッデン点けてとっとと退散します。
あれから雪が降り続いたようですね、前日のトレースもほぼ埋まっていました。



大急ぎで下山、夜が明けるころ無事ベースプラザに戻って来ました。めでたし めでたし


ということで、今年の雪洞遊びが終了。
今回はちょっとヤバかったですね。まさかあんなに雪洞が狭くなるなんて。掘ってるとき、入り口側は雪質が軽くて柔らかかったんですよね。ああいう雪質はヤバいんだ。まぁ良い勉強になりました。
これに懲りずにまたやるとしましょう。


今回のログです。
  


Posted by そーしん at 06:28Comments(4)西黒尾根 雪洞