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2016年06月15日

燧ケ岳がっつり日帰り 大清水からピストンして菖蒲ヶ浜でキャンプ

6月10日(金)~6月12日(日)

梅雨の晴れ間となった週末は、念願の燧ケ岳に登ってきました。

尾瀬ヶ原から見上げながら、いつかは登るぞ~ と思っていたんですよね。

アクセスは良いけどハードな大清水登山口から、がっつり日帰り。

その後は絶景の菖蒲ヶ浜キャンプ場で癒されました♪


<尾瀬沼越しに望む燧ケ岳>





6月10日(金)

今回はボクが車出し。

ということで、ふじぶんさんのご自宅に21時45分にお迎えに。

高速代を節約して東松山まで下道を走り、沼田IC経由で1時15分大清水の駐車場に到着しました。

いつものように、プシュッとやってから、おやすみなさ~い。





6月11日(土)

5時30分、起床。

着いた時は半分くらい空いていましたが、朝にはレストハウス前駐車場、ほぼ一杯になっていました。

少し先にある河原の駐車場はかなり広いので、遅くても全く止められないって事はなさそうですが。

駐車料金は1日500円。





さあ、行きますか。

尾瀬の看板前でお約束の記念撮影。





6時に出発です。

まずは、こんな砂利道をひたすら歩きます。

途中、車が追い抜いていきました。

あれ?車で入れるの?

低公害車のシャトルタクシーのみ、去年から入れるようになったようです。





1時間ほど歩いたところで、一ノ瀬休憩所が見えました。

先ほどのシャトルタクシーで、ここまで来れるんですね。

運転手さんが休憩していたので、ちょっと聞いてみました。

片道700円で大清水駐車場=一ノ瀬休憩所間を往復しているのだとか。

30分毎に運行しているみたいです。

1時間の歩きを700円・・・安い?高い?

すっごい疲れていたら、帰りは使っちゃうかも(笑)





一ノ瀬休憩所を過ぎると、本格的な山道に入ります。

まあ、本格的といってもよく整備された道。

足場の悪いところは木道や階段になっていて歩きやすくなっていました。





途中、岩清水の給水ポイントが。

山の水は冷たくてうまし。





ここから結構な急登を登って、三平峠を越えたら木道の下り坂。

木道はだいぶ傷んでいましたが、ずいぶん修理されていない様子。

このあたりの木道整備は、群馬県さんの担当みたいです。

群馬県さんがんばってね!





木々の間から尾瀬沼が見え隠れ。

テンションが上がりますね~





ほどなく、尾瀬沼畔の尾瀬沼山荘に到着。

ここまで約2時間歩いたのでザックを降ろしてひと休憩。





尾瀬沼越しに、燧ケ岳がばーん!

それにしても・・・ どう見ても遠くないか?

何時間後かに、あの山頂に立っているイメージ沸かないんですけど(汗)





山荘からは、木道歩き。

この辺りの木道は環境省さんの担当みたいですね。

よく整備されていました。

尾瀬らしい風景の中気持ちの良いお散歩。





今年の水芭蕉の季節、もう終わりかけでした。

たまたま咲いていた水芭蕉をパチリ。





木の間隠れに燧ケ岳。

いいねぇ





沼畔の木道を歩いて、尾瀬沼ヒュッテに到着。

きれいな小屋ですね。

本当はここのテン場でテント泊したかったんですが、1日30張り限定とか。

電話をした時にはもうすでに予約で一杯でした。

尾瀬でテン泊で着る場所って少ないんですよね。

ここに泊まって、のんびり登山したかったなぁ





しばらくは尾瀬らしい風景を楽しみながらお散歩。

アクセスが悪い分だけ、尾瀬ヶ原より人が少ないのがいいですね。





写真を撮りながらのんびりお散歩。

ここならママさんも来たいって言うんじゃないかな。





さあ、ここで湿原とはお別れ。

いよいよ山道に入ります。





今回は長英新道を登ります。

最初はなだらかな道だったんですが・・・





4合目辺りからかなりの急登になり・・・

尾瀬沼があんなに小さくなっちゃいました。





段差も大きくて、足にきます。

キツ~(汗)





乳酸たまったなぁ、という頃やっと6合目。

山頂?が見えました。

燧ケ岳って、ピークが5つあるんだとか。

アレはいったいどのピークなんだろ。





きっつい階段やら急登やらあって、突然視界が開けたなと思ったら、とりあえず一つ目のピーク?

ミノブチ岳に到着しました。

尾瀬沼方面の眺めがいいですね~

ザックを降ろしてひと休憩。






後方を振り返ると、どうやら前方の山が二つ目のピーク、俎嵓のようです。





俎嵓への登りは、急登のうえに岩ゴロゴロで手を使わないと登れないようなキツイ登りです。





振り返ると、先ほど休憩したミノブチ岳が小さく見えました。





ここまで来て、初めて尾瀬ヶ原もちょこっと見えました。

その向こうに見えるのが、4月に登った至仏山ですね。





お隣に見えてきたのが燧ケ岳最高峰の柴安嵓でしょうか。

今回の最終目的地です。





柴安嵓、よーく見ると雪渓を人が登っていますね。

大丈夫かな?





がっつり急登を登ったら、俎嵓山頂に到着です。

人気の御池方面から登って来る人と合流するので、山頂は人で溢れかえっていました。

座る場所も無いほどなので、自撮り1枚撮ったらさっさと柴安嵓に向かうことにします。





一度下って、登り返しです。

下りもけっこうな急坂だな。





コルまで降りてきました。

柴安嵓も、見るからに急登ですね。





雪渓まで登ってきました。

滑らないように慎重に歩きます。

振り返ると、先ほどの俎嵓が。





雪渓を過ぎれば程なく燧ケ岳最高峰、3256m柴安嵓に到着です。

とりあえず、記念撮影。





そして、どうしても見たかった風景がこれです!

燧ケ岳山頂からの尾瀬ヶ原。

尾瀬ヶ原は2回ほど歩いていますが、遠くに見えた燧ケ岳を見ながら、いつかはあのピークに

立ちたいと思っていたんですよね。

ようやく実現しました。





ちょっとガスっているのが残念ですが・・・

まあ、梅雨っていうことを考えれば雨が降らないだけマシですかね。





絶景を見ながらランチタイムにします。





1ヶ月ちょっと前は、反対側に見える至仏山の山頂から燧ケ岳を眺めながらラーメン食べて

いたんですよね。

<4月下旬に至仏山頂から見た燧ケ岳はこんな感じ>




いつものように、カップラーメンいただきま~す。

うまい!

ログで後から確認したら、1時間も山頂で休憩しちゃいました。

それだけの絶景でしたね。





さあ、下山は来た道をもどるピストン。

前方にはミノブチ岳。





急な下りを慎重に。

下りといえば、膝痛が心配だったんですが、まったく症状も出ず・・・

歩幅を意識的に狭くしたり、段差をできるだけ小さくしたりといつも以上に気を使ったのが

良かったのかも。

無事、湿原まで降りてきました。





まだゴールじゃありませんが、長蔵小屋の売店でお山バッジゲット!





ついでに、白クマアイスもゲット(笑)

お山でアイス、贅沢ですね。




帰りも尾瀬沼畔を歩きながら・・・右手には燧ケ岳。

さっきまで、あの山頂にいたなんて信じられません。

ちなみに、真ん中に見えるのが芝安嵓、右に見えるのが俎嵓のようです。





帰りも三平峠からがっつり急な下りを降りて、渓流沿いの道を下りました。




やっと一ノ瀬休憩所が見えてきました!

この時すでに歩き始めから9時間が経過。

足は棒のようになって疲れきっています。

ありゃ!シャトルタクシーが止まってる・・・

あれに乗れば、ここで登山は終了なんだよな。

乗らなければ、あと50分の砂利道歩き・・・

う~んガーン





ここでタクシーに乗ってちゃ、夏の北アルプスに向けたトレーニングにならないでしょ!

ということで、がんばって歩きます。





やっぱタクシー乗ればよかったかなぁ

なんてちょっと後悔した頃、やっとこさゴール。

全行程31km、10時間10分のがっつり登山終了です。

お疲れ様でした~






と 普通はこれで終わるんですが・・・

何しろ旨いビールを飲む為に山に登っている、ボクとふじぶんさん。

この後はキャンプ場に場所を移して宴会です。

向かった先はコチラ。

中禅寺湖畔にある菖蒲ヶ浜キャンプ場です。

ロケーション最高のキャンプ場。

一人1000円なので、山のテン場並みの料金です。

あれ?

前回は確か800円だったような。

ちょっと値上がりしたみたいです。

でも今回は、WILD1のカード提示で生茶1本もらえたから、まあいいか。

車は横付けできないので、リヤカーでドナドナします。





このキャンプ場の最大の売りはコレ!

絶景のロケーション。

今年は渇水らしく、広くなった砂浜に設営できました。

目の前には中禅寺湖、バックには日光男体山がばーん!





ちょうど夕暮れ、日没に間に合いました。





さあさあ、待ってました!

まずは、かんぱ~い。





うめー!!!!

疲れた体に染み渡ります。





つまみは、サラミ。





今回は、夏のがっつり登山に備えて荷物の軽量化実験も。

お山でパスタに挑戦してみます。

ということで、3分の早茹でパスタを買ってみました。

早茹でパスタって断面がUの字になっているんですね。

そんな工夫があったんだ。

そのままでは長すぎるので、二つに折ってDUG焚火缶Lサイズのふたを鍋・フライパン

代わりに使います。

二つ折りでちょうどいい感じのサイズでした。





パスタソースはフリーズドライも検討しましたが、値段が高いのでレトルトに。

ネットで調べると、レトルトの中では青の洞窟のボロネーゼが評判がいいらしい。





茹でたパスタのお湯を切って、一緒に温めてあったレトルトのソースを和えて、さらに加熱。

うん!

お山のパスタとは思えぬ本格派です。

次回は、塩・コショー・オリーブオイルとパルミジャーノレジャーノでも持っていこうかな。

さらに本格的なお味が楽しめそうです。





お酒はワインじゃ重たい割りにアルコール度数が低いので、同じ葡萄を原料としたブランデーを

持って行ってみました。

ブランデーって久しぶりに飲みましたが、けっこう旨いですね。

ウイスキーと違って常温でも美味しいし、ストレートで飲みやすいってのもいいですね。


朝が早かったこともあり、20時過ぎには気を失ったように眠りに付きましたZZZ…






6月12日(日)

夕べは早寝したこともあって5時似目が覚めました。

このキャンプ場、寝坊したらもったいないですよね。

何しろこのロケーション。





お湯を沸かして、ひとりコーヒータイム。






絶景を楽しみながら至福のひとときです。





ふじぶんさん、まだ起きてきませんねぇ

まあ、のんびりと読書も楽しみますか。

いつも山やキャンプに本だけは持っていくんですが、実際にはなかなか読む機会って無いんですよね。

今回は本当にのんびりと読書タイム。





朝日が顔を出しました。





一面明るい世界に。

今日もいい天気みたいですね。

確か曇りの予報だったはずなんだけど。





ふじぶんさんも起き出したので、一緒に朝飯にします。

朝食も軽量化の試験。

フリーズドライのカニ雑炊。





お湯を注ぐだけでこの通り。

味もうまい!

ちょっと物足りない感じもありますが、行動食と合わせれば十分でしょう。

今度、スキムミルク&シリアルも試してみようかな。





天気が良いのでテントも完全乾燥して撤収。






ドナドナしながら帰りました。





今回は、梅雨時にも拘らず、天気に恵まれ良い山行になりました。

基本、月一のお山登り。

次は、夏の北アルプスに備えてテント泊の装備確認もしたいなぁ

来月はどこのお山に行こうかな。









今回のログ、スマホ忘れちゃったんで、ふじぶんさんにいただきました。

全行程10時間10分、標高差1170m、歩行距離31kmというがっつり登山でした。

あ~疲れた。