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2020年10月22日

百名山72.73座目は妙高山・火打山 高谷池ヒュッテテント泊

10月17日(土)~10月19日(月)

去年の夏、白馬岳に登った時に登山口まで乗せてくれたタクシーの運転手さんが山をやる人で、今までで一番感動した山は紅葉の時期の火打山・妙高山だと言っていたんですよね。

そりゃ、やらなきゃ!

というわけで秋の紅葉シーズン、おっさん一人で紅葉登山を楽しんできました。




10月17日(土)

土曜も休みだったので、出発は18時30分。

東松山まで下道を走り、関越・上信越道に乗り妙高高原IC経由で笹ヶ峰の登山者用駐車場には23時に到着。

インスタを見て一杯やっていたら、ナント会社の山好き女子が明日妙高山に登ると書いてるじゃないですか。

こんな偶然あるんですね。

でも燕温泉からなので反対側から登るらしい。

そうなると、遭う可能性があるのは山頂ピンポイントしかありませんね。

一応、「山頂で会えるかもよ」なんて書き込んでから、おやすみなさい。




10月18日(日)

朝5時起床。

かなり冷え込みましたね。

3シーズン用のシュラフでは寒かった。

うっすら明るくなるのを待って、6時に登山開始です。



スタートは木道歩き。

しかも紅葉のトンネルです。

もうちょっと明るければもっとキレイなんだろうけどな。

帰りもここを通るので、帰りに期待しましょう。



紅葉の美しい木道歩きからゆるやかな登りになり、待っていたのは急登の「十二曲がり」です。

本当に12回曲がるらしい。

まずは一つ目です。



急登のクネクネ道を登り、3回目のカーブ。

曲がるたびにこんな看板が。



はい、12/12の看板で十二曲がり終了。

思ったよりたいしたことなかったなぁ

と思ったらここで終わりじゃなくって、ここからまた急登が続くのでした。



稜線に日が当たってきました。

日が当たると一段とキレイに見えますね。



美しい紅葉の下を歩きます。



遠くには北アルプスも見えましたよ。

北アルプスは、もうすっかり雪山ですね。

雪山登りてぇ

山がオレを呼んでるぜ(笑)



落ち葉も日が当たるとキレイに見えるんですよね。

踏むのがもったいないくらい。



お天気がいいと、歩くのも楽しい。

急登区間もあっさりと終了。

富士見平の分岐まで来ました。

右に行くと妙高山方面、まっすぐ行くと火打山方面になります。



ボクは右に曲がり、初日に妙高山に登るため、まずは黒沢池ヒュッテを目指します。

なんだか先の方が開けてきましたね。



と思ったら、突如大きな平原が現れました。

これはちょっと感動。



尾瀬のような湿地帯に木道が続いています。

これは気持ちいい!



池塘が見えますね。

ここも、苗場山や平が岳のような高層湿原なんですね。



木道をお散歩していたら黒沢池ヒュッテに到着しました。

今年は営業をしていないみたいですね。

改装工事をしていました。

ヒュッテの前にザックをデポして、身軽になって妙高山を目指します。



ヒュッテ脇の坂を登ると大倉乗越に出ました。

ここで、やっと妙高山の本山がドーン!

雲を従えてなんだか神々しい感じの山容です。



乗越からガツっと下ったら、妙高山へのトラバースルートになります。

ところどころ崩落していてちょっぴり危険。

慎重に歩きます。



しばらく歩いてから大倉乗越方面を振り返るとこんな感じ。

妙高山の外輪山になっていて、ぐるっと半周山が覆っているんですよね。



長助池の分岐に到着しました。

さあ、いよいよ妙高山本山に登りますよ。



これが、なかなかの急登。

十二曲がりなんてもんじゃない!

日本三大急登に数えたいくらいのキッツイ登りでした。

雪がちらほら。

専修振ったみたいです。



登るにつれ雪が増えてきた。

標高の高い山はもう冬なんですね。

滑らないように慎重に歩きます。



振り返ると、明日登る予定の火打山が。

待ってろよ~



さあ、あと一息で山頂です。



じゃーん!

妙高山山頂、まずは北峰に到着です。

奥に見えるのが南峰。



妙高山には2つのピークがあるんですよね。

三角点があるのが北峰で、最高点の2545mは南峰なんですよね。



とりあえず北峰の立派な看板で記念撮影。

百名山72座目ゲットです。



下界は雲海が広がっていました。


さあ、南峰に向かいますよ。

ほぼフラットな山頂。

大きな岩がゴロゴロしています。



10分ほどで南峰に到着しました。



標高2545mの最高点です。

手に持つ看板があったので記念撮影。



さあ、北峰の戻りますよ。

山頂も雪が積もっていますね。



北峰の景色の良い岩に登ってランチタイム。

今回のカップラーは以前にレポした名古屋の名店麺屋獅子丸をリピート。



このラーメンの特徴は何といっても「泡仕立て」。

ご覧ください、本当に泡が立っているんですよ。

味も魚介鶏白湯スープで美味しゅうございました。



山頂北峰に着いたのが10時30分。

南峰往復した後にカップラーを食べて現在11時20分。

会社の山女子は登ってきませんねぇ

あきらめて下山しますか・・・

後でわかったんですが、ヤマレコの記録によると彼女が北峰に着いたのが11時23分。

ボクが北峰を後にしたのも11時23分。

ホントのすれ違いでした(笑)

下りは登り以上に慎重に。



外輪山のトラバース。

今度はゆるやかに登ります。



右下に見えるのが長助池ですね。



またもやガツっと外輪山を登って降りて、黒沢池ヒュッテに戻ってきました。



ここからはもう一度重いテン泊ザックを担いで今晩の宿泊地高谷池ヒュッテを目指します。

茶臼山という小ピークを越えなきゃいけないんですよね。

一度軽いザックを担いじゃうと、やけに重く感じられます。



茶臼山を登ったら今度は下り。

また木道が出てきましたよ。



池塘が現れたと思ったら高谷池ヒュッテに到着しました。

こちらの小屋は営業しています。



小屋のすぐ下、高谷池のほとりにテン場がありました。



テン場が混みあうとの噂で心配しましたが、さすが日曜の泊り池側の一等地に張ることができました。



さあさあ、お待ちかね。

下から担いできたチューハイでかんぱ~い!

うめ~



そろそろ寒くなってきましたからね。

お肉を持っても大丈夫な季節です。

お山でスキヤキいただいちゃいますよ。

これ最高!



朝も早かったので、芋焼酎のお湯割りを飲みながら19時にはおやすみなさい。





10月19日(月)

朝です。

モンベルのシュラフ#1のおかげで寒さを感じることもなく熟睡できました。

前室に置いておいた鍋に残った水煮は氷が張っていますね。

どうやら氷点下まで下がったようです。



朝食は、昨夜のスキヤキの残りにうどんを入れて玉子につけていただきます。

栄養満点でこれまた美味し。



ヒュッテの方が明るくなってきました。

朝焼けも美しい。



さあ、行動を開始しますか。

テントはそのまままにして百名山73座目の火打山を目指します。

池を半周してちょこっと登ったらまた木道歩きに。

どうやらロックガーデンという場所ですね。

岩が日本庭園のように並んでいます。



ロックガーデンからまたしばらく歩くと今度は天狗の庭だそうです。

確かに不思議な感じの平らな空間です。

池塘に映るのは逆さ火打。



右側から巻いて火打山山頂を目指します。

振り返ると、昨日登った妙高山。

こうしてみると、外輪山が取り巻いているのがわかります。



ライチョウの生息地のハイマツ帯を抜けると・・・



いよいよ山頂への最後の登りです。



ガツっと登ると山頂に到着しました。



ちょうど後から登ってきた方がいたので写真を撮ってもらいました。

効くと、これから糸魚川に抜けるんだそうです。

ここから15km、すげー!



山頂からは春に登った長妻山が。



ちなみに長妻山から見た妙高・火打はこんな感じでした。

右が妙高山、左の白いトンガリが火打山です。

あの時見た山頂にいると思うと灌漑深いものがあります。



遠くには雪をかぶった北アルプスが。

白馬から唐松、唐松から五竜の以前歩いた稜線が見えます。



妙高山の奥には雲海が広がっていました。



さあ、戻りましょうか。

木道を歩いて、またロックガーデンまで戻ってきました。



高谷池はこんな感じ。

こうしてみると池塘の集まりですね。



帰りに水場で水を補給。

ここの水場は池の水そのままなんですよね。

さすがに要煮沸みたいです。

でもボクにはいいものがあるんですよね。

こういう時は先日買った浄水器ビーフリーが役に立ちます。

99.9%雑菌を濾過するので、その辺の水でもそのまま飲むことができます。

これ一つ持っていると、何かと安心です。



のんびりとテントを撤収したら、さあ帰りましょうか。

残念ながら太陽さんは顔を出しませんが、それでも紅葉は美しい。



地面は相変わらず黄色の絨毯。

この山はブナが多いので黄色がとてもキレイです。



十二曲がりに到着。

コネコネはここからスタートです。



クネクネ曲がりながらも美しい紅葉が続きます。



見事な紅葉ですね。



白馬のタクシーの運転手さんが言っていたのも頷けます。



すばらしい紅葉を堪能しました。



黒沢橋まで降りてきたところで河原でランチタイム。

今度は袋麺にしてみましたよ。

このラ王の豚骨醤油味、茹で時間が5分なんですよね。

味はともかくとして山で5分は失敗だったな。

これからは3分限定で。



黒沢橋から先は木道のハイキングコース。



紅葉のシャワーを浴びながらの、のんびりハイキング。



駐車場のゲートが見えて今回の登山終了です。



いやぁ妙高は思ったよりハードだったけど、火打には癒されました。

雪の時期にまた火打ちには登りたいな。

さあ、次はどこに行こうかな。





今回のログです。
  


Posted by そーしん at 23:29Comments(2)火打山高谷池ヒュッテ