3月05日(金)~3月07日(日)
年間100湯以上の温泉に入るという温泉マニアのつっちーくんから、八ヶ岳の奥地にある温泉に行きませんかとのお誘いが。
上諏訪生まれで、生まれてから18年間毎日のように温泉に入り続けたために「温泉なんて不純物が含まれたたたのお湯」だと思っているボクですが、八ヶ岳の奥地というのに興味を惹かれて即OK。
AKB好き元新入社員のTくん、つっちーくんが自転車日本一周した時に知り合ったSさんこと「うさミミ」さんも誘って4人で山奥の秘湯に行くことになりました。
この4人ってもしかして・・・そう、あの長瀞でアリーが大破したときのメンバーなんですよね。
はたしてどうなりましたやら。
※7年前、長瀞でアリーを大破させたときのレポは
コチラ
3月05日(金)
土曜日は朝早く出発したいということで、三鷹にあるTくんの家で前泊することに。
16時30分にTくんの家に到着。今回はTくんが持っているトンガリタープに4人で寝て、大鍋を全員で囲むという昔ながらの山やさんのスタイルで行きます。
ということで全員そろってスパーでお買い物。日本酒、焼酎、鍋の具材など大量に買い込んで〆て14000円ナリ。こんなに買ったら重すぎでしょ!
Tくんの家に戻ったらさっそく乾杯です。
明日も早いから早寝しようね。飲み過ぎないようにしないとねって言ってたんですけどね・・・ まあ無理でした。
3月06日(土)
朝4時30分に起床。
すっきりお目覚めというわけにはいきませんね。みなさんちょっと飲みすぎ。
装備を分担して荷物をパッキング。5時30分に三鷹を出発して中央道経由、ミドリ池入口の駐車場には8時30分に到着しました。
つっちーくん以外の3人は山好きで普段から山登りをするんですが、つっちーくんけただの温泉好き。
ちゃんとした登山靴やアイゼンを持っていないんですよね。
登山靴はごついブーツで代用して、アイゼンはボクのオクトス10本爪を貸してあげました。
まあどうにかなるでしょ、ということで準備をしたら出発です。
出発時点はガスっていたんですが、しばらく歩くと雲の上に出たようです。青空が顔を出しました。
今回のルートは、ゆるーいハイキングコースかと思ったら意外と急な登山道。息が上がります。
出発から1時間40分ほどで、しらびそ小屋に到着しました。
小屋の前のこの開けた場所がどうやらミドリ池のようです。
今はただの広場にしか見えませんが、夏はきっと美しい池が見られるんでしょうね。
奥に見えるのは天狗岳。これ見ると登りたくなっちゃうけど、今回は行きませんよ。
山歩きに不慣れなつっちーくん、斜面のトラバースが苦手みたい。
歩き方が生まれたての仔馬のようで、なんだか笑えます。
出発から3時間30分で、目的地の本沢温泉に到着しました。
ここでテン場代ひとり1000円と野天風呂の入浴料1000円をお支払い。
テン場は小屋から5分くらい下った場所にありました。
広いテン場ですね。大きめのタープだから春場所が無かったらどうしようかと思ったけど余裕でした。
さあさあ、まずは整地しなくっちゃ。4人で踏み踏みして地面を固めます。
幕を広げて・・・ペグを打ち。
ポールを差し込んだら完成です。こんな形の幕だったんだ。
それでは、テーブルとイスも作りましょう。
溝を掘って、掘った雪を真ん中に集め・・・ 平らにしたら出来上がり。
各自マットを敷いたら宴会場の完成です。出入口側は寝ぼけて落ちないように掘らずにそのままにしておきました。
ささっ乾杯しましょう。お疲れ~♪
タープの中は風がないので温かくて快適です。
お腹がすきましたね。ランチは共同装備の大鍋で棒ラーメンをいただきます。
この大鍋、底は金属ですが周りはシリコンでできているので折りたためるという優れものです。
食事が終わったら、早速野天風呂に行くとしましょう。
野天風呂は小屋から10分ほど登った場所にあります。
野天風呂への道は、つっちーくんの苦手な斜面をトラバース。
さすが日本最高処の野天風呂、ワイルドですねぇ
さらにこんな坂を下ったところにお風呂がありました。
脱衣所も囲いもない、本当にワイルドなお風呂ですね。
どうやら横の板切れの上で着替えろって事みたいです。
寒さに震えながら服を脱いで風呂にドボン。
おー生き返る。野天風呂からの景色はというと・・・ わぉ!
まさに絶景の野天風呂じゃないですか!
奥に見えるのは硫黄岳ですね。登りたくなるけど今回は行きません。
4ショットで一緒に入ったお兄さんに写真を撮っていただきました。
ちょっとぬるめのお湯で、一度入ると出るに出られず結局長風呂に。
いや~最高だ。
雲上の湯 日本最高処野天風呂を堪能しました。
う~寒!
服を着たら、さっさとテン場に戻りましょう。その前に温泉の看板の前で記念撮影。
さあ、幕に戻ったらさっそく宴会ですよ。
二度目の乾杯の後はTくん特製ホルモンの野菜炒め。
ビールの後は、Tくんから下関産ふぐヒレの差し入れ。
こいつをバーナーで軽く炙って・・・
日本酒をコーヒーボトルでお燗して・・・
ヒレ酒をいただきます。う~美味い♪
独特の香ばしい香りで酒が進んじゃいます。
途中からはガスランタンでお燗をして・・・ちょうどお燗に便利でした。
日本酒と言ったらやっぱり鍋でしょう。
棒ラーメンの残りスープに坦々味の鍋キューブを加え、最後にキムチ味にして味変を楽しみました。
共同装備のタープ寝、広いとは言えませんからね。
寝る場所はジャンケンで決めました。
結局ジャンケンに負けたボクとつっちーくんだけ密接して寝る羽目に。
まあ、これも共同装備の味といえば味かな。
3月07日(日)
朝は6時にお目覚め。
今日も天気は良さそうですね。
昨夜は思ったほど冷え込むこともなく快適な夜を過ごしました。
朝食は鍋の残りに肉とうどんを投入。
お腹いっぱいになったら、のんびりと幕を撤収。
さあ帰りますか。楽しかったね~
帰り道、登山道には白樺の皮がいっぱい落ちていました。
白樺の皮って油分が多いので焚き付けに便利なんですよね。
ソロキャンプ用に少し拾って帰りましょう。
気持ちの良い樹林を歩いて・・・
下りはあっという間、2時間で駐車場まで戻ってきました。
本来ならこれで終わり・・・のはずなんですが温泉好きのつっちーくん、登山口近くの稲子湯にも入りたいというので、車で5分ほどの稲子湯に。
レトロな雰囲気の建物ですね。
入浴料650円をお支払い。この手の温泉にしてはリーズナブルなんじゃないでしょうか。
湯舟はというと、小っちゃ。昨日の野天風呂と変わらないサイズです。
ここの温泉は、鉄っぽい匂いの温泉に硫黄分を含んだ鉱泉を混ぜているようです。お湯が熱めでよく温まりました。
さあ、帰りましょう。と思ったら途中でなぜか清里に寄り道。
清里といえば清泉寮ですね。
ここでコロッケバーガーとジャージー牛乳のランチを食べて、本当に今回の山行は終了。
初めてのピークを目指さない山行でしたが、温泉目的の山っていうのも悪くないですね。
共同装備のタープ寝も楽しかった。
またこのメンバーで山&温泉に行きましょう。
今回のログです。