硫黄岳から横岳まで縦走 赤岳鉱泉テント泊 VS20初張り♪

そーしん

2016年10月24日 22:58

10月21日(金)〜10月23日(日)

今年は厳冬期に、八ヶ岳横岳をやりたいという、ふじぶんさん。

それでは、秋に下見をしておきましょう、ということになりました。

横岳・・・ あのギザギザのお山ですよね。

秋はまだしも厳冬期は・・・ さすがにきついんじゃないかなぁ。





10月21日(金)

21時30分に、ふじぶんさんにお迎えにきていただいて出発。

AM1時前に、赤岳山荘の駐車場に到着しました。

軽く缶チューハイを飲んでお休みなさ~い。

と寝たまでは良かったんですが、さすがに山の気温はぐんと下がりますね。

車中でシュラフを被って寝たんですが、寒くて目が覚めちゃいました。

まだ夏感覚で、薄いシュラフしか持ってこなかった・・・失敗したな。




10月22日(土)

AM5時30分に目覚ましはかけておいたんですが、寒くてシュラフから出る気力が湧かず、

ぐずぐずしてどうにか6時20分に出発です。

いつもの看板前で記念撮影。





いつもだとこの看板を右に進んで南沢ルートで行者小屋方面に向かうんですが、本日は左の

北沢ルートで赤岳鉱泉に向かいます。





南沢ルートはすぐに山道になるんですが、北沢ルートは林道歩き。

まわりの木々も紅葉が始まっていました。





小一時間林道を歩いたところから、山道に。

北沢ルートはその名の通り、沢沿いを登ります。

1時間歩いたところで、ザックを降ろして休憩。

左がふじぶんさんの、おニューのザック。オスプレーの70Lです。

最近のザックはスリムで縦に長いんですね。





しばらく登ると前方に八ヶ岳が見えてきました。

あの突起は本日目指す横岳の大同心かな?





歩き始めから1時間50分ほどで、赤岳鉱泉に到着です。

テント泊の受付をします。

テン泊代は、1000円でした。





賑やかな上の段を避けて、下の段に設営。

先日買った、ダンロップのVS20、初実戦投入です。

お山テントなので、設営時間が短いのはもちろんですが、吊り下げ式って設営簡単なので、

ノンストレス。

こりゃ、いい買い物をしました。

さすが新品テント、皺もなくピンピンですね。

まあ、すぐにクシャクシャになるんだろうけど。





小屋の脇には、赤岳鉱泉名物、アイスクライミング練習用のアイスキャンディーも、着々と

準備が進んでしました。





サブザックに雨具とお昼だけ入れて、再スタートです。

今回は時計回りのルートで硫黄岳から横岳を縦走、地蔵尾根から帰ってくることにしました。

しばらくは樹林帯を歩きます。





木々の間から、赤岳・中岳・阿弥陀岳が顔を覗かせました。

テンション上がりますね~





赤岳鉱泉から1時間ほどで、赤岩の頭到着。

絶景が広がります。

後ろに見えている左半分が本日縦走する横岳。

あのギザギザを歩くんだ。





前方には、諏訪湖の向こうに北アルプスの山々。

この日は湿度が低いのか、遠くの山々まではっきりと見渡せました。




よーく見ると、ちょこんと尖った山が。

先月登った槍ヶ岳ですね。

南アルプス北岳、甲斐駒、仙丈も間近に見えました。




さあ、あと一息。

硫黄岳の山頂を目指します。





最後が意外と急登のうえに、足場が悪くなったりしますが・・・





30分ほどの登りで、だだっ広い硫黄岳の山頂に到着。





反対側の爆裂火口も相変わらずの迫力です。





山頂でランチ、のつもりでしたが強風が吹き始めてそれどころじゃ無いので、先に進みます。

見えている尾根道を、赤岳の手前まで歩きます。





相変わらず強風が吹いているので、硫黄岳山荘の陰に入って風除けにします。




あー、やっと一息つけました。

絶景を見ながらランチにします。





3種肉盛り麺。

名前に惹かれて買っちゃいました。

たしかに肉はたっぷりと入っていましたが、焼肉しょうゆ味・・・

甘口でビミョーでした。

もう買うことは無いでしょう。





お腹も一杯になったところで、横岳山頂を目指します。

それにしても、写真ではわかりずらいんですが相変わらずすごい風が吹き続けています。

稜線なので、さえぎるものが何もありませんからね。

雪の時期はもっと強風が吹くし、きつそうだな。





振り返ると、硫黄岳からの稜線。

左手の白く見えている部分が赤岩の頭。

ぐるっと稜線を歩いてきた感じです。





前方に見える突起は大同心。

下から見えていたアレですね。





尾根まで上がると目の前に富士山!

テンション上がりますね~

雄大だな。




さあ、ここからが横岳の核心部。

岩・岩地帯に入ります。





前方の突起は小同心。





あれ?

よく見ると人がいる。

見ているこっちが怖いんですけど。





横岳の稜線は両側が切れ落ちています。

冬場、足を滑らせたら下まで落っこちちゃいますね。

ちなみに、赤岳鉱泉が小さく見えています。





さあ、ここからが楽しい核心部ですよ~




こんなところをよじ登ったり。




こんなところを進みます。

ちなみに、この下は切れ落ちてます。




そして、たどり着いたのが山頂です。




大同心があんなに下に見えます。





こちらはこれから歩く、あのギザギザの稜線。

奥に見える、赤岳の手前まで行きます。





こちらは小同心。

あれ?

なんか人が登ってくるぞ!

この下も人が歩くような場所じゃないんですけど。

もしかして・・・

そう、さっきまで小同心のてっぺんにいたクライマーの方たちでした。

ちょっとお話しをお聞きしましたが、小同心はクライマー初心者の壁なんだとか。

誰でも体力さえあれば登れますよ、との事。

やめときます(笑)





この写真、わかりずらくて残念なんですが、写真中央に小々同心という感じの切れ落ちた

突起が。

あそこなら行けるんじゃない。




ということで、慎重に歩いて突起の先端で記念撮影。

実はちょービビッてます。




この後、三叉峰、石尊峰、鉾岳、日ノ岳とギザギザが続きます。

そのうちのどれかな?

尖がったかっこいいピークで記念撮影。




楽しい岩登りはまだまだ続きますよ~




前方に八ヶ岳最高峰赤岳が見えてきました。

去年は吹雪の中、ピーク踏んだんですよね。

また行きたいなぁ






この壁、雪がついたらキツいんだろうな。

鎖が出ていればどうにかなるだろうけど。




ギザギザ全部終了したところで振り返ってパチリ。

以上で横岳終了です。




地蔵の頭分岐です。

ここをまっすぐ行けば赤岳山、頂往復だいたい1時間くらいですが・・・

行く?

やめて早く降りてビールを飲みましょうということで意見が一致。




地蔵尾根を下ります。

ここも十分注意が必要ですね。




鎖場や階段の連続です。

阿弥陀岳の勇姿もそろそろ見納めかな。




急登を下って樹林帯に入ると行者小屋に到着。

行者小屋のテン場はテントが隙間無いくらいに張られていました。

赤岳鉱泉で正解だったかも。





行者小屋から赤岳鉱泉に向かう道、やっぱり苔がキレイ。

八ヶ岳に来ていつも感じるのは、苔の美しさですね。





あれ?

何かいる。

と思ったら鹿さんでした。

昼間この距離で見るのは初めてかな。

口笛を吹いたら振り返ってこっちを見ました。




適当なアップダウンだあり。

階段があったりします。

よく見ると・・・




マムートのマークじゃないですか。

スポンサーって事でしょうね。





木の間から横岳が見えました。

一番左が大同心、次が小同心、山頂はもうちょっと右くらいかな?

やっぱり横岳はどれが山頂か分かりませんね。




そうこうするうちに、赤岳鉱泉まで戻ってきました。





さあ、お待ちかねのカンパイです。

この為に登ったといっても過言ではないですからね。




うめ~




さあさ、今日はジンギスカンですよ。

お野菜の上に肉を乗っけていただきます。




本日の宴会場はこんな感じ。

ありがたいことに風は無いんですが、やっぱり寒い。

焼酎のお湯割りがうまい!





次のお山のことやら何やら話しているとあっという間に暗くなりました。




テントに引っ込んで、ヘッドランプをランタンにして、ひとりちびちび。

こんな時、テーブルがあるってうれしいですね。



いつの間にやら眠っていました。




10月23日(日)

夜はやっぱり冷えました。

シュラフにシュラフカバーをして、頭までもぐりこんで寝たんですが、それでも寒かった~

基本的にはシュラフの選択ミスです。

もうちょっと厚手のシュラフにするか、きちんとした防寒着を持って来るべきでした。

反省、反省。




朝ごはんは簡単に、フリーズドライのカニ雑炊。





お湯をかけるだけで、あっという間に完成です。

簡単ですが本格的なお味です。

カニ?のようなものも入っていました。

軽いし簡単だし美味いし、言うことは無いんですが、すぐに腹が減ったのにはまいりました。

山でこれはなしだな。





山はすっかり秋の装いに。

ついこの前まで夏だったんですけどね。

この寒さじゃ、すぐに冬になっちゃいますね。




中央道の渋滞が始まる前に帰りましょう。

ということで、いつものように2日目は下るだけ。

さあ、行きますか。




のんびりとした山歩き。

くだらないことを喋りながら、ゆったりとした時が流れます。




八ヶ岳も見納めかな。




林道にはススキも。

秋ですねぇ





赤岳山荘に戻ってきました。

お疲れ様でした~



渋滞も無く自宅には13時過ぎに到着しました。

基本、月一と決めている登山。

さて、来月はどの山に行こうかな。







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