バリルートで牙山登山とキノコ狩り 高速道路の下でテント泊

そーしん

2024年10月11日 12:43

10月05日(土)~10月06日(日)

今回はバリルートです。バリルートっていうのはバリエーションルートの略で、普段人は歩かないけど一応歩けるよ、というルートと呼んでいいかよくわからないルートのことです。そんなバリルートで浅間山の外輪山牙山に登ってきました。そして高速道路の下でテン泊してからキノコ狩りという、なかなかできない体験も。盛りだくさんな週末でした。



10月05日(土)

朝3時30分に、元所属した山岳会の山友Sさんにお迎えに来ていただき、外環、関越、上信越道を通って6時30分に登山口のある天狗の湯に到着しました。ここで異能☆さんと合流。準備をしたらさあ、行きますか。



30分ほど一般の登山道を歩いたら、ここからバリルートに入ります。もちろん看板なんてありません。なんとなく、人が歩いた跡みたいなのがあるのでそれをたどって進みます。



小川を渡渉したらさっそく踏み跡はなくなりました。ただの笹藪をGPSで確認した方向だけを頼りに進みます。



道は無いので、とにかく方向だけを頼りに登ります。でも、歩きやすいところを登っているといつの間にかずれちゃっているので注意が必要です。



斜面がきつくなってきました。滑落の危険性があるので異能☆さんとSさんはロープで繋がりコンテ。



方向だけで進むので、こんなシャクナゲの茂みも突破しなくちゃいけません。全身ぐちょぐちょのドロドロになりながらとにかく前進あるのみです。



登山道だとジグザグに登って傾斜を緩くするんですが、道があるわけじゃないんで、ジグザグ登っても危険度は変わらないのでひたすら直登します。



ついに岩場に突き当たっちゃいました。ここはロープを出して登るしかありませんね。ヤバイ岩場を直登で強行突破です。



やっと尾根に出ました。尾根をしばらく歩いたらどうやらここが山頂です。すごい達成感ですね。バリルート牙山ゲットです。



山頂直下で初の休憩。ランチタイムにします。さあ、ここからは尾根沿いを歩いて剣ヶ峰に向かいますよ。



あれ?尾根沿いを行くはずが岩の壁に阻まれて進めません。仕方ないので草付きを懸垂で下まで降りて回り込むことにします。



Sさんも懸垂下降。



斜面はとにかく急だし平らな道があるわけじゃないんで、滑らないように慎重に歩きます。トラバースしたらもう一回尾根までの登り返し。地味に体力を削られます。



道なき道をとにかく方向だけ頼りに直登して、どうにか剣ヶ峰の山頂に到着しました。いやはや達成感ありますね。



剣ヶ峰から先は比較的歩いている人がいるルートです。なんとピンクテープ発見!これで生きて帰れますね(笑)



まあ、それでも笹薮になると踏み跡はなくなり、あっち行ったりこっち行ったりですが、基本尾根上を歩けば大きくずれることはありません。



やっと景色が見えました。雨は降らないもののここまでずーっと景色も無しで歩いてきましたからね。



あれ?何かいる・・・と思ったらカモシカさんでした。カモシカって好奇心旺盛ですぐに逃げたりしないんですよね。じーっとこっちを見ていました。



うろうろしながらも、どうにか一般ルートに復帰。遅くとも14時には終わるつもりでしたが、なんと17時になっちゃいました。10時間にもおよぶバリ山行、お疲れさまでした~ 本当に疲れた。



登山口でSさんとはお別れ。
ここからボクと異能☆さんは、新しく入った山岳会の先輩と合流してキノコ狩りに連れて行ってもらいます。
合流ポイントの河口湖近くの高速道路の下へ。高速道路の下?どうやら高速道路を巨大タープにしてその下にテントを張って宴会をしているようです。さすが強者。やることが違うなぁ



大きなテントで宴会です。静岡から合流した先輩の先輩Mさんがマグロを切ってくれました。



今日もキノコ狩りをしてきた先輩らが採ってきてくれたキノコをキノコ汁でいただきます。なんか見たことないキノコだらけだけどうまい!

このシェラカップ、チタンで軽いのに安いんですよ。取っ手もフォールディングできるので、ロッキーカップサイズとシェラカップサイズを重ねていつも持ち歩いています。購入はアマゾンさんで(笑)https://amzn.to/3YftFcW




10月06日(日)

朝です。昨夜は遅かったのでよくわかりませんでしたが、幕営地はこんな感じ。本当に高速道路の真下です。まあ、濡れずに撤収できるし最強のタープですね(笑)



キノコ汁の残りにホウトウを入れて朝食にします。山梨だけにホウトウうまし!



富士山の中腹に移動してキノコ狩りのスタートです。みんな広がって食べられそうなキノコを探します。良さげなキノコを採ったらマイスターの先輩に見せるんですが、7割はブッブー。やっぱりキノコはわかりませんね。



こんなので似たのが何種類もあるんですよ。前のセーフだったのと同じだと思っても、ビミョーに色とか軸とか裏側が違うんですね。コツは匂いを嗅ぐことだそうです。あとはちょこっと齧ってみること。ヤバイのはピリピリくるんだとか。それってヤバくないの?



これは食べられるやつですね。こんな風に生えていたりもします。



富士山では2か所ほど場所を変えてキノコ狩りをしました。



先輩、奥多摩にとっておきの場所があるということで車で奥多摩へ移動。こっちは斜面が急でとても一般人が入れる斜度じゃありません。そりゃ採れるわけだ。それにしても昨日に引き続きひどい斜面歩きです。

※この写真じゃ伝わりませんね。本当にひどい斜面だったんです。


のんなのが生えていましたよ。これはカラカサタケだそうです。傘は大人の手のひらサイズ。大きくて食べ甲斐がありそうです。



これはシメジの仲間だそうです。うまそう♪



奥多摩ではけっこう採れるという松茸は採れませんでしたが、大漁大漁・・・でも先輩によると今回は不漁なんだそうです。


最後に仲良くキノコを分け分けして解散。
家に帰ってさっそくキノコ汁とキノコたっぷりパスタにしていただきました。たっぷりのキノコすごく贅沢な味がしましたよ~ 
春は山菜採り、夏は沢登りに渓流釣り。今度の山岳会は山に登るだけじゃなくて山を遊ぶ先輩がいるので楽しみです。


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