千曲川・荒川の最初の一滴を探しに 甲武信ヶ岳

そーしん

2017年06月07日 22:17

6月2日(金)~6月4日(日)

週末は、荒川と千曲川の源流を訪ねて甲武信ヶ岳に登ってきました。

甲武信ヶ岳・・・その名の通り、甲州・武州・信州の3県にまたがる百名山。

今回は、いつものふじぶんさんに加え、雨男疑惑のkanohanaさんも一緒。

はたして、どうなりましたやら・・・




6月2日(金)

金曜は仕事を早めに切り上げ、ちょっと早めの21時に自宅を出発することができました。

kanohanaさん家も、ふじぶんさんの家も、わが家から車で10分圏内なんですよね。

両家を回って21時20分には出発。

首都高・中央道経由、途中のサービスエリアでちょっと時間をつぶして12時過ぎに

長坂ICを出ました。

インター出るのが12時過ぎると、深夜割引が適用されるんです。

ちょっとの時間で大きな割引!

ちゃんと節約しましたよ。

インターから登山口までの道は、お山に向かう道としては破格に走りやすい道でした。

登山口向かう道って、ほとんど一人じゃ絶対走りたくないような道ばっかりですからね。

インターからけっこう距離があったものの、登山口のある毛木平の無料駐車場に

1時には到着。

おつかれ~

ということで、一杯飲んでおやすみなさい





6月3日(土)

目が覚めたら2週連続で雨・・・ なんて事にはならず、朝から快晴

雨男疑惑のkanohanaさん、ついに卒業か。

これはこれでブログネタ的にはつまらんなぁ(笑)


天気もいいから、車もいっぱい。

駐車場につながる林道まで路上駐車があふれていました。





準備をしたら、さあ行きますか。

歩き始めてしばらくは、車も通れるような林道歩き。

本格的な登山は久しぶりのkanohanaさんに合わせて、ゆっくりとスタートです。





しばらく歩くと普通の登山道に。

でも傾斜もなだらかだし、登山道もよく整備されていて歩きやすい。

そして、何より周りは明るくて美しい森。

新緑の緑が本当に美しい。




登山道の脇には千曲川。

言わずと知れた、新潟に入ると信濃川と名前を変える、日本一の長さを誇る川です。

源流近くは、川というよりは沢に近いですね。





今の季節の山歩きは、汗もかかなくて気持ちのいいなぁ

のんびりと歩きます。





この森、実は苔も美しいんですね。





一面苔に覆われた地面。

この感じ、八ヶ岳に良く似ていますね。





ナメ滝まで歩いたところで、ザックを降ろして大休憩。

今回のザックはこんな感じです。

家を出る前に重さを量ったら、水2L持って16kgだった。

ボクにしては上出来。

最近いろんなものを軽量化したからな。





登るに従い、千曲川の流れもだんだん細くなって・・・





ついに、千曲川・信濃川源流に到着。





そして、ここが千曲川最初の一滴が滴る場所だとか。

この1滴が大河になるかと思うと、不思議な感じです。





源流は、ほぼ枯れちゃってますね。

10秒に1滴くらいしか落ちません。





それでも、無理やり1滴飲んだどー! のつもり。





源流から先は、結構な急登。

それでもしばらく登ると、稜線に出ました。





急登の後の稜線歩きは楽しいですね。





やっと眺望も開けました。

富士山も顔を見せてくれましたよ。





山頂も見えたぞ!

もうすぐだ。





最後のガレ場を登るといよいよ・・・





山頂です。

ここはやっぱり記念撮影でしょ。




山頂からは大パノラマ。

いいねぇ





奥に見えるのは八ヶ岳ですね。

一番高いのが主峰の赤岳。

右に続くギザギザが横岳の稜線で、なだらかな部分が硫黄岳。

去年はあの稜線を歩いたっけ。

やっぱり八ヶ岳はかっこいいなぁ





西に目を移すと、奥の方に雪を被っているのが標高日本2位の北岳と3位の間ノ岳。

ボクがお山デビューをした山です。

あれからすっかり登山にはまっちゃったんだよな。





山頂で昼食・・・とも考えましたが、今日はテン場が混む可能性があるというので先を急ぎます。

山頂からも、気持ちの良い稜線歩きが続き・・・前方には富士山。

これもいいねぇ





山頂から少し下った場所に甲武信小屋がありました。

本日はコチラのテン場にお世話になります。

それにしても、11時過ぎに着いちゃった。

さすがにちょっと早すぎたかな。





シャクナゲのベストシーズンとかで、今日はテン場も混むらしい。

早めにテントを張っちゃいましょうということで、さっそく設営。





お昼前ですが、もういっちゃいましょう。

ということで、かんぱ~い!

あれ?

二人とも下からビール担いできたの?

くそ~

ボクだけお金で解決しちゃった(汗)




いや~キンキンに冷えていてうまいねぇ





一応、昼飯も食べますか。

ノーマルなカレーヌードル、うまし。





そうこうしているうちに、急に雲行きが怪しくなってきたぞ。

やっぱり雨男?

ここで、ザーっと降ればブログ的には面白かったんですが、ボツっと1滴2滴降っただけで

終わっちゃった。

残念





われわれが飲んでいる間も、続々とテン泊の登山者が到着し・・・

もう、隙間ないでしょ!っていうところにも次々とテントが張られテン場はいっぱいに。





天気もあっという間に回復しましたね。

でも、さすがに2400mのテン場は、思ったより冷えます。

まさか、この時期に焼酎のお湯割りを飲むとは思わなかった。





そうそう、忘れないうちに小屋にバッジも買いにいきましたよ。

ついでに、追加の焼酎も。

何しろ昼前から飲み始めてますからね。

焼酎も500mlじゃ足りなくなっちゃった(汗)





晩飯は、乾燥野菜を入れた袋麺のヤキソバ。

コレ、軽いしうまい。

これからはこのパターンありだな。



日が落ちたら急に寒くなり、シュラフにもぐったらあっという間に夢の中へ。

そんなわけで今回は日没後の写真が1枚もありません(笑)




6月4日(日)

この時期は、5時前で明るくなるんですよね。

早寝したので、明るくなるとともに目が覚めちゃいました。

テントを開けるとちょうど朝日が昇るところ。





さあ、朝めしでも食べましょうか。

昨日の残りのおにぎりをお湯に入れて、おかゆにします。

飲みすぎた朝には高菜が美味し。





時間はたっぷりあるので、珍しくコーヒーでも。





まだ二人は起きてないようですね。

一人の時間を楽しみます。





朝食後は、荒川の水源を見に行きます。

テン場の下から登山道が伸びていました。





こちら側の斜面もやっぱり、苔の美しい明るい森です。





ちょうど良い腹ごなしの運動ですね。





テン場から15分ほど下ったところに、荒川源流の碑がありました。

ここから、長瀞なんかを通って東京湾に注ぐんですね。

ちなみに、6/18は長瀞で漕ぐ予定です。




源流の碑の横には残雪が。

この雪解け水が最初の1滴になるんでしょうか。

それにしても甲武信ヶ岳は、千曲川、荒川という大河の源流があるんですね。

ちなみに、別な場所には笛吹川の源流もあるんだとか。

緑豊かで水にも恵まれた良い山です。





登りは30分ほどかかりましたが、テン場まで戻ってきました。





後はのんびりと撤収。

他のテントはみんな撤収済みで、ほとんど最後になっちゃった。

さあ帰りましょう。

帰りはピストンなので、来た道を戻ります。

またまた気持ちの良い稜線歩きから・・・





あっという間に山頂に到着。





八ヶ岳は今日も絶景かな。




そして天気も最高!





千曲川源流を過ぎ、ナメ滝まで降りてきたところで大休憩。

滝も美しいですね。





ここからはゆるやかな下り坂が続き・・・





あれ?

そういえば、名物のシャクナゲってどこかに咲いてた?

花に全く興味の無いおっさん3人、シャクナゲがどういう花かも知らず。

すれ違った人に教えてもらってやっとわかった。

これがシャクナゲです。

一応、ブロガーですからこのくらいは押さえておかないと(笑)





帰りも美しい森を歩き・・・





駐車場まで戻ってきました。



甲武信ヶ岳、いい山だったなぁ

気に入っちゃいました。


さあ、来月はどこに行こうかな。

暑いからやっぱりアルプス系?

晴れるといいなぁ






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