GW前半は、実家に帰省してお山三昧 (守屋山・木曽駒ヶ岳)

そーしん

2016年05月02日 22:02


4月29日(金)~5月1日(日)

GWはいつものように、実家のある長野県諏訪市に帰省しました。

諏訪という場所、住んでいた時は何とも思わなかったんですが、アウトドア遊びをする人にとっては

天国のような場所ですね。

南アルプス、北アルプス、中央アルプスへの中間点。

なおかつ、八ヶ岳のお膝元ですからね。

今回もお山に温泉、たっぷりと満喫してきました




4月29日(金)

お昼を食べたら、いつものように、じーじのお墓参り。

お墓は諏訪湖を見下ろす眺めのよい高台にあります。

八ヶ岳も一望できる好立地。

併設されている公園では、いつも地元の人たちがBBQしていたりして。

いつかはボクもここに入るんですよね。

ここならいいかもと思わせるお墓です。





さあさあ、みんなでお墓参り。

そういえば、しんちゃんって諏訪のじーじが亡くなってから生まれたんだよね。

あれからそんなに経つんだ。





そーしん&いとこがそろって、ハイチーズ。

めずらしく、そーくんが写真撮らせてくれました

あれ?ひとり足りない・・・

というのも、そーしん従姉のみーちゃんは今年から大学生です。

授業の関係で、まだ帰って来れないのだとか。

こうしてだんだん少なくなっちゃうのかな。





諏訪といえば、御柱というお祭りが有名ですよね。

7年に1度のお祭りですが、ちょうど今年がその年なんです。

ハイライトともいえる、木落しや川越しはもう終わりましたが、これからGW後半に建て御柱が

控えています。

今は中休みということで、河川敷に柱が並んでいるというので、帰りに御柱を見に行くことにしました。

おー!これこれ。

さすがにぶっといなぁと喜ぶパパを横目に、そーしんは、たいして興味も無いみたいでした・・・





この後はちょっとした自由時間が。

いつも通り、ちょこっとお山登りに行くことにします。

お山好きのまーちゃん、当然今回も一緒に行くって言うと思ったら、買い物に行きたいから行かない・・・との事。

う~ん、さすが女子高生ともなると、気まぐれだ。

ついに、ここでもおぢさん一人ぼっち

まあ、気を取り直して行きましょう。

御柱の河川敷から15分ほど山を登ったところに、杖突峠の駐車場がありました。

GWだというのに、駐車場がらがらです。

まあ、それほど有名なお山じゃないですからね。

準備をしたら、さあ行きますか。





今回登るのは、守屋山というお山です。

地元民ですら、あまり知らないというマイナーなお山。

低山ながら、絶景が楽しめるらしいので楽しみです。

駐車場脇に登山道の入口がありました。





林間の気持ちの良い登山道。

傾斜もそれほどきつくないのでお散歩気分で歩けます。





この花は何っていう名前なんだろう?

いたるところに咲いていました。

そのうち、歳をとったらこういうお花にも興味が出てくるのかなぁ





しばらく歩くと分杭平という場所に出ました。





こんな山小屋がありました。

宿泊できる感じではなかったので、キャンプ場の管理棟って感じでしょうか。





テン場にもなっているみたいですね。

テントに高校の名前が書いてあったので、地元の高校の登山部のようです。

新歓合宿といったところでしょうか。

いいないいな、これから楽しいこと、いっぱいあるんだろうな。





先を急ぎましょう。

ここからいきなり急登になりました。

さすがに息が上がります。

「がんばれ ここは胸突坂 東峰まで10分」という看板が。

そんじゃ、がんばりますか。





おーっと、一応鎖場もあるんだ。

鎖場といってもどうって事ありませんが。





ほどなくして、絶景の東峰山頂~





低山とは思えぬこの景観。

まずは、八ヶ岳。





そして、諏訪湖。

諏訪湖の左奥には、北アルプスの峰々・・・のはずですが、北アは雲に覆われていました。





正面には中央アルプス。

明日はあそこの山頂だね。楽しみ♪





そして最後は南アルプスの山々。

甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳。

あの山頂に立った事があるんだよな。

感慨もひとしおです。





実は、守屋山にはもう一つのピークがあります。

どうやら、そっちが本当の最高地点ということなので、先に進みます。

東峰のすぐ後ろに石の祠がありました。

なんでも、昔雨乞いをするときに、わざと神様を怒らせるため、この祠を谷底に投げ落としたんだとか。

ずいぶん乱暴な話だな。

今は投げ落とされないように、囲いで覆われていました(笑)





稜線を歩いて主峰に向かいます。





登り返して、20分ほどで守屋山山頂です。





先ほどとはだいぶ角度が変わりましたね。

諏訪湖もはっきり。





相変わらず南アルプスの峰々も雄大です。





せっかくなので、セルフタイマーでパチリ。

なんてやっていると、急に風が強くなってきました。

低山とはいえ、風に吹かれると手がかじかむくらいの寒さです。

まーちゃん連れてこなくて良かったな。

とっとと帰りましょう。





周遊コースの分岐もありましたが、様子がよくわからないので、ピストンで来た道を戻ることにしました。

約2時間20分で、今回のお散歩終了です。

こんなお手軽で絶景の山があるなんて知らなかったな。

今度はママを連れて来よう。









実家に戻ったら、さっそく温泉に。

24時間お風呂に入れるって、何て贅沢なんだ!

まあ、写真はいつもと同じですが(笑)

いや~ それにしても最高ですな。





晩ご飯は、みんなで焼き肉食べ放題。




このお店、食べ放題にしては肉も上質。

う〜ん、満足満足







4月30日(土)

さあ、2日目のお楽しみは初めての中央アルプスです。

朝5時10分、早起きして駒ヶ根に向かいます。

途中、車からはアルプスらしい光景が。

テンション上がりますね~





6時20分、木曽駒ケ岳への基点、菅の台バスセンターに到着しました。

着いた時にはもう、7時の始発バスを待つ行列ができていました。

ちなみに、千畳敷まで行くにはバスとロープウェイを乗り継いでいくことになります。

バスとロープウェイ、往復で大人3900円。

高いなぁ

モンベルカードを提示すると、230円割引になるので、行かれる方はお忘れなく。





残念ながら7時の始発には乗れませんでしたが、7時15分発の臨時便に乗ることができました。





バスに揺られること30分、ロープウェイの、しらび平駅に到着。

8時ちょうどの、ロープウェイで山頂駅に向かいます。





けっこう大きなロープウェイなので、バス1台分40名位ゆうゆう入りました。





ロープウェイに乗っていると、いよいよ雪が見えてきましたよ〜

テンションMAX!





あっという間に標高差950mを登り、標高2600mの千畳敷に。

山頂駅から一歩外に出ると、この絶景!!

千畳敷カールですね。

ちなみにカールとは、氷河が削ってできた地形です。





左を見ると、こんな感じ。





右を見ると、こんな感じ。

やっぱ、アルプスは景色もけた違いだな。





アイゼン着けて、準備完了。

さあ、行きますか。

この日は天気はいいけれど、かなりの強風で体感温度はかなり下がります。

念のために持ってきた予備のインナーを1枚追加しました。

念のためのウェアって必要ですね。





今回は、一人なのでちょー身軽。

サクッと準備完了した時点で、スタートしたのはまだ数人だけのようです。

先行者が2名ほど、小さな点となって見えていますね。

初めての山なのでちょっと心細い感じですが、人のほとんどいない斜面を登りはじめます。





歩き出しはゆるやかでしたが、坂も次第に急になってきました。

ひとりなので、自分のペースで歩きます。





振り返ると、少し離れて大集団。

準備できた人たちがいっせいに登りはじめたようです。

あれに巻き込まれたくないなぁ





いよいよ急登になってきました。

めったにない機会なので、人のトレースを使わず自分で蹴り込みながら登ります。





このくらいの坂になると、ピッケルくんの出番ですね。






雪面にアイゼンを蹴りこみながら、しっかり足場を確保して、一歩一歩確実に登ります。

ゆっくりゆっくり慎重に。





いや~すごい急登、息が上がります。

もう、ずいぶん登ってきましたよ~






やっと、稜線の上、乗越浄土に到着しました。





左には宝剣岳。

かっこいいなぁ

すぐそこなんですが、今日は行きませんよ。

ヘルメット持ってこなかったし、保険も入ってないし。

絶対行きません・・・よ。





右には伊那前岳への稜線かな。





宝剣岳の手前には宝剣山荘がありました。

テント泊している方もいらっしゃるようですね。

ここのテン泊もやってみたいな。





さあ、先に進みましょう。

宝剣山荘の前を通り、木曽駒の手前にある小ピークの中岳をさくっと登って山頂です。

向こうに見えるのは御嶽山ですね。





前方にはやっと、木曽駒ヶ岳山頂が見えました。

見えている建物が、山頂直下の駒ケ岳頂上山荘です。

中岳を一旦山荘の辺りまで下りてから登り返します。






雪が溶けて岩ゴロゴロの中岳を下ったら、いよいよ木曽駒ケ岳最後の急登です。





息を切らせながら急登を登り終わると・・・人が立っていますね。

どうやらあそこがピークのようです。





山頂と書いた看板が雪に埋まっていました。

2956m木曽駒ケ岳山頂に到着です。

埋まった看板と一緒に写真を撮っていただきました。





自撮りも。

おつかれ~





宝剣岳方面を振り返ります。

山頂からも、なかなかの眺め。





さあ、帰りはお楽しみのヒップソリを・・・とザックから取り出した瞬間手からポロリ。

あれっと思う間に、ヒップソリだけ勝手に滑って行っちゃった(汗)





どこまでいっちゃうんだよ〜

と思ったら、ラッキーにも途中の木が出た場所に引っかかって止まっていました。





さあ、気を取り直してふたたびGO!

山荘付近まで一気に降りてきました





さあ、中岳への登り返しです。

山頂方面は雪が無く岩ゴロゴロで歩きにくかったので、巻いてみます。

こっち方面、今日は誰も歩いていないようですね。

雪山歩きの良い練習になります。





トラバースの稜線上に途中でこんな物体が。

人工衛星みたいだけど、これは何?





宝剣山荘と宝剣岳。

宝剣、かっこいいなぁ

でも今日は行かないけどね・・・たぶん。





宝剣山荘まで戻ってきました。

宝剣岳までの稜線。

登らないけどね・・・ちょっとだけ近くから見てみようかな。





うわ!やっぱヤバそう。

近くで見ると、さらに迫力あるな。





直下まで近寄ってみました。

雪、けっこうあるよね。

やっぱ、やばいかな?





下を見ると、斜面は切れ落ちてますね。

踏み外したら、間違いなく下まで滑落でしょう。





宝剣に登るにはこの鎖場を行かなくちゃいけないみたいです。

氷と雪と岩のミックス。

分かりずらいかもしれませんが、部分的に完全につるつるに凍っていました。

う~ん、これはやっぱりヤバそうですね。

しくじって落ちると、さっきの谷底まで真っ逆さまだし・・・

この先はもっとヤバイ場所ありそうだし・・・

登りより下りはもっと怖いし・・・

行きたいけど、今日のところはここで引き返すことを決断。

うん、ここで引き返す勇気、自分で自分を褒めてあげよう。

今度、無雪期にリベンジするとします。





そうと決まったら、風を避けながらランチタイムに。

お湯を沸かして。





いつものカップラーメン。

冷えた体に暖かいラーメンが沁みわたります。





さあ、帰りますか。

登ってきたカールを下ります。

滑落しないように慎重に。





一歩一歩、ゆっくり下ります。





下に人もいなくなったし、逝っちゃいますか。





ビューっとあっという間に下山。

これ、ちょー楽しい。





最後に自撮りで記念撮影。

お手軽な上に絶景、楽しい山でした。





山頂駅で、お約束のバッジお買い上げ~





12時のロープウェイまで時間つぶしに駅の裏手に。

南アルプスの山々が絶景。

今年は鳳凰三山やりたいな。





帰りもロープウェイでしらび平らまで降りてきました。

帰りのバスも臨時便が出ていて、ほとんど待つことなく菅の台バスターミナルへ。

途中の橋から木曽駒を振り返りました。

また来よう。





菅の台バスターミナルで駐車場代600円お支払いして、13時には駐車場を後にしました。

14時30分には、無事実家に帰還。

やっぱり、温泉につかってビールを一杯。

こりゃ極楽じゃ。

夜は出かけずに家でお寿司とピザで済ませました。



そんなわけで、GW前半戦が終了。

お山三昧の充実した前半戦でした。

さあ、そうなったらGW後半戦はやっぱり川でしょ。

ということで、後半戦に突入します。









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