2021年06月25日
コースタイム17時間超 皇海山クラシックルートに挑戦!
6月20日(日)~6月21日(月)
百名山を目指すお仲間から、「皇海山」をやりませんかとのお誘いが。皇海山といえば、ボクは6年前に皇海橋ってところから登っているんですよね。
ただ、この皇海橋ルートというのが、眺望も全くないつまらないルートで、ただ山頂に登ったというだけのルートだったんですよね。それもそのはず、百名山を選んだ深田久弥さんが登ったのとは全くの別ルートだったんです。
ということで、今回は深田さんも歩いたクラシックルートと呼ばれる庚申山を通るルートで皇海山にチャレンジしてきました。コースタイム17時間という超ロングルート、はたしてどうなりましたでしょうか。
6年前に皇海橋から皇海山に登った時の様子はコチラ
6月20日(日)
百名山仲間のTさんと23時10分にボクの地元新越谷駅で待ち合わせ。
時間も遅いので、高速&有料道をを使って銀山平の駐車場には2時に到着。
スタートも早いので、即おやすみなさい。
6月21日(月)
行程が長いので、4時にはスタート。
結局1時間ちょっとしか眠れませんでした。
舗装された道路歩きでスタート。途中からから砂利道に変わりました。
しばらくは、特に面白くもない林道歩きが続きます。
スタートから50分ほどで一の鳥居に到着。
ここから本格的な登山道の始まりです。
登山道の脇には、色んな形の岩があり、名前が付いています。
これは夫婦蛙岩だそうです。
言われれば、そう見えなくもない・・・かな。
出発から1時間40分ほどで庚申山荘に到着しました。
コースタイム4時間のところを半分以下のペースです!
それもそのはず、Tさん普段はトレランで鍛えているんですよね。
後にピタリと付かれてスピードを緩めるわけにもいかず、オーバーペースでここまで来ちゃいました。
こんなペースで最後までもつのか。オレ(-_-;)
後になんか、岩壁見えるけど・・・もしかしてあれ登るのかな?
ちなみに庚申山荘の中はこんな感じ。
ハイシーズン以外は無人なので、有料の避難小屋といった感じです。
有料だけあってキレイですね。この日も数名の宿泊者がいらっしゃいました。
登山道は小屋の裏へと続き・・・やっぱりさっき見えた岩壁方面に向かっています。
岸壁の下に出ました。やはりさっき見た岩壁を登るようです。
いきなり岩のくぼみを腰をかがめて歩かされたり・・・
岩の間をロープや梯子で登ったり・・・
かなり難儀な登山道が続きます。
岩壁にへばりつく鎖や梯子。落ちたらケガじゃ済みませんからね。慎重に行きますよ。
岩壁の向こうには雲海が広がります。
一の門に到着。
一の門を過ぎ、稜線まで登ると急に視界が開けました。遠くの山々まで見渡せます。
間もなく庚申山の山頂に到着しました。
残念ながら眺望はありませんね。先日登った中倉山までの稜線が見えると期待したんですが。
一応記念撮影。
山頂から少し歩くと展望スポットがありました。
目指す皇海山がバーン!
皇海山ってこんな形の山だったんだ。
何しろ皇海橋からのルートでは、全容どころか何もわかりませんでしたからね。
これぞ百名山にふさわしい山容です。
遠くの山々まではっきりと見えますね。梅雨時なのに本当にラッキーです。
庚申山からはアップダウンを繰り返して小ピークを通過する尾根歩きが続きます。
まずは薬師岳山頂に到着。
薬師岳といっても百名山の薬師岳じゃありませんよ(笑)
だいぶ皇海山が近づいて来ましたね。
今度は白山です。
白山といっても百名山の白山じゃありませんよ(笑)(笑)
皇海山の前に立ちはだかるのが鋸山。
まるで岩壁じゃないですか。
よく見ると岩壁の左端に鎖が掛かっています。
あれを登るんだ・・・
その前に、これを下らなくちゃいけないんですね。
かなりの高さの鎖場です。
中間点まで降りてきました。
足掛かりが少ないやっかいな鎖場です。
慎重に下ります。
長いのが終わったと思ったら、まだまだ鎖場が連発。
いよいよこのルートの核心部ですね。
下りきると、先ほど見えた鋸山の岩壁です。
まずは岩壁をトラバースして反対側へ。
そして、先ほど見えた岩壁の左側を直登。
クラシックルートだけあってずいぶん年季の入ったトラロープもありますが、信用できそうなロープをつかんで登ります。
振り返ると歩いてきた庚申山への稜線です。
こうしてみると、たいしてギザギザにはみえないんですけどね。
岩壁の先にもまだまだ梯子&鎖が。
ピークがあったので、やっと鋸山の山頂か・・・と思ったら剣ノ山でした(笑)
岩壁の上がすぐ山頂だと思い込んでいたんですが、その先もアップダウンが続きます。
足掛かりの少ない岩が多いので降りるのには腕力が必要です。
やっと鋸山山頂に到着しました。
長かったなぁ
ここから皇海山はピストンで戻ってくるので山頂にザックをデポして水だけ持って皇海山に向かいます。
えっ
いきなり強烈な下りですね。
岩がもろいので落石注意です。
少し間隔を開けながら慎重に降ります。
それでも岩が落ちてきて危なかった汗
急斜面の下りで一気に高度を下げます。
これ、帰りは登り返さなくちゃいけないんだよな。
それを考えるとちょっとブルー。
急斜面を下り、皇海山の鞍部までやってきました。
これは見覚えのある分岐の看板ですね。
左に行くと皇海橋へのルートです。
今は皇海橋への林道が崩落により廃道になってしまったので、百名山を目指す人はみんなクラシックルートをやらなきゃいけなくなったんですよね。
百名山の日帰り最難関はコースタイムが長い平が岳と言われていましたが、これからは皇海山でしょうね。
振り返ると、今下ってきた鋸山です。
鞍部から急登をガッツリ登ったら山頂に到着です。
久しぶりの皇海山山頂ですが、やっぱり眺望はありません。
相変わらず残念な山頂ですが、今回はやたらと達成感はありました。
山頂下の有名な剣で記念撮影。
さあ、目的は果たしたので鋸山に戻りますよ。
こんなロープ場をよじ登り・・・
長いロープ場も石を落とさないように慎重に。
鋸山山頂まで戻ってきました。
帰りは周回ルートで戻りますよ。あの岩壁を下りたくないですからね。
この尾根伝いに六林班峠に向かいます。
六林班峠に到着。ここを左に曲がります。
周回ルート、昔は藪漕ぎで有名なルートでしたが、さすがに登山者が増えたおかげでしょうか。
ちゃんと笹が刈られて登山道がはっきり分かるようになっていました。
片側が切れ落ちた斜面の巻き道歩きが延々続きます。
時折沢の渡渉も。
うわっ!
何かいる!と思ったら登山道に小鹿が横たわっていました。
どうやらケガをしているみたいで、近寄っても逃げません。
う~ん、お母さんはどこにいるんだろう。助けてあげたいけどどうすることもできませんね。無事元気になるといいんだけど。
長かった巻き道も終わりやっと庚申山荘に戻ってきました。
本当にうんざりするほど長かった。
今度はここに泊まってのんびりと庚申山だけやろうかな。
ここまでくれば、域と同じ道を下るだけ。
小走りで降りて、帰りはちょっと寄り道して庚申七滝を見物。
橋の上に3段かな。
橋の下に4段?
なかなか見事な滝でした。
最後に長い林道を歩いて15時30分にゴール。
Tさんに煽られたおかげで、コースタイム17時間のところを、11時間30分で降りてきました。ボクとしては異例の早さです。
いやぁ疲れた。
クラシックルートは、良いルートだけどもう一度やりたいとは思いませんね。
今度は、のんびりと山中でお酒飲めるやつをやろう。
百名山を目指すお仲間から、「皇海山」をやりませんかとのお誘いが。皇海山といえば、ボクは6年前に皇海橋ってところから登っているんですよね。
ただ、この皇海橋ルートというのが、眺望も全くないつまらないルートで、ただ山頂に登ったというだけのルートだったんですよね。それもそのはず、百名山を選んだ深田久弥さんが登ったのとは全くの別ルートだったんです。
ということで、今回は深田さんも歩いたクラシックルートと呼ばれる庚申山を通るルートで皇海山にチャレンジしてきました。コースタイム17時間という超ロングルート、はたしてどうなりましたでしょうか。
6年前に皇海橋から皇海山に登った時の様子はコチラ
6月20日(日)
百名山仲間のTさんと23時10分にボクの地元新越谷駅で待ち合わせ。
時間も遅いので、高速&有料道をを使って銀山平の駐車場には2時に到着。
スタートも早いので、即おやすみなさい。
6月21日(月)
行程が長いので、4時にはスタート。
結局1時間ちょっとしか眠れませんでした。
舗装された道路歩きでスタート。途中からから砂利道に変わりました。
しばらくは、特に面白くもない林道歩きが続きます。
スタートから50分ほどで一の鳥居に到着。
ここから本格的な登山道の始まりです。
登山道の脇には、色んな形の岩があり、名前が付いています。
これは夫婦蛙岩だそうです。
言われれば、そう見えなくもない・・・かな。
出発から1時間40分ほどで庚申山荘に到着しました。
コースタイム4時間のところを半分以下のペースです!
それもそのはず、Tさん普段はトレランで鍛えているんですよね。
後にピタリと付かれてスピードを緩めるわけにもいかず、オーバーペースでここまで来ちゃいました。
こんなペースで最後までもつのか。オレ(-_-;)
後になんか、岩壁見えるけど・・・もしかしてあれ登るのかな?
ちなみに庚申山荘の中はこんな感じ。
ハイシーズン以外は無人なので、有料の避難小屋といった感じです。
有料だけあってキレイですね。この日も数名の宿泊者がいらっしゃいました。
登山道は小屋の裏へと続き・・・やっぱりさっき見えた岩壁方面に向かっています。
岸壁の下に出ました。やはりさっき見た岩壁を登るようです。
いきなり岩のくぼみを腰をかがめて歩かされたり・・・
岩の間をロープや梯子で登ったり・・・
かなり難儀な登山道が続きます。
岩壁にへばりつく鎖や梯子。落ちたらケガじゃ済みませんからね。慎重に行きますよ。
岩壁の向こうには雲海が広がります。
一の門に到着。
一の門を過ぎ、稜線まで登ると急に視界が開けました。遠くの山々まで見渡せます。
間もなく庚申山の山頂に到着しました。
残念ながら眺望はありませんね。先日登った中倉山までの稜線が見えると期待したんですが。
一応記念撮影。
山頂から少し歩くと展望スポットがありました。
目指す皇海山がバーン!
皇海山ってこんな形の山だったんだ。
何しろ皇海橋からのルートでは、全容どころか何もわかりませんでしたからね。
これぞ百名山にふさわしい山容です。
遠くの山々まではっきりと見えますね。梅雨時なのに本当にラッキーです。
庚申山からはアップダウンを繰り返して小ピークを通過する尾根歩きが続きます。
まずは薬師岳山頂に到着。
薬師岳といっても百名山の薬師岳じゃありませんよ(笑)
だいぶ皇海山が近づいて来ましたね。
今度は白山です。
白山といっても百名山の白山じゃありませんよ(笑)(笑)
皇海山の前に立ちはだかるのが鋸山。
まるで岩壁じゃないですか。
よく見ると岩壁の左端に鎖が掛かっています。
あれを登るんだ・・・
その前に、これを下らなくちゃいけないんですね。
かなりの高さの鎖場です。
中間点まで降りてきました。
足掛かりが少ないやっかいな鎖場です。
慎重に下ります。
長いのが終わったと思ったら、まだまだ鎖場が連発。
いよいよこのルートの核心部ですね。
下りきると、先ほど見えた鋸山の岩壁です。
まずは岩壁をトラバースして反対側へ。
そして、先ほど見えた岩壁の左側を直登。
クラシックルートだけあってずいぶん年季の入ったトラロープもありますが、信用できそうなロープをつかんで登ります。
振り返ると歩いてきた庚申山への稜線です。
こうしてみると、たいしてギザギザにはみえないんですけどね。
岩壁の先にもまだまだ梯子&鎖が。
ピークがあったので、やっと鋸山の山頂か・・・と思ったら剣ノ山でした(笑)
岩壁の上がすぐ山頂だと思い込んでいたんですが、その先もアップダウンが続きます。
足掛かりの少ない岩が多いので降りるのには腕力が必要です。
やっと鋸山山頂に到着しました。
長かったなぁ
ここから皇海山はピストンで戻ってくるので山頂にザックをデポして水だけ持って皇海山に向かいます。
えっ
いきなり強烈な下りですね。
岩がもろいので落石注意です。
少し間隔を開けながら慎重に降ります。
それでも岩が落ちてきて危なかった汗
急斜面の下りで一気に高度を下げます。
これ、帰りは登り返さなくちゃいけないんだよな。
それを考えるとちょっとブルー。
急斜面を下り、皇海山の鞍部までやってきました。
これは見覚えのある分岐の看板ですね。
左に行くと皇海橋へのルートです。
今は皇海橋への林道が崩落により廃道になってしまったので、百名山を目指す人はみんなクラシックルートをやらなきゃいけなくなったんですよね。
百名山の日帰り最難関はコースタイムが長い平が岳と言われていましたが、これからは皇海山でしょうね。
振り返ると、今下ってきた鋸山です。
鞍部から急登をガッツリ登ったら山頂に到着です。
久しぶりの皇海山山頂ですが、やっぱり眺望はありません。
相変わらず残念な山頂ですが、今回はやたらと達成感はありました。
山頂下の有名な剣で記念撮影。
さあ、目的は果たしたので鋸山に戻りますよ。
こんなロープ場をよじ登り・・・
長いロープ場も石を落とさないように慎重に。
鋸山山頂まで戻ってきました。
帰りは周回ルートで戻りますよ。あの岩壁を下りたくないですからね。
この尾根伝いに六林班峠に向かいます。
六林班峠に到着。ここを左に曲がります。
周回ルート、昔は藪漕ぎで有名なルートでしたが、さすがに登山者が増えたおかげでしょうか。
ちゃんと笹が刈られて登山道がはっきり分かるようになっていました。
片側が切れ落ちた斜面の巻き道歩きが延々続きます。
時折沢の渡渉も。
うわっ!
何かいる!と思ったら登山道に小鹿が横たわっていました。
どうやらケガをしているみたいで、近寄っても逃げません。
う~ん、お母さんはどこにいるんだろう。助けてあげたいけどどうすることもできませんね。無事元気になるといいんだけど。
長かった巻き道も終わりやっと庚申山荘に戻ってきました。
本当にうんざりするほど長かった。
今度はここに泊まってのんびりと庚申山だけやろうかな。
ここまでくれば、域と同じ道を下るだけ。
小走りで降りて、帰りはちょっと寄り道して庚申七滝を見物。
橋の上に3段かな。
橋の下に4段?
なかなか見事な滝でした。
最後に長い林道を歩いて15時30分にゴール。
Tさんに煽られたおかげで、コースタイム17時間のところを、11時間30分で降りてきました。ボクとしては異例の早さです。
いやぁ疲れた。
クラシックルートは、良いルートだけどもう一度やりたいとは思いませんね。
今度は、のんびりと山中でお酒飲めるやつをやろう。
この記事へのコメント
このハードなルートで、
5時間半も縮める速度で、
それを11時間半歩く。
そしてこの内容で日帰りとは。
さらに車で帰るんですよね。
信じられないタフさです。
岩場も上から見ると、
木の天辺から見るような角度。
ここを下ったり登ったり。
いや~脱帽です。
5時間半も縮める速度で、
それを11時間半歩く。
そしてこの内容で日帰りとは。
さらに車で帰るんですよね。
信じられないタフさです。
岩場も上から見ると、
木の天辺から見るような角度。
ここを下ったり登ったり。
いや~脱帽です。
Posted by なまずの里 at 2021年06月29日 10:08
なまずの里さん
このルートはかなりタフなルートですね。
長い上に鎖場が連続します。
でも、まずまず眺望があるので良いルートだとは思いますよ。
もうやらないと思うけど(笑)
おとといワクチン2回目打ったんですが、昨日は38.7度の熱で大変でした。
山の予定入れなくて良かった。
このルートはかなりタフなルートですね。
長い上に鎖場が連続します。
でも、まずまず眺望があるので良いルートだとは思いますよ。
もうやらないと思うけど(笑)
おとといワクチン2回目打ったんですが、昨日は38.7度の熱で大変でした。
山の予定入れなくて良かった。
Posted by そーしん at 2021年06月29日 16:16